JP2943742B2 - ラベルプリンタ - Google Patents

ラベルプリンタ

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JP2943742B2
JP2943742B2 JP33731096A JP33731096A JP2943742B2 JP 2943742 B2 JP2943742 B2 JP 2943742B2 JP 33731096 A JP33731096 A JP 33731096A JP 33731096 A JP33731096 A JP 33731096A JP 2943742 B2 JP2943742 B2 JP 2943742B2
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待夫 森岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺帯状のラベル
用紙をラベルプリンタ本体に着脱自在のカセットから供
給し、該供給されたラベルに印字を施して発行するラベ
ルプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、食品加工センター等では、様々
な種類のラベルを高速かつ大量に発行して商品に貼着す
るために、ラベルプリンタ単体だけでは無く、商品を搬
送しながら自動的にラベルを貼り付けるラベル貼付装置
を併用する場合が多い。例えば、実公平5−46925
号等には、弾性部材によりサーマルヘッド(印字ヘッ
ド)をプラテンローラに押圧して印字する印字部を具備
した装置本体と、該装置本体に着脱され、前記印字部へ
供給するラベル用紙を収納しかつプラテンローラを一体
的に取り付けたカセットとからなるラベルプリンタが開
示されている。プラテンローラは、カセットを装置本体
に装着すると同時にサーマルヘッドと対向する目的位置
にセットされる。また、実公平2−1217号には、印
字後、ディスペンサで剥離したラベルを貼着装置のラベ
ル吸着面に吸着して、貼着作業に用いる技術が開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
なラベルプリンタの場合、剥離したラベルの貼着作業性
に鑑みて、印字部を装置本体の側部に設置せざるを得
ず、プラテンローラも印字部に対応させるためにカセッ
トの側部に設置せざるを得ず、カセット自体を堅牢かつ
高精度に形成してプラテンローラの作動精度を確保する
必要があった。このため、カセットが高価になり、しか
も、ラベル用紙の種類毎にカセットを用意する必要があ
ることから、コストが嵩んでしまうといった問題が生じ
ていた。また、プラテンローラをカセットの側部に設置
するとラベル用紙の搬送経路が長くなるため、カセット
が大型になり、一層のコスト上昇につながる。また、カ
セットの側部にプラテンローラが設置されていると、カ
セットを装置本体に装着する際にプラテンローラがサー
マルヘッドに当たって傷付ける心配があり装着を慎重に
行う必要があるため、装着作業性に不満があった。
【0004】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、(1)カセットの装着が容易になる、(2)安価
かつ軽量なカセットを使用することができる、(3)プ
ラテンローラを安定かつ高精度に支持することができ、
印字品質が向上するラベルプリンタを提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、台紙に複数のラベルが貼着された長尺帯状
のラベル用紙を供給するラベル用紙供給部および該ラベ
ル用紙供給部から供給されたラベル用紙からラベルを除
去した台紙を巻き取る台紙巻き取り部を備えたカセット
と、該カセットが装着されるラベルプリンタ本体と、印
字ヘッドおよび該印字ヘッドと対向配置したプラテンロ
ーラにより構成した印字部にてラベル用紙を挟み込んで
印字を行い、さらに印字したラベルを台紙から剥離させ
て所定位置に供給するラベルプリンタにおいて、前記印
字部をラベルプリンタ本体に設け、該印字部を構成する
印字ヘッドおよびプラテンローラの一方を、印字部の他
方との間にラベル用紙を挟み込んで圧接する圧接位置と
該圧接位置から離間した待機位置との間で往復動させる
移動機構を備え、ラベルプリンタ本体にカセットを装着
した際には、ラベル用紙供給部と台紙巻き取り部との間
に引き出されたラベル用紙が前記待機位置に移動した前
記印字部の一方と圧接位置との間に配置され、印字部の
一方を圧接位置に移動することでラベル用紙を押圧しつ
つ該印字部の一方とともに移動して印字部の他方との間
に挟み込むことを特徴とするラベルプリンタを前記課題
の解決手段とした。
【0006】移動機構は、印字部を構成する印字ヘッド
およびプラテンローラのいずれか一方あるいは両方を移
動する構成であり、ラベルプリンタ本体へのカセットの
着脱と干渉しない待機位置に、印字ヘッドあるいはプラ
テンローラを移動する。これにより、プラテンローラを
ラベルプリンタ本体に設置することが可能になり、しか
も、ラベルプリンタ本体へのカセットの着脱作業との干
渉を回避することができる。また、ラベル用紙供給部と
移動機構とは、互いに連動して、移動機構がプラテンロ
ーラあるいは印字ヘッドを圧接位置に移動した際に、ラ
ベル用紙供給部からラベル用紙を供給する構成とするこ
とが好ましい。これにより、待機位置と圧接位置の間に
配置したラベル用紙が、待機位置から圧接位置に移動し
た印字ヘッドの一方とともに圧接位置まで移動すること
に伴って、ラベル用紙供給部からラベル用紙が引き出さ
れる。
【0007】また、本発明では、請求項2に記載したよ
うに、前記印字部の一方の移動をガイドするガイド部材
をラベルプリンタ本体に備える構成も採用可能である。
また、請求項3に記載したように、ラベルプリンタ本体
にカセットを装着し、前記印字部の他方との間にラベル
用紙を挟み込んだ前記印字部の一方を圧接位置から待機
位置に移動した際に、ラベル用紙供給部を駆動して該ラ
ベル用紙供給部にラベル用紙を引き戻す引き戻し手段を
備える構成も採用可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明のラベルプリンタの実
施の形態を、図1から図8を参照して説明する。図1お
よび図2中符号1は本実施の形態のラベルプリンタであ
る。このラベルプリンタ1は、外観函状のラベルプリン
タ本体2と、該ラベルプリンタ2に着脱されるカセット
3とを備えて構成されている。すなわち、図2に示すラ
ベルプリンタ1は、図3に示すラベルプリンタ本体2
に、図4に示すカセット3を装着することにより、組み
立てられる。
【0009】図1に示すように、ラベルプリンタ本体2
の下部(図1、図2下側)には、印字ヘッド4(サーマ
ルヘッド)と、プラテンローラ5と、該プラテンローラ
5を移動する移動機構6とを搭載している。印字ヘッド
4とプラテンローラ5とは、カセット3から供給される
ラベル用紙Lに印字を行う印字部を構成する。印字ヘッ
ド4は、ラベルプリンタ本体2の正面視一側部(図1左
側)で軸7により揺動自在に支持され、図示しないバネ
により下方に付勢される。
【0010】プラテンローラ5は、ラベルプリンタ本体
2の下部を左右方向(図1左右)に移動自在の移動台8
(図5参照)に搭載されて、印字ヘッド4とほぼ接触す
る圧接位置9と、ラベルプリンタ本体2の左右方向中央
部である待機位置10との間を往復動する。図5に示す
ように、移動台8の移動軌跡の両側には該移動台8の移
動をガイドするガイド部材20a、20b、20cを配
置し、図1に示すように、これらガイド部材20a、2
0b、20cに形成したガイド溝12a、12b、12
cに、移動台8から2本突設したガイド軸11を移動可
能に係合させている。これにより、移動台8の移動がス
ムーズになされる。ガイド溝12a、12bの印字ヘッ
ド4近傍には、上下方向に屈曲する係合部13を形成し
ている。該係合部13は、ガイド軸11の一方と係脱可
能に係合することで、プラテンローラ5を印字ヘッド4
に対して目的位置に正確に位置決めする。前記プランテ
ンローラ5は移動台8の印字ヘッド4側の端部で回転自
在に軸支される。ラベルプリンタ本体2のプラテンロー
ラ5と対向する反対側の端部にはフィードローラ14を
取り付けている。図5に示すように、プラテンローラ5
とフィードローラ14とはベルト15で回転され、プラ
テンローラ回転モータ16(図7に示すプラテン回転ス
テッピングモータ)でベルト15を回転駆動することで
同時に回転される。また、図8に示すように、従動ロー
ラ14aは、フィードローラ14方向に付勢され、通常
はフィードローラ14とともに、台紙L1を挟んでフィ
ードできるようになっている。そして、移動台8が待機
位置10に位置すると駆動台18が従動ローラ14aを
押し動かしてフィードローラ14との間を開放するよう
になっている。図6に示すように、ベルト15は、複数
のローラ16a等によって無端状に配置される。プラテ
ンローラ5は、圧接位置9以外ではベルト15と殆ど接
触しないため回転駆動されないが、圧接位置9に移動し
た時には、印字ヘッド4の近傍で二つのローラ16b、
16cによりプラテンローラ5の移動軌跡を横切るよう
にして配置したベルト15を外側に押圧するため、該ベ
ルト15から伝達される回転駆動力により回転する。
【0011】図5に示すように、移動機構6は、ボール
ネジ17と、移動台8と一体的に移動可能に連結されて
前記ボールネジ17が回転駆動されることで移動台8を
往復動させる駆動台18とを備えている。そして移動機
構6は、図2に示すプラテンローラ移動モータ19(図
7に示すプラテン移動ステッピングモータ)でボールネ
ジ17を回転駆動することで、移動台8を往復移動させ
て、プラテンローラ5を目的位置に正確かつ安定に移動
する。なお、図5中、ガイド部材20b、20c間に
は、空間20dが介在されており、カセット3装着時
に、ラベル用紙Lをこの空間20dに通すことで印字ヘ
ッド4とプラテンローラ5との間に位置できるようにな
っている。図1および図5中符号5aはディスペンサで
あり、印字部で印字の終わったラベルL2を台紙から剥
離する。図5中符号41は、発光素子と受光素子とから
なるラベル位置光センサの一方であり、図1および図8
に示すように、印字ヘッド4近傍に配置された他方のラ
ベル位置光センサ41と、ラベル用紙Lの位置を検出す
る対を構成している。
【0012】次にカセット3を図1および図2を参照し
て説明する。カセット3は、樹脂等から外観函状に形成
されたカセット本体31と、このカセット本体31の内
部にて、台紙L1にラベルL2が貼着された長尺帯状の
ラベル用紙Lを巻き付け収納するラベル用紙収納部33
と、該ラベル用紙収納部33から離間して配置されて、
ラベル用紙収納部33から供給されたラベル用紙Lから
完成したラベルL2を除去した台紙L1を巻き取る台紙
巻き取り部34(ロール)と、カセット本体31の下部
(図1、図2下側)に固定された金属製ハウジング35
とを備えている。図2に示すように、ラベル用紙収納部
33は、ベルト36を介して連結された用紙供給部モー
タ37(図7に示す用紙供給部DCモータ)で正逆回転
される。台紙巻き取り部34は台紙巻取モータ38(図
6参照:図7に示す台紙巻取DCモータ)により巻き取
り方向にのみ回転される。ハウジング35は、カセット
3をラベルプリンタ本体2に装着した際に、待機位置1
0にあるプラテンローラ5を収納する構造になってい
る。
【0013】カセット3におけるラベル用紙Lの配置形
態は二つある。 [第1の配置形態]図1に示すように、ラベル用紙収納
部33から供給するラベル用紙Lを、図1中台紙巻き取
り部34の左側に突設したガイド突起40を経由してハ
ウジング35の図1中左側に開口した開口部39を通し
てカセット本体31外に引き出し、ハウジング35の下
側を経由してハウジング35の図1中右側の開口部39
からカセット本体31内に再度引き込み、台紙巻き取り
部34にて巻き取る。 [第2の配置形態]ラベル用紙収納部33から供給する
ラベル用紙Lを、図1中台紙巻き取り部34の右側に突
設したガイド突起40を経由してハウジング35の図1
中右側に開口した開口部39を通してカセット本体31
外に引き出し、ハウジング35の下側を経由してハウジ
ング35の図1中左側の開口部39からカセット本体3
1内に再度引き込み、台紙巻き取り部34にて巻き取
る。この時、ラベルプリンタ本体2においては、印字ヘ
ッド4や従動ローラ14a等の構成を左右反対にした上
でカセット3を装着することで、ラベルL2を図1中右
側に排出できる。したがって、このラベルプリンタ1に
おいては、第1、第2の配置形態を選択することでラベ
ルL2の右側発行、左側発行を選択することができる。
【0014】図1中符号41はラベル位置光センサであ
り、印字ヘッド4と移動台8とに配置され、プラテンロ
ーラ5が圧接位置9にある時対向して、両者の間に配置
されるラベル用紙Lに貼着されているラベルL2を検出
する。なお、ラベル用紙Lはラベル位置光センサ41、
41の発光素子からの透過光の強弱により検出する。な
お、図示していないが、ラベルプリンタ本体2の圧接位
置9や待機位置10にも光センサは設置され、それぞれ
移動台8(プラテンローラ5)が所定位置にあることを
確認する。また、ラベルプリンタ本体2におけるカセッ
ト3の取付位置にも光センサは設置され、カセット3が
ラベルプリンタ本体2の所定位置に装着されていること
を確認する。これら光センサは後述の図7に示されるプ
ラテンローラ圧接位置光センサ56、プランテンローラ
待機位置光センサ55、カセット装着光センサ54に相
当する。図1中符号14aは従動ローラであり、フィー
ドローラ14との間にラベル用紙Lあるいは台紙L1を
挟み込み、フィードローラ14に従動回転する。
【0015】図7は、このラベルプリンタ1の制御系を
示す。図7中符号42はCPUである。このCPU42
には、ROM43、RAM44、液晶表示器45、操作
部46、ヘッド制御部47、交信部48、モータ制御部
49、センサインタフェース50を接続している。操作
部46には、ラベル用紙Lのフィードとラベル位置検出
光センサ41の感度調整を行うフィードキー51と、カ
セット取外キー52とを接続し、これらキー51、52
の操作により、制御系による制御モードが切り替えられ
る。ヘッド制御部47には印字ヘッド4を接続し、交信
部48に接続されたコンソール53に入力した印字デー
タをドットイメージに展開して印字ヘッド4から出力す
るようにしている。モータ制御部49には、プラテンロ
ーラ移動モータ19、プラテンローラ回転モータ16、
用紙供給部モータ37、台紙巻取モータ38を接続し、
CPU42からの指令に基づいて駆動を制御している。
センサインターフェース50には、カセット装着光セン
サ54、ラベル位置光センサ41、プランテンローラ待
機位置光センサ55、プラテンローラ圧接位置光センサ
56を接続し、これら光センサ54、41、55、56
の検出信号をCPU42に伝達している。カセット装着
光センサ54は、ラベルプリンタ本体2に正しく装着さ
れたカセット3を検出する。プランテンローラ待機位置
光センサ55、プラテンローラ圧接位置光センサ56
は、待機位置10、圧接位置9にある移動台8を検出す
る。
【0016】以下、このラベルプリンタ1の作用および
効果を説明する。このラベルプリンタ1では、プラテン
ローラ5を待機位置10に位置させた状態でラベルプリ
ンタ本体2にカセット3を装着する(第1の工程)。こ
れにより、図2および図8に示すように、ハウジング3
5内にプラテンローラ5が入り込み、印字ヘッド4と干
渉すること無く、カセット3をラベルプリンタ本体2に
簡便に装着することができ、作業性が向上する。する
と、カセット装着光センサ54がカセット3装着を検出
し、CPU42は図1に示すように、プラテンローラ移
動モータ19を駆動してプラテンローラ5を圧接位置9
に移動し、プラテンローラ5と印字ヘッド4との間にラ
ベル用紙Lを挟み込み、ラベル用紙Lの印字面を印字ヘ
ッド4に圧接させる(第2の工程)。この際、待機位置
10から移動したプラテンローラ5が、ハウジング35
の左側の開口部39とハウジング35との間に配置され
たラベル用紙Lを引っ掛けるようにして圧接位置9まで
移動する。また、用紙供給部モータ37は回転フリーに
なっているので、プラテンローラ5の圧接位置9への移
動で用紙配置経路が長くなった分だけラベル用紙収納部
33からラベル用紙Lが引き出される。ここで、プラテ
ンローラ回転モータ16を駆動して、ラベルL2の印字
開始箇所を印字部に位置させることで、印字可能状態と
なる。次に、コンソール53より印字データと印字指令
を受信すると、プラテンローラ回転モータ16を駆動し
てプラテンローラ5を回転しつつ印字を行う。印字が完
了したラベルL2はラベル用紙Lの回転とともにディス
ペンサ5aによりラベル用紙Lから剥離される。
【0017】ラベル用紙Lの目的の印字作業が全て完了
してカセットを取り外す時は、作業者がカセット取り外
しキー52(図7参照)を押すと、プラテンローラ移動
モータ19を先程とは逆向きに回転して、図8に示すよ
うに、プラテンローラ5を待機位置10に移動するとと
もに、用紙供給部モータ37を駆動してラベル用紙収納
部33を先程とは逆向きに回転させることで、プラテン
ローラ5の移動によって用紙配置経路が短くなった分だ
けラベル用紙Lを巻き取り、ラベル用紙Lの弛みを吸収
する(第3の工程)。この時、印字部とフィードローラ
14とは停止状態を維持するので、ラベル用紙Lの弛み
の吸収はラベル用紙収納部33によってのみなされる。
また、この時、図7に示すモータ制御部49が請求項3
記載の引き戻し手段として機能する。
【0018】なお、前記第1〜第3の各工程において、
圧接位置9や待機位置10でのプラテンローラ5の位置
確認は、プラテンローラ待機位置光センサ55やプラテ
ンローラ圧接位置光センサ56でなされ、これら光セン
サ55、56でプラテンローラ5が正常な位置にあるこ
とが確認できた場合にのみ、各工程が実施される。
【0019】ラベルプリンタ本体2に取り付けたガイド
部材20a、20b、20cで移動部8をガイドして移
動させる構造であり、このガイド部材20a、20b、
20cとプラテンローラ圧接位置光センサ56とにより
プラテンローラ5を圧接位置9に正確に位置決めするこ
とができるので、プラテンローラ5の位置決め精度が向
上し、印字部での印字品質が向上する。また、カセット
3にプラテンローラ5を搭載する必要がなくなったの
で、カセット3は高精度に製作する必要が無くなり、安
価な材質により、簡便に製作することができる。
【0020】なお、本発明のラベルプリンタは、前述の
実施形態に限定されるものでは無く、以下の変更を加え
たものをも含む。 プラテンローラを移動させずに印字ヘッドを移動させ
ること。但し、印字ヘッドに接続する信号線はフラット
ケーブル等のフレキシブルなものにする必要がある。 ラベル貼着装置や包装機を併設すること。 プラテンローラの移動経路を変更すること。例えば、
カセット形状を変更すれば、プラテンローラの待機位置
をカセットのラベル用紙供給部と台紙巻き取り部との間
にすることも可能であり、これにより、ラベルプリンタ
全体を小型化することができる。 プラテンローラの移動を手動で行う構成であること。 カセットの装着をセンサが検知したら、プラテンロー
ラを自動的に圧接位置に移動させる自動移動手段を備え
ること。 カセット装着を検知したらラベルをフィードして自動
頭出しする自動頭出し手段を備えること。 の自動移動手段との自動頭出し手段とを併せ持つ
こと。 組み立て時にプラテンローラをガイドするガイド部材
の圧接位置側の終端と、プラテンローラの圧接位置検出
センサとの位置合わせが簡単になるように、プラテンロ
ーラの移動機構とプラテンローラとの間を弾性的に連結
すること。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のラ
ベルプリンタによれば、プラテンローラ、あるいは、印
字ヘッドの移動によりラベル用紙が印字位置に移動する
ので、(イ)カセット内では印字位置に対応する位置に
ラベル用紙の経路を設ける必要が無くなり、カセットを
簡素で小型にすることができ、安価で形成することが可
能になる、(ロ)プラテンローラと印字ヘッドとをラベ
ルプリンタ本体に設けたので、カセットは高精度なもの
でなくとも印字品質を維持することができる、(ハ)ラ
ベルプリンタ本体へのカセットの着脱時に印字ヘッドや
プラテンローラが邪魔にならず、着脱作業性が向上する
といった優れた効果を奏する。
【0022】請求項2記載のラベルプリンタによれば、
印字ヘッドあるいはプラテンローラの移動経路をガイド
により自由に設けることができるので、他の部材の邪魔
にならずに大きな移動距離を容易に確保することができ
るといった優れた効果を奏する。
【0023】請求項3記載のラベルプリンタによれば、
印字ヘッドあるいはプラテンローラを待機位置に戻す際
にラベル用紙供給部を巻き戻すので、次回にカセットを
装着する際にラベル用紙を引き出してもラベルを無駄に
しないようにできる。また、カセットを外す際にはラベ
ル用紙の弛みを取るので、ラベル用紙が引っ掛かること
なく外し易いといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のラベルプリンタの実施の形態を示す
正面図である。
【図2】 図1のラベルプリンタの側断面図である。
【図3】 図1のラベルプリンタのラベルプリンタ本体
を示す側断面図である。
【図4】 図1のラベルプリンタのカセットを示す側断
面図である。
【図5】 図1のラベルプリンタの移動機構を示す要部
拡大平面図である。
【図6】 図1のラベルプリンタの駆動系を示す正面図
である。
【図7】 図1のラベルプリンタの制御系を示す電気ブ
ロック図である。
【図8】 図1のラベルプリンタの作用を示す正面図で
あって、第3の工程(印字後のラベル用紙の弛みの解
消)を示す。
【符号の説明】
1 ラベルプリンタ 2 ラベルプリンタ本体 3 カセット 4 印字ヘッド(印字部) 5 プラテンローラ(印字部) 6 移動機構 9 圧接位置 10 待機位置 20a、20b、20c ガイド部材 33 ラベル用紙収納部 34 台紙巻き取り部 49 引き戻し手段(モータ制御部) L ラベル用紙 L1 台紙 L2 ラベル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65C 9/46 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 11/00 - 11/70 B41J 2/32,25/304 B41J 25/312,25/316 B65C 9/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台紙に複数のラベル(L2)が貼着され
    た長尺帯状のラベル用紙(L)を供給するラベル用紙供
    給部(33)および該ラベル用紙供給部から供給された
    ラベル用紙からラベルを除去した台紙(L1)を巻き取
    る台紙巻き取り部(34)を備えたカセット(3)と、
    該カセットが装着されるラベルプリンタ本体(2)とを
    備え、印字ヘッド(4)および該印字ヘッドと対向配置
    したプラテンローラ(5)により構成した印字部にてラ
    ベル用紙を挟み込んで印字を行い、さらに印字したラベ
    ルを台紙から剥離させて所定位置に供給するラベルプリ
    ンタにおいて、 前記印字部をラベルプリンタ本体に設け、 該印字部を構成する印字ヘッドおよびプラテンローラの
    一方を、印字部の他方との間にラベル用紙を挟み込んで
    圧接する圧接位置(9)と該圧接位置から離間した待機
    位置(10)との間で往復動させる移動機構(6)を備
    え、 ラベルプリンタ本体にカセットを装着した際には、ラベ
    ル用紙供給部と台紙巻き取り部との間に引き出されたラ
    ベル用紙が前記待機位置に移動した前記印字部の一方と
    圧接位置との間に配置され、 印字部の一方を圧接位置に移動することでラベル用紙を
    押圧しつつ該印字部の一方とともに移動して印字部の他
    方との間に挟み込むことを特徴とするラベルプリンタ
    (1)。
  2. 【請求項2】 前記印字部の一方の移動をガイドするガ
    イド部材(20)をラベルプリンタ本体に備えることを
    特徴とする請求項1記載のラベルプリンタ。
  3. 【請求項3】 ラベルプリンタ本体にカセットを装着
    し、前記印字部の他方との間にラベル用紙を挟み込んだ
    前記印字部の一方を圧接位置から待機位置に移動した際
    に、ラベル用紙供給部を駆動して該ラベル用紙供給部に
    ラベル用紙を引き戻す引き戻し手段(49)を備えるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のラベルプリン
    タ。
JP33731096A 1996-12-17 1996-12-17 ラベルプリンタ Expired - Lifetime JP2943742B2 (ja)

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