JPH10139098A - 飲料供給装置 - Google Patents

飲料供給装置

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Publication number
JPH10139098A
JPH10139098A JP8295359A JP29535996A JPH10139098A JP H10139098 A JPH10139098 A JP H10139098A JP 8295359 A JP8295359 A JP 8295359A JP 29535996 A JP29535996 A JP 29535996A JP H10139098 A JPH10139098 A JP H10139098A
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JP
Japan
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beverage
beer
beverage supply
coil
flow path
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Application number
JP8295359A
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English (en)
Inventor
Koji Washizu
孝治 鷲頭
Fumiichiro Kameyama
文一郎 亀山
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飲料供給装置の洗浄時の損失を効果的に削減
すると共に、操作性も向上させることにより、適切な洗
浄による飲料の品質向上と店舗の売上向上を達成する。 【解決手段】 飲料供給装置1は、ビール樽8内に貯留
されたビールを押し出し、冷却されているビールコイル
4内を通過させることにより冷却して注出するものであ
って、ビールコイル4の入口部4Aに設けられた切換バ
ルブ21と、ビールコイル4の出口部4Bに設けられた
タップ6と、ビール樽8と切換バルブ21とに接続さ
れ、それらを連通するビールホース12とを備えてお
り、切換バルブ21は、ビールホース12をビールコイ
ル4に連通する第一の状態と、ビールコイル4の入口部
4Aを遮断し、ビールホース12を外部に連通する第二
の状態とに切換可能とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料タンク内の飲
料を飲料冷却パイプを通過させる過程で瞬間的に冷却
し、注出する飲料供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種飲料供給装置は、例えば
特開昭63−317066号公報(A23L2/00)
に示される如く、冷凍機の蒸発器にて冷却される水槽
(冷却水槽)内に飲料冷却パイプ(飲料冷却管)を浸漬
し、飲料タンク(ビール樽など)から飲料を押し出して
上記飲料冷却パイプに供給することにより、この飲料冷
却パイプ内を通過する過程で飲料を瞬間的に冷却し、注
出部(注出コック)から注出する構成とされている。
【0003】ところで、上記飲料タンクから注出部に至
る経路には、飲料タンクの交換時などに雑菌が侵入し、
そこで繁殖して飲料に濁りや異臭を生じさせる問題があ
る。特に、ビールディスペンサーの場合には経路内壁に
ビール酵母や野生酵母が蓄積されるため、この種飲料供
給装置では例えば一日に一回など、定期的にパイプ内の
洗浄を行うことが推奨されている。
【0004】以下、図5及び図6を用いて従来のこの種
飲料供給装置101について説明する。各図において、
飲料供給装置101はビールを瞬間冷却して注出するデ
ィスペンサーであり、上面に開口する断熱箱体から成
り、内部に水槽3が構成されたディスペンサー本体10
2より構成されている。このディスペンサー本体102
の水槽3内には冷却水が貯留されると共に、この冷却水
は図示しない冷却装置の冷凍機を構成する冷却器にて凍
結温度付近に冷却されている。
【0005】そして、この水槽3内にはコイル状に捲回
された飲料冷却パイプとしてのビールコイル4が浸漬さ
れており、その入口部4Aはディスペンサー本体102
の前面下端部に取り付けられると共に、出口部4Bはデ
ィスペンサー本体102の前面上端部に取り付けられて
いる。そして、ディスペンサー本体102の前面上端部
には注出部としてのタップ6が取り付けられ、前記飲料
冷却パイプ4の出口部4Bに連通されている。
【0006】また、飲料冷却パイプ4の入口部4Aには
ビールホース継手103が取り付けられている。このビ
ールホース継手103の下側に位置するディスペンサー
本体102の前面下端には簀の子状のドレンパン7が取
り付けられ、前記タップ6の下方に位置している。一
方、8は飲料タンクとしてのビール樽であり、その上面
注ぎ口には開閉自在のディスペンスヘッド9が着脱可能
に装着される。そして、このディスペンスヘッド9上端
のビールホース継手11には飲料供給パイプとしてのビ
ールホース12の一端が着脱自在に連通取付されると共
に、このビールホース12の他端は前記ビールホース継
手103に着脱自在に連通取付される。
【0007】他方、13は炭酸ガスボンベであり、その
栓14に取り付けられた減圧弁16はガスホース17を
介して前記ディスペンスヘッド9に連通接続されてい
る。これにより、炭酸ガスボンベ13は常時ビール樽8
の液面に圧力を加えている。以上の構成でビールを注出
する際には、栓14及びディスペンスヘッド9を開いた
状態においてタップ6を開く。するとビール樽8内のビ
ールは炭酸ガスボンベ13からの加圧によってディスペ
ンスヘッド9からビールホース12内に押し出され、入
口部4Aからビールコイル4内に流入する。
【0008】このビールコイル4内に流入した常温状態
のビールは、そこを通過し上昇する過程でビールコイル
4の壁面から冷却作用を受け、瞬間的に飲み頃の温度
(+5℃)まで冷却された後、出口部4Bより流出して
タップ6から注出される。タップ6を閉じて注出を終了
すると、ビール樽8から押し出されたビールはビールホ
ース12からビールコイル4に至る経路中に貯留される
かたちとなり、次回の注出時にはこの貯留されたビール
から注出されることになる。
【0009】次ぎに、係る飲料供給装置101の洗浄時
には、先ず栓14及びディスペンスヘッド9を閉じ、ビ
ール樽8からディスペンスヘッド9を取り外して、その
代わりに図6の如く洗浄タンク18にディスペンスヘッ
ド9を装着する。そして、前述のビール注出時と同様に
栓14及びディスペンスヘッド9を開いた状態としてタ
ップ6を開くと、洗浄タンク18内の洗浄水は炭酸ガス
ボンベ13からの加圧によってディスペンスヘッド9か
らビールホース12内に押し出され、経路内に貯留され
たビールを押し出しながら入口部4Aよりビールコイル
4内に流入する。
【0010】そして、ビールコイル4内に貯留されたビ
ールも押し出しながら上昇しタップ6より外部に吐き出
される。洗浄タンク18内の洗浄水が空となり、タップ
6より炭酸ガスが噴き出される状態となったら栓14を
閉じてタップ6を閉じる。これによって、ビールホース
12とビールコイル4内には洗浄水が循環され、洗浄さ
れるものであった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の飲料
供給装置101では洗浄時にビールホース12とビール
コイル4の経路全体に貯留されているビールを全て押し
出してしまうため、実施例では例えばビールホース12
(約1.5m)内で約35ml、ビールコイル4(約1
6m)内で380ml、合計415mlのビールが洗浄
水と共に廃棄されてしまう状態となっていた。
【0012】そのため、毎日洗浄を行う場合、店舗の損
失は極めて大きなものとなる。また、洗浄水と共に大量
のビールが廃棄されるので、洗浄時にタップ6の下側に
洗浄水やビールを受け止めるためのバケツ106を用意
する必要があり、作業も面倒なものとなっていた。その
ため、据え付け後の洗浄はあまり行われていないのが実
状であった。
【0013】一方で、ビールコイル4は水槽3内で低温
に冷却されているため、雑菌の繁殖の心配は余り無い
が、常温となっているビールホース12内では特に雑菌
が繁殖し易いものであった。本発明は、係る従来の技術
的課題を解決するために成されたものであり、飲料供給
装置の洗浄時の損失を効果的に削減すると共に、操作性
も向上させることにより、適切な洗浄による飲料の品質
向上と店舗の売上向上を達成することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の飲料供給装置
は、飲料タンク内に貯留された飲料を押し出し、冷却装
置にて冷却されている飲料冷却パイプ内を通過させるこ
とにより冷却して注出するものであって、飲料冷却パイ
プの入口に設けられた流路切換装置と、飲料冷却パイプ
の出口に設けられた注出部と、飲料タンクと流路切換装
置とに接続され、それらを連通する飲料供給パイプとを
備えており、流路切換装置は、飲料供給パイプを飲料冷
却パイプに連通する第一の状態と、飲料冷却パイプの入
口を遮断し、飲料供給パイプを外部に連通する第二の状
態とに切換可能とされているものである。
【0015】本発明によれば、飲料冷却パイプの入口に
流路切換装置を設け、この流路切換装置を、飲料供給パ
イプと飲料冷却パイプを連通する第一の状態と、飲料冷
却パイプの入口を遮断し、飲料供給パイプを外部に連通
する第二の状態とに切換可能としたので、流路切換装置
を第一の状態とした状態で、飲料タンクより飲料供給パ
イプに飲料を押し出し、飲料冷却パイプで冷却した後、
注出部より注出することができる。
【0016】そして、洗浄時には飲料供給パイプに洗浄
タンクを接続し、流路切換装置を第二の状態に切り換え
ることにより、洗浄タンクから押し出された洗浄水は飲
料供給パイプから流路切換装置に致り、そこから外部に
排出されるようになる。これにより、最も雑菌の繁殖が
心配される飲料供給パイプのみを洗浄し、冷却されてい
る飲料冷却パイプ内の飲料は保存することができるよう
になるので、洗浄時の残留飲料の損失を最小限に抑えつ
つ、効果的な洗浄を実現することが可能となる。
【0017】特に、流路切換装置の切り換え操作により
実現でき、操作性も向上するので、適切な洗浄による飲
料の品質向上と店舗の売上向上を達成することができる
ようになるものである。請求項2の発明の飲料供給装置
は、上記において注出部の下方に設けられたドレンパン
と、このドレンパン上に開口した排水口とを備えてお
り、流路切換装置は第二の状態において、飲料供給パイ
プを排水口に連通させるものである。
【0018】請求項2の発明によれば、上記に加えて注
出部の下方に設けられたドレンパン上に開口する排水口
を設け、流路切換装置は第二の状態において、飲料供給
パイプを排水口に連通させるようにしたので、洗浄時の
排水をドレンパンにて受け止めることができるようにな
り、バケツなどを注出部に宛う必要が無くなって作業性
が著しく向上する。
【0019】特に、廃棄飲料の量が削減されたことによ
り、ドレンパンによっても支障無く排水を処理すること
が可能となるものである。請求項3の発明の飲料供給装
置は、上記各発明において流路切換装置の上方に洗浄タ
ンクを保持する保持部を設けたものである。請求項3の
発明によれば、上記各発明に加えて流路切換装置の上方
に洗浄タンクを保持する保持部を設けたので、洗浄時に
はこの保持部に洗浄タンクを保持させ、飲料供給パイプ
を飲料タンクから外してこの洗浄タンクに接続すること
により、洗浄タンクから流下する洗浄水によって飲料供
給パイプ内を洗浄することができるようになる。
【0020】従って、加圧に必要なガスなどの損失を防
止できると共に、自然落下にて洗浄するので、安全性も
向上するものである。請求項4の発明の飲料供給装置
は、上記において流路切換装置が、飲料冷却パイプの入
口と排水口の双方を遮断する第三の状態に切換可能とさ
れているものである。
【0021】請求項4の発明によれば、上記に加えて流
路切換装置が、飲料冷却パイプの入口と排水口の双方を
遮断する第三の状態に切換可能とされているので、洗浄
終了後、流路切換装置を第三の状態として再び洗浄タン
クより洗浄水を流出させることにより、次回の販売開始
まで飲料供給パイプ内に洗浄水を貯留させて置くことが
できるようになる。
【0022】これにより、閉店中などにおける雑菌の侵
入及び繁殖を確実に阻止し、洗浄効果の向上を図ること
ができるようになるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳述する。図1は本発明の飲料供給装置1のビー
ル注出時の構成を示している。尚、以下に説明する各図
において、図5及び図6と同一符号は同一のものとす
る。実施例の飲料供給装置1はビールを瞬間冷却して注
出するディスペンサーであり、上面に開口する断熱箱体
から成り、内部に水槽3が構成されたディスペンサー本
体2より構成されている。このディスペンサー本体2の
水槽3内には冷却水が貯留されると共に、この冷却水は
図示しない冷却装置の冷凍機を構成する冷却器にて凍結
温度付近に冷却されている。
【0024】そして、この水槽3内にはコイル状に捲回
された飲料冷却パイプとしてのビールコイル4が浸漬さ
れており、その入口部4Aはディスペンサー本体2の前
面下端部に取り付けられると共に、出口部4Bはディス
ペンサー本体2の前面上端部に取り付けられている。そ
して、ディスペンサー本体2の前面上端部には注出部と
してのタップ6が取り付けられ、前記飲料冷却パイプ4
の出口部4Bに連通されている。
【0025】また、ディスペンサー本体2の前面下端部
には流路切換装置としての切換バルブ21が取り付けら
れている。この切換バルブ21はビールホース継手22
と、排水口23と、切換レバー24を備えており、前記
飲料冷却パイプ4の入口部4Aに連通取付されている。
そして、この切換バルブ21の排水口23の下側に位置
するディスペンサー本体2の前面下端には簀の子状のド
レンパン7が取り付けられ、前記タップ6の下方に位置
している。また、前記排水口23はドレンパン7上に開
口している。
【0026】一方、8は飲料タンクとしてのビール樽で
あり、その上面注ぎ口には開閉自在のディスペンスヘッ
ド9が着脱可能に装着される。そして、このディスペン
スヘッド9上端のビールホース継手11には飲料供給パ
イプとしてのビールホース12の入口が着脱自在に連通
取付されると共に、このビールホース12の出口は前記
切換バルブ21のビールホース継手22に着脱自在に連
通取付される。
【0027】他方、13は炭酸ガスボンベであり、その
栓14に取り付けられた減圧弁16はガスホース17を
介して前記ディスペンスヘッド9に連通接続されてい
る。これにより、炭酸ガスボンベ13は常時ビール樽8
の液面に圧力を加えている。ここで、前記切換バルブ2
1は切換レバー24の操作により、ビール注出(第一の
状態)、洗浄(第二の状態)、及び、閉(第三の状態)
の三つのモードに切換られ、前記ビール注出モードでは
前記ビールホース12とビールコイル4を連通し、前記
洗浄モードではビールコイル4の入口部4Aを遮断し、
ビールホース12と排水口23を連通する。また、閉モ
ードではビールコイル4の入口部4Aと排水口23の双
方を遮断するものである。
【0028】以上の構成でビールを注出する際には、先
ず切換バルブ21をビール注出モードとする。そして、
栓14及びディスペンスヘッド9を開いた状態において
タップ6を開く。するとビール樽8内のビールは炭酸ガ
スボンベ13からの加圧によってディスペンスヘッド9
からビールホース12内に押し出され、切換バルブ21
を経て入口部4Aからビールコイル4内に流入する。
【0029】このビールコイル4内に流入した常温状態
のビールは、そこを通過する過程でビールコイル4の壁
面から冷却作用を受け、瞬間的に飲み頃の温度(+5
℃)まで冷却された後、出口部4Bより流出してタップ
6から注出される。タップ6を閉じて注出を終了する
と、ビール樽8から押し出されたビールはビールホース
12からビールコイル4に至る経路中に貯留されるかた
ちとなり、次回の注出時にはこの貯留されたビールから
注出されることになる。
【0030】次ぎに、係る飲料供給装置1の洗浄時に
は、先ず栓14及びディスペンスヘッド9を閉じて、切
換レバー24により切換バルブ21を洗浄モードに切り
換える。そして、ビール樽8からディスペンスヘッド9
を取り外して、その代わりに図2の如く洗浄タンク18
にディスペンスヘッド9を装着する。その状態で、栓1
4及びディスペンスヘッド9を開くと、洗浄タンク18
内の洗浄水は炭酸ガスボンベ13からの加圧によってデ
ィスペンスヘッド9からビールホース12内に押し出さ
れ、このビールホース12内に貯留されたビールを押し
出しながら排水口23よりドレンパン7上に排出され
る。
【0031】このように本発明によれば洗浄時、常温で
最も雑菌の繁殖が心配されるビールホース12のみを洗
浄し、冷却されているビールコイル4内の飲料は保存す
ることができるようになる。即ち、実施例の場合ビール
ホース12(約1.5m)内の約35mlのみが損失す
る結果となり、従来の415mlに比してその量は約1
2分の1にまで減少された。従って、残留ビールの損失
を最小限に抑えつつ、効果的な洗浄を実現することが可
能となった。
【0032】特に、切換レバー24による切換バルブ2
1の切り換え操作にて実現でき、操作性も向上するの
で、使用者による頻繁な洗浄を期待できるようになり、
それによる飲料の品質向上と店舗の売上向上を達成する
ことができるようになる。また、洗浄時の排水はドレン
パン7にて受け止めることができるようになり、バケツ
などをタップ6に宛う必要が無くなって作業性が著しく
向上する。尚、廃棄ビールの量が削減されたことによ
り、ドレンパン7によっても支障無く排水を処理するこ
とが可能となる。
【0033】以後、洗浄タンク18内の洗浄水が空とな
り、排水口23より炭酸ガスが噴き出される状態となっ
たら栓14を閉じる。次ぎに、ディスペンスヘッド9を
洗浄タンク18から取り外し、ビール樽8に装着して再
び栓14を開けば、ビール樽8から再びビールがビール
ホース12内に押し出される。そして、排水口23から
ビール流れ出るようになったら切換レバー24により切
換バルブ21をビール注出モードに復帰させ、次回の販
売に備えるものである。
【0034】次ぎに、図3及び図4は本発明の飲料供給
装置1の他の実施例を示している。尚、各図において図
1及び図2と同一符号は同一のものとし、それらの説明
は省略する。この場合、ディスペンサー本体2の前面上
部、即ち、切換バルブ21の上方にはタップ6の下側に
位置して凹陥した保持部31が形成されており、この保
持部31には洗浄タンク18が出口を下として着脱自在
に保持される。
【0035】また、洗浄タンク18の出口にはコック3
2とビールホース継手33が取り付けられている。尚、
ビール注出時の動作を図1と同様である。次ぎに、飲料
供給装置1の洗浄時には、前述同様に栓14及びディス
ペンスヘッド9を閉じて、切換レバー24により切換バ
ルブ21を洗浄モードに切り換える。そして、ディスペ
ンスヘッド9からビールホース12の入口を取り外し、
図4の如く上方に保持された洗浄タンク18のビールホ
ース継手33にビールホース12の入口を接続し連通す
る。
【0036】この状態でコック32を開けば、洗浄タン
ク18からは洗浄水がビールホース12内に流下し、切
換バルブ21の排水口23よりドレンパン7に排出され
るようになる。即ち、係る重力により流下する洗浄水に
よってビールホース12内を洗浄することができるよう
になるので、加圧に必要な炭酸ガスなどの損失を防止で
きると共に、自然落下にて洗浄するので、安全性も向上
する。
【0037】以後、洗浄タンク18内の洗浄水が空とな
ったら、コック32を閉じる。そして、再び洗浄タンク
18には規定量の洗浄水を入れ、流出した洗浄水が排水
口23から出てきたら、切換レバー24を操作して切換
バルブ21を閉モードに切り換える。これにより、洗浄
水の排出は停止し、次回の販売開始まで洗浄水はビール
ホース12内に貯留される。従って、閉店中などにおけ
る雑菌の侵入及び繁殖を確実に阻止し、洗浄効果の向上
を図ることができるようになる。
【0038】次回の販売開始時には切換レバー24を操
作して切換バルブ21を再び洗浄モードに切り換えれ
ば、洗浄タンク18及びビールホース12内の洗浄水は
全て排水口23よりドレンパン7に廃棄される。そし
て、ビールホース12を洗浄タンク18のビールホース
継手33から取り外し、ディスペンスヘッド9のビール
ホース継手11に取り付けて再び栓14を開けば、ビー
ル樽8から再びビールがビールホース12内に押し出さ
れる。そして、排水口23からビール流れ出るようにな
ったら切換レバー24により切換バルブ21をビール注
出モードに復帰させ、次回の販売に備えるものである。
【0039】尚、実施例ではビールを抽出する飲料供給
装置にて本発明を説明したが、それに限らず、ジュース
やコーラなど他の飲料を注出する飲料供給装置において
も本発明は有効である。
【0040】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、飲料
冷却パイプの入口に流路切換装置を設け、この流路切換
装置を、飲料供給パイプと飲料冷却パイプを連通する第
一の状態と、飲料冷却パイプの入口を遮断し、飲料供給
パイプを外部に連通する第二の状態とに切換可能とした
ので、流路切換装置を第一の状態とした状態で、飲料タ
ンクより飲料供給パイプに飲料を押し出し、飲料冷却パ
イプで冷却した後、注出部より注出することができる。
【0041】そして、洗浄時には飲料供給パイプに洗浄
タンクを接続し、流路切換装置を第二の状態に切り換え
ることにより、洗浄タンクから押し出された洗浄するは
飲料供給パイプから流路切換装置に致り、そこから外部
に排出されるようになる。これにより、最も雑菌の繁殖
が心配される飲料供給パイプのみを洗浄し、冷却されて
いる飲料冷却パイプ内の飲料は保存することができるよ
うになるので、洗浄時の残留飲料の損失を最小限に抑え
つつ、効果的な洗浄を実現することが可能となる。
【0042】特に、流路切換装置の切り換え操作により
実現でき、操作性も向上するので、適切な洗浄による飲
料の品質向上と店舗の売上向上を達成することができる
ようになるものである。請求項2の発明によれば、上記
に加えて注出部の下方に設けられたドレンパン上に開口
する排水口を設け、流路切換装置は第二の状態におい
て、飲料供給パイプを排水口に連通させるようにしたの
で、洗浄時の排水をドレンパンにて受け止めることがで
きるようになり、バケツなどを注出部に宛う必要が無く
なって作業性が著しく向上する。
【0043】特に、廃棄飲料の量が削減されたことによ
り、ドレンパンによっても支障無く排水を処理すること
が可能となるものである。請求項3の発明によれば、上
記各発明に加えて流路切換装置の上方に洗浄タンクを保
持する保持部を設けたので、洗浄時にはこの保持部に洗
浄タンクを保持させ、飲料供給パイプを飲料タンクから
外してこの洗浄タンクに接続することにより、洗浄タン
クから流下する洗浄水によって飲料供給パイプ内を洗浄
することができるようになる。
【0044】従って、加圧に必要なガスなどの損失を防
止できると共に、自然落下にて洗浄するので、安全性も
向上するものである。請求項4の発明によれば、上記に
加えて流路切換装置が、飲料冷却パイプの入口と排水口
の双方を遮断する第三の状態に切換可能とされているの
で、洗浄終了後、流路切換装置を第三の状態として再び
洗浄タンクより洗浄水を流出させることにより、次回の
販売開始まで飲料供給パイプ内に洗浄水を貯留させて置
くことができるようになる。
【0045】これにより、閉店中などにおける雑菌の侵
入及び繁殖を確実に阻止し、洗浄効果の向上を図ること
ができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の飲料供給装置のビール注出時の構成を
示す図である。
【図2】本発明の飲料供給装置の洗浄時の構成を示す図
である。
【図3】本発明の他の実施例の飲料供給装置のビール注
出時の構成を示す図である。
【図4】図3の飲料供給装置の洗浄時の構成を示す図で
ある。
【図5】従来の飲料供給装置のビール注出時の構成を示
す図である。
【図6】従来の飲料供給装置の洗浄時の構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 飲料供給装置 2 ディスペンサー本体 3 水槽 4 ビールコイル(飲料冷却パイプ) 6 タップ(注出部) 7 ドレンパン 8 ビール樽(飲料タンク) 12 ビールホース(飲料供給パイプ) 13 炭酸ガスボンベ 18 洗浄タンク 21 切換バルブ(流路切換装置) 22 ビールホース継手 23 排水口 24 切換レバー 31 保持部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲料タンク内に貯留された飲料を押し出
    し、冷却装置にて冷却されている飲料冷却パイプ内を通
    過させることにより冷却して注出する飲料供給装置にお
    いて、 前記飲料冷却パイプの入口に設けられた流路切換装置
    と、前記飲料冷却パイプの出口に設けられた注出部と、
    前記飲料タンクと流路切換装置とに接続され、それらを
    連通する飲料供給パイプとを備え、前記流路切換装置
    は、前記飲料供給パイプを前記飲料冷却パイプに連通す
    る第一の状態と、前記飲料冷却パイプの入口を遮断し、
    前記飲料供給パイプを外部に連通する第二の状態とに切
    換可能とされていることを特徴とする飲料供給装置。
  2. 【請求項2】 注出部の下方に設けられたドレンパン
    と、このドレンパン上に開口した排水口とを備え、流路
    切換装置は第二の状態において、飲料供給パイプを前記
    排水口に連通させることを特徴とする請求項1の飲料供
    給装置。
  3. 【請求項3】 流路切換装置の上方に洗浄タンクを保持
    する保持部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求
    項2の飲料供給装置。
  4. 【請求項4】 流路切換装置は、飲料冷却パイプの入口
    と排水口の双方を遮断する第三の状態に切換可能とされ
    ていることを特徴とする請求項3の飲料供給装置。
JP8295359A 1996-11-07 1996-11-07 飲料供給装置 Pending JPH10139098A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019018138A (ja) * 2017-07-14 2019-02-07 サッポロビール株式会社 炭酸水の製造装置、炭酸水の製造方法及び水に高濃度で炭酸ガスを溶解させる方法

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JP2019018138A (ja) * 2017-07-14 2019-02-07 サッポロビール株式会社 炭酸水の製造装置、炭酸水の製造方法及び水に高濃度で炭酸ガスを溶解させる方法

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