JP2004160832A - 軽量構成要素 - Google Patents

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Masami Tamura
正美 田村
Yuhei Kunikata
裕平 國方
Norihisa Sasano
教久 笹野
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Abstract

【課題】金属部材自身の強度向上を図ると共に、樹脂部材の使用量を低減して金属部材への結合を可能とする軽量構成要素を提供する。
【解決手段】金属部材110の表面に、射出成形により樹脂部材120が設けられる軽量構成要素において、自身の周囲に縁立てされるバーリング部111aと、このバーリング部111aの先端で外側に広げられるフレア部111bとが形成された穴111を金属部材110に設け、樹脂部材120の一部がバーリング部111aの周りで金属部材110の表面とフレア部111bとによって挟まれて係止されるようにする。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両用フロントエンドモジュールのフロントエンドパネルに用いて好適な軽量構成要素に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の軽量構成要素に関する技術として、特許文献1に示すように、断面コの字状を成す金属部材の内側に射出成形によって樹脂製の補強リブが設けられたものが知られている。金属部材には補強リブとの連結点において穴が設けられており、補強リブはこの穴を通り反対側の表面を越えて延びることで金属部材に結合されるようにしている。これにより、軽量構成要素を簡単に製造でき、且つ良好な強度特性および剛性特性を有するものとしている。
【0003】
【特許文献1】
特許第2931605号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、金属部材に補強リブが通る穴を設けているので、その部位における金属部材自身の強度が低下することになる。また、穴を通る補強リブの材料使用量が増加する。
【0005】
本発明の目的は、上記問題に鑑み、金属部材自身の強度向上を図ると共に、樹脂部材の使用量を低減して金属部材への結合を可能とする軽量構成要素を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
【0007】
請求項1に記載の発明では、金属部材(110)の表面に、射出成形により樹脂部材(120)が設けられる軽量構成要素において、金属部材(110)には、自身の周囲に縁立てされるバーリング部(111a)と、このバーリング部(111a)の先端で外側に広げられるフレア部(111b)とが形成された穴(111)が設けられ、樹脂部材(120)は、その一部がバーリング部(111a)の周りで金属部材(110)の表面とフレア部(111b)とによって挟まれて係止されることを特徴としている。
【0008】
これにより、金属部材(110)に穴(111)を設けるものの、この穴(111)にバーリング部(111a)とフレア部(111b)とを設けているので、剛性を上げることができ、金属部材(110)の強度を向上させつつ、樹脂部材(120)の結合が可能となる。また、穴(111)の内部には樹脂部材(120)が廻り込まないので、樹脂部材(120)の使用量を低減することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明では、金属部材(110)は、断面がコの字状を成し、樹脂部材(120)は、金属部材(110)のコの字状の内側表面に設けられ、樹脂部材(120)には、金属部材(110)のコの字状開口方向に沿う側壁(112)間を繋ぐ補強リブ(121)が形成され、補強リブ(121)は、穴(111)の外方領域に配置されることを特徴としている。
【0010】
これにより、金属部材(110)の効果的な補強が可能となり、軽量構成要素(100)としての強度を更に向上させることができる。そして、補強リブ(121)は、穴(111)の内部に廻り込むことが無いので、不用に樹脂部材(120)の使用量を増やすことが無い。
【0011】
そして、この軽量構成要素(100)は、請求項3に記載の発明のように、フロントエンドモジュールを構成するフロントエンドパネル(100)の少なくとも支持部(101a)に適用して好適である。
【0012】
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1〜図6に示す。第1実施形態は、本発明の軽量構成要素をフロントエンドモジュールのフロントエンドパネル100に適用したものとしている。
【0014】
フロントエンドモジュールは、周知のようにラジエータやエアコン用のコンデンサ、更には送風機等がフロントエンドパネル100に一体化されたものであり、車両の前方に装着される。フロントエンドパネル100は、図1に示すように、矩形状の枠体101に車両への取付け部102、103が設けられたものであり、枠体101は上記ラジエータ、コンデンサ、送風機等を支持するための支持部となっており、また取付け部102、103はフロントエンドモジュール自身を車両に支持するための支持部となっている。
【0015】
枠体101および取付け部102、103には車両から受ける振動負荷に耐え得る強度が要求され、ここでは、枠体101のうち横方向に延びる上側梁部101a、下側梁部101bおよび取付け部102に本発明を適用しており、以下、上側梁部101aを代表部位としてその詳細について図2〜図6を用いて説明する。尚、図2、図3はフロントエンドパネル100を構成する金属部材110の単体状態を示す正面図および断面図、図4〜図6はフロントエンドパネル100の正面図および断面図である。
【0016】
フロントエンドパネル100(上側梁部101a)は、金属部材110と樹脂部材120とから成る。
【0017】
金属部材110は、図2、図3に示すように、一方向に延びて断面がコの字状を成しており、平板部材からプレス加工によって形成されている。コの字状の各面は、開口方向に沿う2つの側壁112および底壁113から成り、底壁113には、穴111が金属部材110の長手方向に所定間隔で複数設けられている。そして、この穴111にはバーリング部111aおよびフレア部111bが形成されている。バーリング部111aは、穴111の周囲にフランジが縁立てされたものであり、また、フレア部111bは、このバーリング部111aの先端においてフランジが外側に広げられたものである。尚、穴111およびバーリング部111a、フレア部111bは、プレス加工によって形成される。
【0018】
一方、樹脂部材120は、ガラス繊維あるいは炭素繊維等にて機械的強度が向上された樹脂材から成り、図4〜図6に示すように、射出成形によって金属部材110のコの字状の内側表面に設けられている。更に具体的には、樹脂部材120は金属部材110の底壁113の内側表面で、複数の穴111を取りまくように設けられている。そして、樹脂部材120の一部が穴111のバーリング部111aの周りで底壁113の内側表面とフレア部111bとによって挟まれている。
【0019】
また、樹脂部材120には、穴111の外方領域に配置されると共に、2つの側壁112間を繋ぐ補強リブ121が一体で形成されている。この補強リブ121は、具体的には穴111に対応する位置の側壁112において起点部121aを形成し、斜めに対向する起点部121aとの中間部121bで、隣接する補強リブ121が交差するような斜め格子状のものとしている。また、補強リブ121の肉部(実態部分)としては、金属部材110の底壁113からコの字状開口側端部まで設けられている。
【0020】
以上のように構成されるフロントエンドパネル100(上側梁部101a)において、樹脂部材120は、金属部材110の底壁113の内側表面と穴111のフレア部111bとによって挟まれて係止される。
【0021】
これにより、金属部材110に穴111を設けるものの、この穴111にバーリング部111aとフレア部111bとを設けているので、剛性を上げることができ、金属部材110の強度を向上させつつ、樹脂部材120の結合が可能となる。また、穴111の内部には樹脂部材120が廻り込まないので、樹脂部材120の使用量を低減することができる。
【0022】
また、金属部材110の穴111の外方領域に配置されると共に、側壁112間を繋ぐ補強リブ121を設けているので、金属部材110の効果的な補強が可能となり、フロントエンドパネル100としての強度を更に向上させることができる。そして、補強リブ121は、穴111の内部に廻り込むことが無いので、不用に樹脂部材120の使用量を増やすことが無い。
【0023】
(その他の実施形態)
上記第1実施形態では、穴111を金属部材110の底壁113に設けるようにしたが、これに限らず他の側壁112に設けるようにしても良い。
【0024】
また、樹脂部材120の補強リブ121は必要に応じて設ければ良く(形状も斜め格子状に限定されない)、仮に不要の場合は、穴111のフランジ部111aおよびフレア部111bを金属部材110の外側に向けて形成するようにして、樹脂部材120を金属部材110の外側表面に設けるようにしても良い。
【0025】
また、金属部材110の断面形状はコの字状に限らず、V字状、三日月状、平板状等種々の対応が可能である。
【0026】
更に、本発明の軽量構成要素をフロントエンドパネル100に適用したものとして説明したが、これに限らず、熱交換器や送風機等の支持部や車両バンパーの支持部等に広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態におけるフロントエンドパネル全体の外観を示す正面図である。
【図2】第1実施形態における金属部材の外観を示す正面図である。
【図3】図2におけるA−A部を示す断面図である。
【図4】第1実施形態におけるフロントエンドパネルを部分的に示す正面図である。
【図5】図4におけるB−B部を示す断面図である。
【図6】図4におけるC−C部を示す断面図である。
【符号の説明】
100 フロントエンドパネル(軽量構成要素)
101a 上側梁部(支持部)
110 金属部材
111 穴
111a バーリング部
111b フレア部
112 側壁
120 樹脂部材
121 補強リブ

Claims (3)

  1. 金属部材(110)の表面に、射出成形により樹脂部材(120)が設けられる軽量構成要素において、
    前記金属部材(110)には、自身の周囲に縁立てされるバーリング部(111a)と、このバーリング部(111a)の先端で外側に広げられるフレア部(111b)とが形成された穴(111)が設けられ、
    前記樹脂部材(120)は、その一部が前記バーリング部(111a)の周りで前記金属部材(110)の表面と前記フレア部(111b)とによって挟まれて係止されることを特徴とする軽量構成要素。
  2. 前記金属部材(110)は、断面がコの字状を成し、
    前記樹脂部材(120)は、前記金属部材(110)のコの字状の内側表面に設けられ、
    前記樹脂部材(120)には、前記金属部材(110)のコの字状開口方向に沿う側壁(112)間を繋ぐ補強リブ(121)が形成され、
    前記補強リブ(121)は、前記穴(111)の外方領域に配置されることを特徴とする請求項1に記載の軽量構成要素。
  3. 前記樹脂部材(120)は、フロントエンドモジュールを構成するフロントエンドパネル(100)の少なくとも支持部(101a)であることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の軽量構成要素。
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WO2014175331A1 (ja) * 2013-04-23 2014-10-30 Naritomi Masanori 薄板金属と発泡性樹脂の複合構造体とその製造方法

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