JP2001136718A - 電動機 - Google Patents

電動機

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JP2001136718A
JP2001136718A JP31667799A JP31667799A JP2001136718A JP 2001136718 A JP2001136718 A JP 2001136718A JP 31667799 A JP31667799 A JP 31667799A JP 31667799 A JP31667799 A JP 31667799A JP 2001136718 A JP2001136718 A JP 2001136718A
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JP
Japan
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motor
magnetic
generating member
force generating
magnetic force
Prior art date
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Pending
Application number
JP31667799A
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English (en)
Inventor
Hisao Igarashi
久男 五十嵐
Satoshi Takahashi
聡 高橋
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Shibaura Densan KK
Original Assignee
Shibaura Densan KK
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Publication date
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動や騒音の低減と構成の小型化、簡略化と
を図りつつ、停止時の保持力を増大する。 【解決手段】 モータ21は、固定子23と回転子24
とに、周方向に沿って複数の磁極が着磁された磁気リン
グ31、34をそれぞれ設け、磁気リング31の複数の
磁極32と磁気リング34の複数の磁極32とは、軸線
方向に相互に対向し、しかも異極となるように定められ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】各種産業機械などに用いられているモー
タに要求される性能として、起動特性や運転時特性だけ
でなく、運転停止時の保持力にも高性能が要求される場
合が多い。これは、停止した状態において、停止した位
置を保持する特性である。この特性が十分でない場合、
例として、自動ドアに用いられるモータが、停止状態で
もあるにも拘らず回転すると、閉じている自動ドアが不
所望に開いたり、開いている自動ドアが不所望に閉じた
りすることになり、利用する際に不便である。また、利
用者に使用上の混乱をもたらすことになる。
【0003】このような不具合を防止するため、従来か
ら各種の工夫でモータの前記保持力を増大させるように
している。例として、マグネットモータでは、コギング
トルクを大きくする。モータの回転子の回転に伴うフリ
クショントルクを増大する。また、モータに電磁ブレー
キを装着する。などの工夫が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術に
は、以下のような問題点がある。前記コギングトルクを
増大させる工夫では、モータの回転に伴う振動や騒音が
増大することになり、品質を低下させる。フリクション
トルクを増大させる技術では、モータの回転中は常時フ
リクションが作用することになり、モータ効率が低下
し、発熱の原因にもなる。更に、電磁ブレーキを装着す
る従来技術では、モータの構成が複雑化し、コストアッ
プを招くと共に、構成が大型化するという問題点があ
る。
【0005】本発明は上記問題点を解決すべくなされた
ものであり、その目的は、振動や騒音の低減と構成の小
型化、簡略化とを図りつつ、停止時の保持力を増大する
ことができる電動機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の電動機
は、固定子と回転子とに、周方向に沿って複数の磁極が
着磁された第1磁力発生部材および第2磁力発生部材と
をそれぞれ設け、第1磁力発生部材の複数の磁極と第2
磁力発生部材の複数の磁極とは、軸線方向に相互に対向
し、しかも異極となるように定められている。
【0007】
【作 用】請求項1の発明の電動機では、固定子と回転
子とに、第1磁力発生部材および第2磁力発生部材とを
それぞれ設け、第1磁力発生部材の複数の磁極と第2磁
力発生部材の複数の磁極とは、軸線方向に相互に対向
し、しかも異極となるように定められている。従って、
電動機の停止時には、第1磁力発生部材と第2磁力発生
部材の軸線方向に対向する各磁極が相互に異極になるの
で、磁気的に相互に引き合うことになり、固定子と回転
子とが停止位置において相互にずれることなく相互の位
置を確実に保持する。
【0008】このようにして、本発明では、電動機の停
止時の保持力を格段に増大しつつ、そのために、コギン
グトルクやフリクショントルクを増大させる必要がな
く、電動機の回転に伴う振動や騒音を抑制することがで
き、また回転時のフリクションを低下することによりモ
ータ効率が向上され、動作品質が向上される。更に、電
磁ブレーキなどの特段の構成を装着する必要が解消され
るので、電動機の構成が簡略化、小型化される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図1〜図3は本実施例を示す図であ
る。図1は本実施例のモータ21の断面図であり、図2
はモータ21の一部の断面図であり、図3は本実施例の
モータ21に用いられる磁気リング31、34の平面図
である。
【0010】以下、図1を参照して、電動機であるモ−
タ21の構成について説明する。モータ21のケ−シン
グ22内に固定子23と回転子24とが配置されてい
る。前記回転子24に固定された回転軸25は、ケーシ
ング22の内部に設けられた軸受26、27で回転自在
に支持される。また、ケーシング22の軸線方向両端部
には、ケース蓋28、29が配置される。ケース蓋29
の内部には、回転軸25の軸線と同軸に鉄などの強磁性
材料からなるリング状のバックヨーク30が固定され
る。バックヨーク30のケース蓋28側には、第1磁力
発生部材及び第2磁力発生部材のいずれか一方である、
やはりリング状の磁気リング31が固定される。磁気リ
ング31には、図3に示されるように、複数の着磁部3
2が形成される。相互に隣接する着磁部32は、相互に
異極となるように着磁されている。
【0011】一方、回転軸25には、やはり鉄などの強
磁性材料からなるリング状のバックヨーク33が固定さ
れ、バックヨーク33のケース蓋29側には、第1磁力
発生部材及び第2磁力発生部材のいずれか他方であるリ
ング状の磁気リング34が固定される。磁気リング34
への着磁態様は、磁気リング31と同様に定められる。
ここで、磁気リング31、34の各着磁部32は、回転
軸25の軸線方向に相互に対向するように定められる。
即ち、一例として、磁気リング31、34は図3に示し
た着磁態様の同一の部材を使用する構成である。
【0012】これにより、モータ21の停止時に、磁気
リング31、34は、相互に同極の着磁部32が相互に
反撥し、相互に異極の着磁部32が相互に引き合い、異
極同士の着磁部32が相互に対向する位置で回転子24
が停止する。また、停止状態で回転軸25に外力が作用
した場合でも、磁気リング31、34の磁気結合力によ
り、回転子24は固定子23に対してその周方向の位置
を保持することができる。
【0013】従って、本実施例のモータ21では、モー
タ21の停止時の回転子24の固定子23に対する周方
向の位置の保持力を格段に増大することができる。しか
も、そのために、従来技術で説明したような、コギング
トルクやフリクショントルクを増大させる必要がなく、
モータ21の回転に伴う振動や騒音を抑制することがで
きる。また回転時のフリクションを低下させることによ
りモータ効率が向上され、動作品質が向上される。更
に、前記保持力の増大のために電磁ブレーキなどの特段
の構成を装着する必要が解消されるので、モータ21の
構成が簡略化、小型化される。
【0014】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の精神を逸脱しない範囲で広範な変形例
を含むものである。
【0015】その一例として、本発明の電動機は、実施
例におけるモータ21に限定されず、直流モータ、交流
モータ、パルスモータなど広範な種類に実施可能であ
り、本発明の第1、第2磁力発生部材は、実施例におけ
るリング状の磁気リング31、34に限定されず、複数
の永久磁石を周方向に配置するなど、他の構成を用いて
2つの磁力発生部材間に磁気による引力を作用させるよ
うにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上により、本発明の電動機であると、
固定子と回転子とに、第1磁力発生部材および第2磁力
発生部材とをそれぞれ設け、第1磁力発生部材の複数の
磁極と第2磁力発生部材の複数の磁極とは、軸線方向に
相互に対向し、しかも異極となるように定めるようにし
た。従って、電動機の停止時には、第1磁力発生部材と
第2磁力発生部材の軸線方向に対向する各磁極が相互に
異極になるので、磁気的に相互に引き合うことになり、
固定子と回転子とが停止位置において相互にずれること
なく相互の位置を確実に保持する。
【0017】このようにして、本発明では、電動機の停
止時の保持力を格段に増大しつつ、そのために、コギン
グトルクやフリクショントルクを増大させる必要がな
く、電動機の回転に伴う振動や騒音を抑制することがで
き、また回転時のフリクションを低下することによりモ
ータ効率が向上され、動作品質が向上される。更に、電
磁ブレーキなどの特段の構成を装着する必要が解消され
るので、電動機の構成が簡略化、小型化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のモータ21の断面図であ
る。
【図2】モータ21の一部の断面図である。
【図3】本実施例のモータ21に用いられる磁気リング
31、34の平面図である。
【符号の説明】
21 モ−タ 23 固定子 24 回転子 25 回転軸 30、33 バックヨーク 31、34 磁気リング 32 着磁部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子と回転子とに、周方向に沿って複数
    の磁極が着磁された第1磁力発生部材および第2磁力発
    生部材とをそれぞれ設け、 第1磁力発生部材の複数の磁極と第2磁力発生部材の複
    数の磁極とは、軸線方向に相互に対向し、しかも異極と
    なるように定められている電動機。
JP31667799A 1999-11-08 1999-11-08 電動機 Pending JP2001136718A (ja)

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JP31667799A JP2001136718A (ja) 1999-11-08 1999-11-08 電動機

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021083272A (ja) * 2019-11-22 2021-05-27 ツカサ電工株式会社 ギヤードモータの駆動制御機構
JP2022540017A (ja) * 2019-06-25 2022-09-14 マルチマティック インコーポレーテッド パワードライブユニットと直流モータのコギング効果を用いた車両ドアチェッカー
JP7493216B2 (ja) 2019-11-22 2024-05-31 ツカサ電工株式会社 ギヤードモータの駆動制御機構

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