JP2004176203A - 捺染布 - Google Patents
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Abstract
【課題】鮮明な図柄を有する捺染布を提供すること。
【解決手段】ポリエステル系繊維で構成された布帛に昇華転写捺染した捺染布であって、このポリエステル系繊維がポリトリメチレンテレフタレート系繊維であることを特徴とする捺染布。
【選択図】 選択図なし。
【解決手段】ポリエステル系繊維で構成された布帛に昇華転写捺染した捺染布であって、このポリエステル系繊維がポリトリメチレンテレフタレート系繊維であることを特徴とする捺染布。
【選択図】 選択図なし。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鮮明な図柄を有する捺染布に関する。
【0002】
【従来の技術】
昇華転写捺染は、乾熱、短時間で捺染布が得られる、繊細なデザインが可能である等の特徴を有するが、特にダブルラッセルやダブルベルベット等の立体編織物、これらをセンタ−カットした立毛生地、起毛品、縫製品等の厚生地に適用した場合、繊細、かつ、鮮明な捺染布を得ることが困難であった。
一方、ポリプロピレンテレフタレート系繊維を捺染することは特許文献1により知られているが、昇華転写捺染することは知られていない。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−55675号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点を解決し、鮮明な図柄を有する捺染布を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、使用繊維素材や染料を含めた昇華転写捺染条件と鮮明性について検討した結果、特定の繊維素材を採用することにより課題が解決されることを究明し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、ポリエステル系繊維を含有する布帛に昇華転写捺染した捺染布であって、このポリエステル系繊維がポリトリメチレンテレフタレート系繊維であることを特徴とする捺染布である。
【0006】
本発明において、ポリトリメチレンテレフタレート繊維とは、トリメチレンテレフタレート単位を主たる繰り返し単位とするポリエステル繊維をいい、トリメチレンテレフタレート単位を50モル%以上、好ましくは70モル%以上、より好ましくは80モル%以上、最も好ましくは90モル%以上含むものをいう。したがって、第三成分として、他の酸成分及び/又はグリコール成分の合計量が50モル%以下、好ましくは30モル%以下、より好ましくは20モル%以下、最も好ましくは10モル%以下の範囲で含有されたポリトリメチレンテレフタレートを包含する。
【0007】
ポリトリメチレンテレフタレート繊維は、以下の特性を有することが好ましい。強度は、好ましくは2.0〜5.0cN/dtex、より好ましくは2.5〜4.5cN/dtex、最も好ましくは3.0〜4.5cN/dtexである。伸度は、好ましくは30〜60%、より好ましくは35〜55%、最も好ましくは40〜55%である。弾性率は、好ましくは30cN/dtex以下、より好ましくは10〜30cN/dtex、さら好ましくは12〜28cN/dtex、最も好ましくは15〜25cN/dtexである。10%伸長時の弾性回復率は、好ましくは70%以上、より好ましくは80%以上、さらに好ましくは90%以上、最も好ましくは95%以上である。
【0008】
ポリトリメチレンテレフタレートは、テレフタル酸又はその機能的誘導体と、トリメチレングリコール又はその機能的誘導体とを、触媒の存在下で、適当な反応条件下に結合させることにより合成される。この合成過程において、適当な一種又は二種以上の第三成分を添加して共重合ポリエステルとしてもよいし、又ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリトリメチレンテレフタレート以外のポリエステル、ナイロン等と、ポリトリメチレンテレフタレートを別個に合成した後、ブレンド(ブレンドする際のポリトリメチレンテレフタレートの含有率は、質量%で50%以上である)したり、複合紡糸(鞘芯、サイドバイサイド等であり、ポリトリメチレンテレフタレートの含有率は、質量%で30〜70%が好ましい)してもよい。
【0009】
複合紡糸に関しては、特公昭43−19108号公報、特開平11−189923号公報、特開2000−239927号公報、特開2000−256918号公報等に例示されるような、第一成分がポリトリメチレンテレフタレートであり、第二成分が、第一成分とは異なるポリトリメチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン等を、並列的又は偏芯的に配置した、サイドバイサイド型又は偏芯シースコア型に複合紡糸したものがある。なかでも、ポリトリメチレンテレフタレートと共重合ポリトリメチレンテレフタレートの組み合わせや、極限粘度の異なる二種類のポリトリメチレンテレフタレートの組み合わせが好ましい。特に、特開2000−239927号公報に例示されるような、極限粘度の異なる二種類のポリトリメチレンテレフタレートを用い、低粘度側が高粘度側を包み込むように接合面形状が湾曲しているサイドバイサイド型に複合紡糸したものが、高度のストレッチ性と嵩高性を兼備するものであり好ましい。
【0010】
添加する第三成分としては、脂肪族ジカルボン酸(シュウ酸、アジピン酸等)、脂環族ジカルボン酸(シクロヘキサンジカルボン酸等)、芳香族ジカルボン酸(イソフタル酸、ソジウムスルホイソフタル酸等)、脂肪族グリコール(エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、テトラメチレングリコール等)、脂環族グリコール(シクロヘキサンジメタノール等)、芳香族を含む脂肪族グリコール(1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン等)、ポリエーテルグリコール(ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等)、脂肪族オキシカルボン酸(ω−オキシカプロン酸等)、芳香族オキシカルボン酸(P−オキシ安息香酸等)等がある。又、1個又は3個以上のエステル形成性官能基を有する化合物(安息香酸等又はグリセリン等)も重合体が実質的に線状である範囲内で使用できる。
【0011】
さらに二酸化チタン等の艶消剤、リン酸等の安定剤、ヒドロキシベンゾフェノン誘導体等の紫外線吸収剤、タルク等の結晶化核剤、アエロジル等の易滑剤、ヒンダードフェノール誘導体等の抗酸化剤、難燃剤、制電剤、顔料、蛍光増白剤、赤外線吸収剤、消泡剤等が含有されていてもよい。
本発明に用いられるポリトリメチレンテレフタレート繊維の紡糸法としては、例えば、国際公開第00/22210号パンフレット等に記載の方法が用いられ、1500m/分程度の巻取り速度で未延伸糸を得た後、2〜3.5倍程度で延撚する方法、紡糸−延撚工程を直結した直延法(スピンドロー法)、巻取り速度5000m/分以上の高速紡糸法(スピンテイクアップ法)の何れを採用してもよい。
【0012】
繊維の形態は、長繊維でも短繊維でもよく、長さ方向に均一なものや太細のあるものでもよい。繊維の断面形状は、丸型、三角、L型、T型、Y型、W型、八葉型、偏平、ドッグボーン型等の多角形型、多葉型、中空型や不定形なものでもよい。
糸条の形態としては、リング紡績糸、オープンエンド紡績糸等の紡績糸、単糸デニールが0.1〜5デニール程度のマルチフィラメント原糸(極細糸を含む)、甘撚糸〜強撚糸、混繊糸、仮撚糸(POYの延伸仮撚糸を含む)、空気噴射加工糸等が挙げられる。
【0013】
本発明の目的を損なわない範囲内で、通常、30質量%以下の範囲内で、ウールに代表される天然繊維等他の繊維を混紡(サイロスパンやサイロフィル等)、交絡混繊(高収縮糸との異収縮混繊糸等)、交撚、複合仮撚(伸度差仮撚等)、2フィード空気噴射加工等の手段で混用してもよい。
本発明のポリトリメチレンテレフタレート系繊維を用いた布帛とは、昇華転写捺染される布帛面において、少なくともポリトリメチレンテレフタレート系繊維を質量%で、好ましくは10〜100%、より好ましくは20〜100%、最も好ましくは30〜100%含有したものである。
【0014】
布帛としては、平、綾、朱子、これらの変化組織による織物、丸編、横編、シングル又はダブルのトリコット、ラッセル等の経編、立体編物等の編物が挙げられるが、これらに限定されない。
編物の場合、編み組織としては、トリコットの場合はハーフ組織、サテン組織、クインズコート組織、ダブルトリコット組織、これらを組み合わせた変化組織等、ラッセルの場合は、パワーネット組織、サテンネット組織等、丸編み機の場合は、ダブルのインターロック組織等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。ポリウレタン系弾性繊維に代表される弾性繊維使いのストレッチ性布帛、例えば、いわゆる2WAYトリコット等も用いられる。
【0015】
本発明では、ダブルラッセルやダブルベルベット等の立体編織物、これらをセンタ−カットした立毛生地、起毛品、縫製品等の厚さは、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは1mm以上であって、好ましくは20mm以下、より好ましくは10mm以下、さらに好ましくは7mm以下、最も好ましくは5mm以下の厚生地に適用した場合により効果的である。
立体編物は、2列の針列を有するダブルラッシェル機、ダブル丸編機、横編機等で編成できる。表面と裏面の組織としては、平編の基本組織又はタック編、浮編、片畦編、レース編、添糸編等の変化組織のいずれであってもよい。表裏面の編地の変化組織に針抜きを組み合わせてもよい。編機のゲージは、使用目的によって適宜選定すればよく、10〜40ゲージが使用可能である。連結糸は、表裏編地中にループ状の編み目を形成してもよく、表裏編地にタック組織状に引っかけた構造でもよく、要は表裏編地を結び付けておればよく、必要に応じて連結糸を傾斜して配置したり、トラス状やX状に交叉して配置してもよい。
【0016】
立体編物の場合、その厚さや目付は、所望に応じて適宜選定すればよく、例えば、厚みは2〜20mm、好ましくは3〜10mm、目付は80〜1200g/m2、好ましくは100〜1200g/m2である。立体編物は、必要に応じて所望のサイズに裁断したり、裁断後の編地片を縫製又は熱成形により所望の形状にして用いてもよい。
本発明は、このようなポリトリメチレンテレフタレート系繊維で構成された布帛に昇華転写捺染した捺染布である。昇華転写捺染条件としては、従来のポリエチレンテレフタレート系繊維の昇華転写捺染条件が利用できるが、常圧より減圧雰囲気下での昇華転写捺染の方が本発明の目的達成上好ましい。
【0017】
昇華転写捺染は、連続式でもバッチ式でもよい。例えば、分散染料としてはアゾ系、アントラキノン系、ニトロジフェニルアミン系等、染色時の圧力(真空度)は、通常、266〜4000Pa、温度は、通常、150〜220℃、好ましくは150〜200℃、時間は、通常、10〜120秒であり、例えば、織物密度等の布帛仕様に応じて適宜選定すればよい。昇華転写捺染時に熱収縮が発生して捺染柄のズレが出ないように、被捺染布を予め熱セットしておくことが好ましい。熱セツト条件としては、昇華転写捺染条件(温度及び時間)を参考にして適宜選定すればよい。
【0018】
本発明の捺染布は、必要に応じてポレウレタン、ポリアクリル等をコーティング又はラミネートにより樹脂皮膜を積層し、スキーウェア、ウィンドブレーカー、マウンテンウェア、ゴルフレインウェア、コート、ブルゾン等に用いられる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施例で具体的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
実施例中の特性値の測定方法は以下のとおりである。
(1)図柄の鮮明性
繊維の染色加工技術者10名により、下記基準により視覚判定し、その合計点数で評価した。
3点;転写紙の図柄対比遜色のなく、鮮明な図柄である。
2点;転写紙の図柄対比やや鮮明性に欠ける。
1点;転写紙の図柄対比大きく鮮明性に欠ける。
【0020】
(2)固有粘度
固有粘度[η](dl/g)は、次式の定義に基づいて求められる値である。
[η]=lim(ηr−1)/C
C→0
式中のηrは、純度98%以上のo−クロロフェノール溶媒で溶解したポリトリメチレンテレフタレート糸又はポリエチレンテレフタレート糸の稀釈溶液の35℃での粘度を、同一温度で測定した上記溶媒の粘度で除した値であり、相対粘度と定義されているものである。Cは、g/100mlで表されるポリマー濃度である。
なお、固有粘度の異なるポリマーを用いた複合マルチフィラメントは、マルチフィラメントを構成するそれぞれの固有粘度を測定することは困難であるので、複合マルチフィラメントの紡糸条件と同じ条件で2種類のポリマーをそれぞれ単独で紡糸し、得られた糸を用いて測定した固有粘度を、複合マルチフィラメントを構成する固有粘度とした。
【0021】
(3)10%伸長時の弾性回復率
繊維をチャック間距離10cmで引っ張り試験機に取り付け、伸長率10%まで引っ張り速度20cm/minで伸長し1分間放置した。その後、再び同じ速度で収縮させ、応力−歪み曲線を描く。収縮中、応力がゼロになった時の伸度を残留伸度(A)とする。弾性回復率は以下の式に従って求めた。
10%伸長時の弾性回復率=(10−A)/10×100(%)
【0022】
【参考例1】
ポリトリメチレンテレフタレート系繊維の製造
(製造例1)
固有粘度[η]0.92のポリトリメチレンテレフタレートを、紡糸温度265℃、紡糸速度1200m/分で紡糸して未延伸糸を製造した。次いで、ホットロール温度60℃、ホットプレート温度140℃、延伸倍率3倍、延伸速度800m/分で延撚して、165dtex/48fの延伸糸を製造した。延伸糸の強伸度、弾性率及び10%伸長時の弾性回復率は、各々、3.3cN/dtex、46%、20cN/dtex及び98%であった。
【0023】
(製造例2)
サイドバイサイド型複合紡糸用紡口を用いて、固有粘度の異なる二種類のポリトリメチレンテレフタレートを、質量比率1:1でサイドバイサイド型に押出し、紡糸温度265℃、紡糸速度1500m/分で未延伸糸を製造した。次いで、ホットロール温度55℃、ホットプレート温度140℃、延伸速度400m/分、延伸倍率は延伸後の繊度が56dtexとなるように設定して延撚し、56dtex/12fのサイドバイサイド型複合マルチフィラメントを製造した。得られた複合マルチフィラメントの固有粘度は、高粘度側が[η]=0.90、低粘度側が[η]=0.70であった。
【0024】
【実施例1】
6枚筬を装備した18ゲージ、釜間5mmのダブルラッシェル機を用い、中間に位置する二枚の筬(L3、L4)から、連結糸として製造例1の165dtex/48fのポリトリメチレンテレフタレートマルチフィラメントを仮撚加工した仮撚加工糸を供給した。編機前面に位置する二枚の筬(L1、L2)から表編地用糸として、同じ165dtex/48fのポリトリメチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚加工糸を供給し、編機背面に位置する二枚の筬(L5、L6)から裏編地用糸として、同じ165dtex/48fのポリトリメチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚加工糸をいずれもガイドに1イン1アウトの配列で供給した。打ち込み22コース/インチで、以下に示す編組織の表裏メッシュの立体編物を製編した。
【0025】
この立体編物を70℃で精練後、幅出し熱セット(180℃)し、厚さ3mm、目付270g/m2の立体編物を得た。
この立体編物を、上質紙を支持体とし、昇華性分散染料を着色材とする転写紙を重ね、連続式減圧転写機で、2000〜2666Pa(15〜20Torr)、185℃の条件で50秒間加熱加圧して昇華転写捺染した。
図柄の鮮明性を評価した結果、極めて鮮明(26点)であった。
【0026】
【実施例2】
実施例1において、筬(L1、L2、L5、L6)に供給するポリトリメチレンテレフタレート仮撚糸の代わりに、製造例2で得られた56dtex/12fの複合マルチフィラメント糸3本を引き揃えた追撚糸(村田機械(株)製のダブルツイスターDT−308を用いて130T/mの撚をかけ、70℃で40分のスチームセットを行い、追撚糸を得た。)を用いた以外は、実施例1同様に昇華転写捺染し、図柄の鮮明性を評価した結果、実施例1よりもさらに鮮明(28点)であった。
【0027】
【比較例1】
実施例1において、ポリトリメチレンテレフタレート仮撚糸の代わりに、165dtex/48fポリエチレンテレフタレート仮撚糸を用いた以外は、実施例1同様に昇華転写捺染し、図柄の鮮明性を評価した結果、実施例1と対比して、鮮明性に劣ったもの(17点)であった。
【0028】
【発明の効果】
本発明により、鮮明な図柄を有する捺染布が得られる。
【発明の属する技術分野】
本発明は、鮮明な図柄を有する捺染布に関する。
【0002】
【従来の技術】
昇華転写捺染は、乾熱、短時間で捺染布が得られる、繊細なデザインが可能である等の特徴を有するが、特にダブルラッセルやダブルベルベット等の立体編織物、これらをセンタ−カットした立毛生地、起毛品、縫製品等の厚生地に適用した場合、繊細、かつ、鮮明な捺染布を得ることが困難であった。
一方、ポリプロピレンテレフタレート系繊維を捺染することは特許文献1により知られているが、昇華転写捺染することは知られていない。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−55675号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点を解決し、鮮明な図柄を有する捺染布を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、使用繊維素材や染料を含めた昇華転写捺染条件と鮮明性について検討した結果、特定の繊維素材を採用することにより課題が解決されることを究明し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、ポリエステル系繊維を含有する布帛に昇華転写捺染した捺染布であって、このポリエステル系繊維がポリトリメチレンテレフタレート系繊維であることを特徴とする捺染布である。
【0006】
本発明において、ポリトリメチレンテレフタレート繊維とは、トリメチレンテレフタレート単位を主たる繰り返し単位とするポリエステル繊維をいい、トリメチレンテレフタレート単位を50モル%以上、好ましくは70モル%以上、より好ましくは80モル%以上、最も好ましくは90モル%以上含むものをいう。したがって、第三成分として、他の酸成分及び/又はグリコール成分の合計量が50モル%以下、好ましくは30モル%以下、より好ましくは20モル%以下、最も好ましくは10モル%以下の範囲で含有されたポリトリメチレンテレフタレートを包含する。
【0007】
ポリトリメチレンテレフタレート繊維は、以下の特性を有することが好ましい。強度は、好ましくは2.0〜5.0cN/dtex、より好ましくは2.5〜4.5cN/dtex、最も好ましくは3.0〜4.5cN/dtexである。伸度は、好ましくは30〜60%、より好ましくは35〜55%、最も好ましくは40〜55%である。弾性率は、好ましくは30cN/dtex以下、より好ましくは10〜30cN/dtex、さら好ましくは12〜28cN/dtex、最も好ましくは15〜25cN/dtexである。10%伸長時の弾性回復率は、好ましくは70%以上、より好ましくは80%以上、さらに好ましくは90%以上、最も好ましくは95%以上である。
【0008】
ポリトリメチレンテレフタレートは、テレフタル酸又はその機能的誘導体と、トリメチレングリコール又はその機能的誘導体とを、触媒の存在下で、適当な反応条件下に結合させることにより合成される。この合成過程において、適当な一種又は二種以上の第三成分を添加して共重合ポリエステルとしてもよいし、又ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリトリメチレンテレフタレート以外のポリエステル、ナイロン等と、ポリトリメチレンテレフタレートを別個に合成した後、ブレンド(ブレンドする際のポリトリメチレンテレフタレートの含有率は、質量%で50%以上である)したり、複合紡糸(鞘芯、サイドバイサイド等であり、ポリトリメチレンテレフタレートの含有率は、質量%で30〜70%が好ましい)してもよい。
【0009】
複合紡糸に関しては、特公昭43−19108号公報、特開平11−189923号公報、特開2000−239927号公報、特開2000−256918号公報等に例示されるような、第一成分がポリトリメチレンテレフタレートであり、第二成分が、第一成分とは異なるポリトリメチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン等を、並列的又は偏芯的に配置した、サイドバイサイド型又は偏芯シースコア型に複合紡糸したものがある。なかでも、ポリトリメチレンテレフタレートと共重合ポリトリメチレンテレフタレートの組み合わせや、極限粘度の異なる二種類のポリトリメチレンテレフタレートの組み合わせが好ましい。特に、特開2000−239927号公報に例示されるような、極限粘度の異なる二種類のポリトリメチレンテレフタレートを用い、低粘度側が高粘度側を包み込むように接合面形状が湾曲しているサイドバイサイド型に複合紡糸したものが、高度のストレッチ性と嵩高性を兼備するものであり好ましい。
【0010】
添加する第三成分としては、脂肪族ジカルボン酸(シュウ酸、アジピン酸等)、脂環族ジカルボン酸(シクロヘキサンジカルボン酸等)、芳香族ジカルボン酸(イソフタル酸、ソジウムスルホイソフタル酸等)、脂肪族グリコール(エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、テトラメチレングリコール等)、脂環族グリコール(シクロヘキサンジメタノール等)、芳香族を含む脂肪族グリコール(1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン等)、ポリエーテルグリコール(ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等)、脂肪族オキシカルボン酸(ω−オキシカプロン酸等)、芳香族オキシカルボン酸(P−オキシ安息香酸等)等がある。又、1個又は3個以上のエステル形成性官能基を有する化合物(安息香酸等又はグリセリン等)も重合体が実質的に線状である範囲内で使用できる。
【0011】
さらに二酸化チタン等の艶消剤、リン酸等の安定剤、ヒドロキシベンゾフェノン誘導体等の紫外線吸収剤、タルク等の結晶化核剤、アエロジル等の易滑剤、ヒンダードフェノール誘導体等の抗酸化剤、難燃剤、制電剤、顔料、蛍光増白剤、赤外線吸収剤、消泡剤等が含有されていてもよい。
本発明に用いられるポリトリメチレンテレフタレート繊維の紡糸法としては、例えば、国際公開第00/22210号パンフレット等に記載の方法が用いられ、1500m/分程度の巻取り速度で未延伸糸を得た後、2〜3.5倍程度で延撚する方法、紡糸−延撚工程を直結した直延法(スピンドロー法)、巻取り速度5000m/分以上の高速紡糸法(スピンテイクアップ法)の何れを採用してもよい。
【0012】
繊維の形態は、長繊維でも短繊維でもよく、長さ方向に均一なものや太細のあるものでもよい。繊維の断面形状は、丸型、三角、L型、T型、Y型、W型、八葉型、偏平、ドッグボーン型等の多角形型、多葉型、中空型や不定形なものでもよい。
糸条の形態としては、リング紡績糸、オープンエンド紡績糸等の紡績糸、単糸デニールが0.1〜5デニール程度のマルチフィラメント原糸(極細糸を含む)、甘撚糸〜強撚糸、混繊糸、仮撚糸(POYの延伸仮撚糸を含む)、空気噴射加工糸等が挙げられる。
【0013】
本発明の目的を損なわない範囲内で、通常、30質量%以下の範囲内で、ウールに代表される天然繊維等他の繊維を混紡(サイロスパンやサイロフィル等)、交絡混繊(高収縮糸との異収縮混繊糸等)、交撚、複合仮撚(伸度差仮撚等)、2フィード空気噴射加工等の手段で混用してもよい。
本発明のポリトリメチレンテレフタレート系繊維を用いた布帛とは、昇華転写捺染される布帛面において、少なくともポリトリメチレンテレフタレート系繊維を質量%で、好ましくは10〜100%、より好ましくは20〜100%、最も好ましくは30〜100%含有したものである。
【0014】
布帛としては、平、綾、朱子、これらの変化組織による織物、丸編、横編、シングル又はダブルのトリコット、ラッセル等の経編、立体編物等の編物が挙げられるが、これらに限定されない。
編物の場合、編み組織としては、トリコットの場合はハーフ組織、サテン組織、クインズコート組織、ダブルトリコット組織、これらを組み合わせた変化組織等、ラッセルの場合は、パワーネット組織、サテンネット組織等、丸編み機の場合は、ダブルのインターロック組織等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。ポリウレタン系弾性繊維に代表される弾性繊維使いのストレッチ性布帛、例えば、いわゆる2WAYトリコット等も用いられる。
【0015】
本発明では、ダブルラッセルやダブルベルベット等の立体編織物、これらをセンタ−カットした立毛生地、起毛品、縫製品等の厚さは、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは1mm以上であって、好ましくは20mm以下、より好ましくは10mm以下、さらに好ましくは7mm以下、最も好ましくは5mm以下の厚生地に適用した場合により効果的である。
立体編物は、2列の針列を有するダブルラッシェル機、ダブル丸編機、横編機等で編成できる。表面と裏面の組織としては、平編の基本組織又はタック編、浮編、片畦編、レース編、添糸編等の変化組織のいずれであってもよい。表裏面の編地の変化組織に針抜きを組み合わせてもよい。編機のゲージは、使用目的によって適宜選定すればよく、10〜40ゲージが使用可能である。連結糸は、表裏編地中にループ状の編み目を形成してもよく、表裏編地にタック組織状に引っかけた構造でもよく、要は表裏編地を結び付けておればよく、必要に応じて連結糸を傾斜して配置したり、トラス状やX状に交叉して配置してもよい。
【0016】
立体編物の場合、その厚さや目付は、所望に応じて適宜選定すればよく、例えば、厚みは2〜20mm、好ましくは3〜10mm、目付は80〜1200g/m2、好ましくは100〜1200g/m2である。立体編物は、必要に応じて所望のサイズに裁断したり、裁断後の編地片を縫製又は熱成形により所望の形状にして用いてもよい。
本発明は、このようなポリトリメチレンテレフタレート系繊維で構成された布帛に昇華転写捺染した捺染布である。昇華転写捺染条件としては、従来のポリエチレンテレフタレート系繊維の昇華転写捺染条件が利用できるが、常圧より減圧雰囲気下での昇華転写捺染の方が本発明の目的達成上好ましい。
【0017】
昇華転写捺染は、連続式でもバッチ式でもよい。例えば、分散染料としてはアゾ系、アントラキノン系、ニトロジフェニルアミン系等、染色時の圧力(真空度)は、通常、266〜4000Pa、温度は、通常、150〜220℃、好ましくは150〜200℃、時間は、通常、10〜120秒であり、例えば、織物密度等の布帛仕様に応じて適宜選定すればよい。昇華転写捺染時に熱収縮が発生して捺染柄のズレが出ないように、被捺染布を予め熱セットしておくことが好ましい。熱セツト条件としては、昇華転写捺染条件(温度及び時間)を参考にして適宜選定すればよい。
【0018】
本発明の捺染布は、必要に応じてポレウレタン、ポリアクリル等をコーティング又はラミネートにより樹脂皮膜を積層し、スキーウェア、ウィンドブレーカー、マウンテンウェア、ゴルフレインウェア、コート、ブルゾン等に用いられる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施例で具体的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
実施例中の特性値の測定方法は以下のとおりである。
(1)図柄の鮮明性
繊維の染色加工技術者10名により、下記基準により視覚判定し、その合計点数で評価した。
3点;転写紙の図柄対比遜色のなく、鮮明な図柄である。
2点;転写紙の図柄対比やや鮮明性に欠ける。
1点;転写紙の図柄対比大きく鮮明性に欠ける。
【0020】
(2)固有粘度
固有粘度[η](dl/g)は、次式の定義に基づいて求められる値である。
[η]=lim(ηr−1)/C
C→0
式中のηrは、純度98%以上のo−クロロフェノール溶媒で溶解したポリトリメチレンテレフタレート糸又はポリエチレンテレフタレート糸の稀釈溶液の35℃での粘度を、同一温度で測定した上記溶媒の粘度で除した値であり、相対粘度と定義されているものである。Cは、g/100mlで表されるポリマー濃度である。
なお、固有粘度の異なるポリマーを用いた複合マルチフィラメントは、マルチフィラメントを構成するそれぞれの固有粘度を測定することは困難であるので、複合マルチフィラメントの紡糸条件と同じ条件で2種類のポリマーをそれぞれ単独で紡糸し、得られた糸を用いて測定した固有粘度を、複合マルチフィラメントを構成する固有粘度とした。
【0021】
(3)10%伸長時の弾性回復率
繊維をチャック間距離10cmで引っ張り試験機に取り付け、伸長率10%まで引っ張り速度20cm/minで伸長し1分間放置した。その後、再び同じ速度で収縮させ、応力−歪み曲線を描く。収縮中、応力がゼロになった時の伸度を残留伸度(A)とする。弾性回復率は以下の式に従って求めた。
10%伸長時の弾性回復率=(10−A)/10×100(%)
【0022】
【参考例1】
ポリトリメチレンテレフタレート系繊維の製造
(製造例1)
固有粘度[η]0.92のポリトリメチレンテレフタレートを、紡糸温度265℃、紡糸速度1200m/分で紡糸して未延伸糸を製造した。次いで、ホットロール温度60℃、ホットプレート温度140℃、延伸倍率3倍、延伸速度800m/分で延撚して、165dtex/48fの延伸糸を製造した。延伸糸の強伸度、弾性率及び10%伸長時の弾性回復率は、各々、3.3cN/dtex、46%、20cN/dtex及び98%であった。
【0023】
(製造例2)
サイドバイサイド型複合紡糸用紡口を用いて、固有粘度の異なる二種類のポリトリメチレンテレフタレートを、質量比率1:1でサイドバイサイド型に押出し、紡糸温度265℃、紡糸速度1500m/分で未延伸糸を製造した。次いで、ホットロール温度55℃、ホットプレート温度140℃、延伸速度400m/分、延伸倍率は延伸後の繊度が56dtexとなるように設定して延撚し、56dtex/12fのサイドバイサイド型複合マルチフィラメントを製造した。得られた複合マルチフィラメントの固有粘度は、高粘度側が[η]=0.90、低粘度側が[η]=0.70であった。
【0024】
【実施例1】
6枚筬を装備した18ゲージ、釜間5mmのダブルラッシェル機を用い、中間に位置する二枚の筬(L3、L4)から、連結糸として製造例1の165dtex/48fのポリトリメチレンテレフタレートマルチフィラメントを仮撚加工した仮撚加工糸を供給した。編機前面に位置する二枚の筬(L1、L2)から表編地用糸として、同じ165dtex/48fのポリトリメチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚加工糸を供給し、編機背面に位置する二枚の筬(L5、L6)から裏編地用糸として、同じ165dtex/48fのポリトリメチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚加工糸をいずれもガイドに1イン1アウトの配列で供給した。打ち込み22コース/インチで、以下に示す編組織の表裏メッシュの立体編物を製編した。
【0025】
この立体編物を70℃で精練後、幅出し熱セット(180℃)し、厚さ3mm、目付270g/m2の立体編物を得た。
この立体編物を、上質紙を支持体とし、昇華性分散染料を着色材とする転写紙を重ね、連続式減圧転写機で、2000〜2666Pa(15〜20Torr)、185℃の条件で50秒間加熱加圧して昇華転写捺染した。
図柄の鮮明性を評価した結果、極めて鮮明(26点)であった。
【0026】
【実施例2】
実施例1において、筬(L1、L2、L5、L6)に供給するポリトリメチレンテレフタレート仮撚糸の代わりに、製造例2で得られた56dtex/12fの複合マルチフィラメント糸3本を引き揃えた追撚糸(村田機械(株)製のダブルツイスターDT−308を用いて130T/mの撚をかけ、70℃で40分のスチームセットを行い、追撚糸を得た。)を用いた以外は、実施例1同様に昇華転写捺染し、図柄の鮮明性を評価した結果、実施例1よりもさらに鮮明(28点)であった。
【0027】
【比較例1】
実施例1において、ポリトリメチレンテレフタレート仮撚糸の代わりに、165dtex/48fポリエチレンテレフタレート仮撚糸を用いた以外は、実施例1同様に昇華転写捺染し、図柄の鮮明性を評価した結果、実施例1と対比して、鮮明性に劣ったもの(17点)であった。
【0028】
【発明の効果】
本発明により、鮮明な図柄を有する捺染布が得られる。
Claims (2)
- ポリエステル系繊維を含有する布帛に昇華転写捺染した捺染布であって、このポリエステル系繊維がポリトリメチレンテレフタレート系繊維であることを特徴とする捺染布
- 捺染布の厚みが0.5mm以上であることを特徴とする請求項1記載の捺染布。
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Cited By (3)
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JP2007031902A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Otsu Keori Co Ltd | パイル編地 |
WO2008120681A1 (ja) | 2007-03-30 | 2008-10-09 | Art Inc. | 分散染料による合成繊維材料の乾式転写捺染法並びに転写紙 |
CN101768875B (zh) * | 2010-01-25 | 2011-08-31 | 吴江德伊时装面料有限公司 | 一种记忆布的染色方法 |
-
2002
- 2002-11-26 JP JP2002342666A patent/JP2004176203A/ja active Pending
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