JP2004195404A - 厨芥処理機 - Google Patents
厨芥処理機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004195404A JP2004195404A JP2002369080A JP2002369080A JP2004195404A JP 2004195404 A JP2004195404 A JP 2004195404A JP 2002369080 A JP2002369080 A JP 2002369080A JP 2002369080 A JP2002369080 A JP 2002369080A JP 2004195404 A JP2004195404 A JP 2004195404A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- garbage
- main body
- kitchen waste
- body case
- storage container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Incineration Of Waste (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
【解決手段】厨芥処理機の運転・停止スイッチ23を投入してから一定時間後に運転動作が開始されるONタイマー設定スイッチ24を設けた。
【選択図】 図2
Description
【従来の技術】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭等で発生する厨芥ごみを乾燥して減容処理する厨芥処理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
厨芥ごみを乾燥して減容処理する従来の厨芥処理機として、例えば特開平7−88463号公報に示すものがある。(例えば特許文献1)
これを図4により説明すると、40は本体ケース、41は厨芥収納容器で、この厨芥収納容器41内には厨芥ごみを粉砕、撹拌する手段として固定刃42と回転撹拌刃43が設けられている。
【0003】
固定刃42は厨芥収納容器41の下部内壁に設けられ、回転撹拌刃43は厨芥収納容器41の底面から突き出た回転軸44に固定されている。この回転軸44は撹拌モーター45、減速装置46を介して駆動軸47と連結している。
【0004】
厨芥収納容器41の上方には厨芥ごみを加熱する加熱ヒーター48と送風ファン49が設けられている。
【0005】
50は送風ファン49を駆動する送風モーターであり、厨芥収納容器41および電熱ヒーター48の上部に配置されている。そして加熱ヒーター48と送風ファン49によって厨芥ごみの表面上部を加熱し、この加熱された厨芥ごみを撹拌モーター45によって駆動される回転撹拌刃43によって破砕するようにしている。
【0006】
また、厨芥収納容器41の外周には外容器51が設けられており、この外容器51の上部開口部は蓋52で覆われている。この蓋52には空気を取り入れる空気取り入れ口53が設けられている。そして、外側固定容器51には厨芥収納容器41内で発生した臭気を排出する排気口54が設けられている。この排気口54は連結パイプ55と厨芥収納容器41内で発生した臭気を無臭化する脱臭ヒーター56aと触媒56bで構成された触媒脱臭器56と、この触媒脱臭器56によって脱臭された気体を本体外に排出する排気ファン57に連通されている。
【0007】
このように構成されたものにおいて、厨芥収納容器41内に厨芥ごみが投入されて乾燥運転が開始されると、電熱ヒーター48と送風ファン49によって厨芥ごみの表面上部が加熱される。
【0008】
それと同時に、厨芥ごみは固定刃42と回転撹拌刃43によって破砕されながら臭気を含む蒸気を発生する。そして臭気は触媒脱臭器56によって脱臭され、排気ファン57によって本体40外に排出され、乾燥が行なわれる。
【0009】
乾燥が終了すると、図示していないが、蓋52の上面に運転・停止等の操作部として運転・停止スイッチ(図示せず)が設けられていて、手動でこの運転・停止スイッチを操作して運転を停止するか、又は乾燥した厨芥の温度や湿度を温度検知手段(図示せず)が検知して自動的に通電を停止させるものである。
【0010】
【特許文献1】
特開平7−88463号公報
【特許文献2】
特開平7−260356号公報
【特許文献3】
特開平7−294136号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の厨芥処理機においては、厨芥収納容器41内に厨芥ごみを入れ、操作部の運転・停止スイッチを操作して運転を開始すると、その直後から送風ファン49の回転や回転撹拌刃43の撹拌動作が始まり(回転撹拌刃43による撹拌動作はある過程を経てから動作を始めるものもある)、この時、送風モーター50のモーター駆動音が伴うため、就寝直後に運転を開始した場合には眠りの妨げになってしまう等の問題があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、請求項1では厨芥処理機の本体ケースと、該本体ケースの開口部を覆う本体蓋と、本体ケース内に着脱自在に設置された厨芥収納容器と、該厨芥収納容器内の厨芥ごみを加熱する加熱手段と、厨芥収納容器内の厨芥ごみを撹拌する回転撹拌刃と、酸化触媒により該厨芥収納容器から発生する臭気を脱臭する触媒脱臭器と、脱臭後の排気を本体ケースより外部に排出する排気口を備えた厨芥処理機において、運転・停止スイッチを投入してから一定時間後に運転動作が開始されるONタイマー設定スイッチを設けたものである。
【0013】
また請求項2では、ONタイマー設定スイッチの一定時間を任意に調整することができるようにしたものである。
【0014】
これによって、就寝前に操作部の運転・停止スイッチをONしても、その直後から送風ファンの回転や回転撹拌刃の撹拌動作に伴う駆動音が発生しないため、就寝直後の眠りを妨げることがなくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明の一実施例を図1、図2及び図3により説明する。
【0016】
図1及び図2において、1は厨芥処理機の本体ケースである。2はこの本体ケース1の上部に開閉自在に取り付けられた本体蓋で、後部の蓋ヒンジ2aにより本体ケース1の後部上方に枢支されている。3は本体ケース1内に取り付けられた外側固定容器である。4は厨芥収納容器で、外側固定容器3の内部に着脱自在に設置されている。
【0017】
5は該厨芥収納容器4に設けた凸部(別部品を取り付ける例もある)で、該厨芥収納容器4の内壁の下部に設けられている。6は回転撹拌刃で、厨芥収納容器4内の下部に設置されており、厨芥収納容器4内の厨芥を撹拌するほかに、該凸部5と連携して厨芥ごみを破砕するものである。
【0018】
7は被駆動回転軸で、厨芥収納容器4の底部に設けられ、その先端が回転撹拌刃6と連結しており、厨芥収納容器4の取り外しの際に容器ごと取り外されるものである。
【0019】
8は回転駆動軸で、外側固定容器3の底部に取り付けられており、被駆動回転軸7と着脱自在に連結して被駆動回転軸7に回転力を伝えるものである。
【0020】
9は電動モーターで、回転駆動軸8を回転させるための回転力を発生するものである。10は減速機構で、電動モーター9の回転力を減速して回転駆動軸8に伝達するものである。
【0021】
11は内蓋で、本体蓋2内の下面に位置し、厨芥収納容器4、外側固定容器3及び該外側固定容器3の上部開口部を覆うように設けられている。
【0022】
12は加熱手段Aで、シーズヒーターやマイカにニクロム線を巻いたヒーター等で構成され、後記送風手段13Aの吐き出し側で風路16内に設置されている。
【0023】
13は送風手段Aで、ターボファンやラジアルファンと、このファンを駆動するファンモーターとで構成され、加熱手段A12で加熱された空気を厨芥収納容器4内に送風するものである。
【0024】
14は該内蓋11に開口加工された送風口、15は送風口14とは別に内蓋11に開口加工された循環口で、送風手段A13、加熱手段A12、後記触媒脱臭器17、送風口14、厨芥収納容器4及び循環口15にて風路16を形成するものである。
【0025】
17は触媒脱臭器で、シーズヒーターやマイカにニクロム線を巻いたヒーター等よりなる加熱手段B18と、例えばハニカム状セラミックにAtやPd等酸化触媒物質を付着させた触媒とで構成されている。
【0026】
19は送風手段Bで、ターボファンやラジアルファンと、該ファンを駆動するファンモーターとで構成され、その吸い込み側は触媒脱臭器17及び風路16の所定の部位に開口加工された排気吸入口20と接続され、吐き出し側は本体外部に空気を排出する排気口21と連結されている。
【0027】
22は操作部で、本体ケース1上部の取り扱い容易な外郭部に設けられており、運転・停止スイッチ23、ONタイマー設定スイッチ24(任意に設定できるものや選択すると一定の時間経過後に運転を開始するもの)及び通電中を知らせる表示ランプ等表示部25が設けられている。
【0028】
図3において、制御回路26の入力側には前記した運転・停止スイッチ23及びONタイマー設定スイッチ24が接続され、出力側には送風手段B19、触媒脱臭器17、加熱手段A12及び送風手段A13等が夫々接続されている。
【0029】
本発明は上記の構成からなり、次にその動作について説明する。
【0030】
厨芥ごみを厨芥収納容器4内に投入し、本体蓋2を閉じ、操作部22の運転・停止スイッチ23をONすると、乾燥運転が開始される。まず、制御回路26の加熱手段A12及び触媒脱臭器17の加熱手段B18に通電され、回転撹拌刃6の駆動用の電動モーター9が予め定められた時間だけ正転、逆転を繰り返す。また、送風手段A13及び送風手段B19が動作する。
【0031】
これにより、加熱手段A12と送風手段A13により熱風が作られ、送風口14より厨芥収納容器4内に送られ、厨芥収納容器4内の厨芥ごみを加熱し、冷やされた(放熱した)熱風が循環口15より吸引され、触媒脱臭器17を通して再び送風手段A13に戻され、熱風が風路16を循環する。熱風温度は温度センサー(図示せず)により加熱手段A12を通電制御して行われ、適温の熱風を厨芥収納容器4に吹き入れる。
【0032】
また、同時に送風手段B19により風路16に設けた排気吸入口20から循環熱風の一部が吸引され、触媒脱臭器17を通して排気口21より本体ケース1の外部に排出される。
【0033】
この際、厨芥ごみが加熱されることにより発生する臭いや蒸気は触媒脱臭器17内を通過する時、加熱手段B18で高温に加熱された触媒(酸化触媒物質により適温は異なるが約300℃〜500℃)により酸化反応を促進させ、無色無臭の二酸化炭素や水蒸気に浄化されて排気口21より本体内空気と混合して外部に排出される。
【0034】
この状態で厨芥ごみの乾燥が進行していくと、厨芥収納容器4内の厨芥ごみの含水率が下がり、乾燥状態を検知するセンサー(温度センサーや湿度センサー等で図示せず)にて検知し、加熱手段A12への通電を止め、送風手段A13と送風手段B19のみの駆動により厨芥収納容器4内の乾燥された厨芥ごみや本体ケース1を適当な時間冷却し、電源をOFFして運転動作を終了する。
【0035】
一方、操作部22のONタイマー設定スイッチ24は、操作するとタイマー設定固定型の場合は一定の時間経過後に運転を開始し、任意に設定できる型は希望設定時間経過後に運転を開始する。
【0036】
例えば就寝前の午後11.00にONタイマー設定スイッチ24を操作して3時間後乾燥開始が行なわれるようにセットすると、翌日の午前2.00に運転動作が開始する。この時には既に熟睡しており、送風手段A12のモーター駆動音等があっても眠りの妨げになることがない。
【0037】
このように、厨芥ごみを厨芥収納容器4内に投入後、ONタイマー設定スイッチ24を操作することで、予め設定された乾燥開始時間又は任意に設定できるものにおいてはお好みの設定時間経過後に運転を開始し、眠りの妨げを防止するものである。
【0038】
この種の厨芥処理機において、運転停止の制御にタイマー機構を設けたものは、上記従来の技術の最後に特許文献2として提示した特開平7−260356号公報及び特許文献3として提示した特開平7−294136号公報等で公知である。
【0039】
しかし、これらの従来技術においては、タイマー機構によって厨芥ごみを加熱乾燥する加熱ヒーターの通電時間を制御するものであって、前記した本発明のように、就寝直後の眠りの妨げを防止するためにONタイマー設定スイッチ24によって運転・停止スイッチ23を投入してから一定時間後に運転動作を開始させるようにしたものではない。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、請求項1及び2に記載の構成によって厨芥収納容器に厨芥ごみを入れ、ONタイマー設定スイッチを操作することにより予め設定された乾燥開始時間到達後に運転が開始するか、または任意に設定できるものにおいてはお好みの設定時間経過後に運転を開始し、運転時の気になるモーター駆動音による就寝の妨げを回避できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内部構造図である。
【図2】本発明の操作部の説明図である。
【図3】本発明の回路ブロック図である。
【図4】従来の内部構造図である。
【符号の説明】
1 本体ケース
2 本体蓋
4 厨芥収納容器
6 回転撹拌刃
12 加熱手段A
13 送風手段A
17 触媒脱臭器
21 排気口
22 操作部
23 運転・停止スイッチ
24 ONタイマー設定スイッチ
Claims (2)
- 厨芥処理機の本体ケース(1)と、該本体ケース(1)の開口部を覆う本体蓋(2)と、本体ケース(1)内に着脱自在に設置された厨芥収納容器(4)と、該厨芥収納容器(4)内の厨芥ごみを加熱する加熱手段A(12)と、厨芥収納容器(4)内の厨芥ごみを撹拌する回転撹拌刃(6)と、酸化触媒により該厨芥収納容器(4)から発生する臭気を脱臭する触媒脱臭器(17)と、脱臭後の排気を本体ケース(1)より外部に排出する排気口(21)を備えた厨芥処理機において、運転・停止スイッチ(23)を投入してから一定時間後に運転動作が開始されるONタイマー設定スイッチ(24)を設けたことを特徴とする厨芥処理機。
- ONタイマー設定スイッチ(24)の一定時間を任意に調整することができることを特徴とする請求項1記載の厨芥処理機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002369080A JP2004195404A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 厨芥処理機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002369080A JP2004195404A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 厨芥処理機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004195404A true JP2004195404A (ja) | 2004-07-15 |
Family
ID=32765413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002369080A Pending JP2004195404A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 厨芥処理機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004195404A (ja) |
-
2002
- 2002-12-20 JP JP2002369080A patent/JP2004195404A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004195404A (ja) | 厨芥処理機 | |
JP2996917B2 (ja) | 廃棄物処理装置 | |
JP2003103234A (ja) | 厨芥処理機 | |
JP2003103233A (ja) | 厨芥処理機 | |
JP2003024899A (ja) | 生ごみ乾燥法、生ごみ乾燥機および乾燥処理剤 | |
JP2006247517A (ja) | 生ごみ処理機 | |
JP2004050139A (ja) | 厨芥処理機 | |
JP2007203203A (ja) | 生ごみ処理機 | |
JPH11138127A (ja) | 厨芥処理装置 | |
JP2004081917A (ja) | 厨芥処理機 | |
JP3613828B2 (ja) | 厨芥処理機 | |
JP2002346501A (ja) | 厨芥処理機 | |
JP2004016882A (ja) | 厨芥処理機 | |
JP3220389B2 (ja) | 厨芥処理装置 | |
JP2001054776A (ja) | 有機物処理装置 | |
JP2004243230A (ja) | 厨芥処理機 | |
JPH10111074A (ja) | 厨芥処理装置 | |
JPH10111073A (ja) | 厨芥処理装置 | |
JP2010167341A (ja) | 生ごみ処理機 | |
JP2002001262A (ja) | 厨芥処理機 | |
JP2003093997A (ja) | 厨芥処理機 | |
JP2001054778A (ja) | 有機物処理装置 | |
JP2002292352A (ja) | 厨芥処理機 | |
JP2005177561A (ja) | 生ごみ処理機の制御装置 | |
JP2001054777A (ja) | 有機物処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050525 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051219 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051219 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060511 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060511 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20061005 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071106 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071227 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080226 |