JP2004169798A - 非接触型軸受構造 - Google Patents
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C32/00—Bearings not otherwise provided for
- F16C32/04—Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
- F16C32/0406—Magnetic bearings
- F16C32/0408—Passive magnetic bearings
- F16C32/0423—Passive magnetic bearings with permanent magnets on both parts repelling each other
- F16C32/0425—Passive magnetic bearings with permanent magnets on both parts repelling each other for radial load mainly
Abstract
【課題】本発明は、大径と小径のリングマグネットを用いて非接触型の軸受を得ることを目的とする。
【解決手段】本発明による非接触型軸受構造は、大径リングマグネット(3a)の内側に小径リングマグネット(3b)を設け、各リングマグネット(3a,3b)の互いに対向する磁極を同極とすることによって互いに反発させ、各リングマグネット(3a,3b)間を非接触とした構成である。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明による非接触型軸受構造は、大径リングマグネット(3a)の内側に小径リングマグネット(3b)を設け、各リングマグネット(3a,3b)の互いに対向する磁極を同極とすることによって互いに反発させ、各リングマグネット(3a,3b)間を非接触とした構成である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触型軸受構造に関し、特に、大径リングマグネットと小径リングマグネットとを同極の磁気的反発によって互いに非接触状態とし、摩擦損失を零とするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種の軸受としては、球軸受又は磁性流体軸受け等があり、代表的な構成として、図2の球軸受の構成を挙げることができる(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、図2において符号1で示されるものはケーシングであり、このケーシング1の内面にはステータ巻線1Bを有するステータ1Aが設けられている。
前記ケーシング1の両端には、前蓋1a後蓋1bが設けられ、この前蓋1aと後蓋1bに設けられた一対の軸受3、4間には、ロータ5を有する回転軸6が回転自在に設けられている。
【0003】
前記各軸受3、4は、各外輪3a、4aと内輪3b、4bとの間に球3c、4cが設けられて構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−98139号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の球軸受の構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、外輪と内輪との間に球を保持して回転しているため、接触による摩擦損失、摩擦音の発生、機械的寿命が短くなる、等の課題が存在していた。
【0006】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、大径リングマグネットと小径リングマグネットとを同極の磁気的反発によって互いに非接触状態とし、摩擦損失を零とした非接触型軸受構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による非接触型軸受構造は、大径リングマグネットと、前記大径リングマグネットの内側に設けられ前記大径リングマグネットよりも小径の外径を有する小径リングマグネットとからなり、前記大径リングマグネット及び小径リングマグネットの各外周と各内周に着磁された大径着磁部及び小径着磁部を有し、互いに向き合う前記大径着磁部の大径用磁極と小径着磁部の小径用磁極は同極でかつ互いに磁気的に反発し、前記大径リングマグネットと小径リングマグネットが非接触状態となるようにした構成である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明による非接触型軸受構造の好適な実施の形態について説明する。尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を用いて説明する。
図1において符号3で示されるものは軸受であり、この軸受3は、外輪としての大径リングマグネット3aと、この大径リングマグネット3aの内側に位置し前記大径リングマグネット3aよりも小径の外径を有する小径リングマグネット3bとから構成されている。
【0009】
前記各リングマグネット3a、3bの各外周3aA、3bAと各内周3aB、3bBには着磁が周知の着磁手段によって形成され、前記大径リングマグネット3aの大径着磁部10には大径用磁極N、Sが形成されると共に、前記小径リングマグネット3bの小径着磁部11には小径用磁極S、Nが形成されている。
【0010】
前記大径着磁部10と小径着磁部11とは互いに直接向き合って対向していると共に、前記大径用磁極Sと小径用磁極Sとは互いに対向しかつ同極であることによって磁気的に反発するように構成され、各リングマグネット3a、3bは間隔Dをおいて互いに非接触状態となるように構成されている。
【0011】
前述の構成において、前記軸受3を図2の前蓋1aと後蓋1bに装着し、小径リングマグネット3b内に回転軸6を挿入してロータ5を回転させると、軸受3は非接触状態であるため、各軸受3からは摩擦音等もなく極めて円滑な回転を得ることができる。尚、図1の磁極N、Sは一例で逆の構成とすることもできる。
【0012】
【発明の効果】
本発明による非接触型軸受構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、大径と小径で形成されたリングマグネットの対向する各着磁部の各磁極が同極であるため、磁気的に反発し、各リングマグネットが非接触状態を保つことができる。
非接触状態であるため、摩擦損、摩擦音等の発生もなく、寿命を大幅に延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による非接触型軸受構造を示す構成図である。
【図2】従来構成を示す断面図である。
【符号の説明】
3 軸受
3a 大径リングマグネット
3b 小径リングマグネット
3aA、3bA 外周
3aB、3bB 内週
10 大径着磁部
11 小径着磁部
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触型軸受構造に関し、特に、大径リングマグネットと小径リングマグネットとを同極の磁気的反発によって互いに非接触状態とし、摩擦損失を零とするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種の軸受としては、球軸受又は磁性流体軸受け等があり、代表的な構成として、図2の球軸受の構成を挙げることができる(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、図2において符号1で示されるものはケーシングであり、このケーシング1の内面にはステータ巻線1Bを有するステータ1Aが設けられている。
前記ケーシング1の両端には、前蓋1a後蓋1bが設けられ、この前蓋1aと後蓋1bに設けられた一対の軸受3、4間には、ロータ5を有する回転軸6が回転自在に設けられている。
【0003】
前記各軸受3、4は、各外輪3a、4aと内輪3b、4bとの間に球3c、4cが設けられて構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−98139号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の球軸受の構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、外輪と内輪との間に球を保持して回転しているため、接触による摩擦損失、摩擦音の発生、機械的寿命が短くなる、等の課題が存在していた。
【0006】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、大径リングマグネットと小径リングマグネットとを同極の磁気的反発によって互いに非接触状態とし、摩擦損失を零とした非接触型軸受構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による非接触型軸受構造は、大径リングマグネットと、前記大径リングマグネットの内側に設けられ前記大径リングマグネットよりも小径の外径を有する小径リングマグネットとからなり、前記大径リングマグネット及び小径リングマグネットの各外周と各内周に着磁された大径着磁部及び小径着磁部を有し、互いに向き合う前記大径着磁部の大径用磁極と小径着磁部の小径用磁極は同極でかつ互いに磁気的に反発し、前記大径リングマグネットと小径リングマグネットが非接触状態となるようにした構成である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明による非接触型軸受構造の好適な実施の形態について説明する。尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を用いて説明する。
図1において符号3で示されるものは軸受であり、この軸受3は、外輪としての大径リングマグネット3aと、この大径リングマグネット3aの内側に位置し前記大径リングマグネット3aよりも小径の外径を有する小径リングマグネット3bとから構成されている。
【0009】
前記各リングマグネット3a、3bの各外周3aA、3bAと各内周3aB、3bBには着磁が周知の着磁手段によって形成され、前記大径リングマグネット3aの大径着磁部10には大径用磁極N、Sが形成されると共に、前記小径リングマグネット3bの小径着磁部11には小径用磁極S、Nが形成されている。
【0010】
前記大径着磁部10と小径着磁部11とは互いに直接向き合って対向していると共に、前記大径用磁極Sと小径用磁極Sとは互いに対向しかつ同極であることによって磁気的に反発するように構成され、各リングマグネット3a、3bは間隔Dをおいて互いに非接触状態となるように構成されている。
【0011】
前述の構成において、前記軸受3を図2の前蓋1aと後蓋1bに装着し、小径リングマグネット3b内に回転軸6を挿入してロータ5を回転させると、軸受3は非接触状態であるため、各軸受3からは摩擦音等もなく極めて円滑な回転を得ることができる。尚、図1の磁極N、Sは一例で逆の構成とすることもできる。
【0012】
【発明の効果】
本発明による非接触型軸受構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、大径と小径で形成されたリングマグネットの対向する各着磁部の各磁極が同極であるため、磁気的に反発し、各リングマグネットが非接触状態を保つことができる。
非接触状態であるため、摩擦損、摩擦音等の発生もなく、寿命を大幅に延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による非接触型軸受構造を示す構成図である。
【図2】従来構成を示す断面図である。
【符号の説明】
3 軸受
3a 大径リングマグネット
3b 小径リングマグネット
3aA、3bA 外周
3aB、3bB 内週
10 大径着磁部
11 小径着磁部
Claims (1)
- 大径リングマグネット(3a)と、前記大径リングマグネット(3a)の内側に設けられ前記大径リングマグネット(3a)よりも小径の外径を有する小径リングマグネット(3b)とからなり、前記大径リングマグネット(3a)及び小径リングマグネット(3b)の各外周(3aA,3bA)と各内周(3aB,3bB)に着磁された大径着磁部(10)及び小径着磁部(11)を有し、互いに向き合う前記大径着磁部(10)の大径用磁極(S)と前記小径着磁部(11)の小径用磁極(S)は同極でかつ互いに磁気的に反発し、前記大径リングマグネット(3a)と小径リングマグネット(3b)が非接触状態となるように構成したことを特徴とする非接触型軸受構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002335614A JP2004169798A (ja) | 2002-11-19 | 2002-11-19 | 非接触型軸受構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002335614A JP2004169798A (ja) | 2002-11-19 | 2002-11-19 | 非接触型軸受構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004169798A true JP2004169798A (ja) | 2004-06-17 |
Family
ID=32699708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002335614A Pending JP2004169798A (ja) | 2002-11-19 | 2002-11-19 | 非接触型軸受構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004169798A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007105585A1 (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Yukio Nakajima | 液体浄化処理装置 |
-
2002
- 2002-11-19 JP JP2002335614A patent/JP2004169798A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007105585A1 (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Yukio Nakajima | 液体浄化処理装置 |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
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