JP2004308737A - 非接触型軸受構造 - Google Patents
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- F16C32/00—Bearings not otherwise provided for
- F16C32/04—Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
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- F16C32/0408—Passive magnetic bearings
- F16C32/0423—Passive magnetic bearings with permanent magnets on both parts repelling each other
- F16C32/0429—Passive magnetic bearings with permanent magnets on both parts repelling each other for both radial and axial load, e.g. conical magnets
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Abstract
【課題】本発明は、軸方向に設けた各輪状マグネットを用いて非接触型の軸受を得ることを目的とする。
【解決手段】本発明による非接触型軸受構造は、回転軸(1)に離間して設けた一対の第1輪状マグネット(2)の外側に固定の第2輪状マグネット(3)を設け、この回転軸(1)が第2輪状マグネット(3)に対して回転自在であり、磁気的な反発を用いて非接触とする構成である。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明による非接触型軸受構造は、回転軸(1)に離間して設けた一対の第1輪状マグネット(2)の外側に固定の第2輪状マグネット(3)を設け、この回転軸(1)が第2輪状マグネット(3)に対して回転自在であり、磁気的な反発を用いて非接触とする構成である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触型軸受構造に関し、特に、一対ずつの輪状マグネットを用いて非接触軸受とするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種の軸受としては、球軸受又は磁性流体軸受け等があり、代表的な構成として、図6の球軸受の構成を挙げることができる(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、図6において符号1で示されるものはケーシングであり、このケーシング1の内面にはステータ巻線1Bを有するステータ1Aが設けられている。前記ケーシング1の両端には、前蓋1a後蓋1bが設けられ、この前蓋1aと後蓋1bに設けられた一対の軸受3、4間には、ロータ5を有する回転軸6が回転自在に設けられている。
【0003】
前記各軸受3、4は、各外輪3a、4aと内輪3b、4bとの間に球3c、4cが設けられて構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−98139号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の球軸受の構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、外輪と内輪との間に球を保持して回転しているため、接触による摩擦損失、摩擦音の発生、機械的寿命が短くなる、等の課題が存在していた。
【0006】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、一対ずつの輪状マグネットを用いた非接触型軸受構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による非接触型軸受構造は、回転軸に設けられ互いに離間する一対の第1輪状マグネットと、前記各第1輪状マグネットの外側に固定して位置し前記回転軸が回転自在に貫通する一対の第2輪状マグネットとを備え、前記第1、第2輪状マグネットの対向面は同極よりなる構成であり、また、回転軸に設けられ互いに離間する一対の第2輪状マグネットと、前記各第2輪状マグネットの内側に固定して位置し前記回転軸が回転自在に貫通する一対の第1輪状マグネットとを備え、前記第1、第2輪状マグネットの対向面は同極よりなる構成であり、また、前記第1、第2輪状マグネットの対向面は、曲折している構成であり、また、前記対向面は、台形、円弧形、一対の断面山形、断面山形の何れかよりなる構成である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明による非接触型軸受構造の好適な実施の形態について説明する。尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。
図1において符号1で示されるものは回転軸であり、この回転軸1には一対の第1輪状マグネット2が互いに離間した状態で固定して設けられている。
【0009】
前記各第1輪状マグネット2の外側には、一対の第2輪状マグネット3が設けられ、この各第2輪状マグネット3は固定側4に固定されている。
前記各第2輪状マグネット3に形成された貫通孔5には、前記回転軸1が回転自在に貫通している。
【0010】
前記各第1輪状マグネット2と各第2輪状マグネット3の対向面2a、3aは全体形状が台形をなすと共に、各々軸方向に着磁され、各対向面2a、3aの磁極はN極同士で同極で反発し、互いに付着しないように構成されている。
【0011】
従って、図1の構成では、各輪状マグネット2、3が反発した状態であるため、回転軸1は貫通孔5を貫通した状態で回転自在な状態を保つことができる。
また、図2は、図1の構成と逆の構成であり、第1輪状マグネット2が固定され、第2輪状マグネット3が回転し、貫通孔5が第1輪状マグネット2に形成されている。
【0012】
図3から図5は、第1、第2輪状マグネット2、3の他の形態を示すもので、図3は、各対向面2a、3aが円弧形、図4は一対の断面山形、図5は断面山形で各々形成されている。
【0013】
【発明の効果】
本発明による非接触型軸受構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、軸方向に並設された第1、第2輪状マグネット2、3の各対向面が同極で形成されているため、磁気的に反発し、非接触の軸受を構成することができる。
また、各対向面が面一の平面ではなく、台形、円弧形、一対の断面山形、断面山形の何れかであるため、対向面積が大きく、磁気的反発による非接触構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による非接触型軸受構造を示す構成図である。
【図2】図1の他の形態を示す構成図である。
【図3】図1の他の形態を示す要部の構成図である。
【図4】図1の他の形態を示す要部の構成図である。
【図5】図1の他の形態を示す要部の構成図である。
【図6】従来構成の断面図である。
【符号の説明】
1 回転軸
2 第1輪状マグネット
3 第2輪状マグネット
2a、3a 対向面
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触型軸受構造に関し、特に、一対ずつの輪状マグネットを用いて非接触軸受とするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種の軸受としては、球軸受又は磁性流体軸受け等があり、代表的な構成として、図6の球軸受の構成を挙げることができる(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、図6において符号1で示されるものはケーシングであり、このケーシング1の内面にはステータ巻線1Bを有するステータ1Aが設けられている。前記ケーシング1の両端には、前蓋1a後蓋1bが設けられ、この前蓋1aと後蓋1bに設けられた一対の軸受3、4間には、ロータ5を有する回転軸6が回転自在に設けられている。
【0003】
前記各軸受3、4は、各外輪3a、4aと内輪3b、4bとの間に球3c、4cが設けられて構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−98139号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の球軸受の構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、外輪と内輪との間に球を保持して回転しているため、接触による摩擦損失、摩擦音の発生、機械的寿命が短くなる、等の課題が存在していた。
【0006】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、一対ずつの輪状マグネットを用いた非接触型軸受構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による非接触型軸受構造は、回転軸に設けられ互いに離間する一対の第1輪状マグネットと、前記各第1輪状マグネットの外側に固定して位置し前記回転軸が回転自在に貫通する一対の第2輪状マグネットとを備え、前記第1、第2輪状マグネットの対向面は同極よりなる構成であり、また、回転軸に設けられ互いに離間する一対の第2輪状マグネットと、前記各第2輪状マグネットの内側に固定して位置し前記回転軸が回転自在に貫通する一対の第1輪状マグネットとを備え、前記第1、第2輪状マグネットの対向面は同極よりなる構成であり、また、前記第1、第2輪状マグネットの対向面は、曲折している構成であり、また、前記対向面は、台形、円弧形、一対の断面山形、断面山形の何れかよりなる構成である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明による非接触型軸受構造の好適な実施の形態について説明する。尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。
図1において符号1で示されるものは回転軸であり、この回転軸1には一対の第1輪状マグネット2が互いに離間した状態で固定して設けられている。
【0009】
前記各第1輪状マグネット2の外側には、一対の第2輪状マグネット3が設けられ、この各第2輪状マグネット3は固定側4に固定されている。
前記各第2輪状マグネット3に形成された貫通孔5には、前記回転軸1が回転自在に貫通している。
【0010】
前記各第1輪状マグネット2と各第2輪状マグネット3の対向面2a、3aは全体形状が台形をなすと共に、各々軸方向に着磁され、各対向面2a、3aの磁極はN極同士で同極で反発し、互いに付着しないように構成されている。
【0011】
従って、図1の構成では、各輪状マグネット2、3が反発した状態であるため、回転軸1は貫通孔5を貫通した状態で回転自在な状態を保つことができる。
また、図2は、図1の構成と逆の構成であり、第1輪状マグネット2が固定され、第2輪状マグネット3が回転し、貫通孔5が第1輪状マグネット2に形成されている。
【0012】
図3から図5は、第1、第2輪状マグネット2、3の他の形態を示すもので、図3は、各対向面2a、3aが円弧形、図4は一対の断面山形、図5は断面山形で各々形成されている。
【0013】
【発明の効果】
本発明による非接触型軸受構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、軸方向に並設された第1、第2輪状マグネット2、3の各対向面が同極で形成されているため、磁気的に反発し、非接触の軸受を構成することができる。
また、各対向面が面一の平面ではなく、台形、円弧形、一対の断面山形、断面山形の何れかであるため、対向面積が大きく、磁気的反発による非接触構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による非接触型軸受構造を示す構成図である。
【図2】図1の他の形態を示す構成図である。
【図3】図1の他の形態を示す要部の構成図である。
【図4】図1の他の形態を示す要部の構成図である。
【図5】図1の他の形態を示す要部の構成図である。
【図6】従来構成の断面図である。
【符号の説明】
1 回転軸
2 第1輪状マグネット
3 第2輪状マグネット
2a、3a 対向面
Claims (4)
- 回転軸(1)に設けられ互いに離間する一対の第1輪状マグネット(2)と、前記各第1輪状マグネット(2)の外側に固定して位置し前記回転軸(1)が回転自在に貫通する一対の第2輪状マグネット(3)とを備え、前記第1、第2輪状マグネット(2,3)の対向面(2a,3a)は同極よりなることを特徴とする非接触型軸受構造。
- 回転軸(1)に設けられ互いに離間する一対の第2輪状マグネット(3)と、前記各第2輪状マグネット(3)の内側に固定して位置し前記回転軸(1)が回転自在に貫通する一対の第1輪状マグネット(2)とを備え、前記第1、第2輪状マグネット(2,3)の対向面(2a,3a)は同極よりなることを特徴とする非接触型軸受構造。
- 前記第1、第2輪状マグネット(2,3)の対向面(2a,3a)は、曲折していることを特徴とする請求項1又は2記載の非接触型軸受構造。
- 前記対向面(2a,3a)は、台形、円弧形、一対の断面山形、断面山形の何れかよりなることを特徴とする請求項3記載の非接触型軸受構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003101604A JP2004308737A (ja) | 2003-04-04 | 2003-04-04 | 非接触型軸受構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003101604A JP2004308737A (ja) | 2003-04-04 | 2003-04-04 | 非接触型軸受構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004308737A true JP2004308737A (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=33465347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003101604A Pending JP2004308737A (ja) | 2003-04-04 | 2003-04-04 | 非接触型軸受構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004308737A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012203321A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Canon Inc | 像ブレ補正装置、光学機器、及び撮像装置 |
CN103016524A (zh) * | 2012-12-13 | 2013-04-03 | 洛阳润环电机轴承有限公司 | 一种替代向心推力径轴向磁悬浮轴承 |
CN106321633A (zh) * | 2016-11-07 | 2017-01-11 | 湘潭大学 | 一种新型混合磁悬浮轴承 |
-
2003
- 2003-04-04 JP JP2003101604A patent/JP2004308737A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012203321A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Canon Inc | 像ブレ補正装置、光学機器、及び撮像装置 |
CN103016524A (zh) * | 2012-12-13 | 2013-04-03 | 洛阳润环电机轴承有限公司 | 一种替代向心推力径轴向磁悬浮轴承 |
CN106321633A (zh) * | 2016-11-07 | 2017-01-11 | 湘潭大学 | 一种新型混合磁悬浮轴承 |
CN106321633B (zh) * | 2016-11-07 | 2018-06-05 | 湘潭大学 | 一种新型混合磁悬浮轴承 |
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Legal Events
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