JP2004197716A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】触媒温度を正確に推定し、触媒温度が最適な温度となるように制御する。
【解決手段】内燃機関の排気を浄化する触媒32と、内燃機関の排気系に2次空気を供給する手段と、筒内圧を取得する筒内圧センサ44と、筒内圧に基づいて、筒内で発生した発熱量のうちの排気による損失エネルギーを求める手段と、筒内での未燃燃料のエネルギーを求める手段と、排気による損失エネルギーと未燃燃料のエネルギーとに基づいて触媒32の温度を推定する手段と、触媒温度に基づいて2次空気の供給を制御する制御手段と、を備える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は内燃機関の制御装置に関し、特に、排気系の温度に応じて2次空気を制御する装置に適用して好適である。
【0002】
【従来の技術】
従来、内燃機関の排気通路への2次空気の供給・停止を切換えることが行われている。例えば、特開平7−83039号公報には、燃料噴射量及び点火時期から求めた排気通路への熱量と、始動時における冷却水温から求めた排気通路の熱容量とから、2次空気供給箇所の排気温度を推定する方法が記載されている。
【0003】
そして、同公報に記載された方法では、推定した排気温度から2次空気による後燃え量を推定し、後燃え量に応じて2次空気の供給を終了させる触媒温度を決定し、排気温度がこの温度以上となったときに2次空気の供給を終了させている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−83039号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載された方法では、燃料噴射量、点火時期、及び冷却水温に基づいて2次空気による後燃え量を推定しているのみであり、筒内での未燃燃料が2次空気によって実際に燃焼する際のエネルギーを考慮したものではない。従って、2次空気による後燃え量を精度良く推定することは困難である。
【0006】
また、同公報では、燃料噴射量及び点火時期から排気通路の熱量を求めているが、排気ガスにより実際に発生する熱エネルギー(排気損失エネルギー)の影響は考慮されていない。従って、排気通路における熱量を精度良く推定することは困難である。
【0007】
このように、同公報に記載された方法では、燃料噴射量、点火時期、及び冷却水温のパラメータのみに基づいて排気温度を推定しているため、排気温度を精度良く推定することは難しい。特に、排気温度は内燃機関の個体毎の機差、経年変化等の影響によって変動するが、燃料噴射量、点火時期、及び冷却水温のパラメータには機差、経年変化などの要素が反映されないため、排気温度を正確に推定することはできない。従って、排気温度に基づいて2次空気の供給を正確に制御することは困難である。
【0008】
この発明は、上述のような問題を解決するためになされたものであり、触媒温度を正確に推定し、触媒温度が最適な温度となるように制御することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関の排気を浄化する排気浄化触媒と、前記排気浄化触媒を昇温させる触媒昇温手段と、筒内圧を取得する筒内圧取得手段と、前記筒内圧に基づいて、筒内で発生した発熱量のうちの排気による損失エネルギーを求める排気損失エネルギー算出手段と、筒内での未燃燃料のエネルギーを求める未燃燃料エネルギー算出手段と、前記排気による損失エネルギーと前記未燃燃料のエネルギーとに基づいて前記排気浄化触媒の触媒温度を推定する触媒温度推定手段と、前記触媒温度に基づいて前記触媒昇温手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
第2の発明は、第1の発明において、前記制御手段は、前記触媒温度と所定のしきい値とを比較する比較手段を含み、前記触媒温度が前記しきい値以上である場合は前記触媒昇温手段による前記排気浄化触媒の昇温を停止させることを特徴とする。
【0011】
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記筒内圧に基づいて、筒内で発生した前記発熱量を求める発熱量算出手段と、前記筒内圧に基づいて、筒内で発生した前記発熱量による図示仕事を求める図示仕事算出手段と、を更に備え、前記排気損失エネルギー算出手段は、前記発熱量と前記図示仕事とに基づいて前記排気による損失エネルギーを求めることを特徴とする。
【0012】
第4の発明は、第1又は第2の発明において、筒内への噴射燃料が有する理論上の燃料エネルギーを求める燃料エネルギー算出手段と、前記筒内圧に基づいて、筒内で発生した前記発熱量を求める発熱量算出手段と、前記筒内圧に基づいて、筒内での冷却損失を求める冷却損失算出手段と、を更に備え、前記未燃燃料エネルギー算出手段は、前記燃料エネルギーと、前記発熱量、前記冷却損失、及び前記未燃燃料が有するエネルギーとの間で成立するエネルギー保存則に基づいて前記未燃燃料が有するエネルギーを求めることを特徴とする。
【0013】
第5の発明は、第4の発明において、前記冷却損失算出手段は、ウッシーニの熱伝達係数モデル式から筒内と燃焼室壁面の間の熱伝達率を求める熱伝達率算出手段を含み、前記熱伝達率に基づいて前記冷却損失を算出することを特徴とする。
【0014】
第6の発明は、第1〜第3の発明のいずれかにおいて、筒内への燃料噴射量を取得する燃料噴射量取得手段と、排気空燃比を検出する空燃比センサと、筒内への吸入空気量を取得する吸入空気量取得手段と、を更に備え、前記未燃燃料エネルギー算出手段は、前記燃料噴射量、前記排気空燃比及び前記吸入空気量に基づいて前記未燃燃料のエネルギーを求めることを特徴とする。
【0015】
第7の発明は、第1〜第6の発明のいずれかにおいて、前記触媒温度推定手段は、前記触媒温度を、前記排気による損失エネルギー及び前記未燃燃料のエネルギーとの関係で定めたマップと、前記マップを参照して、前記排気による損失エネルギー及び前記未燃燃料のエネルギーに対応する前記触媒温度を特定する手段と、を備えていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいてこの発明のいくつかの実施の形態について説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。なお、以下の実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0017】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる内燃機関の制御装置及びその周辺の構造を説明するための図である。図1に示すように、内燃機関10には吸気通路12および排気通路14が連通している。吸気通路12は、上流側の端部にエアフィルタ16を備えている。エアフィルタ16には、吸気温THA(すなわち外気温)を検出する吸気温センサ18が組みつけられている。
【0018】
エアフィルタ16の下流には、エアフロメータ20が配置されている。エアフロメータ20は、吸気通路12を流れる吸入空気量Gaを検出するセンサである。エアフロメータ20の下流には、スロットルバルブ22が設けられている。スロットルバルブ22の近傍には、スロットル開度TAを検出するスロットルセンサ24と、スロットルバルブ22が全閉となることでオンとなるアイドルスイッチ26とが配置されている。スロットルバルブ22の下流には、内燃機関10の吸気ポートに燃料を噴射するための燃料噴射弁30が配置されている。
【0019】
内燃機関10の各気筒はシリンダ32、ピストン34を備えている。ピストン34には、その往復運動によって回転駆動されるクランク軸36が連結されている。車両駆動系と補機類(エアコンのコンプレッサ、オルタネータ、トルクコンバータ、パワーステアリングのポンプ等)は、このクランク軸36の回転トルクによって駆動される。クランク軸36の近傍には、クランク軸36の回転角を検出するためのクランク角センサ38が取り付けられている。また、内燃機関10には、筒内の圧力(筒内圧)を検出するための筒内圧センサ44が設けられている。
【0020】
シリンダ32、ピストン34など内燃機関10を構成する部材は、周囲を流れる冷却水によって冷却されている。内燃機関10のシリンダブロックには、冷却水温THWを検出する水温センサ42が取り付けられている。
【0021】
排気通路14には、排気ガスを浄化するための触媒32が配置されている。また、触媒32の前後には空燃比センサ34およびOセンサ36が配置されている。ここで、空燃比センサ34は、排気空燃比に応じたリニアな信号を発生するセンサである。一方、Oセンサ36は、排気空燃比がリッチであるかリーンであるかに応じた出力を発するセンサである。
【0022】
排気通路14には、内燃機関10の個々の気筒に対応する支管毎に1つの注入孔50が連通している。注入孔50は、排気通路14の支管に2次空気を導入するための管路である。それらの注入孔50は、空気配管52に連通している。空気配管52は、その途中にバルブユニット54を備えている。また、空気配管52は、その端部においてエアポンプ56に接続されている。エアポンプ56は、エアフィルタ58を介して空気を吸入し、その空気を2次空気として空気配管52に送出することができる。そして、2次空気を空気配管52から排気通路14の支管へ導入することで、排気ガス中の未燃燃料を燃焼させて触媒32を昇温(暖機)することができ、触媒32が所望の機能を発揮する温度に設定される。
【0023】
バルブユニット54は、エアスイッチング弁62と逆止弁64を備えている。エアスイッチング弁62は、ダイアフラム式の負圧駆動弁である。エアスイッチング弁62は、VSV(Vacuum Switching Valve)66を介して吸気通路12に連通している。また、エアスイッチング弁62は、VSV66を介して吸気通路12の負圧が供給されることにより開弁状態となり、また、その負圧が供給されていない場合に閉弁状態を維持するダイアフラム式の弁機構68を備えている。従って、本実施形態のシステムでは、VSV66をオン状態(導通状態)とすることで、エアスイッチング弁62を導通状態とし、また、VSV66をオフ状態(遮断状態)とすることで、エアスイッチング弁62を遮断状態とすることができる。
【0024】
逆止弁64は、エアポンプ56から排気通路14へ向かう順方向の流体の流れのみを許容し、逆方向の流れを阻止するための弁機構である。逆止弁64は、エアスイッチング弁62に開故障が生じた場合に、高温の排気ガスが、排気通路14側からエアポンプ56側へ逆流するのを防ぐために設けられている。
【0025】
図1に示すように、本実施形態の装置はECU(Electronic Control Unit)40を備えている。ECU40には、上述した各種センサおよび燃料噴射弁30が接続されていると共に、内燃機関10のイグニッションスイッチ(IG)72や、高度センサ74が接続されている。高度センサ74は、車両の高度を検知するために、車両を取り巻く大気圧Paを検出するセンサである。ECU40は、それらのセンサ出力を受けて、上述したVSV66やエアポンプ56の状態を制御する。
【0026】
次に、図1のシステムにより触媒32の温度を推定する方法を説明する。機関始動時、または外気温の低下時等、触媒32の温度が比較的低い場合には、排気通路に2次空気が導入されて触媒32が暖機される。本実施形態では、図1のシステムにより触媒32の温度を推定し、触媒温度に応じて2次空気の供給を制御する。
【0027】
燃料噴射弁30から噴射された燃料は筒内(燃焼室)で燃焼し、発熱する。以下の(1)式は、筒内へ噴射された燃料が本来的に有するエネルギーと、燃焼による発熱量、冷却損失、及び未燃燃料によるエネルギーとの関係を示す式である。
【0028】
【数1】
Figure 2004197716
【0029】
(1)式において、Qfは燃料のエネルギー[kJ]、Qhは燃焼ガスによる発熱量[kJ]、Qwは冷却損失エネルギー[kJ]、Qfは未燃排出燃料エネルギー[kJ]をそれぞれ示している。燃料のエネルギーQfは、筒内へ流入した燃料が完全燃焼した場合に発生する理論上のエネルギーであって、燃料の物性、及び燃料量から定められる。
【0030】
理論上Qfのエネルギーを有する燃料は、その殆どが燃焼して燃焼によるエネルギーを発生させる。燃焼ガスによる発熱量Qhは、燃焼によるエネルギーのうち、発熱分によるエネルギーを示している。発熱量Qhは、クランク軸36の回転トルク発生に寄与し、残りは燃焼ガスの排出エネルギーとなる。
【0031】
一方、燃焼によるエネルギーは、その全てが発熱量Qhとなるわけではなく、一部は筒内で冷却されてしまうため発熱量Qhを発生させるに至らない。燃焼によるエネルギーのうち、冷却による損失分が冷却損失エネルギーQwとなる。
【0032】
また、筒内へ流入した燃料の一部は、燃焼することなく次の排気行程で排出される。例えば、理論空燃比で必要な燃料量よりも多くの燃料が筒内へ噴射された場合、余剰分が燃焼することなく排出される。また、理論空燃比で必要な燃料量よりも少ない燃料が筒内へ噴射された場合であっても、ピストンリング近傍などに溜まった燃料は燃焼することなく排出される場合がある。燃料のエネルギーQfのうち、このような未燃分が未燃排出燃料エネルギーQfとなる。
【0033】
このように、筒内へ噴射された燃料が理論上有するエネルギーQfと、燃焼ガスによる発熱量Qh、冷却損失エネルギーQw及び未燃排出燃料エネルギーQfとの間には、(1)式に示されるエネルギー保存則が成立している。
【0034】
以下の(2)式は、発熱量Qhと、図示仕事Wi及び排気損失エネルギーQELとの間で成立するエネルギー保存を示している。上述したように、発熱量Qhはクランク軸36の回転トルク発生に寄与し、図示仕事Wiを発生させる。一方、発熱量Qhの一部は回転トルク発生に寄与することなく排気ガスとして排出される。排気損失エネルギーQELは、発熱量Qhのうち排気ガスとして排出される損失エネルギーを示している。
【0035】
【数2】
Figure 2004197716
【0036】
(1)式、(2)式に示される各エネルギーのうち、触媒32の温度に関係するエネルギーは、排気損失エネルギーQELと未燃排出燃料エネルギーQfである。排気損失エネルギーQELは発熱量Qhのうち図示仕事Wiの発生に寄与しないエネルギーであるため、触媒32の温度上昇、温度低下に直接作用する。また、未燃燃料は排気通路14への2次空気の導入によって燃焼するため、未燃排出燃料エネルギーQfも触媒32の温度変化に作用する。
【0037】
本実施形態では、(1)式、(2)式から排気損失エネルギーQEL及び未燃排出燃料エネルギーQfを算出し、これらのエネルギーに基づいて触媒32の温度を推定する。このため、先ず(1)式、(2)式における燃料のエネルギーQf、燃焼ガスによる発熱量Qh、冷却損失エネルギーQw、及び図示仕事Wiを算出する。
【0038】
(1)式において、燃料のエネルギーQfは、筒内へ流入した燃料量と、燃料の物性から定まる単位量あたりの発熱量とから求められ、具体的には、以下の(3)式より算出することができる。
【0039】
【数3】
Figure 2004197716
【0040】
ここで、Huは燃料の低位発熱量[J/g]、mfは燃料噴射弁30から噴射された筒内への燃料噴射量[g]である。
【0041】
発熱量Qhは、筒内容積、筒内圧との関係から発熱量を定めたエネルギー保存式から求めることができ、以下の(4)式から求める。
【0042】
【数4】
Figure 2004197716
【0043】
(4)式において、V(θ)は筒内容積[m]、p(θ)は筒内圧[kPa]、θはクランク角[deg]、κは比熱比をそれぞれ示している。筒内容積、筒内圧はクランクθの関数である。また、κは燃料から定まる値である。θは点火時のクランク角を、θはQhが最大値となるクランク角をそれぞれ示しているが、θについては燃焼終了時のクランク角としてもよい。(4)式に示されるようにクランク角θからクランク角θまでの積分によって、発熱量Qhが求められる。
【0044】
冷却損失エネルギーQwは、ウッシーニ(Woschni)の熱伝達率モデル式を用いて算出する。ここでは、先ずウッシーニ(Woschni)の熱伝達率モデル式を用いて、筒内容積V、筒内温度Tから筒内と筒内内壁(ピストン、シリンダ、シリンダヘッド)の熱伝達率を算出する。そして、熱伝達率と筒内の表面積A、筒内と筒内内壁の温度差から冷却損失エネルギーQwを求める。
【0045】
以下の(5),(6)式は、ウッシーニ(Woschni)の熱伝達率モデル式を示しており、(5)式は熱伝達率h(θ)の算出式を、(6)式は筒内ガス平均速度w(θ)の算出式を示している。また、(7),(8)式は筒内温度T(θ)を算出する際に用いる式を示している。
【0046】
【数5】
Figure 2004197716
【0047】
(5)式において、dはシリンダボア径[m]、p(θ)は筒内圧[kg/m]、w(θ)は筒内ガス平均速度[m/s]、T(θ)は筒内温度[K]を示している。また、(6)式において、c(θ)はピストン速度[m/s]、V(θ)は筒内容積[m]、Vは点火時の筒内容積[m]、Tは点火時の筒内温度[K]、pは点火時の筒内圧[kg/m]、p(θ)はモータリング時の筒内圧[kg/m]をそれぞれ示している。
【0048】
(6)式から筒内ガス平均速度w(θ)を、(7),(8)式から筒内温度T(θ)を算出し、(5)式へ代入することで熱伝達率h(θ)を算出することができる。(7)式において、xb(θ)は燃焼割合であって、(8)式に示されるようにQfと(Qh(θ)+Qw(θ))との比率から求められる。(7)式において、Ra、Rbは未燃ガス気体定数、既燃ガス気体定数をそれぞれ示しており、また、Gaは吸入空気量[g/sec]、Geは残留ガス量[g/sec]、Gfは燃料流量[g/sec]をそれぞれ示している。ここで、Geは、エンジン回転数、吸気管圧力、バルブタイミングのマップ値として与えられる。なお、簡易的には、筒内ガス平均速度w(θ)をピストン速度c(θ)として演算をしてもよい。
【0049】
このように、ウッシーニ(Woschni)の熱伝達率モデル式によれば、シリンダボア径d、筒内圧p(θ)、筒内ガスの平均速度w(θ)、筒内温度T(θ)から熱伝達率h(θ)を求めることができる。
【0050】
以下の(9),(10)式は、熱伝達率h(θ)から冷却損失エネルギーQwを求める際に用いる演算式である。(9)式において、S(θ)は燃焼室壁面積[m]を、Twはシリンダーヘッド壁温[K]を示している。また、θは点火時のクランク角を、θはQhが最大値となるクランク角をそれぞれ示しているが、θについては燃焼終了時のクランク角としてもよい。ECU40は、機関回転数及び負荷との関係でシリンダーヘッド壁温Twを規定したマップを記憶しており、Twはこのマップから求められる。(9)式に示されるように、熱伝達率h(θ)、燃焼室壁面積S(θ)、筒内ガス温度T(θ)、及びシリンダーヘッド壁温Twから冷却損失エネルギーQw[kJ]を求めることができる。
【0051】
【数6】
Figure 2004197716
【0052】
(9)式の演算において、筒内ガス温度T(θ)は(7)式で求めた値を用いる。また、(9)式におけるS(θ)は(10)式に示されるように、筒内ヘッド部面積Sh[m]、ピストン頭部面積Sp[m]、及び筒内シリンダ部面積Sc(θ)[m]の和として求められる。これらの面積のうち、筒内シリンダ部面積Sc(θ)はピストンの往復運動によって変動するため、クランク角θの関数となる。
【0053】
Qwを算出する際は、先ず(7),(8)式から筒内温度T(θ)を求める。この際、(8)式でQwの値が必要となるが、最初は仮に設定したQwの値を用いる。そして、求めた筒内温度T(θ)を用いて(9)式からQwを求める。ここでは、(9)式から求めたQwをQw’とする。そして、Qw’と仮決めによるQwとがほぼ等しくなるまで、仮決めによるQwを変更してQw’を繰り返し求める。Qw’と仮決めによるQwがほぼ等しくなった時点で演算を終了し、この時点で得られたQw’を最終的なQwの値とする。これにより、ウッシーニ(Woschni)の熱伝達率モデル式に基づいて、冷却損失エネルギーQwを算出できる。
【0054】
なお、筒内温度、シリンダーヘッド壁温Twを求める際には、温度センサを設けてこれらの温度を実際に検出しても良い。筒内温度を温度センサから求めることで、(7)式、(8)式を用いることなく冷却損失エネルギーQwを求めることができ、演算を簡略化できる。
【0055】
図示仕事Wiは筒内圧p(θ)による仕事量として求めることができ、以下の(11)式に示すように、筒内圧p(θ)をθからθまで積分することで算出できる。
【0056】
【数7】
Figure 2004197716
【0057】
なお、上述の説明では、筒内圧、筒内容積、ピストン速度、筒内温度などの特性値をクランク角θの関数として各エネルギーを算出しているが、所定のクランク角の区間、例えば点火時のクランク角θからQhが最大値となるクランク角θまでの区間、またはTDCからBDCまでの区間等におけるこれらの特性値の平均値を用いて演算を簡略化しても良い。
【0058】
このように、(3)〜(11)式からQf、Qh、Qw、Wiを算出することができ、算出したこれらのエネルギーを(1)式、(2)式へ代入することで、排気損失エネルギーQEL、及び未燃排出燃料エネルギーQfを算出することができる。すなわち、QEL=Qh−Wi、Qf=Qf−Qh−Qwを演算することでQEL,Qfが求まる。
【0059】
ECU40は、触媒32の温度と、排気損失エネルギーQEL及び未燃排出燃料エネルギーQfとの関係を規定したマップを予め記憶している。このマップは、触媒32の温度と、排気損失エネルギーQEL及び未燃排出燃料エネルギーQfとの関係を実験等によって求めた3次元マップである。そして、(1)式、(2)式から求めたQEL,Qfをこのマップに当てはめることで、触媒32の温度を求めることが可能となる。
【0060】
そして、本実施形態の制御装置は、触媒32の温度が所定値より高い場合には、2次空気の供給を停止する。2次空気の供給を停止する場合は、ECU40からVSV66をオフ状態とする指令を出し、エアスイッチング弁62を遮断状態とする。これにより、エアポンプ56から排気通路14への2次空気の供給が停止される。
【0061】
図2は、本実施形態の制御装置で行われる処理を示すフローチャートである。先ず、ステップS1ではクランク角θ、筒内圧p(θ)、筒内容積V(θ)、吸入空気量Ga、燃料噴射量mfを計測する。次のステップS2では、燃料のエネルギーQf、発熱量Qh、図示仕事Wi、冷却損失エネルギーQwを算出する。ここで、Qf、Qh、Wiは、(3)式、(4)式、(11)式からそれぞれ算出する。また、Qwは後述するように図3の処理によって算出する。
【0062】
次のステップS3では、(1)式、(2)式から排気損失エネルギーQEL、未燃排出燃料エネルギーQfを算出する。次のステップS4では、排気損失エネルギーQEL、未燃排出燃料エネルギーQfに基づいて、ECU40が記憶しているマップから触媒32の触媒温度Tcatを求める。
【0063】
次のステップS5では、触媒温度Tcatと所定のしきい値Tcatmaxとを比較する。ステップS5でTcat>Tcatmaxの場合はステップS6へ進み、触媒32が過昇温することを抑えるため2次空気の供給を停止する。一方、ステップS5でTcat>Tcatmaxでない場合はステップS7へ進み、2次空気の供給を引き続き行う。
【0064】
図3は、図2のステップS2において冷却損失エネルギーQwを算出する処理を具体的に示すフローチャートである。先ず、ステップS11では、冷却損失エネルギーQwの初期値Qwを仮に与える。次のステップS12では、初期値Qwを用いて燃焼割合xb(θ)を求め、xb(θ)から筒内ガス温度T(θ)を算出する。ここでは、(7),(8)式を用いてxb(θ),T(θ)を算出する。
【0065】
次のステップS13では、ステップS12で算出した筒内ガス温度T(θ)を用いて、(9)式から冷却損失エネルギーQwを算出する。ここで、(9)式から算出した冷却損失エネルギーをQw’とする。
【0066】
次のステップS14では、(9)式から算出した冷却損失エネルギーQw’と、ステップS11で与えた初期値Qwとの差の絶対値が、収束判定値H以下であるか否かを判別する。すなわち、ここでは|Qw’−Qw|<Hであるか否かを判別する。
【0067】
ステップS14で|Qw’−Qw|<Hの場合は処理を終了する(END)。ステップS14で|Qw’−Qw|<Hでない場合は、ステップS11へ戻って初期値Qwの値を再設定し、ステップS12でxb(θ),T(θ)を再び算出し、ステップS13で冷却損失エネルギーQw’を再び算出する。このように、繰り返しステップS11〜S13の処理を行い、Qw’の収束値を求めることで、最終的な冷却損失エネルギーQwを算出する。
【0068】
以上説明したように実施の形態1によれば、触媒32の温度と直接的に関係する排気損失エネルギーQEL、未燃排出燃料エネルギーQfを求めることができるため、QEL、Qfに基づいて触媒32の温度を高い精度で推定することができる。従って、触媒32の温度に基づいて2次空気の供給を最適に制御することができ、内燃機関に機差、経年変化が生じている場合であっても、2次空気の供給を正確に制御することが可能となる。従って、本実施形態によれば、触媒32を最適な温度に維持することができる。
【0069】
実施の形態2.
次にこの発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2は、排気通路14で検出される排気空燃比と吸入空気量Gaから未燃排出燃料エネルギーQfを算出するものである。実施の形態2における内燃機関の制御装置の構成は図1と同様であるため、以下の説明では主として制御装置で行われる処理について説明する。
【0070】
図1で説明したように、排気通路12には空燃比センサ34が設けられている。空燃比センサ34は排気空燃比に応じたリニアな信号を発生するため、空燃比センサ34の出力から、筒内で実際に燃焼した燃料の量と吸入空気量Gaとの比が求まる。従って、排気空燃比と吸入空気量Gaから、筒内で実際に燃焼した燃料の量を求めることができる。
【0071】
筒内での未燃燃料量は、筒内への燃料噴射量と筒内で実際に燃焼した燃料量との差である。また、未燃排出燃料エネルギーQfは、未燃燃料量と、燃料の物性から定まる単位量あたりの発熱量とから算出できる。従って、未燃排出燃料エネルギーQfは、以下の(12)式より算出することができる。
【0072】
【数8】
Figure 2004197716
【0073】
(12)式において、Gaは筒内への吸入空気量[g/s]であって、エアフロメータ20で検出される。(A/F)は排気空燃比であって、空燃比センサ34で検出される。また、Huは燃料の低位発熱量[J/g]、mfは燃料噴射弁30から噴射された筒内への燃料噴射量[g]である。筒内へ噴射された燃料のうち、空燃比センサ34で検出された排気空燃比に応じた燃料量Ga/(A/F)が燃焼するため、(mf−Ga/(A/F))は筒内へ噴射した燃料量のうちの未燃燃料量となる。従って、(12)式に示されるように、未燃燃料量(mf−Ga/(A/F))と低位発熱量Huとを乗算することで未燃排出燃料エネルギーQfを求めることができる。
【0074】
排気損失エネルギーQELについては実施の形態1と同様に、発熱量Qhと図示仕事Wiから求める。これにより、未燃排出燃料エネルギーQfと排気損失エネルギーQELとから触媒32の温度を推定することができる。
【0075】
図4は、本実施形態の制御装置で行われる処理を示すフローチャートである。先ず、ステップS21ではクランク角θ、筒内圧p(θ)、筒内容積V(θ)、吸入空気量Ga、燃料噴射量mf、排気空燃比を計測する。次のステップS22では、発熱量Qh、図示仕事Wiを算出する。ここで、Qh、Wiは、(4)式、(11)式からそれぞれ算出する。
【0076】
次のステップS23では、(2)式に基づいて、発熱量Qh、図示仕事Wiから排気損失エネルギーQELを算出する。次のステップS24では、(12)式に基づいて、吸入空気量Ga、排気空燃比から未燃排出燃料エネルギーQfを算出する。
【0077】
次のステップS25では、排気損失エネルギーQEL、未燃排出燃料エネルギーQfに基づいて、ECU40が記憶しているマップから触媒温度Tcatを求める。
【0078】
次のステップS26では、触媒温度Tcatと所定のしきい値Tcatmaxとを比較する。ステップS26でTcat>Tcatmaxの場合はステップS27へ進み、触媒32が過昇温することを抑えるため2次空気の供給を停止する。一方、ステップS26でTcat>Tcatmaxでない場合はステップS28へ進み、2次空気の供給を引き続き行う。
【0079】
以上説明したように実施の形態2によれば、吸入空気量Gaと排気空燃比から未燃排出燃料エネルギーQfを求めることができるため、実施の形態1と同様に、未燃排出燃料エネルギーQfと排気損失エネルギーQELに基づいて触媒32の温度を高い精度で推定することができる。従って、触媒32の温度に基づいて2次空気の供給を最適に制御することが可能となり、触媒32を最適な温度に維持することができる。
【0080】
なお、上述した各実施形態では、2次空気の供給によって触媒32を昇温させ、触媒温度が所定値以上となったときに2次空気の供給を停止することとしたが、2次空気の供給以外の方法で触媒32を昇温させても良い。例えば、燃料噴射量の増量、点火時期を遅角側にする等の方法によって触媒32を昇温させ、上述した方法で触媒32の温度を求めた後、触媒温度が所定値以上となったときに燃料噴射量、点火時期等による触媒32の昇温を停止させるようにしても良い。すなわち、本発明は2次空気の供給手段を含む装置に限定されるものではなく、上述した各実施形態による触媒温度推定の手段を含む装置は本発明の範疇に属する。
【0081】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0082】
第1の発明によれば、排気による損失エネルギーと未燃燃料のエネルギーとに基づいて排気浄化触媒の触媒温度を取得するようにしたため、触媒温度を高い精度で取得することが可能となり、触媒温度に基づいて2次空気供給装置などの触媒昇温手段を最適に制御することができる。
【0083】
第2の発明によれば、触媒温度がしきい値以上である場合は触媒昇温手段による昇温を停止するため、排気浄化触媒が過昇温してしまうことを抑止できる。
【0084】
第3の発明によれば、発熱量と図示仕事とに基づいて排気による損失エネルギーを求めるようにしたため、発熱量と図示仕事及び排気による損失エネルギーとの間で成立するエネルギー保存則から排気による損失エネルギーを高い精度で求めることができる。
【0085】
第4の発明によれば、燃料エネルギーと、発熱量、冷却損失、及び未燃燃料が有するエネルギーとの間で成立するエネルギー保存則に基づいて、未燃燃料が有するエネルギーを精度良く求めることができる。
【0086】
第5の発明によれば、ウッシーニの熱伝達係数モデル式から筒内と燃焼室壁面の間の熱伝達率を求めて、この熱伝達率に基づいて冷却損失を算出することができる。
【0087】
第6の発明によれば、燃料噴射量、排気空燃比及び吸入空気量に基づいて未燃燃料のエネルギーを精度良く求めることができる。
【0088】
第7の発明によれば、触媒温度を排気による損失エネルギー及び未燃燃料のエネルギーとの関係で定めたマップを参照することにより、簡単に、かつ、精度良く触媒温度を推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかる内燃機関の制御装置及びその周辺の構造を示す模式図である。
【図2】実施の形態1にかかる制御装置で行われる処理を示すフローチャートである。
【図3】冷却損失エネルギーQwを算出する処理を示すフローチャートである。
【図4】実施の形態2にかかる制御装置で行われる処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
20 エアフロメータ
32 触媒
34 空燃比センサ
40 ECU
44 筒内圧センサ
56 エアポンプ
62 エアスイッチング弁
66 VSV

Claims (7)

  1. 内燃機関の排気を浄化する排気浄化触媒と、
    前記排気浄化触媒を昇温させる触媒昇温手段と、
    筒内圧を取得する筒内圧取得手段と、
    前記筒内圧に基づいて、筒内で発生した発熱量のうちの排気による損失エネルギーを求める排気損失エネルギー算出手段と、
    筒内での未燃燃料のエネルギーを求める未燃燃料エネルギー算出手段と、
    前記排気による損失エネルギーと前記未燃燃料のエネルギーとに基づいて前記排気浄化触媒の触媒温度を推定する触媒温度推定手段と、
    前記触媒温度に基づいて前記触媒昇温手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記触媒温度と所定のしきい値とを比較する比較手段を含み、前記触媒温度が前記しきい値以上である場合は前記触媒昇温手段による前記排気浄化触媒の昇温を停止させることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記筒内圧に基づいて、筒内で発生した前記発熱量を求める発熱量算出手段と、
    前記筒内圧に基づいて、筒内で発生した前記発熱量による図示仕事を求める図示仕事算出手段と、を更に備え、
    前記排気損失エネルギー算出手段は、前記発熱量と前記図示仕事とに基づいて前記排気による損失エネルギーを求めることを特徴とする請求項1又は2記載の内燃機関の制御装置。
  4. 筒内への噴射燃料が有する理論上の燃料エネルギーを求める燃料エネルギー算出手段と、
    前記筒内圧に基づいて、筒内で発生した前記発熱量を求める発熱量算出手段と、
    前記筒内圧に基づいて、筒内での冷却損失を求める冷却損失算出手段と、を更に備え、
    前記未燃燃料エネルギー算出手段は、前記燃料エネルギーと、前記発熱量、前記冷却損失、及び前記未燃燃料が有するエネルギーとの間で成立するエネルギー保存則に基づいて前記未燃燃料が有するエネルギーを求めることを特徴とする請求項1又は2記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記冷却損失算出手段は、
    ウッシーニの熱伝達係数モデル式から筒内と燃焼室壁面の間の熱伝達率を求める熱伝達率算出手段を含み、前記熱伝達率に基づいて前記冷却損失を算出することを特徴とする請求項4記載の内燃機関の制御装置。
  6. 筒内への燃料噴射量を取得する燃料噴射量取得手段と、
    排気空燃比を検出する空燃比センサと、
    筒内への吸入空気量を取得する吸入空気量取得手段と、を更に備え、
    前記未燃燃料エネルギー算出手段は、前記燃料噴射量、前記排気空燃比及び前記吸入空気量に基づいて前記未燃燃料のエネルギーを求めることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  7. 前記触媒温度推定手段は、
    前記触媒温度を、前記排気による損失エネルギー及び前記未燃燃料のエネルギーとの関係で定めたマップと、
    前記マップを参照して、前記排気による損失エネルギー及び前記未燃燃料のエネルギーに対応する前記触媒温度を特定する手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
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