JP2004203600A - 吊り下げ搬送装置における荷の受け渡し装置 - Google Patents

吊り下げ搬送装置における荷の受け渡し装置 Download PDF

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Abstract

【課題】トロリーに装着するキャリヤ等の構造の簡素化と重量の軽減を図るとともに、荷を安全かつ確実に受け渡しすることができるようにした、吊り下げ搬送装置における荷の受け渡し装置を提供する。
【解決手段】走行レール1に懸架され、かつ駆動手段6により、走行レール1に沿って走行させられるようにしたトロリー3にキャリヤ5を吊支し、キャリヤ5に、下端部の鉤形係合部20aが荷の係止部に係合して、荷を吊支可能なフック20を、ほぼ下方を向く係止位置と、荷の係止部から離脱しうる解除位置とに回動可能として枢着し、フック20の下端に傾斜縁27を設け、さらに、荷の受け渡し位置において、キャリヤ5を昇降させる昇降手段14と、フック20を解除位置に回動させる解除手段30とを設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工場や倉庫内の高所に配設した走行レールに沿ってトロリーを走行させ、このトロリーに荷を吊支して搬送するようにした吊り下げ搬送装置において、荷をトロリーに吊支させたり、トロリーから離脱させたりする荷の受け渡し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の装置には、走行レールに沿って走行するトロリー(台車)に、荷台を昇降自在に吊支し、上記荷台にモータ駆動式のローラコンベヤを設けて、そのローラコンベヤにより、荷の受け渡しをするようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、トロリー(走行台車)の下部に設けた昇降機構により、ハンドリング機構を1対のベルトをもって昇降自在に吊支し、ハンドリング機構における1対のハンド部材を、荷であるバケットの上部周縁に係合して吊支したり、両ハンド部材を開くことにより、バケットを離したりしうるようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第3030529号公報(図4〜図7)。
【特許文献2】
特開平5−139540号公報(図2〜図6)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者では、荷台にローラコンベヤ等を載置しているため、荷台の重量が大となり、トロリーの走行用の駆動力を大きくしなければならず、また、構造が複雑化し、装置全体のコストが高くつく。
また、後者(前者も)では、各トロリー毎に、昇降手段とハンドリング機構とを設けなければならず、1トロリー当たりの単価が高くつくとともに、ハンドリング機構の制御や各ハンドリング機構への指令の伝達が煩雑となる。
【0006】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、トロリーに装着するキャリヤ等の構造の簡素化と重量の軽減を図るとともに、荷を安全かつ確実に受け渡しすることができるようにした、吊り下げ搬送装置における荷の受け渡し装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)走行レールに懸架され、かつ駆動手段により、走行レールに沿って走行させられるようにしたトロリーに、キャリヤを吊支し、前記キャリヤに、下端部の鉤形係合部が荷の係止部に係合して、荷を吊支可能なフックを、ほぼ下方を向く係止位置と、荷の係止部から離脱しうる解除位置とに回動可能として枢着し、かつ前記フックの下端に、荷の係止部のほぼ真上から下降することにより、荷の係止部に摺接して、フックを係止位置から解除位置へ回動させるようにした傾斜縁を設け、さらに、荷の受け渡し位置において、前記キャリヤを昇降させる昇降手段と、前記フックを解除位置に回動させる解除手段とを設ける。
【0008】
(2)上記(1)項において、昇降手段と解除手段とを、荷の受け渡し位置に配設した固定体に設ける。
【0009】
(3)上記(1)または(2)項において、昇降手段が、トロリーが懸架された走行レールの一部を昇降させることにより、キャリヤを昇降させるようにしたものとする。
【0010】
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、駆動手段が、走行レールと平行に、かつ中心軸線回りに回転可能として配設されたドライブシャフトと、このドライブシャフトを回転させる回転手段と、トロリーに設けられ、かつドライブシャフトの外周面に、その外周面の螺旋方向に転動するようにして圧接された複数の駆動力伝達用のホイールとを備え、前記走行レールの一部と、それと平行をなすドライブシャフトの一部と、このドライブシャフトの一部のみを回転させる回転手段とを、昇降手段により昇降させるようにする。
【0011】
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、解除手段を、昇降手段により昇降させられるようにした走行レールの一部と一体をなす部材に設ける。
【0012】
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、解除手段が、作動時に、フックの一部に当接して、フックを解除位置に押動することができ、不作動時には、トロリー、並びにそれに吊支されたキャリヤ及びフックの走行を妨げない退避位置に退避するようにした作動部材と、該作動部材を作動位置及び退避位置に移動させるアクチュエータとを備えるものとする。
【0013】
(7)上記(6)項において、アクチュエータを、エアシリンダ装置とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、添付図面を参照して説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施形態を示す。
【0015】
吊り下げ搬送装置は、工場や倉庫等における人の身長より高い所において、ほぼ水平(登り傾斜または下り傾斜とすることもある。)に、平面視において全体として閉ループ状をなすように、しかも互いに所要の間隔をもって平行をなすように配設された1対の走行レール(1)(図1に想像線で示す)と、各走行レール(1)上を転動する前後2個ずつの車輪(2)(2)を側面に有するトロリー(3)と、両走行レール(1)(1)の間を通って、2個のトロリー(3)(3)から垂下する1対の吊支杆(4)(4)により吊支されたキャリヤ(5)と、トロリー(3)を駆動する駆動手段(6)とを備えている。
【0016】
駆動手段(6)は、両走行レール(1)(1)の間隙の直上位置に、両走行レール(1)(1)と平行に配設されたドライブシャフト(7)と、このドライブシャフト(7)を所要の方向に回転させる回転手段(8)と、各トロリー(3)の上面に、若干上下動可能で、かつ常時上向きにばね付勢されて装着されたホイールマウント(9)と、このホイールマウント(9)に軸着され、かつドライブシャフト(7)の外周面に、その外周面の螺旋方向に転動するようにして圧接された4個の駆動力伝達用のホイール(10)とを備えている。
【0017】
なお、図1及び図2には、荷の受け渡し装置(11)における昇降式のドライブシャフト(7a)用の回転手段(8)のみを図示し、想像線で示す他の据え付け式のドライブシャフト(7)用の回転手段については、図示を省略してある。
【0018】
閉ループをなす走行レール(1)(1)の長手方向の所望の位置に定めた荷の受け渡し位置(A)においては、走行レール(1)(1)の一部である昇降式の走行レール(1a)(1a)と、ドライブシャフト(7)の一部である上記の昇降式のドライブシャフト(7a)とが、他部と切り離されて、回転手段(8)とともに昇降枠(12)に支持されている。
【0019】
昇降枠(12)は、荷の受け渡し位置(A)におけるドライブシャフト(7)(7a)より上方に配設された建物のビーム(固定体)(13)に設けた、互いに同期して作動する左右1対のエアシリンダ装置(昇降手段)(14)(14)における上下方向を向くピストンロッド(15)(15)の下端に上端両側部が固着され、両側中位部で、ドライブシャフト(7a)を回転自在に軸受するとともに、側面視下向きコ字状をなす両側枠(16)(16)の下端部で、前後の走行レール(1a)(1a)を支持している。
【0020】
昇降枠(12)は、エアシリンダ装置(14)(14)の作動により、図1及び図4(a)に示すように、走行レール(1a)(1a)及びドライブシャフト(7a)が、他の走行レール(1)(1)やドライブシャフト(7)と一直線状に整合する上昇位置と、図4(c)に示すように、ピストンロッド(15)(15)の下降ストローク分だけ下降した下降位置とに昇降しうるようになっている。
【0021】
キャリヤ(5)は、左右の吊支杆(4)(4)の下端に上端部が固着された側面視下向きコ字状の両側枠(17)(17)の中位部と下端部とに、長さの異なる上下2段の横杆(18)(19)の両側部を固着したものよりなり、上方の横杆(18)より長くした下方の横杆(19)の両端部には、下端部に内向きの鉤形係合部(20a)を有する上下方向を向くフック(20)の中間部が、前後方向を向く軸(21)をもって枢着されている。
【0022】
より詳しくは、フック(20)は、図2に示すように、上下方向に長い前部のフック片(22)と、その枢軸部より上方の部分を切除したのと同様の形状とした後方のフック片(23)と、両フック片(22)(23)の内側縁に前後の端部が溶接され、かつ前後方向の中間部に底面視U字状の切欠き(24)が設けられた前後方向を向く正面視ほぼJ字状の受け片(25)と、この受け片(25)の背面における中間部の2個所に溶接された2枚の補強片(26)とからなっている。
【0023】
各フック(20)、より詳しくは前後のフック片(22)(23)の下端には、内上方に向かって後傾する傾斜縁(27)が形成されている。
【0024】
各フック(20)は、常時は、図1に実線で示すように、自重により真下を向き、鉤形係合部(20a)が、荷の係止部、すなわちこの例では、ボックスカート(28)の両側の上部水平杆(29)(図4及び図5参照)に係合して、ボックスカート(28)を吊支可能な係止位置に位置しているが、後述する解除手段(30)の作動により、図1に想像線で示すように、下端が左右方向外側に開いて、上部水平杆(29)から離脱可能な解除位置に回動しうるようになっている。
【0025】
解除手段(30)は、前方の走行レール(7a)の前面両側部に固着した1対の支持板(31)(31)と、各支持板(31)に前後方向の軸(32)をもって枢着された作動レバー(作動部材)(33)と、左右方向を向くシリンダ(34)の内端部が上記支持板(31)に前後方向を向く軸(35)をもって枢着され、かつシリンダ(34)の外端部より外側方に向かって延出するピストンロッド(36)の先端部が作動レバー(33)の基端部に連結され、ピストンロッド(36)がシリンダ(34)より進退することにより、作動レバー(33)の先端部を、図1に想像線で示すように、下方を向き、かつフック(20)の上端部を解除位置まで押動する作動位置と、図1に実線で示すように、左右方向の外側を向き、走行レール(1)(1a)に沿うトロリー(3)、並びにそれに装着されたキャリヤ(5)及びフック(20)の走行を妨げないほぼ水平の退避位置とに回動させることができるようにしたエアシリンダ装置からなるアクチュエータ(37)とからなっている。
【0026】
図1〜図3に示すように、回転手段(8)は、モータ(38)に連結した減速装置(39)の出力軸(40)に固嵌したプーリ(41)と、ドライブシャフト(7a)のほぼ中央部の外周面に設けた環状溝(42)とに、ベルト(43)を掛け回したものよりなっている。(44)は、テンションプーリである。
【0027】
モータ(38)を作動させると、ベルト(43)が無端回走させられて、ドライブシャフト(7a)は所要の方向に回転させられる。
【0028】
環状溝(42)に掛け回された部分のベルト(43)の下半部の外周面と、ドライブシャフト(7a)の外周面とはほぼ同一面となるようにしてあり、これによって、ホイール(10)が、環状溝(42)に落ち込んだり、または環状溝(42)より突出したベルト(43)の外周面に乗り上がったりして、走行が不円滑になるのを防止している。
【0029】
次に、この実施形態の作用について説明する。
なお、走行レール(1)(1a)またはその近傍には、トロリー(3)が到達したことを検出する多数の位置検出用のセンサ等が設けられ、それらの検出データに基づいて、トロリー(3)の走行制御が行なわれるが、それらについては、図示及び詳細な説明は省略する。
【0030】
図4(a)(図4(a)〜(d)においては、回転手段(8)及び解除手段(30)を省略して示してある。)に示すように、キャリア(5)を吊支する2個のトロリー(3)(3)が、荷の受け渡し装置(11)における走行レール(1a)(1a)上に位置し、かつドライブシャフト(7a)の回転が停止している状態で、左右のエアシリンダ装置(14)(14)よりピストンロッド(15)(15)を同期して下降させると、昇降枠(12)とともに、
走行レール(1a)(1a)、その上に載置されている1対のトロリー(3)(3)、ドライブシャフト(7a)等が、一体となって下降させられる。
【0031】
その途中で、図4(b)に示すように、真下を向く、すなわち係止位置に位置している左右のフック(20)(20)の下端における傾斜縁(27)が、荷の受け渡し位置(A)の床面(45)上に設けられた、上部が拡開する位置決め枠(46)内に配設されたボックスカート(28)における両側部の上部水平杆(29)に摺接して、両フック(20)(20)が左右両側方に開くように回動させられ、両フック(20)(20)の鉤形係合部(20a)(20a)が上部水平杆(29)を通過すると、図4(c)に示すように、両フック(20)(20)は、自重により係止位置に復帰し、鉤形係合部(20a)は各上部水平杆(29)の下側に係合する。
【0032】
このとき、フック(20)における受け片(25)の切欠き(24)(図2参照)に、ボックスカート(28)の両側部における上部水平杆(29)の中間部より垂下する縦線材(図示略)の上端部が係合するようにすると、キャリヤ(5)に対するボックスカート(28)の前後方向の位置ずれを防止することができる。
【0033】
なお、上記縦線材は、図4(a)に示すボックスカート(28)の前面に現われている格子(47)を形成する4本の縦線材(47a)と同様のもので、ボックスカート(28)の両側面に設けられた3本の縦線材のうちの中央のものとするのがよい。
【0034】
(47b)は、前面の格子(47)を形成する2本の横線材である。
【0035】
次に、ピストンロッド(15)(15)を上方に引き上げるように、両エアシリンダ装置(14)(14)を作動させると、図4(d)に示すように、昇降枠(12)等とともに、ボックスカート(28)は、係止位置に位置している左右のフック(20)(20)に上部水平杆(29)(29)が係止されて吊り上げられる。
【0036】
昇降枠(12)が上昇位置に達して停止した後、回転手段(8)を作動させて、ドライブシャフト(7a)及びその他のドライブシャフト(7)を同一方向に回転させると、左右のトロリー(3)(3)は、ボックスカート(28)を吊支した状態で、走行レール(1a)(1)に沿って、所望の場所(図示略)まで走行させられる。
【0037】
図4(d)に示すのと同様の状態で、ボックスカート(28)が2個のトロリー(3)(3)により吊支されて、他の場所から荷の受け渡し位置(A)まで送られて来たときは、そのことを位置検出センサ(図示略)が検出して、回転手段(8)の作動は停止させられ、左右のトロリー(3)(3)は走行レール(1a)(1a)上で停止させられる。
【0038】
次いで、エアシリンダ装置(14)(14)よりピストンロッド(15)(15)が進出させられると、図4(c)に示すように、昇降枠(12)が下降させられ、ボックスカート(28)が、位置決め枠(46)内において接床させられる。
【0039】
この状態で、図5(9)(図5(a)〜(c)においては、回転手段(8)を省略して示してある。)に示すように、左右の解除手段(30)におけるアクチュエータ(37)を作動させて、作動レバー(33)を作動位置まで回動させ、その先端で、フック(20)を解除位置まで回動させて、上部水平杆(29)から離脱させる。
【0040】
この状態で、エアシリンダ装置(14)(14)を上昇作動させて、図5(b)に示すように、昇降枠(12)を上昇させ、その後の適時に、アクチュエータ(37)により、作動レバー(33)を退避位置まで復帰させると(図5(c))、図4(a)に示す初期状態となる。
【0041】
なお、上記の例では、吊支する荷をボックスカート(28)としてあるが、搬送する荷は、これに限らず、上端部にフック(20)が係止しうる係止部があるものであれば、どのようなものでも、吊支して搬送することができる。
【0042】
【発明の効果】
各請求項に記載された発明は、次のような効果を奏することができる。
請求項1:トロリーに吊支されたキャリヤに、フックを枢着して、そのフックで荷を吊支したり、フックを解除手段により解除位置へ回動させて、荷から離脱させたりすることにより、トロリーに荷を迅速かつ確実に受け渡しすることができるとともに、トロリーに装着するキャリヤ等の構造を簡素化し、軽量化することができる。
【0043】
請求項2:昇降手段と解除手段とをキャリヤに設ける必要がないので、キャリヤの構造を簡素化できるとともに、軽量化でき、もって、トロリーを軽力で走行させることができるようになるので、省エネルギー化を図ることができる。
【0044】
また、昇降手段と解決手段とを固定体に設けてあるので、それらの制御を容易に行なうことができ、それらを走行するトロリーやキャリヤに設けた場合のような、給電や信号の伝達の煩雑さをなくすことができる。
【0045】
請求項3:トロリーを走行レールから外す等の面倒な作業を行なうことなく、トロリーを、走行レールとの関係を維持したままで昇降させることができるので、昇降作業終了後、トロリーを走行レールに沿って迅速に走行させるとができる。
【0046】
請求項4:トロリーの走行用の駆動手段をこのような構成としたことにより、トロリー自体にモータ等の重量の大きい駆動手段を設ける必要がなくなり、トロリーの軽量化を図ることができるとともに、トロリーを、走行レールやドライブシャフトとの関係を維持したままの状態で昇降させることができる。
【0047】
請求項5:解除手段を、トロリー等の走行の妨げとならないように、しかもフックとともに昇降しうるように、荷の受け渡し装置内に配設することができ、トロリーやキャリヤに設けないですむ。
【0048】
請求項6:解除手段により、フックを適時に、迅速に解除位置に移動させることができるとともに、常時は、トロリー等の走行の妨げとならないようにすることができる。
【0049】
請求項7:アクチュエータを、作動が確実で安価に製造しうるものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の正面図である。
【図2】同じく、側面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う拡大縦断側面図である。
【図4】荷受け時の作動を説明する作動説明図である。
【図5】荷渡し時の作動を説明する作動説明図である。
【符号の説明】
(A)荷の受け渡し位置
(1)(1a)走行レール
(2)車輪
(3)トロリー
(4)吊支杆
(5)キャリヤ
(6)駆動手段
(7)(7a)ドライブシャフト
(8)回転手段
(9)ホイールマウント
(10)ホイール
(11)荷の受け渡し装置
(12)昇降枠
(13)ビーム(固定体)
(14)エアシリンダ装置(昇降手段)
(15)ピストンロッド
(16)側枠
(17)側枠
(18)(19)横杆
(20)フック
(20a)鉤形係合部
(21)軸
(22)(23)フック片
(24)切欠き
(25)受け片
(26)補強片
(27)傾斜縁
(28)ボックスカート(荷)
(29)上部水平杆(係止部)
(30)解除手段
(31)支持板
(32)軸
(33)作動レバー(作動部材)
(34)シリンダ
(35)軸
(36)ピストンロッド
(37)アクチュエータ
(38)モータ
(39)減速装置
(40)出力軸
(41)プーリ
(42)環状溝
(43)ベルト
(44)テンションプーリ
(45)床面
(46)位置決め枠
(47)椅子
(47a)縦線材
(47b)横線材

Claims (7)

  1. 走行レールに懸架され、かつ駆動手段により、走行レールに沿って走行させられるようにしたトロリーに、キャリヤを吊支し、前記キャリヤに、下端部の鉤形係合部が荷の係止部に係合して、荷を吊支可能なフックを、ほぼ下方を向く係止位置と、荷の係止部から離脱しうる解除位置とに回動可能として枢着し、かつ前記フックの下端に、荷の係止部のほぼ真上から下降することにより、荷の係止部に摺接して、フックを係止位置から解除位置へ回動させるようにした傾斜縁を設け、さらに、荷の受け渡し位置において、前記キャリヤを昇降させる昇降手段と、前記フックを解除位置に回動させる解除手段とを設けたことを特徴とする、吊り下げ搬送装置における荷の受け渡し装置。
  2. 昇降手段と解除手段とを、荷の受け渡し位置に配設した固定体に設けた、請求項1記載の吊り下げ搬送装置における荷の受け渡し装置。
  3. 昇降手段が、トロリーが懸架された走行レールの一部を昇降させることにより、キャリヤを昇降させるようにしたものである、請求項1または2記載の吊り下げ搬送装置における荷の受け渡し装置。
  4. 駆動手段が、走行レールと平行に、かつ中心軸線回りに回転可能として配設されたドライブシャフトと、このドライブシャフトを回転させる回転手段と、トロリーに設けられ、かつドライブシャフトの外周面に、その外周面の螺旋方向に転動するようにして圧接された複数の駆動力伝達用のホイールとを備え、前記走行レールの一部と、それと平行をなすドライブシャフトの一部と、このドライブシャフトの一部のみを回転させる回転手段とを、昇降手段により昇降させるようにした、請求項1〜3のいずれかに記載の吊り下げ搬送装置における荷の受け渡し装置。
  5. 解除手段を、昇降手段により昇降させられるようにした走行レールの一部と一体をなす部材に設けた、請求項1〜4のいずれかに記載の吊り下げ搬送装置における荷の受け渡し装置。
  6. 解除手段が、作動時に、フックの一部に当接して、フックを解除位置に押動させることができ、不作動時には、トロリー、並びにそれに吊支されたキャリヤ及びフックの走行を妨げない退避位置に退避させるようにした作動部材と、該作動部材を作動位置及び退避位置に移動させるアクチュエータとを備えている、請求項1〜5のいずれかに記載の吊り下げ搬送装置における荷の受け渡し装置。
  7. アクチュエータを、エアシリンダ装置とした、請求項6記載の吊り下げ搬送装置における荷の受け渡し装置。
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