JP3967933B2 - アンカ埋設方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軟硬各種の地盤にアンカを埋設する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、先に特開2000−1850号、同2001−59221号、同2001−182058号等において、電柱や建築構造物等の構造物を支える支線用の地中アンカ(本発明のアンカに相当している。)を提案した。
【0003】
この地中アンカは、棒状体の先端部にドリルが形成されているとともに、そのドリルに隣接して螺旋状の掘削刃が設けられている。この地中アンカは、埋設される地盤の硬さの程度に合わせて掘削刃の外径が異なる複数種類が用意されている。そして、この地中アンカは、穴掘建柱車に備えられている回転機械により回転させ、容易に埋設することができるという特長を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記提案に係るアンカは、アンカが埋設される地盤の性質に合わせてアンカの種類が選択されるが、その選択は作業員の経験に基づいて行われていたので、選択されたアンカの種類が当該地盤の土質(硬さ)に的確に適合せず、回転機械による回転圧入が容易でない場合や埋設後の支持力が不足する場合などが懸念されるため、普遍的な基準に基づいて選択できるようにすることが望まれていた。
【0005】
本発明は、上記要望に応えるためになされたものであって、その目的は、アンカを埋設しようとする地盤の硬さに適合するアンカの種類を正しく選択し、容易に埋設することができ、かつ確実な支持力が得られるアンカ埋設方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るアンカ埋設方法は、上記目的を達成するために、下記の(A)(B)(C)を特徴とする。
(A)N値測定工具を用いてアンカを埋設しようとする地盤のN値を測定する。N値測定工具は、先端から基端にかけて外径が漸増し、先端からの距離を示す目盛りが設けられた真っ直ぐな丸棒状本体と、その本体の前記基端に回転機械に結合するための取付部とを有するものである。
(B)測定方法は、前記N値測定工具の取付部を前記回転機械に結合し、本体の先端を地盤に向けて所定押圧力を付加しながら回転して所定深さに押入されるまでの回転数を基に当該地盤のN値を測定する。
(C)測定されたN値が地盤の硬さの程度の中の普通土質ないし硬質土質を表す基準値範囲内である場合は、螺旋状掘削刃の外径がアンカ毎に段階的に小さくなる複数のアンカのうち、N値が大きくなるに従い螺旋状掘削刃の外径が小さいものを選択して、直接その地盤に回転機械により回転圧入して埋設する。
【0007】
本発明の請求項2に係るアンカ埋設方法は、請求項1の発明におけるN値測定工具を地盤に向けて押圧しながら回転する回転機械及びアンカを地盤に向けて回転圧入するための回転機械は、いずれも穴掘建柱車の回転機械であることを特徴としている。
【0008】
本発明の請求項3に係るアンカ埋設方法は、上記(A)(B)により測定されたN値が、
(C1)地盤の硬さの程度の中の普通土質ないし硬質土質を表す第1基準値範囲内である場合は、螺旋状掘削刃の外径がアンカ毎に段階的に小さくなる複数のアンカのうち、N値が大きくなるに従い螺旋状掘削刃の外径が小さいものを選択して、直接その地盤に回転機械により回転圧入して埋設し、
(C2)軟岩盤土質を表す第2基準値範囲内である場合は、下穴用ドリルで下穴を開けた後、その下穴に外径がその下穴の径よりも僅かに大きい螺旋状掘削刃を有するアンカを回転機械により回転圧入して埋設し、
(C3)岩盤土質を表す第3基準値範囲内である場合は、下穴用超硬チップで下穴を開けた後、その下穴に外径がその下穴の径よりも僅かに大きい螺旋状掘削刃を有するアンカを回転機械により回転圧入して埋設することを特徴としている。
【0009】
本発明の請求項4に係るアンカ埋設方法は、請求項3の発明におけるN値測定工具を地 盤に向けて押圧しながら回転する回転機械、下穴用ドリルを地盤に向けて押圧しながら回転する回転機械、又は下穴用超硬チップを地盤に向けて押圧しながら回転する回転機械及びアンカを地盤に向けて回転圧入するための回転機械は、いずれも穴掘建柱車の回転機械であることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係るアンカ埋設方法を実施するためのフローシートである。
【0011】
図中、aは、本出願人が、先に、特願2002−23876号で提案したN値測定工具であり、本体1と取付部2とを一体に有する。本体1は先端が細く、その細い先端から基端にかけて外径が漸増する真っ直ぐな丸棒状に形成され、先端からの距離を示す目盛りm,m…が所定の間隔をもって設けられている。取付部2は本体1の基端に設けられ、回転機械に着脱自在に装着可能である。
【0012】
一般に、N値とは、JISA1219に示されるように、外径5.1cm、内径3.5cm、長さ81.0cmの中空の測定具(サンプラー)を地中へ打ち込む際に生ずる地盤の抵抗を表し、質量63.5kg(約622.3N)のハンマーを75cmの高さから上記測定具に自由落下させて打撃を加え、その測定具を30cm打ち込むのに必要な打撃数Nから求められる。
【0013】
上記N値測定工具aを用いて地盤のN値を測定するには、先ず、図示しない穴掘建柱車の回転機械(通称、オーガ)の先端にN値測定工具aの取付部2が取付けられる。そして、本体1の先端を地盤の測定位置に合わせるとともに、その本体1をほぼ垂直状にして、回転機械により所定の押圧力、例えば800kgf(約7840N)を付加しながら回転させ、所定の深さ(例えば50cm)に挿入できるまでに要した回転数が求められ、その回転数を基にN値が求められる。
【0014】
さらに詳しく説明すると、本体1が50φの丸棒からなるときで、その本体1が50cm挿入するまでの回転数が約4回の場合は、N値は約10と推定され、その回転数が約10回の場合は、N値は約25と推定される。また、本体1が所定の回転数、例えば、10回転で何cm挿入したかによりN値を推定することもできる。例えば、10回転で約38cm挿入したときのN値は約30と推定され、さらに、10回転で約28cm挿入したときのN値は、約40と推定される。上記N値測定工具aの回転数に基づくN値の推定は、予め一定の関係式の演算により求められた換算表に基づいて行われる。上述のN値測定後は、回転機械からN値測定工具aが外され、測定されたN値により後述する地中アンカや必要な下穴用工具が選択されてその回転機械に装着され、地中アンカの埋設作業が行われる。
【0015】
下穴用工具には、下穴用ドリルbと下穴用超硬チップcがある。下穴用ドリルbは、鋼製の丸棒の外周にねじれ溝を掘った周知のドリルと同様のドリル部10と、上記N値測定工具aの取付部2と同形状の取付部11とから構成されていて、この下穴用ドリルbも、上記N値測定工具aと同様に、図示しない穴掘建柱車の回転機械に取付部11を介して着脱自在に取付けられる。
【0016】
下穴用超硬チップcは、本出願人が、先に、特願2002−18420号で提案したものである。この下穴用超硬チップcは、所定の長さを有する鋼製の棒状体20の一端部に、回転機械に着脱自在に装着される上記N値測定工具a及び下穴用ドリルbの取付部2,11と同形状の取付部21を設けるとともに、その棒状体20の他端部を鋭角に形成し、その鋭角に形成された箇所、及び取付部21の下側に超硬チップ20a,22bを設けて構成されている。この下穴用超硬チップcも、上記N値測定工具a及び下穴用ドリルbと同様に、穴掘建柱車の回転機械に取付部21を介して着脱自在に取付けられる。
【0017】
図中、d1 〜d4 は、本出願人が特開2000−1850号等で提案している地中アンカであり、共に、鋼製の棒状体30の基端部に上記N値測定工具a、下穴用ドリルb、下穴用超硬チップcの取付部2,11,21と同形状の取付部31を有し、棒状体30の先端部にドリル部32を有している。各地中アンカd1 〜d4 は、先端部側(ドリル部32よりも基端部側)に螺旋状の掘削刃33a〜33dをそれぞれ有している。これら掘削刃33a〜33dは、間欠的に、すなわち、棒状体30の長手方向に所定の間隔をもって複数個(図示の例では4個)設けられ、それらの螺旋状掘削刃は、基端部側(取付部31側)に行くに従って外径が大きくなるように形成されている。
【0018】
図示の例では、これら地中アンカd1 〜d4 のうち、地中アンカd1 の最も大きい掘削刃33aの直径は140φであり、地中アンカd2 のそれは200φであり、地中アンカd3 のそれは280φであり、地中アンカd4 のそれは350φである。
【0019】
上記N値測定工具a、下穴用ドリルb、下穴用超硬チップc及び地中アンカd1 〜d4 を用いて行われる地中アンカの埋設は、先ず、N値測定工具aを用いて上述した方法により地中アンカの設置場所のN値測定が行われる。
(a)測定結果であるN値が、4以上200未満である場合、すなわち、例えば、土質が普通土地や土盛した土地等の普通土質から砂礫地、膠着した砂利や粗砂、あるいは硬い粘土等の硬質土質までを表す第1基準範囲内である場合は、下穴用ドリルb又は下穴用超硬チップcを用いることなく、直接、地中アンカd1 〜d4 のいずれかが選択されて埋設される。より詳しくは、N値が4以上10未満であれば地中アンカd4 が選択され、N値が10以上20未満であれば地中アンカd3 が選択され、N値が20以上30未満であれば地中アンカd2 が選択され、N値が30以上200未満であれば地中アンカd1 がそれぞれ選択される。すなわち、螺旋状掘削刃の外径がアンカ毎に段階的に小さくなる複数のアンカのうち、N値が大きくなるに連れて螺旋状掘削刃の外径が小さい地中アンカが選択される。選択された地中アンカは、上述したように、穴掘建柱車の回転機械に装着されて回転圧入して埋設される。
【0020】
(b)N値が、200以上350未満の場合、すなわち、例えば、土質が軟岩盤等の土質であることを表す第2基準値範囲内である場合は、地中アンカd1 の埋設に先立って下穴用ドリルbで下穴が開けられる。そして、その下穴に適合する地中アンカd1 、すなわち、その下穴の径よりも僅かに大きい外径の掘削刃を有するアンカが埋設される。
(c)また、N値が350以上の、例えばせん緑石等の土質(岩盤)を表す第3基準値範囲内の場合は、地中アンカd1 の埋設に先立って下穴用超硬チップcで下穴が開けられる。そして、その下穴に同じく地中アンカd1 が埋設される。
【0021】
上述のように、地中アンカが埋設される地盤の性質をN値で客観的に判定できるので、所定の支線力を得るための地中アンカの種類を的確に選択することができる特長がある。また、N値が所定値以上の硬質の地盤には、下穴用ドリルb又は下穴用超硬チップcで予め下穴を開け、その下穴に地中アンカを埋設するようにしたので、地中アンカの埋設が容易になる特長がある。特に、N値測定工具aの回転押入、下穴用ドリルb又は下穴用超硬チップcの回転押入、及び地中アンカの回転押入のいずれも同じ回転機械により行うので、最少限の機器を用意するだけで済み、また、回転機械に対する取付け・取り外しを全て同じ要領で行うことができるから作業能率が著しく向上する。さらに、回転機械として穴掘建柱車の回転機械を用いる場合は、穴掘建柱車を建柱作業から支線作業まで一貫して使用できるので、作業効率が飛躍的に高くなる。
【0022】
なお、上述の例では、地中アンカは4種類としたが、3種類以下、あるいは5種類以上とすることもできる。
【0023】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、第1の効果として、先端から基端にかけて外径が漸増し、先端からの距離を示す目盛りが設けられた真っ直ぐな丸棒状本体と、その本体の前記基端に回転機械に結合するための取付部とを有するN値測定工具を、前記取付部において結合した前記回転機械により前記先端をアンカを埋設しようとする地盤に向けて所定押圧力を付加しながら回転して所定深さに押入されるまでの回転数を基に当該地盤のN値を測定するので、簡単な構成のN値測定工具と既存の回転機械を用いてN値測定が可能である。第2の効果として、その測定したN値に基づいてアンカの種類を選択し、その選択したアンカを当該地盤に回転機械により回転圧入して埋設するから、アンカを埋設しようとする地盤の硬さに適合するアンカの種類を正しく選択すること、及び容易に埋設することができ、確実な支持力が得られる。また、測定されたN値が地盤の硬さの程度の中の普通土質ないし硬質土質を表す基準値範囲内である場合は、螺旋状掘削刃の外径がアンカ毎に段階的に小さくなる複数のアンカのうち、N値が大きくなるに従い螺旋状掘削刃の外径が小さいものを選択して、直接その地盤に回転機械により回転圧入して埋設するので、アンカを埋設しようとする地盤の硬さに適合するアンカの種類を正しく選択し、容易に埋設することができ、かつ確実な支持力が得られる。
【0024】
請求項2の発明によれば、N値測定工具を地盤に向けて押圧しながら回転する回転機械及びアンカを地盤に向けて回転圧入して埋設するための回転機械として穴掘建柱車の回転機械を用いるので、穴掘建柱車を建柱作業から支線作業まで一貫して使用できるため、作業効率が飛躍的に高くなる。
【0025】
請求項3の発明によれば、第1の効果として、先端から基端にかけて外径が漸増し、先端からの距離を示す目盛りが設けられた真っ直ぐな丸棒状本体と、その本体の前記基端に回転機械に結合するための取付部とを有するN値測定工具を、前記取付部において結合した前記回転機械により前記先端をアンカを埋設しようとする地盤に向けて所定押圧力を付加しながら回転して所定深さに押入されるまでの回転数を基に当該地盤のN値を測定するので、簡単な構成のN値測定工具と既存の回転機械を用いてN値測定が可能である。
また、第2の効果として、測定されたN値が地盤の硬さの程度の中の普通土質ないし硬質土質を表す第1基準値範囲内である場合は、螺旋状掘削刃の外径がアンカ毎に段階的に小さくなる複数のアンカのうち、N値が大きくなるに従い螺旋状掘削刃の外径が小さいものを選択して、直接その地盤に回転機械により回転圧入して埋設し、測定されたN値が軟岩盤土質を表す第2基準値範囲内である場合は、下穴用ドリルで下穴を開けた後、その下穴に外径その下穴の径よりも僅かに大きい螺旋状掘削刃を有するアンカを回転機械により回転圧入して埋設し、測定されたN値が岩盤土質を表す第3基準値範囲内である場合は、下穴用超硬チップで下穴を開けた後、その下穴に外径がその下穴の径よりも僅かに大きい螺旋状掘削刃を有するアンカを回転機械により回転圧入して埋設するので、アンカを埋設しようとする地盤の硬さに適合するアンカの種類を正しく選択し、容易に埋設することができ、かつ確実な支持力が得られる。
【0026】
請求項4の発明によれば、N値測定工具を地盤に向けて押圧しながら回転する回転機械、下穴用ドリルを地盤に向けて押圧しながらを回転する回転機械又は下穴用超硬チップを地盤に向けて押圧しながら回転する回転機械及びアンカを地盤に向けて回転圧入して埋設するための回転機械として穴掘建柱車の回転機械を用いるので、穴掘建柱車を建柱作業から支線作業まで一貫して使用できるため、作業効率が飛躍的に高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のアンカ埋設方法を実施するためのフローシートである。
【符号の説明】
a N値測定工具
b 下穴用ドリル
c 下穴用超硬チップ
d1 〜d4 地中アンカ(アンカ)

Claims (4)

  1. 先端から基端にかけて径が漸増し、先端からの距離を示す目盛りが設けられた真っ直ぐな丸棒状本体と、その本体の前記基端に回転機械に結合するための取付部とを有するN値測定工具を、前記取付部において結合した前記回転機械により前記先端をアンカを埋設しようとする地盤に向けて所定押圧力を付加しながら回転して所定深さに押入されるまでの回転数を基に当該地盤のN値を測定し、その測定したN値に基づいてアンカの種類を選択し、その選択したアンカを当該地盤に回転機械により回転圧入して埋設することを特徴とするアンカ埋設方法において、
    定されたN値が地盤の硬さの程度の中の普通土質ないし硬質土質を表す基準値範囲内である場合は、螺旋状掘削刃の外径がアンカ毎に段階的に小さくなる複数のアンカのうち、N値が大きくなるに従い螺旋状掘削刃の外径が小さいものを選択して、直接その地盤に回転機械により回転圧入して埋設することを特徴とするアンカ埋設方法。
  2. N値測定工具を地盤に向けて押圧しながら回転する回転機械及びアンカを地盤に向けて回転圧入するための回転機械は、いずれも穴掘建柱車の回転機械であることを特徴とする請求項1に記載のアンカ埋設方法。
  3. 先端から基端にかけて外径が漸増し、先端からの距離を示す目盛りが設けられた真っ直ぐな丸棒状本体と、その本体の前記基端に回転機械に結合するための取付部とを有するN値測定工具を、前記取付部において結合した前記回転機械により前記先端をアンカを埋設しようとする地盤に向けて所定押圧力を付加しながら回転して所定深さに押入されるまでの回転数を基に当該地盤のN値を測定し、
    測定されたN値が地盤の硬さの程度の中の普通土質ないし硬質土質を表す第1基準値範囲内である場合は、螺旋状掘削刃の外径がアンカ毎に段階的に小さくなる複数のアンカのうち、N値が大きくなるに従い螺旋状掘削刃の外径が小さいものを選択して、直接その地盤に回転機械により回転圧入して埋設し、
    測定されたN値が軟岩盤土質を表す第2基準値範囲内である場合は、下穴用ドリルで下穴を開けた後、その下穴に外径がその下穴の径よりも僅かに大きい螺旋状掘削刃を有するアンカを回転機械により回転圧入して埋設し、
    測定されたN値が岩盤土質を表す第3基準値範囲内である場合は、下穴用超硬チップで下穴を開けた後、その下穴に外径がその下穴の径よりも僅かに大きい螺旋状掘削刃を有するアンカを回転機械により回転圧入して埋設することを特徴とするアンカ埋設方法。
  4. N値測定工具を地盤に向けて押圧しながら回転する回転機械、下穴用ドリルを地盤に向けて押圧しながら回転する回転機械、又は下穴用超硬チップを地盤に向けて押圧しながら回転する回転機械及びアンカを地盤に向けて回転圧入するための回転機械は、いずれも穴掘建柱車の回転機械であることを特徴とする請求項3に記載のアンカ埋設方法。
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