JP2004161215A - 車載カメラシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この車載カメラシステム1は、自車両3の車両情報に基づき自車両3の走行状況を判定する判定処理部9と、表示装置7の表示画像を選択切換する為の操作部13と、判定処理部9により判定された走行状況に応じて、複数のカメラ5a〜5eのカメラ画像の中から、その判定された走行状況に関連付けられたカメラのカメラ画像を候補画像として表示装置7に表示可能とし、それら候補画像の中から、操作部13の操作により選択された所望画像を選択的に表示装置7に表示する画像切換部15とを備える。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自車両に設置されたカメラにより自車両周辺を撮像し、撮像したカメラ画像を自車両に設置された表示装置に表示する車載カメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自車両に前部左右カメラや後部カメラを設置し、それらカメラにより自車両周辺を撮像し、撮像したカメラ画像を自車両の走行状況(発進直後の前進低速時や後進時)に応じて自車両に設置した表示装置に表示する事で、運転者から直接見えない接近車両や障害物の確認や駐車時の後方確認を容易にする車載カメラシステムが提案されており(例えば特許文献1)、既に一部実用化されている。
【0003】
この様な車載カメラシステムでは、自車両の走行状況の判定は、車両情報(シフトレバー位置及び車速)の組合せに基づいて判定される。例えば、発進直後の前進低速時であるか否かの判定は、シフトレバー位置がドライブで且つ車速が低速であるか否かにより行われる。
【0004】
又、近年、車両に設置されるカメラとしては、上記の前部左右カメラや後部カメラの他に、駐車時の前部バンパ角部周辺を撮像する為のバンパカメラ等も提案されており、今後更に様々な走行状況で使用される様々なカメラが多数設置されることが予想される。尚、駐車時であるか否かの判定は、通常シフトレバー位置がドライブで且つ車速が低速であるか否かにより行われる。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−215130号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この様な車載カメラシステムでは、上記の通り、走行状況の判定が車両情報の組合せに基づいて行われるので、例えば上記の発進直後の前進低速時と駐車時の様に同じ車両情報の組合せにより特徴付けられる各走行状況については区別できない。
【0007】
その為、例えば発進直後の前進低速時で使用される前部左右カメラと駐車時で使用されるバンパカメラとを同時に設置した場合には、それら発進直後の前進低速時及び駐車時を特徴付ける車両情報の組合せの状況になっても、発進直後の前進低速時なのか駐車時なのか区別できないため、どちらのカメラ画像が実際の走行状況に適したカメラ画像なのか(即ち運転者の望むカメラ画像なのか)判定できず、適切なカメラ画像が表示できないという問題がある。
【0008】
この問題に対しては、車載カメラシステムによる走行状況の判定に頼らずに、手動操作による表示切替だけで所望のカメラ画像を選択的に表示させる様にすれば、問題は解決できる様に思われる。
【0009】
しかしながら、今後更に多数のカメラが設置される様になると、手動操作だけで、多数のカメラ画像の中から所望のカメラ画像を選択的に表示することは困難になることが予想される。
【0010】
そこで、この発明の課題は、走行状況を一義的に区別できなくても、多数のカメラ画像の中から、走行状況に応じて所望の一のカメラ画像を容易に表示できる様にする車載カメラシステムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためには、請求項1に記載の発明は、自車両に設置された複数のカメラにより自車両周辺の複数方向を撮像し、撮像したカメラ画像を自車両に設置された表示装置に表示する車載カメラシステムであって、自車両の車両情報に基づき自車両の走行状況を判定する判定手段と、前記表示装置の表示画像を選択切換する為の操作部と、前記判定手段により判定された走行状況に応じて、前記複数方向のカメラ画像の中から、その判定された走行状況に関連付けられた複数方向の前記カメラ画像だけを候補画像として前記表示装置に表示可能とし、それら候補画像の中から、前記操作部の操作により選択された所望画像を前記表示装置に排他的に表示する画像切換手段と、を備えるものである。
【0012】
請求項2に記載の発明は、前記画像切換手段は、前記判定された走行状況に関連付けられた前記各候補画像を表示する際は、前記判定手段によりその走行状況になったと判定される事に応じて自動的に、それら各候補画像に設定された優先順位に従って、先ず優先順位の一番の候補画像を前記表示装置に表示し、優先順位の二番以降の候補画像に関しては、前記操作部の操作に従って手動切換的に前記表示装置に表示するものである。
【0013】
請求項3に記載の発明は、前記優先順位の二番以降の候補画像が前記表示装置に表示された際に、その際の走行地点に於ける前記判定された走行状況に関連付けられた前記各候補画像の優先順位を、その際表示された優先順位の二番以降の候補画像の優先順位が一番になる様に変更する優先順位変更手段を更に備え、前記画像切換手段は、再び前記走行地点で前記判定された走行状況に関連付けられた前記各候補画像を表示する際は、その走行地点に於ける前記変更されたそれら各候補画像の優先順位に従って前記優先順位の一番の候補画像を前記表示装置に表示するものである。
【0014】
請求項4に記載の発明は、前記画像切換手段は、前記判定された走行状況に関連付けられた前記各候補画像を表示する際には、それら各候補画像の全てを前記表示装置にマルチウインドウ表示するものである。
【0015】
請求項5に記載の発明は、前記操作部は、前記表示装置の表示面上に配設されたタッチパネルとして構成され、そのタッチパネル上からのタッチ選択により、前記表示装置にマルチウインドウ表示された前記各候補画像の中からの前記所望画像の選択を受け付けるものである。
【0016】
請求項6に記載の発明は、前記表示装置にマルチウインドウ表示された前記各候補画像の中から前記所望画像が選択された際の前記操作部の操作履歴を、その際の走行地点に対応させて登録する操作履歴登録手段を更に備え、前記画像切換手段は、再び前記走行地点で前記判定された走行状況に関連付けられた前記各候補画像がマルチウインドウ表示された際は、その表示に応じて自動的に、その走行地点に対応されて登録された前記操作履歴に従って、それら各候補画像の中から前記所望画像を選択するものである。
【0017】
請求項7に記載の発明は、自車両のエンジン停止直前に前記表示装置に表示されていたカメラ画像を保持し、当該車載カメラシステムの起動時に、前記保持したカメラ画像を前記表示装置に表示するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
<実施の形態>
図1は本発明の実施の形態に係る車載カメラシステムの構成概略図、図2及び図3はそれぞれ図1の車載カメラシステムで使用されるカメラの設置位置の平面視図及び側面視図である。
【0019】
この実施の形態に係る車載カメラシステム1は、自車両に設置された複数のカメラにより自車両周辺の複数方向を撮像し、撮像したカメラ画像を自車両に設置された表示装置に表示するものであり、図1〜図3に示す如く、上記複数のカメラ5a〜5eと、上記表示装置7と、自車両3の走行状況を判定する判定処理部(判定手段、優先順位変更手段)9と、自車両3の走行地点を検出する自車位置検出装置(ここではナビゲーション装置)11と、表示装置7の表示画像を選択切換する為のトグルスイッチ等の操作部13と、各要素9,11,13からの判定結果、検出結果及び操作内容に応じて各カメラ5a〜5eのカメラ画像及びナビゲーション装置11のナビゲーション画像等の何れかの画像を切換的に表示装置7に表示する画像切換部(画像切換手段)15とを備える。
【0020】
ここでは、複数のカメラ5a〜5eとして、例えば、前部カメラ5a、前部右側方カメラ5b、前部左側方カメラ5c、バンパカメラ5d及び後部カメラ5eが設置される。尚、前部カメラ5a(後部カメラ5e)は、自車両前部(後部)に設置されて発進時等に自車両前方範囲Sa(後方範囲Se)を撮像するものである。バンパカメラ5dは、自車両3の例えば前部バンパの左角部に設置されて駐車時等に前部バンパの左角部周辺Sdを撮像するものである。前部右側方カメラ5b(前部左側方カメラ5c)は、自車両3の前部右側(左側)に設置されて発進直後の前進低速時等に自車両右側方範囲Sb(左側方範囲Sc)を撮像するものである。尚、カメラ5a〜5eのうちの2つ以上のカメラを、プリズムやイメージファイバ等の光学系及び単一の撮像素子により構成される単一のカメラとして構成しても構わない。
【0021】
画像切換部15は、判定処理部9により判定された走行状況に応じて、複数方向のカメラ画像の中から、その判定された走行状況に関連付けられた複数方向のカメラ画像だけを候補画像として表示装置7に表示可能とし、それら候補画像の中から、操作部13の操作により選択された所望画像だけを選択的(即ち排他的)に表示装置7に表示する。
【0022】
判定処理部9は、▲1▼自車両3の車両情報に基づき自車両3の走行状況(運転者の運転状況を含む)を判定し、▲2▼画像切換部15に対して、その判定した走行状況に応じて関連付けられた複数方向のカメラ画像を候補画像として表示装置7に表示させる他に、▲3▼画像切換部15に対して、それら候補画像のうち、操作部13の操作により選択された所望画像だけを選択的(即ち排他的)に表示装置7に表示させる。
【0023】
詳細には、上記▲1▼の処理では、判定処理部9は、車速、シフトレバー位置及びシートセンサ等の車両情報に基づき、自車両3の走行状況が予め想定された複数の走行状況(ここでは例えば発進時、前進低速時、後進時又はその他の走行時)の何れの走行状況であるのかを判定する。
【0024】
又、上記▲2▼の処理では、判定処理部9は、自車位置検出装置11の検出結果に基づき自車両3の走行地点を確認しており、画像切換部15に対して、その判定した走行状況に関連付けられた各候補画像を表示させる際は、その判定された走行状況に応じて自動的に、その際の自車両3の走行地点に応じてそれら各候補画像に設定された優先順位に従って、先ず優先順位の一番の候補画像だけを表示装置7に表示させ、優先順位の二番以降の候補画像に関しては、上記▲3▼の処理と兼用して、操作部13の操作に応じて手動切換的に例えば一候補画像ずつ表示装置7に表示させる。即ち、ここでは、上記▲3▼の処理では、自動的に表示された優先順位の一番の候補画像が所望画像であれば、その表示画像は次の候補画像に表示切換される事はないので、その操作部13の無操作をもって当該所望画像が選択されたと解され、操作部13の操作により手動切換的に優先順位の二番以降の候補画像(即ち所望画像)に表示切換されれば、その操作部13の操作をもって所望画像が選択されたと解される。
【0025】
尚、ここでは例えば、発進時、前進低速時、後進時又はその他の走行時の各走行状況には以下の候補画像が以下の優先順位で関連付けられる。即ち、発進時には優先順位順に例えば、(一番)前部カメラ画像、(二番)前部左側方カメラ画像及び前部右側方カメラ画像が関連付けられる。前進低速時には優先順位順に例えば、(一番)前部左側方カメラ画像及び前部右側方カメラ画像、(二番)バンパカメラ画像、(三番)後部カメラ画像が関連付けられる。後進時には優先順位順に例えば、(一番)後部カメラ画像、(二番)バンパカメラ画像が関連付けられる。その他の走行時には例えばナビゲーション画像等のカメラ画像以外の画像が関連付けられる。尚、ここでは例えば各候補画像は、初期的には自車両3の走行地点に依らずに関連付けられている。尚、これら走行状況と候補画像との関連付け及び優先順位の情報は、例えば判定処理部9に備えられたHDDや不揮発性メモリ等の記憶装置(図示省略)に設定される。
【0026】
又、判定処理部9は、上記▲3▼の処理で操作部13の操作により手動切換的に所望画像(即ち優先順位の二番以降の候補画像)が表示装置7に表示された際には、その際の走行地点に於ける上記判定した走行状況に関連付けられた各候補画像の優先順位を、その際表示された優先順位の二番以降の候補画像の優先順位が一番になる様に繰り上げ変更する。
【0027】
具体的には、例えば、走行地点Aで自車両3の走行状況が前進低速時と判定されて自動的にその走行状況に関連付けられた優先順位の一番の候補画像である前部左側方カメラ画像及び前部右側方カメラ画像が表示装置7に表示された場合に、操作部13の操作により手動切換的にその表示画像がその走行状況に関連付けられた優先順位の二番のバンパカメラ画像に表示切換えされたときは、その走行地点Aに於けるその走行状況(即ち前進低速時)に関連付けられた各候補画像の優先順位は、(一番)前部左側方カメラ画像及び前部右側方カメラ画像、(二番)バンパカメラ画像、(三番)後部カメラ画像から、例えば(一番)バンパカメラ画像、(二番)前部左側方カメラ画像及び前部右側方カメラ画像、(三番)後部カメラ画像の順に繰り上げ変更される。
【0028】
これにより、再びその走行地点で上記判定された走行状況に関連付けられた各候補画像が表示される際は、判定処理部9によりその走行状況になったと判定される事に応じて自動的に、画像切換部15により、その走行地点に於ける上記変更したそれら各候補画像の優先順位に従って、前記優先順位の一番の候補画像(変更前の優先順位の二番の候補画像、即ち所望画像)が表示装置7に表示される様になる。
【0029】
又、判定処理部9は、自車両3のエンジン停止直前に表示装置7に表示されていたカメラ画像を例えば判定処理部9の上記記憶装置に保持し、当該車載カメラシステム1の起動時(即ち自車両3の発進時)に、その保持したカメラ画像を表示装置7に一時的に表示する。
【0030】
以上の様に構成された車載カメラシステム1によれば、判定された走行状況に応じて、複数方向のカメラ画像のうち、その判定された走行状況に関連付けられた複数方向のカメラ画像だけが候補画像として表示装置7に表示可能とされ、それら候補画像のうち、操作部13の操作により選択された所望画像だけが排他的に表示装置7に表示されるため、走行状況を一義的に区別できなくても、多数のカメラ画像の中から、走行状況に応じて所望の一のカメラ画像を容易に表示できる様になる。
【0031】
又、前記判定された走行状況に関連付けられた各候補画像が表示される際には、その走行状況になったと判定される事に応じて自動的に、それら各候補画像に設定された優先順位に従って、先ず優先順位の一番の候補画像が自動的に表示されるため、高い確率で運転者の望むカメラ画像を自動的に(即ち適切なタイミングで)表示できる。又、優先順位の二番以降の候補画像に関しては操作部13の操作に従って手動切換的に表示されるため、自動的に表示されたカメラ画像が運転者の望むものでなくても、手動切換的に運転者の望むカメラ画像に表示できる。
【0032】
又、優先順位の二番以降の候補画像が表示された際には、その際の走行地点に於ける上記判定された走行状況に関連付けられた各候補画像の優先順位が、その際表示された優先順位の二番以降の候補画像の優先順位が一番になる様に変更され、再びその走行地点でそれら各候補画像が表示される際には、その変更されたそれら各候補画像の優先順位に従って、前記優先順位の一番の候補画像が自動的に表示されるため、優先順位が適切な優先順位に設定されていなくても、走行地点に応じて自動的に適切な優先順位に変更でき、次からは運転者の望むカメラ画像を自動的に(即ち適切なタイミングで)表示できる。
【0033】
又、自車両3のエンジン停止直前に表示装置7に表示されていたカメラ画像が保持され、当該車載カメラシステム1の起動時(即ち自車両3の発進時)に、その保持されたカメラ画像が表示装置7に表示されるため、エンジン停止前にどのカメラ方向を注意していたのかを自車両3の発進時に再確認できる。
【0034】
尚、この実施の形態では、優先順位の二番以降の候補画像の表示は、操作部13の操作により手動切換的に1候補画像ずつ表示される場合で説明したが、その代わりに、操作部13の操作により優先順位の二番以降の候補画像の全てをマルチウインド表示させてその中から所望画像を選択する様にしても構わない。この様にすれば、優先順位の二番以降の候補画像の中にどのような候補画像があるのかを一目で把握できる。
【0035】
<変形例>
この変形例の車載カメラシステム1Bは、上記の実施の形態の車載カメラシステム1と比べて、判定された走行状況に関連付けられた各候補画像が同時にマルチウインドウ表示される点が異なる以外は同様に構成される。以下、図1に基づき上記実施の形態の車載カメラシステム1と同一部分については同一符号を付して説明を省略し異なる部分だけ説明する。
【0036】
この変形例の判定処理部(判定手段、操作履歴登録手段)9Bは、上記実施の形態の判定処理部9の上記処理▲2▼▲3▼が次の内容に変更される以外は同様に動作設定される。即ち、この判定処理部9Bは、上記▲2▼の処理では、画像切換部15に対して、その判定した走行状況に関連付けられた各候補画像を表示させる際には、その判定された走行状況に応じて自動的に、それら各候補画像の全てをマルチウインドウ表示させる。そして、上記▲3▼の処理では、判定処理部9Bは、自車位置検出装置11の検出結果に基づき自車両3の走行地点を確認しており、操作部13の操作によりマルチウインドウ表示された候補画像の中から所望画像が選択された際には、その際の操作部13の操作履歴を、その際の走行地点に対応させて判定処理部9Bの上記記憶装置に登録する。そして、判定処理部9Bは、再びその走行地点で、画像切換部15に対して上記判定した走行状況に関連付けられた各候補画像をマルチウインドウ表示させた際には、その表示に応じて自動的に、その走行地点に対応させて登録した上記操作履歴に従って、画像切換部15に対してそれら各候補画像の中から所望画像を選択させて、自動的にその所望画像を選択的(即ち排他的)に表示装置7に表示させる。
【0037】
具体的には、例えば、走行地点Aで自車両3の走行状況が前進低速時になり自動的にその走行状況に関連付けられた候補画像である前部左側方カメラ画像、前部右側方カメラ画像、バンパカメラ画像及び後部カメラ画像が表示装置7にマルチウインド表示された場合に、操作部13の操作によりバンパカメラ画像が選択されて該バンパカメラ画像が表示装置7に選択的(即ち排他的)に表示された際には、判定処理部13Bによりその際の操作部13の操作履歴がその走行地点Aに対応されて判定処理部13Bの上記記憶装置に登録される。そして、再び、その走行地点Aでその走行状況(即ち前進低速時)に関連付けられた候補画像がマルチウインドウ表示された際には、その表示に応じて自動的に、その走行地点Aに対応されて登録されたその操作履歴に従って、判定処理部13Bが画像切換部15に対してそれら各候補画像の中からバンパカメラ画像を選択させて、自動的にそのバンパカメラ画像を選択的に表示装置7に表示させる。
【0038】
又、この変形例の操作部13Bは、表示装置7の表示面上に配設されたタッチパネルとして構成され、そのタッチパネル上からのタッチ選択により、表示装置7にマルチウインドウ表示された各候補画像の中からの所望画像の選択を受け付ける様になっている。
【0039】
以上の様に構成された車載カメラシステム1Bによれば、上記実施の形態の車載カメラシステム1と共通する部分については同じ効果を得る他に、マルチウインドウ表示された各候補画像の中から所望画像が選択された際の操作部13の操作履歴が、その際の走行地点に対応されて登録され、再びその走行地点でそれら各候補画像がマルチウインドウ表示された際には、その表示に応じて自動的に、その走行地点に応じて登録された上記操作履歴に従って、それら各候補画像の中から所望画像が選択されるため、次からは走行地点に応じて自動的に(即ち適切なタイミングで)運転者の望むカメラ画像を表示できる。
【0040】
又、候補画像の全てがマルチウインドウ表示されるため、どのような候補画像があるのかを一目で把握できる。
【0041】
又、操作部13がタッチパネルとして構成されるため、簡単な操作で候補画像を選択できる他、新たにスイッチを追加する必要が無く安価に構成できる。
【0042】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、判定された走行状況に応じて、複数方向のカメラ画像の中から、その判定された走行状況に関連付けられた複数方向のカメラ画像が候補画像として表示装置に表示可能とされ、それら候補画像の中から、操作部の操作により選択された所望画像だけが排他的に表示装置に表示されるため、走行状況を一義的に区別できなくても、多数のカメラ画像の中から、走行状況に応じて所望の一のカメラ画像を容易に表示できる様になる。
【0043】
請求項2に記載の発明によれば、前記判定された走行状況に関連付けられた各候補画像が表示される際には、その走行状況になったと判定される事に応じて自動的に、それら各候補画像に設定された優先順位に従って、先ず優先順位の一番の候補画像が表示されるため、高い確率で運転者の望むカメラ画像を自動的に(即ち適切なタイミングで)表示できる。又、優先順位の二番以降の候補画像に関しては操作部の操作に従って手動切換的に表示されるため、自動的に表示されたカメラ画像が運転者の望むものでなくても、手動切換的に運転者の望むカメラ画像に表示できる。
【0044】
請求項3に記載の発明によれば、優先順位の二番以降の候補画像が表示された際に、その際の走行地点に於ける前記判定された走行状況に関連付けられた各候補画像の優先順位が、その際表示された優先順位の二番以降の候補画像の優先順位が一番になる様に変更され、再びその走行地点でそれら各候補画像が表示される際は、その変更されたそれら各候補画像の優先順位に従って前記優先順位の一番の候補画像が表示されるため、優先順位が適切な優先順位に設定されていなくても、走行地点に応じて自動的に適切な優先順位に変更でき、次からは運転者の望むカメラ画像を自動的に(即ち適切なタイミングで)表示できる。
【0045】
請求項4に記載の発明によれば、候補画像の全てがマルチウインドウ表示されるため、どのような候補画像があるのかを一目で把握できる。
【0046】
請求項5に記載の発明によれば、操作部がタッチパネルとして構成されるため、簡単な操作で候補画像を選択できる他、新たにスイッチを追加する必要が無く安価に構成できる。
【0047】
請求項6に記載の発明によれば、マルチウインドウ表示された各候補画像の中から所望画像が選択された際の操作部の操作履歴が、その際の走行地点に対応されて登録され、再びその走行地点でそれら各候補画像がマルチウインドウ表示された際は、その表示に応じて自動的に、その走行地点に応じて登録された操作履歴に従って、それら各候補画像の中から所望画像が選択されるため、次からは走行地点に応じて自動的に(即ち適切なタイミングで)運転者の望むカメラ画像を表示できる。
【0048】
請求項7に記載の発明によれば、自車両のエンジン停止直前に表示装置に表示されていたカメラ画像が保持され、当該車載カメラシステムの起動時(即ち自車両の発進時)に、その保持されたカメラ画像が表示装置に表示されるため、エンジン停止前にどのカメラ方向を注意していたのかを自車両の発進時に再確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る車載カメラシステムの構成概略図及びその変形例に係る車載カメラシステムの構成概略図の兼用図である。
【図2】図1の車載カメラシステムに於けるカメラの設置位置の平面視図である。
【図3】図1の車載カメラシステムに於けるカメラの設置位置の側面視図である。
【符号の説明】
1,1B 車載カメラシステム
3 自車両
5a〜5e カメラ
7 表示装置
9,9B 判定処理部
11 自車位置検出装置
13 操作部
15 画像切換部
Claims (7)
- 自車両に設置された複数のカメラにより自車両周辺の複数方向を撮像し、撮像したカメラ画像を自車両に設置された表示装置に表示する車載カメラシステムであって、
自車両の車両情報に基づき自車両の走行状況を判定する判定手段と、
前記表示装置の表示画像を選択切換する為の操作部と、
前記判定手段により判定された走行状況に応じて、前記複数方向のカメラ画像の中から、その判定された走行状況に関連付けられた複数方向の前記カメラ画像だけを候補画像として前記表示装置に表示可能とし、それら候補画像の中から、前記操作部の操作により選択された所望画像を前記表示装置に排他的に表示する画像切換手段と、
を備えることを特徴とする車載カメラシステム。 - 前記画像切換手段は、前記判定された走行状況に関連付けられた前記各候補画像を表示する際は、前記判定手段によりその走行状況になったと判定される事に応じて自動的に、それら各候補画像に設定された優先順位に従って、先ず優先順位の一番の候補画像を前記表示装置に表示し、優先順位の二番以降の候補画像に関しては、前記操作部の操作に従って手動切換的に前記表示装置に表示することを特徴とする請求項1に記載の車載カメラシステム。
- 前記優先順位の二番以降の候補画像が前記表示装置に表示された際に、その際の走行地点に於ける前記判定された走行状況に関連付けられた前記各候補画像の優先順位を、その際表示された優先順位の二番以降の候補画像の優先順位が一番になる様に変更する優先順位変更手段を更に備え、
前記画像切換手段は、再び前記走行地点で前記判定された走行状況に関連付けられた前記各候補画像を表示する際は、その走行地点に於ける前記変更されたそれら各候補画像の優先順位に従って前記優先順位の一番の候補画像を前記表示装置に表示することを特徴とする請求項2に記載の車載カメラシステム。 - 前記画像切換手段は、前記判定された走行状況に関連付けられた前記各候補画像を表示する際には、それら各候補画像の全てを前記表示装置にマルチウインドウ表示することを特徴とする請求項1に記載の車載カメラシステム。
- 前記操作部は、前記表示装置の表示面上に配設されたタッチパネルとして構成され、そのタッチパネル上からのタッチ選択により、前記表示装置にマルチウインドウ表示された前記各候補画像の中からの前記所望画像の選択を受け付けることを特徴とする請求項4に記載の車載カメラシステム。
- 前記表示装置にマルチウインドウ表示された前記各候補画像の中から前記所望画像が選択された際の前記操作部の操作履歴を、その際の走行地点に対応させて登録する操作履歴登録手段を更に備え、
前記画像切換手段は、再び前記走行地点で前記判定された走行状況に関連付けられた前記各候補画像がマルチウインドウ表示された際は、その表示に応じて自動的に、その走行地点に対応されて登録された前記操作履歴に従って、それら各候補画像の中から前記所望画像を選択することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の車載カメラシステム。 - 自車両のエンジン停止直前に前記表示装置に表示されていたカメラ画像を保持し、当該車載カメラシステムの起動時に、前記保持したカメラ画像を前記表示装置に表示することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の車載カメラシステム。
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