JP2004181424A - 米販売機能付きコイン精米機 - Google Patents

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Abstract

【課題】客室と機械室に分けられた建屋の製作コストの低下、貯蔵された玄米をそのまま購入した場合の玄米への石の混入を防ぐこと。
【解決手段】玄米投入口に投入された玄米を取り込みコンベヤ、石抜機、昇降機、精米機を経て白米タンクに排出する精米処理部と、玄米を貯蔵タンクに送り込むと共に貯蔵タンクから玄米を精米処理部に排出する貯蔵処理部を備え、客室内の操作盤の操作で、貯蔵タンクに貯えられた玄米を精米してから又は精米せずに白米タンクに排出し、或いは玄米投入口に投入された玄米を精米してから白米タンクに排出する米販売機能付きコイン精米機において、精米処理部と貯蔵処理部を同一建屋の機械室に配置し、石抜機から昇降機に通じる管路と貯蔵処理部の貯蔵タンク側に通じる管路を石抜機出口に分岐して設けると共に、流路切換装置をその分岐箇所に設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、客が持参した玄米を精米して払い出す機能と、貯留してある玄米を客が購入して玄米のまま払い出す機能と、貯留してある玄米を客が購入し且つ精米して払い出す機能を有するコイン精米機に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述したコイン精米機の従来例としては、精米処理部の側方に貯蔵庫を併設したものがある。その貯蔵庫には玄米貯蔵用のタンクと、張り込みホッパ、昇降機等が設けてあって、管理者が張り込みホッパに玄米を投入してタンクに玄米を貯蔵する。また、客が貯蔵庫の玄米を購入して精米処理する場合は、貯蔵庫内の玄米を、精米処理部の供給ホッパに送り込んで、精米処理部内の石抜機等を経て精米処理される(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−24528号公報(第4頁から7頁、第1図から第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、精米処理部と貯蔵庫を別々に建てると、製作コストが高くなるし、建屋の設置面積が広くなることから設置場所が限定される。張り込みホッパを精米処理部の供給ホッパとは別途、設置してあることも、製作コストが高くなる一因である。
【0005】
さらに、貯蔵庫の玄米をそのまま購入するコースを客が選択した場合は、貯蔵庫内の玄米を精米処理部の供給ホッパに送り込んで、供給ホッパ内の袋に玄米を貯めるが、貯蔵庫には石抜機が内蔵されていないので、玄米には石が混入することになる。
【0006】
また、貯蔵庫の玄米を購入して精米処理するコースを客が選択した場合は、貯蔵庫内の玄米を精米処理部の供給ホッパに送り込んで、精米処理部での処理を始めから一通り行うことから、精米処理時間が長くなり、その結果、客の待ち時間が長くなる。
【0007】
そこで本発明のうち請求項1の発明は、建屋の製作コストの低下及び建屋の設置面積の狭小化、並びに貯蔵庫の玄米をそのまま購入した場合の玄米への石の混入を防ぐことを解決課題とした。
【0008】
また、請求項2の発明は、貯蔵庫の玄米を購入して精米処理する場合の精米処理時間を短縮することを解決課題とした。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、玄米投入口に投入された玄米を取り込みコンベヤ、石抜機、昇降機及び精米機を経て白米タンクに排出する精米処理部と、玄米を貯蔵タンクに送り込むと共に貯蔵タンクから玄米を精米処理部に排出する貯蔵処理部とを備え、機械室とは仕切られた客室内の操作盤の操作によって、貯蔵タンクに貯えられた玄米を精米してから又は精米せずに白米タンクに排出し、或いは玄米投入口に投入された玄米を精米してから白米タンクに排出する米販売機能付きコイン精米機において、精米処理部と貯蔵処理部を一つの建屋内の機械室に配置し、石抜機から昇降機に通じる管路と貯蔵処理部の貯蔵タンク側に通じる管路を石抜機の出口に分岐して設けると共に、玄米供給方向を切り換える流路切換装置をその分岐箇所に設けてあることを特徴とする。
【0010】
流路切換装置は、貯蔵タンクに玄米を貯える場合には操作盤からの操作によって、貯蔵タンク側に通じる管路を開き、石抜機から昇降機に通じる管路を閉じる。一方、客が持参した玄米を精米処理する場合には操作盤からの操作によって、貯蔵タンク側に通じる管路を閉じ、石抜機から昇降機に通じる管路を開く。
【0011】
貯蔵処理部の貯蔵タンク側から玄米を送る管路は、玄米投入口に接続しても良いが、石抜機等は玄米を貯蔵する段階で既に通過しているので、精米処理時間が長くなる。従って、精米処理時間を短くするには請求項2記載の発明のように、貯蔵処理部の貯蔵タンク側から玄米を送る管路を精米処理部の昇降機の受入口側に接続することが望ましい。
【0012】
貯蔵タンクから玄米を精米処理部の昇降機の受入口側に送り込むと、次に精米機に送られるが、操作盤での操作で大量に玄米を購入した場合は、精米機で受け入れ可能な玄米の量を超えることも想定される。このような場合には、精米機に送る玄米量を調整できるようにすることが望ましい。それには、昇降機の受入口に中継ホッパーを連通して設けると共に、中継ホッパーに玄米流下量制御装置を設け、精米機のホッパーにはオーバーフローセンサを設け、玄米流下量制御装置は、オーバーフローセンサが玄米を検知して満杯信号を発したときには玄米供給を停止し、オーバーフローセンサが玄米を検知しない非満杯信号を発したときには玄米供給を行うようにすれば良い。
【0013】
【発明の実施の形態】
米販売機能付きコイン精米機は図1及び図3に示すように、建屋1内に設置されるもので、客室2と機械室3と糠室4を前後方向に壁5,6で仕切ってある。客室2には、玄米投入口(玄米投入ホッパー)7と白米タンク8、操作盤9を有する。機械室3には精米処理部10と貯蔵処理部11を併設すると共に、精米処理部10の一部を貯蔵処理部11の一部に兼用し、糠室4には集糠用サイクロン12を配置してある。なお、各室には出入口(符号省略)を設けてある。
【0014】
精米処理部10は、客が持参した玄米を精米処理する部分で、玄米投入ホッパー7から投入された玄米を、取り込みコンベヤ13、一番の昇降機14、石抜機15、流路切換装置16、二番の昇降機17、精米機18を順番に通し、白米を白米タンク8に排出する。また、精米機18で発生する糠を集糠用サイクロン12に回収する。
【0015】
玄米投入ホッパー7は、その底部に玄米取り込みコンベヤ13を横向きに配置してある。玄米取り込みコンベヤ13は、玄米投入ホッパー7に接続したケース19内でスクリュー軸20を回転させるものである。ケース19は、上流側が断面U字状で下流側が筒状に形成してあり、上流側から取り込んだ玄米を、スクリュー軸20の回転で下流側に送り、高低差によって管路K1を経て一番の昇降機14の下部の受入口に流し込む。
【0016】
一番の昇降機14は、玄米を引き上げるバケットコンベヤで、上下のプーリ21,21に掛け渡したベルト22に、玄米を汲み取る多数のバケット23を間隔をあけて取り付けてある。玄米を汲み取ったバケット23は、上昇から下降に転ずる際に上側のプーリ21に沿って回転することによって、玄米を石抜機15に通じる管路K2側に放り投げる。
【0017】
石抜機15は図2に示すように、その上部にホッパー24を有し、ホッパー24の下側には、高さ方向に傾斜した選別板25が揺動可能に支持され、選別板25の下方にはファン26が配置してある。選別板25は全面に亘って多数の孔(図示省略)を有する。選別板25が傾斜された状態で揺動しながら、選別板25の下から上に向かってファン26からの風が吹き抜けると、石くずと玄米との比重差によって石くずが沈み、選別板25の揺動によってその石くずが選別板25の上方に集まり、選別板25の上方に有する石抜ゲート27を開くと、石くずが落下し、流路切換装置28、管路K3を経て回収箱29に回収される。そして、石くず落下後に流路切換装置28を切り換えると、石くずが取り除かれた選別板25に残った少量の玄米(残留玄米)が、管路K4を経て二番の昇降機17の受入口30に送られる。一方、風によって玄米は選別板25上で僅かに浮き上がって、後から供給された玄米に押され選別板25の傾斜に沿って下流に送られて落下する。落下した玄米は出口31から排出されるが、出口31には石抜機15から二番の昇降機17に通じる管路K5と貯蔵処理部11の三番の昇降機32に通じる管路K6を分岐して設けると共に、玄米供給方向を切り換える流路切換装置16をその分岐箇所に設けてあるので、流路切換装置16の切換状態に応じて玄米は二番の昇降機17か三番の昇降機32に送られる。流路切換装置16,28は、揺動可能なシャッターをモータやソレノイド等で駆動し、二つの管路のうち一方を開放し、他方を閉鎖するものである。
【0018】
二番の昇降機17は図1又は図2に示すように一番の昇降機14とほぼ同じ構造となっており、石抜機15から送られた玄米は、二番の昇降機17の受入口30に取り込まれ、二番の昇降機17で引き上げられ、管路K7を経て精米機18のホッパー33に送られる。また、貯蔵処理部11から送られる玄米を取り込む中継ホッパーHが受入口30の上部には連通して設けてある。なお、中継ホッパーHの付近の構造は、貯蔵処理部11を説明する際に詳述する。
【0019】
精米機18は図4に示すように、上部にホッパー33を有し、ホッパー33の下に搗精室34を接続してある。搗精室34には搗精ロール35と除糠アミ36を内装しており、玄米は搗精室34内を回転する搗精ロール35で送られるうちに、搗精室34の出口39を抵抗板40が加圧しながら塞いである状態では、玄米同士の摩擦と除糠アミ36の網目に擦られることで白米と糠が分離する。搗精室34の下方には糠回収ダクト37の先部を接続し、糠回収ダクト37の途中の部屋には除糠ファン38(図1参照)が内蔵されており、モータで除糠ファン38を回し、除糠ファン38の吸引作用によって糠は除糠アミ36の網目を通過し、糠回収ダクト37の末端に接続した集糠用サイクロン12に回収される。一方、残った白米は、搗精室34の出口39に向かうが、抵抗板40がバネ41の弾性力を利用して出口39を塞いであり、搗精ロール35によって送り込まれた白米が抵抗板40を弾性力に逆らって押し込んで出口39を開き、出口39を通過した白米がケース排出口42、流路切換装置43を経て白米タンク8に排出される。流路切換装置43は、白米タンク8に通じる方を開放する状態に切り換えてあるが、精米の開始段階や終了直前段階では精米が不十分になるので、二番の昇降機17の受入口30に通じる管路K8を開く状態に切り換えて、玄米を循環させるために用いる。なお、ホッパー33の下部には精米センサ45を設けて、精米センサ45が玄米を検出した場合には、搗精ロール35を回転させて精米し、検出しない場合は搗精ロール35の回転を停止する。また、ホッパー33の上部にはオーバーフローセンサ46を設けて、オーバーフローセンサ46が玄米を検出した場合には操作盤9内の制御装置で取り込みコンベヤ13の駆動を停止し、オーバーフローセンサ46が玄米を検出しない場合には、取り込みコンベヤ13の回転を継続する。
【0020】
上述した抵抗板40の開閉構造をさらに詳細に説明する。精白度の調整及び玄米を排出するために、搗精室34の出口39の近傍にアーム47をその中央部を支点として揺動可能に支持し、アーム47の一端部を押圧手段48で押圧・解除可能に設け、アーム47の他端部に備わる抵抗板40がその押圧及び解除を利用して出口39を開閉可能に設けてある。
【0021】
押圧手段48は、バネ41の圧縮度合いを変更して出口を開閉するもので、搗精室34の外側に抵抗モータ44を配し、抵抗モータ44にネジ軸49を直結し、ネジ軸49にナット50とアーム47の一端部を間隔をあけてねじ込み、ネジ軸49に通したバネ41をナット50とアーム47の一端部との間に介在し、ナット50をその周方向に回転不能に保持することによって、ネジ軸49の正転又は逆転に伴ってナット50を前進・後退可能に設けてある。従って、バネ41の圧縮度合いの変更は、操作盤9の操作信号に基づいて抵抗モータ44を回転し、ネジ軸49の回転に伴ってナット50を前進・後退することによって行われる。その制御の為に、ネジ軸49の端部に凸部51を設けると共に、凸部検出センサ52をその周囲に設け、そのセンサ52から得られる情報に基づいて抵抗モータ44の回転回数を制御する。また、バネ41の圧縮度合いの最小、最大を決定する為に、ナット50に被検出物53を突出し、リミットスイッチからなる前進限スイッチ54、後退限スイッチ55を前後に対向して被検出物53の移動範囲を規制してある。バネ41の圧縮度合いが最小の場合は、バネ41が全く伸縮しておらずナット50が後退限の位置にあり、バネ41の押圧力が解除されて抵抗板40を開いて、抵抗板40と出口39との間に隙間を形成し、隙間から玄米をそのまま排出する。そして、この後退限の位置を原点として、ナット50を前進させることによって、バネ41の圧縮度合い、ひいては抵抗板40が出口を塞ぐ方向にかかる押圧力を増大し、その押圧力に応じて精白度合いが決定する。
【0022】
貯蔵処理部11は図1又は図2に示すように、管理者が投入した玄米を貯え、客がその玄米を購入した場合に玄米を精米処理部10の二番の昇降機17側に排出する部分で、玄米投入口7から投入された玄米を、取り込みコンベヤ13、一番の昇降機14、石抜機15、流路切換装置16、三番の昇降機32、流路切換装置56、横送りコンベヤ57、貯蔵タンク58の順に送り込んで貯留し、客が玄米を購入した場合には玄米を貯蔵タンク58から計量機59、三番の昇降機32、流路切換装置56を順番に経て、精米処理部10の二番の昇降機17側に送り込む。送り込まれた玄米は、客が玄米そのものの購入を希望する場合は、精米機18で精米せずに白米タンク8に排出し、客が玄米を購入し且つ精米を希望する場合は、精米機18で精米処理して白米タンク8に排出する。
【0023】
三番の昇降機32は、一番の昇降機14とほぼ同じ構造である。異なる点は、下部に受入口60を二つ設けて、一方を石抜機15から送られた玄米を取り込むものとし、他方を計量機59から払い出された玄米を取り込むものとした点、上部の出口に流路切換装置56を設け、横送りコンベヤ57に通じる管路K9と二番の昇降機17側に通じる管路K10のいずれか一方への玄米の供給を、流路切換装置56で決定する点である。
【0024】
横送りコンベア57は、横向きケース61内でスクリュー軸62を回転可能に設け、ケース61の長手方向の中央部分に投入口63を有し、ケース61の左右に落下口64をそれぞれ設け、モータでスクリュー軸62を正転させた場合には、一方の貯蔵タンク58に玄米を落下させ、モータを逆転させた場合には、他方の貯蔵タンク58に玄米を落下させる。
【0025】
貯蔵タンク58は、銘柄別に二つ設けてある。各貯蔵タンク58の下部は、出口に向かって口径が狭まっており、玄米の残量を検出する残量センサ65が取り付けてある。残量センサ65の取付位置は、玄米の残量が少なくなった場合でも、一回の購入操作で販売できる最大量を確保できる位置とする。貯蔵タンク58の出口には、開度の異なる大小の計量シャッター(符号省略)を設けてあり、両計量シャッターの開閉によって、計量機59に所望量の玄米を供給する。
【0026】
計量機59は、計量ホッパー66の下にロードセル67を設け、ロードセル67から操作盤9内の制御装置にリアルタイムで重量信号を出力し、所望の重量になるように前記大・小シャッターを開閉操作する。また、計量ホッパー66の出口に払い出しシャッター68を設け、玄米の計量中には払い出しシャッター68を閉じ、計量終了後には開いて計量ホッパー66から玄米を三番の昇降機32に投入する。昇降機32で引き上げられた玄米は流路切換装置56で二番の昇降機17に通じる管路K10に排出される。
【0027】
二番の昇降機17の受入口30の上部には、貯蔵処理部11の末端となる中継ホッパーHが連通して設けてある。中継ホッパーHの出口には流下量制御装置としてのロータリーバルブ69を有し、精米機のホッパー33に付けたオーバーフローセンサ46が満杯信号を出力した場合に、ロータリーバルブ69が閉まって、玄米の供給を阻止する。なお、ロータリーバルブ69は、バルブ羽根をモータで回転させて玄米を供給し、バルブ羽根を停止して玄米供給を停止するものである。
【0028】
操作盤9は図3に示すように、隣接してある玄米投入口7と白米タンク8の左右に、持込用操作盤70と販売用操作盤71を別々に分けて配置してある。
【0029】
持込用操作盤70は図5、図7又は図8に示すように、前面に操作パネル72を、裏面には管理者パネル73をそれぞれ有し、内部にはマイクロコンピュータからなる制御装置(図示省略)を有し、操作パネル72や管理者パネル73の操作に基づいて制御装置が操作パネル72や精米処理部10、或いは貯蔵処理部11等に制御信号を出力する。
【0030】
操作パネル72は図5に示すように、営業中表示灯74、故障中表示灯75及び料金表示灯(100円硬貨投入枚数)76を上側に配置してある。営業中表示灯74が点灯している場合は、コイン投入口77に100円硬貨を投入し、玄米を玄米投入口7に入れ、所望の白度ボタン78を押す。すると、精米中表示灯79が点灯し、精米処理部10では取り込みコンベヤ13、一番の昇降機14、石抜機15、二番の昇降機17が駆動する。また、石抜機出口の流路切換装置16が二番の昇降機17に通じる管路K5側を開いた状態に保持し、精米機18は白度ボタン78に対応してバネ41の弾性力が変更し、抵抗板40の閉鎖具合を決定すると共に、精米機出口の流路切換装置43は、二番の昇降機17に向かう管路K8を開く状態を保持する。玄米が精米機ホッパー33に向かい、精米センサ45が玄米を検出したことを受けて、制御装置はタイマーカウントT1,T2を開始し、T1終了後、搗精ロール35及び除糠ファン38を駆動する。それに伴って精米処理が始まるが、精米初期の玄米は二番の昇降機17に戻る。タイマーカウントT2終了後、精米機出口の流路切換装置43が白米タンク8側に切り換わり、白米が白米タンク8に排出される。精米機ホッパー33のオーバーフローセンサ46が満杯信号を出力した場合には、取り込みコンベヤ13の駆動を停止し、オーバーフローセンサ46が非満杯信号を出力した場合には、取り込みコンベヤ13の駆動を再開する。また、取り込みコンベヤ13は投入料金分だけ回転するので、投入料金よりも多い玄米を玄米投入口7に入れた場合は、玄米投入口7に玄米が残る。玄米投入口7に付けた玄米センサ(図示省略)がそれを検出して、料金不足表示灯80を点灯させる。
【0031】
管理者パネル73は、ヒンジ等で開閉可能に支持された持込用操作盤70を開いて操作するもので、図8に示すように精白度の設定等を行うスイッチの他に、貯蔵運転用のスイッチが付いている。従って、管理者が玄米を貯蔵タンク58に補給するには、貯蔵運転のスイッチ81を入れ、タンク切換スイッチ82で所望の貯蔵タンク58を選択すると、取り込みコンベヤ13、一番の昇降機14、石抜機15、三番の昇降機32、横送りコンベヤ57が駆動し、石抜機出口の流路切換装置16が三番の昇降機32に向かう管路K6を開放状態に保持し、三番の昇降機出口の流路切換装置56が横送りコンベヤ57に通じる管路K9を開放状態に保持する。そして、玄米投入口7に玄米を投入すると、石抜きされた玄米が所望の貯蔵タンク58に送り込まれる。貯蔵終了後、石抜機15の石抜ゲート27のスイッチ83を開く方向にすると、選別板25上の石くずおよび残留玄米が回収箱29に回収される。最後に、石抜ゲートのスイッチ83を閉じる方向にして、貯蔵運転スイッチ81を切る。
【0032】
販売用操作盤71も内部に制御装置を有すると共に前面に操作パネル84を有し、図6に示すようにその上部にはA玄米、B玄米の二つの玄米選択スイッチ85を、営業中表示灯86の左右に分けて配置し、各玄米選択スイッチ85の下には、売切れ表示灯87を有する。操作パネル84の営業中表示灯86が点灯している場合には、所望の玄米選択スイッチ85を押し、紙幣識別機(ビルバリ)88に千円札を入れると、料金表示灯(紙幣枚数表示灯)89が料金を表示し、精米するときには所望の精白度スイッチ90を押し、精米せずに玄米を購入するときには玄米スイッチ91を押す。
【0033】
精白度スイッチ90を押した場合には、計量中表示灯92が点灯し、紙幣の投入枚数に応じた玄米の販売量(重量)データを計量機59に送り、二番と三番の昇降機17,32が駆動し、三番の昇降機出口の流路切換装置43が二番の昇降機17に通じる管路K10を開く。また、ロータリーバルブ69が駆動して、精白度スイッチ90に応じた弾性力で精米機の抵抗板40が出口39を塞ぐ。そして、選択されたいずれかの貯蔵タンク58の計量シャッターが開いて、玄米が計量機59に投入され、紙幣の投入枚数に応じた販売量に達したときにはその到達信号を受けて計量シャッターを閉じると共に、計量中表示灯92を消灯し、精米中表示灯93が点灯する。続いて、計量機の払い出しシャッター68が開いて、玄米が三番の昇降機32からロータリーバルブ69を経て二番の昇降機17に送られ、精米機で精米され白米タンク8に排出される。精米処理中に精米機ホッパー33のオーバーフローセンサ46が満杯信号を出力した場合には、ロータリーバルブ69を停止して(閉じて)玄米の供給を停止し、非満杯信号を出力した場合にはロータリーバルブ69を再度駆動して玄米を供給する。計量機59の計量値が0kgになったときには、その信号を受けて計量機59の払い出しシャッター68が閉じる。
【0034】
一方、玄米スイッチ91を客が押した場合には、精白度スイッチ90を押した場合と同様に制御されるが、異なる制御として、抵抗板40は出口39を開いた状態に保持すると共に、除糠ファン38の駆動を停止状態に保持し、精米機排出口の流路切換装置43は白米タンク8に通じる側を開放状態に保持し、玄米がそのまま白米タンク8に排出される。
【0035】
本発明は上記実施形態に限定されるものではない。たとえば、第二昇降機17の出口に流路切換装置を設けて、流路切換装置から精米機に通じる管路と、白米タンクに直に通じる管路を分岐して形成しておくこともできる。また、流下量制御装置69としては、ロータリーバルブでなく、シャッターを開閉するものであっても良い。
【0036】
【発明の効果】
本発明は、精米処理部と貯蔵処理部を一つの建屋内に配置したので、建屋の製作コストの低下及び建屋の設置面積の狭小化が達成される。また、精米処理部の一部を、貯蔵処理部の一部として兼用したので、製作コストの低下が図られると共に、貯蔵用の玄米を補給する作業も玄米投入口から行え、補給作業が容易になる。さらに、貯蔵タンクに玄米を貯蔵する際には精米処理部の石抜機を必ず通過することから、操作盤の操作で玄米を客が購入した場合には、石の混入してない玄米を販売できる。
【0037】
貯蔵タンク側から玄米を送る管路を昇降機の受入口側に接続してあるので、貯蔵タンク内の玄米を客が操作盤の操作で購入する場合には貯蔵タンクから昇降機に玄米が向かうことになり、従来のように玄米投入口に向かうものに比べれば、精米処理時間が短縮し、客の待ち時間が短くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コイン精米機の全体構造を示す正面図である。
【図2】コイン精米機の一部構造を拡大して示す正面図である。
【図3】コイン精米機の全体のレイアウトを示す平面図である。
【図4】精米機の詳細構造を示す断面図である。
【図5】持込用操作盤の操作パネルを示す正面図である。
【図6】販売用操作盤の操作パネルを示す正面図である。
【図7】操作盤への入出力関係を示す説明図である。
【図8】管理者パネルを示す正面図である。
【符号の説明】
1 建屋
2 客室
3 機械室
7 玄米投入口(玄米投入ホッパー)
8 白米タンク
9 操作盤
10 精米処理部
11 貯蔵処理部
13 取り込みコンベヤ
15 石抜機
16 流路切換装置
17 昇降機
18 精米機
30 受入口
58 貯蔵タンク
K1〜K10 管路

Claims (2)

  1. 玄米投入口(7)に投入された玄米を取り込みコンベヤ(13)、石抜機(15)、昇降機(17)及び精米機(18)を経て白米タンク(8)に排出する精米処理部(10)と、玄米を貯蔵タンク(58)に送り込むと共に貯蔵タンクから玄米を精米処理部(10)に排出する貯蔵処理部(11)とを備え、機械室(3)とは仕切られた客室(2)内の操作盤(9)の操作によって、貯蔵タンク(58)に貯えられた玄米を精米してから又は精米せずに白米タンク(8)に排出し、或いは玄米投入口(7)に投入された玄米を精米してから白米タンク(8)に排出する米販売機能付きコイン精米機において、
    精米処理部(10)と貯蔵処理部(11)を一つの建屋(1)内の機械室(3)に配置し、石抜機(15)から昇降機(17)に通じる管路(K5)と貯蔵処理部(11)の貯蔵タンク側に通じる管路(K6)を石抜機(15)の出口に分岐して設けると共に、玄米供給方向を切り換える流路切換装置(16)をその分岐箇所に設けてあることを特徴とする米販売機能付きコイン精米機。
  2. 貯蔵処理部(11)の貯蔵タンク側から玄米を送る管路(K10)を精米処理部(10)の昇降機(17)の受入口(30)側に接続してあることを特徴とする請求項1記載の米販売機能付きコイン精米機。
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