JPH04309871A - 信号処理装置及びその方法 - Google Patents

信号処理装置及びその方法

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JPH04309871A
JPH04309871A JP3075240A JP7524091A JPH04309871A JP H04309871 A JPH04309871 A JP H04309871A JP 3075240 A JP3075240 A JP 3075240A JP 7524091 A JP7524091 A JP 7524091A JP H04309871 A JPH04309871 A JP H04309871A
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JP
Japan
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processing
sampling period
time
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Application number
JP3075240A
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English (en)
Inventor
Masaru Sawada
勝 澤田
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は信号処理方法及びその装
置に係り、詳しくは検出対象としてのアナログ信号を所
定のサンプリング期間だけA/Dコンバータにて所定の
サンプリング周期でサンプリングして得たデジタル信号
を入力し、その各デジタル信号に基づいてフーリエ変換
処理を行う信号処理方法及びその装置に関するものであ
る。
【0002】近年、例えば自動車用エンジンをより高精
度に制御することが要求されている。これに伴ってノッ
クセンサからの検出信号をA/Dコンバータにてサンプ
リングし、そのサンプリングされた各デジタル信号をフ
ーリエ変換処理を行う信号処理装置も高速かつ精度の高
いものが要求されている。
【0003】
【従来の技術】従来、例えば自動車用エンジンにおいて
、シリンダブロックにノックセンサを取り付け、そのノ
ックセンサにてエンジンブロックに伝わる振動を検出し
てノッキングの有無を判定している。そして、ノッキン
グ状態の発生に伴って例えば点火時期を調整してエンジ
ンを高精度に制御することが行われている。このノック
センサからの検出信号に基づくノッキングの判定は、そ
のノックセンサからの検出信号(アナログ信号)を以下
のような信号処理をすることによって行われている。
【0004】即ち、図9に示すようにノックセンサ51
からの検出信号はA/Dコンバータ52に出力される。 A/Dコンバータ52はサンプリングクロック発生回路
53からのクロックに同期してその検出信号をサンプリ
ングしその時々の値をデジタル値に変換してフーリエ変
換処理機能を有するマイクロプロセッサ54に出力され
る。プロセッサ54はA/Dコンバータ52の入力処理
タスクとフーリエ変換処理タスクを行う。入力処理タス
クはA/Dコンバータ52からの前記サンプリングした
デジタル信号をプロセッサ54内に設けたメモリの所定
の記憶領域に記憶するタスクである。また、フーリエ変
換処理タスクは前記メモリに記憶した前記サンプリング
期間においてサンプリングした各デジタル信号に基づい
てフーリエ変換を行い、図10に示すパワースペクトル
を求めるためのタスクである。そして、プロセッサ54
は上記処理タスクにて求めたパワースペクトルから特定
周波数帯域のピークレベルを検出し、この特定周波数帯
域のピークレベルに基づいてノック状態の有無を判定し
、その判定結果をコントローラ55に出力する。コント
ローラ55はこの判定結果に基づいてノッキングを防ぐ
ための例えば点火時期を制御するようにしてエンジンを
制御するようになっている。
【0005】ところで、図11に示すようにこの従来、
FFT処理を用いる機器(測定器)TI はサンプリン
グ時間NT(なお、Nはサンプリングする個数、Tはサ
ンプリング周期)やフーリエ変換処理時間tFFに対し
て十分に大きかったので、入力処理タスクとフーリエ変
換処理タスクとの各処理を同時に行う必要がなくシーケ
ンシャルに両処理を行っていた。
【0006】通信機器などでリアルタイムにFFT処理
を行う場合も、サンプリング周期Tが比較的大きく、ま
たサンプリング個数Nも少ないため、フーリエ変換処理
時間tFFがそのサンプリング周期Tより十分に小さい
。 従って、前記入力処理の合間にフーリエ変換処理が実行
できるため、プロセッサ54の負担はなくリアルタイム
の判定処理も行えた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、デジ
タル信号処理専用プロセッサ、即ち、DSP(digi
talsignal processing LSI 
)の出現により、サンプリング周期Tを短くし、サンプ
リング個数Nを多くして、フーリエ変換の精度及び帯域
を広げ精度を上げることが可能になってきている。この
時、サンプリング時間NT>フーリエ変換処理時間tF
F>サンプリング周期Tとなり、リアルタイム性を維持
することが困難となる問題があった。
【0008】即ち、精度を上げるべくサンプリング周期
Tを短くしサンプリング個数Nを増加させると、その増
加に伴いフーリエ変換処理時間tFFが増大する。従っ
て、図11に示すようにノックセンサ51からの検出信
号のある時間(判定処理時間TI )においてサンプリ
ングを複数回行ってその都度フーリエ変換処理を行い各
回のサンプリングにおけるノッキング判定を行う場合に
、前記フーリエ変換処理の間だけ検出信号のサンプリン
グが行われないことになる。その結果、サンプリング個
数Nを増大させ、フーリエ変換処理時間tFFが長くな
ると、サンプリングしない期間がさらに拡大しリアルタ
イム性が失われることになる。
【0009】このように、従来ではリアルタイム性を犠
牲して精度を確保するか、反対に精度を犠牲にしてリア
ルタム性を確保するかといった問題があった。本発明は
上記問題点を解消するためになされたものであって、そ
の目的は精度を犠牲にすることなく、リアルタイムにA
/D変換されたサンプリング信号をフリーエ変換処理を
行うことができる信号処理方法及びその装置を提供すこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために、まず、検出対象のアナログ信号を予め設
定したサンプリング周期で予め設定された期間サンプリ
ングする。続いて、そのサンプリング期間にサンプリン
グして得た各デジタル信号に基づいて前記サンプリング
周期より長い時間を要してパワースペクトルを求めるた
めにフリーエ変換処理を行う。このサンプリング期間に
得た各デジタル信号に基づいてフーリエ変換処理を開始
する時、前記検出対象のアナログ信号における新たなサ
ンプリング期間のサンプリング動作を開始させるように
した。
【0011】
【作用】本発明によれば、サンプリング周期はフーリエ
変換処理時間より短いので、あるサンプリング期間にお
けるフリーエ変換処理を行っているとき、そのサンプリ
ング周期で新たなサンプリング期間におけるサンプリン
グ信号が順次出力されてくるたびごとに、フーリエ変換
処理動作を一時中断させながら先のサンプリング期間に
おけるフーリエ変換処理が可能となる。
【0012】従って、先のサンプリング期間においてサ
ンプリングした各デジタル信号に基づいてフーリエ変換
処理を開始すると同時に次の新たなサンプリング期間の
サンプリングを開始させることができ、検出対象として
のアナログ信号に対して連続、即ち系時的にサンプリン
グが可能となる。その結果、サンプリングは常にリアル
タイムなサンプリングとなり、各サンプリング期間にお
いて得たフーリエ変換処理結果は信頼性が高くなる。し
かも、サンプリング周期を短く、即ちサンプリングする
個数が多くすることができ、精度の高い信号処理が可能
となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
従って説明する。図1はノックセンサにおけるフーリエ
変換処理(以下、FFT処理という)システムブロック
図を示し、回転数検出センサ10はエンジン11のディ
ストリブュータからの信号を入力し、エンジン11の回
転数に同期した検出信号をコントローラ12に出力する
。コントローラ12はこの検出信号に基づいてエンジン
11のその時々の回転数とクランク角を演算する。そし
て、その演算した回転数に基づいてその時の回転数に対
するノック判定に必要な判定処理時間(ノック状態を判
定するに必要な検出信号の時間間隔)TI を決定する
ようになっている。
【0014】この回転数に対する判定処理時間TI は
コントローラ12に内蔵されたメモリに予め記憶された
データに基づいて決定され、本実施例では図3,図4に
示すようにエンジン回転数が高いほど判定処理時間TI
 が短くなるように設定されている。即ち、回転数が高
いほどエンジンの各気筒の燃焼工程時間が短くなり、そ
の燃焼に基づいて発生するノック検出のための検出信号
の発生期間が短くなるため、その時々の回転数に合わせ
て判定処理時間TIを決定している。
【0015】また、コントローラ12は判定処理時間T
I が求まると、その時間TI内で何回サンプリングで
きるかそのサンプリング回数kを算出する。この回数k
は1回のサンプリング期間NT(Nは予め設定したサン
プリングする個数、Tは予め設定されたサンプリング周
期)、フーリエ変換処理に要する時間tFFとすると、
TI=kNT+tFF  より、 k=(TI−tFF)/NTとなる。ただし、kは自然
数である。
【0016】即ち、これはサンプリング期間NTは予め
設定されていて、前記回転数が高いほど判定処理時間T
Iが短く、反対に回転数が低いほど処理時間TIが長い
ため、図3,図4に示すようにその処理時間TIにおい
て複数回のサンプリング期間NTを設定することができ
、複数回行うことによって検出精度を高めている。また
、サンプリングとフーリエ変換処理を並行して行わせる
ようにしている。なお、本実施例ではサンプリング個数
Nを多くとって判定精度を上げるため、サンプリング周
期Tを非常に短く、前記フーリエ変換処理時間tFFよ
りも短くしている。
【0017】また、コントローラ12は前記演算したそ
の時々のクランク角に基づいてノック判定を開始するた
めのタイミングを演算しそのスタートトリガ信号を出力
するようになっている。即ち、ノック検出のための検出
信号の発生期間はエンジン11の各気筒における燃焼に
起因しているので、その発生タイミングをこのクランク
角から求めている。そして、このスタートトリガ信号と
前記サンプリング回数kは後記するFFT処理プロセッ
サ17に出力される。
【0018】前記エンジン11のエンジンブロックには
ノックセンサ13が設けられ、エンジン11の振動を検
出し、その検出信号(アナログ信号)をA/Dコンバー
タ14に出力する。A/Dコンバータ14は後記するF
FT処理プロセッサ17からのサンプリングクロックに
同期してその検出信号をサンプリングしその時々の値を
デジタル値に変換して入出力バッファレジスタ16を介
してFFT処理プロセッサ17に出力される。このサン
プリングクロックの周期は予め設定されていて、前記サ
ンプリング回数kを求める際に使用したサンプリング周
期Tと一致させている。
【0019】前記FFT処理プロセッサ17はDSP(
digital signal processing
 LSI )よりなり、前記コントローラ12からのス
タートトリガ信号に基づいてFFT処理プロセッサ17
に内蔵されたタイマ18を起動させてサンプリング周期
TのサンプリングクロックをA/Dコンバータ14に出
力する。また、FFT処理プロセッサ17はタイマ18
に対し1回のサンプリング期間NTにおけるサンプル数
はN個であって、そのサンプリングの回数をコントロー
ラ12からの回数kに基づいてk回連続して発振動作さ
せる。即ち、FFT処理プロセッサ17はkNT時間ま
でタイマ18を発振動作させるようになっている。尚、
このサンプリング数N個は前記サンプリング回数kを求
める際に使用したサンプリング個数Nと一致させている
【0020】また、FFT処理プロセッサ17のタイマ
18は前記サンプリングクロックと同期したタイマ割り
込み信号を発振し、そのタイマ割り込み信号を後記する
FFT処理回路部21がFFT処理動作を行っていると
きにおいてその処理動作を中断させA/Dコンバータ1
4から出力されてくる新たなサンプリング期間NTにお
けるサンプリングデジタル値を内部メモリ22に記憶さ
せる処理を実行させるための割り込み信号として使用す
るようになっている。
【0021】そして、FFT処理プロセッサ17はk回
行われる各サンプリング期間NTにおいて得たN個のデ
ジタル値に基づいてFFT処理及び処理結果に基づくノ
ック判定を行う。FFT処理プロセッサ17におけるF
FT処理のための回路構成について図2に従って説明す
ると、FFT処理プロセッサ17はFFT処理回路部2
1と内部メモリ22とから構成されている。前記内部メ
モリ22は2個の入力/出力データ記憶領域22a,2
2b、予め設定されたFFT処理演算を行うために使用
される定数が記憶されている定数データ記憶領域22c
及びその他演算結果等を記憶するための記憶領域が設け
られている。2個の入力/出力データ記憶領域22a,
22bは前記連続して入力されてくる各回におけるN個
のデータが交互に記憶されるようになっている。即ち、
1回目のサンプリング期間NTにおけるN個のデータが
入力/出力データ記憶領域22aに記憶されると、2回
目のサンプリング期間NTにおけるN個のデータは入力
/出力データ記憶領域22bに記憶される。そして、3
回目のサンプリングにおけるN個のデータは先の1回目
のサンプリングにおけるN個のデータを消去して入力/
出力データ記憶領域22bに記憶され、以後交互に新た
な回のサンプリング期間NTのデジタル値が更新記憶さ
れるようになっている。
【0022】また、FFT処理プロセッサ17は入力/
出力データ記憶領域22a,22bのいずれか一方をプ
ログラム選択し、その選択された記憶領域に記憶される
1つのサンプリング期間NTにおけるN個のデジタル値
がFFT処理回路部21に読み出させるようになってい
る。また、FFT処理プロセッサ17は入力/出力デー
タ記憶領域22a,22bのいずれか一方をプログラム
選択し、その選択された記憶領域に対して先に当該記憶
領域に記憶されたN個のデジタル値に基づいて同FFT
処理回路部21にて行ったフーリエ変換して求めたパワ
ースペクトルを求めるためのデータを書き込むようにな
っている。
【0023】そして、FFT処理回路部21は入力/出
力データ記憶領域22a,22bのいずれか一方に、例
えば入力/出力データ記憶領域22aに1つのサンプリ
ング期間NTにおけるN個全てのデジタル値が記憶され
ると、同N個全てのデジタル値を読み出す。これと同時
にFFT処理プロセッサ17は記憶領域を切り換え他方
の記憶領域22bに連続してA/Dコンバータ14から
出力されてくる次のサンプリング期間NTの各デジタル
値が書き込まれる状態にする。
【0024】また、前記FFT処理プロセッサ17は入
力/出力データ記憶領域22a,22bに記憶されたF
FT処理回路部21にて行ったフーリエ変換処理して求
めたパワースペクトルを求めるためのデータに基づいて
パワースベクトルを求め特定周波数帯域のピークレベル
を検出する。そして、FFT処理プロセッサ17はこの
特定周波数帯域のピークレベルに基づいてノック状態の
有無を判定するようになっている。そして、その判定結
果を前記コントローラ12に出力する。コントローラ1
2はこの判定結果に基づいてノッキングを防ぐための例
えば点火時期を制御するようにしてエンジン11を制御
するようになっている。
【0025】次に、上記のように構成したノックセンサ
におけるFFT処理システムの作用についてFFT処理
プロセッサ17の動作に従って説明する。今、コントロ
ーラ12がその時のエンジン11の回転数に基づいて判
定処理時間NT及びサンプリング回数kを算出するとと
もに、クランク角に基づいてノック判定を開始するため
のタイミングを演算すると、同コントローラ12はサン
プリング回数kとスタートトリガ信号をFFT処理プロ
セッサ17に出力する。FFT処理プロセッサ17はス
タートトリガ信号に応答してタイマ18を起動させてサ
ンプリング周期TのサンプリングクロックをA/Dコン
バータ14に出力するとともに、サンプリング回数kに
基づいてkNT時間まで同タイマ18を発振動作させる
。従って、k回連続してサンプリング期間NTのサンプ
リング動作を開始する。
【0026】A/Dコンバータ14はタイマ18からの
サンプリング周期Tのサンプリングクロックに同期して
ノックセンサ13からの検出信号(アナログ信号)をサ
ンプリングしその時々の値をデジタル値に変換して入出
力バッファレジスタ16を介してFFT処理プロセッサ
17の入力/出力データ記憶領域22aに順次書き込む
。そして、1回目のサンプリング期間NTにおけるサン
プリングが終了、即ちN個のデジタル値が入力/出力デ
ータ記憶領域22aに記憶されると、FFT処理プロセ
ッサ17はFFT処理回路部21にて入力/出力データ
記憶領域22aに記憶されたN個のデジタル値を読み出
しFFT処理動作を開始させる。これと同時に、FFT
処理プロセッサ17は入力/出力データ記憶領域22a
から入力/出力データ記憶領域22bに切り換え、A/
Dコンバータ14から出力される2回目のサンプリング
期間NTにおけるデジタル値を同記憶領域22bに記憶
させるようにする。
【0027】従って、入力/出力データ記憶領域22b
にサンプリング周期Tのサンプリングクロックに同期し
て記憶されることになる。この時、FFT処理回路部2
1にて行っている1回目に行ったサンプリングに基づく
FFT処理動作はタイマ18からサンプリングクロック
に同期して出力されるタイマ割り込み信号に基づいて一
時中断させ、1つのサンプリングデジタル値を入力/出
力データ記憶領域22bに記憶させた後、FFT処理動
作を再開する。従って、サンプリング周期TはFFT処
理回路部21のフーリエ変換処理時間tFFよりも非常
に短いので、FFT処理動作はタイマ割り込み信号が発
生するたびごとサンプリングデジタル値が入力/出力デ
ータ記憶領域22bに記憶されるまで一時中断し、間欠
的に処理動作が行われることになる。
【0028】間欠処理動作にてFFT処理回路部21が
1回目のサンプリング期間NTにおけるN個のデジタル
値に基づいてFFT処理しパワースペクトルを求めるた
めのデータを演算すると、そのデータを入力/出力デー
タ記憶領域22aに記憶する。そして、FFT処理プロ
セッサ17は入力/出力データ記憶領域22bに2回目
のサンプリング期間NTにおけるN個のデジタル値が入
力/出力データ記憶領域22bに記憶されるまで、FF
T処理回路部21によるFFT処理動作の開始を待つ。
【0029】2回目のサンプリングよるN個のデジタル
値が入力/出力データ記憶領域22bに記憶されると、
前記と同様な処理動作が行われ2回目のサンプリングに
基づくパワースペクトルを求めるためのデータが演算さ
れ、そのデータが入力/出力データ記憶領域22bに記
憶される。以後、k回目のサンプリングが終了するまで
同様な動作が繰り返される。そして、FFT処理プロセ
ッサ17はk回のサンプリングによって得たパワースペ
クトルを求めるためのデータに基づいてそれぞれパワー
スペクトルを求め、それぞれ特定周波数帯域のピークレ
ベルを検出する。
【0030】FFT処理プロセッサ17はこれら特定周
波数帯域のピークレベルに基づいてノック状態の有無を
判定し、その判定結果を前記コントローラ12に出力す
る。コントローラ12はこの判定結果に基づいてノッキ
ングを防ぐためにエンジン11の点火時期を制御する。 このように、本実施例によればサンプリング周期Tがフ
ーリエ変換処理時間tFFより短く、先のサンプリング
期間NTにおけるフリーエ変換処理を行っているとき、
そのサンプリング周期Tで新たなサンプリング期間NT
におけるデジタル値が順次出力されてくるたびごとに、
フーリエ変換処理動作を一時中断させながら先のサンプ
リング期間NTにおけるフーリエ変換処理をするように
したので、先のサンプリング期間NTにおいてサンプリ
ングした各デジタル値に基づいてフーリエ変換処理を開
始すると同時に次の新たなサンプリング期間NTのサン
プリングを開始させることができ、検出対象としてのア
ナログ検出信号に対して連続にサンプリングが、即ちサ
ンプリング期間NTのサンプリングが複数回連続してサ
ンプリングが可能となる。
【0031】従って、サンプリングは常にリアルタイム
なサンプリングとなり、各サンプリング期間NTにおい
て得たフーリエ変換処理結果の信頼性を高くすることが
できる。しかも、サンプリング周期Tが短く、サンプリ
ングする個数が多いので、精度の高い信号処理が可能と
なる。なお、本発明は前記実施例に限定されるものでは
なく、以下のように実施してもよい。
【0032】■  図7に示すようにスタートトリガで
起動してサンプリング周期Tのサンプリングクロックを
発振するサンプリングクロック発生回路25を設け、同
回路25からのサンプリングクロックに基づいてA/D
コンバータ14をサンプリング動作させバッファレジス
タ16に転送させるようにしてもよい。そして、FFプ
ロセッサ17は図8に示すようにFFT処理動作を複数
に分割し、その分割FFT処理と分割FFT処理との間
にバッファレジスタ16のデジタル値を入力/出力デー
タ記憶領域に記憶する処理動作を、即ちサンプリングク
ロックのサンプリング周期T(T時間)毎にバッファレ
ジスタ16のデジタル値を入力/出力データ記憶領域に
記憶する動作をソフトウェア割り込動作させるようにす
る。この時、各分割FFT処理の時間は全て同じにする
必要があり、そのためこの時間内で行える処理内容を各
分割FFT処理毎に予め決めておく必要がある。
【0033】■  前記実施例では入力/出力データ記
憶領域22a,22bはそれぞれデシタル値とパワース
ペクトルを求めるためのデータとを異なるメモリ空間に
記憶するようにしたが、これを同じメモリ空間にしてデ
シタル値とパワースペクトルを求めるためのデータとを
交互に更新するようにして実施してもよい。 ■  さらに、前記実施例ではエンジン11のノック判
定のためにノックセンサからの検出信号をFFT処理し
たが、それ以外の信号をFFT処理する場合にも使用し
てもよい。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、精
度を犠牲にすることなく、リアルタイムにA/D変換さ
れたサンプリング信号をフリーエ変換処理を行うことが
できる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノックセンサにおけるフーリエ変換処理システ
ムブロック図である。
【図2】FFT処理プロセッサのFFT処理のための回
路構成図である。
【図3】エンジン回転数が低い場合の判定処理時間に対
するサンプリング期間NT及びフーリエ変換処理時間と
の関係を示す図である。
【図4】エンジン回転数が高い場合の判定処理時間に対
するサンプリング期間NT及びフーリエ変換処理時間と
の関係を示す図である。
【図5】FFT処理プロセッサのFFT処理動作を説明
するフローチャート図である。
【図6】FFT処理プロセッサのデジタル値の入力動作
を説明するフローチャート図である。
【図7】別例のノックセンサにおけるフーリエ変換処理
システムブロック図である。
【図8】別例のFFT処理プロセッサのFFT処理動作
を説明するフローチャート図である。
【図9】従来のノックセンサにおけるフーリエ変換処理
システムブロック図である。
【図10】ノック判定のために求められるパワースペク
トル図である。
【図11】従来の判定処理時間に対するサンプリング期
間NT及びフーリエ変換処理時間との関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
13  ノックセンサ 14  A/Dコンバータ 17  FFT処理プロセッサ 18  タイマ 21  FFT処理回路部 22  内部メモリ 22a,22b  入力/出力データ記憶領域TI  
判定処理時間 T  サンプリング周期 NT  サンプリング期間 N  サンプリングの数 tFF  FFT処理時間 k  回数

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  予め設定したサンプリング周期(T)
    で予め設定された期間(NT)アナログ信号をサンプリ
    ングし、その期間(NT)にサンプリングして得た各デ
    ジタル信号に基づいて前記サンプリング周期(T)より
    長い時間(tFF)を要してパワースペクトルを求める
    ためのフリーエ変換処理をする信号処理方法において、
    先のサンプリング期間(NT)に得た各デジタル信号に
    基づいてフーリエ変換処理を行う同時に、新たなサンプ
    リング期間(NT)のサンプリング動作を開始させるよ
    うにしたことを特徴とする信号処理方法。
  2. 【請求項2】  予め設定したサンプリング周期(T)
    で予め設定された期間(NT)アナログ信号をサンプリ
    ングし、その期間(NT)においてサンプリングして得
    たデジタル信号を出力するサンプリング手段(14)と
    、複数の記憶領域(22a,22b)を有し、前記サン
    プリング手段(14)から順次出力される1つのサンプ
    リング期間(NT)における各デジタル信号をサンプリ
    ング期間(NT)ごとに対応する前記記憶領域(22a
    ,22b)に記憶する記憶手段(22)と、前記記憶手
    段(22)の所定の記憶領域(22a,22b)に記憶
    されたサンプリング期間(NT)に得た各デジタル信号
    に基づいて少なくとも前記サンプリング手段(14)の
    サンプリング周期(T)より長い時間(tFF)を要し
    てパワースペクトルを求めるためのフーリエ変換処理を
    するフーリエ変換処理手段(21)と、前記変換処理手
    段(21)が変換処理動作中においても前記サンプリン
    グ手段(14)を新たなサンプリング動作を実行させる
    実行手段(17)と、前記実行手段(17)に基づいて
    サンプリング手段(14)がサンプリング動作し、その
    新たなサンプリング期間(NT)におけるサンプリング
    した1つのデジタル信号を前記記憶手段(22)の他方
    の記憶領域(22a,22b)に記憶する時、その記憶
    処理を優先し前記変換処理手段(21)の先のサンプリ
    ング期間(NT)の変換処理動作を中断させる制御手段
    (17)とを備えたことを特徴とする信号処理装置。
JP3075240A 1991-04-08 1991-04-08 信号処理装置及びその方法 Pending JPH04309871A (ja)

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