JP2004181784A - プリンタおよびその制御方法 - Google Patents

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崇 菅井
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Abstract

【課題】大幅なコストアップを招くことなく、プリンタにおける高精度なロールシートの残量検出を実現すること。
【解決手段】ロールシートに記録されている残量コードが次のコードに更新されるまでシートを搬送させ、その搬送距離Sをロールシートの残量コードからの検出精度より高い精度で測定する(S11)。そして、その搬送距離Sに基づいて現在の残量Xの高精度バージョンX’を算出し、シート長AをX’で再評価することで、入力したプリントデータの印刷に必要なシートが足りるか否かを判定する(S12,S13)。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール状に巻かれた記録媒体を引き出しつつその記録媒体に印刷を行うプリンタにおける記録媒体の残量検出技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ロール状に巻かれた記録媒体(いわゆるロールシート)を収容し、そのロールシートを引き出して搬送しつつ印刷を行うプリンタがある。このようなプリンタは一般に、ロールシートの残量検出機能を有する。残量検出の一般的な方式としては、ロールシートの印刷面の裏面に残量情報を記録しておき、印刷動作前または印刷動作中にこの残量情報を光学センサ等により読み取ることでシート残量を検出するものがある(例えば特許文献1を参照。)。
【0003】
この残量検出機能によれば、シート残量が0もしくは0に近くなったときに、ユーザに報知したり印刷動作を停止することができる。また、印刷動作の途中でロールシートが途切れてしまうことのないよう、供給されたプリントデータの印刷が現在のシート残量で足りるかどうかをあらかじめ判断することもできる。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−164783号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ロールシートに記録される残量情報は高々数十cm毎に更新される程度のものである。そのため、例えば上記のように、見積もったシート長が現在のシート残量で足りるかどうかを判断する場合、その判断精度は数十cm単位の精度でしかなく、ロールシートを無駄に余らせてしまうといった問題がある。
【0006】
もちろん、高い分解能の残量情報をロールシートに高密度に記録することも考えられるが、そうすると、ロールシートへの残量情報の記録にかかるコストが高くなるだけでなく、光学センサ等の読み取り精度も向上させる必要がある。
【0007】
そこで、本発明は、大幅なコストアップを招くことなく、プリンタにおける高精度なロールシートの残量検出を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、残量情報が第1の寸法精度で記録された記録媒体をロール状に巻いた状態で収容し、その記録媒体を引き出して搬送しながら印刷を行うプリンタの制御処理に係る。このプリンタは、前記残量情報を読み取ることで記録媒体の現在の残量を検出するとともに、入力したプリントデータに含まれる印刷に必要な記録媒体の長さに係るデータを抽出する。次に、前記検出手段により検出される残量が一段階短い残量に更新されるまで記録媒体を搬送させ、その搬送距離を前記第1の寸法精度よりも高い分解能の第2の寸法精度で測定する。そして、測定された前記搬送距離に基づいて前記現在の残量を前記第2の寸法精度で計算し、前記第2の寸法精度で計算された前記現在の残量に基づいて、前記プリントデータの印刷に必要な記録媒体が足りるか否かを判定する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0010】
まず、実施形態におけるプリンタで使用する記録媒体について説明するとともに、実施形態におけるプリンタの機構を説明し、その上で実施形態におけるプリンタの制御処理について説明する。
【0011】
実施形態におけるプリンタは、図3または図4に示すような長尺シートがロールコアCにロール状に巻かれたロールシートMを記録媒体として使用する。図3に示すタイプのロールシートMは、長尺状台紙4の長手方向に同じ向きかつ間隔αで同一形状のラベルLが複数枚貼着されたものである。ラベルLの形状や色等は複数種類用意されており、その種類によってラベルLの台紙4の長手方向の長さと、隣り合うラベルL間の間隔とが定格値として規定されている。一方、図4に示すタイプのロールシートMは、ラベルシート51の裏面に粘着層52が被着され、その粘着層52が剥離テープ53で覆われたものである。ユーザは使用目的や好みに応じてこれらのタイプを任意に選択することができる。
【0012】
また、ロールシートMの印刷面の裏面には、図5に示すようなシートの残量を示すコードが記録されている。このコードは、所定の長さ(例えば50cm)毎に更新されるもので、各50cmの中では、例えば5cmの長さを有するコードが10回繰り返して記録される。図5に示したロールシートMは、例えば10m巻のシートであり、図示のように、その先端から50cmの部分には残量が10mであることを示すコードが記録され、次の50cmの部分には残量が9.5mであることが記録される。こうして、最後の50cmの部分には残量が50cmであることが記録される。つまり、このロールシートMの残量は50cmの寸法精度で記録されている。
【0013】
具体的なコードの記録方法を説明しておく。図6は、各シート残量とそれに対応するコードパターンの一例を示す図である。この例では、コードパターンが11ビットで表現される。ここで、図5の例えば501aで示されるコード記録領域をシート幅方向に11分割し、分割された各セルをコードパターンの各ビットに対応させる。そして、1が立ったビット位置に対応するセルを黒で記録し、0のビット位置に対応するセルには何も記録しない。
【0014】
図1は、実施形態におけるプリンタの正面図で、開閉自在のカバー2を開けた状態を示している。図2は、図1のプリンタの側面断面図で、カバー2を閉じた状態を示している。
【0015】
なお、図1は、このようなロールシートMがセットされていない状態を示しており、他方、図2は、ロールシートMがロールシート収容部SPにセットされた状態を示していることに留意されたい。
【0016】
このプリンタ1は、ホストコンピュータ等から送信されてくるプリントデータに基づいて印字処理を行うもので、ロールシートMを搬送し、この搬送経路上に設置されたサーマルヘッド3(ロールシートMの幅方向に複数配列された発熱素子で構成される)を発熱させて、この熱でインクリボン71のインクを溶かし、それをロールシートMに転写することで印字を行う。いわゆるサーマルプリンタとよばれるものである。もっとも、本発明はサーマルプリンタに限定されるものではなく、ロール状に巻かれた記録媒体を引き出しつつその記録媒体に印刷を行うプリンタであるかぎり、いかなるタイプのプリンタでもよい。
【0017】
プリンタ1は、ロールシートMを搬送する手段として、搬送ローラ61および62と、プラテンローラ63を有する。この搬送ローラ61、62は、カバー2を閉じた状態で、搬送経路におけるサーマルヘッド3より上流側でロールシートMを挟むように互いに対向した位置に設けられる。また、プラテンローラ63は、カバー2を閉じた状態で、サーマルヘッド3に対向する位置に設けられる。搬送ローラ62およびプラテンローラ63はステッピングモータ17(後述の図4を参照)の駆動により回転し、ロールシートMを正搬送または逆搬送する。ここで、正搬送とは、搬送経路下流側に向かう搬送のことであり、逆搬送とは、搬送経路上流側に向かう搬送のことである。また、ロールシート収容部SPの前側にはシート巻き取りローラ64が設けられ、搬送ローラ62およびプラテンローラ63に同期して回転することでロールシート収容部SPに収容されたロールシートMの巻き取りおよび送り出しを行う。
【0018】
サーマルヘッド3はカバー2に取り付けられており、カバー2が閉じられることによってロールシートMの搬送経路上に設置されるようになっている。また、カバー2にはインクリボンカセット7が着脱自在に取り付けられ、インクリボンカセット7をカバー2に装着すると、インクリボンカセット7のインクリボン71がサーマルヘッド3を覆うように構成されている。サーマルヘッド3は、印刷時にプラテンローラ63に対してインクリボン71を挟んでロールシートMに圧接される。この圧接状態でサーマルヘッド3を発熱させることにより、インクリボン71のインクを溶かしロールシートMに印刷を行う。
【0019】
プリンタ1は、搬送経路におけるサーマルヘッド3より下流側にロールシートMをその幅方向に切断するカッタ9を備え、さらにその下流側に、ロールシートMの裏側(台紙4または剥離テープ53の側)から当接して搬送経路を下方に折り曲げる折り曲げ部材101を備える。カッタ9は円盤状であり全周に切刃が形成されている。そして、カッタ9が左右に移動してロールシートMを切断する。
【0020】
プリンタ1の前面には、フロントパネル8が取り付けられ、このフロントパネル8には上下2段に排出口81、82が設けられている。
【0021】
フロントパネル8内には、折り曲げ部材101によって搬送経路を下方に折り曲げられたロールシートMを挟んで引っ張り、下部排出口82から外部へと送り出す一対のローラ102,103が備えられている。ローラ102はプリンタ1の本体側に回転自在に取り付けられ、ローラ103はフロントパネル8に取り付けられ、ステッピングモータ17(後述の図4を参照)の動力が図示しない伝達系によって伝達されて、搬送ローラ61および62とプラテンローラ63とによるロールシートMの搬送動作に同期して正逆方向に回転する。この一対のローラ102,103は、折り曲げ部材101とともに、ラベルLを台紙4から剥離する構成も備えている。
【0022】
ユーザは、印刷されたラベルLを台紙4から剥離させた上で上部排出口81から排出し、台紙4を下部排出口82から排出する「剥離発行モード」によるラベル発行を選択することができる。この場合には、台紙4はその搬送経路が上部排出口81の直前で折り曲げ部材101によって下方に折り曲げられ、ロール102,103で下方に引っ張られる。ラベルLは台紙4から正搬送方向後端の一部(例えば5mm程度)を残して剥離し、上部排出口81を経由して前方へ排出される。
【0023】
また、ユーザは、印刷されたラベルLを台紙4に貼着されたままの状態で上部排出口81から排出する「非剥離発行モード」によるラベル発行を選択することもできる。この非剥離発行モードでは更に、印刷された各ラベルL間で台紙4を切断してラベルLを1枚毎に排出する「単独ラベル形成モード」、一番最後に印刷されたラベルLの上流側の台紙4のみをカッタ9で切断し、ラベルL間の台紙4は連続した状態で排出する「連続ラベル形成モード」を選択することができる。
【0024】
カバー2にはインクリボン71の有無およびインクリボン71の色種を検知するインクリボンセンサ111が設けられている。サーマルヘッド3の下流側には、ロールシートMの先端(すなわち、ロールシートMの正搬送方向の端部)を検出する反射式の先端検知センサ112が設けられている。また、サーマルヘッド3と搬送ローラ61,62の間の搬送経路には、ロールシートMの有無を検知する反射式の媒体センサ113、および、ロールシートMの裏面に記録されたシート残量を示すコードパターンを読み取るコード検出センサ116(例えばCCDで構成される)が設けられている。
【0025】
また、114はピールセンサであり、図3に示したタイプのロールシートMがセットされた場合に、印刷されたラベルLが台紙4から正搬送方向後端5mm程度を残して剥離し上部排出口81を経由して排出された状態のラベルを検知する。また、115は反射式の台紙センサであり、台紙4がローラ102,103に挟まれた状態にセットされ、下部排出口82を経由して前方に排出されることを検知する。
【0026】
図7は、プリンタ1の制御系の構成を示す図である。
【0027】
12は装置全体の制御をつかさどるCPU、13は主記憶装置として機能するRAM、14は制御プログラム等を格納するROMである。このROM14には、図6に示したような構造のシート残量とコードパターンとの対応関係を示したテーブルも記憶している。これらのCPU12、RAM13、ROM14は実際には基板160上に実装される。
【0028】
3aはサーマルヘッド3を駆動するサーマルヘッドドライバ、17aはステッピングモータ17を駆動するステッピングモータドライバである。この他、上記した先端検出センサ112およびコード検出センサ116も接続されている。もっとも、上記したその他の各センサも接続されてこの制御系にセンサ出力を供給することになるが、ここではそれらの図示を省略した。
【0029】
また、19は外部装置であるホストコンピュータと接続して通信を行うためのインタフェース(I/F)である。ホストコンピュータが接続されると、ホストコンピュータからプリントデータを受信するとともにプリンタ1の印刷状況をホストコンピュータに送信することができる。
【0030】
実施形態におけるプリンタ1の構成は概ね上記のとおりである。次に、実施形態に係る制御処理を詳しく説明する。この制御処理は、印刷動作を開始する際に、その印刷が現在のシート残量で足りるかどうかを判断する処理である。
【0031】
図8は、実施形態におけるプリンタの制御処理を示すフローチャートである。このフローチャートに対応するプログラムは、ROM14に格納された制御プログラムに含まれ、電源投入後にCPU12によって実行されるものである。
【0032】
ホストコンピュータ等からプリントデータを受信すると、ステップS1で、インクリボンセンサ111の出力に基づいてインクリボン71が適正にセットされていることを確認する。ここで、インクリボン71が適正にセットされていない場合には、ステップS2に進み、インクリボン71がセットされていないことを示す警告メッセージをホストコンピュータに送信し、ユーザにインクリボン71をセットするよう促す。
【0033】
インクリボン71が適正にセットされている場合には、ステップS3に進み、媒体センサ113の出力に基づいてロールシートMがセットされていることを確認する。ここで、ロールシートMがセットされていなければ、ステップS4に進み、ロールシートMがセットされていないことを示す警告メッセージをホストコンピュータに送信し、ユーザにロールシートMをセットするよう促す。
【0034】
ロールシートMがセットされていることを確認すると、ステップS5に進み、先端検知センサ112によってシート先端が検出されるまでシートを搬送し、この位置をホームポジションとする(ステップS5)。次に、ステップS6で、コード検出センサ116によりロールシートMに記録されているコードパターンを読み取り、ROM14に記録されているテーブルを参照して、読み取ったコードパターンに対応する現在のシート残量Xを検出する。先述したとおり、ロールシートMに記録されているコードは、所定の長さ(例えば50cm)毎に更新されるものである。したがって、この時点で検出したシート残量Xの寸法精度は、高々50cm単位のものでしかない。例えば、実際のシート残量が9.7mであったとしても、図6のテーブルの例によれば、検出される現在のシート残量Xは、10mということになる。
【0035】
本実施形態では、入力したプリントデータに、印刷に必要なシートの長さに係るデータが含まれている。そこで、ステップS7で、入力したプリントデータから印刷に必要なシート長Aを抽出する。ここで抽出される印刷に必要なシート長Aは、上記ステップS6で検出したシート残量Xの精度よりも高い分解能(例えば1cm単位)の精度を有する。
【0036】
次に、ステップS8で、印刷に必要なシート長Aが、ホームポジションで読み取ったコードの次のコードにより検出される残量Q以下であるかどうかを判断する。ここで、「次のコード」とは、ホームポジションから、更新されたコードが読み取られるまで正搬送した場合におけるその更新されたコードのことをいう。つまり、「次のコードにより検出される残量」は、ステップS6での寸法精度における現在の残量Xから一段階短い残量のことである。印刷に必要なシート長AがQ以下であれば現在の残量で印刷可能であることは確実なので、そのままステップS15に進み、印刷動作を開始する。
【0037】
一方、印刷に必要なシート長AがQより長いときは、ステップS9に進み、印刷に必要なシート長AがステップS6で検出したシート残量Xより短いかどうかを判定する。ここで、印刷に必要なシート長Aがシート残量X以上あるときは、現在の残量では印刷が不可能であることが確実なので、ステップS10に進み、シート残量が足りないことを示す警告メッセージをホストコンピュータに送信する。
【0038】
また、ステップS9において、印刷に必要なシート長Aがシート残量Xより短い場合はステップS11に進む。つまり、ステップS11に進む条件は、ステップS8の条件を合わせると、
現在の残量X > 印刷に必要なシート長A > 次のコードにより検出される残量Q
を満たす場合であり、言い換えると、印刷に必要なシート長Aが、現在の残量Xが検出される記録媒体の長さの範囲内にある場合である。
【0039】
例えば、印刷に必要なシート長Aが1.2m、検出された現在の残量Xが1.5mであったとする。図6のテーブルの例によれば、次のコードにより検出される残量Qは1.0mとなる。この場合、実際のシート残量は1.0〜1.5mの範囲内にあることになるがこの時点ではそれより細かい残量値は不明である。仮に実際のシート残量が1.1mであったときには1.2mの印刷物は印刷できないことになるし、実際のシート残量が例えば1.4であったときは1.2mの印刷物は印刷することができる。ところが、従来はこれ以上精密な判断を行う機構を備えていなかったために、かかる場合には印刷不可と判断するようにしていた。しかし、実際には印刷が可能な場合があるのであるから、そのときは印刷可能と判断されることが望ましい。そこで、実施形態では、以下のステップS11以降の処理を行う。
【0040】
ステップS11では、コード検出センサ116を用いて検出される残量が、ホームポジションで読み取ったコードの次のコードに更新されるまで(すなわち、ステップS6での寸法精度における現在の残量Xから一段階短い残量に更新されるまで)、シートを搬送させ、その搬送距離Sを上記ステップS6で検出したシート残量Xの精度よりも高い分解能(例えば1cm単位)の精度で測定する。
【0041】
その後、ステップS12で、その高い分解能の精度によるシート残量X’を計算する。このX’は次式により計算することができる。
【0042】
X’=Q+S+D
ただし、Dはコード検出センサ116から先端検知センサ112までの搬送経路上の距離である。
【0043】
そして、ステップS13で、印刷に必要なシート長Aを高精度なシート残量X’で再評価する。ここで、AがやはりX’以上あるときは、ステップS10に進み、シート残量が足りないことを示す警告メッセージをホストコンピュータに送信する。他方、AがX’より短ければ、現在の残量で印刷が可能であると判断し、ステップS14に進み、ステップS11での搬送距離Sだけ逆搬送してシート先端をホームポジションに戻し、その後、ステップS15に進んで印刷動作を開始する。
【0044】
以上の制御処理における特徴をまとめると、次のようになる。すなわち、ロールシートMに記録された残量情報に基づいて現在のシート残量Xを検出するとともに(ステップS6)、入力したプリントデータから、印刷に必要なシート長Aを抽出する(ステップS7)。そして、印刷に必要なシート長Aが、ステップS6での寸法精度における現在の残量Xからそれより一段階短い残量までの範囲内にある場合には(ステップS8でNO、ステップS9でYES)、コード検出センサ116を用いて検出される残量がホームポジションで読み取ったコードの次のコードに更新されるまでシートを搬送させ、その搬送距離SをステップS6で検出したシート残量Xの精度よりも高い分解能の精度で測定し(ステップS11)、その搬送距離Sに基づいて現在のシート残量Xの高精度バージョンX’を求め、これにより入力したプリントデータの印刷に必要なシートが足りるか否かを判定する(ステップS12,S13)。
【0045】
このように、ロールシートの残量情報の記録態様が従来どおりのものであっても、必要に応じて現在のシート残量をより高い精度で求めるようにしたので、大幅なコストアップを招くことなく、ロールシートを無駄に余らせてしまうといった問題を解消することができる。
【0046】
ところで、ステップS5のホームポジションまでシートを搬送した時点でシートが残りわずかであった場合、上記のステップS11でシートを搬送する途中でシートがロールコアCから離れてしまうことが考えられる。もちろん、シートがロールコアCから離れても印刷を実行することはできる。しかしながら、シートがロールコアCから離れてしまうと、ステップS14で適正に逆搬送することができなくなってしまう。そこで、これらの場合にシートを搬送する途中でシートがロールコアCから離れてしまうことがないような制御処理を含めることが好ましい。以下、このような制御処理の一例を示す。
【0047】
図10は、実施形態におけるロールシートMの終端部における残量情報の記録態様を示す図である。
【0048】
図5に示したものと同様に、シートの残量を示すコードが例えば50cm毎に更新されるとすると、シート終端における最後の50cmの中では、残量が最小の50cmであることを示すコード(図6を参照)が繰り返して記録される。ただし、終端から所定長さ(例えば20cm)にわたる領域(これを「終端領域」という。)にはコードが記録されていない。この終端領域の長さは、上述の例でいうとステップS11におけるシートの搬送途中でシートがロールコアCから離れないようにしておくのに必要な長さ(すなわち、シートの搬送後に再び逆搬送できるだけの長さ)である。このコードが記録された領域と、コードが記録されない終端領域との境界を「コードエンド」とよぶことにする。
【0049】
このようなロールシートを用いると、その搬送途中で、コード検出センサ116によってコードを読み取ることができなくなったことをもって、コードエンドを検出することができ、これにより前もって終端が近いことを検知することができる。なお、終端が近いことを前もって検知する手法はこれに限られるものではなく、上記のように終端領域にコードを記録しないのではなく、むしろ終端領域に終端が近いことを示すコードを記録するようにしてもよい。いずれにせよ、搬送中にロールシートの終端領域における残量情報の記録態様が他の領域におけるそれとは異なり、それによって終端領域が識別することができればよい。
【0050】
図9は、上記のような記録処理が施されたロールシートMを用いてのプリンタの制御処理を示すフローチャートである。この制御処理は、図8のフローチャートにおけるステップS7とステップS8と間に破線で示すステップS21〜S27の処理を加えたものである。したがって、破線部以外の各処理は図8で示した処理と同様であるので対応する処理ステップには同一の参照符号を付してそれらの説明を省略し、以下では破線部における各処理についてのみ説明することにする。
【0051】
ステップS7で印刷に必要なシート長Aを抽出すると、次にステップS21に進む。ステップS21では、ステップS6で検出した現在のシート残量Xが最小の残量(すなわち50cm)を示すかどうかを判断する。ここで、現在のシート残量Xはまだ最小の残量を示していないときは、ステップS8に進み、現在のシート残量Xが最小の残量を示すときは、ステップS22に進む。
【0052】
ステップS22では、印刷に必要なシート長Aが、ステップS6で検出した現在のシート残量Xより短いかどうかを判定する。ここで、印刷に必要なシート長Aがシート残量X以上あるときは、現在の残量では印刷が不可能であることが確実なので、ステップS23に進み、シート残量が足りないことを示す警告メッセージをホストコンピュータに送信する。
【0053】
一方、ステップS22において、印刷に必要なシート長Aがシート残量Xより短い場合はステップS24に進む。ステップS24では、コードエンドを検出するまで、逆にいえば、コード検出センサ116によってコードを読み取ることができなくなるまで、シートを搬送させ、その搬送距離SEをステップS6で検出したシート残量Xの精度よりも高い分解能(例えば1cm単位)の精度で測定する。
【0054】
その後、ステップS25で、その高い分解能の精度によるシート残量X’を計算する。このX’は次式により計算することができる。
【0055】
X’=Q0+SE+D
ただし、Q0はシート終端におけるコードが記録されていない領域の長さ、Dはコード検出センサ116から先端検知センサ112までの搬送経路上の距離である。
【0056】
そして、ステップS26で、印刷に必要なシート長Aを高精度なシート残量X’で再評価する。ここで、AがX’以上あるときは、ステップS23に進み、シート残量が足りないことを示す警告メッセージをホストコンピュータに送信する。他方、AがX’より短ければ、現在の残量で印刷が可能であると判断し、ステップS27に進み、ステップS24での搬送距離SEだけ逆搬送してシート先端をホームポジションに戻し、その後、ステップS15に進んで印刷動作を開始する。
【0057】
このような制御処理によれば、シートがロールコアCから離れてしまうことがなくなる。
【0058】
上述の実施形態では、ロールシートに記録されるコードパターンとシート残量とは、図6に示したような対応関係を有することを前提に説明したが、両者の記述態様はこれに限られるものではない。例えば、コードパターンに対応するシート残量を、[0.2−0.5m]、[0.51−1.0m]のように範囲で示すようにしてもよい。また、コードパターンの区分数や区分数に伴う寸法単位も限定されるものでないことは言うまでもない。
【0059】
図6に示した対応関係の例によれば、10m巻のロールシートに対し、20通りのコードパターンが付与され、各コードパターンに対応するシート残量は0.5mから10mの間の50cm単位の値をとるが、そうではなく、例えば、対応するシート残量がそれぞれ50cm短い0mから9.5mの間の値をとることとしてもよい。ただし、この場合には、図8に示した処理を例にとると、ステップS8で「A<残量X?」を判断し、ステップS9では「A<前のコードが示す残量R?」を判断し、ステップS12では「X’=X+S−D」を判断することになる。このように、上記したステップS8、S9、S22の判断条件ならびにステップS12、S22における高精度シート残量X’の算出式は、この対応関係に依存することには留意しなければならない。
【0060】
要するに、ステップS8およびS9では、印刷に必要な記録媒体の長さAが現在の残量Xが検出される領域における記録媒体の長さの範囲内にあることを判断することになる。
【0061】
なお、上述した処理の例では、ステップS11〜S14、S24〜S27における高精度にシート残量Xを測定する処理を、ステップS8およびS9により、印刷に必要な記録媒体の長さAが現在の残量Xが検出される領域における記録媒体の長さの範囲内にある場合(つまり、印刷に必要な記録媒体の長さAが現在の残量Xが検出される領域における記録媒体の長さの範囲内にある場合)に、実行するようにした。これは、その他の場合には実行しない方が処理効率の点で好ましいためであるが、このような判断を行うことなく、常にステップS11、S24の測定処理を行うようにしてもかまわない。
【0062】
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0063】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(図8または図9に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータがその供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、その形態はプログラムである必要はない。
【0064】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、そのコンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の特許請求の範囲には、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0065】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0066】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
【0067】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、そのホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、大幅なコストアップを招くことなく、プリンタにおける高精度なロールシートの残量検出を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態におけるプリンタの正面図である。
【図2】実施形態におけるプリンタの側面断面図である。
【図3】実施形態におけるプリンタで使用するロールシートの例を示す図である。
【図4】実施形態におけるプリンタで使用するロールシートの別の例を示す図である。
【図5】実施形態におけるロールシートにあらかじめ記録される残量を示すコードの例を示す図である。
【図6】実施形態における各シート残量とそれに対応するコードパターンの一例を示す図である。
【図7】実施形態におけるプリンタの制御系の構成を示す図である。
【図8】実施形態におけるプリンタの制御処理を示すフローチャートである。
【図9】実施形態におけるプリンタの他の制御処理の例を示すフローチャートである。
【図10】実施形態におけるロールシートMの終端部における残量情報の記録態様を示す図である。

Claims (7)

  1. 残量情報が第1の寸法精度で記録された記録媒体をロール状に巻いた状態で収容し、その記録媒体を引き出して搬送しながら印刷を行うプリンタであって、
    前記残量情報を読み取ることで記録媒体の現在の残量を検出する検出手段と、
    入力したプリントデータに含まれる印刷に必要な記録媒体の長さに係るデータを抽出する抽出手段と、
    前記検出手段により検出される残量が一段階短い残量に更新されるまで記録媒体を搬送させ、その搬送距離Sを前記第1の寸法精度よりも高い分解能の第2の寸法精度で測定する測定手段と、
    測定された前記搬送距離Sに基づいて前記現在の残量を前記第2の寸法精度で計算する計算手段と、
    前記第2の寸法精度で計算された前記現在の残量に基づいて、前記プリントデータの印刷に必要な記録媒体が足りるか否かを判定する判定手段と、
    を有することを特徴とするプリンタ。
  2. 前記記録媒体の終端から所定の長さにわたる終端領域における残量情報の記録態様がその他の領域における記録態様と異なっており、
    前記測定手段は、前記検出手段によって検出された現在の残量が最小の残量を示す場合、前記終端領域が検出されるまで記録媒体を搬送させ、その搬送距離SEを前記第2の寸法精度で測定し、
    前記計算手段は、測定された前記搬送距離SEに基づいて前記現在の残量を前記第2の寸法精度で計算する
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記測定手段は、前記抽出手段で抽出した前記印刷に必要な記録媒体の長さが前記現在の残量が検出される領域における記録媒体の長さの範囲内にある場合に、前記測定を行うことを特徴とする請求項1または2に記載のプリンタ。
  4. 残量情報が第1の寸法精度で記録された記録媒体をロール状に巻いた状態で収容し、その記録媒体を引き出して搬送しながら印刷を行うプリンタの制御方法であって、
    前記残量情報を読み取ることで記録媒体の現在の残量を検出する検出ステップと、
    入力したプリントデータに含まれる印刷に必要な記録媒体の長さに係るデータを抽出する抽出ステップと、
    前記検出手段により検出される残量が一段階短い残量に更新されるまで記録媒体を搬送させ、その搬送距離Sを前記第1の寸法精度よりも高い分解能の第2の寸法精度で測定する測定ステップと、
    測定された前記搬送距離Sに基づいて前記現在の残量を前記第2の寸法精度で計算する計算ステップと、
    前記第2の寸法精度で計算された前記現在の残量に基づいて、前記プリントデータの印刷に必要な記録媒体が足りるか否かを判定する判定ステップと、
    を有することを特徴とするプリンタの制御方法。
  5. 前記記録媒体の終端から所定の長さにわたる終端領域における残量情報の記録態様がその他の領域における記録態様と異なっており、
    前記測定ステップは、前記検出ステップで検出された現在の残量が最小の残量を示す場合、前記終端領域が検出されるまで記録媒体を搬送させ、その搬送距離SEを前記第2の寸法精度で測定し、
    前記計算ステップは、測定された前記搬送距離SEに基づいて前記現在の残量を前記第2の寸法精度で計算する
    ことを特徴とする請求項4に記載のプリンタの制御方法。
  6. 前記測定ステップは、前記抽出ステップで抽出した前記印刷に必要な記録媒体の長さが前記現在の残量が検出される領域における記録媒体の長さの範囲内にある場合に実行することを特徴とする請求項4または5に記載のプリンタの制御方法。
  7. 残量情報が第1の寸法精度で記録された記録媒体をロール状に巻いた状態で収容し、その記録媒体を引き出して搬送しながら印刷を行うプリンタを制御するためのプログラムであって、
    前記残量情報を読み取ることで記録媒体の現在の残量を検出する検出ステップ、
    入力したプリントデータに含まれる印刷に必要な記録媒体の長さに係るデータを抽出する抽出ステップ、
    前記検出手段により検出される残量が一段階短い残量に更新されるまで記録媒体を搬送させ、その搬送距離Sを前記第1の寸法精度よりも高い分解能の第2の寸法精度で測定する測定ステップ、
    測定された前記搬送距離Sに基づいて前記現在の残量を前記第2の寸法精度で計算する計算ステップ、
    前記第2の寸法精度で計算された前記現在の残量に基づいて、前記プリントデータの印刷に必要な記録媒体が足りるか否かを判定する判定ステップ、
    を実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010036374A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Seiko Epson Corp 印刷装置、印刷システム、ニアエンド通知方法、および制御プログラム

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