JP2002365094A - データ記憶装置 - Google Patents

データ記憶装置

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JP2002365094A
JP2002365094A JP2001174013A JP2001174013A JP2002365094A JP 2002365094 A JP2002365094 A JP 2002365094A JP 2001174013 A JP2001174013 A JP 2001174013A JP 2001174013 A JP2001174013 A JP 2001174013A JP 2002365094 A JP2002365094 A JP 2002365094A
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Masatoshi Nishina
正利 仁科
Hideki Machino
英樹 町野
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D9/00Recording measured values
    • G01D9/005Solid-state data loggers

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Recording Measured Values (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶容量を増大させることなく、長時間にわ
たるデータを効率よく記憶することができるデータ記憶
装置を提供する。 【解決手段】 データ記憶装置1は、ECU2を備え
る。このECU2は、データを所定周期Tcyでサンプ
リングし(ステップ2)、複数のデータをRAM4に順
次、記憶し、複数のデータの各々を、記憶された複数の
データのうちの、各データの次のタイミングでサンプリ
ングされたデータに、それぞれの所定の更新周期 2n
Tcyで更新する(ステップ18〜26)とともに、更
新禁止条件が成立したときに、更新を禁止する(ステッ
プ1)。この所定の更新周期 2n・Tcyは、各データ
のサンプリングタイミングが前であるほど、より長く設
定される(ステップ10〜17)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部から入力され
た測定データなどのデータを記憶するデータ記憶装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ記録装置として、例えば特
開平6−18293号公報に記載されたものが知られて
いる。このデータ記録装置は、A/D変換回路、CP
U、リングバッファメモリおよび記録手段などを備えて
いる。このデータ記録装置では、以下のように、測定デ
ータの記録処理が実行される。すなわち、外部から入力
された測定データを、まず、A/D変換回路でデジタル
変換した後、リングバッファメモリ内に一時的に記憶す
るとともに、トリガが発生しているか否かを判別する。
トリガが発生していないときには、リングバッファメモ
リに記憶した今回の測定データが所定の範囲内にあるか
否かを判別する。今回の測定データが所定の範囲内にあ
る場合、今回の測定データの入力が前回の記録手段への
測定データの記録してから5回目のときには、今回の測
定データを記録手段に記録する一方、それ以外のときに
は、今回の測定データが記録手段に記録されない。
【0003】一方、リングバッファメモリに記憶した今
回の測定データが所定の範囲内にないときには、トリガ
を発生させるとともに、今回分も含めて1〜3回前の分
の測定データを記録手段に記録する。そして、トリガの
発生後、測定データを、リングバッファメモリから記録
手段に毎回、転送し、記録する。以上の記録処理によ
り、測定データは、トリガの発生前には、間引き状態で
記録手段に記録され、トリガ発生時点では、その時点の
ものも含めてその直前の連続する3回分の測定データが
記録されるとともに、トリガの発生後、全ての測定デー
タが記録される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来のデータ記録
装置を、機器の故障や不具合の解析などに用いる場合、
機器の故障や不具合の発生を、上記トリガの発生条件に
設定することが考えられる。一般に、機器の故障や不具
合などの解析においては、不具合などの発生後の測定デ
ータはあまり有効ではないのに対して、それ以前の測定
データは極めて有効であるので、不具合発生以前の測定
データの記録密度が高いことが要求される。これに対し
て、従来のデータ記録装置では、トリガ発生以前の測定
データは5回に1回の割合で間引き状態で記録されると
ともに、トリガ直前の3回分の測定データのみが連続し
て記録されるに過ぎないので、解析用の測定データが有
効に得られない。また、トリガ発生後も測定データが記
録され続けるので、リングバッファメモリの記憶容量に
限りがある場合には、トリガ以前の測定データが消失す
るおそれがある。このような問題を解消するために、例
えばトリガ以前の測定データのサンプリング間隔および
記録間隔をいずれも短くした場合、リングバッファメモ
リの記憶容量の増大化が必要になり、それに伴ってコス
トアップを招いてしまう。これとは逆に、トリガ以前の
測定データの記録間隔を等間隔でかつ長いものにした場
合、トリガ直前の測定データの記録密度が低くなってし
まう。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、記憶容量を増大させることなく、長時間に
わたる有効なデータを効率よく記憶することができるデ
ータ記憶装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に係るデータ記憶装置1は、データを所定
周期Tcyでサンプリングするサンプリング手段(EC
U2、ステップ2)と、当該サンプリング手段によりサ
ンプリングされた複数のデータを順次、記憶する記憶手
段(ECU2、RAM4、ステップ18〜26)と、記
憶手段に記憶されている複数のデータの各々を、記憶さ
れた複数のデータのうちの、各データの次のタイミング
でサンプリングされたデータに、それぞれの所定の更新
周期(2n・Tcy)で更新するデータ更新手段(EC
U2、ステップ18〜26)と、データ更新手段の所定
の更新周期( 2n・Tcy)を、データのサンプリング
タイミングが過去にさかのぼってより前であるほど、よ
り長く設定する更新周期設定手段(ECU2、ステップ
10〜17)と、を備えることを特徴とする。
【0007】このデータ記憶装置によれば、データが所
定周期でサンプリングされ、サンプリングされた複数の
データが順次、記憶手段に記憶され、記憶手段に記憶さ
れている複数のデータの各々が、記憶された複数のデー
タのうちの、各データの次のタイミングでサンプリング
されたデータに、それぞれの所定の更新周期で更新され
る。この各データの所定の更新周期は、データのサンプ
リングタイミングが過去にさかのぼってより前であるほ
ど、より長く設定されるので、データの更新頻度すなわ
ち記憶密度は、サンプリングタイミングが後であるほ
ど、すなわち最新のタイミングに近いほど高くなるとと
もに、最新のタイミングよりも前であるほど、低くな
る。これにより、データの最新の状態を極めて克明に記
憶することができるとともに、過去の概略の変化傾向を
表す、長時間にわたるデータを記憶することができる。
その結果、記憶容量を増大させることなく、長時間にわ
たる有効なデータを効率よく記憶することができる。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
データ記憶装置1において、所定の更新禁止条件が成立
したときに、更新手段によるデータの更新を禁止する禁
止手段(ECU2、ステップ1)をさらに備えることを
特徴とする。
【0009】このデータ記憶装置によれば、所定の更新
禁止条件が成立したときに、データの更新が禁止される
ので、それ以前のデータを保持することができる。その
結果、例えば所定の更新禁止条件を機器の故障や不具合
などの発生条件とすることにより、機器の不具合などの
解析に有効な、不具合の発生以前のデータを適切に得る
ことができる。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項1または2
に記載のデータ記憶装置において、更新周期設定手段
は、データの所定の更新周期を、所定値(所定周期Tc
y)に2のn乗(ただし、nはゼロ以上の整数)を乗算
した値( 2n・Tcy)に設定することを特徴とする。
【0011】このデータ記憶装置によれば、データの所
定の更新周期が所定値に2のn乗(ただし、nはゼロ以
上の整数)を乗算した値に設定されるので、この更新周
期に従ったデータの更新を、ソフトウエアのみで容易に
行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の一実施形態に係るデータ記憶装置について説明す
る。図1は、本実施形態のデータ記憶装置の概略構成を
示しており、このデータ記憶装置1は、車両のエンジン
または動力系(いずれも図示せず)の不具合の発生状態
などを解析するために用いられるものである。
【0013】同図に示すように、データ記憶装置1は、
マイクロコンピュータからなるECU2(サンプリング
手段、記憶手段、データ更新手段、更新周期設定手段、
禁止手段)で構成されている。このECU2は、CPU
3、RAM4(記憶手段)、ROM5および入力インタ
ーフェース6などを備えている。この入力インターフェ
ース6には、複数のセンサ7(2つのみ図示)が接続さ
れている。これらのセンサ7はそれぞれ、車両のエンジ
ンおよび動力系の動作状態を表す各種のパラメータ(例
えば自動変速機の出力軸の回転数など)を検出し、その
検出信号を出力する。
【0014】各センサ7の検出信号は、入力インターフ
ェース6でA/D変換や整形がなされた後、CPU3に
入力される。後述するように、CPU3は、ROM5に
予め記憶された制御プログラムなどに従って、これらの
入力信号をRAM4にデータとして記憶するとともに、
記憶した複数のデータをそれぞれ複数の所定の更新周期
で更新する。このRAM4は、バックアップ電源付きの
バッファメモリで構成されており、図示しないイグニッ
ション・スイッチがONされた時点で、記憶されている
データが初期化されるとともに、このイグニッション・
スイッチがOFFされても、再度ONされるまで、記憶
したデータを保持する。
【0015】以下、ECU2が実行するデータ記憶処理
について説明する。図2は、データ記憶処理のメインル
ーチンを示しており、この処理は、所定周期Tcy(例
えば10msec)で実行される。
【0016】まず、ステップ1(図では「S1」と略
す。以下同じ)で、更新禁止フラグF_RENSTPが
「1」であるか否かを判別する。この判別結果がNOの
ときには、ステップ2に進み、複数のセンサ7の検出信
号の値をそれぞれ、データの今回値としてサンプリング
する。
【0017】次に、ステップ3に進み、後述するデータ
更新記憶処理を実行する。次いで、ステップ4に進み、
データの更新禁止条件が成立しているか否かを判別す
る。この判別では、サンプリングされたデータの今回値
のいずれかが所定の範囲内にないとき、すなわちエンジ
ンまたは動力系で不具合が発生していると想定されると
きに、データの更新禁止条件が成立していると判別され
る。この判別結果がNOのときには、エンジンまたは動
力系で不具合が発生していないとして、そのまま本処理
を終了する。
【0018】一方、この判別結果がYESのときには、
エンジンまたは動力系で不具合が発生しているとして、
ステップ5に進み、それを表すために更新禁止フラグF
_RENSTPを「1」にセットした後、本処理を終了
する。これにより、次回以降のルーチンで、ステップ1
の判別結果がYESとなり、その場合には、ステップ3
のデータ更新記憶処理が実行されなくなることで、RA
M4内のデータがそのまま保持される。また、ECU2
は、更新禁止フラグF_RENSTPが「1」にセット
されたときに、RAM4内のデータに基づき、エンジン
または動力系の不具合状態の解析処理(図示せず)を実
行する。
【0019】次に、図3を参照しながら、上記ステップ
3のデータ更新記憶処理の内容について説明する。この
処理では、まず、ステップ10において、カウンタの値
をインクリメントする。すなわち、カウンタの値は所定
周期Tcyでインクリメントされる。このカウンタは、
CPU3のレジスタにおける8ビット長データのうちの
下位7ビットの値として設定される。
【0020】次に、ステップ11〜17において、カウ
ンタの下位7ビット〜下位1ビットの値がすべて「0」
であるか否かをそれぞれ判別する。
【0021】これらのステップ11〜17の判別結果が
いずれもNOのときには、ステップ25に進み、RAM
4のブロック0〜4のデータをそれぞれブロック1〜5
のデータとして書き込む。以上により、ブロック1〜5
のデータはそれぞれ、本処理が実行されるごとに、言い
換えれば所定の更新周期Tcy(= 20・Tcy)でブ
ロック0〜4のデータに更新される(図4参照)。
【0022】次に、ステップ26に進み、前記ステップ
3でサンプリングしたデータの今回値をブロック0のデ
ータとして書き込んだ後、本処理を終了する。
【0023】一方、ステップ17の判別結果がYESの
とき、すなわちカウンタの下位1ビットの値が「0」で
あるときには、ステップ24に進み、ブロック5のデー
タをブロック6のデータとして書き込む。前述したよう
に、カウンタの値は、本処理を実行するごとにステップ
10でインクリメントされるので、その下位nビットの
値は、本処理を 2n回、実行するごとにすべて「0」に
なる。このため、ブロック6のデータは、更新周期 21
・Tcyでブロック5のデータに更新される(図4参
照)。次いで、前述したように、ステップ25,26を
実行した後、本処理を終了する。
【0024】一方、ステップ16の判別結果がYESの
とき、すなわちカウンタの下位2ビットの値がすべて
「0」であるときには、ステップ23に進み、ブロック
6のデータをブロック7のデータとして書き込む。この
場合、上述した理由により、ブロック7のデータは、更
新周期 22・Tcyでブロック6のデータに更新される
(図4参照)。次いで、前述したように、ステップ24
〜26を実行した後、本処理を終了する。
【0025】一方、ステップ15の判別結果がYESの
とき、すなわちカウンタの下位3ビットの値がすべて
「0」であるときには、ステップ22に進み、ブロック
7のデータをブロック8のデータとして書き込む。この
場合、前述した理由により、ブロック8のデータは、更
新周期 23・Tcyでブロック7のデータに更新される
(図4参照)。次いで、前述したように、ステップ23
〜26を実行した後、本処理を終了する。
【0026】一方、ステップ14の判別結果がYESの
とき、すなわちカウンタの下位4ビットの値がすべて
「0」であるときには、ステップ21に進み、ブロック
8のデータをブロック9のデータとして書き込む。この
場合、前述した理由により、ブロック9のデータは、更
新周期 24・Tcyでブロック8のデータに更新される
(図4参照)。次いで、前述したように、ステップ22
〜26を実行した後、本処理を終了する。
【0027】一方、ステップ13の判別結果がYESの
とき、すなわちカウンタの下位5ビットの値がすべて
「0」であるときには、ステップ20に進み、ブロック
9のデータをブロックAのデータとして書き込む。この
場合、前述した理由により、ブロックAのデータは、更
新周期 25・Tcyでブロック9のデータに更新される
(図4参照)。次いで、前述したように、ステップ21
〜26を実行した後、本処理を終了する。
【0028】一方、ステップ12の判別結果がYESの
とき、すなわちカウンタの下位6ビットの値がすべて
「0」であるときには、ステップ19に進み、ブロック
AのデータをブロックBのデータとして書き込む。この
場合、前述した理由により、ブロックBのデータは、更
新周期 26・TcyでブロックAのデータに更新される
(図4参照)。次いで、前述したように、ステップ20
〜26を実行した後、本処理を終了する。
【0029】一方、ステップ11の判別結果がYESの
とき、すなわちカウンタの下位7ビットの値がすべて
「0」であるときには、ステップ18に進み、ブロック
B〜Dのデータをそれぞれ、ブロックC〜Eのデータと
して書き込む。この場合、前述した理由により、ブロッ
クC〜Eのデータは、所定の更新周期 27・Tcyでブ
ロックB〜Dのデータにそれぞれ更新される(図4参
照)。次いで、前述したように、ステップ19〜26を
実行した後、本処理を終了する。
【0030】以上のように、本実施形態のデータ記憶装
置1によれば、ブロック0〜5のデータはいずれも更新
周期 20・Tcyで更新され、ブロック6〜9,A〜B
のデータはそれぞれ、更新周期21・Tcy〜26・Tc
yで更新され、ブロックC〜Eのデータはいずれも更新
周期 27・Tcyで更新される(図4参照)。このよう
に、各ブロックのデータの更新周期は、各ブロックのデ
ータのサンプリングタイミングが過去にさかのぼってよ
り前であるほど、より長く設定されるので、データの記
憶密度は、サンプリングタイミングが後であるほど、す
なわち最新のタイミングに近いほど高くなるとともに、
最新のタイミングよりも前であるほど、低くなる。これ
により、データの最新の状態を極めて克明に記憶するこ
とができるとともに、過去の概略の変化傾向を表す、長
時間にわたるデータを記憶することができる。その結
果、RAM4の記憶容量を増大させることなく、長時間
にわたる有効なデータを効率よく記憶することができ
る。
【0031】また、各ブロックのデータは、データ更新
禁止条件が成立したときすなわちエンジンまたは動力系
で不具合が発生したときに、更新が禁止され、RAM4
内に保持されるので、このような不具合の解析に有効な
不具合発生以前のデータを、上記のように効率よく得る
ことができる。さらに、更新周期2n・Tcyに従った
データの更新を、ソフトウエアのみで容易に行うことが
できる。
【0032】なお、実施形態では、データのサンプリン
グ周期と、ブロック0〜5のデータの更新周期とを同じ
値に設定したが、これらを異なる値に設定してもよい。
また、本発明のデータ記憶装置1を適用する対象は、車
両の不具合の解析に用いた実施形態の例に限らず、新し
いデータほど密に記憶するとともに古いデータほど粗く
記憶することが求められるものであればよい。さらに、
データの更新周期すなわちデータの記録密度は、実施形
態の例に限らず、ソフトウエア上で自由に設定可能であ
る。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
データ記憶装置によれば、データの最新の状態を極めて
克明に記憶することができるとともに、過去の概略の変
化傾向を表す、長時間にわたるデータを記憶することが
できる。その結果、記憶容量を増大させることなく、長
時間にわたる有効なデータを効率よく記憶することがで
きる。
【0034】また、請求項2に係るデータ記憶装置によ
れば、所定の更新禁止条件が成立したときに、更新手段
によるデータの更新が禁止されるので、それ以前のデー
タを保持することができる。その結果、例えば所定の更
新禁止条件を機器の故障や不具合などの発生条件とする
ことにより、機器の不具合などの解析に有効な、不具合
の発生以前のデータを適切に得ることができる。
【0035】さらに、請求項3に係るデータ記憶装置に
よれば、更新周期に従ったデータの更新を、ソフトウエ
アのみで容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本処理の一実施形態に係るデータ記憶装置の概
略構成を示す図である。
【図2】データ記憶処理のメインルーチンを示すフロー
チャートである。
【図3】データ更新記憶処理のサブルーチンの内容を示
すフローチャートである。
【図4】図3の処理によりデータが更新される状態を説
明するための説明図である。
【符号の説明】
1 データ記憶装置 2 ECU(サンプリング手段、記憶手段、データ更
新手段、更新周期設定手段、禁止手段) 4 RAM(記憶手段) Tcy 所定周期(所定値)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月9日(2002.5.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に係るデータ記憶装置1は、データを所定
周期Tcyでサンプリングするサンプリング手段(EC
U2、ステップ2)と、当該サンプリング手段により
次、サンプリングされた複数のデータを記憶する記憶手
段(ECU2、RAM4、ステップ18〜26)と、記
憶手段に記憶されている複数のデータの各々を、記憶さ
れた複数のデータのうちの、各データよりも後のタイミ
ングでサンプリングされたデータに、それぞれの所定の
更新周期(2n・Tcy)で更新するデータ更新手段
(ECU2、ステップ18〜26)と、データ更新手段
の所定の更新周期( 2n・Tcy)を、データのサンプ
リングタイミングが過去にさかのぼってより前であるほ
ど、より長く設定する更新周期設定手段(ECU2、ス
テップ10〜17)と、を備えることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】このデータ記憶装置によれば、データが所
定周期でサンプリングされ、順次、サンプリングされた
複数のデータが記憶手段に記憶され、記憶手段に記憶さ
れている複数のデータの各々が、記憶された複数のデー
タのうちの、各データよりも後のタイミングでサンプリ
ングされたデータに、それぞれの所定の更新周期で更新
される。この各データの所定の更新周期は、データのサ
ンプリングタイミングが過去にさかのぼってより前であ
るほど、より長く設定されるので、データの更新頻度す
なわち記憶密度は、サンプリングタイミングが後である
ほど、すなわち最新のタイミングに近いほど高くなると
ともに、最新のタイミングよりも前であるほど、低くな
る。これにより、データの最新の状態を極めて克明に記
憶することができるとともに、過去の概略の変化傾向を
表す、長時間にわたるデータを記憶することができる。
その結果、記憶容量を増大させることなく、長時間にわ
たる有効なデータを効率よく記憶することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】次に、ステップ26に進み、前記ステップ
でサンプリングしたデータの今回値をブロック0のデ
ータとして書き込んだ後、本処理を終了する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを所定周期でサンプリングするサ
    ンプリング手段と、当該サンプリング手段によりサンプ
    リングされた複数のデータを順次、記憶する記憶手段
    と、 当該記憶手段に記憶されている前記複数のデータの各々
    を、当該記憶された複数のデータのうちの、当該各デー
    タの次のタイミングでサンプリングされたデータに、そ
    れぞれの所定の更新周期で更新するデータ更新手段と、 当該データ更新手段の前記所定の更新周期を、当該デー
    タのサンプリングタイミングが過去にさかのぼってより
    前であるほど、より長く設定する更新周期設定手段と、 を備えることを特徴とするデータ記憶装置。
  2. 【請求項2】 所定の更新禁止条件が成立したときに、
    前記更新手段による前記データの更新を禁止する禁止手
    段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のデ
    ータ記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記更新周期設定手段は、前記データの
    前記所定の更新周期を、所定値に2のn乗(ただし、n
    はゼロ以上の整数)を乗算した値に設定することを特徴
    とする請求項1または2に記載のデータ記憶装置。
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