JP2004197349A - 土の貫入試験方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】地盤を穿孔して計測する土の貫入試験方法を提供する。
【解決手段】杭頭部周辺の地盤土砂を側方地盤に圧入して、地盤を削孔し、あるいはケーシングを使用して竪孔を削孔し、その削孔内にサンプラーをセットしてN値を算出する。
【選択図】 図6
【解決手段】杭頭部周辺の地盤土砂を側方地盤に圧入して、地盤を削孔し、あるいはケーシングを使用して竪孔を削孔し、その削孔内にサンプラーをセットしてN値を算出する。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は地盤を穿孔して計測する土の貫入試験方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
標準貫入試験は土の標準貫入試験(非特許文献1)に記載の通り、サンプラーを打撃し、所定の深度まで貫入させた後引き抜き、サンプラ−内の土を取り出し、もとの深度に挿入して打撃し貫入させる作業を毎回続けるため、非常に長時間を要する。
【0003】
【非特許文献1】jiSA1219−1995
【0004】
しかし摩擦力が不要であれば、支持層までの土の種類が判明できれば、不覚乱試料の採取は不要でオーガー等であらかじめ掘削し、支持層のみの試験をすればよい。
【0005】
そこで後述するこの発明のように土を周囲に押し出す工法あるいはケーシング工法を実施すると簡易で短時間に施工可能となる工法が考えられる。
【0006】
ところで標準貫入試験は、不撹乱試料採取のため、孔壁の崩壊を完全に防ぐため、ベントナイト液を注入しなければならないが、この発明では多少の崩壊が生じても、試験データーに影響は少ない。
【0007】
また極端に崩壊が生ずる場合は、鋼管等ケーシングを挿入しながら作業を行えばよい。
【0008】
標準貫入試験法は中間礫層を打抜くため、非常に重量の重い機械を使用する必要となるが、この発明はオーガー掘削等によるため軽量化することが可能となる。
【0009】
【実施例】
土を周囲に押出す工法としては次のような実施例がある。
使用する装置の一例は図面1〜3に示す通り、先端に掘削ピット等の掘削具1を有する回転軸2の先端よりに圧入翼3が突設されている。この圧入翼3は保持筒4にその基部が固定され、保持筒4は上部に上下2段の鍔部5,5があり、鍔部5,5間に嵌めた連結具6を介して回転軸2とスライドリーダー7に沿って上下しうる。
【0010】
スライドリーダー7は本リーダー8に連結される。
【0011】
圧入翼3は複数本の屈曲翼であり、土砂を坑壁に圧入する。保持筒4の下端には切溝9があり、回転軸2に突設した係止杵10が嵌合し、必要により切溝9の周縁および係止杵10に突設したフランジにボルトを挿通して固定し、回転軸2の回転によって圧入翼3が回転する。
【0012】
施工に際して掘削軸1を回転させることにより地盤を穿孔する。その際掘削土砂を上昇し、掘削孔の周辺に盛り上がってくる。
【0013】
その土砂を圧入翼3によって周辺地盤に圧入し、土砂の盛り上がりを防ぐ。
【0014】
使用する装置の他の実施例は図4〜6に示す通り、先端に錐形の掘削具1を有し、その掘削具1より圧入翼3が突設され、この圧入翼3は錐形の錐面に沿って屈曲している。
【0015】
以上の装置を使用し、所要深さで周囲地盤を圧入、圧縮した竪孔Aを構成する。次いで図7に示すようにロッド11の先端にサンプラーSをセットし、竪孔Aに挿入し、モンケンBを打撃してN値を算出する。
【0016】
ケーシングを使用する工法として次のような実施例がある。
【0017】
砂地盤のように崩壊を生じやすい場合図8に示すようにケーシングを使用する。
【0018】
そして回転軸12に螺旋翼13を突設したスクリューオーガーをケーシング14内で回転して竪孔を削孔する。
【0019】
図9に示す方法は鋼管からなるケーシング14の外周に小スクリュー15が突設して形成してある。
【0020】
以上のケーシング11,14は標準貫入試験のサンプラーよりわずかに内径が大きいものでロッド11を挿入したまま所定の深度まで貫入する。
【0021】
この方法の場合ケーシングが支持が支持層に到達後すぐに打撃が可能であり、N値を算出した後はケーシング14を逆回転しながらロッド11を共に引上げる。そしてこの方法は住宅地等、狭小敷地の調査に適している。
【0022】
【発明の効果】
この発明は土を周囲に押し出す工法をあるいはケーシングを使用する工法実施するので簡易で短時間に施工可能となる。また不覚乱試料採取のため、孔壁の崩壊を完全に防ぐため、ベントナイト液を注入しなければならないが、この発明では多少の崩壊が生じても、試験データーに影響は少ない。
【0023】
また極端に崩壊が生ずる場合は、鋼管等ケーシングを挿入しながら作業を行えばよい。さらに比較的軽量な機械で実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用する装置の全体の立面図である。
【図2】掘削具、圧入翼の斜視図である。
【図3】圧入翼の平面図である。
【図4】他の装置の平面図である。
【図5】他の装置の要部側面図である。
【図6】他の装置の使用状態立面図である。
【図7】測定状態の立面図である。
【図8】他の装置の使用状態立面図である。
【図9】他の装置の使用状態立面図である。
【符号の説明】
1…掘削具、2…回転軸、3…圧入翼、4…保持筒、5…鍔部、6…連結具、7…スライドリーダ、8…本リーダ、9…切溝、10…係止杆、11…ロッド、12…回転軸、13…螺旋翼、14…ケーシング、15…小スクリュー、S…サンプラー、A…竪孔、B…モンケン
【産業上の利用分野】
この発明は地盤を穿孔して計測する土の貫入試験方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
標準貫入試験は土の標準貫入試験(非特許文献1)に記載の通り、サンプラーを打撃し、所定の深度まで貫入させた後引き抜き、サンプラ−内の土を取り出し、もとの深度に挿入して打撃し貫入させる作業を毎回続けるため、非常に長時間を要する。
【0003】
【非特許文献1】jiSA1219−1995
【0004】
しかし摩擦力が不要であれば、支持層までの土の種類が判明できれば、不覚乱試料の採取は不要でオーガー等であらかじめ掘削し、支持層のみの試験をすればよい。
【0005】
そこで後述するこの発明のように土を周囲に押し出す工法あるいはケーシング工法を実施すると簡易で短時間に施工可能となる工法が考えられる。
【0006】
ところで標準貫入試験は、不撹乱試料採取のため、孔壁の崩壊を完全に防ぐため、ベントナイト液を注入しなければならないが、この発明では多少の崩壊が生じても、試験データーに影響は少ない。
【0007】
また極端に崩壊が生ずる場合は、鋼管等ケーシングを挿入しながら作業を行えばよい。
【0008】
標準貫入試験法は中間礫層を打抜くため、非常に重量の重い機械を使用する必要となるが、この発明はオーガー掘削等によるため軽量化することが可能となる。
【0009】
【実施例】
土を周囲に押出す工法としては次のような実施例がある。
使用する装置の一例は図面1〜3に示す通り、先端に掘削ピット等の掘削具1を有する回転軸2の先端よりに圧入翼3が突設されている。この圧入翼3は保持筒4にその基部が固定され、保持筒4は上部に上下2段の鍔部5,5があり、鍔部5,5間に嵌めた連結具6を介して回転軸2とスライドリーダー7に沿って上下しうる。
【0010】
スライドリーダー7は本リーダー8に連結される。
【0011】
圧入翼3は複数本の屈曲翼であり、土砂を坑壁に圧入する。保持筒4の下端には切溝9があり、回転軸2に突設した係止杵10が嵌合し、必要により切溝9の周縁および係止杵10に突設したフランジにボルトを挿通して固定し、回転軸2の回転によって圧入翼3が回転する。
【0012】
施工に際して掘削軸1を回転させることにより地盤を穿孔する。その際掘削土砂を上昇し、掘削孔の周辺に盛り上がってくる。
【0013】
その土砂を圧入翼3によって周辺地盤に圧入し、土砂の盛り上がりを防ぐ。
【0014】
使用する装置の他の実施例は図4〜6に示す通り、先端に錐形の掘削具1を有し、その掘削具1より圧入翼3が突設され、この圧入翼3は錐形の錐面に沿って屈曲している。
【0015】
以上の装置を使用し、所要深さで周囲地盤を圧入、圧縮した竪孔Aを構成する。次いで図7に示すようにロッド11の先端にサンプラーSをセットし、竪孔Aに挿入し、モンケンBを打撃してN値を算出する。
【0016】
ケーシングを使用する工法として次のような実施例がある。
【0017】
砂地盤のように崩壊を生じやすい場合図8に示すようにケーシングを使用する。
【0018】
そして回転軸12に螺旋翼13を突設したスクリューオーガーをケーシング14内で回転して竪孔を削孔する。
【0019】
図9に示す方法は鋼管からなるケーシング14の外周に小スクリュー15が突設して形成してある。
【0020】
以上のケーシング11,14は標準貫入試験のサンプラーよりわずかに内径が大きいものでロッド11を挿入したまま所定の深度まで貫入する。
【0021】
この方法の場合ケーシングが支持が支持層に到達後すぐに打撃が可能であり、N値を算出した後はケーシング14を逆回転しながらロッド11を共に引上げる。そしてこの方法は住宅地等、狭小敷地の調査に適している。
【0022】
【発明の効果】
この発明は土を周囲に押し出す工法をあるいはケーシングを使用する工法実施するので簡易で短時間に施工可能となる。また不覚乱試料採取のため、孔壁の崩壊を完全に防ぐため、ベントナイト液を注入しなければならないが、この発明では多少の崩壊が生じても、試験データーに影響は少ない。
【0023】
また極端に崩壊が生ずる場合は、鋼管等ケーシングを挿入しながら作業を行えばよい。さらに比較的軽量な機械で実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用する装置の全体の立面図である。
【図2】掘削具、圧入翼の斜視図である。
【図3】圧入翼の平面図である。
【図4】他の装置の平面図である。
【図5】他の装置の要部側面図である。
【図6】他の装置の使用状態立面図である。
【図7】測定状態の立面図である。
【図8】他の装置の使用状態立面図である。
【図9】他の装置の使用状態立面図である。
【符号の説明】
1…掘削具、2…回転軸、3…圧入翼、4…保持筒、5…鍔部、6…連結具、7…スライドリーダ、8…本リーダ、9…切溝、10…係止杆、11…ロッド、12…回転軸、13…螺旋翼、14…ケーシング、15…小スクリュー、S…サンプラー、A…竪孔、B…モンケン
Claims (4)
- 先端に掘削具を有する回転軸の中間に着脱しうる圧入翼を突設してあり、掘削具を回転して削孔し、周辺地盤を側方泥盤に圧入して竪孔を穿孔し、ロット棒にサンプラーをセットして前記竪孔に挿入し、モンケンで打撃してN値を算出することを特徴とする土の貫入試験方法。
- 回転軸の先端に錐状の掘削具1の周辺に圧入翼を突設してあり、掘削具を回転して削孔し、周辺地盤を側方地盤に圧入して竪孔を穿孔し、ロット棒にサンプラーをセットして前記竪孔に挿入し、モンケンで打撃してN値を算出することを特徴とする土の貫入試験方法。
- 回転軸に螺旋翼を突設したスクリューオーガーをケーシング内で回転して、竪孔を削孔し、ロッド棒にサンプラーをセットして前記竪孔に挿入し、モンケンで打撃してN値を算出することを特徴とする土の貫入試験方法。
- 鋼管の外周に小スクリューを形成したケーシングを回転して竪孔を削孔し、ロッド棒にサンプラーをセットして前記竪孔に挿入し、モンケンで打撃してN値を算出することを特徴とする土の貫入試験方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002364692A JP2004197349A (ja) | 2002-12-17 | 2002-12-17 | 土の貫入試験方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002364692A JP2004197349A (ja) | 2002-12-17 | 2002-12-17 | 土の貫入試験方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004197349A true JP2004197349A (ja) | 2004-07-15 |
Family
ID=32762442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002364692A Pending JP2004197349A (ja) | 2002-12-17 | 2002-12-17 | 土の貫入試験方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004197349A (ja) |
-
2002
- 2002-12-17 JP JP2002364692A patent/JP2004197349A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050824 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050830 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051227 |