JP2004189126A - シートベルト装置の表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートベルト装置の装着状態を容易に認識できる簡易かつ安価なシートベルト装置の表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】シートベルト装置の装着状態を報知するための表示であることを表す図柄14と、各着座位置毎に点灯色によってシートベルト装置の装着、非装着を報知するランプ点灯部16と、から構成し、ランプ点灯部16は、シートベルト装置に設けられたバックルスイッチのオンオフに応じて、各座席位置を表す表示に対応して2色LEDを点灯する。このとき、LEDの点灯色によって表示態様を変化させて、シートベルト装置の装着又は非装着を表示する。なお、LEDの点灯は赤と緑に変化させ、赤の時にシートベルト非装着を表し、緑のときにシートベルト装着状態を表す。
【選択図】 図2
【解決手段】シートベルト装置の装着状態を報知するための表示であることを表す図柄14と、各着座位置毎に点灯色によってシートベルト装置の装着、非装着を報知するランプ点灯部16と、から構成し、ランプ点灯部16は、シートベルト装置に設けられたバックルスイッチのオンオフに応じて、各座席位置を表す表示に対応して2色LEDを点灯する。このとき、LEDの点灯色によって表示態様を変化させて、シートベルト装置の装着又は非装着を表示する。なお、LEDの点灯は赤と緑に変化させ、赤の時にシートベルト非装着を表し、緑のときにシートベルト装着状態を表す。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートベルト装置の表示装置にかかり、特に、シートベルト装置の装着を促進するための警告灯を有するシートベルト装置の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両にはシートベルト装置が設けられており、該シートベルトの非装着を警告するためのシートベルト警告灯などが設けられている。
【0003】
この種のシートベルト警告灯は、乗員検知センサとバックルスイッチにて回路を構成し、乗員検知センサにて乗員を検知した場合においてベルト非装着(バックルスイッチオフ)で警告灯が点滅するようになっている。
【0004】
例えば、特許文献1に記載の技術では、人体の有無を検出する人体センサによって人体を検出し、かつバックル部に設けられたシートベルト装置の装着を検出するシートベルト装着検知スイッチがオフのときに、制御部が警告部に信号を送る装置が提案されている。このように構成することによって、乗員検知及び乗員検出スイッチの故障診断を適切に行うことができる。
【0005】
また、特許文献2に記載の技術では、シートベルト装置のショルダーアンカーが、乗員の方にベルトがかかるようにセットされているか否かを画像処理等の手法で検出するなど、各種センサ類の検出結果に基づいて、シートベルト装置が正しく装着されている場合に、グリーン又はブルーの色で表示したり、音声案内を行うことが提案されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−348729号公報
【特許文献2】
特開2002−260119号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の特許文献1等に記載の技術では、乗員がシートベルト装置を装着すると、警告灯は消灯し、乗員がいない場合も消灯となる。従って、警告灯が故障して不灯の場合に、シートベルト装置の装着と、非装着が認識しづらい、という問題がある。
【0008】
また、特許文献1や特許文献2に記載の技術では、乗員の有無を確認するために乗員検知センサや画像処理等を用いるので、コストがかかる、という問題がある。
【0009】
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、シートベルト装置の装着状態を容易に認識できる簡易かつ安価なシートベルト装置の表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、シートベルト装置の装着を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、シートベルト装置が装着状態であることを表示する装着表示手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、シートベルト装置が非装着状態であることを表示する非装着表示手段と、を備えることを特徴としている。
【0011】
請求項1に記載の発明によれば、検出手段では、シートベルト装置の装着を検出する。例えば、シートベルト装置のウエビングに設けられたタングプレートとバックル部の係合を検出するバックルスイッチによってシートベルト装置の装着を検出可能である。
【0012】
装着表示手段では、検出手段の検出結果に基づいて、シートベルト装置が装着状態であることが表示され、非装着表示手段では、シートベルト装置が非装着状態であることが表示される。
【0013】
すなわち、シートベルト装置の装着の有無を装着表示手段及び非装着表示手段によって認識することができるので、簡易かつ安価な構成で乗員保護装置の状態を容易に認識できる。
【0014】
なお、装着表示手段及び非装着表示手段は、請求項2に記載の発明のように、単一の表示装置で構成するようにしてもよい。このとき、シートベルト装置の装着状態及び非装着を表示態様の変更によって表示し、異なる表示態様でシートベルト装置の装着状態や非装着状態を認識することができる。例えば、表示態様は、請求項3に記載の発明のように、表示色、表示輝度、及び表示状態の少なくとも1つの表示態様を変更することによって、装着状態及び非装着状態を表示するようにしてもよい。例えば、シートベルト装置が装着状態の時と非装着状態の時とで異なる表示色の表示を行ったり、シートベルト装置が装着状態の時と非装着状態の時とで異なる輝度による表示を行ったり、シートベルト装置が装着状態の時と非装着状態の時とで点灯と点滅により異なる表示状態で表示を行ったりすることが可能である。
【0015】
また、検出手段、装着表示手段及び非装着表示手段は、請求項4に記載の発明のように、車両の各座席に対応して複数設けるようにしてもよい。このように、車両の各座席に対応して設けることにより、各座席のシートベルト装置の装着状態を容易に認識することが可能となる。換言すれば、検出手段、装着表示手段及び非装着表示手段を設けるだけで、各座席にシートベルト装置の表示装置を容易に展開することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
【0017】
図1には、本発明の実施の形態に係わるシートベルト装置の表示装置の表示部12の配置を示す。
【0018】
本発明の実施の形態に係わるシートベルト装置の表示装置は、シートベルト装置のウエビングに設けられたタングプレートが、バックル部に係合されたか否かを検出して、シートベルト装置の装着状態を警告灯などにより報知するものである。
【0019】
図1に示すように、本実施の形態に係わるシートベルト装置の表示装置の表示部12は、インストルメントパネル30の略中央部に配置されており、助手席及び後部座席のシートベルト装置の装着状態(装着又は非装着)が表示されるようになっている。
【0020】
本実施の形態では、図2に示すように、シートベルト装置の装着状態を報知するための表示であることを表す図柄14と、各着座位置毎に点灯色によってシートベルト装置の装着と非装着を報知するランプ点灯部16と、から構成されている。
【0021】
ランプ点灯部16は、車両の各座席位置を表す表示に対応して後述する2色LEDが点灯され、LEDの点灯色によって表示態様を変更し、各座席位置におけるシートベルト装置の装着又は非装着を表示するようになっている。なお、本実施の形態では、2色LEDが赤と緑に点灯するようになっており、図2では、ハッチング部が緑に点灯している状態を示し、スクリーン部が赤に点灯している状態を示す。
[第1実施形態]
続いて、図3を参照して、本発明の第1実施形態に係わるシートベルト装置の表示装置10の構成を説明する。
【0022】
本実施形態に係わるシートベルト装置の表示装置10は、警告灯制御回路20によって、ランプ点灯部16の点灯が制御される。
【0023】
各席(助手席、後部座席左、後部座席中央、後部座席右)には、乗員を拘束するシートベルト装置が設けられ、該シートベルト装置のウエビングに設けられたタングプレートが、バックル部に係合されたか否かを検出するためのバックルスイッチ(助手席バックルスイッチ18A、後部座席左バックルスイッチ18B、後部座席中央バックルスイッチ18C、後部座席右バックルスイッチ18D)18が設けられている。
【0024】
各バックルスイッチ18は、警告灯制御回路20に接続されており、バックルスイッチ18によるタングプレートのバックル部への係合状態がオンオフ信号で出力されるようになっている。本実施形態のバックルスイッチ18は、タングプレートがバックル部に係合されている場合にオンとなり、タングプレートがバックル部に係合していない場合にオフとなるようになっているが、これに限るものではなく、タングプレートがバックル部に係合していない場合にオンとなり、タングプレートがバックル部に係合されている場合にオフとなるように構成してもよい。
【0025】
警告灯制御回路20は、各バックルスイッチ18のオンオフに応じて、各バックルスイッチ18に対応する駆動回路(助手席警告灯用駆動回路22A、後部座席左警告灯用駆動回路22B、後部座席中央警告灯用駆動回路22C、後部座席右警告灯用駆動回路22D)22に対して、警告灯を点灯する警告灯信号を出力する。なお、警告灯制御回路20は、CPU等のマイクロコンピュータを適用してもよいし、論理回路等を適用するようにしてもよい。
【0026】
各駆動回路22には、図2に示すランプ点灯部16の各座席に対応する位置を点灯させるための警告灯としての2色LED24(24A〜24B)が接続されており、各駆動回路22によって各2色LED24が点灯される。本実施形態では、2色LED24は、緑色と赤色に点灯するようになっているが、これに限定されるものではなく、例えば、青色と赤色に点灯する2色LEDを用いるようにしてもよい。
【0027】
詳細には、警告灯制御回路20は、バックルスイッチ18がオンの場合には、シートベルト装着状態であるとして、バックルスイッチ18に対応する2色LED24を緑色に点灯するように対応する駆動回路22に緑点灯信号を出力し、バックルスイッチ18がオフの場合には、シートベルト非装着状態であるとして、バックルスイッチ18に対応する2色LED24を赤色に点灯するように対応する駆動回路22に赤点灯信号を出力する。そして、各駆動回路22は、警告灯制御回路20から赤点灯信号が出力された場合に、2色LED24を赤色点灯するように駆動し、警告灯制御回路20から緑点灯信号が出力された場合に、2色LED24を緑色点灯するように駆動する。
【0028】
すなわち、バックルスイッチ18がオフの場合には、警告灯制御回路20が反転回路として作用して、駆動回路22に赤点灯信号を出力することにより、バックルスイッチ18がオフの場合でも2色LED24を点灯することができる。このように、本実施形態では、シートベルト装着状態と、シートベルト非装着状態とで、2色LED24の点灯色を変更することで表示態様を変更し、シートベルト装置の装着状態を単一の表示装置で表示する。
【0029】
なお、各バックルスイッチ18は本発明の検出手段に相当し、警告灯制御回路20、各駆動回路22、及び各2色LED24は、本発明の装着表示手段及び非装着表示手段に相当する。
【0030】
次に、上述のように構成されたシートベルト装置の表示装置10の作用を図4のフローチャートを参照して説明する。
【0031】
ステップ100では、警告灯制御回路20によって、各バックルスイッチ18の状態検出が行われる。すなわち、各バックルスイッチ18のオンオフが検出される。
【0032】
ステップ102では、助手席バックルスイッチ18Aがオンか否か警告灯制御回路20によって判定される。該判定が肯定された場合には、ステップ104へ移行して、助手席警告灯用駆動回路22Aに緑点灯信号が出力される。そして、助手席警告灯用駆動回路22Aによって2色LED24Aが緑色点灯され、図2に示すランプ点灯部16の助手席に対応する位置が緑色に表示されてステップ108へ移行する。
【0033】
また、ステップ102の判定が否定された場合には、ステップ106へ移行して、助手席警告灯用駆動回路22Aに赤点灯信号が出力される。そして、助手席警告灯用駆動回路22Aによって2色LED24Aが赤色点灯され、図2に示すランプ点灯部16の助手席に対応する位置が赤色に表示されてステップ108へ移行する。
【0034】
ステップ108では、後部座席左バックルスイッチ18Bがオンか否か警告灯制御回路20によって判定される。該判定が肯定された場合には、ステップ110へ移行して、後部座席左警告灯用駆動回路22Bに緑点灯信号が出力される。そして、後部座席左警告灯用駆動回路22Bによって2色LED24Bが緑色点灯され、図2に示すランプ点灯部16の後部座席左に対応する位置が緑色に表示されてステップ114へ移行する。
【0035】
また、ステップ108の判定が否定された場合には、ステップ112へ移行して、後部座席左警告灯用駆動回路22Bに赤点灯信号が出力される。そして、後部座席左警告灯用駆動回路22Bによって2色LED24Bが赤色点灯され、図2に示すランプ点灯部16の後部座席左に対応する位置が赤色に表示されてステップ114へ移行する。
【0036】
ステップ114では、後部座席中央バックルスイッチ18Cがオンか否か警告灯制御回路20によって判定される。該判定が肯定された場合には、ステップ116へ移行して、後部座席中央警告灯用駆動回路22Cに緑点灯信号が出力される。そして、後部座席中央警告灯用駆動回路22Cによって2色LED24Cが緑色点灯され、図2に示すランプ点灯部16の後部座席中央に対応する位置が緑色に表示されてステップ120へ移行する。
【0037】
また、ステップ114の判定が否定された場合には、ステップ118へ移行して、後部座席中央警告灯用駆動回路22Cに赤点灯信号が出力される。そして、後部座席中央警告灯用駆動回路22Cによって2色LED24Cが赤色点灯され、図2に示すランプ点灯部16の後部座席中央に対応する位置が赤色に表示されてステップ120へ移行する。
【0038】
ステップ120では、後部座席右バックルスイッチ18Dがオンか否か警告灯制御回路20によって判定される。該判定が肯定された場合には、ステップ122へ移行して、後部座席右警告灯用駆動回路22Dに緑点灯信号が出力される。そして、後部座席右警告灯用駆動回路22Dによって2色LED24Dが緑色点灯され、図2に示すランプ点灯部16の後部座席右に対応する位置が緑色に表示されて、上述のステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。
【0039】
また、ステップ120の判定が否定された場合には、ステップ124へ移行して、後部座席右警告灯用駆動回路22Dに赤点灯信号が出力される。そして、後部座席右警告灯用駆動回路22Dによって2色LED24Dが赤色点灯され、図2に示すランプ点灯部16の後部座席右に対応する位置が赤色に表示されて、上述のステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。
【0040】
このように、本実施形態では、シートベルト非装着時には、2色LED24が赤色に点灯し、シートベルト装着時には、緑色に点灯状態が変わるので、各座席におけるシートベルト装置の装着状態をランプ点灯部16の点灯色を確認することで確実に認識することができる。
【0041】
また、従来の技術では、ランプ不点灯等の故障の場合には、シートベルト装着か故障かの区別ができなかったが、本実施形態では、シートベルト装着と非装着に拘わらず2色LED24が点灯するので、2色LED24不点灯等の故障であっても、シートベルト装置の装着と故障とを区別することができる。
【0042】
また、本実施形態では、警告灯制御回路20に反転回路等を含む構成とすることで、バックルスイッチ18がオンの場合に、2色LED24を点灯するようにしているので、乗員検知センサ等を設けることなく、乗員の確認を行うことができる。従って、シートベルト装置の表示装置を後部座席へ展開するのに、バックルスイッチの追加だけで容易に可能となり、簡易かつ安価な構成で、各座席のシートベルト装置の装着状態を認識することができる。
[第2実施形態]
次に、図5を参照して、本発明の第2実施形態に係わるシートベルト装置の表示装置11の構成を説明する。なお、第1実施形態と同一構成については同一符号を付して説明する。
【0043】
車両の各座席(助手席、後部座席左、後部座席中央、後部座席右)には、乗員を拘束するシートベルト装置が設けられ、該シートベルト装置のウエビングに設けられたタングプレートが、バックル部に係合されたか否かを検出するためのバックルスイッチ18が設けられている。
【0044】
図5に示すように、バックルスイッチ18は、2色LED24を駆動するための駆動回路21に接続されており、バックルスイッチ18のオンオフに応じて、2色LED24を駆動するようになっている。本実施形態のバックルスイッチ18は、タングプレートがバックル部に係合されている場合にオンとなり、タングプレートがバックル部に係合していない場合にオフとなるようになっているが、これに限るものではなく、タングプレートがバックル部に係合していない場合にオンとなり、タングプレートがバックル部に係合されている場合にオフとなるように構成してもよい。
【0045】
詳細には、駆動回路21には反転回路等が含まれ、バックルスイッチ18がオフの場合に2色LED24を赤色点灯するようになっており、バックルスイッチ18がオンの場合に2色LED24を緑色点灯するようになっている。
【0046】
また、駆動回路21及び2色LED24は、各座席のバックルスイッチ18に対応してそれぞれ設けられており、各バックルスイッチ18のオンオフに応じて対応する2色LED24が駆動されるようなっている。
【0047】
なお、バックルスイッチ18は本発明の検出手段に相当し、駆動回路18及び2色LED24は、本発明の装着表示手段及び非装着表示手段に相当する。
【0048】
続いて、上述のように構成された第2実施形態に係わるシートベルト装置の表示装置11の作用を説明する。
【0049】
シートベルト装置が装着されてタングプレートがバックル部に係合されると、バックルスイッチ18がオンされる。バックルスイッチ18がオンされると、駆動回路21によって、2色LED24が緑色点灯されるように駆動される。
【0050】
また、シートベルト装置が非装着の場合には、バックルスイッチ18がオフとなる。バックルスイッチ18がオフの場合には、駆動回路21に含まれる反転回路によって2色LED24が赤色点灯される。
【0051】
このように、本実施形態では、シートベルト非装着時には、2色LED24が赤色に点灯し、シートベルト装着時には、緑色に点灯状態が変わるので、シートベルト装置の装着状態をランプ点灯部16の点灯状態を確認することで確実に認識することができる。すなわち、図2に示すように、ランプ点灯部16の各座席に対応して、バックルスイッチ18、駆動回路21、及び2色LED24を設けることによって、第1実施形態と同様に、各座席毎のシートベルト装着状態を確実に認識することができる。
【0052】
また、従来の技術では、ランプ不点灯等の故障の場合には、シートベルト装着か故障かの区別ができなかったが、本実施形態では、シートベルト装着と非装着に拘わらず2色LED24が点灯するので、2色LED24不点灯等の故障であっても、シートベルト装置の装着と故障とを区別することができる。
【0053】
また、本実施形態では、駆動回路21に反転回路等を含む構成とすることで、バックルスイッチ18がオンの場合に、2色LED24を点灯するようにしているので、乗員検知センサ等を設けることなく、乗員の確認を行うことができる。従って、シートベルト装置の表示装置を後部座席へ展開するのに、バックルスイッチの追加だけで容易に可能となり、簡易かつ安価な構成で、各座席のシートベルトの装着状態を認識することができる。
【0054】
なお、上記の実施の形態では、2色LED24を用いて、シートベルト非装着時に赤色点灯し、シートベルト非装着時に緑色点灯するようにしたが、これに限るものではなく、例えば、1色のLEDを用いて、シートベルト非装着時にLEDを点灯させ、シートベルト装着時にLEDを点滅させる等の点灯状態を変えることにより表示態様を変更するようにしてもよし、1色のLEDを用いて、シートベルト非装着時にLEDを明るく点灯し、シートベルト装着時にLEDを暗く点灯して、LEDの輝度を変えることで表示態様を変更するようにしてもよいし、1色のLEDを用いて、点灯や点滅を含む点灯状態や、輝度等を組み合わせて、表示態様を変更するようにしてもよいし、2色LEDを用いて、点灯状態、輝度、点灯色等を組み合わせて、表示態様を変更するようにしてもよい。
【0055】
また、上記の実施の形態では、シートベルト非装着状態のときには、2色LED24が赤色に点灯するようにしたが、所定時間経過後に消灯するようにしてもよい。
【0056】
また、上記の実施の形態では、運転席については特に説明しなかったが、ランプ点灯部16に運転席用の2色LEDを設けて同様に運転席のシートベルト装置の装着状態を2色LEDの点灯色で表示するようにしてもよいし、運転席のシートベルト装着状態の確認については、従来からコンビネーションメータに内蔵されたものを利用するようにしてもよい。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、シートベルト装置の装着を検出して、シートベルト装置の装着状態の表示と、シートベルト装置の非装着状態の表示を行うので、簡易かつ安価な構成で乗員保護装置の状態を容易に認識できる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるシートベルト装置の表示装置の表示部の配置例を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わるシートベルト装置の表示装置の表示部の一例を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係わるシートベルト装置の表示装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係わるシートベルト装置の表示装置の作用を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態に係わるシートベルト装置の表示装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10、11 シートベルト装置の表示装置
12 表示部
16 ランプ点灯部
18 バックルスイッチ
20 警告灯制御回路
21、22 駆動回路
24 2色LED
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートベルト装置の表示装置にかかり、特に、シートベルト装置の装着を促進するための警告灯を有するシートベルト装置の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両にはシートベルト装置が設けられており、該シートベルトの非装着を警告するためのシートベルト警告灯などが設けられている。
【0003】
この種のシートベルト警告灯は、乗員検知センサとバックルスイッチにて回路を構成し、乗員検知センサにて乗員を検知した場合においてベルト非装着(バックルスイッチオフ)で警告灯が点滅するようになっている。
【0004】
例えば、特許文献1に記載の技術では、人体の有無を検出する人体センサによって人体を検出し、かつバックル部に設けられたシートベルト装置の装着を検出するシートベルト装着検知スイッチがオフのときに、制御部が警告部に信号を送る装置が提案されている。このように構成することによって、乗員検知及び乗員検出スイッチの故障診断を適切に行うことができる。
【0005】
また、特許文献2に記載の技術では、シートベルト装置のショルダーアンカーが、乗員の方にベルトがかかるようにセットされているか否かを画像処理等の手法で検出するなど、各種センサ類の検出結果に基づいて、シートベルト装置が正しく装着されている場合に、グリーン又はブルーの色で表示したり、音声案内を行うことが提案されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−348729号公報
【特許文献2】
特開2002−260119号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の特許文献1等に記載の技術では、乗員がシートベルト装置を装着すると、警告灯は消灯し、乗員がいない場合も消灯となる。従って、警告灯が故障して不灯の場合に、シートベルト装置の装着と、非装着が認識しづらい、という問題がある。
【0008】
また、特許文献1や特許文献2に記載の技術では、乗員の有無を確認するために乗員検知センサや画像処理等を用いるので、コストがかかる、という問題がある。
【0009】
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、シートベルト装置の装着状態を容易に認識できる簡易かつ安価なシートベルト装置の表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、シートベルト装置の装着を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、シートベルト装置が装着状態であることを表示する装着表示手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、シートベルト装置が非装着状態であることを表示する非装着表示手段と、を備えることを特徴としている。
【0011】
請求項1に記載の発明によれば、検出手段では、シートベルト装置の装着を検出する。例えば、シートベルト装置のウエビングに設けられたタングプレートとバックル部の係合を検出するバックルスイッチによってシートベルト装置の装着を検出可能である。
【0012】
装着表示手段では、検出手段の検出結果に基づいて、シートベルト装置が装着状態であることが表示され、非装着表示手段では、シートベルト装置が非装着状態であることが表示される。
【0013】
すなわち、シートベルト装置の装着の有無を装着表示手段及び非装着表示手段によって認識することができるので、簡易かつ安価な構成で乗員保護装置の状態を容易に認識できる。
【0014】
なお、装着表示手段及び非装着表示手段は、請求項2に記載の発明のように、単一の表示装置で構成するようにしてもよい。このとき、シートベルト装置の装着状態及び非装着を表示態様の変更によって表示し、異なる表示態様でシートベルト装置の装着状態や非装着状態を認識することができる。例えば、表示態様は、請求項3に記載の発明のように、表示色、表示輝度、及び表示状態の少なくとも1つの表示態様を変更することによって、装着状態及び非装着状態を表示するようにしてもよい。例えば、シートベルト装置が装着状態の時と非装着状態の時とで異なる表示色の表示を行ったり、シートベルト装置が装着状態の時と非装着状態の時とで異なる輝度による表示を行ったり、シートベルト装置が装着状態の時と非装着状態の時とで点灯と点滅により異なる表示状態で表示を行ったりすることが可能である。
【0015】
また、検出手段、装着表示手段及び非装着表示手段は、請求項4に記載の発明のように、車両の各座席に対応して複数設けるようにしてもよい。このように、車両の各座席に対応して設けることにより、各座席のシートベルト装置の装着状態を容易に認識することが可能となる。換言すれば、検出手段、装着表示手段及び非装着表示手段を設けるだけで、各座席にシートベルト装置の表示装置を容易に展開することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
【0017】
図1には、本発明の実施の形態に係わるシートベルト装置の表示装置の表示部12の配置を示す。
【0018】
本発明の実施の形態に係わるシートベルト装置の表示装置は、シートベルト装置のウエビングに設けられたタングプレートが、バックル部に係合されたか否かを検出して、シートベルト装置の装着状態を警告灯などにより報知するものである。
【0019】
図1に示すように、本実施の形態に係わるシートベルト装置の表示装置の表示部12は、インストルメントパネル30の略中央部に配置されており、助手席及び後部座席のシートベルト装置の装着状態(装着又は非装着)が表示されるようになっている。
【0020】
本実施の形態では、図2に示すように、シートベルト装置の装着状態を報知するための表示であることを表す図柄14と、各着座位置毎に点灯色によってシートベルト装置の装着と非装着を報知するランプ点灯部16と、から構成されている。
【0021】
ランプ点灯部16は、車両の各座席位置を表す表示に対応して後述する2色LEDが点灯され、LEDの点灯色によって表示態様を変更し、各座席位置におけるシートベルト装置の装着又は非装着を表示するようになっている。なお、本実施の形態では、2色LEDが赤と緑に点灯するようになっており、図2では、ハッチング部が緑に点灯している状態を示し、スクリーン部が赤に点灯している状態を示す。
[第1実施形態]
続いて、図3を参照して、本発明の第1実施形態に係わるシートベルト装置の表示装置10の構成を説明する。
【0022】
本実施形態に係わるシートベルト装置の表示装置10は、警告灯制御回路20によって、ランプ点灯部16の点灯が制御される。
【0023】
各席(助手席、後部座席左、後部座席中央、後部座席右)には、乗員を拘束するシートベルト装置が設けられ、該シートベルト装置のウエビングに設けられたタングプレートが、バックル部に係合されたか否かを検出するためのバックルスイッチ(助手席バックルスイッチ18A、後部座席左バックルスイッチ18B、後部座席中央バックルスイッチ18C、後部座席右バックルスイッチ18D)18が設けられている。
【0024】
各バックルスイッチ18は、警告灯制御回路20に接続されており、バックルスイッチ18によるタングプレートのバックル部への係合状態がオンオフ信号で出力されるようになっている。本実施形態のバックルスイッチ18は、タングプレートがバックル部に係合されている場合にオンとなり、タングプレートがバックル部に係合していない場合にオフとなるようになっているが、これに限るものではなく、タングプレートがバックル部に係合していない場合にオンとなり、タングプレートがバックル部に係合されている場合にオフとなるように構成してもよい。
【0025】
警告灯制御回路20は、各バックルスイッチ18のオンオフに応じて、各バックルスイッチ18に対応する駆動回路(助手席警告灯用駆動回路22A、後部座席左警告灯用駆動回路22B、後部座席中央警告灯用駆動回路22C、後部座席右警告灯用駆動回路22D)22に対して、警告灯を点灯する警告灯信号を出力する。なお、警告灯制御回路20は、CPU等のマイクロコンピュータを適用してもよいし、論理回路等を適用するようにしてもよい。
【0026】
各駆動回路22には、図2に示すランプ点灯部16の各座席に対応する位置を点灯させるための警告灯としての2色LED24(24A〜24B)が接続されており、各駆動回路22によって各2色LED24が点灯される。本実施形態では、2色LED24は、緑色と赤色に点灯するようになっているが、これに限定されるものではなく、例えば、青色と赤色に点灯する2色LEDを用いるようにしてもよい。
【0027】
詳細には、警告灯制御回路20は、バックルスイッチ18がオンの場合には、シートベルト装着状態であるとして、バックルスイッチ18に対応する2色LED24を緑色に点灯するように対応する駆動回路22に緑点灯信号を出力し、バックルスイッチ18がオフの場合には、シートベルト非装着状態であるとして、バックルスイッチ18に対応する2色LED24を赤色に点灯するように対応する駆動回路22に赤点灯信号を出力する。そして、各駆動回路22は、警告灯制御回路20から赤点灯信号が出力された場合に、2色LED24を赤色点灯するように駆動し、警告灯制御回路20から緑点灯信号が出力された場合に、2色LED24を緑色点灯するように駆動する。
【0028】
すなわち、バックルスイッチ18がオフの場合には、警告灯制御回路20が反転回路として作用して、駆動回路22に赤点灯信号を出力することにより、バックルスイッチ18がオフの場合でも2色LED24を点灯することができる。このように、本実施形態では、シートベルト装着状態と、シートベルト非装着状態とで、2色LED24の点灯色を変更することで表示態様を変更し、シートベルト装置の装着状態を単一の表示装置で表示する。
【0029】
なお、各バックルスイッチ18は本発明の検出手段に相当し、警告灯制御回路20、各駆動回路22、及び各2色LED24は、本発明の装着表示手段及び非装着表示手段に相当する。
【0030】
次に、上述のように構成されたシートベルト装置の表示装置10の作用を図4のフローチャートを参照して説明する。
【0031】
ステップ100では、警告灯制御回路20によって、各バックルスイッチ18の状態検出が行われる。すなわち、各バックルスイッチ18のオンオフが検出される。
【0032】
ステップ102では、助手席バックルスイッチ18Aがオンか否か警告灯制御回路20によって判定される。該判定が肯定された場合には、ステップ104へ移行して、助手席警告灯用駆動回路22Aに緑点灯信号が出力される。そして、助手席警告灯用駆動回路22Aによって2色LED24Aが緑色点灯され、図2に示すランプ点灯部16の助手席に対応する位置が緑色に表示されてステップ108へ移行する。
【0033】
また、ステップ102の判定が否定された場合には、ステップ106へ移行して、助手席警告灯用駆動回路22Aに赤点灯信号が出力される。そして、助手席警告灯用駆動回路22Aによって2色LED24Aが赤色点灯され、図2に示すランプ点灯部16の助手席に対応する位置が赤色に表示されてステップ108へ移行する。
【0034】
ステップ108では、後部座席左バックルスイッチ18Bがオンか否か警告灯制御回路20によって判定される。該判定が肯定された場合には、ステップ110へ移行して、後部座席左警告灯用駆動回路22Bに緑点灯信号が出力される。そして、後部座席左警告灯用駆動回路22Bによって2色LED24Bが緑色点灯され、図2に示すランプ点灯部16の後部座席左に対応する位置が緑色に表示されてステップ114へ移行する。
【0035】
また、ステップ108の判定が否定された場合には、ステップ112へ移行して、後部座席左警告灯用駆動回路22Bに赤点灯信号が出力される。そして、後部座席左警告灯用駆動回路22Bによって2色LED24Bが赤色点灯され、図2に示すランプ点灯部16の後部座席左に対応する位置が赤色に表示されてステップ114へ移行する。
【0036】
ステップ114では、後部座席中央バックルスイッチ18Cがオンか否か警告灯制御回路20によって判定される。該判定が肯定された場合には、ステップ116へ移行して、後部座席中央警告灯用駆動回路22Cに緑点灯信号が出力される。そして、後部座席中央警告灯用駆動回路22Cによって2色LED24Cが緑色点灯され、図2に示すランプ点灯部16の後部座席中央に対応する位置が緑色に表示されてステップ120へ移行する。
【0037】
また、ステップ114の判定が否定された場合には、ステップ118へ移行して、後部座席中央警告灯用駆動回路22Cに赤点灯信号が出力される。そして、後部座席中央警告灯用駆動回路22Cによって2色LED24Cが赤色点灯され、図2に示すランプ点灯部16の後部座席中央に対応する位置が赤色に表示されてステップ120へ移行する。
【0038】
ステップ120では、後部座席右バックルスイッチ18Dがオンか否か警告灯制御回路20によって判定される。該判定が肯定された場合には、ステップ122へ移行して、後部座席右警告灯用駆動回路22Dに緑点灯信号が出力される。そして、後部座席右警告灯用駆動回路22Dによって2色LED24Dが緑色点灯され、図2に示すランプ点灯部16の後部座席右に対応する位置が緑色に表示されて、上述のステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。
【0039】
また、ステップ120の判定が否定された場合には、ステップ124へ移行して、後部座席右警告灯用駆動回路22Dに赤点灯信号が出力される。そして、後部座席右警告灯用駆動回路22Dによって2色LED24Dが赤色点灯され、図2に示すランプ点灯部16の後部座席右に対応する位置が赤色に表示されて、上述のステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。
【0040】
このように、本実施形態では、シートベルト非装着時には、2色LED24が赤色に点灯し、シートベルト装着時には、緑色に点灯状態が変わるので、各座席におけるシートベルト装置の装着状態をランプ点灯部16の点灯色を確認することで確実に認識することができる。
【0041】
また、従来の技術では、ランプ不点灯等の故障の場合には、シートベルト装着か故障かの区別ができなかったが、本実施形態では、シートベルト装着と非装着に拘わらず2色LED24が点灯するので、2色LED24不点灯等の故障であっても、シートベルト装置の装着と故障とを区別することができる。
【0042】
また、本実施形態では、警告灯制御回路20に反転回路等を含む構成とすることで、バックルスイッチ18がオンの場合に、2色LED24を点灯するようにしているので、乗員検知センサ等を設けることなく、乗員の確認を行うことができる。従って、シートベルト装置の表示装置を後部座席へ展開するのに、バックルスイッチの追加だけで容易に可能となり、簡易かつ安価な構成で、各座席のシートベルト装置の装着状態を認識することができる。
[第2実施形態]
次に、図5を参照して、本発明の第2実施形態に係わるシートベルト装置の表示装置11の構成を説明する。なお、第1実施形態と同一構成については同一符号を付して説明する。
【0043】
車両の各座席(助手席、後部座席左、後部座席中央、後部座席右)には、乗員を拘束するシートベルト装置が設けられ、該シートベルト装置のウエビングに設けられたタングプレートが、バックル部に係合されたか否かを検出するためのバックルスイッチ18が設けられている。
【0044】
図5に示すように、バックルスイッチ18は、2色LED24を駆動するための駆動回路21に接続されており、バックルスイッチ18のオンオフに応じて、2色LED24を駆動するようになっている。本実施形態のバックルスイッチ18は、タングプレートがバックル部に係合されている場合にオンとなり、タングプレートがバックル部に係合していない場合にオフとなるようになっているが、これに限るものではなく、タングプレートがバックル部に係合していない場合にオンとなり、タングプレートがバックル部に係合されている場合にオフとなるように構成してもよい。
【0045】
詳細には、駆動回路21には反転回路等が含まれ、バックルスイッチ18がオフの場合に2色LED24を赤色点灯するようになっており、バックルスイッチ18がオンの場合に2色LED24を緑色点灯するようになっている。
【0046】
また、駆動回路21及び2色LED24は、各座席のバックルスイッチ18に対応してそれぞれ設けられており、各バックルスイッチ18のオンオフに応じて対応する2色LED24が駆動されるようなっている。
【0047】
なお、バックルスイッチ18は本発明の検出手段に相当し、駆動回路18及び2色LED24は、本発明の装着表示手段及び非装着表示手段に相当する。
【0048】
続いて、上述のように構成された第2実施形態に係わるシートベルト装置の表示装置11の作用を説明する。
【0049】
シートベルト装置が装着されてタングプレートがバックル部に係合されると、バックルスイッチ18がオンされる。バックルスイッチ18がオンされると、駆動回路21によって、2色LED24が緑色点灯されるように駆動される。
【0050】
また、シートベルト装置が非装着の場合には、バックルスイッチ18がオフとなる。バックルスイッチ18がオフの場合には、駆動回路21に含まれる反転回路によって2色LED24が赤色点灯される。
【0051】
このように、本実施形態では、シートベルト非装着時には、2色LED24が赤色に点灯し、シートベルト装着時には、緑色に点灯状態が変わるので、シートベルト装置の装着状態をランプ点灯部16の点灯状態を確認することで確実に認識することができる。すなわち、図2に示すように、ランプ点灯部16の各座席に対応して、バックルスイッチ18、駆動回路21、及び2色LED24を設けることによって、第1実施形態と同様に、各座席毎のシートベルト装着状態を確実に認識することができる。
【0052】
また、従来の技術では、ランプ不点灯等の故障の場合には、シートベルト装着か故障かの区別ができなかったが、本実施形態では、シートベルト装着と非装着に拘わらず2色LED24が点灯するので、2色LED24不点灯等の故障であっても、シートベルト装置の装着と故障とを区別することができる。
【0053】
また、本実施形態では、駆動回路21に反転回路等を含む構成とすることで、バックルスイッチ18がオンの場合に、2色LED24を点灯するようにしているので、乗員検知センサ等を設けることなく、乗員の確認を行うことができる。従って、シートベルト装置の表示装置を後部座席へ展開するのに、バックルスイッチの追加だけで容易に可能となり、簡易かつ安価な構成で、各座席のシートベルトの装着状態を認識することができる。
【0054】
なお、上記の実施の形態では、2色LED24を用いて、シートベルト非装着時に赤色点灯し、シートベルト非装着時に緑色点灯するようにしたが、これに限るものではなく、例えば、1色のLEDを用いて、シートベルト非装着時にLEDを点灯させ、シートベルト装着時にLEDを点滅させる等の点灯状態を変えることにより表示態様を変更するようにしてもよし、1色のLEDを用いて、シートベルト非装着時にLEDを明るく点灯し、シートベルト装着時にLEDを暗く点灯して、LEDの輝度を変えることで表示態様を変更するようにしてもよいし、1色のLEDを用いて、点灯や点滅を含む点灯状態や、輝度等を組み合わせて、表示態様を変更するようにしてもよいし、2色LEDを用いて、点灯状態、輝度、点灯色等を組み合わせて、表示態様を変更するようにしてもよい。
【0055】
また、上記の実施の形態では、シートベルト非装着状態のときには、2色LED24が赤色に点灯するようにしたが、所定時間経過後に消灯するようにしてもよい。
【0056】
また、上記の実施の形態では、運転席については特に説明しなかったが、ランプ点灯部16に運転席用の2色LEDを設けて同様に運転席のシートベルト装置の装着状態を2色LEDの点灯色で表示するようにしてもよいし、運転席のシートベルト装着状態の確認については、従来からコンビネーションメータに内蔵されたものを利用するようにしてもよい。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、シートベルト装置の装着を検出して、シートベルト装置の装着状態の表示と、シートベルト装置の非装着状態の表示を行うので、簡易かつ安価な構成で乗員保護装置の状態を容易に認識できる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるシートベルト装置の表示装置の表示部の配置例を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わるシートベルト装置の表示装置の表示部の一例を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係わるシートベルト装置の表示装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係わるシートベルト装置の表示装置の作用を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態に係わるシートベルト装置の表示装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10、11 シートベルト装置の表示装置
12 表示部
16 ランプ点灯部
18 バックルスイッチ
20 警告灯制御回路
21、22 駆動回路
24 2色LED
Claims (4)
- シートベルト装置の装着を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づいて、シートベルト装置が装着状態であることを表示する装着表示手段と、
前記検出手段の検出結果に基づいて、シートベルト装置が非装着状態であることを表示する非装着表示手段と、
を備えたシートベルト装置の表示装置。 - 前記装着表示手段及び前記非装着表示手段は、単一の表示装置からなり、前記装着状態及び前記非装着状態を表示態様の変更によって表示することを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置の表示装置。
- 前記表示態様は、表示色、表示輝度、及び表示状態の少なくとも1つの表示態様を変更することによって、前記装着状態及び前記非装着状態を表示することを特徴とする請求項2に記載のシートベルト装置の表示装置。
- 前記検出手段、前記装着表示手段、及び前記非装着表示手段を、車両の各座席に対応させて複数設けることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のシートベルト装置の表示装置。
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