JP2004176433A - 機械式駐車装置およびその駐車棚 - Google Patents

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Abstract

【課題】棚柱の強度の低下を招くことなく、収容車両の車高に応じて容易に入出庫口および棚の上下配列ピッチを変更することができる駐車装置の提供。
【解決手段】車両Mを搭載するために用いられる棚16と、棚16を支持するために立設されているH形鋼からなる複数本の棚柱15と、各棚柱15に取り付けられる棚乗せ具20とを備えており、棚乗せ具20が、上記棚柱15が貫入するための開口23と、棚16を取り付ける取付部25と、上記開口23に棚柱15が貫入した状態で棚柱15のウエブ部15aに枢支される枢支部26とを有しており、棚乗せ具20が棚柱15に取り付けられた状態で上記取付部25に上下方向の荷重が作用したとき、この荷重の作用によって上記枢支部26の回りのモーメントが棚乗せ具20に生じるように構成されている。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は機械式駐車装置およびその駐車棚に関する。さらに詳しくは、車両を上下複数段に収容するための駐車棚、並びに、この駐車棚および駐車棚の各駐車スペースに車両を昇降して搬送するためのエレベータを備えた機械式駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、機械式駐車装置は地価の高い市街地で狭い敷地に可能な限り多くの車両を駐車させるために設置されることが多い。機械式駐車装置はエレベータの昇降路に沿ってその両側に、車両搭載用のパレットを収容する棚部材(以下、単に棚という)が複数段に配設された駐車棚を有するものである。そして、エレベータが指定された棚に移動してこの棚とエレベータとの間でパレットを受け渡し(移載)する。
【0003】
そして、この機械式駐車装置はその一の駐車塔に、車高の低い一般乗用車等の低車高車両のほか、ハイルーフ車と呼ばれる高車高車両やその中間の車高を有するいわゆるミドルルーフ車をも収容することが要求される場合がある。車高が異なる車両を効率よく収容するため、すなわち駐車装置の内部空間を有効に使用するためには収容車両の車高に応じて上記棚の上下の配列ピッチ(駐車空間高さ)を複数種類設定する必要がある。
【0004】
収容すべき低車高車両や高車高車両の比率が駐車装置を建設するときに決定されておれば大きな問題はない。しかし、駐車装置が集合住宅に付設された場合のように、建設後に車両を所有する入居者が決定した時点で上記比率が確定する場合がある。さらに、入居者の退出および入居によって上記比率が変化する場合もある。かかる事態に車両収容効率を低下させずに対応する必要がある。
【0005】
このような駐車装置の例として、駐車装置の建屋の柱に複数段の棚を二とおりの上下配列ピッチで固定的に設置したものが提案されている。この駐車装置は、建屋の柱にまず低車高車両用の配列ピッチで棚を設置し、これに重ねて高車高車両用の配列ピッチで棚を設置したものである(たとえば特許文献1参照)。したがって、駐車空間に残留した使用しない棚が駐車車両に接触しないように駐車空間を大きくする必要がある。これは車両収容効率の低下につながる。
【0006】
また、駐車装置の建屋を構成する主柱(H型鋼から形成されている)に、上下方向に基準ピッチの1/2の間隔で棚取付孔を穿孔した駐車装置が提案されている。低車高車両に対しては基準ピッチで棚を取り付け、高車高車両に対しては基準ピッチの1.5倍の間隔で棚を取り付けることにより、低車高車両と高車高車両との収容比率の変化に対応しようとするものである(たとえば特許文献2参照)。建屋を構成する主柱に多数の孔を形成する必要があり、しかもその孔をH型鋼の強度を担うフランジ部に形成するため主柱の強度低下につながる。
【0007】
また、駐車装置の建屋の構成部材である水平梁の上下配列ピッチを基準として、これと棚の上下配列ピッチとの比を整数比として定める駐車装置が提案されている。これにより低車高車両の駐車空間高さと高車高車両の駐車空間高さとを水平梁の上下配列ピッチを基準として定めることができるので設計、計画が容易になるというものである(たとえば特許文献3参照)。しかしながら、製造段階における具体的機構が示されていない。
【0008】
また、立設された複数本の支持柱それぞれにパレット支持材を取り付けるための固定部材が、支持柱の上下方向の任意の位置に取り付けられるように構成された駐車装置も提案されている。この固定部材はH型鋼からなる上記支持柱の外側からボルトによって挟圧し、H型鋼の両フランジ部の内側からボルトで突っ張るようにして着脱可能に取り付けられるものである(たとえば特許文献4参照)。しかし、単にボルトによって挟圧しているだけであるため、度重なるパレットの移動、搭載等に起因する荷重や振動により、このボルトが緩むおそれがある。
【0009】
また、低車高車両のみを収容する駐車装置と高車高車両のみを収容する駐車装置との相互変更を行う場合はその入出庫口の高さをも変更するのが好ましい。とくに、低車高車両のみを収容する駐車装置にとっては、制限高さ以上の車高の車両が入庫し得ないようにするためにも入出庫口の高さを制限するのが好ましい。駐車装置の入出庫口に関する先行文献はあるものの(たとえば特許文献5および特許文献6参照)、入出庫口の高さを変更するという課題や構成を開示した先行文献は知らない。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−328807号公報(図1および図2)
【特許文献2】
特開平5−133132号公報(図1、図3〜図5)
【特許文献3】
特許第2537093号公報(第2頁右欄)
【特許文献4】
特開2002−276182号公報(段落「0032」〜「0039」、図4および図5)
【特許文献5】
特開昭63−138076号公報
【特許文献6】
特開平64−80672号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、棚が取り付けられる棚柱の強度の低下を招くことなく、また、入出庫口の大幅な改造を必要とすることなく、収容車両の車高に応じて容易に入出庫口および棚の上下配列ピッチを変更することができる機械式駐車装置、および、この機械式駐車装置に好適な駐車棚を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の駐車棚は、
機械式駐車装置に設置される駐車棚であって、車両を搭載するために用いられる棚部材と、上記棚部材を支持するために立設されている複数本の棚柱と、各棚柱に取り付けられる棚乗せ具とを備えており、この棚乗せ具が、上記棚柱が貫入するための開口と、棚部材を取り付ける取付部と、上記開口に棚柱が貫入した状態でこの棚柱に枢支される枢支部とを有しており、上記棚乗せ具が棚柱に取り付けられた状態で上記取付部に上下方向の荷重が作用したとき、この荷重の作用によって上記枢支部回りのモーメントが棚乗せ具に生じるように構成されている。
【0013】
かかる構成により、車両の搭載等によって棚部材から棚乗せ具に対して下向きの荷重が作用したとき、棚柱には枢支部からの曲げモーメントはほとんど加わらず、上記開口の内側が横から棚柱の外面に押圧する状態となる。したがって、棚柱の負担が軽減する。
【0014】
そして、上記棚柱がH字形の断面を有しており、上記棚乗せ具の枢支部が、棚柱の断面の中央ウエブ部に枢支されるように構成されてなる駐車棚が好ましい。棚乗せ具が、棚柱の曲げ抵抗部分(断面の両端フランジ部)には枢支されないため、棚柱の負担が軽減するからである。なお、H字形の断面の棚柱としては、たとえばH型鋼が多用される。
【0015】
また、上記棚柱の断面の中央ウエブ部に枢支孔が形成されており、上記枢支部が、上記枢支孔に挿通される軸部材と、この軸部材の両端を保持する保持部とを有しており、この保持部の先端が上記ウエブ部に近接するまで延びている駐車棚が好ましい。上記軸部材に曲げモーメントが生じることが抑制され、軸部材の負担が軽減されるからである。
【0016】
上記棚乗せ具が相互に連結可能な二つの棚乗せ具要素と、この二つの棚乗せ具要素同士を連結するための連結具とを有しており、上記各棚乗せ具要素に棚柱が嵌合する嵌合凹部が形成されており、棚乗せ具要素同士が連結されたときに上記嵌合凹部同士が一体となって上記開口を構成してなる駐車棚が好ましい。棚乗せ具の棚柱からの着脱が容易だからである。しかも、棚柱から枢支部の枢支を外すだけで棚乗せ具を棚柱に沿って移動させることが容易となる。
【0017】
上記開口が、貫入した棚柱の外面との間に間隙が生じ、枢支部を中心に棚乗せ具がわずかに回転可能になる大きさにされており、上記間隙に挿入されることによって棚乗せ具の回転角度を制限するためのくさび部材が配設されてなる駐車棚が好ましい。くさび部材を上記間隙に挿入することにより、上記開口の内側と棚柱の外面との圧接部位が明確になり、また、棚乗せ具の上記の水平状態を確保することができる。
【0018】
本発明の機械式駐車装置は、
車両を昇降するためのエレベータと、このエレベータの昇降路に沿って少なくともその片側に立設された上記のうちのいずれか一の駐車棚とを備えている。
【0019】
かかる構成により、駐車棚における棚部材の上下方向の位置を容易に変更することができ、その結果、低車高車両と高車高車両との収容比率の変化に容易に対応することができる。
【0020】
上記棚柱が平面視矩形の四隅にそれぞれ立設されており、各棚柱に上下方向に所定間隔をおいて上記棚乗せ具の枢支部を枢支するための複数個の枢支孔が形成されてなる機械式駐車装置が好ましい。棚乗せ具を棚柱に外嵌した状態で上下移動させることによってその取付位置を容易に変えることができるからである。
【0021】
本発明の他の機械式駐車装置は、
少なくとも主柱と水平梁とを有する骨格、および、この骨格との間に空間が形成されるように骨格に貼設された外装板を備えてなる駐車塔と、この駐車塔の入出庫階に形成された入出庫口と、この入出庫口の上部に着脱自在に取り付けられた、入出庫口の上部を覆うことによって入出庫口の開口高さを変化させるための幕板とを備えている。
【0022】
かかる構成によれば、幕板の取付および取り外しにより、入出庫口を低車高車両または高車高車両に最適な形状とすることが容易となる。また、骨格とは別に棚柱を設けているので、骨格に必要な耐火材が被覆されていないため、棚乗せ具の装着のためにこの耐火材被覆を剥がしたり再被覆する必要がない
そして、上記入出庫口における平面視で幕板の内側に入出庫口の扉が配設されており、この扉の高さが入出庫口の高さと実質的に同一にされてなる機械式駐車装置が好ましい。たとえば高車高車両に対応するために、幕板を取り外したとしても入出庫口の全面が扉によって閉止し得るからである。
【0023】
上記扉が昇降可能に配置されており、入出庫口に近接してその上方における上記骨格と外装板との間の空間に上記扉を収容するための戸袋が配設されており、扉が該戸袋に収納されることにより入出庫口が開放されるように構成されてなる機械式駐車装置が好ましい。駐車塔の正面視の幅が不要に大きくなることを防止することができ、また、戸袋の設置のために骨格(たとえば鉄塔)の形状にほとんど影響を及ぼさないからである。
【0024】
かかる駐車装置であって、上記扉が複数枚の扉要素からなり、該複数枚の扉要素が駐車塔の内外方向に隣接し且つ昇降可能に配置されており、上記扉要素が重なり合って上記戸袋に収納されることにより入出庫口が開放され、扉要素が入出庫口に上下に並んで配列されたときに入出庫口が閉止されるように構成されているものが好ましい。戸袋の上下方向の寸法を小さくすることができるからである。
【0025】
さらに、主柱と水平梁を有する骨格、および、該骨格との間に空間が形成されるように骨格に貼設された外装板を備えてなる駐車塔と、該駐車塔の入出庫階に形成された入出庫口と、該入出庫口の上部に着脱自在に取り付けられた、入出庫口の上部を覆うことによって入出庫口の開口高さを変化させるための幕板とに加えて、前述した棚乗せ具を有する駐車棚を備えてなる機械式駐車装置が好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照しながら本発明にかかる機械式駐車装置の実施形態および本発明にかかる駐車棚の実施形態を説明する。
【0027】
図1にはエレベータ式の立体駐車装置(以下、単に駐車装置という)1が例示されている。図2は図1の駐車装置1を正面から見た透視図である。図3は図2のIII−III線断面図である。図4は図1の駐車装置1を側面から見た透視図である。ただし、図4ではエレベータおよびその駆動装置はその図示が省略されている。
【0028】
この駐車装置1は、その骨格となる鉄塔2の外面に外装板(外装パネル)3が貼設された駐車塔4と、この駐車塔4の内部に配設された車両搬送機構としてのエレベータ5と、車両Mを収容する駐車棚6とから構成されている。図示のごとく、鉄塔2は全体に四角柱を呈しており、四隅に立設された主柱7と、上下方向に所定間隔をおいて主柱間に掛け渡された梁8と、補強のための斜材(ブレース)9とを有している。外装パネル3は鉄塔4との間に空間が形成されるように貼設されている。
【0029】
上記エレベータ5は車両Mを搭載するパレット10を昇降させるためのものである。エレベータ5はワイヤ11で吊り下げられており、このワイヤ11を巻き上げ繰り出してエレベータ5を昇降させる駆動装置(巻き上げ装置)12およびカウンターウエイト13が備えられている。エレベータ5にはパレット10が横行し得るレール5a(図3)が敷設されており、このレール5aの上にパレットが載置される。上記駐車棚6はエレベータ5の昇降路14の両側に立設されている。
【0030】
各駐車棚6は、平面視で矩形スペースの四隅に対応する位置に立設された四本の棚柱15と、この棚柱15に上下方向に離間して多数段に配設された棚部材(以下、単に棚という)16とを備えている。本実施形態では棚16の上下配列ピッチは一定にされている。つまり、棚16は低車高車両用のピッチL(図2)で配列されている。棚16は図3に示すように駐車空間Pの前後両端に、エレベータ5に向けて延びるように取り付けられる棒状の部材である。棚16は後述する棚乗せ具20によって棚柱15に取り付けられる。各棚16の上面にはパレット10が横行し得るレールが形成されており、このレール上にパレット10が載置される。パレットはこの棚16のレ−ル上とエレベータ5のレール5a上とを横行する。本実施形態では棚柱15はH字形断面を有する鋼材(H型鋼)から形成されている。
【0031】
エレベータ5は両側の棚16の間を昇降し、呼び出されたパレット10の棚16まで移動したうえで当該パレット10を受け取り、これを入出庫階Eへ搬送する。本駐車装置1では入出庫階Eは一番下の床面(1階)とされている。エレベータ5には、棚16からパレット10を受け取り且つ戻すための図示しない移動装置が配設されている。入出庫階Eにはその入出庫口17を開閉するための扉18が配設されている。扉18については後述する。
【0032】
図5および図6には駐車棚6の棚16を棚柱15に取り付けるために用いられる棚乗せ具20が示されている。図5は棚乗せ具20の平面図であり、図6はその側面図である。棚乗せ具20は面対称の構造を持つ一対の棚乗せ具要素20aと、これら棚乗せ具要素20a同士を連結するためのボルトおよびナット(以下、連結ボルトで代表させる)21と、この棚乗せ具20を棚柱15に取り付けるためのボルトおよびナット(以下、取付ボルトで代表させる)22とから構成されている。この構成により、棚乗せ具20は棚柱15を挟むようにその棚乗せ具要素20a同士を合わせて連結ボルト21で連結し、取付ボルト22で棚柱15に枢支することができる。上記棚乗せ具要素20aは特に面対称の構造を持つ一対のものである必要はない。両者の形状が異なっていても、ここで述べる機能を奏するものであればよい。
【0033】
本実施形態における棚乗せ具20はいわゆるH型鋼(H字形断面を有する鋼材)からなる棚柱15に適用される形状を有している。H型鋼はその断面において中央のウエブ部15aとその両端にウエブ部15aに垂直に形成されるフランジ部15bとから形成されている。一般的にH型鋼は、曲げ抵抗部であるそのフランジ部はウエブ部よりも厚さが厚く形成されている。棚乗せ具要素20aが連結されたときに、棚柱15が嵌合するほぼH字形の開口23が形成されるように、各棚乗せ具要素20aには嵌合凹部23aが形成されている。上記H字形の開口23は棚柱15の断面のH字形より若干大きく形成されている。したがって、取付ボルト22を外すだけで、棚乗せ具20は棚柱15に沿って上下移動させることができ、連結ボルト21を外すことによって棚乗せ具20(棚乗せ具要素20a)を棚柱15から取り除くことができる。
【0034】
棚乗せ具20は、上記開口23の周囲部分を構成する基部24と、この基部24から横方向に延びる、棚16を取り付けるための取付部25と、基部24から開口23内に突出するように形成された、棚柱15に取付ボルト22を締結するための枢支部26とを有している。基部24はおおむね矩形を呈しており、その四隅に連結ボルト21のボルト孔が形成されている。そして、基部24の中央部が枢支部26として棚柱15のフランジ部15b間に延びてその先端がウエブ部15aの面に近接している。この枢支部26のほぼ中央部には取付ボルト22のボルト孔が形成されており、このボルト孔に対応するウエブ部15aの位置にもボルト孔(枢支孔)が形成されている。したがって、取付ボルト22はフランジ部15bの面に平行に締結されることになる。ウエブ部15aの取付ボルト孔の内径と取付ボルト22の外径との寸法差は相当に大きくされている。
【0035】
上記のように、枢支部26がフランジ部15b間に進入してその先端がウエブ部15aの面に近接しており、枢支部26のほぼ中央部に取付ボルト22が挿入されるため、上記枢支部26が取付ボルト22の(ボルト)保持部としての機能を奏している。その結果、搭載車両の重量等によってこの取付ボルト22には曲げ力はほとんど加わらず剪断力が加わる。したがって、取付ボルト22のサイズは小さくて済む。
【0036】
上記開口23の形状は棚柱15の断面形状よりも大きいので、棚乗せ具20を取付ボルト22によって棚柱15に枢支すると、棚乗せ具20は枢支部26を中心として、その開口23の内面と棚柱15のフランジ部15bの外面との間隙Dの範囲で回動可能となる。そして、後述するように、この間隙Dに挿入されて棚乗せ具20を棚柱15に回転不能に固定するくさび部材27が用意されている。
【0037】
上記取付部25は実質的に、取付ボルト22のボルト孔に直交し且つ棚柱15のフランジ部15bに直交する方向に延びている。この取付部25にも、上記棚乗せ具要素20a同士を連結するための連結ボルト21が締結できるようにボルト孔が形成されている。取付部25の上面は棚16を載置するための平坦な載置面25aにされている。棚16は載置面25aに載置されたうえでボルト等の固定具によって着脱可能に固定される。したがって、この棚16に車両が搭載される等して棚乗せ具20に下向きの加重が加わると、棚乗せ具20は枢支部26を中心として回転し、その開口23の取付部25側下部と反取付部側上部とが棚柱15のフランジ部15bに当接しようとする(図6参照)。しかし、このときに、棚柱15のウエブ部15aの取付ボルト孔の内径が小さいと、開口23の反取付部側上部がフランジ部15bに当接する前に取付ボルト22が上記取付ボルト孔の内周面に圧接する可能性がある。したがって、ウエブ部15aを保護するために、前述したようにこのウエブ部15aの取付ボルト孔の内径を取付ボルト22の外径より相当に大きくしている。たとえば、取付ボルト孔の内径と取付ボルト22の外径との差は、棚柱15と開口23との間隙Dより大きくする。こうすることにより、取付部25に下向きの荷重が加わったときに、取付ボルト22とウエブ部15aには実質的に剪断荷重のみが加わることになる。
【0038】
このように、取付ボルト孔の内径と取付ボルト22の外径との差を、棚柱15と開口23との隙間より大きくしておけば、枢支部を複数個設けてもよい。つまり、複数本の取付ボルトによって棚乗せ具を棚柱に取り付けてもよい。
【0039】
また、さらに確実に取付ボルト22とウエブ部15aの取付ボルト孔との圧接を防止するために、図6に示すように、開口23の取付部側下部とフランジ部15bとの間、および、開口23の反取付部側上部とフランジ部15bとの間にくさび部材27を挿入する。そうすることにより、くさび部材27を介して開口23の取付部25側下部および反取付部側上部とフランジ部15bとが当接するので、取付ボルト22とウエブ部15aの取付ボルト孔との圧接を防ぐことができる。この場合には、とくに取付ボルト孔の内径と取付ボルト22の外径との差を棚柱15と開口23との間隙Dより大きくする必要が無くなる。また、取付部25の載置面25aを水平状態に設定するためにも、このくさび部材27は有用である。
【0040】
このように構成することにより、棚柱であるH型鋼の曲げ抵抗部であるフランジ部に穿孔する必要が無く、曲げ中立軸上にあるウエブ部に穿孔するので棚柱の強度低下を非常に小さくすることができる。また、棚16に車両が搭載される等して棚乗せ具20に大きな下方向き荷重が加わっても、棚柱のフランジ部を曲げるような力が加わるのを抑制することができる。さらに、一つの棚乗せ具20を棚柱15に取り付けるに際して棚柱15のウエブ部に一つのボルト孔を明けるだけでよい。従来技術のようにフランジ部に複数個の孔を明けることに比べて棚柱の強度の低下を大幅に抑制することができる。また、ウエブ部はフランジ部に比べて薄いので穿孔作業も容易なものとなる。その結果、棚16の上下配列ピッチを変更するときにもその作業は容易である。枢支部26の取付ボルト22を取り外したうえで棚乗せ具20を棚柱15に沿って上下方向に移動させ、次の位置に位置決めした上でウエブ部に穿孔すればよい。または、予め棚柱15のウエブ部に上下方向に所定間隔をおいて複数個のボルト孔を穿孔しておいてもよい。
【0041】
また、棚柱がH型鋼であってボルト孔の形成部位がウエブ部であれば、一つの棚乗せ具に対するボルト孔は二つ以上であってもよい。棚柱がH型鋼以外のものから形成されているものであってもよい。棚乗せ具に棚柱の断面形状に適合する開口を形成しておけばよい。そして、前述したように棚柱と開口との間隙を調節することにより、枢支用の取付ボルトは一本でも二本以上でもよい。
【0042】
かかる構成の駐車装置1によれば、容易に駐車空間(棚16と棚16との上下間隔)をたとえば高車高車両用としたり、低車高車両用とすることができる。
【0043】
図7には、前述のように棚16の上下配列ピッチを変更することによって、高車高車両用の駐車空間と低車高車両用の駐車空間とを混在させた駐車塔の一例を示28している。図示のごとくこの駐車塔28では、正面視で左側の駐車棚29aの上から四段目までの棚16、および、左側の駐車棚29bの一番上の棚16が高車高車両用の棚16であり、その他の棚16は低車高車両用である。低車高車両用の棚配列ピッチには符号Lを付して示し、高車高車両用の棚配列ピッチには符号Hを付して示している。もちろん、このような二種類の棚間隔のみならず、三種類以上の棚間隔を設定することも容易である。このように、前述の棚乗せ具20を用いれば、高車高車両と低車高車両とをともに収容する駐車塔28に変更しても、駐車空間に棚や棚乗せ具が残留して駐車車両に干渉することがない。
【0044】
一般に、駐車装置はその入出庫口の高さを収容する車両の高さにほぼ合わせている。たとえば低車高車両のみを収容する駐車塔では、高車高車両が通過し得ない高さの入出庫口が形成されている。こうすることによって駐車塔内に制限高さ以上の車高の車両が入庫し得ないようにしている。したがって、高車高車両のみを収容する駐車塔と低車高車両のみを収容する駐車塔との相互変更を行うときに、この入出庫口の高さを変更し得るようにしておけば便利である。
【0045】
図8〜図11には駐車塔4の入出庫口17およびその扉18が詳細に示されている。入出庫口17の周縁はその左右両側および上端に取り付けられた三方枠30から構成されている。また、扉18は互いに前後に重なり得る上下二枚の扉要素18a、18bを有している。各扉要素は昇降装置31によって昇降可能にされている。なお、図8において符号41で示すのは駐車装置の運転操作盤である。扉要素は三枚以上であってもよく、また、駐車塔の奥行き寸法を小さくするためにこの扉を単一の扉としてもよい。
【0046】
図10および図11に示すように、入出庫口17の開口の上方に両扉要素を収容する戸袋32が形成されている。両扉要素18a、18bが上昇し、戸袋32内に重なり合って収納されることにより入出庫口17が開放され、扉要素18a、18bが入出庫口17に上下に並んで配列されたときに入出庫口17が閉止されるように構成されている。図8〜図11はいずれも閉止状態の扉18を示している。本実施形態では、入出庫口17が閉止した状態で下方に位置する扉要素18bが、上方に位置する扉要素18aより駐車塔4の内側(後方)に位置する。しかし、本発明ではこの構成に限定されず、いずれの扉要素が前方または後方であってもよい。
【0047】
この入出庫口17は低車高車両および高車高車両のいずれにも適用されるものであるが、低車高車両用に設定されたものが図示されている。すなわち、入出庫口17の上部に幕板33が取り付けられている。これにより、扉18が全開した状態でも入出庫口17の開口は幕板33に制限され、その高さが低車高車両用に低くされる。この幕板33はボルト等の公知の手段によって三方枠30に着脱自在に取り付けられている。したがって、この幕板33を取り外せばもともとの入出庫口17の開口が露出し、入出庫口17は高車高車両用として設定されることになる。幕板33は、いわば目かくし板のようなものであって強度部材ではないため、その取付も簡単でよい。
【0048】
図10は入出庫口17および駐車棚6の一部を示す側面図である。図中、入出庫口17の右側が駐車塔4の内部である。図示のごとく、戸袋32は鉄塔2の梁8および主柱(主柱は図示していない)と外装パネル3との間の空間に形成されている。したがって、梁8の存在が戸袋32の設置に対し、上下方向については特に影響を及ぼすことはない。たとえば、戸袋を設置するために梁8の位置を上方に設定する必要はない。その結果、梁およびブレースの上方への位置変更に伴う主柱の入出庫階部分の座屈強度の低下という事態が避けられる。また、図8に示すように、入出庫口17の近傍のみ鉄塔2と外装パネル3との間の空間を大きくとり、それより上部は外装パネル3を鉄塔2に近接するように取り付けてもよい。
【0049】
もちろん、低車高車両のみを収容する駐車塔では、幕板33を取り付けなくても車両が入出庫口を通過する際には何ら問題はない。しかし、図示のように棚柱15における棚乗せ具20および棚16の位置が低車高車両用として低くされているため、幕板33を取り外せばこれらが外部から見えることとなる。これを防止するために幕板33を取り付けるのが望ましい。また、棚16の位置を高車高車両用として上方に設定するときには幕板33を取り外しても外部から見えにくくなる。
【0050】
図11には扉18の開閉機構、すなわち上記昇降装置31が示されている。図11は入出庫口17を駐車塔4の内側から見た図である。上下の両扉要素18a、18bはともにワイヤ34、35によって吊り下げられている。このワイヤ34、35を巻き上げ繰り出して扉要素を昇降させる駆動装置(巻き上げ装置)36およびカウンターウエイト37が備えられている。上部扉要素18aを吊り下げる上部ワイヤ34と下部扉要素18bを吊り下げる下部ワイヤ35とはともに単一の駆動装置36に巻き掛けられ、単一のカウンターウエイト37に連結されている。各扉要素18a、18bおよびカウンターウエイト37はそれぞれガイドローラ42、43をその両側辺に備えている。そして、各扉要素18a、18bおよびカウンターウエイト37は、その昇降路の両側に設置された柱状のガイドレール44に各自のガイドローラ42、43が係合することにより、その昇降が案内される。
【0051】
また、下部扉要素18bは上部扉要素18aの約二倍の速度で昇降される。その結果、両扉要素は扉18の閉状態では上下に並んでいるが、扉18を開作動するときには同一時間後に戸袋32内に重なり合って収容される。上下の扉要素18a、18bの昇降速度の比を1:2にするために、昇降装置31を図示のごとく構成している。
【0052】
すなわち、上部ワイヤ34はその一端が三方枠30の上縁に固定され、上部扉要素18aの上端両側それぞれに配設された支持ローラ38に下から掛け回され、さらに、三方枠30の上縁に取り付けられた転向プーリ39に上から掛け回され、ついで駆動装置36の駆動プーリ36aに巻き掛けられた後、他端がカウンターウエイト37に連結されている。したがって、上部扉要素18aは上部ワイヤ34(下部ワイヤ35)の移動速度の約1/2の速度で昇降する。
【0053】
下部ワイヤ35は三本のワイヤ35a、35b、35cから構成されている。まず二本のワイヤ35a、35bそれぞれの一方の端部が下部扉要素18bの上端両側それぞれに固定されている。それらのワイヤ35a、35bは三方枠30の上縁に取り付けられた転向プーリ39に掛け回されたうえで、他方の端部同士が連結具40によって連結されている。この連結具40には残りの一本のワイヤ35cの一端が連結されており、このワイヤ35cが駆動装置36の駆動プーリ36aに巻き掛けられた後、その他端がカウンターウエイト37に連結されている。したがって、二本のワイヤ35a、35bがまとめて駆動装置36の駆動プーリ36aに巻き掛けられた後、カウンターウエイト37に連結されているのと同じである。したがって、下部扉要素18bは下部ワイヤ35(下部ワイヤ35)の移動速度と同一の速度で昇降する。
【0054】
かかる構成により、単一の駆動装置36によって上下両ワイヤ34、35を操作することにより、上部扉要素18aと下部扉要素18bとが1:2の昇降速度比で昇降させられる。なお、この構成に限らず、上記昇降速度比が1:2となるような公知の昇降機構を採用してもよい。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、棚が取り付けられる棚柱の強度の低下を招くことなく、また、入出庫口の大幅な改造を必要とすることなく、収容車両の車高に応じて容易に入出庫口および棚の上下配列ピッチを変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機械式駐車装置の一実施形態であるエレベータ方式の駐車装置を示す一部切り欠き斜視図である。
【図2】図1の駐車装置1を正面から見た透視図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図1の駐車装置1を側面から見た透視図であり、エレベータおよびその駆動装置は図示が省略されている。
【図5】図1の駐車装置における棚乗せ具の平面図である。
【図6】図5の棚乗せ具の側面図である。
【図7】本発明の他の実施形態にかかる機械式駐車装置を正面から見た透視図である。
【図8】図1の駐車装置の外観を示す斜視図である。
【図9】図1の駐車装置の入出庫口を示す正面図である。
【図10】図9の入出庫口を棚柱の一部とともに示す側面図である。
【図11】図9の入出庫口を内側から示す背面図である。
【符号の説明】
1・・・・駐車装置
2・・・・鉄塔
3・・・・外装パネル
4・・・・駐車塔
5・・・・エレベータ
6・・・・駐車棚
7・・・・主柱
8・・・・梁
9・・・・ブレース
10・・・・パレット
11・・・・ワイヤ
12・・・・駆動装置
13・・・・カウンターウエイト
14・・・・昇降路
15・・・・棚柱
15a・・・(棚柱の)ウエブ部
15b・・・(棚柱の)フランジ部
16・・・・棚
17・・・・入出庫口
18・・・・扉
18a・・・上部扉要素
18b・・・下部扉要素
20・・・・棚乗せ具
20a・・・棚乗せ具要素
21・・・・連結ボルト
22・・・・取付ボルト
23・・・・開口
23a・・・嵌合凹部
24・・・・基部
25・・・・取付部
25a・・・載置面
26・・・・枢支部
27・・・・くさび部材
28・・・・駐車塔
29a・・・左側の駐車棚
29b・・・右側の駐車棚
30・・・・三方枠
31・・・・昇降装置
32・・・・戸袋
33・・・・幕板
34・・・・上部ワイヤ
35・・・・下部ワイヤ
36・・・・駆動装置
37・・・・カウンターウエイト
38・・・・支持ローラ
39・・・・転向プーリ
40・・・・連結具
41・・・・運転操作盤
42、43・・・・ガイドローラ
44・・・・ガイドレール
D・・・・間隙
E・・・・入出庫階
M・・・・車両
P・・・・駐車空間

Claims (12)

  1. 機械式駐車装置に設置される駐車棚であって、
    車両を搭載するために用いられる棚部材と、
    上記棚部材を支持するために立設されている複数本の棚柱と、
    各棚柱に取り付けられる棚乗せ具とを備えており、
    該棚乗せ具が、上記棚柱が貫入するための開口と、棚部材を取り付ける取付部と、上記開口に棚柱が貫入した状態で該棚柱に枢支される枢支部とを有しており、
    上記棚乗せ具が棚柱に取り付けられた状態で上記取付部に上下方向の荷重が作用したとき、該荷重の作用によって上記枢支部回りのモーメントが棚乗せ具に生じるように構成されてなる駐車棚。
  2. 上記棚柱がH字形の断面を有しており、上記棚乗せ具の枢支部が、棚柱の断面の中央ウエブ部に枢支されるように構成されてなる請求項1記載の駐車棚。
  3. 上記棚柱の断面の中央ウエブ部に枢支孔が形成されており、
    上記枢支部が、上記枢支孔に挿通される軸部材と、該軸部材の両端を保持する保持部とを有しており、この保持部の先端が上記ウエブ部に近接するまで延びている請求項2記載の駐車棚。
  4. 上記棚乗せ具が相互に連結可能な二つの棚乗せ具要素と、該二つの棚乗せ具要素同士を連結するための連結具とを有しており、
    上記各棚乗せ具要素に棚柱が嵌合する嵌合凹部が形成されており、
    棚乗せ具要素同士が連結されたときに上記嵌合凹部同士が一体となって上記開口を構成してなる請求項1記載の駐車棚。
  5. 上記開口が、貫入した棚柱の外面との間に間隙が生じ、枢支部を中心に棚乗せ具がわずかに回転可能になる大きさにされており、
    上記間隙に挿入されることによって棚乗せ具の回転角度を制限するためのくさび部材が配設されてなる請求項1記載の駐車棚。
  6. 車両を昇降するためのエレベータと、
    該エレベータの昇降路に沿って少なくともその片側に立設された請求項1〜5のうちのいずれか一の項に記載の駐車棚とを備えてなる機械式駐車装置。
  7. 上記棚柱が平面視矩形の四隅にそれぞれ立設されており、各棚柱に上下方向に所定間隔をおいて上記棚乗せ具の枢支部を枢支するための複数個の枢支孔が形成されてなる請求項6記載の機械式駐車装置。
  8. 少なくとも主柱と水平梁とを有する骨格、および、該骨格との間に空間が形成されるように骨格に貼設された外装板を備えてなる駐車塔と、
    該駐車塔の入出庫階に形成された入出庫口と、
    該入出庫口の上部に着脱自在に取り付けられた、入出庫口の上部を覆うことによって入出庫口の開口高さを変化させるための幕板とを備えてなる機械式駐車装置。
  9. 上記入出庫口における平面視で幕板の内側に入出庫口の扉が配設されており、該扉の高さが入出庫口の高さと実質的に同一にされてなる請求項8記載の機械式駐車装置。
  10. 上記扉が昇降可能に配置されており、入出庫口に近接してその上方における上記骨格と外装板との間の空間に上記扉を収容するための戸袋が配設されており、扉が該戸袋に収納されることにより入出庫口が開放されるように構成されてなる請求項9記載の機械式駐車装置。
  11. 上記扉が複数枚の扉要素からなり、該複数枚の扉要素が駐車塔の内外方向に隣接し且つ昇降可能に配置されており、上記扉要素が重なり合って上記戸袋に収納されることにより入出庫口が開放され、扉要素が入出庫口に上下に並んで配列されたときに入出庫口が閉止されるように構成されてなる請求項10記載の機械式駐車装置。
  12. 主柱と水平梁を有する骨格、および、該骨格との間に空間が形成されるように骨格に貼設された外装板を備えてなる駐車塔と、
    該駐車塔の入出庫階に形成された入出庫口と、
    該入出庫口の上部に着脱自在に取り付けられた、入出庫口の上部を覆うことによって入出庫口の開口高さを変化させるための幕板とを備えてなる請求項6記載の機械式駐車装置。
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