JP2581892Y2 - 精米装置における糠取出装置 - Google Patents

精米装置における糠取出装置

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JP2581892Y2 JP323492U JP323492U JP2581892Y2 JP 2581892 Y2 JP2581892 Y2 JP 2581892Y2 JP 323492 U JP323492 U JP 323492U JP 323492 U JP323492 U JP 323492U JP 2581892 Y2 JP2581892 Y2 JP 2581892Y2
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英昭 川野
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Iseki and Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、精米装置における糠
取出装置に関する。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】利用者持
込の玄米あるいは籾を精白処理するコイン籾摺装置が普
及している。利用者の一部は精白処理の際発生する糠を
回収して持ち帰りを希望する場合があり、従来機械室側
にのみ回収していた糠を一部操作室側に排出可能の構成
としたものがある(特開平2−6859号公報)。
【0003】ところで、糠の回収部への搬送は精米機に
設ける圧風ファン形態とするのが一般であり、分岐切替
する際に切替弁形態を採用すると閉鎖側部分の間隙部か
ら糠が侵入して停滞し、当該切替弁作動不良の原因とな
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は上記の欠点を
解消しようとするもので、次の技術的手段を講じた。す
なわち、操作室3と機械室4とに仕切られた精米建屋の
うち機械室4側の精米機12に接続する糠排出通路31
に分岐部32を介在し、この分岐部32の一方は上記機
械室4側に配設する糠回収部13のサイクロン33側接
続通路36に接続すると共に他方は操作室3側にのぞむ
取出部34に連通するサイクロン35側接続通路37に
接続し、この分岐部32には切替弁38を配設して任意
の設定手段で切替作動すべく構成し、かつこの切替弁3
8を精米終了の際に所定回数反復動作すべく構成する。
【0005】
【考案の作用及び効果】精米機12からの排出糠は糠排
出通路31を経て取り出されるものであるが、利用者に
おいて糠持ち帰りを希望するときは、適宜設定手段を介
して入力する。切替弁38は糠を取出部34に案内すべ
く切り替わり接続通路37,サイクロン35を経て排出
される。
【0006】一方糠取出を希望しないときは機械室4乃
至適宜建屋外等に設ける糠回収部13に向けて糠排出す
べく切替弁38を切り替える。このとき糠排出通路31
の糠は分岐部32から接続通路36,サイクロン33を
経て糠回収部13に至る。上記いずれにおいても、精米
機12による精白処理が完了し、糠排出も略終了する頃
に切替弁38は所定回数反復動作し、吹き上がりによっ
て弁38の裏面側に堆積した糠を落下せしめるものであ
る。従って、冒記した欠点を解消しうる。
【0007】
【実施例】この考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。1は無人精米装置を設置する建屋で、内部は仕切壁
2により操作室3と機械室4とに仕切られる。このうち
操作室3側には、玄米投入部5、操作盤6、白米取出部
7等を有し、機械室3側には投入ホッパ8、石抜昇降機
9、石抜機10、精米昇降機11、精米機12、糠処理
部13等を有する。
【0008】上記玄米投入部5は該仕切壁2の開口部1
4の前後において上記操作室3側には玄米置き台15を
上記機械室4側には投入ホッパ8を夫々のぞませる構成
とし、このホッパ8下部には玄米供給手段としての供給
樋17を設け、この供給樋17に内装する供給螺旋16
の軸は一端側駆動モ−タ18により回転連動可能に設け
られる。19は篩網である。
【0009】上記供給樋17の移送終端側は石抜昇降機
9のホッパ部にのぞませ、該石抜昇降機9上部側ホッパ
の下部には石抜機10を位置せしめてある。この石抜機
10は、傾斜選別盤,ファン,揺動機構等からなり、駆
動モ−タの回転により選別盤が傾斜方向に揺動しつつ起
風して玄米中に混在する異物(石、金属片等)を傾斜上
位側に揺寄せ、玄米を下方に流下させて出口20から排
出できる構成である。
【0010】精米昇降機11のホッパは上記玄米出口2
0下方にのぞませ、上部のタンク下部には精米機12の
玄米タンク21をのぞませる。この精米機12は、精白
室22内に精白ロール23を内装する公知の形態であ
り、精米機モ−タ24で上記精白ロール23や後記糠搬
送ファン等を回転連動する構成である。上記精白室22
の出口側には圧迫板25を有し、白度調節モ−タ26の
正転・中立・逆転各動作にてばね圧を調節可能とし、上
白・標準・8分搗きの3段階に設定できる構成としてい
る。この出口側は白米取出部7としての白米タンク27
に通じる。28は精白室22に送風すべき送風ファンで
ある。
【0011】上記精白室22下部ののぞませる除糠スク
リーン29からの分離糠は、糠搬送ファン30の圧風に
より糠排出通路31,分岐部32を介して糠処理部13
のサイクロン33又は操作室3側取出部34のサイクロ
ン35に搬送される。即ち、この分岐部32の一方には
サイクロン33に通じる接続通路36を、他方にはサイ
クロン35に通じる接続通路37を夫々接続するが、こ
の分岐部はy型に形成され、糠排出通路31から接続通
路36に向けては略垂直上方に糠搬送すべくなし、接続
通路37に向けては斜め上方に向けて搬送すべくなす。
【0012】38はこの分岐部32に設ける切替弁で、
制御用正逆転モータ39により切替動作可能に構成して
いる。糠処理部13は、サイクロン33のほかこれにの
ぞみ落下した糠を水平移送する糠移送螺旋樋40、及び
該螺旋樋40の途中部と終端側とに開口せる排出部から
の落下糠を受ける糠袋41,41からなる。
【0013】前記操作室3側操作盤6は、その盤面に、
玄米投入可ランプ45、コイン枚数表示灯46、コイン
メック47、もち米選択スイッチ48、白度選択(図例
では、上白・標準・8分の3段階に選択でき、前記白度
調節モ−タ38の正逆転を司る)スイッチ49,50,
51、糠スイッチ52等を配設し、このうちコインメッ
ク47には投入コインの識別部や投入コイン毎に作動す
るコインセンサ53等を備える。そして、この操作盤6
の内部には各部駆動モ−タの駆動制御等を行うマイクロ
コンピュータを備えている。
【0014】上記マイクロコンピュータの演算制御部
(CPU)54にはコインセンサ53からの検出情報、
白度選択情報、クロック信号等が入力される。一方出力
情報としては供給螺旋駆動モ−タ18制御信号、石抜機
10駆動モ−タ23・昇降機9,11駆動モ−タ55・
精米機12駆動モ−タ36・糠移送螺旋モ−タ56等本
機駆動系制御信号、糠排出切替弁38の開閉制御信号、
白度調節モ−タ38制御信号等がある。
【0015】CPU54は、主に次の機能を有する。即
ち、コインセンサ53からの信号を受けて投入金額乃
至投入枚数を算出する。投入コイン数に応じて内蔵の
タイマ機構を動作して所定時間t1供給螺旋16用モ−
タ18に駆動信号を出力する。一方、精米機12駆動モ
−タ36や昇降機9,11用モ−タ55等本機駆動系モ
−タにも同時に駆動信号を出力する。コイン投入枚数
に基づく設定時間t1が経過すると、設定時間t2(例え
ば30秒)遅れて精米機12用モ−タ36等の本機駆動
系モ−タを停止すべく出力する。糠スイッチ52のO
N操作に伴って、切替弁38を接続通路37側に排出可
能に切り替わる。上記設定時間t1経過後所定短時間
間隔の所定回数(例えば2秒間隔で5回)で切替弁38
が接続通路37,38を交互に閉鎖すべく反復動作する
よう制御モータ39に短時間正逆転連動出力する。等で
ある。
【0016】上例の作用について説明する。予め原料玄
米の量に見合う運転時間を確保できるだけの100円硬
貨をコインメック53の投入口に投入すると共に、玄米
を投入ホッパ8に供給する。続いてうるち米処理のとき
は直接白度設定スイッチ49〜51のいずれかを操作す
るが、これによって本機系モータに駆動信号が出力され
るものであり、先ず投入ホッパ8からの玄米は供給螺旋
16によって水平移送され石抜昇降機9内に投入され
る。該昇降機9上部からの排出玄米は石抜機10内に入
り揺動乃至風選処理されて混入する異物が除去される。
選別盤20下方からの精玄米は、精米昇降機11に供給
されて揚上し、玄米タンク31内に供給される。精米機
12の精白室32内に流下する玄米は、精白ロール33
の回転により穀粒間乃至除糠スクリーン34間で表面の
糠層が剥がれ精白される。この際、出口の圧迫板37
は、精白選択スイッチにて所望の圧力に設定されてあ
り、希望の精白度に仕上がる。精白室32からの精白米
は白米取出部7を経て適宜操作室3内にて回収されるも
のである。運転各部は投入金額にて設定された時間t1
が経過すると供給螺旋16の駆動モ−タ18が停止し、
所定時間t2遅れて精米機等本機駆動モ−タは停止する
から、昇降機9,11や精白室32内の玄米残留を少な
くできる。尚、前記供給螺旋16の駆動停止信号、具体
的には駆動モ−タ18停止信号を受けると、石抜機10
の異物取出用排出口27を「開」とし、選別盤20上に
残る異物等を排出でき、次回の精米作業の際に混在する
ことを防止できるものである。
【0017】さて、利用者において糠の操作室3側取出
しを希望するときは、作業開始の際に糠スイッチ52を
ONする。これによって切替弁38は略垂直姿勢にあっ
て接続通路37を閉鎖する状態(図1中実線イ)から、
接続通路36を閉鎖(同破線ロ)する状態に切り替わ
り、糠は接続通路37を経由して操作室3側に排出され
る。
【0018】上記切替弁38は前記供給螺旋16の駆動
停止信号が出力されるまでの間上記状態を維持する。こ
の駆動停止信号の出力によって切替弁38が所定回数イ
又はロ状態の反復動作を繰返す清掃モードとなる(図6
中モードA)。糠排出通路31を吹き上げる糠は本来の
接続通路37を案内されるものであるが、一部は切替弁
38部隙間をぬって接続通路36側に至りこの切替弁3
8裏面に堆積し、徐々に機能低下を来し制御モータ39
の動作に支障を来すおそれがある。が、上記のように切
替弁38が反復動作すると堆積しようとする糠は下方に
落下して切替弁38部分に堆積の恐れがないものであ
る。
【0019】回収する糠は操作室3側取出部において適
宜設置の収容容器に収容される。尚、糠スイッチ52を
ONすると、精白処理される玄米の全部について発生す
る糠は接続通路37を経由して取出部に回収されるが、
運転途中で必要量が確保され以後は不要とする場合には
再度糠スイッチ52をONすることにより(図6中破
線)、切替弁38がイ位置に復帰し糠袋41,41側回
収に切替られる構成とすればよい。この場合にも供給螺
旋16の駆動終了信号が出力されると清掃モードに切り
替わる(図6中モードB)。
【0020】又、作業開始途中に糠スイッチ52を操作
しても同様に操作室3側に回収できる。糠スイッチ52
操作を伴わないときは、すべてが糠袋41,41側に回
収されるものであるが、このときにも切替弁38は反復
動作を繰返し糠堆積を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の一部断面図である。
【図2】装置全体平面図である。
【図3】概要のフロー図である。
【図4】操作盤正面図である。
【図5】フローチャートである。
【図6】タイムチャートである。
【符号の説明】
3 操作室 4 機械室 12 精米機 13 糠処理部 22 精白室 29 除糠スクリ
ーン 30 糠搬送ファン 31 糠排出通路 32 分岐部 33 サイクロン 34 取出部 35 サイクロン 36 接続通路 37 接続通路 38 切替弁 39 制御用正逆
転モータ 52 糠スイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作室3と機械室4とに仕切られた精米
    建屋のうち機械室4側の精米機12に接続する糠排出通
    路31に分岐部32を介在し、この分岐部32の一方は
    上記機械室4側に配設する糠回収部13のサイクロン3
    3側接続通路37に接続すると共に他方は操作室3側に
    のぞむ取出部34に連通するサイクロン35側接続通路
    37に接続し、この分岐部32には切替弁38を配設し
    て任意の設定手段で切替作動すべく構成し、かつこの切
    替弁38を精米終了の際に所定回数反復動作すべく構成
    してなる精米装置における糠取出装置。
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JP5998910B2 (ja) * 2012-12-17 2016-09-28 井関農機株式会社 糠パック装置付き自動精米設備

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