JP2004201623A - 移動農機の油圧装置 - Google Patents

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Junichi Oshita
淳一 大下
Junichi Fujiwara
潤一 藤原
Mitsuhiko Ikeda
光彦 池田
Yukinori Imai
征典 今井
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】油圧配管構成が簡潔で、しかも加工も簡単で安価に製造できる移動農機の油圧装置を提供することを目的とする。
【解決手段】油圧ポンプ20から送り出された作動油を水平制御弁79と油圧昇降制御弁80に導く油圧メイン回路76の途中に、回路内圧力を所定圧力に減圧させる減圧弁22を設け、この減圧弁22にて減圧された作動油を移動農機1に装備された油圧機器制御用の制御弁26,28…に導くように構成すると共に、前記水平制御弁79の手前に回路内抵抗を発生させる絞り86を設け、油圧昇降制御弁80のアンロード回路87にも第2の絞り88を介装する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、トラクタや乗用管理機等の移動農機に利用される油圧装置に関し、具体的には移動農機に装備される種々の油圧機器に作動油を供給する油圧回路構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トラクタ等の移動農機においては、機体に連結される種々の作業機を昇降させる油圧装置や、機体の走行モードを2輪駆動状態(2WD)にしたり4輪駆動状態(4WD)にしたりする走行モード切替装置や、ミッションケースの中に組み込まれている変速装置のシフタを油圧で操作させる油圧変速装置といった様々な油圧機器及び操作部材が設けられている。本出願人もそのような油圧で制御する技術を出願している(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−127439号公報(第3頁、図1、図2、図9)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来装置にあっては、ミッションケースの側面に多くの制御弁や分流弁を設けると共に、これらの制御弁や分流弁に対して油圧配管によって油路を構成しなければならず、多くの配管を引き回して油圧装置を構成する際にこれらが場所を取る上、ミッションケースに沿わせて多くの配管を設けると構成が複雑になりミッションケースの外側部に取り付けられるフィルタや油圧機器の点検整備がやり難いといった問題点や泥土が配管の上に溜まり易いという問題点があった。
【0005】
更にトラクタ等の移動農機においては、4WD用制御弁や変速用制御弁やリバース用制御弁、あるいは片ブレーキ用制御弁等の多くの制御弁がミッションケースの横に備えられ、これらの制御弁に対して所定圧の作動油を送るべく油圧回路の上流側に減圧弁を設けるが、この減圧弁は弁本体内に1次圧力を立てるスプールを組み込んでこのスプールを圧力調整させて例えば20kg/cm2といった2次圧力を確保する方式であったので部品点数が増えるだけでなく加工も複雑となり製造コストを引き上げる要因になっていた。
【0006】
また、例えば前後進用の油圧クラッチの各作動部に対する潤滑油の供給にあたって、従来はこの減圧弁で確保された下流側(2次圧側)から強制的に少量の作動油を取り出してこれを油圧クラッチの摩擦板に対する潤滑油としていたため、必要な2次圧が得られない場合があり、特にエンジンの回転数が低いアイドリング時には油圧昇降系に対する流量が少なくなり後方の作業機を上昇させる速度が遅くなるといった不具合があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、このような不具合を解決することを目的とし、次のような技術的手段を講じた。
即ち、請求項1の発明は、油圧ポンプ20から送り出された作動油を水平制御弁79と油圧昇降制御弁80に導く油圧メイン回路76の途中に、回路内圧力を所定圧力に減圧させる減圧弁22を設け、この減圧弁22にて減圧された作動油を移動農機1に装備された油圧機器制御用の制御弁26,28…に導くように構成すると共に、前記水平制御弁79の手前に回路内抵抗を発生させる第1の絞り86を設けたことを特徴とする移動農機の油圧装置の構成とした。
【0008】
また、請求項2では、前記油圧機器制御用の制御弁26,28…が前輪9と後輪13の走行モードを切換える4WD用制御弁26か、変速用の制御弁47,48か、機体の進行方向を変えるリバース用制御弁34か、旋回内側のブレーキ装置を制動させる片ブレーキ用制御弁36のいずれか1つ、若しくはそれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1記載の移動農機の油圧装置とした。
【0009】
また、請求項3では、油圧ポンプ20から送り出された作動油を水平制御弁79と油圧昇降制御弁80に導く油圧メイン回路76の途中に、回路内圧力を所定圧力に減圧させる減圧弁22を設け、この減圧弁22にて減圧された作動油を移動農機1に装備された油圧機器制御用の制御弁26,28…に導くように構成すると共に、前記水平制御弁79の手前に回路内抵抗を発生させる絞り86を設け、油圧昇降制御弁80のアンロード回路87にも第2の絞り88を介装し、アンロードされた作動油を油圧機器の潤滑油として利用させるように構成したことを特徴とする移動農機の油圧装置とした。
【0010】
請求項4の発明は、前記第2の絞り88が昇降用のリフトアーム8,8を回動枢支する油圧シリンダケース7に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項3記載の移動農機の油圧装置とした。
請求項5の発明は、油圧ポンプ20から送り出された作動油を水平制御弁79と油圧昇降制御弁80に導く油圧メイン回路76の途中に、回路内圧力を所定圧力に減圧させる減圧弁22を設け、この減圧弁22にて減圧された作動油を移動農機1に装備された油圧機器制御用の制御弁26,28…に導くように構成すると共に、前記油圧昇降制御弁80にはメインシリンダ10とは別の補助シリンダ90に作動油を送る回路が接続されていることを特徴とする移動農機の油圧装置とした。
【0011】
前記構成による作用は次の通りである。
油圧ポンプ20から吐出された作動油は減圧弁22に入り、ここで予め設定された所定圧に制御されて、油圧機器を作動する制御弁26、28…に送られる。
この場合、水平制御弁79の手前に第1の絞り86を設けて圧損を生じさせるようにして2次圧力を確保するように構成したので、スプールを必要とする従来方式に比べて構成が簡潔で安価となる特徴を有する。
【0012】
また、油圧昇降制御弁80のアンロード回路87に第2の絞り88を設け、アンロードされた作動油を油圧機器の潤滑油として利用するようにしたので、エンジン回転が低いときに作業機を上昇させる場合、作動油の量が少なくなって上昇速度が遅くなるといった不具合はなくなるものである。
【0013】
また、油圧シリンダケース7から取り出された作動油を用いて補助シリンダ90を上昇させるように構成したので重い作業機でも簡単に吊上げることができると共に、メインシリンダ付移動農機から補助シリンダ付移動農機に仕様変更が要望されても簡単にその変更に対応できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、この発明の実施の形態を説明する。まず、構成から説明すると、符号1はトラクタで機体前部にエンジン2を搭載して設け、このエンジン2の後部にはクラッチハウジング3とミッションケース4を接合してシャーシ本体5を形成している。
【0015】
ミッションケース4の後上部には油圧シリンダケース7が設けられ、この油圧シリンダケース7の左右両側部にはリフトアーム8,8が回動自在に枢着されている。油圧シリンダケース7内の単動式の油圧シリンダ10に作動油を供給することによりリフトアーム8,8が上昇方向に回動し、油圧シリンダ10から作動油を抜くことによってリフトアーム8,8が下降側に回動する。リフトアーム8,8の昇降回動は周知の方法によってなされ、油圧操作レバー11を操作するか、ステアリングハンドル12の近傍に設けた昇降スイッチ(図示省略)をON,OFF操作することによって後述する作業機昇降用油圧制御弁を切替えてリフトアーム8,8を上げ下げできる。
【0016】
また、ミッションケース4の後部にはロワーリンク14,14が取り付けられ、このロワーリンク14,14と前記リフトアーム8,8との間にはリフトロッド15,15が介装連結されている。そして、トップリンク16、ロワーリンク14,14からなる3点リンク機構17の後部にはロータリ耕耘装置の如き作業機18が連結されている。
【0017】
この実施例では、作業機として、ロータリ耕耘装置を連結したが、畔塗機やマルチフィルム敷設機、あるいは播種機であっても良い。
トラクタ1に装備される油圧機器を作動する油圧ポンプ20はエンジン2の進行方向右側に取付けられており、この油圧ポンプ20から取り出された作動油はミッションケース4右横に固着された減圧弁22に流入する。21はこの減圧弁22内に組み込まれたメインリリーフ弁である。
【0018】
次に図2に示す油圧回路に基づいて上記減圧弁22と関連する油圧機器の構成ついて説明する。
減圧弁22は、その下手に設けられた複数個の油圧機器に所定圧力の作動油を供給することを目的として介装されたものであり、この実施例のトラクタ1では走行モードを切り替える4WD用制御弁26、トラクタ1に連結される作業機18に駆動力を伝達したり遮断したりするPTOクラッチ42制御用のPTO用制御弁28、走行系の4段変速装置を適宜切替える主変速用制御弁47,48、同じく高低2段の変速装置を切り替える高低速切替用制御弁32、機体の進行方向を切り替えるリバース用制御弁34、左右の後輪ブレーキ装置35を択一的に切り替える片ブレーキ用制御弁36,36が油圧機器として設けられ、これらの制御弁に対して減圧弁22で例えば20kg/cm2程度に減圧し、減圧された作動油が送り込まれるように構成している。
【0019】
前記4WD用制御弁26は機体の走行モードを2WD状態にしたり、4WD状態にしたり、旋回操作に連動して前輪を増速させたりすることができるものである。この4WD用制御弁26が中立状態にあれば走行モードは2WDの状態となり、作業中はソレノイド37が励磁されて等速クラッチ38が繋がって前輪9と後輪13が略同速で回転する4WD状態になり、ステアリングハンドル12を所定角度以上回して機体を旋回させるとソレノイド39が励磁されて前輪倍速クラッチ40が繋がり、前輪9が後輪13よりも速い速度で回転駆動するように構成している。
【0020】
PTO用制御弁28はPTOクラッチ42に作動油を送ったりPTOクラッチ42から作動油を排出したりするもので、ソレノイド43が励磁されるとPTOクラッチ42に作動油が供給されてPTOクラッチ42が繋がって機体後部に軸支されているPTO軸44を回転させる。この場合、ソレノイド43のON,OFFは油圧操作レバー11の操作によって入切させる形態としてもよいが、操縦席近傍に設けた図示外のPTO入切スイッチでON,OFFさせるように構成してもよい。なお、この実施例では4WD用制御弁26とPTO用制御弁28のバルブ本体が一体重合化されていて1つのユニットA(図2で1点鎖線で囲っている)になっている。一般的にトラクタ1に最も必要な4WD用制御弁26とPTO用制御弁28とを一体化することにより配管を省略することができ構成を簡潔にすることができる。また、この実施例では4WD用制御弁26とPTO用制御弁28とは素材となるバルブボディを共用化しており、追加工のみ施して両者を区分けして生産コストを抑えている。図2において、PTO用制御弁28の仕様形態を変更したものを枠Sで囲って示す。この枠Sで囲ったものは、4WD用制御弁26とPTO用制御弁28が一体的に構成されている点は先に説明したものと同じであるが、このPTO用制御弁28は比例減圧弁29が介装されている点で異なる。この形態はPTOクラッチ42を徐々に接続する昇圧制御に利用される。
【0021】
次に変速部について説明する。
主変速用制御弁は4段の変速が可能な主変速装置45を1速から4速まで切り替えるために設けられたものであり、この例では2個の主変速用制御弁47,48からなり、具体的には1・2速用主変速制御弁47と3・4速用主変速操作弁48を備える。1・2速用主変速制御弁47はソレノイド49又は50が励磁されると中立位置から1速又は2速位置に切り替わり、プッシュプルシリンダ51の前後いずれかの室に作動油が流入し、図示外のシフターを前後に切り替えて主変速装置45を1速又は2速に切り替える。
【0022】
また、3・4速用主変速操作弁48はソレノイド52又は53が励磁されると中立位置から選択した側の変速位置に切り替わり、プッシュプルシリンダ54の前後いずれかの室に作動油が流入し、図示外のシフターを前後に移動させて主変速装置45を3速又は4速に切り替える。
【0023】
高低速切替用制御弁32は高低速切替装置31を構成する高低2段の油圧クラッチ56,57を択一的に切り替えるものであり、操縦席近傍に設けた切替スイッチを操作するとソレノイド58が励磁され、「低速」から「高速」に切り替わる。常態においては低速側の油圧クラッチ57が繋がっており、ソレノイド58が励磁されたときだけ高速側クラッチ56が繋がるように構成している。
【0024】
なお、この実施例では主変速操作弁47,48と高低速切替用制御弁32のバルブ本体が重合一体化されて1つのユニットB(図2では1点鎖線で囲っている)になっている。前記主変速装置45と高低速切替装置31はレバーで切替えてもよいが、レバーのノブに設けたスイッチを操作して切替えるようにしても良い。
【0025】
また、リバース用制御弁34は機体の進行方向を切り替えるために設けられたものであり、ステアリングハンドルポスト59に設けられたリバースレバー60を前後方向に移動操作することによって機体が前後進する。即ち、リバースレバー60を前進側に操作すると前進感知のスイッチが入ってソレノイド61が励磁されてリバース用制御弁34が前進側に切り替わり、前進クラッチ63が繋がって機体は前進する。
【0026】
反対にリバースレバー60を手前(後方)に引くと後進感知のスイッチが入ってソレノイド62が励磁されて後進クラッチ64が繋がり、機体は後進する。
後輪ブレーキ装置35は後輪デフ装置66を挟んで左右に夫々設けられ、左右独立したブレーキペダルを操作して後輪13に制動を掛けることもできるが、油圧アクチュエータ(油圧シリンダ)68により旋回内側の後輪ブレーキ装置66を制動することもできるようになっている。この場合は、ステアリングハンドル12操作と連動されており、ステアリングハンドル12を操作して前輪9の操舵角が所定の角度を越えると旋回内側の油圧アクチュエータ68が作動してブレーキ制動による小回り旋回が行なえるようにしている。
【0027】
このため、ステアリングハンドル12と片ブレーキ用制御弁36のソレノイド70,71とは連動しており、ステアリングハンドル12の回動部に設けた操舵角センサ(図示省略)と上記ソレノイド70,71とは電気的に連係されている。なお、前記リバース用制御弁34と片ブレーキ用制御弁36はバルブ本体が重合一体化されて1つのユニットC(図2では1点鎖線で囲っている)を構成している。
【0028】
また、この実施例では、主変速装置45を切り替える時、言い換えると、1・2速用主変速制御弁47と3・4速主変速制御弁48が作動して変速操作が行なわれるときには、まず、リバース用制御弁34が一度中立位置に戻り、主変速操作が完了して前記リバース用制御弁34が元の状態に復帰するようにしている。即ち、前後進クラッチ63,64がメインクラッチの代わりをなすように構成している。
【0029】
次にメイン油圧回路構成について説明すると、減圧弁22を通過した高圧の作動油は油圧メイン回路を構成する油路76を通り、分流弁78に導かれてここで2つに分流され、1つは作業機18をローリング制御する水平制御弁79に流入し、残りは作業機18を昇降させる作業機昇降用油圧制御弁80に流入する。
【0030】
水平制御弁79は機体に搭載した傾斜センサ(図示省略)のローリング角度検出に連動して切り替わる従来周知の構造であって、前記傾斜センサがトラクタ1の左右ローリングを検出するとソレノイド82又は83のいずれか一方を励磁し、水平制御弁79を適宜切り替えて作業機18を水平に制御する。自動制御によらず、手動操作によってこの水平制御弁79を切替えることもできる。
【0031】
符号84はローリングシリンダである。このローリングシリンダ84はリフトアーム8とロワーリンク14を繋ぐリフトロッド15の一方(右側)に介装される。
また、この水平制御弁79に至る油路76の途中には絞り86を設け、更に作業機昇降用油圧制御弁80の排出側油路(アンロード回路)87にも絞り88を設けている。前記2つの絞り86,88を設けることにより油路76内に圧損を生じさせ、エンジン2が低回転でアイドリングの状態であっても減圧弁22の下流側で約20kg/cm2程度の作動圧力が得られるようにしている。
【0032】
そして、絞り88を排出油路87に設けることによって排出油の一部を前進クラッチ63と後進クラッチ64の潤滑に利用できるように構成している。
約20kg/cm2程度の2次圧力を確保するには、先に述べたように減圧弁22の中に特別なスプール弁を組み込む必要があるが、スプール方式では高価になる欠点がある。そこでこの発明は作業機昇降用の油圧回路内での圧損と、その不足分を絞り86で確保する構成とした。このような構成により安価に製造できる利点がある。絞り86の穴径については必要とされる2次圧の大きさによって適宜決めればよいものである。特に絞り86は分流弁78で分流されて常に一定量が取り込まれる水平制御弁側に設けたのでエンジン回転の変動による影響を受けることが少ない。
【0033】
同じように作業機昇降用油圧制御弁80のアンロード回路87に設けられた絞り88も前記作業機昇降用油圧制御弁80のアンロード側に背圧がかからないようにする必要があり、この実施例では、例えば直径5mm程度の穴としている。
なお、前記の作業機昇降用油圧制御弁80は出願人が以前にも出願している公知の構成であるので詳細な構造の説明は省略するが、上昇側比例弁80aと下降側比例弁80bとで構成されている。上昇側油路89には油圧シリンダ10とサブシリンダ90が接続される。
【0034】
次に図7乃至図12について説明する。図7、図8、図9はリフトアーム8,8を枢支する油圧シリンダケース7の横側部に水平制御弁79と作業機昇降用油圧制御弁80を取り付けた構成を開示したものである。
図7に示すように油圧シリンダケース7の右横側部には水平制御弁79が固着され、反対の左側には作業機昇降用油圧制御弁80が固着されている。
【0035】
油圧シリンダケース7の前側上面にはねじ込み式の分流弁78が取り付けられ、メイン回路となる油路76を通過して流入してきた作動油はこの分流弁78から油圧シリンダケース7内に形成した油路121を通って水平制御弁79に流入する。
【0036】
そして、水平制御弁79を通った戻り側の作動油は油路122を通って作業機昇降用油圧制御弁80に流入する。1次圧を立てるために必要な絞り86は水平制御弁79と油圧シリンダケース7との間の合わせ部に設けられており、この実施例では水平制御弁79の入口ポート79aにねじ込んで取り付けるようにしている。また、油圧シリンダケース7の上面前部には前方へ向けて潤滑油取出ポート119が設けられ、この取出ポート119からリバーサ機構を構成する前進クラッチ63と後進クラッチ64までは安価なゴムホース120で接続する構成としている。
【0037】
また、油圧シリンダケース7の上面には外部油圧取出しのためのポート124が設けられ、通常は止栓でポート出口が閉鎖されているが、油圧揚力が不足して補助シリンダ90を使用する場合にはこのポート124と補助シリンダ90とをゴムホース125等により接続して作動油を補助シリンダ90に送り込むように構成している。補助シリンダ90は図10、図11、図12に示すように機体の左側に設けられており、具体的には左側リフトアーム8とミッションケース4の左側下部との間に介装連結されている。
【0038】
即ち、ミッションケース7左側下部にステー127を2本のボルト128,128で固着し、このステー127に横からピン129を差し込んで補助シリンダ90の下部を支持し、上部にあっては補助シリンダ90のピストンロッド上端に形成したU字状金具90aを左側リフトアーム8に嵌合させ、リフトアーム8とこのU字状金具90aに穿設した通孔に対して横からピン130を挿入して補助シリンダ90を固定するものである。
【0039】
なお、図12から明らかなように右側リフトアーム8と右側ロワーリンク14の間に介装連結されているローリングシリンダ84の取付角度は図で示すように左右方向に角度α分だけ傾けてリンクボール132を取り付けている。
即ち、リンクボール132の取付角度がリフトアーム8後端部の取付時の角度と同じになるように左右外側に角度αだけ振ってリンクボール132支持部をローリングシリンダ84本体上部に溶接する構成としている。このようにローリングシリンダ84の上端部を僅かに外側に傾けて支持することによって、ローリングシリンダ84作動時に、こぜが発生しないようにしてスムーズな作動が行なえるようにしている。
【0040】
次に、ミッションケース4に対する各種制御弁の取付方とミッションケース4内に形成した油路について説明を行なう。
図3から明らかなように進行方向に対してミッションケース4左側の側壁にはリバーサ用制御弁34が固着され、これに重なるように片ブレーキ用制御弁36が設けられてユニットCが取り付けられている。同じ側の後方寄り箇所には主変速制御弁47,48と高低速切替制御弁32が一体になったユニットBがミッションケース4の外壁に直に取り付けられている。
【0041】
ミッションケース4の反対側(右側)には減圧弁22と4WD用制御弁26が一体になったユニットAが直に取り付けられ、減圧弁22と油圧ポンプ20とは鋼製の配管92で接続されている。ユニットAとユニットBとはミッションケース4内においてミッションケース4自体に横向きに穿設された油路94により接続される。ユニットAとユニットBは配管を全く使わずにケース4に設けた油路94を介して接続されている。
【0042】
そして、ユニットBとユニットCも同様に一切の配管を用いずにミッションケース4に前後方向に穿設した油路95を介して接続されている。
同図において、符号97はサクション用の配管である。油圧タンクを兼ねるミッションケース4からこの配管97を介して吸い込まれた作動油は油圧ポンプ20により減圧弁22を経て他の油圧機器に向けて送り出される。
【0043】
図2でも説明したように減圧弁22で所定圧まで減圧された後の作動油は全てミッションケース4内に穿設した油路を介して各油圧機器に送り込まれる。
図4乃至図6はミッションケース4の断面を取ったもので、ミッションケース4内に組み込まれている前後進クラッチ63,64やPTOクラッチ42といった油圧機器と、そこに至るまでの油路との関係をより具体的に表したものである。
【0044】
図4において、ミッションケース4はフロントミッションケース4aとスペーサミッションケース4bとからなりこれら2つのケース4a,4bが前後方向において合体されている。ミッションケース4の右側には油路100が形成され、PTOクラッチ42のシリンダ室42a中に作動油が流入するとピストン101が前側に移動して摩擦板を圧着してPTOクラッチ42を繋ぐ。
【0045】
4WD用制御弁26を通過した作動油はスペーサミッションケース4b内において左右方向に穿設した油路102を通って等速クラッチ38と前輪増速クラッチ40を支持している前輪駆動軸105内部の軸芯方向に沿わせて設けた油路に入り、4WD用制御弁26を切り替えることにより、等速クラッチ38のシリンダ室に作動油が入ったり、前輪増速クラッチ40のシリンダ室に作動油が入ったりして2WDの状態、又は4WDの状態、あるいは前輪増速クラッチ40が繋がって前輪9が後輪13より速く回転する状態になるようにしている。更に詳述すると、等速クラッチ38が繋がると前後輪9,13が略同速で回転駆動される4WDの状態になり、増速クラッチ40が繋がると前輪9が後輪13よりも速く回される前輪増速状態になり、両方のクラッチが切られると2WDの状態になるように構成している。
【0046】
ミッションケース4の左側部分について説明すると、減圧弁22から同ケース4を横切る形で設けられた油路94はミッションケース4の中壁に設けられており、作動油はこの油路94を通って主変速用制御弁47,48内に流入する。
そして、これらの主変速用制御弁47,48を出た作動油は更にミッションケース4の壁に設けられた油路を通ってプッシュプルシリンダ51,54内に流入する。主変速用制御弁47,48と一体的に構成された高低速切替用制御弁32は常態では低速クラッチ57側に切り換わっている。
【0047】
ミッションケース4の左側において前後方向に沿わせて設けた2本の油路110,111は低速クラッチ57と高速クラッチ56に至る油路であり、この油路110,111から高低変速軸113内の油路を通って低速クラッチ57と高速クラッチ56に連通する。
【0048】
また、油路94を左から右に横切った作動油は油路95を通ってミッションケース4の前側に送られてリバース用制御弁34に入り、壁に形成した油路115を通って前進クラッチ63と後進クラッチ64を支持しているリバース軸120の油路(図示省略)に流入し、前進クラッチ63又は後進クラッチ64のシリンダ室に流入する。クラッチの切替え・選択はリバースレバー60により行なわれる。
【0049】
最後に各種制御弁とこれを取り付ける合わせ面との間に介装したラストチャンスフィルタ135(以下、「ポートフィルタ」という。)の取付構造について説明する。図13はミッションケース4に制御弁を取り付けた状態、図14は取り付ける前のミッションケース4側の側面図である。制御弁は上例の場合、4WD用制御弁26であったり、PTO用制御弁28であったり、リバース用制御弁であったりするもので、いずれか1つを限定するものではない。減圧弁22で減圧された2次圧を利用して制御する制御弁であればなんでも良い。
【0050】
ミッションケース4側にドリルで加工した油路138,139が形成され、ミッションケース4表面には、これら油路138,139の直径よりやや大きい直径のざぐり部140,140を設け、このざぐり部140,140にコイン型のポートフィルタ135をセットする。ポートフィルタ135には作動油のみ流通可能な網目状メッシュが施され、油路加工時に発生した金属粉が制御弁内に侵入して作動不良になるのを防いでいる。なお、この実施例では網目部分の直径が約8mmで、80メッシュのポートフィルタ135を使用している。
【0051】
同図において、符号142は合わせ部をシールするOリングである。図15、図16は前記の各図に対応するものであり、ポートフィルタ135の交換作業を容易にするためにポートフィルタ135の埋込部の外側にその埋め込み深さより浅く、外側に広がる小径のざぐり143を施したものを示す。ポートフィルタ135はざぐりされた部分に嵌合されて装着されているためにそのハメアイがきつく取り外しが困難であるため、小さなざぐり143を形成することによってドライバ等の先端を使ってポートフィルタ135を簡単に取り外しできるようになっている。
【0052】
【発明の効果】
請求項1の発明は、油圧ポンプ20から送り出された作動油を水平制御弁79と油圧昇降制御弁80に導く油圧メイン回路76の途中に、回路内圧力を所定圧力に減圧させる減圧弁22を設け、この減圧弁22にて減圧された作動油を移動農機1に装備された油圧機器制御用の制御弁26,28…に導くように構成すると共に、前記水平制御弁79の手前に回路内抵抗を発生させる第1の絞り86を設けたことを特徴とする移動農機の油圧装置としたので、従来方式に比べて安価な減圧機構が得られ、油圧装置全体の製造コストを引き下げることができる。
【0053】
また、請求項2の発明は、前記油圧機器制御用の制御弁26,28…が前輪9と後輪13の走行モードを切換える4WD用制御弁26か、変速用の制御弁47,48か、機体の進行方向を変えるリバース用制御弁34か、旋回内側のブレーキ装置を制動させる片ブレーキ用制御弁36のいずれか1つ、若しくはそれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1記載の移動農機の油圧装置としたので、トラクタ等の移動農機に簡単に採用でき、しかも減圧機構も安価なため製造コストの低廉化に大きく寄与できる。
【0054】
また、請求項3は、油圧ポンプ20から送り出された作動油を水平制御弁79と油圧昇降制御弁80に導く油圧メイン回路76の途中に、回路内圧力を所定圧力に減圧させる減圧弁22を設け、この減圧弁22にて減圧された作動油を移動農機1に装備された油圧機器制御用の制御弁26,28…に導くように構成すると共に、前記水平制御弁79の手前に回路内抵抗を発生させる絞り86を設け、油圧昇降制御弁80のアンロード回路87にも第2の絞り88を介装し、アンロードされた作動油を油圧機器の潤滑油として利用させるように構成したことを特徴とする移動農機の油圧装置としたので、油圧ポンプ20の負荷を増大させることなく、例えば、前後進切替えを行なう油圧クラッチ部等への潤滑を簡単に行なうことができると共にエンジンの回転が低いときでも作業機の上昇を遅れを伴わずに行なうことができる。
【0055】
また、請求項4の発明は、前記第2の絞り88が昇降用のリフトアーム8,8を回動枢支する油圧シリンダケース7に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項3記載の移動農機の油圧装置としたので、絞り88の交換が容易になり点検整備もやり易くなった。
【0056】
また、請求項5の発明は、油圧ポンプ20から送り出された作動油を水平制御弁79と油圧昇降制御弁80に導く油圧メイン回路76の途中に、回路内圧力を所定圧力に減圧させる減圧弁22を設け、この減圧弁22にて減圧された作動油を移動農機1に装備された油圧機器制御用の制御弁26,28…に導くように構成すると共に、前記油圧昇降制御弁80にはメインシリンダ10とは別の補助シリンダ90に作動油を送る回路が接続されていることを特徴とする移動農機の油圧装置としたので、補助シリンダ90に対する油圧の供給取出しが容易になり、油圧揚力が不足する場合でも迅速に対応することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの全体側面図である。
【図2】油圧回路図である。
【図3】トラクタの制御弁のレイアウトを模式的に示す平面図である。
【図4】一部を切欠いた要部の平面図である。
【図5】要部の側面図である。
【図6】一部を切欠いた要部の正面図である。
【図7】油圧シリンダケースの平面図である。
【図8】一部を切欠いた油圧シリンダケースの正面図である。
【図9】油圧シリンダケースの側面図である。
【図10】補助シリンダを装着した状態の平面図である。
【図11】補助シリンダを装着した状態の側面図である
【図12】補助シリンダを装着した状態の背面図である
【図13】一部を切欠いた要部の平面図である。
【図14】要部の側面図である。
【図15】図13に相当する要部の平面図である。
【図16】要部の側面図である。
【符号の説明】
1 移動農機(トラクタ)
2 エンジン
3 クラッチハウジング
4 ミッションケース
5 シャーシ本体
7 油圧シリンダケース
8 リフトアーム
9 前輪
10 油圧シリンダ
13 後輪
18 作業機
20 油圧ポンプ
22 減圧弁
26 4WD用制御弁
28 PTO用制御弁
31 高低速切替装置
32 高低速切替用制御弁
34 リバース用制御弁
35 後輪ブレーキ装置
47 主変速制御弁
48 主変速制御弁
79 水平制御弁
80 油圧昇降制御弁
86 (第1)絞り
87 アンロード回路
88 (第2)絞り
90 補助シリンダ

Claims (5)

  1. 油圧ポンプ20から送り出された作動油を水平制御弁79と油圧昇降制御弁80に導く油圧メイン回路76の途中に、回路内圧力を所定圧力に減圧させる減圧弁22を設け、この減圧弁22にて減圧された作動油を移動農機1に装備された油圧機器制御用の制御弁26,28…に導くように構成すると共に、前記水平制御弁79の手前に回路内抵抗を発生させる第1の絞り86を設けたことを特徴とする移動農機の油圧装置。
  2. 前記油圧機器制御用の制御弁26,28…が前輪9と後輪13の走行モードを切換える4WD用制御弁26か、変速用の制御弁47,48か、機体の進行方向を変えるリバース用制御弁34か、旋回内側のブレーキ装置を制動させる片ブレーキ用制御弁36のいずれか1つ、若しくはそれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1記載の移動農機の油圧装置。
  3. 油圧ポンプ20から送り出された作動油を水平制御弁79と油圧昇降制御弁80に導く油圧メイン回路76の途中に、回路内圧力を所定圧力に減圧させる減圧弁22を設け、この減圧弁22にて減圧された作動油を移動農機1に装備された油圧機器制御用の制御弁26,28…に導くように構成すると共に、前記水平制御弁79の手前に回路内抵抗を発生させる絞り86を設け、油圧昇降制御弁80のアンロード回路87にも第2の絞り88を介装し、アンロードされた作動油を油圧機器の潤滑油として利用させるように構成したことを特徴とする移動農機の油圧装置。
  4. 前記第2の絞り88が昇降用のリフトアーム8,8を回動枢支する油圧シリンダケース7に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項3記載の移動農機の油圧装置。
  5. 油圧ポンプ20から送り出された作動油を水平制御弁79と油圧昇降制御弁80に導く油圧メイン回路76の途中に、回路内圧力を所定圧力に減圧させる減圧弁22を設け、この減圧弁22にて減圧された作動油を移動農機1に装備された油圧機器制御用の制御弁26,28…に導くように構成すると共に、前記油圧昇降制御弁80にはメインシリンダ10とは別の補助シリンダ90に作動油を送る回路が接続されていることを特徴とする移動農機の油圧装置。
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