JP2004026003A - シートベルトウォーニング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートセンサ等を用いることなく、乗員の着座を判定することができる安価なシートベルトウォーニング装置を提供することを目的とする。
【解決手段】運転席のドアが開けられてから閉じられると、即ち運転席のドア開閉スイッチ21がオン状態からオフ状態となると、着座判定手段2は、運転席のシートに運転者がいると判定する。この状態で運転者がシートベルトを装着していないと、装着検知スイッチ3がオン状態のままであるので、着座判定手段2がスイッチ手段7を介してインジケータランプ4を通電させることで、インジケータランプ4は点灯もしくは点滅する。これにより、運転席のシートに着座している運転者にシートベルトを装着していないことを警告する。
【選択図】 図1
【解決手段】運転席のドアが開けられてから閉じられると、即ち運転席のドア開閉スイッチ21がオン状態からオフ状態となると、着座判定手段2は、運転席のシートに運転者がいると判定する。この状態で運転者がシートベルトを装着していないと、装着検知スイッチ3がオン状態のままであるので、着座判定手段2がスイッチ手段7を介してインジケータランプ4を通電させることで、インジケータランプ4は点灯もしくは点滅する。これにより、運転席のシートに着座している運転者にシートベルトを装着していないことを警告する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートベルトの装着を促すために警報を発するシートベルトウォーニング装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、シートベルトウォーニング装置としては、特開平11−60855号公報に記載されているように、乗員の着座を検出するシートセンサとシートベルトの装着を検知するバックルセンサとを直列で接続しており、乗員がシートに座り、シートセンサがON信号された状態で、バックルセンサの非装着(ON)信号で警報を発して、乗員にシートベルトの装着を促している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述のシートベルトウォーニング装置では、シートセンサをシート内部に設ける必要があり、さらに、このシートベルトウォーニング装置を後部座席にも搭載するとなると、シートの座席数分のシートセンサが必要となり、より高価となってしまう。
【0004】
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、シートセンサを用いることなく、乗員の着座を判定することができる安価なシートベルトウォーニング装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1では、車両のドアの開閉によって着座者の有無を判定する着座判定手段と、着座者のシートベルトの装着を検知する装着検知手段と、着座判定手段及び装着検知手段からの信号に基づいて警報を発する警報手段とを備えている。
【0006】
この構成により、着座判定手段は、必ず車両に搭載されるドアの開閉によって着座者の有無を判定していることから、着座者の有無を検出するための特別なセンサを用いる必要がなく、安価なシートベルトウォーニング装置を提供することができる。
【0007】
また、請求項2では、着座判定手段は、ドアの開閉を検出するドア開閉検出手段を有しており、ドアが開けられてから閉じられることをドア開閉検出手段が検出することで、着座者がいることを判定することを特徴としている。
【0008】
この構成により、着座判定手段は、必ず車両に搭載されるドアの開閉により着座者の有無を判定することができる。
【0009】
また、請求項3では、ドア開閉検出手段は、ドアの開閉によりオン状態もしくはオフ状態となるドア開閉スイッチであることを特徴としている。
【0010】
この構成により、ドア開閉スイッチのオン状態もしくはオフ状態を検出することで、ドアの開閉を検出することができる。
【0011】
また、請求項4では、警報手段は、着座判定手段にて着座者がいると判定され、且つ装着検知手段にて着座者のシートベルトの非装着を検知することで、警報を発することを特徴としている。
【0012】
この構成により、着座者にシートベルトを装着していないことを警告させることができる。
【0013】
また、請求項5では、警報手段が発する警報を強制的に停止させる警報停止手段を有していることを特徴としている。
【0014】
この構成により、警報手段が発する警報を強制的に停止させることができるため、着座者に不快感を与えなくすることができる。
【0015】
また、請求項6では、警報停止手段は、警報手段が発する警報を車両の乗員が停止させるマニュアルスイッチであることを特徴としている。
【0016】
この構成により、警報手段が発する警報を車両の乗員が自ら停止させることができるので、車両の乗員の意思に従って警報手段が発する警報を停止させることができる。
【0017】
また、請求項7では、警報停止手段は、警報手段が発する警報を所定時間経過した後に停止させるタイマ手段(7)であることを特徴としている。
【0018】
この構成により、警報手段が発する警報を発し続けることをなくすことができる。
【0019】
また、請求項8では、車両のイグニッションスイッチをオフすることで、警報停止手段を作動されていない状態に戻すことを特徴としている。
【0020】
この構成により、イグニッションスイッチを再度オンすると警報手段が警報を発することができると共に、警報停止手段を作動させることを可能にできる。
【0021】
また、請求項9では、運転者に行われる操作に基づいて運転者の有無を判定する着座判定手段(2)と、運転者のシートベルトの装着を検知する装着検知手段(3)と、着座判定手段及び装着検知手段からの信号に基づいて警報を発する警報手段(4)とを備えている。
【0022】
この構成により、着座判定手段は、運転者に行われる操作によって運転者の有無を判定していることから、運転者の有無を検出するための特別なセンサを用いる必要がなく、安価なシートベルトウォーニング装置を提供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施形態について説明する。
【0024】
図1は、本実施形態に係る運転席に適用するシートベルトウォーニング装置1を示す回路図である。図2は、本実施形態に係る後部座席に適用するシートベルトウォーニング装置1を示す回路図である。
【0025】
シートベルトウォーニング装置1は、図1に示すように、車両の車室内に設けられ、着座判定手段2、装着検知スイッチ3、インジケータランプ4、マニュアルスイッチ5、スイッチ手段6及びタイマ手段7から構成されている。
【0026】
着座判定手段2は、ドア開閉スイッチ21のオン状態及びオフ状態によって運転席のシートに運転者が着座しているかどうかを判定し、その情報をスイッチ手段6に伝達する。
【0027】
ドア開閉スイッチ21は、運転席のドアの開閉状態を検知するための車両に一般的に搭載されているものであり、運転席のドアが開いた時にオン状態となり、運転席のドアが閉じた時にオフ状態となる。
【0028】
装着検知スイッチ3は、装着検知手段を成し、運転者がシートベルトの装着状態であるか非装着状態であるかを検知するための周知のものであり、通常、オン状態であって、シートベルトがバックル(図示しない)に装着されることでオフ状態となる。
【0029】
インジケータランプ4は、警報手段を成し、例えば車両のインストルメントパネルのメータ表示部に設けられ、シートベルトの非装着を運転者に知らせるための周知のものであり、非通電状態で消灯し、通電状態で点灯もしくは点滅するものである。
【0030】
マニュアルスイッチ5は、警報停止手段を成しており、インジゲータランプ4が点灯もしくは点滅している時に作動させることで、作動された信号を着座判定手段2に入力し、着座判定手段2がスイッチ手段6をオフさせることで、装着検知スイッチ3及びインジケータランプ4への通電を切ってインジゲータランプ4の点灯もしくは点滅を中止させる。また、マニュアルスイッチ5は、運転者もしくは乗員が作動させることができる位置に設けられている。
【0031】
スイッチ手段6は、着座判定手段2からの信号により運転者がシートにいると判定されている間、インジケータランプ4へ電流を流すものである。また、着座判定手段2からの信号により、運転者がシートにいないと判定された時にインジゲータランプ4への通電を切るものである。また、インジケータランプ4が通電されている状態でマニュアルスイッチ5が作動されると、その作動した信号が着座判定手段2に入力されることで、着座判定手段2がスイッチ手段6を介してインジケータランプ4への通電を切る。
【0032】
タイマ手段7は、警報停止手段を成しており、インジケータランプ4の点灯もしくは点滅している状態が所定時間経過したら、その情報を着座判定手段2に入力する。そして、着座判定手段2がスイッチ手段6を介して、装着検知スイッチ3及びインジケータランプ4への通電を切ってインジケータランプ4の点灯もしくは点滅を中止させる。
【0033】
次に、本実施形態の作動について説明する。
【0034】
着座判定手段2にて運転席のシートに運転者がいないと判定されている場合、運転席のシートベルトが装着されることはないので、装着検知スイッチ3は、オン状態であるが、スイッチ手段6がインジケータランプ4を通電させず、インジゲータランプ4は消灯している。
【0035】
そして、運転席のドアが開けられてから閉じられると、即ち運転席のドア開閉スイッチ21がオン状態からオフ状態となると、着座判定手段2は、運転席のシートに運転者がいる(より正確には、乗員が着座する可能性が高い)と判定する。この状態において、運転者がシートベルトを装着していないと、装着検知スイッチ3がオン状態のままであるので、着座判定手段2によりスイッチ手段6がインジケータランプ4を通電させることで、インジケータランプ4は点灯もしくは点滅する。これにより、運転席のシートに着座している運転者にシートベルトを装着していないことを警告する。また、この状態において、運転者がシートベルトを装着すると、即ち運転者がシートベルトをバックルに装着すると、装着検知スイッチ3は、オフ状態となるため、インジケータランプ4に通電されなくなり、インジケータランプ4は消灯する。
【0036】
また、インジケータランプ4が点灯もしくは点滅している状態において、運転者が例えば妊婦等である場合には、シートベルトの装着を必要としないため、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を作動させることで、マニュアルスイッチ5の作動した信号を着座判定手段2に入力し、着座判定手段2がスイッチ手段6を介して装着検知スイッチ3及びインジケータランプ4への通電を切って、インジケータランプ4の点灯もしくは点滅を強制的に中止させることができる。
【0037】
また、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を作動させなくても、インジケータランプ4が点灯もしくは点滅している状態が所定時間経過したら、タイマ手段7がその情報を着座判定手段2に入力し、着座判定手段2がスイッチ手段6を介して装着検知スイッチ3及びインジケータランプ4への通電を切って、インジケータランプ4の点灯もしくは点滅を強制的に中止させる。なお、マニュアルスイッチ5及びタイマ手段7は、車両のイグニッションスイッチ(IG)がオフされることで、作動されていない状態に戻る。
【0038】
(本実施形態の効果)
本実施形態のシートベルトウォーニング装置1の着座判定手段2は、運転席のドアが開けられてから閉じられることで、即ち運転席のドア開閉スイッチ21がオン状態からオフ状態となることで、運転者が運転席のシートにいると判定している。このことから、必ず車両に搭載されているドア開閉スイッチ21によって運転者の有無を判定することができると共に、運転席のシートに運転者がいるかどうかを検出するための特別なセンサを用いる必要がなく、安価なシートベルトウォーニング装置1を提供することができる。
【0039】
また、インジケータランプ4は、着座判定手段2にて運転席のシートに運転者がいて、且つ装着検知手段3にて運転者がシートベルトの装着をしていない場合に、点灯もしくは点滅をすることから、運転者にシートベルトを装着していないことを警告させることができる。
【0040】
また、インジケータランプ4が点灯もしくは点滅している状態において、運転者もしくは乗員が例えば妊婦等である場合には、シートベルトを装着する必要がないため、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を自ら作動させることで、インジケータランプ4の点灯もしくは点滅を強制的に中止させることができる。これにより、インジケータランプ4は、点灯もしくは点滅し続けることがないため、運転者もしくは乗員に不快感を与えなくすることができる。
【0041】
また、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を作動させなくても、インジケータランプ4の点灯もしくは点滅が所定時間経過したら、タイマ手段7によってインジケータランプ4の点灯もしくは点滅を中止させることから、インジケータランプ4は、点灯もしくは点滅し続けることがないため、運転者もしくは乗員に不快感を与えなくすることができる。さらに、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を作動させるための手間がかからない。
【0042】
さらに、マニュアルスイッチ5及びタイマ手段7は、車両のイグニッションスイッチ(IG)がオフされることで作動されていない状態に戻ることから、イグニッションスイッチを再度オンすると、インジケータランプ4を点灯もしくは点滅させることができると共に、マニュアルスイッチ5及びタイマ手段を作動させることを可能にできる。
【0043】
なお、本実施形態のシートベルトウォーニング装置1は、車両の運転席に搭載したもので説明したが、車両の助手席もしくは後部座席に搭載してもよい。
【0044】
また、本実施形態のシートベルトウォーニング装置1を車両の後部座席に搭載する際には、後部座席のドアが開けられてから着座者が乗車する時、車両の後部座席に乗車した着座者の人数が把握できないことから、図2に示すように、後部座席数分のシートベルトをそれぞれインジゲータランプ4に直列接続させず、着座判定手段2に入力させる。そして、後部座席のある一つ座席のバックルにシートベルトが装着されると、着座判定手段2にて後部座席のインジケータランプ4の点灯もしくは点滅を消灯させることが望ましい。
【0045】
なお、運転者によって行われる操作とは、運転席のドアの開閉以外にIGがONされた信号、サイドブレーキが下げられた信号及びPレンジが解除された信号を検出することを含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る運転席に適用するシートベルトウォーニング装置を示す回路図である。
【図2】本実施形態に係る後部座席に適用するシートベルトウォーニング装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1…シートベルトウォーニング装置、
2…着座判定手段、
3…装着検知スイッチ(装着検知手段)、
4…インジケータランプ(警報手段)、
5…マニュアルスイッチ(警報停止手段)、
6…スイッチ手段、
7…タイマ手段、
21…ドア開閉スイッチ(ドア開閉検出手段)。
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートベルトの装着を促すために警報を発するシートベルトウォーニング装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、シートベルトウォーニング装置としては、特開平11−60855号公報に記載されているように、乗員の着座を検出するシートセンサとシートベルトの装着を検知するバックルセンサとを直列で接続しており、乗員がシートに座り、シートセンサがON信号された状態で、バックルセンサの非装着(ON)信号で警報を発して、乗員にシートベルトの装着を促している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述のシートベルトウォーニング装置では、シートセンサをシート内部に設ける必要があり、さらに、このシートベルトウォーニング装置を後部座席にも搭載するとなると、シートの座席数分のシートセンサが必要となり、より高価となってしまう。
【0004】
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、シートセンサを用いることなく、乗員の着座を判定することができる安価なシートベルトウォーニング装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1では、車両のドアの開閉によって着座者の有無を判定する着座判定手段と、着座者のシートベルトの装着を検知する装着検知手段と、着座判定手段及び装着検知手段からの信号に基づいて警報を発する警報手段とを備えている。
【0006】
この構成により、着座判定手段は、必ず車両に搭載されるドアの開閉によって着座者の有無を判定していることから、着座者の有無を検出するための特別なセンサを用いる必要がなく、安価なシートベルトウォーニング装置を提供することができる。
【0007】
また、請求項2では、着座判定手段は、ドアの開閉を検出するドア開閉検出手段を有しており、ドアが開けられてから閉じられることをドア開閉検出手段が検出することで、着座者がいることを判定することを特徴としている。
【0008】
この構成により、着座判定手段は、必ず車両に搭載されるドアの開閉により着座者の有無を判定することができる。
【0009】
また、請求項3では、ドア開閉検出手段は、ドアの開閉によりオン状態もしくはオフ状態となるドア開閉スイッチであることを特徴としている。
【0010】
この構成により、ドア開閉スイッチのオン状態もしくはオフ状態を検出することで、ドアの開閉を検出することができる。
【0011】
また、請求項4では、警報手段は、着座判定手段にて着座者がいると判定され、且つ装着検知手段にて着座者のシートベルトの非装着を検知することで、警報を発することを特徴としている。
【0012】
この構成により、着座者にシートベルトを装着していないことを警告させることができる。
【0013】
また、請求項5では、警報手段が発する警報を強制的に停止させる警報停止手段を有していることを特徴としている。
【0014】
この構成により、警報手段が発する警報を強制的に停止させることができるため、着座者に不快感を与えなくすることができる。
【0015】
また、請求項6では、警報停止手段は、警報手段が発する警報を車両の乗員が停止させるマニュアルスイッチであることを特徴としている。
【0016】
この構成により、警報手段が発する警報を車両の乗員が自ら停止させることができるので、車両の乗員の意思に従って警報手段が発する警報を停止させることができる。
【0017】
また、請求項7では、警報停止手段は、警報手段が発する警報を所定時間経過した後に停止させるタイマ手段(7)であることを特徴としている。
【0018】
この構成により、警報手段が発する警報を発し続けることをなくすことができる。
【0019】
また、請求項8では、車両のイグニッションスイッチをオフすることで、警報停止手段を作動されていない状態に戻すことを特徴としている。
【0020】
この構成により、イグニッションスイッチを再度オンすると警報手段が警報を発することができると共に、警報停止手段を作動させることを可能にできる。
【0021】
また、請求項9では、運転者に行われる操作に基づいて運転者の有無を判定する着座判定手段(2)と、運転者のシートベルトの装着を検知する装着検知手段(3)と、着座判定手段及び装着検知手段からの信号に基づいて警報を発する警報手段(4)とを備えている。
【0022】
この構成により、着座判定手段は、運転者に行われる操作によって運転者の有無を判定していることから、運転者の有無を検出するための特別なセンサを用いる必要がなく、安価なシートベルトウォーニング装置を提供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施形態について説明する。
【0024】
図1は、本実施形態に係る運転席に適用するシートベルトウォーニング装置1を示す回路図である。図2は、本実施形態に係る後部座席に適用するシートベルトウォーニング装置1を示す回路図である。
【0025】
シートベルトウォーニング装置1は、図1に示すように、車両の車室内に設けられ、着座判定手段2、装着検知スイッチ3、インジケータランプ4、マニュアルスイッチ5、スイッチ手段6及びタイマ手段7から構成されている。
【0026】
着座判定手段2は、ドア開閉スイッチ21のオン状態及びオフ状態によって運転席のシートに運転者が着座しているかどうかを判定し、その情報をスイッチ手段6に伝達する。
【0027】
ドア開閉スイッチ21は、運転席のドアの開閉状態を検知するための車両に一般的に搭載されているものであり、運転席のドアが開いた時にオン状態となり、運転席のドアが閉じた時にオフ状態となる。
【0028】
装着検知スイッチ3は、装着検知手段を成し、運転者がシートベルトの装着状態であるか非装着状態であるかを検知するための周知のものであり、通常、オン状態であって、シートベルトがバックル(図示しない)に装着されることでオフ状態となる。
【0029】
インジケータランプ4は、警報手段を成し、例えば車両のインストルメントパネルのメータ表示部に設けられ、シートベルトの非装着を運転者に知らせるための周知のものであり、非通電状態で消灯し、通電状態で点灯もしくは点滅するものである。
【0030】
マニュアルスイッチ5は、警報停止手段を成しており、インジゲータランプ4が点灯もしくは点滅している時に作動させることで、作動された信号を着座判定手段2に入力し、着座判定手段2がスイッチ手段6をオフさせることで、装着検知スイッチ3及びインジケータランプ4への通電を切ってインジゲータランプ4の点灯もしくは点滅を中止させる。また、マニュアルスイッチ5は、運転者もしくは乗員が作動させることができる位置に設けられている。
【0031】
スイッチ手段6は、着座判定手段2からの信号により運転者がシートにいると判定されている間、インジケータランプ4へ電流を流すものである。また、着座判定手段2からの信号により、運転者がシートにいないと判定された時にインジゲータランプ4への通電を切るものである。また、インジケータランプ4が通電されている状態でマニュアルスイッチ5が作動されると、その作動した信号が着座判定手段2に入力されることで、着座判定手段2がスイッチ手段6を介してインジケータランプ4への通電を切る。
【0032】
タイマ手段7は、警報停止手段を成しており、インジケータランプ4の点灯もしくは点滅している状態が所定時間経過したら、その情報を着座判定手段2に入力する。そして、着座判定手段2がスイッチ手段6を介して、装着検知スイッチ3及びインジケータランプ4への通電を切ってインジケータランプ4の点灯もしくは点滅を中止させる。
【0033】
次に、本実施形態の作動について説明する。
【0034】
着座判定手段2にて運転席のシートに運転者がいないと判定されている場合、運転席のシートベルトが装着されることはないので、装着検知スイッチ3は、オン状態であるが、スイッチ手段6がインジケータランプ4を通電させず、インジゲータランプ4は消灯している。
【0035】
そして、運転席のドアが開けられてから閉じられると、即ち運転席のドア開閉スイッチ21がオン状態からオフ状態となると、着座判定手段2は、運転席のシートに運転者がいる(より正確には、乗員が着座する可能性が高い)と判定する。この状態において、運転者がシートベルトを装着していないと、装着検知スイッチ3がオン状態のままであるので、着座判定手段2によりスイッチ手段6がインジケータランプ4を通電させることで、インジケータランプ4は点灯もしくは点滅する。これにより、運転席のシートに着座している運転者にシートベルトを装着していないことを警告する。また、この状態において、運転者がシートベルトを装着すると、即ち運転者がシートベルトをバックルに装着すると、装着検知スイッチ3は、オフ状態となるため、インジケータランプ4に通電されなくなり、インジケータランプ4は消灯する。
【0036】
また、インジケータランプ4が点灯もしくは点滅している状態において、運転者が例えば妊婦等である場合には、シートベルトの装着を必要としないため、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を作動させることで、マニュアルスイッチ5の作動した信号を着座判定手段2に入力し、着座判定手段2がスイッチ手段6を介して装着検知スイッチ3及びインジケータランプ4への通電を切って、インジケータランプ4の点灯もしくは点滅を強制的に中止させることができる。
【0037】
また、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を作動させなくても、インジケータランプ4が点灯もしくは点滅している状態が所定時間経過したら、タイマ手段7がその情報を着座判定手段2に入力し、着座判定手段2がスイッチ手段6を介して装着検知スイッチ3及びインジケータランプ4への通電を切って、インジケータランプ4の点灯もしくは点滅を強制的に中止させる。なお、マニュアルスイッチ5及びタイマ手段7は、車両のイグニッションスイッチ(IG)がオフされることで、作動されていない状態に戻る。
【0038】
(本実施形態の効果)
本実施形態のシートベルトウォーニング装置1の着座判定手段2は、運転席のドアが開けられてから閉じられることで、即ち運転席のドア開閉スイッチ21がオン状態からオフ状態となることで、運転者が運転席のシートにいると判定している。このことから、必ず車両に搭載されているドア開閉スイッチ21によって運転者の有無を判定することができると共に、運転席のシートに運転者がいるかどうかを検出するための特別なセンサを用いる必要がなく、安価なシートベルトウォーニング装置1を提供することができる。
【0039】
また、インジケータランプ4は、着座判定手段2にて運転席のシートに運転者がいて、且つ装着検知手段3にて運転者がシートベルトの装着をしていない場合に、点灯もしくは点滅をすることから、運転者にシートベルトを装着していないことを警告させることができる。
【0040】
また、インジケータランプ4が点灯もしくは点滅している状態において、運転者もしくは乗員が例えば妊婦等である場合には、シートベルトを装着する必要がないため、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を自ら作動させることで、インジケータランプ4の点灯もしくは点滅を強制的に中止させることができる。これにより、インジケータランプ4は、点灯もしくは点滅し続けることがないため、運転者もしくは乗員に不快感を与えなくすることができる。
【0041】
また、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を作動させなくても、インジケータランプ4の点灯もしくは点滅が所定時間経過したら、タイマ手段7によってインジケータランプ4の点灯もしくは点滅を中止させることから、インジケータランプ4は、点灯もしくは点滅し続けることがないため、運転者もしくは乗員に不快感を与えなくすることができる。さらに、運転者もしくは乗員がマニュアルスイッチ5を作動させるための手間がかからない。
【0042】
さらに、マニュアルスイッチ5及びタイマ手段7は、車両のイグニッションスイッチ(IG)がオフされることで作動されていない状態に戻ることから、イグニッションスイッチを再度オンすると、インジケータランプ4を点灯もしくは点滅させることができると共に、マニュアルスイッチ5及びタイマ手段を作動させることを可能にできる。
【0043】
なお、本実施形態のシートベルトウォーニング装置1は、車両の運転席に搭載したもので説明したが、車両の助手席もしくは後部座席に搭載してもよい。
【0044】
また、本実施形態のシートベルトウォーニング装置1を車両の後部座席に搭載する際には、後部座席のドアが開けられてから着座者が乗車する時、車両の後部座席に乗車した着座者の人数が把握できないことから、図2に示すように、後部座席数分のシートベルトをそれぞれインジゲータランプ4に直列接続させず、着座判定手段2に入力させる。そして、後部座席のある一つ座席のバックルにシートベルトが装着されると、着座判定手段2にて後部座席のインジケータランプ4の点灯もしくは点滅を消灯させることが望ましい。
【0045】
なお、運転者によって行われる操作とは、運転席のドアの開閉以外にIGがONされた信号、サイドブレーキが下げられた信号及びPレンジが解除された信号を検出することを含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る運転席に適用するシートベルトウォーニング装置を示す回路図である。
【図2】本実施形態に係る後部座席に適用するシートベルトウォーニング装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1…シートベルトウォーニング装置、
2…着座判定手段、
3…装着検知スイッチ(装着検知手段)、
4…インジケータランプ(警報手段)、
5…マニュアルスイッチ(警報停止手段)、
6…スイッチ手段、
7…タイマ手段、
21…ドア開閉スイッチ(ドア開閉検出手段)。
Claims (9)
- 車両のドアの開閉によって着座者の有無を判定する着座判定手段(2)と、
前記着座者のシートベルトの装着を検知する装着検知手段と(3)、
前記着座判定手段及び前記装着検知手段からの信号に基づいて警報を発する警報手段(4)とを備えたシートベルトウォーニング装置。 - 前記着座判定手段は、前記ドアの開閉を検出するドア開閉検出手段を有しており、前記ドアが開けられてから閉じられることを前記ドア開閉検出手段が検出することで、前記着座者がいることを判定することを特徴とする請求項1記載のシートベルトウォーニング装置。
- 前記ドア開閉検出手段は、前記ドアの開閉によりオン状態もしくはオフ状態となるドア開閉スイッチ(21)であることを特徴とする請求項2記載のシートベルトウォーニング装置。
- 前記警報手段は、前記着座判定手段にて前記着座者がいると判定され、且つ前記装着検知手段にて前記着座者の前記シートベルトの非装着を検知することで、警報を発することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のシートベルトウォーニング装置。
- 前記警報手段が発する警報を強制的に停止させる警報停止手段を有していることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のシートベルトウォーニング装置。
- 前記警報停止手段は、前記警報手段が発する警報を車両の乗員が停止させるマニュアルスイッチ(5)であることを特徴とする請求項5記載のシートベルトウォーニング装置。
- 前記警報停止手段は、前記警報手段が発する警報を所定時間経過した後に停止させるタイマ手段(7)であることを特徴とする請求項5記載のシートベルトウォーニング装置。
- 車両のイグニッションスイッチをオフすることで、前記警報停止手段を作動されていない状態に戻すことを特徴とする請求項5から7のいずれか1つに記載のシートベルトウォーニング装置。
- 運転者に行われる操作に基づいて運転者の有無を判定する着座判定手段(2)と、
前記運転者のシートベルトの装着を検知する装着検知手段(3)と、
前記着座判定手段及び前記装着検知手段からの信号に基づいて警報を発する警報手段(4)とを備えたシートベルトウォーニング装置。
Priority Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2008023749A1 (fr) | 2006-08-21 | 2008-02-28 | Takata Corporation | Boucle, dispositif de rappel de la ceinture de sécurité utilisant la boucle, et dispositif de ceinture de sécurité utilisant le dispositif de rappel de la ceinture de sécurité |
EP2030830A2 (en) | 2007-09-03 | 2009-03-04 | Honda Motor Co., Ltd. | Rear seat passenger detection device |
-
2002
- 2002-06-25 JP JP2002184762A patent/JP2004026003A/ja active Pending
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WO2008023749A1 (fr) | 2006-08-21 | 2008-02-28 | Takata Corporation | Boucle, dispositif de rappel de la ceinture de sécurité utilisant la boucle, et dispositif de ceinture de sécurité utilisant le dispositif de rappel de la ceinture de sécurité |
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