JP2004201421A - 車両駆動制御装置、車両駆動制御方法及びそのプログラム - Google Patents

車両駆動制御装置、車両駆動制御方法及びそのプログラム Download PDF

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梨恵 岡田
Norio Tomitani
典生 冨谷
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Abstract

【課題】異常発生原因を判定するためのデータを記録しておくための記録部の記録容量を小さくすることができるようにする。
【解決手段】サンプリング周期の異なる複数の保存項目ごとに設定され、記録部を構成するバッファと、保存項目ごとに設定されたサンプリング周期で、車両の走行に伴って変化する車両の状態を表す変量をサンプリングし、変量を各バッファごとに保存データとして記録する記録処理手段92とを有する。各保存項目ごとにバッファが設定され、各保存項目ごとに各バッファに保存データが記録されるので、各保存項目ごとにフレームが形成される。したがって、各保存項目によってサンプリング周期が異なっても、バッファによって構成される記録部の記録容量を小さくすることができる。その結果、車両駆動制御装置のコストを低くすることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両駆動制御装置、車両駆動制御方法及びそのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両、例えば、電動車両としての電気自動車に搭載され、電動機械としての駆動モータのトルク、すなわち、駆動モータトルクを発生させ、該駆動モータトルクを駆動輪に伝達するようにした車両駆動装置において、駆動モータは、力行(駆動)時に、バッテリから直流の電流を受けて駆動され、前記駆動モータトルクを発生させ、回生(発電)時に、電気自動車のイナーシャによってトルクを受け、直流の電流を発生させ、該電流をバッテリに供給するようになっている。
【0003】
また、電動車両としてのハイブリッド型車両に搭載され、エンジンのトルク、すなわち、エンジントルクの一部を第1の電動機械としての発電機(発電機モータ)に、残りを駆動輪に伝達するようにした車両駆動装置においては、サンギヤ、リングギヤ及びキャリヤを備えたプラネタリギヤユニットを有し、前記キャリヤとエンジンとを連結し、リングギヤと駆動輪とを連結し、サンギヤと発電機とを連結し、前記リングギヤ及び第2の電動機械としての駆動モータから出力された回転を駆動輪に伝達して駆動力を発生させるようにしている。
【0004】
そして、前記車両駆動装置を駆動するために、前記電気自動車においては、車両制御装置及び駆動モータ制御装置から成る車両駆動制御装置を備え、前記車両制御装置によって電気自動車の全体の制御が、駆動モータ制御装置によって駆動モータの制御がそれぞれ行われるようになっている。また、前記ハイブリッド型車両においては、車両制御装置、発電機制御装置及び駆動モータ制御装置から成る車両駆動制御装置を備え、前記車両制御装置によってハイブリッド型車両の全体の制御が、発電機制御装置によって発電機の制御が、駆動モータ制御装置によって駆動モータの制御がそれぞれ行われるようになっている。
【0005】
ところで、前記車両駆動装置において異常が発生した場合、例えば、車両駆動制御装置のCPUは、異常が発生したことを検出すると、あらかじめ蓄積されたデータに基づいて、異常が発生した原因、すなわち、異常発生原因を判定するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
そのために、異常が発生していない場合に、所定の保存項目についてのデータが、所定のサンプリング周期ごとに設定された保存タイミングでRAMのリングバッファに記録(蓄積)され、異常が発生すると、リングバッファ内に記録されたデータがEEPROMに記録され、前記データに基づいて異常発生原因が判定されるようになっている。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−214922号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の車両駆動制御装置においては、各保存項目によってサンプリング周期が異なるにもかかわらず、すべての保存項目についての保存データを記録するためのフレームが形成されるようになっている。したがって、所定のタイミングにおいて、保存タイミングと一致せず、保存データを記録する必要がないにもかかわらず、保存データを記録するための領域がフレームとして確保されることになるので、前記リングバッファによって構成される記録部の記録容量がその分大きくなってしまう。その結果、車両駆動制御装置のコストが高くなってしまう。
【0009】
また、前記リングバッファは、RAMの通常制御処理に使用される領域と同じ領域に設定されるので、リングバッファの記録容量が大きくなる分だけ、通常制御処理に使用される領域の記録容量が小さくなってしまう。
【0010】
本発明は、前記従来の車両駆動制御装置の問題点を解決して、異常発生原因を判定するためのデータを記録しておくための記録部の記録容量を小さくすることができ、車両駆動制御装置のコストを低くすることができる車両駆動制御装置、車両駆動制御方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の車両駆動制御装置においては、サンプリング周期の異なる複数の保存項目ごとに設定され、記録部を構成するバッファと、前記保存項目ごとに設定されたサンプリング周期で、車両の走行に伴って変化する車両の状態を表す変量をサンプリングし、該変量を前記各バッファごとに保存データとして記録する記録処理手段とを有する。
【0012】
本発明の他の車両駆動制御装置においては、さらに、前記各バッファに記録された保存データを他の記録部に記録する他の記録処理手段を有する。
【0013】
本発明の更に他の車両駆動制御装置においては、さらに、前記変量に基づいて、前記他の記録部に記録するための記録条件が成立したかどうかを判定する記録条件成立判定処理手段と、前記記録条件が成立した場合、記録条件が成立したタイミングの瞬間データを取得し、前記他の記録部に記録する瞬間データ取得処理手段とを有する。
【0014】
本発明の更に他の車両駆動制御装置においては、さらに、前記変量に基づいて、前記他の記録部に記録するための記録条件が成立したかどうかを判定する記録条件成立判定処理条件を有する。
【0015】
そして、前記他の記録処理手段は、前記記録条件が成立した場合、前記記録条件が成立したタイミングより前の保存データ、及び前記タイミングより後の保存データ又は前記変量のうちの少なくとも一方を直前直後データとして前記他の記録部に記録する。
【0016】
本発明の更に他の車両駆動制御装置においては、さらに、前記他の記録処理手段は、前記記録条件が成立したタイミングから所定の時間が経過した後に、前記タイミングより前の保存データ、及び前記タイミングより後の保存データ又は前記変量のうちの少なくとも一方を前記他の記録部に記録する。
【0017】
本発明の更に他の車両駆動制御装置においては、さらに、前記他の記録処理手段は、前記記録条件が成立したタイミングから所定の時間が経過するまでに、前記タイミングより前の保存データを前記他の記録部に記録し、前記タイミングより後の変量を前記他の記録部に順次記録する。
【0018】
本発明の更に他の車両駆動制御装置においては、さらに、前記バッファに記録される保存データの保存項目についての項目定義データが前記他の記録部に記録される。
【0019】
本発明の更に他の車両駆動制御装置においては、さらに、異常事象を識別するための異常事象識別フラグが前記他の記録部に記録される。
【0020】
本発明の更に他の車両駆動制御装置においては、さらに、前記バッファはリングバッファである。そして、前記保存データは、リングバッファに先頭アドレスから末尾アドレスまで順に、繰り返し上書きされて記録される。
【0021】
本発明の車両駆動制御方法においては、サンプリング周期の異なる複数の保存項目ごとにバッファが設定され、前記保存項目ごとに設定されたサンプリング周期で、車両の走行に伴って変化する車両の状態を表す変量をサンプリングし、該変量を前記各バッファごとに保存データとして記録する。
【0022】
本発明の車両駆動制御方法のプログラムにおいては、コンピュータを、サンプリング周期の異なる複数の保存項目ごとに設定され、記録部を構成するバッファ、及び前記保存項目ごとに設定されたサンプリング周期で、車両の走行に伴って変化する車両の状態を表す変量をサンプリングし、該変量を前記各バッファごとに保存データとして記録する記録処理手段として機能させる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、本発明を車両、例えば、電動車両としてのハイブリッド型車両に適用した例について説明する。
【0024】
図1は本発明の実施の形態における車両駆動制御装置の機能ブロック図である。
【0025】
図において、91は、サンプリング周期の異なる複数の保存項目ごとに設定され、記録部を構成するバッファとしてのリングバッファ、92は、前記保存項目ごとに設定されたサンプリング周期で、車両の走行に伴って変化する車両の状態を表す変量をサンプリングし、該変量を前記各バッファごとに保存データとして記録する記録処理手段である。
【0026】
図2は本発明の実施の形態におけるハイブリッド型車両の概念図である。
【0027】
図において、11は第1の軸線上に配設されたエンジン(E/G)、12は前記第1の軸線上に配設され、前記エンジン11を駆動することによって発生させられた回転を出力する出力軸、13は前記第1の軸線上に配設され、前記出力軸12を介して入力された回転に対して変速を行う差動歯車装置としてのプラネタリギヤユニット、14は前記第1の軸線上に配設され、前記プラネタリギヤユニット13における変速後の回転が出力される出力軸、15は該出力軸14に固定された出力ギヤとしての第1のカウンタドライブギヤ、16は前記第1の軸線上に配設され、伝達軸17を介して前記プラネタリギヤユニット13と連結され、更に前記エンジン11と差動回転自在に、かつ、機械的に連結された第1の電動機械としての発電機(G)である。
【0028】
前記出力軸14は、スリーブ状の形状を有し、前記出力軸12を包囲して配設される。また、前記第1のカウンタドライブギヤ15は、プラネタリギヤユニット13よりエンジン11側に配設される。
【0029】
そして、前記プラネタリギヤユニット13は、少なくとも、第1の歯車要素としてのサンギヤS、該サンギヤSと噛(し)合するピニオンP、該ピニオンPと噛合する第2の歯車要素としてのリングギヤR、及び前記ピニオンPを回転自在に支持する第3の歯車要素としてのキャリヤCRを備え、前記サンギヤSは前記伝達軸17を介して発電機16と、リングギヤRは、前記出力軸14及び所定のギヤ列を介して、前記第1の軸線と平行な第2の軸線上に配設され、前記エンジン11及び発電機16と差動回転自在に、かつ、機械的に連結され、しかも、駆動輪37と機械的に連結された第2の電動機械としての駆動モータ(M)25及び駆動輪37と、キャリヤCRは出力軸12を介してエンジン11とそれぞれ連結される。前記エンジン11、プラネタリギヤユニット13、発電機16、駆動モータ25等によって車両駆動装置18(図1)が構成される。
【0030】
また、前記キャリヤCRと車両駆動装置18のケース10との間にワンウェイクラッチFが配設され、該ワンウェイクラッチFは、エンジン11から正方向の回転がキャリヤCRに伝達されたときにフリーになり、発電機16又は駆動モータ25から逆方向の回転がキャリヤCRに伝達されたときにロックされ、逆方向の回転がエンジン11に伝達されないようにする。
【0031】
そして、前記発電機16は、前記伝達軸17に固定され、回転自在に配設されたロータ21、該ロータ21の周囲に配設されたステータ22、及び該ステータ22に巻装されたコイル23から成る。前記発電機16は、伝達軸17を介して伝達される回転によって電力を発生させる。前記コイル23は、図示されないバッテリに接続され、該バッテリに直流の電流を供給する。前記ロータ21と前記ケース10との間に発電機ブレーキBが配設され、該発電機ブレーキBを係合させることによってロータ21を固定し、発電機16の回転を機械的に停止させることができる。
【0032】
また、26は、前記第2の軸線上に配設され、前記駆動モータ25の回転が出力される出力軸、27は該出力軸26に固定された出力ギヤとしての第2のカウンタドライブギヤである。前記駆動モータ25は、前記出力軸26に固定され、回転自在に配設されたロータ40、該ロータ40の周囲に配設されたステータ41、及び該ステータ41に巻装されたコイル42から成る。
【0033】
前記駆動モータ25は、コイル42に供給される交流の電流であるU相、V相及びW相の電流によって駆動モータトルクTMを発生させる。そのために、前記コイル42は前記バッテリに接続され、該バッテリからの直流の電流が各相の電流に変換されて前記コイル42に供給されるようになっている。
【0034】
そして、前記駆動輪37をエンジン11の回転と同じ方向に回転させるために、前記第1、第2の軸線と平行な第3の軸線上にカウンタシャフト30が配設され、該カウンタシャフト30に、第1のカウンタドリブンギヤ31、及び該第1のカウンタドリブンギヤ31より歯数が多い第2のカウンタドリブンギヤ32が固定される。前記第1のカウンタドリブンギヤ31と前記第1のカウンタドライブギヤ15とが、また、前記第2のカウンタドリブンギヤ32と前記第2のカウンタドライブギヤ27とが噛合させられ、前記第1のカウンタドライブギヤ15の回転が反転されて第1のカウンタドリブンギヤ31に、前記第2のカウンタドライブギヤ27の回転が反転されて第2のカウンタドリブンギヤ32に伝達されるようになっている。
【0035】
さらに、前記カウンタシャフト30には、前記第1のカウンタドリブンギヤ31より歯数が少ないデフピニオンギヤ33が固定される。
【0036】
そして、前記第1〜第3の軸線と平行な第4の軸線上にディファレンシャル装置36が配設され、該ディファレンシャル装置36のデフリングギヤ35と前記デフピニオンギヤ33とが噛合させられる。したがって、デフリングギヤ35に伝達された回転が前記ディファレンシャル装置36によって分配され、駆動輪37に伝達される。
【0037】
このように、エンジン11によって発生させられた回転を第1のカウンタドリブンギヤ31に伝達することができるだけでなく、駆動モータ25によって発生させられた回転を第2のカウンタドリブンギヤ32に伝達することができるので、エンジン11及び駆動モータ25を駆動することによってハイブリッド型車両を走行させることができる。
【0038】
なお、38はロータ21の位置、すなわち、発電機ロータ位置θGを検出するレゾルバ等の発電機ロータ位置センサ、39はロータ40の位置、すなわち、駆動モータロータ位置θMを検出するレゾルバ等の駆動モータロータ位置センサである。そして、検出された発電機ロータ位置θGは、図示されない車両制御装置及び発電機制御装置に、駆動モータロータ位置θMは、車両制御装置及び図示されない駆動モータ制御装置にそれぞれ送られる。
【0039】
前記プラネタリギヤユニット13においては、キャリヤCRがエンジン11と、サンギヤSが発電機16と、リングギヤRが出力軸14を介して前記駆動モータ25及び駆動輪37とそれぞれ連結されるので、リングギヤRの回転速度、すなわち、リングギヤ回転速度NRと、出力軸14に出力される回転速度、すなわち、出力軸回転速度とが等しく、キャリヤCRの回転速度と、エンジン11の回転速度、すなわち、エンジン回転速度NEとが等しく、サンギヤSの回転速度と、発電機16の回転速度、すなわち、発電機回転速度NGとが等しくなる。そして、リングギヤRの歯数がサンギヤSの歯数のρ倍(本実施の形態においては2倍)にされると、
(ρ+1)・NE=1・NG+ρ・NR
の関係が成立する。したがって、リングギヤ回転速度NR及び発電機回転速度NGに基づいてエンジン回転速度NE
NE=(1・NG+ρ・NR)/(ρ+1) ……(1)
を算出することができる。なお、式(1)によって、プラネタリギヤユニット13の回転速度関係式が構成される。
【0040】
また、エンジントルクTE、リングギヤRに発生させられるトルク、すなわち、リングギヤトルクTR、及び発電機16のトルク、すなわち、電動機械トルクとしての発電機トルクTGは、
TE:TR:TG=(ρ+1):ρ:1 ……(2)
の関係になり、互いに反力を受け合う。なお、式(2)によって、プラネタリギヤユニット13のトルク関係式が構成される。
【0041】
次に、前記構成のハイブリッド型車両を駆動するための車両駆動制御装置について説明する。
【0042】
図3は本発明の実施の形態における車両駆動制御装置の概念図である。
【0043】
図において、10はケース、11はエンジン(E/G)、13はプラネタリギヤユニット、16は発電機(G)、Bは該発電機16のロータ21を固定するための発電機ブレーキ、25は駆動モータ(M)、28は前記発電機16を駆動するための発電機インバータとしてのインバータ、29は前記駆動モータ25を駆動するための駆動モータインバータとしてのインバータ、37は駆動輪、38は発電機ロータ位置センサ、39は駆動モータロータ位置センサ、43はバッテリである。前記インバータ28、29は電源スイッチSWを介してバッテリ43に接続され、該バッテリ43は、前記電源スイッチSWがオンのときに直流の電流を前記インバータ28、29に供給する。
【0044】
そして、該インバータ28の入口側に、インバータ28に印加される直流の電圧、すなわち、発電機インバータ電圧VGを検出するために第1の直流電圧検出部としての発電機インバータ電圧センサ75が配設され、インバータ28に供給される直流の電流、すなわち、発電機インバータ電流IGを検出するために第1の直流電流検出部としての発電機インバータ電流センサ77が配設される。また、前記インバータ29の入口側に、インバータ29に印加される直流の電圧、すなわち、駆動モータインバータ電圧VMを検出するために第2の直流電圧検出部としての駆動モータインバータ電圧センサ76が配設され、インバータ29に供給される直流の電流、すなわち、駆動モータインバータ電流IMを検出するために第2の直流電流検出部としての駆動モータインバータ電流センサ78が配設される。そして、前記発電機インバータ電圧VG及び発電機インバータ電流IGは、発電機制御装置47及び車両制御装置51に、駆動モータインバータ電圧VM及び駆動モータインバータ電流IMは、駆動モータ制御装置49及び車両制御装置51に送られる。なお、前記バッテリ43とインバータ28、29との間に平滑用のコンデンサCが接続され、バッテリ43の正の極性の端子とインバータ28、29との間に電源スイッチSWが配設され、操作者である運転者が電源スイッチSWをオン・オフさせることによって、車両駆動装置18(図1)の駆動を開始したり、停止させたりすることができる。
【0045】
また、前記車両制御装置51は、図示されないCPU、記録装置等から成り、車両駆動装置18の全体の制御を行い、各種のプログラム、データ等に基づいてコンピュータとして機能する。前記車両制御装置51は、エンジン制御装置46、発電機制御装置47及び駆動モータ制御装置49と接続される。そして、前記エンジン制御装置46は、図示されないCPU、記録装置等から成り、エンジン11の制御を行うために、スロットル開度θ、バルブタイミング等の指示信号をエンジン11に送る。また、前記発電機制御装置47は、図示されないCPU、記録装置等から成り、前記発電機16の制御を行うために、駆動信号SG1をインバータ28に送る。そして、駆動モータ制御装置49は、図示されないCPU、記録装置等から成り、前記駆動モータ25の制御を行うために、駆動信号SG2をインバータ29に送る。なお、前記エンジン制御装置46、発電機制御装置47及び駆動モータ制御装置49によって車両制御装置51より下位に位置する第1の制御装置が、前記車両制御装置51によって、エンジン制御装置46、発電機制御装置47及び駆動モータ制御装置49より上位に位置する第2の制御装置が構成される。また、エンジン制御装置46、発電機制御装置47及び駆動モータ制御装置49も各種のプログラム、データ等に基づいてコンピュータとして機能する。
【0046】
前記インバータ28は、前記発電機制御装置47からの駆動信号SG1に従って駆動され、力行時にバッテリ43から直流の電流を受けて、各相の電流IGU、IGV、IGWを発生させ、該各相の電流IGU、IGV、IGWを発電機16に供給し、回生時に発電機16から各相の電流IGU、IGV、IGWを受けて、直流の電流を発生させ、バッテリ43に供給する。
【0047】
また、前記インバータ29は、前記駆動モータ制御装置49からの駆動信号SG2に従って駆動され、力行時にバッテリ43から直流の電流を受けて、各相の電流IMU、IMV、IMWを発生させ、該各相の電流IMU、IMV、IMWを駆動モータ25に供給し、回生時に駆動モータ25から各相の電流IMU、IMV、IMWを受けて、直流の電流を発生させ、バッテリ43に供給する。
【0048】
そして、20はハイブリッド型車両の作動を開始したり、終了したりするために運転者によって操作され、オン・オフさせられるイグニッションスイッチ、44は前記バッテリ43の状態、すなわち、バッテリ状態としてのバッテリ残量SOCを検出するバッテリ残量検出装置、52はエンジン回転速度NEを検出するエンジン回転速度検出部としてのエンジン回転速度センサ、53は選速操作手段としての図示されないシフトレバーの位置、すなわち、シフトポジションSPを検出するシフトポジションセンサ、54はアクセルペダル、55は該アクセルペダル54の位置(踏込量)、すなわち、アクセルペダル位置APを検出するアクセル操作検出部としてのアクセルスイッチ、59は発電機ブレーキBの油圧サーボ内の油の温度、すなわち、油温tmBを検出する油温検出部としての油温センサ、61はブレーキペダル、62は該ブレーキペダル61の位置(踏込量)、すなわち、ブレーキペダル位置BPを検出するブレーキ操作検出部としてのブレーキスイッチ、63はエンジン11の温度tmEを検出するエンジン温度センサ、64は発電機16の温度、例えば、コイル23の温度tmGを検出する第1の温度検出部としての発電機温度センサ、65は駆動モータ25の温度、例えば、コイル42の温度tmMを検出する第2の温度検出部としての駆動モータ温度センサである。
【0049】
また、66〜69はそれぞれ各相の電流IGU、IGV、IMU、IMVを検出する交流電流検出部としての電流センサ、72は前記バッテリ状態としてのバッテリ電圧VBを検出するバッテリ43用の電圧検出部としてのバッテリ電圧センサである。前記バッテリ電圧VB及びバッテリ残量SOCは、前記発電機制御装置47、駆動モータ制御装置49及び車両制御装置51に送られる。そして、バッテリ状態として、バッテリ電流、バッテリ温度等を検出することもできる。なお、バッテリ残量検出装置44、バッテリ電圧センサ72、図示されないバッテリ電流センサ、図示されないバッテリ温度センサ等によってバッテリ状態検出部が構成される。また、検出された電流IGU、IGVは発電機制御装置47及び車両制御装置51に、電流IMU、IMVは駆動モータ制御装置49及び車両制御装置51に送られる。
【0050】
該車両制御装置51は、前記エンジン制御装置46にエンジン制御信号を送り、エンジン制御装置46によってエンジン11の駆動・停止を設定させる。また、前記車両制御装置51の図示されない車速算出処理手段は、車速算出処理を行い、駆動モータロータ位置θMの変化率ΔθMを算出し、該変化率ΔθM、及び前記出力軸26(図2)から駆動輪37までのトルク伝達系におけるギヤ比γVに基づいて車速Vを算出する。
【0051】
そして、車両制御装置51は、エンジン回転速度NEの目標値を表すエンジン目標回転速度NE* 、発電機トルクTGの目標値を表す発電機目標トルクTG* 、及び駆動モータトルクTMの目標値を表す駆動モータ目標トルクTM* を決定し、前記発電機制御装置47は発電機回転速度NGの目標値を表す発電機目標回転速度NG* 、前記駆動モータ制御装置49は駆動モータトルクTMの補正値を表す駆動モータトルク補正値δTMを設定する。なお、前記エンジン目標回転速度NE* 、発電機目標トルクTG* 、駆動モータ目標トルクTM* 等によって制御指令値が構成される。
【0052】
また、前記発電機制御装置47の図示されない発電機回転速度算出処理手段は、発電機回転速度算出処理を行い、前記発電機ロータ位置θGを読み込み、該発電機ロータ位置θGの変化率ΔθGを算出することによって発電機16の回転速度、すなわち、発電機回転速度NGを算出する。
【0053】
そして、前記駆動モータ制御装置49の図示されない駆動モータ回転速度算出処理手段は、駆動モータ回転速度算出処理を行い、前記駆動モータロータ位置θMを読み込み、該駆動モータロータ位置θMの変化率ΔθMを算出することによって駆動モータ25の回転速度、すなわち、駆動モータ回転速度NMを算出する。
【0054】
なお、前記発電機ロータ位置θGと発電機回転速度NGとは互いに比例し、駆動モータロータ位置θMと駆動モータ回転速度NMと車速Vとは互いに比例するので、発電機ロータ位置センサ38及び前記発電機回転速度算出処理手段を、発電機回転速度NGを検出する発電機回転速度検出部として機能させたり、駆動モータロータ位置センサ39及び前記駆動モータ回転速度算出処理手段を、駆動モータ回転速度NMを検出する駆動モータ回転速度検出部として機能させたり、駆動モータロータ位置センサ39及び前記車速算出処理手段を、車速Vを検出する車速検出部として機能させたりすることもできる。
【0055】
本実施の形態においては、前記エンジン回転速度センサ52によってエンジン回転速度NEを検出するようになっているが、エンジン回転速度NEをエンジン制御装置46において算出することができる。また、本実施の形態において、車速Vは前記車速算出処理手段によって駆動モータロータ位置θMに基づいて算出されるようになっているが、リングギヤ回転速度NRを検出し、該リングギヤ回転速度NRに基づいて車速Vを算出したり、駆動輪37の回転速度、すなわち、駆動輪回転速度に基づいて車速Vを算出したりすることもできる。その場合、車速検出部として、リングギヤ回転速度センサ、駆動輪回転速度センサ等が配設される。例えば、駆動モータロータ位置センサ39、ブレーキスイッチ62、バッテリ電圧センサ72、エンジン回転速度センサ52、発電機インバータ電圧センサ75、駆動モータインバータ電圧センサ76、発電機インバータ電流センサ77、駆動モータインバータ電流センサ78等からの出力値のほかに、スロットル開度θ、エンジン目標回転速度NE* 等の各種の制御対象への指令値、インバータ28、29の温度等の各種の制御対象の制御状態を表すセンサ値等は、いずれも車両の状態を表す変量であり、前述の説明以外の車両についてのセンサからの出力値も車両の状態を表す変量に含まれる。
【0056】
ところで、前記車両駆動装置18において異常が発生した場合、異常が発生した時点の各種のデータを取得することができれば、異常発生原因を判定することができる。そこで、エンジン制御装置46、発電機制御装置47、駆動モータ制御装置49及び車両制御装置51のうちの所定の制御装置、本実施の形態においては、駆動モータ制御装置49において、異常の発生に伴って所定のデータを取得し、該データを保存データとして記録するようにしている。また、本実施の形態においては、駆動モータ制御装置49において保存データを取得するようになっているが、エンジン制御装置46、発電機制御装置47、車両制御装置51等において保存データを取得することができるだけでなく、駆動モータ制御装置49、エンジン制御装置46、発電機制御装置47、車両制御装置51等のうちの少なくとも二つ以上の制御装置で保存データを取得し、記録することもできる。
【0057】
次に、該保存データを取得し、記録するための駆動モータ制御装置49について説明する。
【0058】
図4は本発明の実施の形態における駆動モータ制御装置の配設状態を示す概念図である。
【0059】
図において、49は駆動モータ制御装置、71は基板、73は該基板71に実装されたCPU、74は該CPU73に内蔵された第1の記録部としてのRAMであり、該RAM74内にリングバッファ91が設定される。また、81は不揮発性メモリから成る第2の記録部としての記録用のEEPROM、82は不揮発性メモリから成る第3の記録部としての診断用のEEPROM、IF1〜IF3はインタフェースである。前記EEPROM81、82はいずれも、前記基板71に実装され、かつ、前記CPU73に接続され、CPU73において取得された保存データが、前記EEPROM81に記録される。
【0060】
前記基板71には、図示されないROM等の他のメモリも同様に記録部として搭載され、かつ、CPU73と接続される。そして、前記EEPROM81、82、ROM等によって記録装置が構成される。なお、本実施の形態において、RAM74はCPU73に内蔵されるようになっているが、CPU73と別にRAMを配設することもできる。
【0061】
また、83は選択的に駆動モータ制御装置49と接続され、前記保存データの保存項目を設定したり、前記EEPROM81、82からデータを読み出したり、読み出したデータに基づいて、図示されないデータ処理手段によって、データ処理を行い、異常発生原因を判定するためのパソコンであり、該パソコンは、各種のプログラム、データ等に基づいてコンピュータとして機能する。
【0062】
次に、前記EEPROM81に形成された記録領域、及び該各記録領域に記録される保存データについて説明する。
【0063】
図5は本発明の実施の形態におけるEEPROMの記録領域を示す図である。
【0064】
保存データは第1、第2の類型に分けられ、第1の類型に属する保存データは、異常が発生したかどうかに関係なく記録されるデータであり、例えば、ハイブリッド型車両が走行させられている時間を通じて累積されて記録される累積データ、ハイブリッド型車両が走行させられている時間を通じて所定の統計処理が行われて記録される統計データ等から成る。
【0065】
また、第2の類型に属する保存データは、異常が発生したときに、異常の発生に伴って記録されるデータであり、異常が発生したタイミングで読み込まれ、取得された瞬間データ、異常が発生したタイミングの直前及び直後に読み込まれ、取得される直前直後データ等から成る。
【0066】
そして、前記EEPROM81の記録領域は領域AR1〜AR8に分けられ、前記累積データが領域AR1に、統計データが領域AR2に、前記瞬間データ及び直前直後データの保存項目を定義して表す項目定義データが領域AR3に、発生した異常の内容、すなわち、異常事象を表す異常事象識別フラグが領域AR4に、瞬間データが領域AR5に、直前直後データが領域AR6に記録される。
【0067】
なお、瞬間データ及び直前直後データの保存項目は、パソコン83(図4)を操作することによって、ROMに記録されたソフトの定義データテーブルからあらかじめ選択され、項目定義データとして定義され、設定されるようになっているが、該項目定義データは、必要に応じてパソコン83を操作することによって変更することもできる。そして、前記異常事象識別フラグは、異常が発生したときに、前記領域AR5に記録される瞬間データ及び領域AR6に記録される直前直後データに対応させて、前記領域AR4に記録される。
【0068】
ところで、前記累積データの保存項目には、ハイブリッド型車両が出荷され、作動が開始されてからの運転距離、運転時間、及びハイブリッド型車両が出荷されてから異常の発生に伴ってCPU73(図4)がリセットされた回数を表すリセット回数等が含まれる。そして、イグニッションスイッチ20(図3)がオンにされてハイブリッド型車両の作動が開始されると、前記領域AR1に記録されたすべての累積データは、前記EEPROM81から読み出され、RAM74(図4)にロードされ、ハイブリッド型車両の作動に伴って累積されて更新される。また、イグニッションスイッチ20がオフにされる前に電源スイッチSWがオフにされると、再び領域AR1に書き込まれる。
【0069】
前記統計データの保存項目には、駆動モータトルクTMの最大値を表す最大トルク、駆動モータトルクTMの最小値を表す最小トルク、駆動モータ回転速度NMの最大値を表す最高回転速度等が含まれる。そして、イグニッションスイッチ20がオンにされてハイブリッド型車両の作動が開始されると、前記領域AR2に記録されたすべての統計データは、EEPROM81から読み出され、RAM74にロードされ、保存項目ごとに車両駆動装置18(図1)の駆動に伴って検出された実測値(例えば、任意の周期ごとの駆動モータトルクTM、駆動モータ回転速度NM等)と比較され、一つでも更新の条件が成立する保存項目があると、該保存項目についての統計データが更新されて領域AR2に上書きされ、記録される。
【0070】
また、前記瞬間データは、各異常事象に共通のデータ(以下「共通データ」という。)、及び特定の異常事象に固有のデータ(以下「固有データ」という。)から成り、前記共通データは、異常事象に関係なく記録され、固有データは、異常事象に対応させて選択されたものが記録される。したがって、固有データは異常事象識別フラグと対応させて記録される。
【0071】
前記共通データの保存項目としては、例えば、インバータ29(図3)の温度、駆動モータトルクTM、発電機トルクTG、駆動モータ回転速度NM、発電機回転速度NG等が含まれる。また、固有データの保存項目としては、例えば、コイル23(図3)の過熱という異常に対応するものとして、ハイブリッド型車両を走行させるために必要になる車両要求トルク、駆動モータ目標トルクTM* 、制限後の駆動モータ目標トルクTM* 、コイル42(図3)の温度tmM等が含まれる。前記制限後の駆動モータ目標トルクTM* は、オイル温度、駆動モータ回転速度NM等が上限値になったときに制限される駆動モータ目標トルクTM* である。
なお、前記共通データと固有データとの割合、保存項目の数等も項目定義データにおいて設定されるようになっていて、パソコン83を操作することによって変更することもできる。また、累積データ、統計データ等の重要な保存データは、同じチップ、又は他のチップに2重化又はミラー化して記録することによって、保存データの保全を図ることもできる。
【0072】
ところで、前記瞬間データは、異常が発生したときに、異常が発生したタイミングで読み込まれ、そのまま、EEPROM81における領域AR5に記録される。これに対して、前記直前直後データは、異常が発生したときに、異常が発生したタイミングの直前に読み込まれた保存データ、及び異常が発生したタイミングの直後に読み込まれた保存データから成り、各保存データがEEPROM81における領域AR6に記録される。なお、前記異常が発生したタイミングの直前に読み込まれた保存データは、異常が発生したタイミングより前の所定の時間内に読み込まれた保存データであっても、異常が発生したタイミングより前に所定の回数だけサンプリングされた保存データであってもよい。同様に、異常が発生したタイミングの直後に読み込まれた保存データは、異常が発生したタイミングより後の所定の時間内に読み込まれた保存データであっても、異常が発生したタイミングより後に所定の回数だけサンプリングされた保存データであってもよい。
【0073】
そのために、前記RAM74内にバッファとしてのリングバッファ91(図1及び4)が各保存項目ごとに設定され、車両の走行に伴って変化し、車両の状態を表す変量、また、例えば、前記車両駆動装置18の駆動に伴って変化し、車両駆動装置18の状態を表す変量が、各保存項目ごとに常時サンプリングされ、保存データとしてリングバッファ91に記録される。この場合、前記保存データは、リングバッファ91に先頭アドレスから末尾アドレスまで順に、繰り返し上書きされて記録される。
【0074】
次に、サンプリングされた変量を保存データとしてリングバッファ91に記録する方法について説明する。
【0075】
図6は本発明の実施の形態における保存データの保存タイミングを示す図、図7は本発明の実施の形態における保存データの記録状態を示す図、図8は本発明の実施の形態におけるリングバッファの例を示す図である。
【0076】
前記車両駆動装置18(図1)の各変量は、CPU73(図4)における制御周期に基づいて各保存項目ごとに設定された所定のサンプリング周期でサンプリングされ、例えば、図6に示されるように、保存データD1については保存タイミングt1〜t13で、保存データD2については保存タイミングt1、t3、t5、t7、t9、t11、t13で、保存データD3については保存タイミングt1、t4、t7、t10、t13で、保存データD4については保存タイミングt1、t5、t9、t13でリングバッファ91に記録される。
【0077】
また、各保存項目ごとに、すなわち、保存データD1〜D4ごとにリングバッファ91が設定され、各保存データD1〜D4は、各リングバッファ91にフレームを形成して記録される。例えば、図7においては、各リングバッファ91にフレームf1〜f4が形成され、フレームf1は保存データD1のサンプリング値ai(i=1、2、…)によって、フレームf2は保存データD2のサンプリング値bi(i=1、2、…)によって、フレームf3は保存データD3のサンプリング値ci(i=1、2、…)によって、フレームf4は保存データD4のサンプリング値di(i=1、2、…)によって形成される。
【0078】
そのために、前記各フレームf1〜f4においては、先頭アドレスから順にサンプリング値が書き込まれ、末尾アドレスに到達すると、再び先頭アドレスに戻ってサンプリング値が書き込まれ(上書きされ)、記録される。そして、先頭アドレスから末尾アドレスまでのサンプリング値の書込みが繰り返される。
【0079】
例えば、図8に示されるリングバッファ91の例においては、10個のアドレスad1〜ad10のうちのアドレスad1が先頭アドレスとされ、アドレスad10が末尾アドレスとされ、各アドレスad1〜ad10にそれぞれサンプリング値が記録される。この場合、各サンプリング値のうち「−1」で表されたものは最も新しく、「−2」、「−3」、…のように負の値が大きくなるほど古くなり、「−10」で表されたものは最も古い。
【0080】
前記サンプリングを継続する時間、すなわち、サンプリング継続時間、及び各サンプリングを行う間隔、すなわち、サンプリングから成るサンプリング定義データは、パソコン83(図4)を操作することによって設定したり、変更したりすることができる。本実施の形態においては、リングバッファ91に記録される保存データの保存項目は、前記瞬間データの保存項目と同じにされるが、パソコン83を操作することによって、RAM74の容量、EEPROM81の容量等に対応させて保存項目を変更したり、保存項目の数を変更したりすることもできる。
【0081】
なお、本実施の形態においては、バッファとしてリングバッファ91が使用されるようになっているが、リングバッファ91に代えて時系列的に変量を記録することができる記録領域、記録装置等を使用することもできる。
【0082】
次に、前記構成の車両駆動装置18の制御を行うための車両駆動制御装置の動作について説明する。
【0083】
図9は本発明の実施の形態における車両駆動制御装置の動作を示すメインフローチャート、図10は本発明の実施の形態における異常検出処理のサブルーチンを示す図、図11は本発明の実施の形態における異常が発生したときのリングバッファの状態を示す図、図12は本発明の実施の形態における異常が発生したときのEEPROMの状態を示す図である。
【0084】
まず、運転者がイグニッションスイッチ20をオンにすると、CPU73の図示されない読出処理手段は、読出処理を行い、EEPROM81から蓄積データ、統計データ及び項目定義データの各データを読み出し、RAM74にロードする。続いて、前記CPU73の図示されないデータ設定処理手段は、データ設定処理を行い、外部からの設定要求があるかどうかを判断し、設定要求がある場合、項目定義データ、サンプリング設定データ等のデータを設定、又は変更する。なお、この場合、保存項目の設定及び変更は、RAM74の容量、EEPROM81の容量等に対応させて行われる。
【0085】
続いて、CPU73の図示されない通常制御処理手段は、通常制御処理を行い、車両駆動装置18を駆動し、ハイブリッド型車両を走行させる。次に、前記CPU73の図示されない異常検出処理手段は、異常検出処理を行い、車両駆動装置18に異常が発生したかどうかを判断し、異常が発生した場合、EEPROM81に保存データを記録する。すなわち、前記異常検出処理手段は、瞬間データを領域AR5に、直前直後データを領域AR6に記録する。
【0086】
次に、CPU73の図示されない第1の記録処理手段は、第1の記録処理を行い、所定の保存項目についての、車両駆動装置18の変量をサンプリング周期ごとにサンプリングし、保存タイミングでリングバッファ91に保存データとして記録する。そのために、前記第1の記録処理手段は、先頭アドレスから末尾アドレスまでのサンプリング値の書込みを繰り返す。なお、前記第1の記録処理手段によって記録処理手段92(図1)が構成される。
【0087】
続いて、前記CPU73の図示されない比較処理手段は、比較処理を行い、所定のサンプリング周期で統計データについての車両駆動装置18の変量をサンプリングし、実測値として読み込み、該実測値とRAM74に記録された統計データとを比較することによって統計処理を行い、統計データを更新する必要があるかどうかを判断する。
【0088】
前記CPU73の図示されないデータ更新処理手段は、データ更新処理を行い、前記各実測値と統計データとを比較(例えば、駆動モータトルクTMと最大トルク及び最小トルクとを比較したり、駆動モータ回転速度NMと最高回転速度とを比較)したりする。
【0089】
そして、所定の保存項目について統計データを更新する必要がある場合、前記データ更新処理手段は、前記保存項目について統計データを更新し、領域AR2に上書きして記録する。
【0090】
また、前記データ更新処理手段は、累積データを読み込み、イグニッションスイッチ20がオフにされる前に電源スイッチSWがオフにされると、累積データを領域AR1に記録する。
【0091】
このように、各保存項目ごとにリングバッファ91が設定され、各保存項目ごとに各リングバッファ91に保存データが記録され、各保存項目ごとにフレームが形成される。したがって、各保存項目によってサンプリング周期が異なっても、リングバッファ91によって構成される記録部の記録容量を小さくすることができる。その結果、車両駆動制御装置のコストを低くすることができる。
【0092】
また、リングバッファ91の記録容量を小さくすることができるので、通常制御処理に使用される領域の記録容量をその分大きくすることができる。
【0093】
そして、所定の記録容量を有するRAM74においてリングバッファ91に十分な量の保存データを記録することができるので、異常が発生したときに、異常発生原因を正確に判定することができる。
【0094】
また、瞬間データ及び直前直後データに基づいて、異常が発生したタイミングにおける車両駆動装置18の状態、並びに異常が発生したタイミングの直前及び直後の車両駆動装置18の状態に基づいて判定を行うことができるので、異常発生原因を一層正確に判定することができる。
【0095】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 イグニッションスイッチ20をオンにする。
ステップS2 EEPROM81からデータをロードする。
ステップS3 設定要求があるかどうかを判断する。設定要求がある場合はステップS4に、ない場合はステップS5に進む。
ステップS4 パソコン83を操作してデータを設定する。
ステップS5 通常制御処理を行う。
ステップS6 異常検出処理を行う。
ステップS7 保存データをサンプリング周期ごとにリングバッファ91に記録する。
ステップS8 統計データを更新する必要があるかどうかを判断する。統計データを更新する必要がある場合はステップS9に、必要がない場合はステップS10に進む。
ステップS9 統計データを更新する。
ステップS10 電源スイッチSWがオフになったかどうかを判断する。電源スイッチSWがオフになった場合はステップS11に進み、オフになっていない場合はステップS5に戻る。
ステップS11 累積データを書き込む。
ステップS12 イグニッションスイッチ20をオフにし、処理を終了する。
【0096】
次に、図9のステップS6における異常検出処理のサブルーチンについて説明する。
【0097】
ところで、前記通常制御処理において、各種のセンサによって検出された値、すなわち、検出値、本実施の形態においては、例えば、バッテリ電圧センサ72によって検出されたバッテリ電圧VBが低下して基準の範囲に納まらなくなると、エラーフラグが立てられるようになっているが、バッテリ電圧VBの低下等のように、後に容易に回復される程度の異常については、異常発生原因を判定する必要はなく、保存データを記録する必要もない。
【0098】
そこで、前記異常検出処理手段の図示されない記録条件成立判定処理手段は、記録条件成立判定処理を行い、エラーフラグが立てられたかどうかとは別に、保存データを記録するための記録条件としてトリガ条件を設定し、トリガ条件が成立したかどうかによって、後に異常発生原因を判定する必要が生じる程度の異常が発生したかどうかを判断するようにしている。そのために、例えば、各検出値を表す保存データについてそれぞれ、トリガ条件が成立したかどうかを判断するための閾(しきい)値が設定され、各保存データが閾値を超えた場合に、トリガ条件が成立したと判断され、異常が発生したと判断される。また、各保存データが閾値を超えない場合、トリガ条件が成立しないと判断され、異常が発生していないと判断され、後述されるような保存データ又は変量のEEPROM81への記録は行われない。
【0099】
本実施の形態においては、エラーフラグが立てられた場合であって、保存データが閾値を超えた場合にトリガ条件が成立したと判断されるようになっているが、エラーフラグが立てられた場合に、トリガ条件が成立したと判断することもできる。
【0100】
続いて、異常が発生したと判断されると、前記異常検出処理手段の図示されない瞬間データ取得処理手段は、瞬間データ取得処理を行い、各保存データが閾値を超えた瞬間のデータを前記瞬間データとして取得してEEPROM81に記録する。そのために、瞬間データ取得処理手段は、瞬間データが、既にEEPROM81に記録されているかどうかによって、書込済みであるかどうかを判断する。瞬間データがEEPROM81に書込済みでない場合、前記瞬間データによって表される異常事象を識別し、識別された異常事象を表す異常事象識別フラグ、前記瞬間データをEEPROM81の領域AR4、AR5にそれぞれ記録する。
【0101】
次に、前記異常検出処理手段の図示されない識別子書込処理手段は、識別子書込処理を行い、図8に示されるリングバッファ91において最も新しいサンプリング値が書き込まれたアドレスad7と、最も古いサンプリング値が書き込まれたアドレスad8との間、すなわち、異常が発生した時点で保存データを記録しようとする位置に、図11に示されるような、異常が発生したタイミングを表す第1の識別子としての異常発生マーカmk1をリングバッファ91に書き込む。また、前記識別子書込処理手段は、あらかじめ設定された所定のアドレス間、本実施の形態においては、最も新しいサンプリング値と最も古いサンプリング値との中間のサンプリング値が書き込まれているアドレスad2、ad3間、すなわち、前記異常発生マーカmk1が書き込まれた位置から保存容量の半分だけ逆上った位置に、異常が発生したタイミングの直前のサンプリング値と直後のサンプリング値とを区分するための第2の識別子としての直前直後区分マーカmk2をリングバッファ91に書き込む。
【0102】
本実施の形態においては、前記異常発生マーカmk1が書き込まれた位置から保存容量の半分だけ逆上った位置に直前直後区分マーカmk2が書き込まれるようになっているが、異常が発生する前のサンプリング値を残したい分だけ逆上った位置に直前直後区分マーカmk2を書き込むこともできる。
【0103】
続いて、前記異常検出処理手段の図示されない直後データ取得処理手段は、直後データ取得処理を行い、異常が発生したタイミングの直後の保存データをリングバッファ91に記録する。そのために、前記直後データ取得処理手段は、サンプリング値を、アドレスad8から順に、直前直後区分マーカmk2が到達するアドレスad2まで記録する。この場合、各サンプリング値のうち「+1」で表されたものは、異常が発生した直後の保存データのうちで最初のものであり、「+2」、「+3」、…のように正の値が大きくなるほど新しくなり、「+5」で表されたものは最も新しい。なお、前記サンプリング値を、直前直後区分マーカmk2が到達するアドレスad2より手前の所定のアドレスまで記録することができる。その場合、前記所定のアドレスに対応させて第3の識別子として直後設定マーカmk3がリングバッファ91に書き込まれる。
【0104】
このようにして、異常が発生したタイミングの直前及び直後の保存データが直前直後データとしてリングバッファ91に記録されると、前記異常検出処理手段の図示されない第2の記録処理手段は、記録処理を行い、リングバッファ91に記録された直前直後データをEEPROM81の領域AR6に記録する。そのために、領域AR6には、例えば、図12に示されるように、10個のアドレスAD1〜AD10が設定され、該アドレスAD1〜AD10うちのアドレスAD1が先頭アドレスとされ、アドレスAD10が末尾アドレスとされる。そして、前記第2の記録処理手段は、直前直後データを各アドレスAD1〜AD10にそれぞれ記録する。
【0105】
なお、リングバッファ91と領域AR6とはデータサイズが等しくされるので、直前直後データは、先頭アドレスad1に記録されたものから順に読み出され、先頭アドレスAD1から順に書き込まれる。
【0106】
この場合、各直前直後データのうち「−1」で表されたものは、直前の保存データのうちで最も新しく、「−2」、「−3」、…のように負の値が大きくなるほど古くなり、「−5」で表されたものは最も古い。また、各直前直後データのうち「+1」で表されたものは、直後の保存データのうちで最初のものであり、「+2」、「+3」、…のように正の値が大きくなるほど新しくなり、「+5」で表されたものは最も新しい。
【0107】
このようにして、直前直後データがEEPROM81に記録されると、前記異常検出処理手段は、異常が発生したことによって変更するべき保存項目がある場合、項目定義データを変更し、トリガ条件を消去する。
【0108】
なお、本実施の形態において、直前直後データは、異常が発生したときに、異常が発生したタイミングの直前に読み込まれ、リングバッファ91に記録された保存データ、及び異常が発生したタイミングの直後に読み込まれ、リングバッファ91に記録された保存データから成り、各保存データがEEPROM81に記録されるようになっているが、異常が発生したタイミングの直後に読み込まれた変量をリングバッファ91に記録することなく、順次EEPROM81に記録することができる。
【0109】
また、本実施の形態においては、直前直後データは、異常が発生したときに、異常が発生したタイミングの直前に読み込まれ、リングバッファ91に記録された保存データ、及び異常が発生したタイミングの直後に読み込まれ、リングバッファ91に記録された保存データから成るが、異常が発生したときに、異常が発生したタイミングの直前に読み込まれ、リングバッファ91に記録された保存データ、及び異常が発生したタイミングの直後に読み込まれ、リングバッファ91に記録された保存データのうちのいずれか一方であってもよい。
【0110】
そして、本実施の形態においては、所定のトリガ条件に基づいて異常が発生したと判断されると、瞬間データ及び直前直後データがEEPROM81に記録されるようになっているが、瞬間データをEEPROM81に記録するための第1のトリガ条件と、直前直後データをEEPROM81に記録するための第2のトリガ条件とを異ならせて設定することができる。その場合、第1、第2のトリガ条件ごとに保存データを異ならせたり、閾値を異ならせたりすることができる。
【0111】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS5−1 トリガ条件が成立したかどうかを判断する。トリガ条件が成立した場合はステップS5−2に進み、成立していない場合はリターンする。
ステップS5−2 瞬間データが書込済みであるかどうかを判断する。瞬間データが書込済みである場合はステップS5−8に、書込済みでない場合はステップS5−3に進む。
ステップS5−3 異常事象を識別する。
ステップS5−4 異常事象識別フラグをEEPROM81に記録する。
ステップS5−5 瞬間データフラグをEEPROM81に記録する。
ステップS5−6 異常発生マーカmk1を書き込む。
ステップS5−7 直前直後区分マーカmk2を書き込み、リターンする。
ステップS5−8 異常が発生したタイミングの直後のサンプリング値を書き込む。
ステップS5−9 直前直後区分マーカmk2に到達したかどうかを判断する。
直前直後区分マーカmk2に到達した場合はリターンし、到達していない場合はステップS5−10に進む。
ステップS5−10 直前直後データをEEPROM81に記録する。
ステップS5−11 項目定義データを変更する。
ステップS5−12 トリガ条件を消去し、リターンする。
【0112】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0113】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、車両駆動制御装置においては、サンプリング周期の異なる複数の保存項目ごとに設定され、記録部を構成するバッファと、前記保存項目ごとに設定されたサンプリング周期で、車両の走行に伴って変化する車両の状態を表す変量をサンプリングし、該変量を前記各バッファごとに保存データとして記録する記録処理手段とを有する。
【0114】
この場合、各保存項目ごとにバッファが設定され、各保存項目ごとに各バッファに保存データが記録され、各保存項目ごとにフレームが形成される。したがって、各保存項目によってサンプリング周期が異なっても、バッファによって構成される記録部の記録容量を小さくすることができる。その結果、車両駆動制御装置のコストを低くすることができる。
【0115】
また、バッファの記録容量を小さくすることができるので、通常制御処理に使用される領域の記録容量をその分大きくすることができる。
【0116】
そして、所定の記録容量を有する記録部においてバッファに十分な量の保存データを記録することができるので、異常が発生したときに、異常発生原因を正確に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における車両駆動制御装置の機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるハイブリッド型車両の概念図である。
【図3】本発明の実施の形態における車両駆動制御装置の概念図である。
【図4】本発明の実施の形態における駆動モータ制御装置の配設状態を示す概念図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるEEPROMの記録領域を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態における保存データの保存タイミングを示す図である。
【図7】本発明の実施の形態における保存データの記録状態を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるリングバッファの例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態における車両駆動制御装置の動作を示すメインフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態における異常検出処理のサブルーチンを示す図である。
【図11】本発明の実施の形態における異常が発生したときのリングバッファの状態を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態における異常が発生したときのEEPROMの状態を示す図である。
【符号の説明】
18 車両駆動装置
74 RAM
81 EEPROM
91 リングバッファ
92 記録処理手段

Claims (11)

  1. サンプリング周期の異なる複数の保存項目ごとに設定され、記録部を構成するバッファと、前記保存項目ごとに設定されたサンプリング周期で、車両の走行に伴って変化する車両の状態を表す変量をサンプリングし、該変量を前記各バッファごとに保存データとして記録する記録処理手段とを有することを特徴とする車両駆動制御装置。
  2. 前記各バッファに記録された保存データを他の記録部に記録する他の記録処理手段を有する請求項1に記載の車両駆動制御装置。
  3. 前記変量に基づいて、前記他の記録部に記録するための記録条件が成立したかどうかを判定する記録条件成立判定処理手段と、前記記録条件が成立した場合、記録条件が成立したタイミングの瞬間データを取得し、前記他の記録部に記録する瞬間データ取得処理手段とを有する請求項2に記載の車両駆動制御装置。
  4. 前記変量に基づいて、前記他の記録部に記録するための記録条件が成立したかどうかを判定する記録条件成立判定処理条件を有するとともに、前記他の記録処理手段は、前記記録条件が成立した場合、前記記録条件が成立したタイミングより前の保存データ、及び前記タイミングより後の保存データ又は前記変量のうちの少なくとも一方を直前直後データとして前記他の記録部に記録する請求項2又は3に記載の車両駆動制御装置。
  5. 前記他の記録処理手段は、前記記録条件が成立したタイミングから所定の時間が経過した後に、前記タイミングより前の保存データ、及び前記タイミングより後の保存データ又は前記変量のうちの少なくとも一方を前記他の記録部に記録する請求項4に記載の車両駆動制御装置。
  6. 前記他の記録処理手段は、前記記録条件が成立したタイミングから所定の時間が経過するまでに、前記タイミングより前の保存データを前記他の記録部に記録し、前記タイミングより後の変量を前記他の記録部に順次記録する請求項4に記載の車両駆動制御装置。
  7. 前記バッファに記録される保存データの保存項目についての項目定義データが前記他の記録部に記録される請求項2に記載の車両駆動制御装置。
  8. 異常事象を識別するための異常事象識別フラグが前記他の記録部に記録される請求項2に記載の車両駆動制御装置。
  9. 前記バッファはリングバッファであり、前記保存データは、リングバッファに先頭アドレスから末尾アドレスまで順に、繰り返し上書きされて記録される請求項1〜8のいずれか1項に記載の車両駆動制御装置。
  10. サンプリング周期の異なる複数の保存項目ごとにバッファが設定され、前記保存項目ごとに設定されたサンプリング周期で、車両の走行に伴って変化する車両の状態を表す変量をサンプリングし、該変量を前記各バッファごとに保存データとして記録することを特徴とする車両駆動制御方法。
  11. コンピュータを、サンプリング周期の異なる複数の保存項目ごとに設定され、記録部を構成するバッファ、及び前記保存項目ごとに設定されたサンプリング周期で、車両の走行に伴って変化する車両の状態を表す変量をサンプリングし、該変量を前記各バッファごとに保存データとして記録する記録処理手段として機能させることを特徴とする車両駆動制御方法のプログラム。
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