JP2004189474A - エレベータ前遮煙装置 - Google Patents
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Abstract
するのを防止する装置を提供する。
【解決手段】エレベータ出入口前の上縁部および側縁部を構成する三方枠周縁部のそれぞれに遮煙用ゴム板4を引き戸1と隙間を隔てて設け、それぞれの遮煙用ゴム板4の背後に連動桿5と複数個のガイドブラケット6とを設けて三方枠の連動桿5同士を皆連結し、連動桿5を一方向に摺動することによりリンク機構を用いた押圧手段8がそれぞれの遮煙用ゴム板4を引き戸側に押圧するように構成し、非常時には遠隔操作で連動桿5を強制摺動させて遮煙用ゴム板4を押圧し、隙間をなくして遮煙するエレベータ前遮煙装置。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はエレベータ前の引き戸における遮煙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建家内で火災が発生した場合、充満した煙はエレベータの昇降路に侵入し昇降路を煙突として各階に流出することになる。そのため従来からエレベータ出入り口の隙間を塞ぐ工夫がなされてきており、例えば三方枠の前方に設けたエアバックにガスを充満させて隙間を塞いだり(特許文献1参照)、ドアの縁部に加圧変形体の遮煙材を設けて加圧変形により隙間を塞いだり(特許文献2参照)していた。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−183674号公報、フロントページ)
【特許文献2】
特開平7−252067号公報、フロントページ)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら特開平6−183674号公報のものは送風機を用いて遮煙用のエアバッグを充満させるためには所定の時間を要して瞬時遮煙が困難であり、また特開平7−252067号公報の加圧変形を用いて隙間を塞ぐ場合も加圧するために所定の時間を要するといった不都合と共に下部遮煙材を取りつけるためには戸袋を深くしなければならないという不都合がある。本発明は掛かる不都合を解決することを目的として提供されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明はエレベータ出入口前の三方枠の周縁部に弾性を有する遮煙部材を引き戸と隙間を隔てて設け、その後方に部材押圧装置を取りつけ、緊急時には扉に遮煙部材を押し付けて隙間を塞ぐことにより不都合を解決した。すなわち本発明はエレベータ乗り場の出入口においてエレベータ出入口前の上縁部および側縁部を構成する三方枠周縁部のそれぞれに弾性を有する遮煙部材が引き戸と隙間を隔てて設けられそれぞれの遮煙部材の背後に連動桿とこの連動桿が各枠体の長手方向のみに摺動するように規制させるための複数個のガイドブラケットとが設けられ両側縦枠部と上枠部とのコーナーには各連動桿の連結手段が設けられて各連動桿が同時に摺動可能に連結され、各連動桿にはそれぞれの遮煙部材の押圧手段が設けられて連動桿が一方向に摺動することにより押圧手段がそれぞれの遮煙部材を押圧するように構成され、三方の連動桿のうちいずれかに煙感知器や火災報知器の信号あるいは手動閉鎖操作などにより連動桿を遮煙部材押圧方向に強制摺動させるための強制摺動手段が設けられ非常時に三方枠と引き戸との隙間を遮煙部材で塞いで遮煙することを特徴とするエレベータ前遮煙装置である。
【0006】
引き戸の下部はバリアフリーとなっている場合と敷居溝を有している場合の2種類があり、バリアフリーとなっている場合にはあらかじめ引き戸下部に遮煙用ゴムの帯を設け床に接触させておいても良いし、また全閉時に引き戸下面の内部より床方向に遮煙部材が飛び出してきて遮煙し、開放時に遮煙部材が中に引っ込むような構成を工夫し、敷居溝を有している場合にはあらかじめ溝底部に遮煙部材を敷設して接触させた遮煙構造にしておいても良いし、全閉時に敷居溝底部より遮煙部材が飛び出してきて引き戸下部に接触して遮煙し、開放時には遮煙部材が引き戸下部から離れるような構成をしておけば通常時すでに遮煙構造が確立されているため特に非常時に遮煙構造を加える必要はない。
【0007】
【発明の実施の形態】
発明の実施形態を図に基づいて説明すると図1はエレベータ前の正面図、図2は図1におけるA−A断面図、図3は図1におけるB−B断面図であり、図4は連結手段の一例を示す構成説明図(正面図)であり、図5は押圧手段の主要部を示す構成および動作説明図であり、図6(a)、(b)は強制摺動手段の主要部を示す構成図であり、図7は引き戸下部が敷居溝を有している場合で通常時における引き戸下部及び溝部の構成の一例を説明する説明図である。
【0008】
実施例を説明すると、実施例は図1〜7において、1はエレベータ前引き戸、2は側縦枠、3は上枠である。エレベータ出入口前の上縁部および側縁部を構成する三方枠周縁部のそれぞれに遮煙用ゴム板4が引き戸1と隙間Dを隔てて設けられ、それぞれ遮煙用ゴム板4の背後に連動桿5とこの連動桿5を各枠体の長手方向に摺動させるための複数個のガイドブラケット6とが設けられ、両縦枠部と上枠部とのコーナーには図4に示す連動桿連結手段7が設けられて各連動桿が同時に摺動可能に連結され、各連動桿5にはそれぞれ図5に示す遮煙用ゴム板4の押圧手段8が設けられて連動桿5が一方向に摺動することにより押圧手段8がそれぞれの遮煙用ゴム板4を押圧するように構成され、連動桿5の1つに煙感知器や火災報知器の信号あるいは手動閉鎖操作などにより連動桿5を遮煙用ゴム板押圧方向に強制摺動させるための強制摺動手段9が設けられているエレベータ前遮煙装置である。
【0009】
各連動桿5の連結手段7についてその構成と動作を説明すると、図4において側縦枠2と上枠3とのコーナーのそれぞれには回転クランク10が軸中心に回動自在に設けられ回転クランク10の両端の長穴と各連結桿5の端に設けられた連結ブラケット16によりリンク連結されており、一方の連結桿5の摺動が連結ブラケット16を経てそのまま回転クランク10に伝達され更にもう1つの連結ブラケット16を経て他方の連結桿5に伝達されるように構成されているため3方の連結桿5は同時に同じ量だけ摺動することになる。また連結手段7については単にバネ板を用いて連結桿5同士を連結しても良く、この場合も動作機能は同じになる。
【0010】
次に遮煙用ゴム板4の押圧手段8の構成とその動作を説明すると、図5において一方端を連動桿5と回転可能に固定された長リンク11の真中に、一方端をガイドブラケット6と回転可能に固定された短リンク12の他方端が回転可能にかしめられてY形リンクが形成され、このY形リンクが複数のガイドブラケット6のところにそれぞれ設けられている。
【0011】
更にそれぞれのY形リンクを形成する長リンク11の他方端は、連動桿5と平行でしかも遮煙用ゴム板4の背後に位置する遮煙ゴム板押圧板13にそれぞれ回動自在に連結され、例えば連動桿5が矢印方向に移動するとY形リンクにより遮煙ゴム板押圧板13が引き戸1を押える方向すなわち矢印方向に回動して遮煙用ゴム板4を背後から引き戸方向に押圧することになる。また連動桿5が矢印と反対方向に摺動するとY形リンクにより遮煙ゴム板押圧板13が引き戸1から離れる方向に回動し、遮煙用ゴム板4は弾性を有するため元の位置に戻って引き戸1から離れる。
【0012】
次に強制摺動手段9の構成と動作を説明すると、図6(a)、(b)において一方の側縦枠に設けられた連動桿5の端部にはソレノイドを利用したリニアボックス14が設けられ、他方の側縦枠に設けられた連動桿5の端部には引張りバネ15が設けられている。
【0013】
通常時は引張りバネ15により遮煙ゴム押圧板13は遮煙用ゴム板4を押し付けない位置すなわち図2、図3における実線で示した位置で待機しているが、火災などで煙感知器や火災報知器等から異常信号がリニアボックス14に入るとリニアボックス14内のソレノイド(図示せず)により連動桿5が引っ張られ、そのためY形リンクによりそれぞれの遮煙ゴム板押圧板13が引き戸押圧方向に回動してそれぞれの遮煙用ゴム板4を背後から押圧して図2、図3における破線で示した位置に到達せしめ引き戸1との隙間を塞いで三方を遮煙することになる。本実施例において強制摺動手段9は側縦枠の連動桿端部に設けたがこれは別の位置であっても良いし、この方法でなくとも別の方法であってもその機能を果たせば良い。
【0014】
本実施例の引き戸下部における遮煙は引き戸下部がバリアフリーとなっている場合は図6(a)、(b)に示すようにあらかじめ引き戸下部に遮煙ゴム17を床面にこするようにして取りつけして遮煙し、敷居溝を有している場合は図7に示すようにあらかじめ敷居溝の底部に遮煙用部材として遮煙ゴム17を引き戸下面にこするようにして取りつけして遮煙して通常時から遮煙構造が確立されている。従って緊急時には四方が遮煙されることになる。
【0015】
【発明の効果】
本発明のエレベータ前遮煙装置は弾性を有する遮煙部材が引き戸と隙間を隔てて設けられているため通常時においては開閉になんら支障なく、非常時においては異常信号などの遠隔操作により連動桿を操作して瞬時に遮煙部材を引き戸に押し付けて隙間を塞いで遮煙するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】エレベータ前の正面図
【図2】図1におけるA−A断面図
【図3】図1におけるB−B断面図
【図4】連結手段の一例を示す構成説明図
【図5】押圧手段の主要部を示す構成および動作説明図
【図6】(a)、(b)は強制摺動手段の主要部を示す構成説
【図7】引き戸下部が敷居溝を有している場合で通常時における引き戸下部及び溝部の構成の一例を説明する説明図
【符号の説明】
1、引き戸
2、側縦枠
3、上枠
4、遮煙用ゴム板
5、連動桿
6、ガイドブラケット
7、連結手段
8、押圧手段
9、強制摺動手段
10、回転クランク
11、長リンク
12、短リンク
13、遮煙ゴム板押圧板
14、リニアボックス
15、引張りバネ
16、連結ブラケット
17、遮煙ゴム
Claims (1)
- エレベータ乗り場の出入口においてエレベータ出入口前の上縁部および側縁部を構成する三方枠周縁部のそれぞれに弾性を有する遮煙部材が引き戸と隙間を隔てて設けられそれぞれの遮煙部材の背後に連動桿とこの連動桿が各枠体の長手方向のみに摺動するように規制させるための複数個のガイドブラケットとが設けられ両側縦枠部と上枠部とのコーナーには各連動桿の連結手段が設けられて各連動桿が同時に摺動可能に連結され、各連動桿にはそれぞれの遮煙部材の押圧手段が設けられて連動桿が一方向に摺動することにより押圧手段がそれぞれの遮煙部材を押圧するように構成され三方の連動桿のうちいずれかに煙感知器や火災報知器の信号あるいは手動閉鎖操作などにより連動桿が遮煙部材押圧方向に摺動するための強制摺動手段が設けられていることを特徴とするエレベータ前遮煙装置
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JP2002383176A JP4187242B2 (ja) | 2002-12-10 | 2002-12-10 | エレベータ前遮煙装置 |
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---|---|---|---|---|
JP2007176667A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータの乗場ドア装置 |
JP2009051613A (ja) * | 2007-08-27 | 2009-03-12 | Mitsubishi Electric Corp | 火災時避難エレベーター |
JP2017203260A (ja) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | 株式会社岡村製作所 | 移動間仕切装置の閉塞機構 |
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2002
- 2002-12-10 JP JP2002383176A patent/JP4187242B2/ja not_active Expired - Fee Related
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