JP2004189304A - ラベルプリンタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ラベル用紙がロール状に巻かれたラベルロールを保持するラベル用紙供給部と、回転駆動されて前記ラベル用紙供給部側からラベル用紙を繰り出す印字ローラと、該印字ローラにより繰り出されたラベル用紙に前記印字ローラとの間で印字を行うサーマルヘッドで構成される印字部とを備えてなるラベルプリンタであって、前記ラベル用紙供給部に保持されるラベルロールを回転させてラベルロールに巻き弛みを生じさせる駆動手段と、該駆動手段により生じさせられたラベルロールの巻き弛みの量を検知する検知手段と、巻き弛みの量が所定範囲内となるように前記駆動手段を制御する制御手段とを備えるようにした。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラベルロールから繰り出されるラベル用紙に所定事項を印字し、印字されたラベルを分離して発行するラベルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、生鮮食品パック等の商品には、商品ごとに商品名や価格等の商品情報が印字されたラベルを貼り付けることが行われている。そして、このような商品を生産するために、ラベル用紙供給部に回転自在に保持されるラベルロールから裏面に粘着剤が塗布されたラベル用紙を繰り出して、サーマルヘッドと印字ローラの間に送り込み、サーマルヘッドでラベル用紙の表面に所定の商品情報を印字して、印字されたラベルを分離して発行するラベルプリンタが採用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上記のようなラベルプリンタにおいては、ラベル用紙をサーマルヘッドと印字ローラの間に挟みつけて印字ローラを回転駆動させることにより、ラベル用紙にかかるテンションでラベルロールを回転させながら、ラベル用紙を引き出すようにしている。ここで、サーマルヘッドと印字ローラの間におけるラベル用紙の送りスピードが変動すると、ラベル上の印字位置がラベル用紙の送り方向でずれたり、あるいは印字された文字がラベル用紙の送り方向で伸び縮みしたりする等、印字品質に影響を及ぼすことがあるため、ラベル用紙の送りスピードはできる限り一定に保つ必要がある。最近では、商品の生産能力向上の観点から印字スピード(送りスピード)の高速化が検討されているが、高速化した場合には送りスピードの僅かな変動でさえも印字品質に大きな影響を及ぼすため、ラベル用紙の送りスピードの一定化に対する要求はより厳しいものとなる。
【0004】
【特許文献1】
特許第2924836号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以下のような事情から、ラベル用紙の送りスピードを完全に一定化させることは難しい。まず、商品の種類等に応じて使用されるラベルロール(ラベル用紙)が幅サイズの異なるものに交換されたり、印字作業の進行に伴いラベル用紙が繰り出されてラベルロールの径が減少したりして、ラベルロールの重量および慣性モーメントは様々に変化する。それに伴いラベルロールの負荷(回転抵抗)も変動するため、ラベルロールを回転させながらラベル用紙を引き出す印字ローラの回転スピード(送りスピード)は変動が避けられない。
【0005】
また、ラベル用紙の幅サイズにより印字ローラとラベル用紙の接触面積が異なりラベル用紙のグリップ力が変動するため、上述のようなラベルロールの重量変化と相俟ってラベル用紙のスリップ率も変動が避けられない。したがって、印字ローラの駆動力でラベルロールを回転させる従来のラベルプリンタでは、ラベル用紙の送りスピードを完全に一定化させることはできず、印字スピードの高速化を図るうえでの障害となっていた。
【0006】
本願発明は、ラベルロールから送り出されるラベル用紙の印字部における送りスピードを一定に保ち、印字スピードの高速化による生産能力の向上を実現することができるラベルプリンタを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ラベル用紙がロール状に巻かれたラベルロールを保持するラベル用紙供給部と、回転駆動されて前記ラベル用紙供給部側からラベル用紙を繰り出す印字ローラと、該印字ローラにより繰り出されたラベル用紙に前記印字ローラとの間で印字を行うサーマルヘッドで構成される印字部とを備えてなるラベルプリンタであって、前記ラベル用紙供給部に保持されるラベルロールを回転させてラベルロールに巻き弛みを生じさせる駆動手段と、該駆動手段により生じさせられたラベルロールの巻き弛みの量を検知する検知手段と、巻き弛みの量が所定範囲内となるように前記駆動手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とするラベルプリンタを提供する。
【0008】
請求項1の発明によれば、下記の作用効果を奏する。ラベルロールを回転させる駆動手段を設けてラベルロールに積極的に巻き弛みを生じさせる。したがって、ラベルロールの負荷が、ラベル用紙を介して印字部に伝達されることはなく、ラベル用紙の送りスピードは一定に保たれる。その結果、ラベルロールの負荷に変動があっても、ラベルの印字品質が悪化することはなく、印字スピードの高速化による生産能力の向上させることができる。また、検知手段により検知されるラベルロールの巻き弛み量が予め決められた範囲内となるように駆動手段を制御するだけであるから、簡単に制御することができ、制御系をシンプルに構成することができる。
【0009】
請求項2の発明は、前記ラベル用紙供給部はラベルプリンタ本体に対して着脱自在に構成されるカセット機構に軸受支持されており、該カセット機構が前記ラベルプリンタ本体に装着されたときには、前記制御手段により前記駆動手段を制御して前記ラベル用紙供給部に保持されるラベルロールに所定の巻き弛みを生じさせることを特徴とする請求項1に記載のラベルプリンタを提供する。
【0010】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の作用効果に加えて下記の作用効果を奏する。着脱自在なカセット機構にラベルロールを保持させる構造を採用したので、ラベルの交換作業を簡単かつ速やかに行うことができる。特にカセット機構を装着したときに、制御手段によりラベルロールに自動的に巻き弛みを生じさせるようにしたので、交換作業に慣れていない人でも作業ミス等をすることなく対応が可能である。
【0011】
請求項3の発明は、前記ラベル用紙供給部はラベルプリンタ本体に対して着脱自在に構成されるカセット機構に軸受支持されており、該カセット機構を前記ラベルプリンタ本体から取り外すとき、あるいは前記カセット機構を前記ラベルプリンタ本体から取り外すことが想定されるときには、前記制御手段により前記駆動手段を制御して前記ラベル用紙供給部に保持されるラベルロールの巻き弛みをなくすようにすることを特徴とする請求項1または2に記載のラベルプリンタを提供する。
【0012】
請求項3の発明によれば、請求項1または2の発明の作用効果に加えて下記の作用効果を奏する。着脱自在なカセット機構にラベルロールを保持させる構造を採用したので、ラベルの交換作業を簡単かつ速やかに行うことができる。特に、カセット機構を取り外すとき、あるいはカセット機構をラベルプリンタ本体から取り外すことが想定されるときに、制御手段によりラベルロールの巻き弛みを自動的になくすようにしたので、取り外されたカセット機構を保管したり、次回にラベルプリンタ本体に装着したりするときのためにラベルロールを人手で巻き戻すという煩わしい作業をしなくて済む。
【0013】
請求項4の発明は、前記ラベル用紙供給部に保持されるラベルロールには、粘着剤が塗布されたラベル用紙が帯状台紙に剥離可能に貼付されており、前記カセット機構には、前記印字部でラベル用紙を剥離された帯状台紙を巻取る巻取り部が軸受支持されており、前記カセット機構を前記ラベルプリンタ本体から取り外すときにラベルロールおよび巻取り部に巻き取られた帯状台紙をロックするブレーキ部材が設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載のラベルプリンタを提供する。
【0014】
請求項4の発明によれば、請求項2または3の発明の作用効果に加えて下記の作用効果を奏する。カセット機構を取り外すときにラベルロールおよび巻取り部に巻き取られた帯状台紙をロックするため、取り外されたカセット機構を持ち運ぶ際にラベルロールと巻取り部が回転しラベルが弛んで、保管中にラベル用紙を傷めたり、カセット機構の再装着時における作業性を悪化させたりすることが防止される。
【0015】
請求項5の発明は、前記ラベル用紙供給部および前記巻取り部は、前記ラベルプリンタ本体に設けられた第1駆動軸および第2駆動軸にそれぞれ嵌合させられるものであって、前記ラベルプリンタ本体に前記カセット機構を装着するときに、前記ラベル用紙供給部と前記第1駆動軸の組合せ、または前記巻取り部と前記第2駆動軸の組合せのうち、いずれか一方の組合せが他方の組合せに先行して嵌合されること特徴とする請求項4に記載のラベルプリンタを提供する。
【0016】
請求項5の発明によれば、請求項4の発明の作用効果に加えて下記の作用効果を奏する。ラベル用紙供給部と巻取り部のいずれか一方が他方に先行して、ラベルプリンタ本体の駆動軸に嵌合させるようにしたので、駆動軸への嵌合作業のタイミングがずれて、1カ所ずつ作業することができ、カセットの装着作業を容易に行うことができる。
【0017】
請求項6の発明は、前記ラベル用紙供給部および前記巻取り部は、前記ラベルプリンタ本体に設けられた第1駆動軸および第2駆動軸にそれぞれ嵌合させられるものであって、前記ラベル用紙供給部および/または前記巻取り部と、前記カセット機構との間には、前記ラベル用紙供給部と前記巻取り部の軸間距離を調整可能とするガタが設けられていることを特徴とする請求項4または5に記載のラベルプリンタを提供する。
【0018】
請求項6の発明によれば、請求項5の発明の作用効果に加えて下記の作用効果を奏する。ラベル用紙供給部と前記巻取り部の軸間距離を調整可能とするガタを設けたので、複数のカセット機構を使用している場合に、各カセット機構における上記の軸間距離に部品精度や組立精度の関係による寸法バラツキがあっても、各カセット機構をラベルプリンタ本体側へ支障なく装着することができる。逆に、カセット機構を製作するときに、部品精度や組立精度に幅を持たせることができるため製造管理が容易になる。
【0019】
請求項7の発明は、前記カセット機構を前記ラベルプリンタ本体に係合させた状態でロックする係合部材と、前記サーマルヘッドを前記印字ローラに押圧した状態でロックする係止部材とをリンク機構で連結させ、該リンク機構に操作レバーを設けたことを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載のラベルプリンタを提供する。
【0020】
請求項7の発明によれば、請求項1から6のいずれかの発明の作用効果に加えて下記の作用効果を奏する。カセット機構をロックする係合部材とサーマルヘッドをロックする係止部材をリンク機構で連結して1つの操作レバーで操作できるようにしたので、カセット機構の交換時における作業忘れを防止することができる。また、途中で作業者が交代した場合のミスを防止することもできる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図を参照しながら説明する。図1は、本発明のラベルプリンタ1が組み込まれたオートラベラー100を示した斜視図である。オートラベラー100は、パック包装された商品Gの上面に、商品名や価格等の商品情報が印字されたラベルを貼付する。前工程でパック包装が完了した商品Gは順次搬送されて、オートラベラー100に設けられたコンベア台101のコンベアベルト102上に載置される。コンベアベルト102は図1中の左から右へ間歇送りされており、載置された商品Gはコンベアベルト102の両サイドに設けられた搬送ガイド103により、幅方向の位置および姿勢を整えられつつ、搬送される。
【0022】
コンベアベルト102の間歇送りは、コンベアベルト上を搬送される商品Gがラベル貼付機104の真下で一旦停止するように設定されている。ラベル貼付機104は、隣接して設置されたラベルプリンタ1から供給された印字済みラベルを保持した後、そのラベルを内蔵された押圧アーム(不図示)を降下させることにより下方に停止している商品Gの上面に押し付ける。ラベルの裏面には予め粘着剤が塗布されており、商品Gへの押圧により貼付される。商品Gは、搬送ガイド103により位置および姿勢が整えられているので、商品Gの上面の所定の位置にラベルが貼付される。ラベルが貼付された商品Gは、さらにコンベアベルト102で次工程に搬送されて、パレット等に並べられる。なお、ラベル貼付機104およびラベルプリンタ1は、さまざまな高さ寸法の商品へのラベル貼付に対応できるように、支柱ガイド105上をスライドして上下動する支持部106に固定されている。
【0023】
〔ラベルプリンタ1〕
ラベルプリンタ1は、図1〜3に示されるように、主として、ラベルプリンタ本体2と、ラベルプリンタ本体2に対して着脱自在に構成されるカセット機構3を有してなる。ここで、図2は、ラベルプリンタ1は正面図である。また、図3は、ラベルプリンタ1の側面図であって、ラベルプリンタ本体2からカセット機構3(断面図)が取り外された状態を示す図である。
【0024】
〔ラベルプリンタ本体2〕
ラベルプリンタ本体2は、支持部106に固定されるとともに板金製の筐体21で覆われている。ラベルプリンタ本体2は、主として、ラベル用紙Lへの印字を行う印字部4、ラベルロールRを回転駆動するための第1駆動軸5、ラベル用紙Lが剥離された帯状台紙Bを巻き取るための第2駆動軸6、ラベル用紙Lの巻き弛みの量を検知するための距離センサ7、カセット機構3を装着したときにラベルプリンタ1を使用可能な状態にロックするためのリンク機構8(図4、図5参照)、および印字部4、第1駆動軸5および第2駆動軸6を制御する制御部9(図6参照)を備えてなる。なお、ラベルロールRは、裏面に粘着剤が塗布されたラベル用紙Lを帯状台紙Bに対して所定間隔で剥離可能に貼付されたものをロール状に巻いたものであり、ラベル用紙Lは、印字部4で印字された後に、図2中においてL1で示されるように帯状台紙Bから剥離されて、ラベル貼付機104により商品Gに貼付されるようになっている。
【0025】
〔カセット機構3〕
カセット機構3は、樹脂製の筐体31で構成されており、ラベルロールRを回転可能に保持するラベル用紙供給部10と、印字済みのラベルが剥離された帯状台紙Bを巻き取る巻取り部14を回転可能に支持する。カセット機構3がラベルプリンタ本体2に装着されたときに、ラベル用紙供給部10は第1駆動軸5と嵌合し、巻取り部14は第2駆動軸6と嵌合するようになっている。なお、筐体31は、図1に示されるように本体部31aと蓋部31bからなり、カセット機構3に対するラベルロールRの交換作業をする場合のために、蓋部31bは本体部31aに対して開閉可能にヒンジ固定されているが、図2および図3では蓋部31bの記載が省略されている。
【0026】
〔印字部4〕
印字部4は、印字ローラ41とサーマルヘッド42とで構成される。印字ローラ41は、ラベルプリンタ本体2に配設された電動モーター46(不図示)により回転駆動されて、ラベル用紙供給部10に保持されるラベルロールRの側からラベル用紙Lを繰り出す。
【0027】
サーマルヘッド42は、印字ローラ41の上方に配置されており、印字ローラ41により繰り出されたラベル用紙Lに、印字ローラ41との間で印字を行う。サーマルヘッド42は、後述の操作レバー43が押し下げられるまで印字ローラ41との間に隙間が開いた状態となっており、その状態でラベルプリンタ本体2にカセット機構3を装着することにより、印字ローラ41とサーマルヘッド42の間にラベル用紙Lを挿入することができる。サーマルヘッド42は、図4および図5に示されるように操作レバー43の支持軸43bに対して押圧部材44で連結されている。図2の矢印Aで示されるように操作レバー43を下方に回転操作させることにより、サーマルヘッド42は支持軸43bに取り付けられた押圧部材44で印字ローラ41に押し付けられ、印字ローラ41とサーマルヘッド42の間に挿入されたラベル用紙Lを挟みつけることができる。
【0028】
操作レバー43の先端部にはフック43aが形成されており、フック43aは印字ローラ41に連結される軸41aに引っ掛けられることにより、サーマルヘッド42を印字ローラ41に押圧した状態でロックする。サーマルヘッド42にはバネ部材45(不図示)が設けられており、このバネ部材45の反発力により、印字ローラ41とサーマルヘッド42が適度の押し付け力で圧接されるとともにフック43aが軸41aから容易に離脱しないようになっている。上記の圧接状態において印字ローラ41を電動モーター46で回転駆動させることにより、ラベル用紙Lが確実に繰り出されることとなり、同時にラベル用紙Lへの印字も行われることになる。
【0029】
印字されたラベルは、ある程度の剛性を有しているので、図2に示されるように、帯状台紙Bが印字ローラ41の周りで強制的に折り返されるように反転させられたときに帯状台紙Bから、L1で示されるように剥離されて前進し、そのまま隣接して設置されたラベル貼付機104に供給されることとなる。なお、印字部4の近傍に設けられている47、48、49はアシストローラであって、印字部4へ導入されるラベル用紙L、およびラベルL1が剥離されて印字部4から排出される帯状台紙Bを、印字および巻取りに適した状態に調整したり、ラベル用紙Lや帯状台紙Bの搬送経路の近傍に配置された他部品と干渉しないように導いたりする役割を有する。
【0030】
〔第1駆動軸5〕
第1駆動軸5は、図3に示されるように、ラベルプリンタ本体2の筐体21においてカセット機構3が装着される被装着面21aから突出した状態で軸受支持されている。第1駆動軸5は、筐体21に内蔵されて、印字ローラ41を回転駆動する電動モーター46とは別の電動モーター53と連結されて回転駆動されるようになっている。電動モーター53は、後述する距離センサ7からの電気信号に基づいて制御部9により回転数(回転角度)および回転方向が制御されている。第1駆動軸5は、ラベル用紙供給部10に保持されるラベルロールRに、図2に示されるような下方に垂れる巻き弛みR1を積極的に生じさせる駆動手段としての役割を有する。
【0031】
第1駆動軸5は、根元側の大径の係合部51とこれと一体的に形成される先端側の小径のロッド部52からなる。係合部51には、外周部51aから径方向に延びる複数個のリブ51bが所定間隔で立設されており、第1駆動軸5がカセット機構3に軸受支持されるラベル用紙供給部10に嵌合させられたときに、リブ51bが、後述するラベル用紙供給部10の内部形成されるリブ12cに係合することによりラベルロールRに回転運動を伝導する。ロッド部52はラベル用紙供給部10の内部に形成されるリブロール芯部11Cに接触することにより、ラベル用紙供給部10が径方向にがたつかないように支持する。
【0032】
〔第2駆動軸6〕
第2駆動軸6は、第1駆動軸5と同様に、筐体21の被装着面21aから突出した状態で軸受支持されており、筐体21に内蔵された電動モーター63に連結されて回転駆動されるようになっている。第2駆動軸6は、ラベル用紙Lが剥離された帯状台紙Bを巻き取るための駆動手段としての役割を有する。
【0033】
第2駆動軸6は、根元側の大径の係合部61とこれに一体的に形成される先端側の小径のロッド部62からなる。係合部61には、外周部61aから径方向に延びる複数個のリブ61bが所定間隔で立設されており、第2駆動軸6がカセット機構3に軸受支持される巻取り部14に嵌合させられたときに、リブ61bが、後述する巻取り部14の内部に形成されるリブ16cに係合することにより回転運動を伝導する。ロッド部62は巻取り部14の内周面15cに接触することにより、巻取り部14が径方向にがたつかないように支持する。
【0034】
ロッド部62はロッド部52に比べて短く設定されており、図3に示されるように、ラベルプリンタ本体2を側方から見たときに、第1駆動軸5は、先端部側が第2駆動軸6より突出するように設定されている。したがって、ラベルプリンタ本体2にカセット機構3を装着するときに、第1駆動軸5とラベル用紙供給部10の組合せが、第2駆動軸6と巻取り部14の組合せに先行して嵌合されることとなる。
【0035】
〔距離センサ7〕
第1駆動軸5の下方には、筐体21の被装着面21aから突出した状態で固定支持される距離センサ7が設けられている。この距離センサ7は、検知部7aと被対象物との距離を光学的に検知する光学センサで検知部7aが上方に向くように設定されている。距離センサ7は、ラベルプリンタ本体2にカセット機構3が装着されたときに、カセット機構3に形成された貫通穴31cからカセット機構3の内部側に突出して、ラベル用紙供給部10に保持されるラベルロールRの下面と対向する。距離センサ7は、ラベルロールRの巻き弛みの量として、第1駆動軸5により生じさせられてラベルロールRの下方に垂れる巻き弛みR1の下面との距離Hを検知する検知手段としての役割を有する。
【0036】
検知結果として距離センサ7で生成される信号はリアルタイムで制御部9に送られる。制御部9は送られた信号に基づいてリアルタイムで第1駆動軸5に連結される電動モーター53の回転を制御する。これにより、ラベルプリンタ1の運転中は、ラベルロールRの巻き弛みが予め設定された範囲内になるように制御される。距離センサ7の検知部7aは、幅の異なるラベル用紙Lが使用される場合でも、距離センサ7が確実に作動するように、ラベルロールRの幅方向に対する位置が設定されている。
【0037】
〔リンク機構8〕
リンク機構8は、図4および図5に示されるように、カセット機構3をラベルプリンタ本体2に係合させた状態でロックする係合部材22と、サーマルヘッド42を印字ローラ41に押圧した状態でロックする係止部材としてのフック43aと、アシストローラ49をアシストローラ48に押圧した状態でロックするスライド部材23を連結させる。上述した操作レバー43は連結されてリンク機構8の一部をなすように設けられ、操作されることによりリンク機構8を介して、上記3ヶ所のロックを作動あるいは解除することができるようになっている。なお、操作レバー43は、印字部4の説明で述べたようにバネ部材45の反発力でフック43aが軸41aから容易に離脱しないようになっており、これにより、リンク機構8の動きを固定してロックが容易に解除されないようにしている。また、リンク機構8の近傍には、リンク機構8がロック位置にあるか否かを検知するロック検知センサ86が配設されており、このロック検知センサ86により、操作レバー43がロック操作されたときに、カセット機構3がラベルプリンタ本体2に装着されたことを検知する。すなわち、ロック検知センサ86は、カセット機構の装着検知手段としての役割を果たす。検知結果としてロック検知センサ86で生成される信号はリアルタイムで制御部9に送られる。
【0038】
係合部材22は、図4および図5に示されるように、スライドガイドとなる3本(複数本)の平行なスリット穴22aを有しており、スリット穴22aは筐体21に固定されるピン24でスライド可能に保持されている。さらに、係合部材22はフック22bを有しており、フック22bは係合部材22のスライドに伴ってカセット機構3に形成された窓穴31dに対して係合および係合解除がなされるように設定されている。係合部材22には、操作レバー43の回転操作(回転運動)がリンク81〜84を介してスライド運動として伝達される。これにより、リンク81に連結される操作レバー43のフック43aを軸41aに引っ掛けることで、カセット機構3をラベルプリンタ本体2に係合させた状態でロックすることができる。
【0039】
操作レバー43に形成されたフック43aがサーマルヘッド42を印字ローラ41に押圧した状態でロックすることについては上述のとおりであるから、ここでは説明を省略する。
【0040】
スライド部材23は、アシストローラ49を回転自在に支持しており、自らは筐体21の内部に設けられたスライドレール25上にスライド可能に支持されている。スライド部材23をスライド移動させることにより、図2および図5に示されるように、アシストローラ49がアシストローラ48に押圧された状態とすることができる。スライド部材23には、操作レバー43の回転操作がリンク81およびリンク85を介してスライド運動として伝達される。これにより、リンク81に連結される操作レバー43のフック43aを軸41aに引っ掛けることで、アシストローラ49がアシストローラ48に押圧した状態でロックすることができる。
【0041】
〔制御部9〕
制御部9は、作業者によってオートラベラー100に配設された操作パネル91から入力される情報にしたがって各部の運転制御を行い、状況に応じて必要な情報をディスプレイ92に表示させる。制御部9は、ラベルプリンタ1に対して、図6に示されるように、印字ローラ41(電動モーター46)、第1駆動軸5(電動モーター53)および第2駆動軸6(電動モーター63)の制御を行う。また、制御部9には、距離センサ7およびロック検知センサ86から送られる情報としての信号が自動的に入力される。
【0042】
ラベルプリンタ1に関して作業者が入力する情報は、例えば、生産される商品Gのサイズ、種類、印字ラベルの発行枚数(商品Gの生産個数)、生産のサイクルタイム等である。制御部9は、入力された情報に基づき、ラベル用紙Lに適切な情報が印字されるようにサーマルヘッド42によって印字される商品情報を選択し、適切なタイミングで印字済みのラベルがラベル貼付機104に供給されるように印字ローラ41の回転スピードを制御し、また、ラベル用紙Lが剥離された帯状台紙Bをたるみなく巻き取られるように第2駆動軸6の回転を制御する。入力された生産個数に達するまで、ラベルプリンタ1に対して、連続的に運転制御が行なわれる。
【0043】
また、制御部9では、距離センサ7およびロック検知センサ86から入力される信号に基づいて次のような制御が行なわれる。まず、カセット機構3がラベルプリンタ本体2に装着されたときには、ロック検知センサ86から制御部9へ、カセット機構3が装着されたことを示す信号が入力される。制御部9は、図2おける矢印Cの方向に第1駆動軸5を回転するように制御し、ラベル用紙供給部10に保持されるラベルロールRを回転させて自動的に巻き弛みR1を生じさせる。そして、距離センサ7と巻き弛みR1との距離Hが所定範囲内となったときには、距離センサ7から制御部9に信号が入力される。制御部9は第1駆動軸5を停止させて、巻き弛みを生じさせる動きを停止する。以上により、カセット機構3がラベルプリンタ本体2に装着されたときに、ラベルロールRに所定の巻き弛みが生じさせられることとなる。
【0044】
ラベルプリンタ1によるラベル用紙Lへの印字が開始されると、ラベル用紙Lは印字ローラ41により印字部4側に繰り出されてラベルロールRの巻き弛みR1の量は減少していくが、距離Hの値が所定範囲内から外れると、距離センサ7に検知されて距離センサ7から制御部9に信号が入力される。制御部9は、矢印Cの方向へのラベルロールRの回転を再開させ、巻き弛みR1の量(距離H)が所定範囲内となったときに第1駆動軸5を停止させる。このような運転および停止による第1駆動軸5の制御は、ラベルプリンタ1の運転中にリアルタイムで実施される。以上により、ラベルロールRを印字ローラ41の駆動力で引きずって回転させる必要がなくなるため、ラベルロールRの負荷が印字部4に伝達される状態が解消される。
【0045】
ラベルプリンタ1の運転中に、ラベル用紙供給部10に巻きつけられたラベル用紙Lが残り少なくなるか、あるいは無くなった場合には、距離センサ7で巻き弛みR1の量を検知することができなくなる。このように距離センサ7から信号が入力されない状態が一定時間続いた場合、制御部9は、ラベル用紙Lの残量が少ないかあるいは無くなったと判断して、新しいラベルロールRに交換することを促すアラームをディスプレイ92の画面上に表示させたり、あるいはラベルプリンタ1の運転を停止させたりする。
【0046】
ラベルの発行枚数が操作パネル91から予め入力された枚数に達すると、制御部9は、印字ローラ41および第2駆動軸6を停止させるとともに、ディスプレイ92の画面上にラベル発行が終了した旨を表示させる。それと同時に、制御部9は、第1駆動軸5に対する制御を行い、第1駆動軸5を駆動させて矢印Cと反対方向にラベルロールRを回転させることにより巻き弛みR1を巻き取ってなくす。これにより、ラベル用紙Lのサイズ変更等のためカセット機構3をラベルプリンタ本体2から取り外す場合、巻き弛みR1をなくすために、ラベルロールRを人手で巻き戻す作業が必要なくなる。
【0047】
〔ラベル用紙供給部10〕
ラベル用紙供給部10は、筐体31に形成される軸受32によりカセット機構3に回転自在に軸受支持されており、カセット機構3がラベルプリンタ本体2に装着されたときに第1駆動軸5に嵌合させられる。ラベル用紙供給部10は、図3および図7に示されるように、ラベル用紙Lが巻きつけられて形成されるラベルロールRを保持する円筒状のロール芯部11と、ロール芯部11に嵌合固定される円環状の係止リング12からなる。ロール芯部11は、内周部に軸線方向に延びるリブ11cを有しており、リブ11cが嵌合させられるロッド部52の外周部に当接して両者間にガタが生じないようにされている。係止リング12は、内周部から径方向に延びる複数個のリブ12cを有しており、リブ12cが嵌合される係合部51のリブ51bと係合して第1駆動軸5の回転がラベル用紙供給部10に直接的に伝導されるようになっている。
【0048】
ロール芯部11には、その根元部の周囲に所定間隔で径方向に貫通する穴11aが穿設されており、係止リング12にはロール芯部11と組み合わされたときに穴11aに嵌合するフック12aが立設されている。ロール芯部11と係止リング12には鍔部11b、鍔部12bがそれぞれ形成されており、鍔部11bおよび鍔部12bで筐体31に形成された円形の軸受穴32aの周縁部を挟み込んで、穴11aとフック12aを嵌合させることにより、ラベル用紙供給部10がカセット機構3に対して軸受支持されることとなる。ここで、軸受穴32aの内径d1は、ラベル用紙供給部10の支持部の外径D1よりも大きく設定されている。これにより、ラベル用紙供給部10とカセット機構3との間には回転軸方向と直交する方向にスライド可能なガタが設けられている。
【0049】
〔巻取り部14〕
巻取り部14は、筐体31に形成される軸受33により、カセット機構3に回転自在に軸受支持されており、カセット機構3がラベルプリンタ本体2に装着されたときに第2駆動軸6に嵌合させられる。巻取り部14は、図3および図7に示されるように、ラベル用紙Lが剥離された帯状台紙Bの端部を保持するクリップ部15dを備えて印字部4から排出される帯状台紙Bを巻き取る巻取り芯部15と、巻取り芯部15に嵌合固定される円環状の係止リング16からなる。巻取り芯部15は、嵌合させられるロッド部62の外周部に当接して両者間にガタが生じないようにされている。係止リング16は、内周部から径方向に延びる複数個のリブ16cを有しており、リブ16cが嵌合される係合部61のリブ61bと係合して第2駆動軸6の回転が巻取り部14に直接的に伝導されるようになっている。
【0050】
巻取り芯部15には、その根元部の周囲に所定間隔で径方向の穴15aが穿設されており、係止リング16には巻取り芯部15と組み合わされたときに穴15aに嵌合するフック16aが立設されている。巻取り芯部15と係止リング16には鍔部15b、鍔部16bがそれぞれ形成されており、鍔部15bおよび鍔部16bで筐体31に形成された円形の軸受穴33aの周縁部を挟み込んで、穴15aとフック16aを嵌合させることにより、巻取り部14がカセット機構3に対して軸受支持されることとなる。ここで、軸受穴33aの内径d2は、巻取り部14の支持部の外径D2よりも大きく設定されており、巻取り部14とカセット機構3との間には回転軸方向と直交する方向にスライド可能なガタが設けられている。
【0051】
〔ブレーキ部材17〕
カセット機構3において、図2に示されるように、ラベル用紙供給部10と巻取り部14の間には、ブレーキ部材17が配設される。ブレーキ部材17は、カセット機構3がラベルプリンタ本体2から取り外された状態のときは、固定軸17aの周りに配設されたバネ(不図示)の付勢力で、矢印Eで示されるように回転して、一点鎖線で示されるように、ラベルロールRと巻取り部14に巻き取られた帯状台紙Bの間で両者の側面に係合して、ラベル用紙Lが弛まないようにロックする。そして、カセット機構3がラベルプリンタ本体2に装着されたときは、ラベルプリンタ本体2に設けられた部材に接触してバネ力に抗して矢印Eとは反対の方向に回転させられ、自動的に係合状態が解除されるようになっている。
【0052】
〔ラベルプリンタ1の特徴〕
本発明の実施に形態に係るラベルプリンタ1は、上述のように構成されている結果、下記のような特徴点を有する。
【0053】
第1に、駆動手段としての第1駆動軸5により、ラベル用紙供給部10に保持されるラベルロールRを回転させて、ラベルロールRに積極的に巻き弛みR1を生じさせるという特徴点を有している。ラベル用紙Lはラベル用紙供給部10側から印字ローラ41により繰り出されるが、従来のラベルプリンタのように印字ローラの駆動力でラベルロールを回転させながらラベル用紙を引き出すのではないため、ラベルロールRの負荷がラベル用紙Lを介して印字部4に伝達されることが無い。したがって、ラベルロールRが幅サイズの異なるものに交換されたり、印字作業の進行に伴ってラベルロールRの径が減少したりして、ラベルロールRの重量および慣性モーメントが変化しても、印字ローラ41の回転スピードは一定に保たれる。その結果、ラベル用紙Lの送りスピードを一定に保つことができ、印字スピード(送りスピード)が高速化されても、ラベル用紙Lの送り方向で印字が伸び縮みしたり、印字位置がずれたりする印字品質に関する不具合を避けることができる。
【0054】
第2に、第1駆動軸5により生じさせられたラベルロールRの巻き弛みR1の量を検知手段としての距離センサ7で検知して、巻き弛みR1が所定範囲内となるように、制御部9で第1駆動軸5を運転あるいは停止させる制御を行うという特徴点を有している。巻き弛みR1を生じさせる第1駆動軸5を、巻き弛みR1の量に基づいて直接的に制御するようにしたので、特に運転あるいは停止させる制御をするだけであるから、簡単に制御することができ、制御系をシンプルに構成することができる。
【0055】
第3に、ラベルロールRの巻き弛みR1の量を検知する検知手段として、光学式の距離センサ7を採用し、巻き弛みR1の量としてラベルロールRから下方に垂れ下がる巻き弛みR1と距離センサ7の距離Hを検知するという特徴点を有している。光学式センサを採用したことにより、ラベル用紙Lに触れることなく巻き弛みR1の量を把握できるので、ラベル用紙Lを傷めたり、ラベル用紙Lの送りを妨げたりする心配が無い。また、ラベルロールRからの垂れ下がりを検知対象としたので、弛んだラベル用紙Lに対して特別な位置決め等をしなくても済む。さらに、巻き弛み量として、距離Hを検知するだけであるから、複雑な検知手段を構築する必要が無く、比較的安価に製作できる。
【0056】
第4に、ラベル用紙供給部10は、ラベルプリンタ本体2に対して着脱自在のカセット機構3に軸受支持されており、カセット機構3が装着されたときに、制御部9により第1駆動軸5を制御してラベルロールRに巻き弛みR1を生じさせるという特徴点を有している。ラベルロールRは、ラベル用紙を巻いただけであるから落とすと簡単に解けてしまう等の心配があり、その取扱いには慎重を要するが、カセット機構3の採用により、そのような心配が少なくなり、ラベルロールRの交換作業を簡単かつ迅速に行うことができる。特に、カセット機構3を装着するだけで、制御部9により自動的に巻き弛みR1が生じさせられるので、カセット機構3の交換作業に慣れていない人でも、作業ミスや作業の遅れを生じないように対応することができ、ラベル用紙を手垢等で汚してしまうことを防止できる。また、作業者が途中で交代した場合でも、巻き弛みを生じさせることを忘れる心配をしなくても済む。
【0057】
第5に、ラベル発行が終了したときには、制御部9は、第1駆動軸5を駆動させてラベルロールRを回転させることにより巻き弛みR1を巻き取ってなくすという特徴点を有している。ラベル発行終了後は、ラベル用紙Lのサイズ変更等のためカセット機構3をラベルプリンタ本体2から取り外すことが想定されるが、取り外されたカセット機構3を保管したり、次回にラベルプリンタ本体2に装着したりする場合に備えてラベルロールRを人手で巻き戻す作業が必要ない。
【0058】
第6に、カセット機構3を取り外すときに、ラベルロールRおよび巻取り部14に巻き取られた帯状台紙Bの間に係合して、両者をロックするブレーキ部材17がカセット機構3に設けられているという特徴点を有している。したがって、取り外されたカセット機構3を持ち運ぶ際にラベルロールRと巻取り部14が回転し、ラベル用紙Lが弛んで、保管中にラベル用紙Lを傷つけたり、カセット機構3の再装着時における作業性を悪化させたりすることが防止される。また、ブレーキ部材17は、ラベルロールRと帯状台紙Bの間に係合させるタイプとしたので、ラベルロールRと巻取り部14に対して1個ずつ設ける必要が無く、カセット機構3の内部におけるスペースの取り合いの影響が小さく済む。なお、ブレーキ部材17は、カセット機構3をラベルプリンタ本体2に装着する際に、自動的に解除されるようになっているので、カセット機構3の交換作業に慣れていない人でも、作業ミスや作業の遅れを生じないように対応することができ、作業者が交換作業の途中で交代したような場合でも作業洩れによるトラブルが防止されるものである。
【0059】
第7に、ラベルプリンタ本体2において第1駆動軸5が第2駆動軸6より突出するように設定されており、カセット機構3をラベルプリンタ本体2に装着する際に、第1駆動軸5とラベル用紙供給部10の組合せが、第2駆動軸6と巻取り部14の組合せに先行して嵌合されるという特徴点を有している。したがって、前者の組合せと後者の組合せとの間で嵌合作業のタイミングがずれて、1ヶ所ずつ作業することができるので、例えば、第1駆動軸5と第2駆動軸6の長さが同じで両者を同時に嵌合させなければならない場合に比べて、カセット機構3の装着作業を容易に行うことができる。
【0060】
第8に、ラベル用紙供給部10と巻取り部14は、カセット機構3の筐体31に対して、軸方向と直交する方向のガタをもって軸受支持されているという特徴点を有している。これにより、第1駆動軸5と第2駆動軸6の軸間距離H1が固定されたラベルプリンタ本体2にカセット機構3を装着する場合に、上記のガタによりラベル用紙供給部10と巻取り部14の軸間距離H2を調整させて嵌合することができる。したがって、サイズ、種類の異なるラベル用紙に対応するために交換使用される複数個のカセット機構3の軸間距離H2に、部品精度や組立精度による多少の寸法バラツキが合っても、ラベルプリンタ本体2に支障なく装着することができるものである。
【0061】
第9に、ラベルプリンタ本体2とカセット機構3、印字ローラ41とサーマルヘッド42、およびアシストローラ48と49のロックする部材がリンク機構8で連結されており、リンク機構8に設けられた操作レバー43を操作することにより、上記のロックが同時に行なわれるという特徴点を有している。したがって、カセット機構3の交換作業における作業項目が少なくなり、慣れていない人でも、作業ミスや作業の遅れを生じないように対応することができる。また、作業者が交換作業の途中で交代したような場合のトラブルを防止することができる。さらに、図1に示されるように、筐体31の蓋部31bが閉じられていて、カセット機構3内部のロックの状況が目視することができない場合でも、操作レバー34は外部から目視できるため、作業洩れに気付かずにラベルプリンタ1を作動させてトラブルを発生させることを確実に防止できる。
【0062】
〔上記実施形態の変形例〕
上記実施形態では、着脱自在のカセット機構3を採用して、ラベルプリンタ本体2にカセット機構3を装着することにより、ラベルロールRを保持するラベル用紙供給部10が第1駆動軸5に嵌合されるようにしたが、カセット機構3を採用せずにラベルプリンタ本体2に設けられた駆動手段にラベルロールRを直接保持させるようにしても良い。また、上記実施形態では、ラベル用紙Lをロール芯部11に巻きつけて、ロール芯部11の周りに直接ラベルロールRを形成したが、ラベル用紙Lをロール芯部11とは別体の巻き芯に巻きつけてラベルロールRを形成して、ロール芯部11に取り付けるようにしても良い。
【0063】
上記実施形態では、ラベルロールRの巻き弛みR1の量として、巻き弛みR1の垂れ下がりの下面とラベル用紙供給部10の下方に固定された距離センサ7との距離を検知することとしたが、他の物理量を検知させるようにしても良い。また、上記実施形態では、ラベルロールRの巻き弛みR1の量を検知する検知手段として、光学式の距離センサ7を適用したが、これに限らず、近接センサやリミットスイッチ等、他の検知手段を適用しても良い。
【0064】
上記実施形態では、カセット機構3がラベルプリンタ本体2に装着されたことを、リンク機構8のロック有無で検知することとしたが、これに代えて他の要素で検知するようにしてもよい。例えば、ラベルプリンタ本体2に対するカセット機構3の着座有無を検知するようにしても良い。
上記実施形態では、ラベルの発行枚数が予め入力された枚数に達してラベル発行が終了した後に、カセット機構3がラベルプリンタ本体2から取り外されると想定して、ラベルロールRの巻き弛みR1を巻き取ることとしたが、生産の中断が一定時間を超えたときに巻き取らせるようにしても良い。点検作業のためにカセット機構3が取り外されることが想定され、また巻き弛みR1を生じさせた状態での長時間放置によるラベル用紙Lの品質劣化が懸念されるためである。なお、操作レバー43によるロック解除が行われたことをロック検知センサ86で検知する等して、カセット機構3が実際に取り外されるときに巻き取るようにしてもよい。
【0065】
上記実施形態では、ラベルロールRは、ラベル用紙Lが帯状台紙Bに剥離可能に貼付されたものを使用したが、裏面に粘着剤を塗布されたラベル用紙自体が帯状に連結されロール状に巻き取られた、いわゆる台紙レスのラベルロールRを使用しても良い。この場合は、巻取り部14やアシストローラ48,49は省略できる。
【0066】
上記実施形態では、カセット機構3を取り外すときに、ラベルロールRおよび巻取り部14に巻き取られた帯状台紙Bの間に係合して、両者をロックするブレーキ部材17が設けられていたが、カセット機構3の内部スペースに余裕があれば、ラベルロールRと巻取り部14に対して別々のブレーキ部材を設けても良い。また、ラベル用紙供給部10および巻取り部14を固定することにより、ラベルロールRおよび巻取り部14に巻き取られた帯状台紙Bをロックするブレーキ部材を設けるようにしても良い。例えば、第1駆動軸5および第2駆動軸6と嵌合することによりロックが解除され、嵌合が外されることによりロックされるブレーキ部材を、ラベルロールRおよび巻取り部14やこれらの近傍に設けてもよい。
【0067】
上記実施形態では、第1駆動軸5とラベル用紙供給部10、および第2駆動軸6と巻取り部14が嵌合するタイミングをずらすために、第1駆動軸5を第2駆動軸6よりも突出させることとしたが、逆に第2駆動軸6を第1駆動軸5よりも突出させるようにしても良い。また、ラベル用紙供給部10および巻取り部14のうちいずれか一方を他方に対して突出させるようにしても良い。
【0068】
上記実施形態では、ラベル用紙供給部10と巻取り部14の軸間距離H2を調整可能とするために、ラベル用紙供給部10および巻取り部14の両方についてカセット機構3との間にガタを設けるようにしたが、いずれか一方のみについてカセット機構3との間にガタを設けるようにしても良い。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、ラベルロールを回転させる駆動手段を設けてラベルロールに積極的に巻き弛みを生じさせるので、負荷が変動するラベルロールを印字ローラで引きずり回転させる必要が無く、ラベル用紙の送りスピードに影響を与えることもない。その結果、ラベルの印字品質が悪化することはなく、印字スピードの高速化による生産能力の向上させることができる。また、ラベルロールの巻き弛み量が予め決められた範囲内となるように駆動手段を制御するだけであるから、簡単に制御することができ、制御系をシンプルに構成することができる。
【0070】
また、カセット機構を採用した場合において、カセット機構を装着したときに自動的に巻き弛みを生じさせる一方、カセット機構を取り外すとき、あるいはカセット機構をラベルプリンタ本体から取り外すことが想定されるときにラベルロールの巻き弛みを自動的になくすようにしたので、交換作業に慣れていない人でも作業ミス等をすること心配が無く、ラベルロールを人手で巻き戻しておくという煩わしい作業をしなくて済む。そのうえ、カセット機構を取り外すときに、ラベルロールおよび巻取り部に巻き取られた帯状台紙がロックされるため、ラベルが弛んで、保管中にラベル用紙を傷める等の不都合が防止される。
【0071】
さらに、ラベル用紙供給部および巻取り部を第1駆動軸および第2駆動軸へ嵌合する作業は1カ所ずつ行うことができ、ラベル用紙供給部と前記巻取り部の軸間距離を調整可能とするガタを設けられているで、カセットの装着作業を容易に行うことができる。
【0072】
その他、カセット機構をロックする係合部材とサーマルヘッドをロックする係止部材を1つの操作レバーでロック操作できるので、カセット交換時の作業忘れが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るラベルプリンタが組み込まれたオートラベラーを示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係るラベルプリンタの正面図である。
【図3】本発明の実施形態に係るラベルプリンタの側面図であって、ラベルプリンタ本体からカセット機構が取り外されている状態を示すものである。
【図4】本発明の実施形態に係るラベルプリンタの背面側から、リンク機構がロック操作される前の状態を示した図である。
【図5】本発明の実施形態に係るラベルプリンタの背面側から、リンク機構がロック操作された後の状態を示した図である。
【図6】制御部における制御内容を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施形態に係るラベルプリンタのカセット機構の筐体におけるラベル用紙供給部および巻取り部の支持構造を説明する図である。
【符号の説明】
1 ラベルプリンタ
2 ラベルプリンタ本体
3 カセット機構
4 印字部
5 第1駆動軸(駆動手段)
6 第2駆動軸
7 距離センサ(検知手段)
8 リンク機構
9 制御部(制御手段)
10 ラベル用紙供給部
14 巻取り部
41 印字ローラ
42 サーマルヘッド
43 操作レバー
46 電動モーター
49 アシストローラ
B 帯状台紙
G 商品
L ラベル用紙
R ラベルロール
Claims (7)
- ラベル用紙がロール状に巻かれたラベルロールを保持するラベル用紙供給部と、
回転駆動されて前記ラベル用紙供給部側からラベル用紙を繰り出す印字ローラと、該印字ローラにより繰り出されたラベル用紙に前記印字ローラとの間で印字を行うサーマルヘッドで構成される印字部とを備えてなるラベルプリンタであって、
前記ラベル用紙供給部に保持されるラベルロールを回転させてラベルロールに巻き弛みを生じさせる駆動手段と、
該駆動手段により生じさせられたラベルロールの巻き弛みの量を検知する検知手段と、
巻き弛みの量が所定範囲内となるように前記駆動手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とするラベルプリンタ。 - 前記ラベル用紙供給部はラベルプリンタ本体に対して着脱自在に構成されるカセット機構に軸受支持されており、
該カセット機構が前記ラベルプリンタ本体に装着されたときには、前記制御手段により前記駆動手段を制御して前記ラベル用紙供給部に保持されるラベルロールに所定の巻き弛みを生じさせることを特徴とする請求項1に記載のラベルプリンタ。 - 前記ラベル用紙供給部はラベルプリンタ本体に対して着脱自在に構成されるカセット機構に軸受支持されており、
該カセット機構を前記ラベルプリンタ本体から取り外すとき、あるいは前記カセット機構を前記ラベルプリンタ本体から取り外すことが想定されるときには、
前記制御手段により前記駆動手段を制御して前記ラベル用紙供給部に保持されるラベルロールの巻き弛みをなくすようにすることを特徴とする請求項1または2に記載のラベルプリンタ。 - 前記ラベル用紙供給部に保持されるラベルロールには、粘着剤が塗布されたラベル用紙が帯状台紙に剥離可能に貼付されており、
前記カセット機構には、前記印字部でラベル用紙を剥離された帯状台紙を巻取る巻取り部が軸受支持されており、
前記カセット機構を前記ラベルプリンタ本体から取り外すときにラベルロールおよび巻取り部に巻き取られた帯状台紙をロックするブレーキ部材が設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載のラベルプリンタ。 - 前記ラベル用紙供給部および前記巻取り部は、前記ラベルプリンタ本体に設けられた第1駆動軸および第2駆動軸にそれぞれ嵌合させられるものであって、
前記ラベルプリンタ本体に前記カセット機構を装着するときに、前記ラベル用紙供給部と前記第1駆動軸の組合せ、または前記巻取り部と前記第2駆動軸の組合せのうち、いずれか一方の組合せが他方の組合せに先行して嵌合されること特徴とする請求項4に記載のラベルプリンタ。 - 前記ラベル用紙供給部および前記巻取り部は、前記ラベルプリンタ本体に設けられた第1駆動軸および第2駆動軸にそれぞれ嵌合させられるものであって、
前記ラベル用紙供給部および/または前記巻取り部と、前記カセット機構との間には、前記ラベル用紙供給部と前記巻取り部の軸間距離を調整可能とするガタが設けられていることを特徴とする請求項4または5に記載のラベルプリンタ。 - 前記カセット機構を前記ラベルプリンタ本体に係合させた状態でロックする係合部材と、前記サーマルヘッドを前記印字ローラに押圧した状態でロックする係止部材とをリンク機構で連結させ、該リンク機構に操作レバーを設けたことを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載のラベルプリンタ。
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