JP2004185955A - 電子機器 - Google Patents
電子機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004185955A JP2004185955A JP2002350882A JP2002350882A JP2004185955A JP 2004185955 A JP2004185955 A JP 2004185955A JP 2002350882 A JP2002350882 A JP 2002350882A JP 2002350882 A JP2002350882 A JP 2002350882A JP 2004185955 A JP2004185955 A JP 2004185955A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- capacity
- power supply
- life
- digital camera
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
【解決手段】電源寿命検出回路によって、電池収納部72内に収納された電池70の寿命(大容量タイプであるか小容量タイプであるか)を検出する。また、電圧測定部76によって電池収納部72内に収納された電池70の電圧レベルが測定され、電圧測定回路によって電池70の残存容量が所定容量より多いか否か判定される。このように、電池70の寿命及び電池70の残存容量を検出し、電池70の寿命及び電池70の残存容量に応じて、デジタルカメラとして実行可能な動作モードの特定を行い、動作を効率良く行うと共に、デジタルカメラが動作可能な時間を長くしている。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源として少なくとも電池を含む電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機やデジタルカメラが普及しつつあり、例えば、携帯電話機は、送信部と、受信部と、音声信号処理部と、コントロール部と電源部(電池)と、アンテナと、によって構成されており、携帯電話機の動作モードとしては、主に、相手からの発呼を待ち受ける待受モードと、相手に送話を行う通話モードとがある。
【0003】
この待受モード及び通話モードでは、電源部から所定の電圧(例えば、1.2V×4本又は1.2V×5本)の電力がコントロール部へ与えられ、このコントロール部によって、動作モードの区別が行われ、動作モードに合った適切な構成部に必要な電力が供給される。
【0004】
すなわち、通話モードにおいては、電源部からの出力電力は、全ての構成部に対して電力が供給されるが、待受モードにおいては、電源部からの出力電力は、主に受信部及びコントロール部へ供給されるのみであり、他の構成部へは電力を供給しないようにして、無駄な電力消費を回避させ、出来る限り長い時間使用できる様な配慮がされている。
【0005】
具体的には、特許文献1では、電力を蓄えている蓄電器(例えば、電池やキャパシタなど)を装置内部に複数備え、必要な電力又は動作モードを表す制御情報が与えられると、この制御情報に基づき、各蓄電器の電力から判断して必要な電力を出力し得る蓄電器間の接続を行い、これによって得られた電力を出力して、効率よく動作が行われるようにしている。
【0006】
しかし、特許文献1において、蓄電器に電池を用いた場合、電池容量が少ない場合には、携帯電話機を動作させることはできない。
【0007】
一方、特許文献2では、電源の種類を検出する電源種検出手段を設け、この電源種検出手段によって、例えば、AC電源(交流電源)や電池などの電源種を検出すると共に、検出結果が電池である場合に、電池の種類(例えばマンガン電池やアルカリ電池などの通常電池やニッケル電池やリチューム電池等の充電電池など)、すなわち電池の寿命を検出し、さらに、電池の残存容量の測定を行っている。そして、制御手段によって、検出手段の検出結果に基づいて、画像を表示するモニタの起動制御を行う。
【0008】
例えば、電源の寿命が長い(大容量の電源)場合は、電源投入を行うと、自動的にモニタが起動するようになっているが、電源の寿命が短い(電源として通常電池を用いた場合や電池の残存容量が少ない)場合は、ディスプレイユニットをONしないとモニタは起動しないようにしている。このように、ディスプレイユニットをONしないとモニタが起動しないようにすることで、デジタルカメラの動作可能な時間を長くしている。
【0009】
しかし、特許文献2では、モニタを自動的に起動させないようにして不要な電力消費を防止することはできるが、これだけでは、デジタルカメラの動作可能な時間を効果的にさらに長くすることはできない。
【0010】
【特許文献1】
特開平6−261461号公報(第3頁、図1及び図2)
【特許文献2】
特開2001−230960公報(第2頁、図4及び図5)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、電池容量に応じた動作を効率良く行うと共に、動作可能な時間を長くすることができる電子機器を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、電源として少なくとも電池を含む電子機器において、前記電源の寿命を検出する電源寿命検出手段と、前記電源の電圧を測定する電圧測定手段と、前記電源検出手段による検出結果及び前記電圧測定手段による測定結果に基づいて、実行可能な動作モードを特定する第1の制御手段と、を有することを特徴としている。
【0013】
請求項1に記載の発明では、電源寿命検出手段によって電源の寿命を検出すると共に、検出結果が電池である場合に、電池の種類(例えばマンガン電池やアルカリ電池等の通常電池やニッケル電池やリチューム電池等の充電電池など)を検出する。
【0014】
一方、電圧測定手段によって電源の電圧を測定し、電源寿命検出手段による検出結果及び電圧測定手段による測定結果に基づいて、第1の制御手段によって、実行可能な動作モードを特定している。
【0015】
例えば、電子機器がデジタルカメラの場合において、寿命が長い電源(大容量タイプ)を用いた場合、電力が長時間利用できるため、多様な動作モードが利用可能となり、フレームレートの多い動画撮影、高速静止画撮影又はスピーカによる音声再生など消費電力の大きい動作を選択できるようにする。
【0016】
一方、寿命が短い電源(小容量タイプ)を用いた場合は、所定の動作時のみ高速動作が行われるようにする。例えば、画像の記録処理においては、処理時間が長いと別の画像を撮影することができないため、画像の記録処理時は、少なくとも高速動作できるようにする。
【0017】
従って、電源が小容量タイプの場合は、必要なとき以外は、高速動作を行わないようにして消費電力を抑える。これにより、電子機器の有する機能を生かしつつ、電子機器の動作可能な時間を長くすることができる。
【0018】
また、さらに、電源の残存容量が少ない場合は、例えば、再生動作の時しかモニタでの表示はできないようにしたり、動画撮影においてフレームレートを少なくしたり、動作を低速にしたりして最低限の動作しか行わないようにする。
【0019】
請求項2に記載の発明では、電源検出手段による検出結果及び電圧測定手段による測定結果に基づいて、第2の制御手段によって、実行可能な動作モードの動作速度を変えている。これにより、電源の寿命が短い場合は、例えば、画像の記録処理時など所定の動作時のみを高速動作とし、それ以外は低速動作として消費電力を抑える。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る電子機器としてのデジタルカメラについて説明する。
【0021】
図1(A)、(B)に示すように、デジタルカメラ10の本体12は略直方体状を成しており、デジタルカメラ10の正面から見て左側には、本体12を把持し易くするための把持部13が突設されている。
【0022】
また、本体12の正面中央には、オートフォーカス機構を備えたズームレンズ14(焦点距離可変レンズ)が取り付けられている。このズームレンズ14の上方には、撮影者が撮影範囲を目視で確認するための光学ファインダ16、及び、低照度での撮影等の場合に補助光を発するためのストロボ18が取り付けられている。
【0023】
さらに、本体12の上面右側には、電源の投入を行う電源スイッチ20が設けられており、本体12の上面左側(把持部13の上面)にはシャッタボタン22が設けられている。
【0024】
また、本体12の右側壁には、メモリカード(図示省略)が装填可能となスロット24が設けられており、このスロット24の下方には、交流電源から電源を得るためのACアダプタ接続口28が設けられており、図示しないACアダプターが接続可能となっている。さらに、図示はしないが、本体12の底部には、電池が収納可能な電池収納部が設けられており、複数の電池が収納可能となっている。
【0025】
一方、本体12の背面には、透過型液晶(半透過型液晶でもよい)からなるカラーのディスプレイ26(モノクロのディスプレイでもよい)が設けられており、このディスプレイ26は、蛍光管やLED等によって構成されるバックライトを備えた構成とされている。なお、ディスプレイ26は光学ファインダ16の機能を有している。
【0026】
また、ディスプレイ26の上方の位置には、ドットマトリクス表示を行う反射型液晶を用いた文字液晶表示装置30が設けられている。なお、文字液晶表示装置30は、半透過型の液晶を用いて、バックライトを設けるようにしてもよい。
【0027】
さらに、ディスプレイ26の左側には、メニュー(MENU)スイッチ36、実行/画面切換(EX/VIEW CHG)スイッチ38、及び、選択(SELECT)スイッチ42が各々設けられており、ディスプレイ26の上方には、キャンセル(CANCEL)スイッチ64が設けられている。
【0028】
ここで、選択スイッチ42は、メニュースイッチ36を押下することによって表示されたメニュー画面等に表示されたモード等の選択を行うためのスイッチであり、実行/画面切換スイッチ38は選択されたモード等を実行するスイッチであり、キャンセルスイッチ64は種々のモード等をキャンセルするためのスイッチである。
【0029】
次に、本発明の実施の形態に係る電子機器としてのデジタルカメラの電気系の構成について説明する。
【0030】
図2にはデジタルカメラ10の電気系の構成が示されており、本体12の正面中央に設けられたズームレンズ14のオートフォーカス機構及びズーム機構は駆動回路44によって駆動するようになっている。なお、ズームレンズ14に代えて、オートフォーカス機構のみを備えた焦点距離固定レンズを用いてもよい。
【0031】
また、本体12の内部に位置するズームレンズ14の焦点位置に相当する箇所には、エリアCCDセンサ等で構成される撮像デバイス46が配置されており、被写体を反射してズームレンズ14に入射された光が撮像デバイス46の受光面に結像される。
【0032】
この撮像デバイス46は、駆動回路44に内蔵されたタイミング発生回路(図示省略)によって発生されたタイミング信号に同期したタイミングで駆動し、画像信号(受光面上にマトリクス状に配列された多数個の光電変換セルの各々における受光量を表す信号)を出力する。
【0033】
ズームレンズ14と撮像デバイス46との間にはシャッタ/絞り48が配置されており、駆動回路44によって駆動する。ここでシャッタは撮像デバイス46から画像信号が出力されたときに、撮像デバイス46の受光面に光が入射することでスミアが発生することを防止するためのものであり、撮像デバイス46の構成によっては省略可能である。また絞りは、絞り量を連続的に変更可能な単一の絞りで構成してもよいし、絞り量が異なる複数の絞りを切りかえる構成であってもよい。
【0034】
また、駆動回路44には、ストロボ18も接続されており、低照度であることが検出された場合や、撮影者によって発光が指示された場合にストロボ18が発光制御される。
【0035】
ところで、撮像デバイス46の信号出力端には、アナログ信号処理部50、A/D変換器52、デジタル信号処理部54、メモリ56が順に接続されており、アナログ信号処理部50では、撮像デバイス46から出力された画像信号を増幅すると共に、増幅した画像信号に対してホワイトバランス等の補正を行う。
【0036】
また、アナログ信号処理部50から出力された画像信号は、A/D変換器52によってデジタルの画像データに変換されてデジタル信号処理部54へ入力される。このデジタル信号処理部54では、入力された画像データに対して色補正・γ補正・Y/C変換等の各種処理が行われ、デジタル信号処理部54から出力された画像データは、RAM等で構成されたメモリ56に一時記憶される。
【0037】
ここで、駆動回路44、アナログ信号処理部50、A/D変換器52、デジタル信号処理部54、メモリ56及び圧縮伸張部58(後述)はバス60に接続されており、このバス60には、CPU62(制御手段)が接続されていると共に、電源スイッチ20、メニュースイッチ36、実行/画面切換スイッチ38等のスイッチ類、及び、シャッタボタン22が操作されることでオンオフされるシャッタスイッチ34が各々接続されている。なお、図示は省略するが、CPU62はROM、RAM、入出力ポート等の周辺回路を含んで構成されている。
【0038】
また、メモリ56にはディスプレイ26及び圧縮伸張部58が各々接続されている。ディスプレイ26に画像を表示する場合、CPU62は、メモリ56に一時記憶されている複数の画像データより選択スイッチ42の操作によって選択された画像データに対して所定の処理を行った後にディスプレイ26へ転送する。これにより、メモリ56に一時記憶されている画像データが表す画像がディスプレイ26に表示される。
【0039】
また、シャッタボタン22が操作されてシャッタスイッチ34がオンされた等により、スロット24に装填されたメモリカードへの画像データの格納が指示された場合、CPU62はメモリ56に一時記憶されている画像データを読み出して圧縮伸張部58へ転送し、圧縮伸張部58で圧縮された後、メモリカードに格納させる。なお、撮影モード等によって画像データが圧縮されることなくメモリカードに格納される場合もある。
【0040】
また、スロット24内に装填されたメモリカードに格納されている画像データが表す画像の再生(表示)が指示された場合には、該メモリカードから画像データが読み出され、読み出された画像データが圧縮伸張部58で伸張(解凍)された後メモリ56に一時記憶される。そして、メモリ56に一時記憶された画像データを用いてディスプレイ26への画像の表示(再生)が行われる。
【0041】
さらに、バス60に接続された文字液晶表示装置30には、電源スイッチ20、メニュースイッチ36、実行/画面切換スイッチ38等のスイッチ類を操作することによって行われるデジタルカメラ10の種々のモード等がドットマトリクス表示される。
【0042】
ところで、CPU62には、電源寿命検出回路66及び電圧測定回路68が接続されており、電源寿命検出回路66は、電源として電池(小容量タイプのアルカリ電池、マンガン電池、や大容量タイプの専用電池(リチューム電池やニッケル電池等の充電電池)など)か交流電源からの電源(ACアダプタ接続口28に接続されるACアダプタからの電源)の何れが使用されているかを検出し、電源として電池が使用されている場合に、使用されている電池が専用電池か否かの検出(電池の寿命の検出)を行って、CPU62に検出結果を出力する。
【0043】
ここで、使用されている電池が専用電池か否かの判定は、例えば、タッチセンサなどのセンサを用いて検出する。具体的には、図3に示すように、専用電池70の外周面に周方向に沿って一対の凹部70Aを凹設させる。
【0044】
一方、電池収納部72内には、一対のタッチセンサ74を配設している。このタッチセンサ74は、電池収納部72内に専用電池70を収納させた状態で専用電池70の凹部70Aに対応する位置であると共に、電池収納部72内に専用電池70以外の通常の電池が収納されるとタッチセンサ74のスイッチ74Aが押圧される位置に配置する。
【0045】
これにより、電池収納部72内に専用電池70が収納された状態では、タッチセンサ74のスイッチ74Aは押圧されないが、専用電池70以外の通常の電池が電池収納部72内に収納されると、タッチセンサ74のスイッチ74Aが押圧される。
【0046】
従って、タッチセンサ74のスイッチ74Aの押圧の有無が電源寿命検出回路66(図2参照)へ入力され、これによって、電池収納部72内に収納された電池が専用電池(大容量タイプ)であるか通常の電池(小容量タイプ)であるかが分かり、電池の寿命が検出される。
【0047】
なお、電池収納部72内に収納された電池の種類(専用電池、通常の電池)を検出することができれば良いため、これに限るものではなく、リミットスイッチや光センサ等によっても検出可能であり、また、専用電池70の形状が、通常の電池と異なっていれば良いため、専用電池70の形状もこれに限るものではない。
【0048】
一方、電圧測定部76には、アナログ/デジタルコンバータや電力の電流レベルを検知するカレント・トランス等が配設されており、電池が電池収納部72内に収納された状態で、電池の電圧レベル(電池の残存容量)をデジタル値として電圧測定回路68へ入力する。
【0049】
以上のようにして、電源寿命検出回路66へ入力された情報によって電池の寿命が検出され、電圧測定回路68へ入力された情報によって電池の残存容量が検出される。これらの検出結果は、電池情報としてCPU62へ入力され、これにより、電池の寿命及び電池の残存容量に応じて、デジタルカメラ10として実行可能な動作モードが特定される。
【0050】
次に、本形態に係る電子機器としてのデジタルカメラの作用について、図2及び図3を参照して、図4のフローチャートに従って説明する。
【0051】
まず、ステップ100で、電源スイッチ20を操作して電源の投入が行われるとステップ102へ移行し、電源寿命検出回路66によって、電池収納部72内に収納された電池が専用電池か否かの判定が行われる。電池収納部72内に収納された電池が専用電池でない場合、この電池はマンガン電池やアルカリ電池等の通常の電池であるとしてステップ104へ移行する。
【0052】
次に、ステップ104では、電圧測定部76によって電池収納部72内に収納された電池の電圧レベルが測定され、電圧測定回路68によって電池の残存容量(以下、「電池容量」という)が所定容量より多いか否か判定される。電池容量が所定容量よりも少ない場合、ステップ106へ移行し、省電圧駆動モード動作となる。
【0053】
この省電圧駆動モード動作では、再生動作時のみモニタでの表示が可能であり、また、動画撮影においてはフレームレートが少なく、ズームレンズ14の移動、或いは画像記録の処理速度等の動作が低速となる等、最低限の動作しか行わない。これにより、デジタルカメラ10(図1参照)の動作可能な時間を長くしている。
【0054】
一方、ステップ104において、電池容量が所定容量よりも多い場合、ステップ108へ移行し、クロックフルレート動作が一部可能となる。例えば、画像の記録処理においては、処理時間が長いと別の画像を撮影することができないため、画像の記録処理時は、少なくとも高速動作できるようにしている。
【0055】
従って、必要なとき以外は、高速動作を行わないようにして消費電力を抑え、これにより、デジタルカメラ10の有する機能を生かしつつ、デジタルカメラ10の動作可能な時間を長くしている。
【0056】
ところで、ステップ102において、電源寿命検出回路66によって、電池収納部72内に収納された電池が専用電池であると判定された場合は、ステップ110へ移行し、電圧測定部76によって電池の電圧レベルが測定され、電圧測定回路68によって電池容量が所定容量より多いか否か判定される。
【0057】
電池容量が所定容量よりも多い場合、ステップ112へ移行し、常時クロックフルレート動作が可能となる。具体的には、多様な動作モードが利用可能となり、フレームレートの多い動画撮影、高速静止画撮影又はスピーカによる音声再生など消費電力の大きい動作が選択可能となる。一方、ステップ110において、電池容量が所定容量よりも少ない場合は、ステップ106へ移行し、省電圧駆動モード動作となる。
【0058】
なお、ここでは、ACアダプタ接続口28にACアダプタが接続されている場合については説明を割愛したが、ACアダプタ接続口28にACアダプタが接続されている場合は、常時クロックフルレート動作が可能となるのは勿論のことである。
【0059】
以上のように、電池の寿命(電池が大容量タイプであるか小容量タイプであるか)及び電池容量(電池の残存容量)によって、デジタルカメラ10として実行可能な動作モードの特定を行い、電池の寿命及び電池容量に応じた動作を効率良く行うと共に、デジタルカメラ10が動作可能な時間を長くすることができる。
【0060】
また、上記の実施の形態では、電源の寿命又は電池容量に応じて、デジタルカメラ10において前述した動作モードの特定或いは動作モードの動作速度を変えたが、電池の寿命及び電池容量に応じて動作を変えることで、デジタルカメラ10の動作時間を長くすることができれば良いため、動作モードについてはこれに限るものではない。
【0061】
例えば、電源の寿命又は電池容量に応じて、ディスプレイユニット32へ供給する電力を可変させて、ディスプレイユニット32のバックライトの明るさを可変させてもよい。
【0062】
また、上記の実施の形態では、文字液晶表示装置30を備える構成としたが、デジタルカメラ10での撮影は、光学ファインダ16等によって行えるため、文字液晶表示装置30は必ずしも備える必要はない。
【0063】
さらに、本実施の形態におけるディスプレイ26は、バックライトを備えた透過型の液晶表示装置を例に上げて説明したが、これに限るものではなく、例えば、フロントライトを備えた反射型の液晶表示装置を用いてもよいし、バックライトを備えた半透過型の液晶表示装置を用いるようにしてもよいし、ドットマトリクス表示を行う文字液晶等の表示装置だけを用いるようにしてもよい。
【0064】
また、本実施の形態では、電子機器としてデジタルカメラを適用させたが、これに限るものではなく、例えば、携帯電話、パソコン等に適用させても良い。
【0065】
【発明の効果】
本発明は、上記構成としたので、寿命が長い電源を用いた場合は、多様な動作モードが利用可能となり、寿命が短い電源を用いた場合は、所定の動作時のみ高速動作が行われるようにして消費電力を抑えることによって、電子機器の有する機能を生かしつつ、電子機器の動作可能な時間を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの外観図であり、(A)は正面側から見た斜視図、(B)は裏面側から見た斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの電池の寿命及び電池の残存容量の検出方法を示す説明図である。
【図4】デジタルカメラの電源投入時の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ(電子機器)
62 CPU(制御手段)
66 電源寿命検出回路
68 電圧測定回路
Claims (2)
- 電源として少なくとも電池を含む電子機器において、
前記電源の寿命を検出する電源寿命検出手段と、
前記電源の電圧を測定する電圧測定手段と、
前記電源検出手段による検出結果及び前記電圧測定手段による測定結果に基づいて、実行可能な動作モードを特定する第1の制御手段と、
を有することを特徴とする電子機器。 - 電源として少なくとも電池を含む電子機器において、
前記電源の寿命を検出する電源寿命検出手段と、
前記電源の電圧を測定する電圧測定手段と、
前記電源検出手段による検出結果及び前記電圧測定手段による測定結果に基づいて、実行可能な動作モードの動作速度を変える第2の制御手段と、
を有することを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002350882A JP2004185955A (ja) | 2002-12-03 | 2002-12-03 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002350882A JP2004185955A (ja) | 2002-12-03 | 2002-12-03 | 電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004185955A true JP2004185955A (ja) | 2004-07-02 |
Family
ID=32752945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002350882A Pending JP2004185955A (ja) | 2002-12-03 | 2002-12-03 | 電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004185955A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013076993A (ja) * | 2011-09-13 | 2013-04-25 | Ricoh Co Ltd | 手ぶれ補正機能付き撮像装置 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03203525A (ja) * | 1989-12-28 | 1991-09-05 | Toshiba Corp | 電池の充放電制御方式 |
JPH06237536A (ja) * | 1993-02-09 | 1994-08-23 | Hitachi Ltd | 電池使用システム |
JPH11260422A (ja) * | 1998-03-05 | 1999-09-24 | Canon Inc | 電源装置及びこれを用いる電子機器 |
JP2000350374A (ja) * | 1999-06-01 | 2000-12-15 | Sony Corp | 携帯型電子機器 |
JP2001230960A (ja) * | 2000-02-17 | 2001-08-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | デジタルカメラ |
JP2001245195A (ja) * | 2000-02-29 | 2001-09-07 | Olympus Optical Co Ltd | 電子カメラ |
JP2002223527A (ja) * | 2001-01-29 | 2002-08-09 | Toshiba Corp | 電子機器とその電源制御方法 |
JP2003015782A (ja) * | 2001-07-02 | 2003-01-17 | Canon Inc | 電子機器 |
JP2003259191A (ja) * | 2002-03-05 | 2003-09-12 | Sony Corp | 電子装置および制御方法、記録媒体、並びにプログラム |
-
2002
- 2002-12-03 JP JP2002350882A patent/JP2004185955A/ja active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03203525A (ja) * | 1989-12-28 | 1991-09-05 | Toshiba Corp | 電池の充放電制御方式 |
JPH06237536A (ja) * | 1993-02-09 | 1994-08-23 | Hitachi Ltd | 電池使用システム |
JPH11260422A (ja) * | 1998-03-05 | 1999-09-24 | Canon Inc | 電源装置及びこれを用いる電子機器 |
JP2000350374A (ja) * | 1999-06-01 | 2000-12-15 | Sony Corp | 携帯型電子機器 |
JP2001230960A (ja) * | 2000-02-17 | 2001-08-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | デジタルカメラ |
JP2001245195A (ja) * | 2000-02-29 | 2001-09-07 | Olympus Optical Co Ltd | 電子カメラ |
JP2002223527A (ja) * | 2001-01-29 | 2002-08-09 | Toshiba Corp | 電子機器とその電源制御方法 |
JP2003015782A (ja) * | 2001-07-02 | 2003-01-17 | Canon Inc | 電子機器 |
JP2003259191A (ja) * | 2002-03-05 | 2003-09-12 | Sony Corp | 電子装置および制御方法、記録媒体、並びにプログラム |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013076993A (ja) * | 2011-09-13 | 2013-04-25 | Ricoh Co Ltd | 手ぶれ補正機能付き撮像装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8477211B2 (en) | Imaging apparatus and image capturing method | |
JP2000253303A (ja) | 電池駆動されるデジタルカメラ及び電子機器 | |
US20180343759A1 (en) | External accessory to be attached to electronic apparatus and system | |
JP4446787B2 (ja) | 撮像装置、および表示制御方法 | |
JP4429394B2 (ja) | 情報処理装置および記録媒体 | |
JP4652368B2 (ja) | 電子機器、画像表示プログラム | |
JP2001320626A (ja) | 電子カメラ | |
JP2005261018A (ja) | 機器 | |
JP2005223588A (ja) | デジタルカメラ及びデジタルカメラの制御方法 | |
JP2004185955A (ja) | 電子機器 | |
JP2003333400A (ja) | デジタルカメラ | |
JP4034603B2 (ja) | デジタルカメラ | |
JP2010088196A (ja) | 電子機器 | |
JP2004120204A (ja) | デジタルカメラ | |
JP2004304260A (ja) | 電子機器、電源制御方法及びプログラム | |
JPH10295047A (ja) | 電気機器 | |
JP2005136867A (ja) | 撮像装置 | |
JP2001230960A (ja) | デジタルカメラ | |
JP4227181B2 (ja) | デジタルカメラ | |
JP2003348440A (ja) | 照明装置を用いる撮像機器の制御方法 | |
JP2014147028A (ja) | 撮像装置、撮像装置の制御方法 | |
JP2004128731A (ja) | 注意喚起装置、デジタルカメラ、及び注意喚起方法 | |
JP2005160167A (ja) | 二次電池放電機能付き機器及び二次電池の放電制御方法 | |
JP2003153459A (ja) | 電子機器 | |
JP2008211950A (ja) | 電子機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050224 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20061218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080108 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080325 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091215 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100413 |