JP2004171852A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004171852A
JP2004171852A JP2002334834A JP2002334834A JP2004171852A JP 2004171852 A JP2004171852 A JP 2004171852A JP 2002334834 A JP2002334834 A JP 2002334834A JP 2002334834 A JP2002334834 A JP 2002334834A JP 2004171852 A JP2004171852 A JP 2004171852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
power
frequency
matching circuit
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002334834A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Asada
和彦 麻田
Tomotaka Nobue
等隆 信江
Kenji Yasui
健治 安井
Koji Yoshino
浩二 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002334834A priority Critical patent/JP2004171852A/ja
Publication of JP2004171852A publication Critical patent/JP2004171852A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】整合回路の動作が不十分な場合に高周波電源の破壊を防ぐ。
【解決手段】高周波電源150と整合回路140の間に設けた入射電力検知手段170の出力が規定値以下になるように直流電源160の出力電圧を制御することにより、高周波電源150の構成要素の過熱を防止し、信頼性を確保する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、業務用や一般家庭用として使用される高周波加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の高周波加熱装置としては、(例えば、特許文献1参照)に記載されているようなものがあった。図14は、前記公報に記載された従来の高周波加熱装置を示すものである。
【0003】
図14において、高圧電源5および高周波電源6によって、加熱室1内の上部電極板2と下部電極板3の間に高周波の高電圧を供給し、両電極板の間に高周波電界を生じさせることによって、被解凍物の誘電加熱を行わせるものであった。
【0004】
また、インピーダンス整合回路としては、図15に従来の技術として示されている共振コンデンサ51、共振用可変コイル52を直列に接続し、その上に高周波トランス53を設けて構成した直列共振回路の構成を、実施例においても使用するものとし、その上で共振用可変コイル52の損失を低減させつつ、電極54に電力を供給するという効果をあげることが効果として述べられているものであった。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−255682号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成の高周波加熱装置では、被解凍物の種類、大きさ、形などによって、インピーダンス整合回路の調整作用が十分に働かなくなった時、高周波電源の出力パワーの変動、および高周波電源への反射電力の増大が発生し、高周波電源から負荷側を見たインピーダンスの抵抗分とリアクタンス分の組み合わせの条件によっては、比較的小さい反射電力であっても、高周波電源の構成要素の温度上昇が大きくなることがあり、ひどい場合には故障につながることがあるという課題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の高周波加熱装置は、電極と、前記電極に接続した整合回路と、前記整合回路に電力を供給する高周波電源と、前記高周波電源に直流電圧を供給する直流電源と、前記高周波電源と前記整合回路の間に設けた入射電力検知手段を有し、前記直流電源は、前記入射電力検知手段の出力が規定値以下になるように出力電圧を制御する構成とすることにより、整合回路の調整作用が十分に働かなくなった時でも、高周波電源の出力パワーが過大となることを防ぎ、また反射電力による効率低減を防ぐことにより、高周波電源の構成要素の温度上昇を抑え、十分な信頼性を確保するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に示す発明は、電極と、前記電極に接続した整合回路と、前記整合回路に電力を供給する高周波電源と、前記高周波電源に直流電圧を供給する直流電源と、前記高周波電源と前記整合回路の間に設けた入射電力検知手段を有し、前記直流電源は、前記入射電力検知手段の出力が規定値以下になるように出力電圧を制御する構成とすることにより、整合回路の調整作用が十分に働かなくなった時でも、高周波電源の出力パワーが過大となることを防いで高周波電源の構成要素の温度上昇を抑え、十分な信頼性を確保するものである。
【0009】
請求項2に示す発明は、電極と、前記電極に接続した整合回路と、前記整合回路に電力を供給する高周波電源と、前記高周波電源に直流電圧を供給する直流電源と、前記高周波電源と前記整合回路の間に設けた反射電力検知手段を有し、前記直流電源は、前記反射電力検知手段の出力が規定値以下になるように出力電圧を制御する構成とすることにより、整合回路の調整作用が十分に働かなくなった時でも、反射電力による効率低減を防ぐことにより、高周波電源の構成要素の温度上昇を抑え、十分な信頼性を確保するものである。
【0010】
請求項3に示す発明は、電極と、前記電極に接続した整合回路と、前記整合回路に電力を供給する高周波電源と、前記高周波電源に直流電圧を供給する直流電源と、前記高周波電源と前記整合回路の間に設けた入射電力検知手段と反射電力検知手段を有し、前記直流電源は、前記入射電力検知手段と前記反射電力検知手段の出力の差が規定値以下となるように出力電圧を制御する構成とすることにより、整合回路の調整作用が十分に働かなくなった時でも、高周波電源の出力パワーが過大となることを防ぎ、また反射電力による効率低減を防ぐことにより、高周波電源の構成要素の温度上昇を抑え、十分な信頼性を確保するものである。
【0011】
請求項4に示す発明は、電極と、前記電極に接続した整合回路と、前記整合回路に電力を供給する高周波電源と、前記高周波電源に直流電圧を供給する直流電源と、前記直流電源と前記高周波電源の間に設けた直流電力検知手段を有し、前記直流電源は、前記直流電力検知手段の出力が規定値以下となるように出力電圧を制御する構成とすることにより、整合回路の調整作用が十分に働かなくなった時でも、高周波電源の出力パワーが過大となることを防いで高周波電源の構成要素の温度上昇を抑え、十分な信頼性を確保するものである。
【0012】
請求項5に示す発明は、電極と、前記電極に接続した整合回路と、前記整合回路に電力を供給する高周波電源と、交流電源と整流回路から構成され前記高周波電源に直流電圧を供給する直流電源と、前記交流電源と前記整流回路の間に交流入力電力検知手段を有し、前記直流電源は、前記交流入力電力検知手段の出力が規定値以下となるように出力電圧を制御する構成とすることにより、比較的簡単な構成で、整合回路の調整作用が十分に働かなくなった時でも、高周波電源の出力パワーが過大となることを防ぎ、高周波電源の構成要素の温度上昇を抑え、十分な信頼性を確保するものである。
【0013】
請求項6に示す発明は、電極と、前記電極に接続した整合回路と、半導体素子と前記半導体素子の温度を検知する温度検知手段を有し前記整合回路に電力を供給する高周波電源と、前記高周波電源に直流電圧を供給する直流電源を有し、前記直流電源は、前記温度検知手段の出力が規定値以下となるように出力電圧を制御する構成とすることにより、整合回路の調整作用が十分に働かなくなった時などに発生し得る、高周波電源の出力パワーが過大や反射電力による効率低減によって引き起こされる、高周波電源の構成要素の温度上昇を抑えることができ、十分な信頼性を確保するものである。
【0014】
請求項7に示す発明は、特に請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の高周波加熱装置の高周波電源を、直列に接続した2個の半導体素子を有し、前記2個の半導体素子の直列回路の両端に直流電源が接続され、前記2個の半導体素子同士の接続点から出力端子を接続した構成とすることにより、比較的簡単な構成で高周波電源を実現することができ、かつ効率も高いものとすることができることから、低価格、小形の装置が実現できるものとなる。
【0015】
【実施例】
次に、本発明の具体例を説明する。
【0016】
(実施例1)
図1は、本発明の第1の実施例における高周波加熱装置の回路図を示している。
【0017】
図1において、冷凍食品などの被解凍物100を挟み込むように、上下に配置された金属材料からなるアルミニウム製の2枚の電極板110、120により構成した電極130が設けられている。
【0018】
電極130には整合回路140が接続されており、整合回路140に13.56メガヘルツの高周波の電力を供給する高周波電源150、および高周波電源150に直流電圧を供給する直流電源160が設けられている。
【0019】
高周波電源150と整合回路140の間には、CM回路155が設けられており、CM回路は、入射電力検知手段170と反射電力検知手段180を有している。
【0020】
さらに、直流電源160の出力電圧値を設定する直流電圧設定回路190が設けられている。
【0021】
本実施例においては、直流電源160は、100ボルト60ヘルツの交流電源200、4本のブリッジ接続されたダイオードからなり交流電源200を整流する整流器210、整流器210の出力電圧を安定化するコイル220とコンデンサ230、コンバータ回路240が設けられており、コンバータ回路240は、内部に100キロヘルツでスイッチングするスイッチング素子を有し、コンデンサ230の両端から約130ボルトの直流電圧を受けて、高周波電源150に対して、50ボルトから250ボルトの可変電圧を出力するものとなっている。
【0022】
なお、コンバータ回路240は、絶縁トランスを内蔵しており、交流電源200から電気的に浮いた状態の直流電圧を高周波電源150に供給することができるものとなっている。
【0023】
高周波電源150は、直列に接続した2個の半導体素子250、260を有しており、本実施例ではMOSFETで構成している。
【0024】
半導体素子250、260のゲート端子とソース端子には、オンオフ動作をさせるための駆動回路270が接続されており、13.56メガヘルツの周波数で、半導体素子250、260が交互にオンする動作がなされるものである。
【0025】
2個の半導体素子250、260の直列回路の両端には、直流電源160の出力が接続されており、本実施例では特にコンデンサ280が、高電位側の半導体素子250のドレイン端子とグランド間に接続されているため、安定した直流電圧が高周波電源150に供給されるものとなっている。
【0026】
また2個の半導体素子250、260同士の接続点から、高調波歪みを低減するため、コンデンサ290、300とコイル310を設け、高周波電源の出力端子の電圧波形は、正弦波に近いものとなっている。
【0027】
このように、比較的簡単な構成で高周波電源が実現でき、かつスイッチング動作で半導体素子250、260を動作させていることから、効率も高いものとすることができるものとなっている。
【0028】
直流電圧設定回路190は、増幅器320、ダイオード330、抵抗340、規定の電圧を出力する直流電源350、360を有しており、直流電源350は3ボルト、直流電源360は5ボルトの直流電圧を出力する。
【0029】
入射電力検知手段170の出力が、直流電源350の出力電圧3ボルトよりも低い場合には、増幅器320の出力は高電位となって、ダイオード330が逆阻止状態となり、直流電源360の電圧5ボルトが、ほぼそのままコンバータ回路240に出力されるものとなる。
【0030】
本実施例において、コンバータ回路240は、直流電圧設定回路190からの信号が5ボルトである場合には、250ボルトの直流電圧を出力するものとなっている。
【0031】
そして高周波電源150と電極130側との整合状態がとれている場合には、高周波電源150は直流電源160からの印加電圧が250ボルトの時に300ワットを出力する。
【0032】
一方、整合回路140の動作が不十分であって、高周波電源150の出力から電極130側を見たインピーダンスがたとえば50オームの純抵抗状態から高抵抗側にずれると、入射電力が300ワットを越え、入射電力検知手段170の出力Yの電圧が3ボルトを越えた状態となる。
【0033】
その際には、増幅器320は直流電源350の電圧3ボルトよりも高い電圧がマイナス入力端子に印加された状態となることから、ダイオード330と抵抗340を通じて直流電源360から電流を引き出す作用を起こし、その結果コンバータ回路240への設定電圧は、5ボルトより引き下げられた状態となる。
【0034】
本実施例では、増幅器320はPI(比例、積分)の利得が備えられていることから、定常的に、入射電力が300ワットになるように、直流電源160の出力電圧がコントロールされることになる。
【0035】
整合回路140は、電極130に直列接続したコイル370を設け、さらに電極130とコイル370との直列回路にコンデンサ380が並列接続で設けられている。
【0036】
本実施例では、コイル370のインダクタンス値とコンデンサ380の静電容量値は、いずれも可変とし、共にリアクタンス可変素子として、整合制御回路390から可変制御されるものとなっている。
【0037】
整合制御回路390は、反射電力検知手段180の出力Xに接続されていて、反射電力値が5ワットを越えた場合には、コイル370とコンデンサ380を交互に可変制御して、それぞれの可変制御によって反射電力が最小となる条件とするという動作を繰り返すものとなっており、このような動作によって、通常は反射電力の値はほぼ10ワット以内に抑えられている。
【0038】
図2は、CM回路155の詳細な回路図を示したものである。
【0039】
反射電力検知手段180は、フェライト製のトロイダルコアを用いた電流トランス400、抵抗410、420、430と、コンデンサ440、450、460、ショットキーバリア形のダイオード470によって構成され、整合回路140の入力から電極130側を見たインピーダンスの値が50オームでなかったり、リアクタンス分が有る場合には、発生する反射電力の値に応じた直流電圧を、X端子から出力するものとなっている。
【0040】
また、入射電力検知手段170は、抵抗480、490、500、コンデンサ510、520、530、ダイオード540を用いて構成されており、高周波電源150から整合回路140に向かって供給される入射電力に応じた直流電圧をY端子から出力するものとなっている。
【0041】
図3は、駆動回路270の詳細回路図を示している。
水晶発振子を用いた13.56メガヘルツの発振回路550から、MOSFETを用いたスイッチング素子560が接続され、スイッチング素子560のドレイン端子は、コイル570を通じて24ボルトの直流電源580に接続されると共に、コンデンサ590、600、610を経て、駆動トランス620の一次巻線630に接続されている。
【0042】
駆動トランス620の二次巻線640は、高電位側の半導体素子250のゲートとソース端子に接続され、二次巻線650は、低電位側の半導体素子260のゲートとソース端子に接続されている。
【0043】
また、二次巻線640、650は、逆極性でかつバイファイラ巻きで巻かれている。
【0044】
図4は、半導体素子250、260の各ゲート・ソース間電圧波形図を示している。
【0045】
(ア)は高電位側の半導体素子250のゲート・ソース間電圧Vg1、(イ)は低電位側の半導体素子260のゲート・ソース間電圧Vg2を示している。
【0046】
図4に見られるように、Vg1とVg2は、ちょうど交互に正の電圧が印加されることになり、交互にオンオフがなされるものとなる。
【0047】
図5は、(ア)に高周波電源150の低電位側の半導体素子260のドレイン・ソース間電圧Vds2を示し、(イ)に高周波電源150の出力電圧Voutの波形を示している。
【0048】
本実施例においては、半導体素子250、260をスイッチングで動作させているため、両半導体素子の損失が小さく、高効率の装置とすることができるものとなる。
【0049】
ただし、(ア)のままの波形を整合回路140に出力すると、高調波に対する対策が整合回路140に必要となることがあるので、本実施例においては、前述のようにコンデンサ290、300、およびコイル310によるフィルタ作用を持たせることによって、高周波電源150の出力における電圧Voutの波形は、(イ)に示されるように、ほぼ正弦波に近いものとして、高調波分をほとんど除去した形としている。
【0050】
図6は、本発明の入射電力検知手段170と反射電力検知手段180の特性グラフを示したものであり、両者とも同等の特性となっていて、反射電力もしくは入射電力がゼロの場合には出力端子XもしくはYの出力はゼロで、反射電力もしくは入射電力が増すほどに、出力端子XもしくはY端子からの電圧出力値が増大するという特性のものとなっている。
【0051】
図7は、本実施例の直流電源160に用いている、コンバータ回路240の特性をグラフで示している。
【0052】
コンバータ回路240のVs入力端子が零ボルトの時には50Vが出力され、Vs電圧が上昇するに従って、出力電圧が増大し、Vs=5ボルトが入力された場合に、出力電圧は250ボルトになるという特性となっている。
【0053】
以上のように、本実施例では整合回路140によって、反射電力をなるべく低減した状態で高周波電源を働かせることにより、低損失、高効率で高周波電源を運転するとともに、整合回路140の動作が不完全となるなどして入射電力が規定値である300ワットよりも増加しようとした場合には、直流電源160の出力電圧を低下させることにより、入射電力を300ワット以下になるように制限する動作がなされるものとし、高周波電源150の構成要素である半導体素子250、260の温度上昇を抑え、良好に動作させることができるものとなる。
【0054】
本実施例においては、入射電力値の制限を300ワットとしていることから、多少の反射電力があっても、正味整合回路140に供給される電力として、200ワット以上のものが得られることから、十分な加熱性能が得られるものとなる。
【0055】
ただし、直流電源160の出力電圧設定において、反射電力の値は関与しないことから、特に整合回路140の調整可能範囲の限界などにおいて、大きな反射電力が生ずる場合には、高周波電源150の構成要素などの温度上昇が問題ない程度に抑えられるよう、冷却設計などに有る程度の余裕を見ておくとか、半導体素子250、260の定格に余裕を持ったものとしておくなどの設計が必要となる場合もある。
【0056】
(実施例2)
図8は、本発明の第2の実施例における高周波加熱装置の回路図を示している。
【0057】
図8において、反射電力検知手段550が、高周波電源150と整合回路140の間に設けられ、直流電圧設定回路560は、直流電源570を有しているが、その他の構成については、実施例1と同等の構成となっている。
【0058】
本実施例では、直流電源570は0.8ボルトとし、増幅器320のプラス入力(非反転入力)端子に接続している。
【0059】
図9は、反射電力検知手段550の詳細回路図であり、電流トランス400の一方の端子に抵抗器580を接続してグランドに落としているが、他の部分は実施例1と全く同等であって、入射電力検知は不要となっているため、反射電力検知に関する部分のみに絞った回路構成となっている。
【0060】
ただし、この種の回路は、動作における安定性を十分確保するには、入射電力と反射電力の検知部分の部品配置などをプリント基板上に対称に配置する方が特性が良くなるものとなるので、反射電力検知に高い精度を得たい場合には、本実施例のように入射電力検知が不要であっても、実施例1に示したように、CM回路155をすべて実装したものとしてもかまわない。
【0061】
これにより、反射電力の値が30W以下の状態では、反射電力検知手段550の出力電圧は0.8ボルトより低く、増幅器320の出力電圧が上昇してダイオード330が逆阻止状態となって、直流電源360から5ボルトの電圧がVsとして、そのままコンバータ回路240に加えられ、直流電源160が250ボルトの出力電圧を高周波電源150に供給するものとなる。
【0062】
反射電力が30Wを超えると、反射電力検知手段550の出力電圧は0.8ボルトを超え、増幅器320の出力電圧が下降してダイオード330は導通状態となり、直流電源360が発する5ボルトよりも低い電圧がVsとして、コンバータ回路240に加えられるようになるため、直流電源160は250ボルトより低い出力電圧を高周波電源150に供給するものとなる。
【0063】
このような動作により、定常的には反射電力は規定値30W以下となるように直流電源160の出力電圧の制御がなされるものとなる。
【0064】
高周波電源150は、反射電力が大きい場合には、反射電力が零の場合に比して、効率が低下する場合が多々あり、また高周波電源150の構成要素である半導体素子250、260に大電流が流れるなどして、温度上昇が相当高くなる場合もあり、そのような条件下で運転を継続すると、ひどい場合には半導体素子250、260が破壊するということもあり得る。
【0065】
本実施例では、そうなる前に反射電力の値が大きいことが反射電力検知手段550で検知されて、前述の直流電源160の出力電圧制御がなされるので、破壊などを防ぐことができるものとなり、信頼性に富んだ装置の実現が図られるものとなる。
【0066】
(実施例3)
図10は、本発明の第3の実施例における高周波加熱装置の回路図を示している。
【0067】
本実施例においては、直流電圧設定回路590の構成が実施例1と異なるものとなっているが、その他の構成は実施例1と同等のものとなっている。
【0068】
直流電圧設定回路590は、マイクロコンピュータ600、抵抗610、コンデンサ620が設けられており、その他の部分は、実施例1の構成要素と同等の構成となっている。
【0069】
直流電圧設定回路590は、マイクロコンピュータ600によって、反射電力検知手段180からのX出力信号、および入射電力検知手段170からのY出力信号を、いずれもアナログ電圧入力端子から、それぞれVr、Vfとして入力し、マイクロコンピュータ600内に備えられたアナログ−デジタル変換回路を通して、12ビットのデジタル値に変換して処理している。
【0070】
マイクロコンピュータ600は、プログラムにより、まずVfとVrの値から入射電力値と反射電力値を計算する。
【0071】
その際、入射電力検知手段170と反射電力検知手段180の特性は、図6に示すごとくであるので、この曲線をテーブルに持つことにより、図6の縦軸の値からそれに対応する入射電力値と反射電力値を求めることができる。
【0072】
次に、入射電力値から反射電力値を差し引き、それを正味の整合回路140に供給される電力値とする。
【0073】
本実施例においては、その値が200ワットを超えた場合には、マイクロコンピュータ600が出力端子Zから出力される電圧波形として、1ミリ秒の周期内に零電位期間を設けるという動作を行わせており、その零電位期間の長さは、入射電力値と反射電力値の差と、200ワットとの差に対して、PI(比例と積分)の利得を持たせたものとしている。
【0074】
1ミリ秒に比して十二分に長い時定数を持たせた、抵抗610とコンデンサ620の平滑作用により、コンバータ回路240には、ほぼ直流の電圧がVsとして入力される。
【0075】
これにより、直流電源160の出力電圧の制御が行われ、正味整合回路140に入る電力が既定値200ワットを超えそうな条件においては、ほぼ200ワットに抑えられて、常に既定値200ワット以下の、入力電力と反射電力の差とすることが実現されるものとなる。
【0076】
よって、高周波電源150から供給される電力、また直流電源160から供給される電力などについても、過大となることを防止することができるものなり、これらの構成要素の温度上昇を抑えることができるものとなる。
【0077】
ちなみに、正味整合回路140に入るパワーが200ワットと言う条件は、実施例1の入射電力300ワットと比較すると、被解凍物100に入る平均加熱パワーとしては若干低くなるが、多少の反射電力の値に関係なく場合も常に200ワットの電力が整合回路140に供給されることから、解凍動作をさせる場合には、加熱パワーがより安定し、良好な解凍の仕上がりが得られるものとなる。
【0078】
また、同時に整合回路140に正味供給される電力が安定することから、加熱パワーの変動も抑えられ、冷凍食品の解凍もムラなく進行するものとなり、解凍性能も高い装置とすることができる。
【0079】
(実施例4)
図11は、本発明の第4の実施例における高周波加熱装置の回路図を示している。
【0080】
本実施例において、電極130、整合回路140、高周波電源150、直流電源160については、実施例1と同等のものを使用しており、反射電力検知手段550については、実施例2と同等のものを使用している。
【0081】
また、ダイオード330、抵抗340、610、直流電源360、コンデンサ620についても、実施例3のそれと同等のものを使用している。
【0082】
直流電力検知手段630は、回路上、直流電源160と高周波電源150の間に設けられ、その部分を通過する直流電力値を検知する回路である。
【0083】
直流電力検知手段630は、抵抗640、650、660、マイクロコンピュータ670で構成しており、抵抗640は直流電源160から高周波電源150に供給される電流を受けて、その電流に比例した電圧降下を生ずることによって、電流の検知をする作用があり、抵抗650、660の直列回路により、直流電源160の出力電圧検知を行うのもとなっている。
【0084】
マイクロコンピュータ670は、電流に応じた信号電圧値をM端子に、また電圧に応じた信号電圧をN端子に入力し、内部のアナログ−デジタル変換器を作用させることにより、双方とも12ビットのデジタル値に変換されて、その値同士の積算がなされることにより、電力値が検知できるものである。
【0085】
次に、マイクロコンピュータ670は前記の検知した電力値から規定値である250ワットを差し引く計算を行い、差の符号がマイナスの場合は出力Zはハイのままであるが、プラスの場合には、Zにローの期間を設けた1ミリ秒周期の信号を出力する。
【0086】
なおロー期間の割合については、PI(比例、積分)の利得を持たせたものとしている。
【0087】
Z信号を受けて、ダイオード330、抵抗340、610、直流電源360、コンデンサ620の動作については、実施例3と同様であり、直流電源160に対して設定電圧Vsが出力されるものとなる。
【0088】
このような動作により、本実施例の高周波加熱装置は、例えば整合回路140の入力インピーダンスが変化した場合でも、直流電源160から高周波電源150への供給電力を、規定値250ワット以下に抑えるという動作がなされることにより、過大なパワーが供給されることを防ぐことができ、高周波電源150や直流電源160などを構成している要素部品の過熱や破壊を防止することができるものとなる。
【0089】
ちなみに、本実施例において、直流電源160から高周波電源150に供給される直流電力が250ワットである場合、高周波電源150の効率が約80パーセント得られることから、高周波電源150から整合回路140に正味供給される電力、すなわち入射電力から反射電力を減じた値は、ほぼ200ワットとなり、実施例3の場合とほぼ同等程度の加熱パワーが得られるものとなる。
【0090】
なお、本実施例では、直流電源160の出力電圧の検知を行っていることから精度の高い直流電力検知が可能であるが、マイクロコンピュータ670は、自己が出力しているZ信号から、現在の直流電源160の出力電圧がほぼ定まるものであることから、電圧検知を無くして電流検知のみで、電力を検知する構成としてもよく、その場合には装置の簡略化ができるものとなる。
【0091】
(実施例5)
図12は、本発明の第5の実施例における高周波加熱装置の回路図を示している。
【0092】
本実施例においては、直流電源160の構成要素である交流電源200と整流回路210の間に接続し、装置の消費電力を検知する交流入力電力検知手段680を設けている。
【0093】
交流入力電力検知手段680は、電流トランス690、電流トランス690の二次巻線に負荷として接続された抵抗700、抵抗700の両端に発生する交流電圧を整流する全波ブリッジ形の整流器710、整流器710の出力を平滑するコンデンサ720と負荷抵抗730、マイクロコンピュータ740により構成されている。
【0094】
なお、その他の部分の構成については、実施例4と同等のものを使用している。
【0095】
以上の構成により、本実施例の高周波加熱装置は、交流電源200から整流器210に供給される電流にほぼ比例した電圧信号をマイクロコンピュータ740のP端子から入力するものとなるが、交流電源200の電圧変動が比較的小さく、また交流電源200からの電力供給における力率がほぼ一定値に近いという条件下においては、装置の消費電力にほぼ対応した値のアナログ電圧が、P端子に印加されるものとなり、マイクロコンピュータ740内のテーブルにより、ワット数を算出する。
【0096】
本実施例においては、さらにマイクロコンピュータ740において、この値から規定値270ワットを差し引き、差の符号がマイナスであれば、Z出力端子はハイのままであるが、プラスの場合には、実施例4と同様に、ローの期間を設けた1ミリ秒周期の信号波形を出力する。
【0097】
このような動作により、本実施例の高周波加熱装置は、例えば整合回路140の入力インピーダンスが変化した場合でも、交流電源200から整流回路210への供給電力、すなわち装置の消費電力を、規定値270ワット以下に抑えるという動作がなされることにより、過大なパワーが供給されることを防ぐことができ、高周波電源150や直流電源160などを構成している要素部品の過熱や破壊を防止することができるものとなる。
【0098】
ちなみに交流電源200から装置に供給される電力が、270ワットである場合、整流器210、コイル220、コンバータ回路240などによる電力損失がほぼ20ワットとなるため、直流電源160出力パワーは約250ワットとなり、実施例4とほぼ同等の加熱パワーが得られるものとなる。
【0099】
なお、本実施例では、電流の検知のみを行っていることから構成が比較的簡単であるが、交流電源200の端子間の電圧を検知する構成、またはさらに力率を検知する構成などを加えてもよく、そのような構成とした場合には、より精度の高い交流入力電力検知が可能となり、特に交流電源200の電圧変動が大きい場合などには有効となる。
【0100】
(実施例6)
図13は、本発明の第6の実施例における高周波加熱装置の回路図を示している。
【0101】
本実施例において、温度検知手段750が設けられている他の構成については、実施例5と同等のものである。
【0102】
温度検知手段750は、直流電源760、高周波電源150の半導体素子250に取り付けられたサーミスタ770、抵抗780、コンデンサ790、高周波電源150の半導体素子260に取り付けられたサーミスタ800、抵抗810、コンデンサ820、マイクロコンピュータ830を備えている。
【0103】
以上の構成により、本実施例の高周波加熱装置は、整合回路140の入力インピーダンスが完全な整合状態である50オームの純抵抗状態から変動した場合、マイクロコンピュータ830は、半導体素子250、260の温度をそれぞれ独立してU端子、V端子のアナログ電圧から検知し、高い方の温度から規定値であるセ氏85度を差し引く計算を行う。
【0104】
そして、その差がマイナスである場合にはZ端子からの出力をハイのままの状態とするが、プラスの場合には、実施例5と同様にZ端子からローの期間を含んだ1ミリ秒周期の方形波波形を出力し、直流電源160の出力電圧の設定値Vsを低減するものとなる。
【0105】
その結果、半導体素子250、260の温度の高い方の値が、規定値セ氏85度以下になるように直流電源160の出力電圧が制御されるものとなる。
【0106】
したがって、半導体素子250、260の温度が上昇しすぎることがなくなり、温度による破壊を確実に防止することができるものとなる。
【0107】
特に本実施例においては、半導体素子250、260の温度を検知していることから、構成が比較的簡単で済むものとなり、さらに整合回路140の入力におけるインピーダンス値、すなわち高周波電源150の出力端子から電極130側のインピーダンスの抵抗分とリアクタンス分の組み合わせによっては、比較的小さい反射電力しか発生していない条件であっても、半導体素子250、260の温度がかなり高く上昇する条件もあることから、そのようなインピーダンス条件においても確実に半導体素子250、260の熱的破壊を防止することができる。
【0108】
また、逆に前述したインピーダンスの抵抗分とリアクタンス分の組み合わせによっては、反射電力がかなりあっても半導体素子250、260の温度上昇が低い場合もあり、そのような場合には、直流電源160の出力電圧は高く保たれることにより、十分な電力が整合回路140、およびその後方にある被解凍物100に供給され、加熱性能が高いものとすることができるものとなる。
【0109】
さらに、前述のインピーダンスの抵抗分とリアクタンス分の組み合わせによっては、半導体素子250の温度のみが高くなったり、半導体素子260の温度のみが高くなったりすることも発明者らによる実験による確認されているが、そのような条件においても、本実施例の構成により、温度が高い方の半導体素子に対して、規定値であるセ氏85度以下になるように直流電源160の出力電圧の制御がなされることから、信頼性の高い運転を行わせることができるものとなる。
【0110】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の高周波加熱装置は、整合回路の調整作用が十分に働かなくなった時でも、高周波電源の構成要素の温度上昇を抑え、十分な信頼性を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における高周波加熱装置の回路図
【図2】同、CM回路155の詳細回路図
【図3】同、駆動回路270の詳細回路図
【図4】同、駆動回路270の出力電圧波形図
【図5】同、高周波電源150の動作波形図
【図6】同、入射電力検知手段170および反射電力検知手段180の特性図
【図7】同、直流電源160のコンバータ回路240の特性図
【図8】本発明の第2の実施例における高周波加熱装置の回路図
【図9】同、反射電力検知手段550の特性図
【図10】本発明の第3の実施例における高周波加熱装置の回路図
【図11】本発明の第4の実施例における高周波加熱装置の回路図
【図12】本発明の第5の実施例における高周波加熱装置の回路図
【図13】本発明の第6の実施例における高周波加熱装置の回路図
【図14】従来の技術における高周波加熱装置の回路図
【図15】同、整合回路の回路図
【符号の説明】
130 電極
140 整合回路
150 高周波電源
160 直流電源
170 入射電力検知手段
180、550 反射電力検知手段
630 直流電力検知手段
680 交流入力電力検知手段
250、260 半導体素子
750 温度検知手段

Claims (7)

  1. 電極と、前記電極に接続した整合回路と、前記整合回路に電力を供給する高周波電源と、前記高周波電源に直流電圧を供給する直流電源と、前記高周波電源と前記整合回路の間に設けた入射電力検知手段を有し、前記直流電源は、前記入射電力検知手段の出力が規定値以下になるように出力電圧を制御する高周波加熱装置。
  2. 電極と、前記電極に接続した整合回路と、前記整合回路に電力を供給する高周波電源と、前記高周波電源に直流電圧を供給する直流電源と、前記高周波電源と前記整合回路の間に設けた反射電力検知手段を有し、前記直流電源は、前記反射電力検知手段の出力が規定値以下になるように出力電圧を制御する高周波加熱装置。
  3. 電極と、前記電極に接続した整合回路と、前記整合回路に電力を供給する高周波電源と、前記高周波電源に直流電圧を供給する直流電源と、前記高周波電源と前記整合回路の間に設けた入射電力検知手段と反射電力検知手段を有し、前記直流電源は、前記入射電力検知手段と前記反射電力検知手段の出力の差が規定値以下となるように出力電圧を制御する高周波加熱装置。
  4. 電極と、前記電極に接続した整合回路と、前記整合回路に電力を供給する高周波電源と、前記高周波電源に直流電圧を供給する直流電源と、前記直流電源と前記高周波電源の間に設けた直流電力検知手段を有し、前記直流電源は、前記直流電力検知手段の出力が規定値以下となるように出力電圧を制御する高周波加熱装置。
  5. 電極と、前記電極に接続した整合回路と、前記整合回路に電力を供給する高周波電源と、交流電源と整流回路から構成され前記高周波電源に直流電圧を供給する直流電源と、前記交流電源と前記整流回路の間に交流入力電力検知手段を有し、前記直流電源は、前記交流入力電力検知手段の出力が規定値以下となるように出力電圧を制御する高周波加熱装置。
  6. 電極と、前記電極に接続した整合回路と、半導体素子と前記半導体素子の温度を検知する温度検知手段を有し前記整合回路に電力を供給する高周波電源と、前記高周波電源に直流電圧を供給する直流電源を有し、前記直流電源は、前記温度検知手段の出力が規定値以下となるように出力電圧を制御する高周波加熱装置。
  7. 高周波電源は、直列に接続した2個の半導体素子を有し、前記2個の半導体素子の直列回路の両端に直流電源が接続され、前記2個の半導体素子同士の接続点から出力端子を接続した請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の高周波加熱装置。
JP2002334834A 2002-11-19 2002-11-19 高周波加熱装置 Pending JP2004171852A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002334834A JP2004171852A (ja) 2002-11-19 2002-11-19 高周波加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002334834A JP2004171852A (ja) 2002-11-19 2002-11-19 高周波加熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004171852A true JP2004171852A (ja) 2004-06-17

Family

ID=32699112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002334834A Pending JP2004171852A (ja) 2002-11-19 2002-11-19 高周波加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004171852A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101427605A (zh) * 2006-02-21 2009-05-06 射频动力学有限公司 电磁加热
US8492686B2 (en) 2008-11-10 2013-07-23 Goji, Ltd. Device and method for heating using RF energy
US8839527B2 (en) 2006-02-21 2014-09-23 Goji Limited Drying apparatus and methods and accessories for use therewith
US9131543B2 (en) 2007-08-30 2015-09-08 Goji Limited Dynamic impedance matching in RF resonator cavity
US9167633B2 (en) 2006-02-21 2015-10-20 Goji Limited Food preparation
US9215756B2 (en) 2009-11-10 2015-12-15 Goji Limited Device and method for controlling energy
US10674570B2 (en) 2006-02-21 2020-06-02 Goji Limited System and method for applying electromagnetic energy

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10674570B2 (en) 2006-02-21 2020-06-02 Goji Limited System and method for applying electromagnetic energy
US8207479B2 (en) 2006-02-21 2012-06-26 Goji Limited Electromagnetic heating according to an efficiency of energy transfer
US11523474B2 (en) 2006-02-21 2022-12-06 Goji Limited Electromagnetic heating
US9872345B2 (en) 2006-02-21 2018-01-16 Goji Limited Food preparation
US8759729B2 (en) 2006-02-21 2014-06-24 Goji Limited Electromagnetic heating according to an efficiency of energy transfer
US8839527B2 (en) 2006-02-21 2014-09-23 Goji Limited Drying apparatus and methods and accessories for use therewith
US8941040B2 (en) 2006-02-21 2015-01-27 Goji Limited Electromagnetic heating
US9040883B2 (en) 2006-02-21 2015-05-26 Goji Limited Electromagnetic heating
US9078298B2 (en) 2006-02-21 2015-07-07 Goji Limited Electromagnetic heating
US11057968B2 (en) 2006-02-21 2021-07-06 Goji Limited Food preparation
US9167633B2 (en) 2006-02-21 2015-10-20 Goji Limited Food preparation
CN101427605A (zh) * 2006-02-21 2009-05-06 射频动力学有限公司 电磁加热
US11729871B2 (en) 2006-02-21 2023-08-15 Joliet 2010 Limited System and method for applying electromagnetic energy
JP2009527883A (ja) * 2006-02-21 2009-07-30 アールエフ ダイナミクス リミテッド 電磁加熱
US10492247B2 (en) 2006-02-21 2019-11-26 Goji Limited Food preparation
US10080264B2 (en) 2006-02-21 2018-09-18 Goji Limited Food preparation
US9131543B2 (en) 2007-08-30 2015-09-08 Goji Limited Dynamic impedance matching in RF resonator cavity
US11129245B2 (en) 2007-08-30 2021-09-21 Goji Limited Dynamic impedance matching in RF resonator cavity
US8492686B2 (en) 2008-11-10 2013-07-23 Goji, Ltd. Device and method for heating using RF energy
US10687395B2 (en) 2008-11-10 2020-06-16 Goji Limited Device for controlling energy
US11653425B2 (en) 2008-11-10 2023-05-16 Joliet 2010 Limited Device and method for controlling energy
US9374852B2 (en) 2008-11-10 2016-06-21 Goji Limited Device and method for heating using RF energy
US10405380B2 (en) 2009-11-10 2019-09-03 Goji Limited Device and method for heating using RF energy
US9215756B2 (en) 2009-11-10 2015-12-15 Goji Limited Device and method for controlling energy
US10999901B2 (en) 2009-11-10 2021-05-04 Goji Limited Device and method for controlling energy
US9609692B2 (en) 2009-11-10 2017-03-28 Goji Limited Device and method for controlling energy

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8723089B2 (en) Induction heating apparatus
EP1735901A1 (en) Ac/dc converter comprising plural converters in cascade
US6819091B2 (en) Switching power supply apparatus with over-temperature protection
JP2004087456A (ja) 放電ランプ点灯装置および照明器具
US7345857B2 (en) Power supply with surge voltage control functions
JP2010263683A (ja) 充電装置
KR100399135B1 (ko) 전자렌지 및 그 제어방법
JP5757454B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2004171852A (ja) 高周波加熱装置
KR100399134B1 (ko) 전자렌지
JP6340463B1 (ja) 電源装置
JP2009055691A (ja) スイッチング電源装置
KR100652959B1 (ko) 스위칭모드 전원공급장치
JP2005065395A (ja) 電源装置
JP3173433B2 (ja) 高周波加熱装置
JP2002153048A (ja) 昇圧チョッパ回路
JP2004327104A (ja) 誘導加熱調理器
JPH07231650A (ja) 昇圧チョッパー回路
JP3152202B2 (ja) 高周波加熱装置
JP3804057B2 (ja) 電源装置の突入電流抑制回路
US20230318443A1 (en) Power supply apparatus
JPH11266580A (ja) 電源装置
JPH08273865A (ja) ランプ点灯装置及び電気装置
JPH10309078A (ja) スイッチング型直流電源装置
JPH08308236A (ja) スイッチング電源回路