JP2004193743A - 画像読取装置 - Google Patents

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Tatsuhiko Hirai
達彦 平井
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Abstract

【課題】原稿の片面読み取り時及び両面読み取り時に最適な読み取り性能を得ることができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】原稿の片面読み取りを行う場合と原稿の両面を同時に読み取る場合とで、白レベルの目標値を変更してシェーディング補正を行う。具体的には、原稿の読み取り方法が両面原稿読み取りであり、読み取る原稿が厚紙の場合には、原稿の透過光の影響が少ないため、片面原稿読み取りと同様に白レベルの目標値を255に設定する。読み取る原稿が普通紙の場合には、透過光の影響を考慮し、白レベルの目標値を240に設定し、読み取る原稿が薄紙の場合には、透過光の影響をより考慮して、白レベルの目標値を230に設定する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読取装置に関し、特に複数枚数の原稿を自動的に順次読み取るオートドキュメントフィーダ(ADF)内部に読み取り系を具備し、原稿の表面と裏面を同時に読み取る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複数枚の原稿を自動的に順次読み取るオートドキュメントフィーダ(ADF)内部に読み取り系や原稿反転機構を備える画像読取装置が知られている。
【0003】
この画像読取装置が両面原稿を読み取る際には、まず原稿表面を画像読取装置側で読み取り、この読み取り終了後にADF内部の原稿反転機構により原稿を反転し、原稿裏面を画像読取装置側で読み取るという動作を行い、両面原稿の画像を読み取っていた。
【0004】
しかし、この装置構成では、原稿を反転する時間は画像読取装置としてのデッドタイムとなるため、読み取りパフォーマンスが低下し、また、原稿を反転させるために原稿にダメージを与えることが少なくなかった。
【0005】
この問題に鑑み、近年ADF内部に読み取り系を装備し、1回の原稿搬送動作によって表面画像と裏面画像を読み取る1パス両面画像読取装置が提案されている。
【0006】
一方、画像読取装置が原稿を読み取るときには、光源により原稿が照明され、原稿画像がセンサにより読み取られるので、光源の光量むらやセンサの感度むら等によって画像誤差が生じる。画像読取装置ではこの誤差を補正するために、シェーディング補正を行っている。このシェーディング補正では、基準白色板となる部材が用いられており、CCD等の読み取りセンサでこの基準白色板を読み取ることにより実行されている。両面同時読み取りの場合は、表面用の読み取りセンサ及び裏面用の読み取りセンサの両方のセンサについてシェーディング補正が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の画像読取装置では、基準白色板に対してランプを照射し、その反射光をサンプリングしてシェーディング補正を行うので、両面原稿の同時読み取りのように原稿の両面からランプが照射された場合には、原稿の読み取り面の反対側から照射されたランプの透過光の影響で、通常の場合に比べ白レベルの読み取り値が高くなり、その取り込みレベルに対してシェーディング補正がなされるため濃度レベルが低い部分、つまり階調の高い部分ではデータが白く飛んでしまい、画像の階調性を再現できないという問題があった。
【0008】
本発明は、上記の問題点を解消するためになされたもので、原稿の片面読み取り時及び両面読み取り時に最適な読み取り性能を得ることができる画像読取装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の画像読取装置は、原稿の表面を読み取る第1読取手段と、該原稿の裏面を読み取る第2読取手段と、前記第1読取手段及び前記第2読取手段の白レベルの補正を行うシェーディング補正手段とを備える画像読取装置において、前記シェーディング補正手段は、原稿の片面読み取りを行う場合と原稿の両面を同時に読み取る場合とで、該白レベルの目標値を変更してシェーディング補正を行うことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置の概略構成を示す図である。
【0012】
本発明の実施の形態に係る画像読取装置は、原稿給送装置1と原稿読取装置19とによって構成されている。
【0013】
原稿給送装置1は、原稿3を載置する原稿載置部2と、給紙ローラ4と、複数枚の原稿3を分離する分離パッド5と、原稿3を排紙する原稿排紙ローラ対7と、原稿3を第1読み取り部としての露光部13に導く大ローラ8、第1従動ローラ9及び第2従動ローラ10と、原稿3を原稿排紙ローラ対7に導く第3従動ローラ11と、原稿ガイド板17と、第2読み取り部としての密着型イメージセンサ部20とを備えている。密着型センサ部20は図示はしていないが光源であるLED、レンズ及びコンタクトイメージセンサ(ラインセンサ)から構成されている。また、原稿給送装置1には、密着型センサ部20に対向するように、図示しない基準白色板が設けられており、さらに密着型センサ部20によって原稿3の反射光を読み取ることが可能な位置に図示しない原稿照明ランプを備えている。
【0014】
原稿読み取り装置19は、流し読み原稿ガラス12と、露光部13と、露光部13によって読み取られた画像信号をミラーユニット14及びレンズ15を介して受信するCCDセンサ部16と、ジャンプ台18と、基準白色板22とを備えている。CCDセンサ部16はラインセンサを備えている。さらに19はCCDセンサ部16によって、原稿3の反射光を読み取ることが可能な位置に図示しない原稿照明ランプを備えている。
【0015】
本発明の実施の形態に係る画像読取装置は、露光部13(第1読取手段)と原稿とを相対的に移動させながら原稿3の読み取りを行う一方で、密着型イメージセンサ部20(第2読取手段)と原稿とを相対的に移動させながら原稿3を読み取る。
【0016】
原稿3は原稿載置部2にセットされる。原稿給紙ローラ4は分離パッド5と対になっていて、原稿3を1枚ずつ原稿給送装置1内部に給送する。給送された原稿3は中間ローラ対6で更に原稿給送装置1内の第1移動ローラ9に送られ、大ローラ8と第1従動ローラ9による搬送に渡され、大ローラ8に沿う形で第2従動ローラ10による搬送が行われる。大ローラ8と第2従動ローラ10で搬送される原稿3は、流し読み原稿ガラス12と原稿ガイド板17との間を通り、ジャンプ台18を経て再び大ローラ8と第3従動ローラ11により搬送される。流し読み原稿ガラス12と原稿ガイド板17との間では原稿ガイド板17により原稿3は流し読み原稿ガラス12に接触する形で搬送される。
【0017】
原稿3が実際に画像データとして読み込まれる前に、露光部13及び密着型イメージセンサ部20でシェーディング補正が行われる。露光部13は基準白色板22を読み取り、密着型イメージセンサ部20は不図示の別の基準白色板を読み取ることによってそれぞれ適正な白レベルを得る。
【0018】
原稿3は、流し読み原稿ガラス12上を通過する際に、露光部13により流し読み原稿ガラス12に接している面が露光される。露光部13は露光することにより原稿3から反射してくる原稿の画像データをミラーユニット14に伝達する。伝達された原稿3の画像データはレンズ15を通過し、集光されてCCDセンサ部16にて電気信号として変換される。以上の過程で原稿3の第1面(おもて面)が読み取られる。
【0019】
次に、大ローラ8と第3従動ローラ11により搬送された原稿3は原稿排紙ローラ対7方向へ搬送される過程で、密着型イメージセンサ部20によって原稿3の第2面(裏面)が読み取られ、その後原稿給送装置1の装置外に排出される。
【0020】
図2は、図1における原稿読み取り装置19の画像制御系の主な機能を示すブロック図である。
【0021】
CCDセンサ部16は、画像処理部102に内蔵されているタイミング生成機能によって生成されたタイミング信号105に従って読み取り情報を順次、アナログ画像信号107に変換して出力する。
【0022】
A/D変換部101は、同じく画像処理部102(シェーディング補正手段)からのタイミング信号106に従って、CCDセンサ部16から出力されたアナログ画像信号107をディジタル画像信号108に変換する。ディジタル画像信号108は画像処理部102に入力され、シェーディング補正等の処理が行われる。画像処理部102はメモリI/F114を介して画像メモリ部103に対して画像データを書き込み、さらに画像メモリ部103から読み出された画像データをプリンタ部115に出力する。
【0023】
CPU104(シェーディング補正手段)は原稿読み取り装置19全体の制御を司る。CPU104はCPUバス109を介して画像処理部102の設定や制御、更に画像データの読み書き等を行う。また、操作部110及び表示部111は読み取りモード設定及び読み取り動作開始指示を行う。
【0024】
次にシェーディング補正の処理について説明する。
【0025】
本画像読取装置のように原稿3に対して原稿照明ランプを照射し、画像データをラインセンサで読み取った場合、画像の階調の高い部分は、8ビットの読み取り能力のあるラインセンサでは、255レベルで読み取られることが必要である。
【0026】
図3は、ラインセンサが基準白色板を読み取った場合における該ラインセンサの各画素での読み取り値を示す図である。同図が示すようにラインセンサに読み取られた値は、光源の光量のムラやラインセンサの読み取り能力のバラツキ等により1ライン間でも均一にならないことがわかる。
【0027】
そのため画像を読み取るに先立ち、基準白色板を原稿照明ランプで照射し、その反射光をラインセンサで読み取り、サンプリングをする。このサンプリング数は、読み取り解像度と読み取り可能領域とから決定され、例えば400dpiで297mmまでの読み取りが可能なラインセンサでは、4677画素がサンプリングされる。このサンプリングされたデータは、画像処理部102の内部の不図示のRAMに格納された後、再度サンプリングを行って先のRAMのデータに加算することが繰り返し行われ、最後にサンプリング回数で割ることでサンプリングデータが平均化される。
【0028】
各画素単位で読み取られたレベルが256階調の場合、この平均化されたサンプリングデータが255の値になるように、各画素毎に補正係数が計算される。
【0029】
例えば、ある画素の白色基準板の読み取りデータをRs、白色基準板の読み取りレベルの目標値を255とした場合には、この補正係数Rhは、以下の式(1)で計算される。
【0030】
Rh=255/Rs ……(1)
式(1)の計算は画素毎に行われ、計算された補正係数は画像処理部102内の不図示のシェーディング補正用のRAMに保持される。
【0031】
画像を読み取る時は、読み取った画像レベルが、先に計算した補正係数で補正される。例えば、実際の画像の読み取りレベルをRiとした場合の補正後のレベルをRoとすると、補正後レベルRoは以下の式(2)で計算される。
【0032】
Ro=Ri×Rh ……(2)
このシェーディング補正の処理は片面原稿を想定しており、両面原稿では原稿の両面サイドから原稿照明ランプにより照射されるため、読み取りレベルRiが片面の場合より高い値をとる。そのため、濃度レベルの低い部分の読み取りでは、Ri>Rsとなってしまう場合があり、その結果Roは255に丸められてしまうため、濃度レベルの高い部分ではデータが正確に反映されず、両面原稿での画像の再現性が悪くなる。
【0033】
以下に説明する、原稿読取装置を備える複写機において、原稿をコピーする場合の処理では、このような問題を解消している。
【0034】
図4,5は、原稿読取装置を備える複写機において原稿をコピーする場合の処理を示すフローチャートである。
【0035】
まず、コピーをする前に、操作部110により動作モードが設定され(ステップS401)、CPU104は、その動作モードの設定が「両両」又は「両片」であるか否かを判別する(ステップS402)。ここで、動作モードの設定が「両両」であるとは、原稿の両面を1枚の用紙の両面にコピーすることを意味し、動作モードの設定が「両片」であるとは、原稿の両面、即ち表面と裏面とをそれぞれ別の用紙の片面にコピーすることを意味する。
【0036】
上記ステップS402の判別の結果、動作モードの設定が「両両」又は「両片」である場合には、両面同時読み取りが実行されるため、原稿厚を予め設定しておく必要があり、表示部111が原稿厚入力画面へと遷移する(ステップS403)。
【0037】
図6は、原稿厚の入力を行う場合の表示部111の表示例を示す図である。
【0038】
同図に示すように、原稿厚の入力を行う場合、表示部111は「薄紙」ボタン501と「普通紙」ボタン502と、「厚紙」ボタン503とを表示する。
【0039】
例えば、ユーザは、コピーする両面原稿が薄い紙の場合は「薄紙」ボタン501を選択し、コピーする両面原稿が通常の用紙の場合は「普通紙」ボタン502を選択し、コピーする両面原稿が通常の用紙よりも厚い場合は「厚紙」ボタン503を選択する。
【0040】
原稿は原稿読取装置19のガラス板又は原稿載置部2に載置されるが、動作モードとして「両両」又は「両片」が設定されている場合は、両面同時読み取りが必要であるため原稿は必ず原稿載置部2に載置される必要がある。
【0041】
原稿が原稿読取装置19のガラス板又は原稿載置部2にセットされ、操作部110でスタートキーが押下される(ステップS404)と、まず、上下それぞれに設けられた原稿読み取り用ラインセンサ及び原稿照明ランプが通電され、次に黒の読み取りレベルを補正するために上下の読み取りラインセンサにより1ライン分のデータがサンプリングされる(ステップS405)。このサンプリングでは、読み取り可能最大領域分のサンプリングが行われ、400dpiで297mmまでの読み取りが可能なセンサでは、4677画素のデータサンプリングが行われる。
【0042】
そのサンプリングデータから、全てのサンプリング個所の読み込みが0レベルとなるように黒レベル補正係数が計算される(ステップS406)。
【0043】
この計算された黒レベル補正係数は不図示のRAMに設定され、次に上下の原稿照明ランプが通電され、原稿照明ランプが点灯する。先に説明したようにこのまま画像を読み込むと、原稿照明ランプやセンサ等の要因で画素毎のデータレベルが均一とならないために、全画素でデータレベルが均一となるようなシェーディング補正処理が行われる。その際、補正を行う白レベルの目標値の値をいくつに設定するかを決定しておく必要があるが、先に説明したように両面原稿では、原稿の表裏から原稿照明ランプで照射されるために、片面原稿に比べ白レベルの目標値を低い値にする必要がある。さらに、原稿の厚さによっても透過率が異なるため、原稿厚が薄いほど目標レベルを低くしておくことが必要がある。
【0044】
従って、CPU104は、原稿の読み取り方法が両面原稿読み取りであるか否かを判別し(ステップS407)、原稿の読み取り方法が両面原稿読み取りでない場合、即ち、片面原稿読み取りの場合には、原稿の裏面からの透過光の影響がないため、白板の読み取りレベルの目標値を255に設定する(ステップS408)。
【0045】
上記ステップS407の判別の結果、原稿の読み取り方法が両面原稿読み取りである場合には、CPU104は、表示部111で「厚紙」ボタン503が押下されたか否かを判別し(ステップS409)、「厚紙」ボタン503が押下された場合には、先に入力された原稿厚から白レベルの目標値を決定する、即ち、厚紙が設定された場合には、原稿の透過光の影響が少ないため、片面原稿読み取りと同様に白レベルの目標値を255に設定する(ステップS408)。
【0046】
上記ステップS409の判別の結果、「厚紙」ボタン503が押下されていない場合には、CPU104は、表示部111で「普通紙」ボタン502が押下されたか否かを判別する(ステップS410)。
【0047】
上記ステップS410の判別の結果、「普通紙」ボタン502が押下された場合には、CPU104は、透過光の影響を考慮し、白レベルの目標値を240に設定し(ステップS411)、「普通紙」ボタン502が押下されていない場合には、「薄紙」ボタン501が押下されているので、透過光の影響をより考慮して、白レベルの目標値を230に設定する(ステップS412)。
【0048】
次いで、上下のラインセンサのCCDは、ホームポジションに設置された基準白色板を1ライン分サンプリングし(ステップS413)、その基準白色板の各画素での読み取りレベルが、先に決定した目標値のレベルとなるようなシェーディング補正データが各々計算され(ステップS414)、シェーディング補正が実行される(ステップS415)。
【0049】
シェーディング補正が終了すると、原稿が一枚露光部13及び密着型イメージセンサ部20に搬送され、両面原稿読み取りである場合には、搬送された原稿は上下照明ランプで照射され、上下のラインセンサで原稿の画像データが読み取られる(ステップS416)。片面原稿読み取りである場合には、下のラインセンサで原稿の画像データが読み取られる。
【0050】
読み取られた画像データは必要に応じて各種画像処理が施され、その後画像メモリ部103に蓄積され(ステップS417)、プリント部115により紙に印字される(ステップS418)。読み取られた原稿が原稿給紙装置1の装置外へ排紙されると次の原稿が給紙され、この動作が原稿載置部2上の原稿が全てなくなるまで実行される。
【0051】
上述したように、本実施の形態によれば、原稿の片面読み取りを行う場合と原稿の両面を同時に読み取る場合とで、白レベルの目標値を変更してシェーディング補正が行われるので、原稿の両面を同時に読み取る場合に上下の原稿照明ランプによる互いの透過光の影響を見込んでシェーディング補正をすることができる、即ちシェーディング補正において原稿の透過光の影響を低減することができるため、原稿の片面読み取り時及び両面読み取り時に最適な読み取り性能を得ることができる。
【0052】
また、両面同時読み取りを行うときには、原稿の厚さに応じて白レベルの目標値を変更してシェーディング補正を行うので、原稿の透過光の影響を正確に低減することができ、原稿の片面読み取り時及び両面読み取り時に最適な読み取り性能を得ることができる。
【0053】
本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムをコンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該供給されたプログラムを読出して実行することによっても本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【0054】
この場合、上記プログラムは、不図示の該プログラムを記録した記録媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
【0055】
また、上記プログラムは、上述した実施の形態の機能をコンピュータで実現することができればよく、その形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態を有するものでもよい。
【0056】
更にまた、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した記録媒体をコンピュータに供給し、そのコンピュータが記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【0057】
プログラムを供給する記録媒体としては、例えば、RAM、NV−RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、MO、CD−ROM、CD−RW、DVD(DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW)、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記プログラムを記憶できるものであればよい。
【0058】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0059】
〔実施態様1〕 原稿の表面を読み取る第1読取手段(13)と、該原稿の裏面を読み取る第2読取手段(20)と、前記第1読取手段及び前記第2読取手段の白レベルの補正を行うシェーディング補正手段(102,104)とを備える画像読取装置において、前記シェーディング補正手段は、原稿の片面読み取りを行う場合と原稿の両面を同時に読み取る場合とで、該白レベルの目標値を変更してシェーディング補正を行うことを特徴とする画像読取装置。
【0060】
〔実施態様2〕 前記シェーディング補正手段は、白レベルの基準となる白色部材と、前記白色部材の反射光をサンプリングするサンプリング手段と、前記サンプリング手段によりサンプリングされたデータが予め決められた白レベル目標値となるように補正データを計算する補正データ計算手段と、その計算された補正データを前記第1読取手段及び前記第2読取手段に反映する反映手段とを備え、前記反映手段により補正データが反映された前記第1読取手段が原稿の表面を読み取り、前記反映手段により補正データが反映された前記第2読取手段が該原稿の裏面を読み取るように構成されていることを特徴とする実施態様1に記載の画像読取装置。
【0061】
〔実施態様3〕 前記シェーディング補正手段は、両面同時読み取りを行うときには、原稿の厚さに応じて白レベルの目標値を変更してシェーディング補正を行うことを特徴とする実施態様1又は2に記載の画像読取装置。
【0062】
〔実施態様4〕 原稿の表面を読み取る第1読取ステップと、該原稿の裏面を読み取る第2読取ステップと、前記第1読取ステップ及び前記第2読取ステップにおける読み取り時の白レベルの補正を行うシェーディング補正ステップとを備える画像読取方法において、前記シェーディング補正ステップは、原稿の片面読み取りを行う場合と原稿の両面を同時に読み取る場合とで、該白レベルの目標値を変更してシェーディング補正を行うことを特徴とする画像読取方法。
【0063】
〔実施態様5〕 前記シェーディング補正ステップは、白色部材の反射光をサンプリングするサンプリングステップと、前記サンプリングステップによりサンプリングされたデータが予め決められた白レベル目標値となるように補正データを計算する補正データ計算ステップと、その計算された補正データを前記第1読取ステップ及び前記第2読取ステップに反映する反映ステップとを備え、前記反映ステップにより補正データが反映された前記第1読取ステップで原稿の表面を読み取り、前記反映ステップにより補正データが反映された前記第2読取ステップで該原稿の裏面を読み取ることを特徴とする実施態様4に記載の画像読取方法。
【0064】
〔実施態様6〕 前記シェーディング補正ステップは、両面同時読み取りを行うときには、原稿の厚さに応じて白レベルの目標値を変更してシェーディング補正を行うことを特徴とする実施態様4又は5に記載の画像読取方法。
【0065】
〔実施態様7〕 原稿の表面を読み取る第1読取手段と、該原稿の裏面を読み取る第2読取手段とを備える画像読取装置で使用される画像読取装置用プログラムにおいて、前記第1読取手段及び前記第2読取手段の白レベルの補正を行うシェーディング補正ステップと、前記シェーディング補正ステップが、原稿の片面読み取りを行う場合と原稿の両面を同時に読み取る場合とで、該白レベルの目標値を変更してシェーディング補正を行うように制御する制御ステップとを前記画像読取装置に実行させることを特徴とする画像読取装置用プログラム。
【0066】
〔実施態様8〕 前記画像読取装置用プログラムは、前記シェーディング補正ステップとして、白色部材の反射光をサンプリングするサンプリングステップと、前記サンプリングステップによりサンプリングされたデータが予め決められた白レベル目標値となるように補正データを計算する補正データ計算ステップと、その計算された補正データを前記第1読取ステップ及び前記第2読取ステップに反映する反映ステップとを前記画像読取装置に実行させ、前記制御ステップとして、前記反映ステップにより補正データが反映された前記第1読取手段で原稿の表面を読み取らせ、前記反映ステップにより補正データが反映された前記第2読取手段で該原稿の裏面を読み取らせることを特徴とする実施態様7に記載の画像読取装置用プログラム。
【0067】
〔実施態様9〕 前記シェーディング補正ステップは、両面同時読み取りを行うときには、原稿の厚さに応じて白レベルの目標値を変更してシェーディング補正を行うことを特徴とする実施態様7又は8に記載の画像読取装置用プログラム。
【0068】
〔実施態様10〕 実施態様7乃至9のいずれか1つに記載の画像読取装置用プログラムを格納することを特徴とする記憶媒体。
【0069】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、原稿の片面読み取りを行う場合と原稿の両面を同時に読み取る場合とで、白レベルの目標値を変更してシェーディング補正が行われるので、原稿の両面を同時に読み取る場合に上下の原稿照明ランプによる互いの透過光の影響を見込んでシェーディング補正をすることができる、即ちシェーディング補正において原稿の透過光の影響を低減することができるため、原稿の片面読み取り時及び両面読み取り時に最適な読み取り性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像読取装置の概略構成を示す図である。
【図2】図1における原稿読み取り装置19の画像制御系の主な機能を示すブロック図である。
【図3】ラインセンサが基準白色板を読み取った場合における該ラインセンサの各画素での読み取り値を示す図である。
【図4】原稿読取装置を備える複写機において原稿をコピーする場合の処理を示すフローチャートである。
【図5】原稿読取装置を備える複写機において原稿をコピーする場合の処理を示すフローチャートである。
【図6】原稿厚の入力を行う場合の表示部111の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 原稿給送装置
2 原稿載置部
3 原稿
4 給紙ローラ
5 分離パッド
7 原稿排紙ローラ対7
8 大ローラ
20 密着型センサ部
13 露光部
102 画像処理部
104 CPU

Claims (1)

  1. 原稿の表面を読み取る第1読取手段と、該原稿の裏面を読み取る第2読取手段と、前記第1読取手段及び前記第2読取手段の白レベルの補正を行うシェーディング補正手段とを備える画像読取装置において、
    前記シェーディング補正手段は、原稿の片面読み取りを行う場合と原稿の両面を同時に読み取る場合とで、該白レベルの目標値を変更してシェーディング補正を行うことを特徴とする画像読取装置。
JP2002356666A 2002-12-09 2002-12-09 画像読取装置 Pending JP2004193743A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7782505B2 (en) 2006-06-14 2010-08-24 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus and control method therefor
US8199366B2 (en) 2007-09-12 2012-06-12 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus and image process method

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