JP2004168319A - 飲料用ディスペンサ - Google Patents
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Abstract
【課題】洗浄作業を行う際の飲料の損失量を従来よりも削減することが可能な飲料用ディスペンサを提供する。
【解決手段】ガスボンベ2から供給される加圧されたガスをビール樽5に導入し、該ガスの圧力によりビール樽5から所定の飲料経路6を介して注出口7aまで飲料を注出可能とした飲料用ディスペンサ1Aにおいて、ガスボンベ2から供給されるガスをビール樽5を迂回して飲料経路6に導入するガス経路12と、ガス経路12から飲料経路6へのガスの導入及びその導入の停止とを切り替える三方弁11とを設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】ガスボンベ2から供給される加圧されたガスをビール樽5に導入し、該ガスの圧力によりビール樽5から所定の飲料経路6を介して注出口7aまで飲料を注出可能とした飲料用ディスペンサ1Aにおいて、ガスボンベ2から供給されるガスをビール樽5を迂回して飲料経路6に導入するガス経路12と、ガス経路12から飲料経路6へのガスの導入及びその導入の停止とを切り替える三方弁11とを設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲料容器に蓄えられたビール等の飲料をガス圧を利用して注出する飲料用ディスペンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
料飲店等で使用される飲料用ディスペンサにおいては、その稼働中に飲料容器から注出口までの飲料経路が飲料で満たされている。飲料経路内に飲料が長時間滞留していると飲料経路が飲料成分や微生物の侵入で汚れ、飲料の香味に影響を及ぼすことがある。そのため、飲料用ディスペンサを使用するには、飲料経路を定期的に洗浄することが欠かせない。飲料経路の洗浄は、飲料経路に通水したり、スポンジを通すことによって行われている。飲料経路に炭酸水の生成手段を接続し、通常時には飲料経路をビール樽(飲料容器)に接続し、洗浄時のみ飲料経路を炭酸水の生成手段と接続して飲料経路を炭酸水で洗浄する技術も提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−142893号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のいずれの方法で飲料経路を洗浄したとしても、水や炭酸水を飲料経路に混ぜることによって飲料の品質が変化するため、飲料経路内に残されていた飲料は廃棄処分せざるを得ない。料飲店によっては飲料容器と注出口とが遠く離れており、飲料経路内の飲料を全て捨てるとすればその損失は小さくない。
【0005】
そこで、本発明は洗浄作業を行う際の飲料の損失量を従来よりも削減することが可能な飲料用ディスペンサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0007】
本発明の飲料用ディスペンサは、ガス供給源(2)から供給される加圧されたガスを飲料容器(5)に導入し、該ガスの圧力により前記飲料容器から所定の飲料経路(6)を介して注出口(7a)まで飲料を注出可能とした飲料用ディスペンサにおいて、前記ガス供給源から供給されるガスを前記飲料容器を迂回して前記飲料経路に導入するガス経路(12)と、当該ガス経路から前記飲料経路へのガスの導入及びその導入の停止とを切り替える弁手段(11,21)とを備えることにより、上述した課題を解決する。
【0008】
この発明によれば、ガス供給源から供給されるガスを飲料容器を迂回して飲料経路に導入することにより、飲料経路に満たされている飲料をガスの圧力で注出口へ押し出すことができる。ここで使用されるガスは飲料容器から飲料を押し出すために使用されるガスそのものであるため、ガス経路からのガスによって注出される飲料の品質は、飲料容器への加圧によって注出される飲料と何ら変わりがない。従って、飲料容器内の飲料を廃棄する必要はなく、これを飲用に供することができる。このため、洗浄作業を行う際の飲料の損失量が削減される。
【0009】
本発明の飲料用ディスペンサにおいて、前記ガス経路には前記ガスを蓄えるタンク(15)が設けられてもよい。このようなタンクを設けたならば、飲料経路から飲料を押し出すために必要な圧力及び量のガスをガス経路上に十分に確保しておくことができる。また、ガス経路から飲料容器へガスを導入する際にタンクが圧力変動を抑えるバッファとして機能し、飲料の注出状態の安定度が高まり、脈動等によるビールの噴出が抑えられる。
【0010】
前記ガス経路には前記ガスの圧力を低下させる減圧弁(16)が設けられてもよい。このように減圧弁を設けたならば、ガス供給源から飲料容器へ導かれるガスの圧力に影響を与えることなく、ガス経路のガスの圧力を適切なレベルまで低下させてガス経路からのガスによる飲料の急激な注出を防ぐことができる。なお、ガス経路に減圧弁を設ける場合には、前記減圧弁にて減圧されたガスを蓄えるタンクが前記ガス経路にさらに設けられてもよい。このようなタンクを利用すれば、減圧されたガスを十分に蓄えることができる。
【0011】
前記弁手段(21)を遠隔操作可能としてもよい。この場合には、弁手段の切替操作のために弁手段の設置箇所までオペレータが出向く必要がない。従って、オペレータの都合のよい場所にて弁手段を切替ることができる。例えば、料飲店において、注出部分が店内に設置され、飲料容器が店外に設置されているような場合には、店内の適当な位置から弁手段を遠隔操作できるようにすれば好都合である。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明をビール用のディスペンサとして構成した実施形態を示している。周知のように、ディスペンサ1Aはガスボンベ2から供給されるガス(好適には炭酸ガス)をガス経路3及びディスペンスヘッド4を介してビール樽(飲料容器)5に導入し、そのガスの圧力でビール樽5内のビールをディスペンスヘッド4から飲料経路6を介してタップ7の注出口7aまで注出するように構成されている。ガス経路3には圧力調整用の減圧弁8が設けられている。また、飲料経路6の途中にはビールを冷却するための冷却器9が設けられている。ディスペンスヘッド4、タップ7、減圧弁8及び冷却器9は既存のディスペンサと同一のものを使用してよい。
【0013】
以上のようなディスペンサ1Aにおいて、ガス経路3の減圧弁8の下流側に分岐継手10が設けられ、飲料経路6の冷却器9よりも上流側には弁手段としての三方弁11が設けられている。そして、分岐継手10と三方弁11との間にはビール樽5を迂回する別のガス経路12が設けられている。分岐継手10は減圧弁8から出力されるガスをビール樽5側(分岐継手10よりもディスペンスヘッド4側のガス経路3)とガス経路12側とに分配する。三方弁11は、ガス経路12及びビール樽5を択一的に注出口7aと接続する。つまり、三方弁11は、ビール樽5から三方弁11の下流側(注出口7a側)へのビールの流れを許容し、かつガス経路12から飲料経路6へのガスの導入を阻止する通常位置と、ビール樽5から三方弁11よりも下流側へのビールの流れを阻止し、ガス経路12から飲料経路6へのガスの導入を許容する洗浄位置との間で切り替え操作可能である。ガス経路12は金属管、樹脂管、又はフレキシブルなホースを単独で又は適宜に組み合わせて構成してよい。さらに、ガス経路12には、ガス経路12自身を開閉する開閉弁13が設けられている。
【0014】
次にディスペンサ1Aの動作を説明する。ビール樽5から注出口7aにビールを注出する通常の使用時には、三方弁11を通常位置に切り替えてビール樽5とタップ7とを接続する。この状態でタップ7を開けば注出口7aからビールを注出することができる。なお、通常の使用時においては、適当な時期に開閉弁13を開いてガス経路12にガスを蓄えておく。
【0015】
一方、飲料経路6を洗浄する際には、その洗浄に先立って三方弁11を洗浄位置に切り替えてガス経路12を飲料経路6と接続する。これにより、三方弁11よりも下流側の飲料経路6にガス経路12からガスが導入され、そのガスの圧力で飲料経路6に残っていたビールが注出口7aから注出される。この時、通常の使用時と同一のガスによってビールが押し出されているので、注出されたビールは通常の使用時に注出されるビールと同様に飲用に供することができる。つまり、ガス経路12から供給されたガスによって注出されたビールは通常の使用時に注出されるビールと同一品質であり、これを廃棄する必要はない。例えば料飲店でディスペンサ1Aを使用する場合には、ビールの販売を終了する前の最後の注出時に三方弁11を洗浄位置に切り替え、ガス経路12からのガスで注出されたビールを販売すればよい。ガス経路12からのガスによって注出されるビールの量が販売単位量、例えば販売用のグラスに対する適切量から不足する場合には、三方弁11をまず通常位置にして不足量に相当するビールを注出し、その後に三方弁11を洗浄位置に切り替えて、既に注出されているビールに新たなビールを継ぎ足せばよい。
【0016】
三方弁11を切り替えてビールを注出した後に再度ビールを注出する必要が生じたときには、三方弁11を通常位置に切り替えてビール樽5から注出口7aまでビールを送るようにすればよい。この場合も、注出の最終段階で三方弁11を洗浄位置に切り替えてガス経路12のガスを飲料経路6に導入すれば、飲料経路6のビールを無駄なく飲用に供することができる。
【0017】
以上のディスペンサ1Aにおいて、ガス経路12には、三方弁11の取付位置から注出口7aまでの飲料経路6に充填されるビールを押し出すために必要な圧力及び量のガスを蓄えておく必要がある。但し、三方弁11から注出口7aまでの飲料経路6のビールがガス経路12からのガスでほぼ置換されると、注出口7aからビールとガスとが混ざり合って注出されてビールが注出口7aの周囲に飛び散ることがある。この点を考慮して、ビールの飛散を許容範囲に抑えることができるようにガス経路12に閉じ込めるガスの圧力及び量を設定することが望ましい。また、飲料経路6に充填されているビールをより多く注出するためには、三方弁11を可能な限り飲料経路6の上流側(ディスペンスヘッド4側)に取り付けることが望ましい。
【0018】
次に、図2〜図5を参照して他の実施形態を説明する。なお、各図において共通する部分には同一符号を付してある。
【0019】
図2のディスペンサ1Bは、ガス経路12の開閉弁13の下流側にタンク15が設けられたことを特徴とする。その他の点は図1のディスペンサ1Aと共通する。このようにタンク15を設けた場合には、三方弁11を通常位置、つまり、ガス経路12から飲料経路6へのガスの導入を阻止する位置に切り替えた状態で開閉弁13を開くことにより、タンク15に、飲料経路6のビールを押し出すために必要十分な圧力及び量のガスを蓄えることができる。また、三方弁11を洗浄位置に切り替えてガス経路12からのガスで飲料経路6のビールを押し出す際には、タンク15が圧力変動を抑えるバッファとして機能するため、注出口7aからのビールの注出状態が安定し、脈動等によるビールの噴出を抑えることができる。
【0020】
図3のディスペンサ1Cは、分岐継手10とガス経路12の開閉弁13との間に減圧弁16が設けられたことを特徴とする。その他の点は図1のディスペンサ1Aと共通する。このように減圧弁16を設けた場合には、ガス経路12に蓄えるガスの圧力を減圧弁8からビール樽5に導かれる圧力よりも低く設定することができる。ガス経路12の圧力が低ければその圧力によるビールの押し出し作用も穏やかになり、注出口7aからのビールの噴き出しを抑える効果が高まる。
【0021】
図4のディスペンサ1Dは、図2のディスペンサ1Bのタンク15と、図3のディスペンサ1Cの減圧弁16とを備えたことを特徴とする。但し、減圧弁16によって減圧されたガスをタンク15に蓄えることになるから、図2のディスペンサ1Bに対して三方弁11の位置が同一であればタンク15にはより大きな容積を与える必要がある。
【0022】
図5のディスペンサ1Eでは、図2のディスペンサ1Bの三方弁11が電磁式の三方弁21に置換されている。三方弁21の動作は、タップ7の近傍に設置された操作盤22の入力操作に応じて制御回路23により電気的に遠隔制御される。このようなディスペンサ1Eによれば三方弁21の設置場所までオペレータが出向く必要がない。従って、タップ7の設置場所からビール樽5の設置場所が遠く離れ、三方弁21がディスペンスヘッド4の近傍に設置されている場合に好適である。
【0023】
本発明は以上の実施形態に限定されず、種々の形態で実施してよい。例えば、ビール以外の飲料のディスペンサにも本発明は適用できる。三方弁11,21に代え、ガス経路12と飲料経路6との合流位置に、ガス経路12を開閉する開閉弁及び飲料経路6を開閉する開閉弁をそれぞれ設置し、両開閉弁を択一的に開閉させることにより本発明の弁手段を構成してもよい。ガス経路12の終端を開閉する開閉弁のみを弁手段として設けてもよい。この場合にはガス経路12から飲料経路6に導入されたガスがビール樽5側に逆流する可能性があるが、注出口7a側の圧力がビール樽5内の圧力よりも十分に低ければ、ガス経路12からのガスは低圧側、つまり注出口7a側に専ら流れて飲料経路6のビールが押し出されることになる。開閉弁13は分岐継手10と一体化してもよい。減圧弁8の設定圧を図5の三方弁21と同様に遠隔操作可能として、ビール樽5からのビールの注出時とガス経路12のガスによる注出時とでガス圧をそれぞれ最適な値に調整できるようにしてもよい。ガス経路12はガス経路3の途中から分岐させるものに限定されず、ガスボンベ2からガス経路3,12を分岐してもよい。
【実施例】
【0024】
上述した図1〜図4のディスペンサ1A〜1Dをそれぞれ試作し、ガス経路12へのガスの供給圧力と、三方弁11を切り替えてからビールの注出が完了するまでの時間と、注出口7aからのビールの噴出状態とをそれぞれ調査した。その結果を表1に示す。なお、タンク15を備えたものについてはタンク圧を備考欄に示す。また、表中に示すガス供給圧については、ガス経路12に減圧弁16がないもの(ディスペンサ1A及び1B)では減圧弁8により調整し、減圧弁16があるもの(ディスペンサ1C及び1D)では減圧弁16により調整した。目安として、通常の使用時に常温のビール樽5に供給されるべき炭酸ガスの圧力は0.2〜0.3MPaである。表中のパターンA〜Dはそれぞれディスペンサ1A〜1Dを意味する。三方弁11からタップ7までの飲料経路(コイル)6は内径5mm、長さ14mであり、その部分の容量は約280mlであった。
【0025】
【表1】
【0026】
以上の結果からみると、図2のディスペンサ1Bは、減圧弁8の設定圧が通常の使用時の圧力のままでよく、ビールの噴き出しも比較的少なく、かつ、注出時間も短くて優れていることが判る。但し、タンク15の容積は100ml以上必要である。タンク15がないディスペンサ1A,1Cの場合には、減圧弁8の圧力を0.05MPa付近まで低下させないとビールの噴出を十分に抑えることができない。このような低圧では注出が穏やかに進行するので作業がし易い利点があるが、それだけ注出時間も長くなる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、飲料経路に満たされている飲料を、飲料容器からの飲料の注出に利用されるガスそのものを利用して変質させることなく注出することができるので、洗浄作業を行う際の飲料の損失量を従来よりも削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るディスペンサの構成を示す図。
【図2】本発明の第2の実施形態に係るディスペンサの構成を示す図。
【図3】本発明の第3の実施形態に係るディスペンサの構成を示す図。
【図4】本発明の第4の実施形態に係るディスペンサの構成を示す図。
【図5】本発明の第5の実施形態に係るディスペンサの構成を示す図。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D,1E ディスペンサ
2 ガスボンベ
3 圧力導入経路
4 ディスペンスヘッド
5 ビール樽(飲料容器)
6 飲料経路
7 タップ
7a 注出口
8 減圧弁
10 分岐継手
11 三方弁(弁手段)
12 ガス経路
13 開閉弁
15 タンク
16 減圧弁
21 三方弁(弁手段)
22 操作盤
23 制御回路
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲料容器に蓄えられたビール等の飲料をガス圧を利用して注出する飲料用ディスペンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
料飲店等で使用される飲料用ディスペンサにおいては、その稼働中に飲料容器から注出口までの飲料経路が飲料で満たされている。飲料経路内に飲料が長時間滞留していると飲料経路が飲料成分や微生物の侵入で汚れ、飲料の香味に影響を及ぼすことがある。そのため、飲料用ディスペンサを使用するには、飲料経路を定期的に洗浄することが欠かせない。飲料経路の洗浄は、飲料経路に通水したり、スポンジを通すことによって行われている。飲料経路に炭酸水の生成手段を接続し、通常時には飲料経路をビール樽(飲料容器)に接続し、洗浄時のみ飲料経路を炭酸水の生成手段と接続して飲料経路を炭酸水で洗浄する技術も提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−142893号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のいずれの方法で飲料経路を洗浄したとしても、水や炭酸水を飲料経路に混ぜることによって飲料の品質が変化するため、飲料経路内に残されていた飲料は廃棄処分せざるを得ない。料飲店によっては飲料容器と注出口とが遠く離れており、飲料経路内の飲料を全て捨てるとすればその損失は小さくない。
【0005】
そこで、本発明は洗浄作業を行う際の飲料の損失量を従来よりも削減することが可能な飲料用ディスペンサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0007】
本発明の飲料用ディスペンサは、ガス供給源(2)から供給される加圧されたガスを飲料容器(5)に導入し、該ガスの圧力により前記飲料容器から所定の飲料経路(6)を介して注出口(7a)まで飲料を注出可能とした飲料用ディスペンサにおいて、前記ガス供給源から供給されるガスを前記飲料容器を迂回して前記飲料経路に導入するガス経路(12)と、当該ガス経路から前記飲料経路へのガスの導入及びその導入の停止とを切り替える弁手段(11,21)とを備えることにより、上述した課題を解決する。
【0008】
この発明によれば、ガス供給源から供給されるガスを飲料容器を迂回して飲料経路に導入することにより、飲料経路に満たされている飲料をガスの圧力で注出口へ押し出すことができる。ここで使用されるガスは飲料容器から飲料を押し出すために使用されるガスそのものであるため、ガス経路からのガスによって注出される飲料の品質は、飲料容器への加圧によって注出される飲料と何ら変わりがない。従って、飲料容器内の飲料を廃棄する必要はなく、これを飲用に供することができる。このため、洗浄作業を行う際の飲料の損失量が削減される。
【0009】
本発明の飲料用ディスペンサにおいて、前記ガス経路には前記ガスを蓄えるタンク(15)が設けられてもよい。このようなタンクを設けたならば、飲料経路から飲料を押し出すために必要な圧力及び量のガスをガス経路上に十分に確保しておくことができる。また、ガス経路から飲料容器へガスを導入する際にタンクが圧力変動を抑えるバッファとして機能し、飲料の注出状態の安定度が高まり、脈動等によるビールの噴出が抑えられる。
【0010】
前記ガス経路には前記ガスの圧力を低下させる減圧弁(16)が設けられてもよい。このように減圧弁を設けたならば、ガス供給源から飲料容器へ導かれるガスの圧力に影響を与えることなく、ガス経路のガスの圧力を適切なレベルまで低下させてガス経路からのガスによる飲料の急激な注出を防ぐことができる。なお、ガス経路に減圧弁を設ける場合には、前記減圧弁にて減圧されたガスを蓄えるタンクが前記ガス経路にさらに設けられてもよい。このようなタンクを利用すれば、減圧されたガスを十分に蓄えることができる。
【0011】
前記弁手段(21)を遠隔操作可能としてもよい。この場合には、弁手段の切替操作のために弁手段の設置箇所までオペレータが出向く必要がない。従って、オペレータの都合のよい場所にて弁手段を切替ることができる。例えば、料飲店において、注出部分が店内に設置され、飲料容器が店外に設置されているような場合には、店内の適当な位置から弁手段を遠隔操作できるようにすれば好都合である。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明をビール用のディスペンサとして構成した実施形態を示している。周知のように、ディスペンサ1Aはガスボンベ2から供給されるガス(好適には炭酸ガス)をガス経路3及びディスペンスヘッド4を介してビール樽(飲料容器)5に導入し、そのガスの圧力でビール樽5内のビールをディスペンスヘッド4から飲料経路6を介してタップ7の注出口7aまで注出するように構成されている。ガス経路3には圧力調整用の減圧弁8が設けられている。また、飲料経路6の途中にはビールを冷却するための冷却器9が設けられている。ディスペンスヘッド4、タップ7、減圧弁8及び冷却器9は既存のディスペンサと同一のものを使用してよい。
【0013】
以上のようなディスペンサ1Aにおいて、ガス経路3の減圧弁8の下流側に分岐継手10が設けられ、飲料経路6の冷却器9よりも上流側には弁手段としての三方弁11が設けられている。そして、分岐継手10と三方弁11との間にはビール樽5を迂回する別のガス経路12が設けられている。分岐継手10は減圧弁8から出力されるガスをビール樽5側(分岐継手10よりもディスペンスヘッド4側のガス経路3)とガス経路12側とに分配する。三方弁11は、ガス経路12及びビール樽5を択一的に注出口7aと接続する。つまり、三方弁11は、ビール樽5から三方弁11の下流側(注出口7a側)へのビールの流れを許容し、かつガス経路12から飲料経路6へのガスの導入を阻止する通常位置と、ビール樽5から三方弁11よりも下流側へのビールの流れを阻止し、ガス経路12から飲料経路6へのガスの導入を許容する洗浄位置との間で切り替え操作可能である。ガス経路12は金属管、樹脂管、又はフレキシブルなホースを単独で又は適宜に組み合わせて構成してよい。さらに、ガス経路12には、ガス経路12自身を開閉する開閉弁13が設けられている。
【0014】
次にディスペンサ1Aの動作を説明する。ビール樽5から注出口7aにビールを注出する通常の使用時には、三方弁11を通常位置に切り替えてビール樽5とタップ7とを接続する。この状態でタップ7を開けば注出口7aからビールを注出することができる。なお、通常の使用時においては、適当な時期に開閉弁13を開いてガス経路12にガスを蓄えておく。
【0015】
一方、飲料経路6を洗浄する際には、その洗浄に先立って三方弁11を洗浄位置に切り替えてガス経路12を飲料経路6と接続する。これにより、三方弁11よりも下流側の飲料経路6にガス経路12からガスが導入され、そのガスの圧力で飲料経路6に残っていたビールが注出口7aから注出される。この時、通常の使用時と同一のガスによってビールが押し出されているので、注出されたビールは通常の使用時に注出されるビールと同様に飲用に供することができる。つまり、ガス経路12から供給されたガスによって注出されたビールは通常の使用時に注出されるビールと同一品質であり、これを廃棄する必要はない。例えば料飲店でディスペンサ1Aを使用する場合には、ビールの販売を終了する前の最後の注出時に三方弁11を洗浄位置に切り替え、ガス経路12からのガスで注出されたビールを販売すればよい。ガス経路12からのガスによって注出されるビールの量が販売単位量、例えば販売用のグラスに対する適切量から不足する場合には、三方弁11をまず通常位置にして不足量に相当するビールを注出し、その後に三方弁11を洗浄位置に切り替えて、既に注出されているビールに新たなビールを継ぎ足せばよい。
【0016】
三方弁11を切り替えてビールを注出した後に再度ビールを注出する必要が生じたときには、三方弁11を通常位置に切り替えてビール樽5から注出口7aまでビールを送るようにすればよい。この場合も、注出の最終段階で三方弁11を洗浄位置に切り替えてガス経路12のガスを飲料経路6に導入すれば、飲料経路6のビールを無駄なく飲用に供することができる。
【0017】
以上のディスペンサ1Aにおいて、ガス経路12には、三方弁11の取付位置から注出口7aまでの飲料経路6に充填されるビールを押し出すために必要な圧力及び量のガスを蓄えておく必要がある。但し、三方弁11から注出口7aまでの飲料経路6のビールがガス経路12からのガスでほぼ置換されると、注出口7aからビールとガスとが混ざり合って注出されてビールが注出口7aの周囲に飛び散ることがある。この点を考慮して、ビールの飛散を許容範囲に抑えることができるようにガス経路12に閉じ込めるガスの圧力及び量を設定することが望ましい。また、飲料経路6に充填されているビールをより多く注出するためには、三方弁11を可能な限り飲料経路6の上流側(ディスペンスヘッド4側)に取り付けることが望ましい。
【0018】
次に、図2〜図5を参照して他の実施形態を説明する。なお、各図において共通する部分には同一符号を付してある。
【0019】
図2のディスペンサ1Bは、ガス経路12の開閉弁13の下流側にタンク15が設けられたことを特徴とする。その他の点は図1のディスペンサ1Aと共通する。このようにタンク15を設けた場合には、三方弁11を通常位置、つまり、ガス経路12から飲料経路6へのガスの導入を阻止する位置に切り替えた状態で開閉弁13を開くことにより、タンク15に、飲料経路6のビールを押し出すために必要十分な圧力及び量のガスを蓄えることができる。また、三方弁11を洗浄位置に切り替えてガス経路12からのガスで飲料経路6のビールを押し出す際には、タンク15が圧力変動を抑えるバッファとして機能するため、注出口7aからのビールの注出状態が安定し、脈動等によるビールの噴出を抑えることができる。
【0020】
図3のディスペンサ1Cは、分岐継手10とガス経路12の開閉弁13との間に減圧弁16が設けられたことを特徴とする。その他の点は図1のディスペンサ1Aと共通する。このように減圧弁16を設けた場合には、ガス経路12に蓄えるガスの圧力を減圧弁8からビール樽5に導かれる圧力よりも低く設定することができる。ガス経路12の圧力が低ければその圧力によるビールの押し出し作用も穏やかになり、注出口7aからのビールの噴き出しを抑える効果が高まる。
【0021】
図4のディスペンサ1Dは、図2のディスペンサ1Bのタンク15と、図3のディスペンサ1Cの減圧弁16とを備えたことを特徴とする。但し、減圧弁16によって減圧されたガスをタンク15に蓄えることになるから、図2のディスペンサ1Bに対して三方弁11の位置が同一であればタンク15にはより大きな容積を与える必要がある。
【0022】
図5のディスペンサ1Eでは、図2のディスペンサ1Bの三方弁11が電磁式の三方弁21に置換されている。三方弁21の動作は、タップ7の近傍に設置された操作盤22の入力操作に応じて制御回路23により電気的に遠隔制御される。このようなディスペンサ1Eによれば三方弁21の設置場所までオペレータが出向く必要がない。従って、タップ7の設置場所からビール樽5の設置場所が遠く離れ、三方弁21がディスペンスヘッド4の近傍に設置されている場合に好適である。
【0023】
本発明は以上の実施形態に限定されず、種々の形態で実施してよい。例えば、ビール以外の飲料のディスペンサにも本発明は適用できる。三方弁11,21に代え、ガス経路12と飲料経路6との合流位置に、ガス経路12を開閉する開閉弁及び飲料経路6を開閉する開閉弁をそれぞれ設置し、両開閉弁を択一的に開閉させることにより本発明の弁手段を構成してもよい。ガス経路12の終端を開閉する開閉弁のみを弁手段として設けてもよい。この場合にはガス経路12から飲料経路6に導入されたガスがビール樽5側に逆流する可能性があるが、注出口7a側の圧力がビール樽5内の圧力よりも十分に低ければ、ガス経路12からのガスは低圧側、つまり注出口7a側に専ら流れて飲料経路6のビールが押し出されることになる。開閉弁13は分岐継手10と一体化してもよい。減圧弁8の設定圧を図5の三方弁21と同様に遠隔操作可能として、ビール樽5からのビールの注出時とガス経路12のガスによる注出時とでガス圧をそれぞれ最適な値に調整できるようにしてもよい。ガス経路12はガス経路3の途中から分岐させるものに限定されず、ガスボンベ2からガス経路3,12を分岐してもよい。
【実施例】
【0024】
上述した図1〜図4のディスペンサ1A〜1Dをそれぞれ試作し、ガス経路12へのガスの供給圧力と、三方弁11を切り替えてからビールの注出が完了するまでの時間と、注出口7aからのビールの噴出状態とをそれぞれ調査した。その結果を表1に示す。なお、タンク15を備えたものについてはタンク圧を備考欄に示す。また、表中に示すガス供給圧については、ガス経路12に減圧弁16がないもの(ディスペンサ1A及び1B)では減圧弁8により調整し、減圧弁16があるもの(ディスペンサ1C及び1D)では減圧弁16により調整した。目安として、通常の使用時に常温のビール樽5に供給されるべき炭酸ガスの圧力は0.2〜0.3MPaである。表中のパターンA〜Dはそれぞれディスペンサ1A〜1Dを意味する。三方弁11からタップ7までの飲料経路(コイル)6は内径5mm、長さ14mであり、その部分の容量は約280mlであった。
【0025】
【表1】
【0026】
以上の結果からみると、図2のディスペンサ1Bは、減圧弁8の設定圧が通常の使用時の圧力のままでよく、ビールの噴き出しも比較的少なく、かつ、注出時間も短くて優れていることが判る。但し、タンク15の容積は100ml以上必要である。タンク15がないディスペンサ1A,1Cの場合には、減圧弁8の圧力を0.05MPa付近まで低下させないとビールの噴出を十分に抑えることができない。このような低圧では注出が穏やかに進行するので作業がし易い利点があるが、それだけ注出時間も長くなる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、飲料経路に満たされている飲料を、飲料容器からの飲料の注出に利用されるガスそのものを利用して変質させることなく注出することができるので、洗浄作業を行う際の飲料の損失量を従来よりも削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るディスペンサの構成を示す図。
【図2】本発明の第2の実施形態に係るディスペンサの構成を示す図。
【図3】本発明の第3の実施形態に係るディスペンサの構成を示す図。
【図4】本発明の第4の実施形態に係るディスペンサの構成を示す図。
【図5】本発明の第5の実施形態に係るディスペンサの構成を示す図。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D,1E ディスペンサ
2 ガスボンベ
3 圧力導入経路
4 ディスペンスヘッド
5 ビール樽(飲料容器)
6 飲料経路
7 タップ
7a 注出口
8 減圧弁
10 分岐継手
11 三方弁(弁手段)
12 ガス経路
13 開閉弁
15 タンク
16 減圧弁
21 三方弁(弁手段)
22 操作盤
23 制御回路
Claims (5)
- ガス供給源から供給される加圧されたガスを飲料容器に導入し、該ガスの圧力により前記飲料容器から所定の飲料経路を介して注出口まで飲料を注出可能とした飲料用ディスペンサにおいて、
前記ガス供給源から供給されるガスを前記飲料容器を迂回して前記飲料経路に導入するガス経路と、当該ガス経路から前記飲料経路へのガスの導入及びその導入の停止とを切り替える弁手段とを備えたことを特徴とする飲料用ディスペンサ。 - 前記ガス経路には前記ガスを蓄えるタンクが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の飲料用ディスペンサ。
- 前記ガス経路には前記ガスの圧力を低下させる減圧弁が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の飲料用ディスペンサ。
- 前記減圧弁にて減圧されたガスを蓄えるタンクが前記ガス経路に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の飲料用ディスペンサ。
- 前記弁手段を遠隔操作可能としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の飲料用ディスペンサ。
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