JP2004187575A - 調味料及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】飲用可能な天然温泉水に、アロエ、ウコン、ドクダミ、ゴーヤ、ニンニク、ゴボウ、及びショウガから抽出された各々の成分を混合して成る。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各料理素材のうまみとかおりを引き出して、絶妙な味に仕上げることができる天然温泉水を主成分とした調味料及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、温泉の利用法は入浴が主体であり、飲用にはほとんど用いられていいなかったが、昨今では健康ブームとともに温泉水の飲用としての利用が注目を集めている。しかしながら、温泉水の飲用は主に療養目的の薬用等に限られており、例えば一般の調味料としての利用は全く前例がなく、温泉水のさらなる有効活用の途が求められていた。
【0003】
温泉水以外の様々な天然素材を利用した天然調味料は、古くから塩や味噌、しょうゆ等と色々知られており、また、天然素材を加工した調味料及びその製造方法として、例えば特許文献1や特許文献2に示すようなものもある。すなわち、特許文献1には、動物性タンパク質原料を加水分解して成る調味料が開示され、特許文献2には、甘草等の薬用植物を混合して成る調味料が開示されている。
【0004】
また、特許文献2に開示された甘草、ショウガ、ニンニク以外にも、古くから薬用として利用されている植物としては、アロエ、ゴーヤ、ドクダミ、ゴボウ等が広く知られているが、これらの植物ないしその成分も調味料としての利用は前例がなかった。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−49437号公報
【特許文献2】
特開平7−170937号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような特許文献1に記載の調味料では、各料理素材に対して独自の呈味性やフレーバーを付加するものであり、各料理素材のうまみやかおりを引き出すことに関してはむしろ不向きであった。また、特許文献2に記載の調味料では、その含有成分が単調であり、各料理素材の本来のうまみやかおりを最大限に引き出すことは難しかった。
【0007】
ところで、天然素材である温泉水のほか、アロエ、ゴーヤ、ドクダミ、ゴボウ等を薬や健康飲料として用いる場合には、化学薬品の添付はできるだけ避けることが望ましいと言われている。これと同様に、化学薬品類、合成色素類、アミノ酸類、糊料類、防腐剤等を一切使用せず大自然の力を最大限に利用した、いわゆる自然薬草類の原料だけを使用して完成させるような今迄に例のない画期的な調味料の開発が希求されていた。
【0008】
本発明は、以上のような従来技術が有する問題点に着目してなされたもので、天然温泉水を主成分として、これにアロエ、ウコン、ドクダミ等の天然成分のみを含有させるだけで、化学薬品類を一切使用することなく、各料理素材本来のうまみやかおりを最大限に引き出して絶妙な味に仕上げることが可能であり、しかも健康を維持する面でも優れる画期的な調味料及びその製造方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存する。
[1]天然温泉水を主成分とした調味料であって、
飲用可能な天然温泉水に、少なくともアロエ、ウコン、ドクダミから抽出された各々の成分を混合して成ることを特徴とする調味料。
【0010】
[2]前記[1]記載の調味料に、さらにゴーヤ、ニンニク、ゴボウ、及びショウガより成る群より選ばれた1種または2種以上から抽出された成分を混合して成ることを特徴とする調味料。
【0011】
[3]前記天然温泉水は、単純温泉水、食塩泉水、重曹泉水、単純炭酸泉水、硫酸塩泉水、鉄泉水、硫黄泉水、重炭酸土類泉水、明礬泉水、酸性泉水、及び放射能泉水より選ばれた1種または2種以上のものであることを特徴とする前記[1]または[2]記載の調味料。
【0012】
[4]前記天然温泉水は、除菌フィルターで濾した後、加熱殺菌したものをそのまま用いることを特徴とする前記[1],[2]または[3]記載の調味料。
【0013】
[5]天然温泉水を主成分とした調味料の製造方法であって、
飲用可能な天然温泉水に、アロエ、ウコン、及びドクダミのそれぞれの乾燥粉末を任意の量ずつ混合し、
前記混合物を所定時間に亘り加熱した後、該加熱時間よりも長時間に亘り煮沸し、
前記煮沸後の混合物を前記煮沸時間よりもさらに長時間かけて冷却し、
前記冷却後の混合物を再び煮沸することを特徴とする調味料の製造方法。
【0014】
[6]天然温泉水を主成分とした調味料の製造方法であって、
飲用可能な天然温泉水に、アロエ、ウコン、ドクダミ、ゴーヤ、ニンニク、ゴボウ、及びショウガのそれぞれの乾燥粉末を任意の量ずつ混合し、
前記混合物を所定時間に亘り加熱した後、該加熱時間よりも長時間に亘り煮沸し、
前記煮沸後の混合物を前記煮沸時間よりもさらに長時間かけて冷却し、
前記冷却後の混合物を前記煮沸時間と同時間だけ再び煮沸することを特徴とする調味料の製造方法。
【0015】
本発明は次のように作用する。
前記[1]に記載の調味料は、飲用可能な天然温泉水を主成分とし、これに少なくともアロエ、ウコン、ドクダミから抽出された各々の成分を混合して成り、化学薬品類を一切含むことなく天然素材のみで構成され、特に各種食品の熱処理段階で使用すると、各料理素材本来のうまみとかおりを最大限に引き出すことができる。
【0016】
前記[2]に記載のように、さらにゴーヤ、ニンニク、ゴボウ、及びショウガより成る群より選ばれた1種または2種以上から抽出された成分も混合すれば、これらの成分同士の相乗効果により、いっそうと各料理素材本来のうまみとかおりを引き出すことができる。特に天然温泉水を主成分とし、これにアロエ、ウコン、ドクダミのみならず、ゴーヤ、ニンニク、ゴボウ、及びショウガの成分も総て混合すれば、絶妙な味に仕上げることができる。
【0017】
本発明者らの研究によれば、天然温泉水にアロエ、ウコン、ドクダミ等から抽出された各々の成分を混合させると、アロエ等の抽出成分の酸化還元電位が低下すると考えられる。ここで酸化還元電位が低下する度合いは、温泉水の代わりに一般水道水やミネラルウォーターに混合させた場合よりも小さい。これは温泉水に含まれている陽イオンや陰イオンが、前記アロエ等の抽出成分の水酸基と混合して消費されるためと考えられる。
【0018】
また、天然温泉水には、様々なミネラル成分や陽イオン、陰イオンが含まれ、アロエ、ウコン、ドクダミ等にも、様々なミネラル成分が多量に含まれているため、各料理素材の苦みはマスクされてまろやかとなり、うまみとかおりが引き出される上、身体への吸収度合いも向上することが確認されている。特に天然温泉水を主成分とすることで、該温泉の適応症に対する効能も期待することも可能である。
【0019】
天然温泉水としては、前記アロエ等の抽出成分を混合させる際に陽イオンと陰イオンを遊離し得るものであれば何でも良く、具体的には例えば前記[3]に記載のように、単純温泉水、食塩泉水、重曹泉水、単純炭酸泉水、硫酸塩泉水、鉄泉水、硫黄泉水、重炭酸土類泉水、明礬泉水、酸性泉水、及び放射能泉水より選ばれた1種または2種以上のものを用いることができる。何れの天然温泉水を用いても飲用可能なものであれば、前記アロエ等の抽出成分との相乗効果により、各料理素材のうまみとかおりを引き出す効果には大きな差異はないと推定される。
【0020】
前記[4]に記載のように、天然温泉水は成分的に飲用可能なものであれば、除菌フィルターで濾した後、加熱殺菌したものをそのまま用いることにより、成分を化学的に何ら調製することなく安全性を確保することができる。なお、除菌フィルターは市販のミクロフィルターを用いればよく、加熱殺菌は、例えば85℃で30分間加熱すれば、ほとんどの細菌を殺菌することができる。
【0021】
前記[1]に記載の調味料を製造するには、前記[5]に記載のように、先ず飲用可能な天然温泉水に、アロエ、ウコン、及びドクダミのそれぞれの乾燥粉末を任意の量ずつ混合する。ここで乾燥粉末は、水分計での測定で水分が8%以下になるよう乾燥し、80メッシュパス程度の粉末のサイズにするとよい。具体的な任意な量としては、天然温泉水1kgに対して、アロエは55〜65g、ウコンは95〜106g、ドクダミは15〜22gにすると最適であることが発明者らの調査研究により確かめられている。
【0022】
次に、この混合物を所定時間に亘り加熱した後、該加熱時間よりも長時間に亘り煮沸する。具体的には例えば、約30℃で20分間加熱し、さらに100℃で120分間煮沸するとよい。
前記煮沸後の混合物は、前記煮沸時間よりもさらに長時間かけて冷却する。具体的には例えば、約10℃程度になるまで12時間かけてゆっくりと冷却するとよい。
【0023】
そして、前記冷却後の混合物は再び煮沸する。すなわち、例えば100℃で60分間煮沸するとよい。以上のような製造方法によって、画期的な今までにない調味料を得ることができる。
また、前記[6]に記載のように、飲用可能な天然温泉水に、アロエ、ウコン、ドクダミだけでなく、さらに最初からゴーヤ、ニンニク、ゴボウ、及びショウガのそれぞれの乾燥粉末を任意の量ずつ混合しても、最適な調味料を得ることができる。
【0024】
ここでの乾燥粉末の任意の量としては、天然温泉水1kgに対して、アロエ、ウコン、ドクダミに関しては前述した量と同量とした上で、ゴーヤは95〜105g、ニンニクは60〜68g、ゴボウは190〜205g、ショウガは55〜63gにすると最適な調味料を得ることができることが発明者らの調査研究により確かめられている。なお、加熱、煮沸、冷却、及び再加熱の具体的な条件は、前述した条件と同様とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明を代表する一の実施の形態を説明する。
図1及び図2は本発明の一実施の形態を示している。
本実施の形態に係る調味料は、飲用可能な天然温泉水に、少なくともアロエ、ウコン、ドクダミから抽出された各々の成分を混合して成る。さらに、ゴーヤ、ニンニク、ゴボウ、及びショウガより成る群より選ばれた1種または2種以上から抽出された成分を混合して成る。
【0026】
特に天然温泉水に、アロエ、ウコン、ドクダミ、ゴーヤ、及びショウガから抽出された各々の成分を混合する組み合わせが好適している。以下、飲用可能な天然温泉水に、アロエ、ウコン、ドクダミ、ゴーヤ、ニンニク、ゴボウ、及びショウガの総ての成分を混合して成る場合を例に説明する。なお、何れの成分の組み合わせの場合も、総て天然素材を使用するものであり、化学薬品等の添加物はいっさい使用するものではない。
【0027】
天然温泉水は、化学的処理を施していない源泉そのものの意である。温泉とは、温泉法第2条によれば、地中からゆう出する温水、鉱水、及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)で、図3に示す別表に掲げる温度または物質を有するものと定義されている。本明細書においても同様の意とする。
【0028】
温泉は、その含有成分によって複数種類に分類されており、一般に馴染みのある旧温泉法による泉質表示によれば、次の11種類に分類されている。すなわち、単純温泉、食塩泉、重曹泉、単純炭酸泉、硫酸塩泉、鉄泉、硫黄泉、重炭酸土類泉、明礬泉、酸性泉、及び放射能泉である。本発明に用いる天然温泉水は、これらの11種類の温泉の中から1種または2種以上の温泉水であればよい。以下に各温泉を概説する。
【0029】
単純温泉は、泉温25℃以上で、固形成分及び遊離炭酸の含有量が水1kg中1000mg未満の温泉である。含有されている成分が薄く、一般には無色透明、無味無臭のものが多い。単純温泉の飲泉による適応症としては、一般には神経痛、筋肉炎、関節炎、冷え症、病後回復期、疲労回復等がある。
【0030】
食塩泉は、ナトリウム塩化物泉とも言い、含有成分は海水に似ている温泉である。泉水1kg中に食塩1500mg以上含むものを強食塩泉、500mg未満のものを弱食塩泉と言う。食塩泉の飲泉による適応症としては、慢性便秘、慢性の消化器系の病気等がある。
【0031】
重曹泉は、ナトリウム炭酸水素塩泉とも言い、泉水1kg中に固形成分1g以上を有し、陰イオンがヒドロ炭酸イオン、陽イオンは80%以上がナトリウムイオンで、これらが結合することにより重炭酸ナトリウムを構成する温泉である。重曹泉の飲泉による適応症としては、糖尿病、慢性の消化器系の病気、痛風、肝臓病等がある。
【0032】
単純炭酸泉は、単純二酸化炭素泉とも言い、泉水1kg中に遊離炭酸1g以上を有し、固形成分は1gに満たない温泉である。単純炭酸泉の飲泉による適応症としては、慢性の消化器系の病気、慢性便秘等がある。
【0033】
硫酸塩泉は、泉水1kg中に固形成分1g以上を有し、陰イオンとして硫酸イオンが主成分である温泉であり、主な陽イオンの種類で次の如く分類される。すなわち、陽イオンにナトリウムを含むものを芒硝泉と言い、陽イオンにカルシウムを含むものを石膏泉と言い、陽イオンにマグネシウムを含むものを正苦味泉と言う。硫酸塩泉の飲泉による適応症としては、慢性胆嚢炎、胆石症、肥満、糖尿病、痛風、慢性便秘等がある。
【0034】
鉄泉は、泉水1kg中にフェロイオン、またはフェリイオン10mg以上含まれている温泉であり、含まれる陰イオンによって炭酸鉄泉と緑礬泉の2つに分類される。炭酸鉄泉は、陰イオンとしてヒドロ炭酸イオンを含有し、結合すると重炭酸第一鉄を構成するものであり、緑礬泉は、陰イオンとして硫酸イオンを含有し、結合すると硫酸鉄を構成するものである。鉄泉の飲泉による適応症としては、貧血等がある。
【0035】
硫黄泉は、泉水1kg中に硫黄1mg以上を含んでいる温泉であり、その成分によって単純硫黄泉と単純硫化水素泉の2種類に分類される。単純硫黄泉は、遊離の炭酸ガスや硫化水素を含有しないもので、泉水1kg中の固形成分が1gに満たないものであり、単純硫化水素泉は、遊離の硫化水素を含有すると共に炭酸ガスを含み、泉水1kg中の固形成分が1gに満たないものである。硫黄泉の飲泉による適応症としては、糖尿病、痛風、便秘等がある。
【0036】
重炭酸土類泉は、カルシウム・マグネシウム炭酸水素塩泉とも言い、泉水1kg中に固形成分1g以上を有し、陰イオンがヒドロ炭酸イオン、陽イオンはカルシウムまたはマグネシウムが主成分で、これらが結合してそれぞれ重炭酸カルシウム、重炭酸マグネシウムを構成する温泉である。重炭酸土類泉の飲泉による適応症としては、糖尿病、慢性の消化器系の病気、痛風、肝臓病等がある。
【0037】
明礬泉は、泉水1kg中に固形成分1g以上を有し、陰イオンとして硫酸イオンが主成分であり、主な陽イオンがアルミニウムである温泉である。明礬泉の飲泉による適応症としては、貧血、慢性の消化器系の病気等がある。
【0038】
酸性泉は、泉水1kg中に水素イオン1mg以上含む温泉であり、酸性明礬泉や酸性緑礬泉等に分類される。酸性泉の飲泉による適応症としては、慢性の消化器系の病気等がある。
【0039】
放射能泉は、泉水1kg中にラドンを100億分の30キューリー単位(8.25マッヘ単位)以上を含む温泉である。放射能泉の飲泉による適応症としては、痛風、慢性の消化器系の病気、慢性胆嚢炎、胆石症、神経痛、筋肉炎、関節炎等がある。
【0040】
本発明に用いる天然温泉水は、以上に説明した11種類の温泉の中から1種または2種以上の温泉水を用いればよいが、このうち単純温泉水に該当する中川温泉(所在地;神奈川県足柄上郡山北町中川557−6)の温泉水を用いた例を説明する。また、何れの天然温泉水を用いた場合も、除菌フィルターで濾した後、加熱殺菌したものをそのまま用いる。
【0041】
中川温泉の特徴としては、アルカリ性単純温泉(アルカリ性・低張性)であり、泉温は36℃、pH値は9.86以上、硬度は約40mg/リットル(軟水)で、性状はまろやかに甘く無臭である。浴用の適用症としては、慢性消化器病、神経痛、疲労回復、健康増進、病後回復期、痔疾、運動麻痺、五十肩、冷え性、筋肉痛、関節のこわばり等である。図4は、中川温泉水の成分を分析した結果を示す表である。
【0042】
図4によれば、本実施の形態で用いる中川温泉水は、主たる陽イオンとしてナトリウムイオンを含有し、また、カルシウムイオンも比較的豊富に含んでいる。また、陰イオンとしては、圧倒的に高い含量の硫酸イオンを含み、メタケイ酸イオンや塩素イオンも比較的豊富に含むものであることが分かる。
【0043】
このような中川温泉水を自然のまま無加工・無添加で、本調味料の主成分とすると最適であることが発明者らの鋭意研究により確認されている。天然温泉水には、アロエ、ウコン、ドクダミ、ゴーヤ、ニンニク、ゴボウ、及びショウガから抽出された各々の成分を混合するが、本実施の形態では、これらを乾燥粉末にしたものをそれぞれ任意の量ずつ混合している。具体的な量など詳しくは後述するが、それぞれ以下に概説する。
【0044】
アロエは、学術的にはゆり科アロエ属の多年生常緑多肉質草本であり、その種類は300〜500種とも言われているが、本実施の形態では、最も一般的なアロエであるキダチアロエ(別名コダチアロエ、コダチロカイ、以下、単にアロエと称す。)を使用する。
【0045】
このようなアロエは、独特の苦みや臭みがあるが、大腸性下剤として常習性便秘に効くものであり、また皮膚の保湿性に優れる等と、周知の如く薬用効果が多い。本実施の形態では、アロエの葉の部分を乾燥させて粉砕した乾燥粉末であって、ケット水分計による測定で水分が8%以下となり、80メッシュパス程度のサイズのものを用いる。
【0046】
ウコンは、学術的にはしょうが科のウコン(クルクマ)属〈Curcuma LINN.〉で根茎を有する草本属であり、その種類は約70種ある。代表的なウコンとしては、正式にはキョウオウ(薑黄)と呼ばれ春に花が咲く「春ウコン」、主に食品(カレー粉等)の色素(たくあん等)や染料(ウコン染等)として利用され秋に花が咲く「秋ウコン」等が知られている。
【0047】
何れのウコンも主成分として、クルクミン、ターメロン、シオネール、α-クルクメン等を含み、ウコンの効能としては、胆汁の分泌を促し、肝臓病を予防・改善する作用、胃液や唾液の分泌を促し、消化器の負担を軽減する作用、腫瘍の発生・悪性化・増殖を抑制する作用、心臓の働きを高める強心作用、体内の活性酸素を除去する作用等の広範囲の効能が知られている。
【0048】
本実施の形態では、春ウコンおよび秋ウコンの何れのウコンを使用してもよい。ウコンの根茎の部分を乾燥させて粉砕した乾燥粉末であって、ケット水分計による測定で水分が8%以下となり、80メッシュパス程度のサイズのものを用いるとよい。
【0049】
ドクダミは、学術的にはドクダミ科に属する多年草草本であり、北海道の南部から本州、四国まで日本全土の陰地、湿地に普通に自生する。ドクダミの葉には、デカノイルアセトアルデヒド、ラウリールアルデヒド、イソクエルシトリン等が含まれている。
【0050】
このようなドクダミには、血圧降下や殺菌作用による蓄膿症の改善、利尿作用による便秘が改善、それに神経痛を改善、動脈硬化、アトピー等に効果があることが知られている。本実施の形態では、ドクダミの葉の部分を乾燥させて粉砕した乾燥粉末であって、ケット水分計による測定で水分が8%以下となり、80メッシュパス程度のサイズのものを用いるとよい。
【0051】
ゴーヤは、学術的には瓜(うり)科に属するつる性草本であり、沖縄を代表する野菜であり、「苦瓜(にがうり)」や「レイシ」等とも称されるが、正式和名は「つるれいし(蔓茘枝)」と言う。ゴーヤの果肉には、カリウムやビタミンC等のミネラル成分が豊富にあり、苦味成分であるモモルデシチンやチャランチン等も含まれている。
【0052】
このようなゴーヤには、ビタミンC等のミネラル成分による夏バテ予防や食欲増進に効果のほか、モモルデシチンやチャランチンによる血糖値を下げる効果、それに血圧を下げる効果等が効能として認められている。本実施の形態では、ゴーヤの果肉の部分を乾燥させて粉砕した乾燥粉末であって、ケット水分計による測定で水分が8%以下となり、80メッシュパス程度のサイズのものを用いるとよい。
【0053】
ニンニクは、学術的にはネギ科のアリウム属で多年草の植物であり、小さなリン片(側球)が集合して形成された球状のリン茎を地下部に持っている。このリン茎には、有機イオウ化合物、有機セレニウム化合物、ステロイドサポニン等の多様な成分が含まれている。
【0054】
このようなニンニクには、スコルジニンによる耐久力を増強させ、抵抗力をつける作用、アリシンによる強い抗菌作用と抗ウイルス作用、それに脳卒中や心筋梗塞を防ぐ血小板抑圧制作用や冷え症の改善等が効能として知られている。本実施の形態では、ニンニクのリン茎の部分を乾燥させて粉砕した乾燥粉末であって、ケット水分計による測定で水分が8%以下となり、80メッシュパス程度のサイズのものを用いるとよい。
【0055】
ゴボウは、学術的にはキク科ゴボウ属の植物であり、肥大根の部分が古くから食用として用いられている。この肥大根には、食物繊維が非常に多く含まれているために整腸作用があり、また、食物繊維は腸の中の発ガン物質を吸着する働きがあるので、大腸ガンの予防となる効能も知られている。
【0056】
また、ゴボウには、コレステロールを低下させて動脈硬化を予防する効果や、糖尿病にも有効であることが確認されている。本実施の形態では、ゴボウの肥大根の部分を乾燥させて粉砕した乾燥粉末であって、ケット水分計による測定で水分が8%以下となり、80メッシュパス程度のサイズのものを用いるとよい。
【0057】
ショウガは、学術的にはショウガ科ショウガ属の植物であり、根茎の部分が古くから香辛料や薬用として用いられている。ショウガの根茎には、その辛味成分であるジンゲロン、ショウガオール、ジンゲロール等の多様な成分が含まれている。このようなショウガには、強い殺菌作用や高い抗酸化作用があり、体の活性酸素を消去し、老化防止、ガンの予防に効果的な効能があることが分かっている。
【0058】
さらに、ショウガは発汗・鎮痛作用、のどの痛み等にも有効であり、また胃腸の働きを活発にすることで、大腸がんを防ぐ効果があることも確認されている。本実施の形態では、ショウガの根茎の部分を乾燥させて粉砕した乾燥粉末であって、ケット水分計による測定で水分が8%以下となり、80メッシュパス程度のサイズのものを用いるとよい。
【0059】
次に、本調味料の製造方法について説明する。
図2は本調味料の製造方法における各工程の流れを示している。本製造方法は、天然温泉水に各素材を混合する工程(ステップS100)と、30℃で20分間加熱する工程(ステップS110)と、100℃で120分間加熱する工程(ステップS120)と、12時間かけて10℃まで冷却する工程(ステップS130)と、再び100℃で60分間加熱する工程(ステップS140)から成る。
【0060】
ここでステップS100〜ステップS120までの工程だけでも、本実施の形態に係る調味料を製造することは可能であるが、本発明者らが鋭意研究を重ねた結果、さらにステップS130,ステップS140も加えることにより、いっそうと最適な調味料とすることができる事実が見出された。以下に、各工程を順に説明する。
【0061】
[1]ステップS100
前記中川温泉の源泉を除菌フィルターで濾過してから、例えば85℃で30分間加熱する。かかる加熱殺菌後の天然温泉水は、成分を化学的に何ら調製することなく、そのまま本調味料の主成分とする。なお、天然温泉水は飲用許可を得ているものであることは言うまでもない。
【0062】
このような天然温泉水に、前述したアロエ、ウコン、ドクダミ、ゴーヤ、ニンニク、ゴボウ、及びショウガのそれぞれの乾燥粉末を任意の量ずつ混合する。乾燥粉末は、それぞれの素材を乾燥させた後に粉砕したものであるが、前述したように水分計での測定で水分が8%以下で、80メッシュパス程度のサイズにしたものを予め用意しておくとよい。
【0063】
具体的な任意な量としては、天然温泉水1kgに対して、アロエは55〜65g、ウコンは95〜106g、ドクダミは15〜22g、ゴーヤは95〜105g、ニンニクは60〜68g、ゴボウは190〜205g、ショウガは55〜63gにすると、最適な調味料を得ることができることが発明者らの調査研究により確かめられている。
【0064】
[2]ステップS110
次に、前記天然温泉水に各素材の乾燥粉末を混ぜ入れた混合物を鍋等に入れて、約30℃で20分間加熱する。ここでの加熱温度や加熱時間は、30℃で20分間に限定されるものではないが、このような具体的な値とすることにより、次述する各工程と併せて最適な調味料を得ることができることが判明している。
【0065】
[3]ステップS120
続いて、前記混合物を、該加熱時間よりも長い120分間に亘り100℃で煮沸する。それにより、アロエ等の各素材中に含まれる成分を十分に抽出させる。ここでの煮沸温度や煮沸時間も、100℃で120分間に限定されるものではないが、このような具体的な値とすることにより、次述する各工程と併せて最適な調味料を得ることができることが判明している。
【0066】
[4]ステップS130
前記煮沸後の混合物は、前記煮沸時間よりもさらに長時間かけて冷却する。具体的には例えば、10℃程度になるまで12時間かけてゆっくり冷却するとよい。ここでの冷却温度や冷却時間も、12時間かけて10℃に限定されるものではないが、このような具体的な値とすることにより、次述する最後の工程と併せて最適な調味料を得ることができることが判明している。
【0067】
[5]ステップS140
そして、前記冷却後の混合物は、前記ステップS120と同じ条件で再び煮沸する。すなわち、前記同様に100℃で60分間煮沸するとよい。それにより、アロエ等の各素材中に含まれる成分を余すことなく抽出させることができる。以上のような製造方法によって、画期的な今までにない調味料を得ることができる。出来上がった調味料は、さらにフィルタープレス等により精密濾過することが望ましい。最後に殺菌してポリエチレン袋等の包装をして調味料製品とする。
【0068】
以上の製造方法による調味料は、飲用可能な天然温泉水を主成分とし、これにアロエ、ウコン、ドクダミ、ゴーヤ、ニンニク、ゴボウ、及びショウガから抽出された各々の成分を混合して成り、化学薬品類を一切含むことなく天然素材のみで構成され、特に各種食品の熱処理段階で使用すると、各料理素材本来のうまみとかおりを最大限に引き出すことができる。
【0069】
また、天然温泉水に、アロエ、ウコン、ドクダミの3種類だけを混合した場合でも、本発明に係る調味料を得ることができるが、一部の食品に対する調味料としての効果が十分に発揮されない場合があったため、本発明者らが鋭意研究を重ねた結果、さらにゴーヤ、ニンニク、ゴボウ、及びショウガの4種類も加えて製造してみた結果、和洋中華の他、ビールや梅酒等の原料としても、ほぼ総ての食品の熱処理段階で調味料としての効果を発揮することが見出された。
【0070】
すなわち、天然温泉水とアロエ等の各素材から抽出された成分が混合させることで、これらの成分同士の相乗効果により、いっそうと各料理素材本来のうまみとかおりを引き出すことができ、絶妙な味に仕上げることができる。さらに独自の効果として、各食品の日持ちが一段と長くなり、各食品を長期にわたって安定に維持することができる。また、生魚や肉類の生臭みを消して、柔らかに仕上げることができる。
【0071】
本調味料の使用分量は、各食材1kgに対して約3〜5%の割合で使用する。ただし、熱処理食品の種類や量、味の濃淡等によって使用する量は適宜増減させる。また、本調味料により各素材のうまみや成分を引き出すために味が濃く仕上がるので、他の各調味料(例えば、醤油、塩、砂糖、味噌等)を併せて使用する場合には、約10%ほど減量して味付けするとよい。
【0072】
なお、本発明に係る調味料及びその製造方法は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。例えば、前記実施の形態では、アロエ、ウコン、ドクダミ、ゴーヤ、ニンニク、ゴボウ、及びショウガをそれぞれ乾燥粉末にしたものを混合しているが、あるいは、これらからその成分を予め水またはアルコール等により抽出した抽出液を添加することにより、天然温泉水に各々の成分を混合するようにしてもよい。
【0073】
【発明の効果】
本発明に係る調味料及びその製造方法によれば、天然温泉水を主成分として、これにアロエ、ウコン、ドクダミ等の天然成分のみを含有させることにより、化学薬品類を一切使用することなく、各料理素材本来のうまみやかおりを最大限に引き出して絶妙な味に仕上げることが可能であり、しかも健康を維持する面でも優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る調味料の成分を概略的に示す説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る調味料の製造方法を示すフローチャートである。
【図3】温泉法の別表である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る調味料で用いる天然温泉水の成分組成表である。
Claims (6)
- 天然温泉水を主成分とした調味料であって、
飲用可能な天然温泉水に、少なくともアロエ、ウコン、ドクダミから抽出された各々の成分を混合して成ることを特徴とする調味料。 - 請求項1記載の調味料に、さらにゴーヤ、ニンニク、ゴボウ、及びショウガより成る群より選ばれた1種または2種以上から抽出された成分を混合して成ることを特徴とする調味料。
- 前記天然温泉水は、単純温泉水、食塩泉水、重曹泉水、単純炭酸泉水、硫酸塩泉水、鉄泉水、硫黄泉水、重炭酸土類泉水、明礬泉水、酸性泉水、及び放射能泉水より選ばれた1種または2種以上のものであることを特徴とする請求項1または2記載の調味料。
- 前記天然温泉水は、除菌フィルターで濾した後、加熱殺菌したものをそのまま用いることを特徴とする請求項1,2または3記載の調味料。
- 天然温泉水を主成分とした調味料の製造方法であって、
飲用可能な天然温泉水に、アロエ、ウコン、及びドクダミのそれぞれの乾燥粉末を任意の量ずつ混合し、
前記混合物を所定時間に亘り加熱した後、該加熱時間よりも長時間に亘り煮沸し、
前記煮沸後の混合物を前記煮沸時間よりもさらに長時間かけて冷却し、
前記冷却後の混合物を再び煮沸することを特徴とする調味料の製造方法。 - 天然温泉水を主成分とした調味料の製造方法であって、
飲用可能な天然温泉水に、アロエ、ウコン、ドクダミ、ゴーヤ、ニンニク、ゴボウ、及びショウガのそれぞれの乾燥粉末を任意の量ずつ混合し、
前記混合物を所定時間に亘り加熱した後、該加熱時間よりも長時間に亘り煮沸し、
前記煮沸後の混合物を前記煮沸時間よりもさらに長時間かけて冷却し、
前記冷却後の混合物を前記煮沸時間と同時間だけ再び煮沸することを特徴とする調味料の製造方法。
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JP2011087566A (ja) * | 2009-10-26 | 2011-05-06 | Shinzo Matsui | ゴーヤの種子粉末を配合した健康増進剤 |
CN107736604A (zh) * | 2017-11-06 | 2018-02-27 | 刘小楚 | 烹饪用调料及其制备方法 |
JP2020092642A (ja) * | 2018-12-12 | 2020-06-18 | テイエム技研株式会社 | ブレンド茶及びブレンド茶の製造方法 |
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- 2002-12-11 JP JP2002359404A patent/JP2004187575A/ja active Pending
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