JP2004026030A - シートベルトウォーニング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートベルトの非装着時に発する警報によって、シートベルトの装着が必要でない着座者もしくは運転者に不快感を与えないシートベルトウォーニング装置を提供することを目的とする。
【解決手段】インジケータランプ4が点灯もしくは点滅している状態で、運転者が例えば妊婦等である場合には、シートベルトの装着が必要でないため、マニュアルスイッチ5を作動させることで、ECU21がスイッチ手段6を介してインジケータランプ4への通電を切ってインジケータランプ4の点灯もしくは点滅を強制的に中止させる。また、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を作動させなくても、インジケータランプ4が点灯もしくは点滅している状態が所定時間経過したら、タイマ手段7がその情報をECU21に入力し、ECU21がスイッチ手段6を介してインジケータランプ4への通電を切ってインジケータランプ4の点灯もしくは点滅を中止させる。
【選択図】 図1
【解決手段】インジケータランプ4が点灯もしくは点滅している状態で、運転者が例えば妊婦等である場合には、シートベルトの装着が必要でないため、マニュアルスイッチ5を作動させることで、ECU21がスイッチ手段6を介してインジケータランプ4への通電を切ってインジケータランプ4の点灯もしくは点滅を強制的に中止させる。また、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を作動させなくても、インジケータランプ4が点灯もしくは点滅している状態が所定時間経過したら、タイマ手段7がその情報をECU21に入力し、ECU21がスイッチ手段6を介してインジケータランプ4への通電を切ってインジケータランプ4の点灯もしくは点滅を中止させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートベルトの装着を促すために警報を発するシートベルトウォーニング装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、シートベルトウォーニング装置としては、特開平11−70855号公報に記載されているように、乗員の着座を検出するシートセンサとシートベルトの装着を検知するバックルセンサとを直列で接続しており、乗員がシートに座り、シートセンサがON信号された状態で、バックルセンサの非装着(ON)信号で警報を発して、乗員にシートベルトの装着を促している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述のシートベルトウォーニング装置では、シートセンサとバックルセンサとが直列で接続されていることから、着座者がシートベルトを装着するまで常に警報を発している。そのため、着座者がシートベルトを装着する必要がない例えば妊婦等である場合、その警報が着座者もしくは運転者等に不快感を与えてしまう。
【0004】
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、シートベルトの非装着時に発する警報によって、シートベルトの装着が必要でない着座者もしくは運転者等に不快感を与えないシートベルトウォーニング装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1では、着座者の有無を判定する着座判定手段と、着座者のシートベルトの装着を検知する装着検知手段と、着座判定手段及び装着検知手段からの信号に基づいて警報を発する警報手段と、警報手段にて発する警報を強制的に停止させる警報停止手段とを備えている。
【0006】
この構成により、警報手段が発する警報を警報停止手段にて強制的に停止させることで、警報手段が発する警報によって着座者に不快感を与えなくすることができる。
【0007】
また、請求項2では、警報停止手段は、警報手段が発する警報を車両の乗員が停止させるマニュアルスイッチであることを特徴としている。
【0008】
この構成により、警報手段が発する警報を車両の乗員が自ら停止させることができるので、車両の乗員の意思に従って警報手段が発する警報を停止させることができる。
【0009】
また、請求項3では、マニュアルスイッチは、運転席に着座している着座者が操作できる位置に設けられることを特徴としている。
【0010】
この構成により、車両を動かす際には、必ず運転席に着座している着座者がいるため、運転席に着座している着座者がマニュアルスイッチを操作できる位置に設けることが望ましい。
【0011】
また、請求項4では、警報停止手段は、警報手段が発する警報を所定時間経過した後に停止させるタイマ手段であることを特徴としている。
【0012】
この構成により、警報手段が発する警報を発し続けることをなくすことができる。
【0013】
また、請求項5では、着座判定手段は、所定条件を満たす時に警報停止手段をリセットすることを特徴としている。
【0014】
この構成により、警報停止手段にて警報手段が発する警報を停止させてから再度着座者が着座した際に、警報手段にて警報を発することができると共に、警報停止手段にて警報手段が発する警報を停止させることができる。
【0015】
また、請求項6では、所定条件は、車両のイグニッションスイッチ(9)をオフすることであることを特徴としている。また、請求項7では、所定条件は、着座判定手段にて着座者がいないと判定されている状態が所定時間経過することであることを特徴としている。また、請求項8では、所定条件は、着座判定手段にて着座者がいないと判定され、且つ車両のドアを開閉することであることを特徴としている。
【0016】
これらの構成により、警報停止手段にて警報手段が発する警報を停止させてから再度着座者が着座することを認識させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施形態について説明する。
【0018】
図1は、本実施形態に係る助手席に適用するシートベルトウォーニング装置1を示す回路図である。
【0019】
シートベルトウォーニング装置1は、図1に示すように、車両の車室内に設けられ、着座判定手段2、装着検知手段3、インジケータランプ4、マニュアルスイッチ5、スイッチ手段6、タイマ手段7、ドア開閉スイッチ8及びIGスイッチ9から構成されている。
【0020】
着座判定手段2は、ECU21及びシートセンサスイッチ22から構成され、助手席のシートに着座する着座者の有無を判定する。
【0021】
ECU21は、シートセンサスイッチ22のオン状態及びオフ状態によって助手席のシートに着座する着座者が着座しているかどうかを判定し、その情報をスイッチ手段6に伝達する。
【0022】
シートセンサスイッチ22は、助手席のシート内部に設けられ、助手席のシートに着座する着座者の有無を検知するためのものであり、助手席のシートに着座者が着座している時にオン状態となり、助手席のシートに着座者が着座していない時にオフ状態となる。
【0023】
装着検知スイッチ3は、装着検知手段を成し、助手席のシートに着座する着座者がシートベルトの装着状態であるかを検知するための周知のものであり、通常、オン状態であって、シートベルトがバックル(図示しない)に装着されることでオフ状態となる。
【0024】
インジケータランプ4は、警報手段を成し、例えば車両のインストルメントパネルのメータ表示部に設けられ、シートベルトの非装着を運転者に知らせるための周知のものであり、非通電状態で消灯し、通電状態で点灯もしくは点滅するものである。なお、車両のインストルメントパネルのメータ表示部には、車両の運転席、助手席及び後部座席のシートベルトの装着状態をまとめて表示させている。
【0025】
マニュアルスイッチ5は、警報停止手段を成しており、インジゲータランプ4が点灯もしくは点滅している時に作動させることで、作動された信号をECU21に入力し、ECU21がスイッチ手段6をオフさせることで、装着検知スイッチ3及びインジケータランプ4への通電を切ってインジゲータランプ4の点灯もしくは点滅を中止させる。また、マニュアルスイッチ5は、運転者もしくは乗員が作動させることができる位置に設けられている。
【0026】
スイッチ手段6は、ECU21からの信号により助手席に着座する着座者がシートにいると判定されている間、インジケータランプ4へ電流を流すものである。また、ECU21からの信号により、助手席に着座する着座者がシートにいないと判定された時にインジゲータランプ4への通電を切るものである。また、インジケータランプ4が通電されている状態でマニュアルスイッチ5が作動されると、そのマニュアルスイッチ5の作動信号がECU21に入力されることで、ECU21がスイッチ手段6を介してインジケータランプ4への通電を切る。
【0027】
タイマ手段7は、警報停止手段を成しており、インジケータランプ4の点灯もしくは点滅している状態が所定時間経過したら、その情報をECU21に入力する。そして、ECU21がスイッチ手段6を介して、装着検知スイッチ3及びインジケータランプ4への通電を切ってインジケータランプ4の点灯もしくは点滅を中止させる。
【0028】
ドア開閉スイッチ8は、助手席のドアの開閉を検知するための車両に一般的に搭載されているものであり、助手席のドアが開いた時にオン状態となり、助手席のドアが閉じた時にオフ状態となる。
【0029】
IGスイッチ9は、運転者に操作されることでエンジンを始動もしくは停止させるものであり、IGスイッチ9をオンすることでエンジンを始動させ、IGスイッチ9をオフすることでエンジンを停止させる。
【0030】
次に、本実施形態の作動について説明する。
【0031】
着座判定手段2にて助手席のシートに着座する着座者がいないと判定されている場合、助手席のシートベルトが装着されることはないので、装着検知スイッチ3は、オン状態であるが、スイッチ手段6がインジケータランプ4を通電させず、インジゲータランプ4は消灯している。
【0032】
そして、助手席のシートセンサスイッチ22がオン状態となると、着座判定手段2は、助手席のシートに着座する着座者がいると判定する。この状態において、助手席に着座する着座者がシートベルトを装着していないと、装着検知スイッチ3がオン状態のままであるので、ECU21によりスイッチ手段6がインジケータランプ4を通電させることで、インジケータランプ4は点灯もしくは点滅する。これにより、運転者に助手席のシートに着座する着座者がシートベルトを装着していないことを警告する。また、この状態において、助手席に着座する着座者がシートベルトを装着すると、即ち助手席に着座する着座者がシートベルトをバックルに装着すると、装着検知スイッチ3は、オフ状態となるため、インジケータランプ4に通電されなくなり、インジケータランプ4は消灯する。
【0033】
また、インジケータランプ4が点灯もしくは点滅している状態において、助手席に着座する着座者が例えば妊婦等である場合、もしくは荷物を載せた場合には、シートベルトの装着を必要としないため、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を作動させることで、マニュアルスイッチ5の作動した信号をECU21に入力し、ECU21がスイッチ手段6を介して装着検知スイッチ3及びインジケータランプ4への通電を切って、インジケータランプ4の点灯もしくは点滅を強制的に中止させることができる。
【0034】
また、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を作動させなくても、インジケータランプ4が点灯もしくは点滅している状態が所定時間経過したら、タイマ手段7がその情報をECU21に入力し、ECU21がスイッチ手段6を介して装着検知スイッチ3及びインジケータランプ4への通電を切って、インジケータランプ4の点灯もしくは点滅を強制的に中止させる。
【0035】
なお、着座判定手段2のEUC21は、以下の所定条件のいずれか1つを満たす時にマニュアルスイッチ5及びタイマ手段7の作動情報がリセットされる。
車両のIGスイッチ9をオフした時。
【0036】
着座判定手段2にて助手席のシートに助手席に着座する着座者がいないと判定されている状態が所定時間経過した時。
【0037】
着座判定手段2にて助手席のシートに助手席に着座する着座者がいないと判定され、且つ助手席のドアを開閉した時(ドア開閉スイッチ8がオフ状態からオン状態となった時)。
【0038】
なお、リセットとは、マニュアルスイッチ5及びタイマ手段7によりECU21がスイッチ手段6を介してインジケータランプ4の点灯もしくは点滅を強制的に中止している状態を解除することである。従って、リセットされた後に助手席のシートに乗員が着座すれば、インジケータランプ4が点灯もしくは点滅することになる。
【0039】
(本実施形態の効果)
本実施形態のシートベルトウォーニング装置1は、インジケータランプ4が点灯もしくは点滅している状態において、助手席に着座する着座者もしくは乗員が例えば妊婦等である場合、もしくは荷物を載せた場合には、シートベルトを装着する必要がないため、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を自ら作動させることで、インジケータランプ4の点灯もしくは点滅を強制的に中止させることができる。これにより、インジケータランプ4は、点灯もしくは点滅し続けることがないため、運転者もしくは乗員に不快感を与えなくすることができる。
【0040】
また、マニュアルスイッチ5は、運転者が操作できる位置に設けられる。そのため、車両を動かす際には、必ず運転者がいることから、運転者がマニュアルスイッチ5を操作できる位置に設けることが望ましい。
【0041】
また、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を作動させなくても、インジケータランプ4の点灯もしくは点滅が所定時間経過したら、タイマ手段7によってインジケータランプ4の点灯もしくは点滅を中止させることから、インジケータランプ4は、点灯もしくは点滅し続けることがないため、運転者もしくは乗員に不快感を与えなくすることができる。さらに、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を作動させるための手間がかからない。
【0042】
さらに、着座判定手段2のECU21は、所定条件を満たす時にマニュアルスイッチ5及びタイマ手段7の作動された情報がリセットされることから、助手席に再度着座する着座者が着座した際に、インジケータランプ4を点灯もしくは点滅させることができる。
【0043】
また、各座席のシートベルトの装着状態をインストルメントパネルのメータ表示部にまとめて表示させていることから、運転者が一目で各座席におけるシートベルトの装着状態を確認することができる。
【0044】
なお、本実施形態のシートベルトウォーニング装置1は、車両の助手席に搭載したもので説明したが、車両の運転席もしくは後部座席に搭載してもよい。
【0045】
なお、本実施形態のシートベルトウォーニング装置1は、マニュアルスイッチ5及びタイマ手段7を用いているが、マニュアルスイッチ5もしくはタイマ手段7のどちらか1つを用いていればよい。
【0046】
なお、本実施形態の着座判定手段2は、シートセンサスイッチ22によって助手席のシートに着座する着座者の有無を判定しているが、ドア開閉スイッチ8によって助手席のシートに着座する着座者の有無を判定してもよい。この場合、助手席のドアが開けられてから閉じられると、即ち助手席のドア開閉スイッチ8がオン状態からオフ状態となると、着座判定手段2は、助手席のシートに着座する着座者がいると判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る助手席に適用するシートベルトウォーニング装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1…シートベルトウォーニング装置、
2…着座判定手段、
3…装着検知スイッチ(装着検知手段)、
4…インジケータランプ(警報手段)、
5…マニュアルスイッチ(警報停止手段)、
6…スイッチ手段、
7…タイマ手段(警報停止手段)、
8…ドア開閉スイッチ、
9…IGスイッチ(イグニッションスイッチ)、
21…ECU、
22…シートセンサスイッチ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートベルトの装着を促すために警報を発するシートベルトウォーニング装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、シートベルトウォーニング装置としては、特開平11−70855号公報に記載されているように、乗員の着座を検出するシートセンサとシートベルトの装着を検知するバックルセンサとを直列で接続しており、乗員がシートに座り、シートセンサがON信号された状態で、バックルセンサの非装着(ON)信号で警報を発して、乗員にシートベルトの装着を促している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述のシートベルトウォーニング装置では、シートセンサとバックルセンサとが直列で接続されていることから、着座者がシートベルトを装着するまで常に警報を発している。そのため、着座者がシートベルトを装着する必要がない例えば妊婦等である場合、その警報が着座者もしくは運転者等に不快感を与えてしまう。
【0004】
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、シートベルトの非装着時に発する警報によって、シートベルトの装着が必要でない着座者もしくは運転者等に不快感を与えないシートベルトウォーニング装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1では、着座者の有無を判定する着座判定手段と、着座者のシートベルトの装着を検知する装着検知手段と、着座判定手段及び装着検知手段からの信号に基づいて警報を発する警報手段と、警報手段にて発する警報を強制的に停止させる警報停止手段とを備えている。
【0006】
この構成により、警報手段が発する警報を警報停止手段にて強制的に停止させることで、警報手段が発する警報によって着座者に不快感を与えなくすることができる。
【0007】
また、請求項2では、警報停止手段は、警報手段が発する警報を車両の乗員が停止させるマニュアルスイッチであることを特徴としている。
【0008】
この構成により、警報手段が発する警報を車両の乗員が自ら停止させることができるので、車両の乗員の意思に従って警報手段が発する警報を停止させることができる。
【0009】
また、請求項3では、マニュアルスイッチは、運転席に着座している着座者が操作できる位置に設けられることを特徴としている。
【0010】
この構成により、車両を動かす際には、必ず運転席に着座している着座者がいるため、運転席に着座している着座者がマニュアルスイッチを操作できる位置に設けることが望ましい。
【0011】
また、請求項4では、警報停止手段は、警報手段が発する警報を所定時間経過した後に停止させるタイマ手段であることを特徴としている。
【0012】
この構成により、警報手段が発する警報を発し続けることをなくすことができる。
【0013】
また、請求項5では、着座判定手段は、所定条件を満たす時に警報停止手段をリセットすることを特徴としている。
【0014】
この構成により、警報停止手段にて警報手段が発する警報を停止させてから再度着座者が着座した際に、警報手段にて警報を発することができると共に、警報停止手段にて警報手段が発する警報を停止させることができる。
【0015】
また、請求項6では、所定条件は、車両のイグニッションスイッチ(9)をオフすることであることを特徴としている。また、請求項7では、所定条件は、着座判定手段にて着座者がいないと判定されている状態が所定時間経過することであることを特徴としている。また、請求項8では、所定条件は、着座判定手段にて着座者がいないと判定され、且つ車両のドアを開閉することであることを特徴としている。
【0016】
これらの構成により、警報停止手段にて警報手段が発する警報を停止させてから再度着座者が着座することを認識させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施形態について説明する。
【0018】
図1は、本実施形態に係る助手席に適用するシートベルトウォーニング装置1を示す回路図である。
【0019】
シートベルトウォーニング装置1は、図1に示すように、車両の車室内に設けられ、着座判定手段2、装着検知手段3、インジケータランプ4、マニュアルスイッチ5、スイッチ手段6、タイマ手段7、ドア開閉スイッチ8及びIGスイッチ9から構成されている。
【0020】
着座判定手段2は、ECU21及びシートセンサスイッチ22から構成され、助手席のシートに着座する着座者の有無を判定する。
【0021】
ECU21は、シートセンサスイッチ22のオン状態及びオフ状態によって助手席のシートに着座する着座者が着座しているかどうかを判定し、その情報をスイッチ手段6に伝達する。
【0022】
シートセンサスイッチ22は、助手席のシート内部に設けられ、助手席のシートに着座する着座者の有無を検知するためのものであり、助手席のシートに着座者が着座している時にオン状態となり、助手席のシートに着座者が着座していない時にオフ状態となる。
【0023】
装着検知スイッチ3は、装着検知手段を成し、助手席のシートに着座する着座者がシートベルトの装着状態であるかを検知するための周知のものであり、通常、オン状態であって、シートベルトがバックル(図示しない)に装着されることでオフ状態となる。
【0024】
インジケータランプ4は、警報手段を成し、例えば車両のインストルメントパネルのメータ表示部に設けられ、シートベルトの非装着を運転者に知らせるための周知のものであり、非通電状態で消灯し、通電状態で点灯もしくは点滅するものである。なお、車両のインストルメントパネルのメータ表示部には、車両の運転席、助手席及び後部座席のシートベルトの装着状態をまとめて表示させている。
【0025】
マニュアルスイッチ5は、警報停止手段を成しており、インジゲータランプ4が点灯もしくは点滅している時に作動させることで、作動された信号をECU21に入力し、ECU21がスイッチ手段6をオフさせることで、装着検知スイッチ3及びインジケータランプ4への通電を切ってインジゲータランプ4の点灯もしくは点滅を中止させる。また、マニュアルスイッチ5は、運転者もしくは乗員が作動させることができる位置に設けられている。
【0026】
スイッチ手段6は、ECU21からの信号により助手席に着座する着座者がシートにいると判定されている間、インジケータランプ4へ電流を流すものである。また、ECU21からの信号により、助手席に着座する着座者がシートにいないと判定された時にインジゲータランプ4への通電を切るものである。また、インジケータランプ4が通電されている状態でマニュアルスイッチ5が作動されると、そのマニュアルスイッチ5の作動信号がECU21に入力されることで、ECU21がスイッチ手段6を介してインジケータランプ4への通電を切る。
【0027】
タイマ手段7は、警報停止手段を成しており、インジケータランプ4の点灯もしくは点滅している状態が所定時間経過したら、その情報をECU21に入力する。そして、ECU21がスイッチ手段6を介して、装着検知スイッチ3及びインジケータランプ4への通電を切ってインジケータランプ4の点灯もしくは点滅を中止させる。
【0028】
ドア開閉スイッチ8は、助手席のドアの開閉を検知するための車両に一般的に搭載されているものであり、助手席のドアが開いた時にオン状態となり、助手席のドアが閉じた時にオフ状態となる。
【0029】
IGスイッチ9は、運転者に操作されることでエンジンを始動もしくは停止させるものであり、IGスイッチ9をオンすることでエンジンを始動させ、IGスイッチ9をオフすることでエンジンを停止させる。
【0030】
次に、本実施形態の作動について説明する。
【0031】
着座判定手段2にて助手席のシートに着座する着座者がいないと判定されている場合、助手席のシートベルトが装着されることはないので、装着検知スイッチ3は、オン状態であるが、スイッチ手段6がインジケータランプ4を通電させず、インジゲータランプ4は消灯している。
【0032】
そして、助手席のシートセンサスイッチ22がオン状態となると、着座判定手段2は、助手席のシートに着座する着座者がいると判定する。この状態において、助手席に着座する着座者がシートベルトを装着していないと、装着検知スイッチ3がオン状態のままであるので、ECU21によりスイッチ手段6がインジケータランプ4を通電させることで、インジケータランプ4は点灯もしくは点滅する。これにより、運転者に助手席のシートに着座する着座者がシートベルトを装着していないことを警告する。また、この状態において、助手席に着座する着座者がシートベルトを装着すると、即ち助手席に着座する着座者がシートベルトをバックルに装着すると、装着検知スイッチ3は、オフ状態となるため、インジケータランプ4に通電されなくなり、インジケータランプ4は消灯する。
【0033】
また、インジケータランプ4が点灯もしくは点滅している状態において、助手席に着座する着座者が例えば妊婦等である場合、もしくは荷物を載せた場合には、シートベルトの装着を必要としないため、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を作動させることで、マニュアルスイッチ5の作動した信号をECU21に入力し、ECU21がスイッチ手段6を介して装着検知スイッチ3及びインジケータランプ4への通電を切って、インジケータランプ4の点灯もしくは点滅を強制的に中止させることができる。
【0034】
また、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を作動させなくても、インジケータランプ4が点灯もしくは点滅している状態が所定時間経過したら、タイマ手段7がその情報をECU21に入力し、ECU21がスイッチ手段6を介して装着検知スイッチ3及びインジケータランプ4への通電を切って、インジケータランプ4の点灯もしくは点滅を強制的に中止させる。
【0035】
なお、着座判定手段2のEUC21は、以下の所定条件のいずれか1つを満たす時にマニュアルスイッチ5及びタイマ手段7の作動情報がリセットされる。
車両のIGスイッチ9をオフした時。
【0036】
着座判定手段2にて助手席のシートに助手席に着座する着座者がいないと判定されている状態が所定時間経過した時。
【0037】
着座判定手段2にて助手席のシートに助手席に着座する着座者がいないと判定され、且つ助手席のドアを開閉した時(ドア開閉スイッチ8がオフ状態からオン状態となった時)。
【0038】
なお、リセットとは、マニュアルスイッチ5及びタイマ手段7によりECU21がスイッチ手段6を介してインジケータランプ4の点灯もしくは点滅を強制的に中止している状態を解除することである。従って、リセットされた後に助手席のシートに乗員が着座すれば、インジケータランプ4が点灯もしくは点滅することになる。
【0039】
(本実施形態の効果)
本実施形態のシートベルトウォーニング装置1は、インジケータランプ4が点灯もしくは点滅している状態において、助手席に着座する着座者もしくは乗員が例えば妊婦等である場合、もしくは荷物を載せた場合には、シートベルトを装着する必要がないため、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を自ら作動させることで、インジケータランプ4の点灯もしくは点滅を強制的に中止させることができる。これにより、インジケータランプ4は、点灯もしくは点滅し続けることがないため、運転者もしくは乗員に不快感を与えなくすることができる。
【0040】
また、マニュアルスイッチ5は、運転者が操作できる位置に設けられる。そのため、車両を動かす際には、必ず運転者がいることから、運転者がマニュアルスイッチ5を操作できる位置に設けることが望ましい。
【0041】
また、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を作動させなくても、インジケータランプ4の点灯もしくは点滅が所定時間経過したら、タイマ手段7によってインジケータランプ4の点灯もしくは点滅を中止させることから、インジケータランプ4は、点灯もしくは点滅し続けることがないため、運転者もしくは乗員に不快感を与えなくすることができる。さらに、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を作動させるための手間がかからない。
【0042】
さらに、着座判定手段2のECU21は、所定条件を満たす時にマニュアルスイッチ5及びタイマ手段7の作動された情報がリセットされることから、助手席に再度着座する着座者が着座した際に、インジケータランプ4を点灯もしくは点滅させることができる。
【0043】
また、各座席のシートベルトの装着状態をインストルメントパネルのメータ表示部にまとめて表示させていることから、運転者が一目で各座席におけるシートベルトの装着状態を確認することができる。
【0044】
なお、本実施形態のシートベルトウォーニング装置1は、車両の助手席に搭載したもので説明したが、車両の運転席もしくは後部座席に搭載してもよい。
【0045】
なお、本実施形態のシートベルトウォーニング装置1は、マニュアルスイッチ5及びタイマ手段7を用いているが、マニュアルスイッチ5もしくはタイマ手段7のどちらか1つを用いていればよい。
【0046】
なお、本実施形態の着座判定手段2は、シートセンサスイッチ22によって助手席のシートに着座する着座者の有無を判定しているが、ドア開閉スイッチ8によって助手席のシートに着座する着座者の有無を判定してもよい。この場合、助手席のドアが開けられてから閉じられると、即ち助手席のドア開閉スイッチ8がオン状態からオフ状態となると、着座判定手段2は、助手席のシートに着座する着座者がいると判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る助手席に適用するシートベルトウォーニング装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1…シートベルトウォーニング装置、
2…着座判定手段、
3…装着検知スイッチ(装着検知手段)、
4…インジケータランプ(警報手段)、
5…マニュアルスイッチ(警報停止手段)、
6…スイッチ手段、
7…タイマ手段(警報停止手段)、
8…ドア開閉スイッチ、
9…IGスイッチ(イグニッションスイッチ)、
21…ECU、
22…シートセンサスイッチ。
Claims (8)
- 着座者の有無を判定する着座判定手段(2)と、
前記着座者のシートベルトの装着を検知する装着検知手段(3)と、
前記着座判定手段及び前記装着検知手段からの信号に基づいて警報を発する警報手段(4)と、
前記警報手段にて発する警報を強制的に停止させる警報停止手段とを備えたシートベルトウォーニング装置。 - 前記警報停止手段は、前記警報手段が発する警報を車両の乗員が停止させるマニュアルスイッチ(5)であることを特徴とする請求項1記載のシートベルトウォーニング装置。
- 前記マニュアルスイッチは、運転席に着座している前記着座者が操作できる位置に設けられることを特徴とする請求項2記載のシートベルトウォーニング装置。
- 前記警報停止手段は、前記警報手段が発する警報を所定時間経過した後に停止させるタイマ手段(7)であることを特徴とする請求項1記載のシートベルトウォーニング装置。
- 前記着座判定手段は、所定条件を満たす時に前記警報停止手段をリセットすることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のシートベルトウォーニング装置。
- 前記所定条件は、車両のイグニッションスイッチ(9)をオフすることであることを特徴とする請求項5記載のシートベルトウォーニング装置。
- 前記所定条件は、前記着座判定手段にて前記着座者がいないと判定されている状態が所定時間経過することであることを特徴とする請求項5記載のシートベルトウォーニング装置。
- 前記所定条件は、前記着座判定手段にて前記着座者がいないと判定され、且つ車両のドアを開閉することであることを特徴とする請求項5記載のシートベルトウォーニング装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002185969A JP2004026030A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | シートベルトウォーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005247288A (ja) * | 2004-03-04 | 2005-09-15 | Yoshi Amamiya | 車両用シ−トベルト着用義務化装置 |
JP2009173173A (ja) * | 2008-01-24 | 2009-08-06 | Toyota Motor Corp | 車両用シートベルト状態表示装置 |
JP2018202921A (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 乗員状態検知システム |
-
2002
- 2002-06-26 JP JP2002185969A patent/JP2004026030A/ja active Pending
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