JP2004181719A - 軽量構成要素 - Google Patents

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Masami Tamura
正美 田村
Norihisa Sasano
教久 笹野
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Abstract

【課題】金属部材に穴を設ける事無く樹脂部材との結合を可能とし、金属部材自身の強度向上を可能とする軽量構成要素を提供する。
【解決手段】断面がコの字状を成して延びる金属部材110の表面に、射出成形により樹脂部材120が設けられる軽量構成要素において、金属部材110の表面には、コの字状の外側あるいは内側に突出する凸状部114、115が形成され、樹脂部材120は、その一部が凸状部114、115に係合することによって、金属部材110のコの字状開口方向および長手方向に対して共に係止されるようにする。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両用フロントエンドモジュールのフロントエンドパネルに用いて好適な軽量構成要素に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の軽量構成要素に関する技術として、特許文献1に示すように、断面コの字状を成す金属部材の内側に射出成形によって樹脂製の補強リブが設けられたものが知られている。金属部材には補強リブとの連結点において穴が設けられており、補強リブはこの穴を通り反対側の表面を越えて延びることで金属部材に結合されるようにしている。これにより、軽量構成要素を簡単に製造でき、且つ良好な強度特性および剛性特性を有するものとしている。
【0003】
【特許文献1】
特許第2931605号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、金属部材に補強リブが通る穴を設けているので、その部位における金属部材自身の強度が低下することになる。
【0005】
本発明の目的は、上記問題に鑑み、金属部材に穴を設ける事無く樹脂部材との結合を可能とし、金属部材自身の強度向上を可能とする軽量構成要素を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
【0007】
請求項1に記載の発明では、断面がコの字状を成して延びる金属部材(110)の表面に、射出成形により樹脂部材(120)が設けられる軽量構成要素において、金属部材(110)の表面には、コの字状の外側あるいは内側に突出する凸状部(114、115)が形成され、樹脂部材(120)は、その一部が凸状部(114、115)に係合することによって、金属部材(110)のコの字状開口方向および長手方向に対して共に係止されることを特徴としている。
【0008】
これにより、従来技術のように金属部材(110)に穴をあける事無く、樹脂部材(120)との結合を可能とし、金属部材(110)自身の強度を向上することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明では、凸状部(114、115)は、金属部材(110)のコの字状開口方向に沿う側壁(111)において、金属部材(110)の長手方向に連続的に延びるように形成された第1の凸状部(114)と、金属部材(110)のコの字状の角部(113)において、金属部材(110)の長手方向に離散的に形成された第2の凸状部(115)とから成ることを特徴としている。
【0010】
これにより、この金属部材(110)の形状に見合った効果的な剛性アップを図りつつ、樹脂部材(120)の係止が可能となる。
【0011】
請求項3に記載の発明では、樹脂部材(120)は、金属部材(110)のコの字状開口方向に沿う側壁(111)間を繋ぐ補強リブ(120)として形成されたことを特徴としている。
【0012】
これにより、金属部材(110)の効果的な補強が可能となり、軽量構成要素(100)としての強度を更に向上させることができる。
【0013】
請求項4に記載の発明では、補強リブ(122)の側壁(111)に対する起点部(121)あるいは側壁(111)間の中間部(122)の少なくとも一方は、凸状部(114、115)の位置に対応して形成されたことを特徴としている。
【0014】
これにより、不要に補強リブ(120)の材料を増やす事無く、補強リブ(120)をより強固に金属部材(110)に結合できるので、軽量で高強度の軽量構成要素(100)とすることができる。
【0015】
そして、この軽量構成要素(100)は、請求項5に記載の発明のように、フロントエンドモジュールを構成するフロントエンドパネル(100)の少なくとも支持部(101a)に適用して好適である。
【0016】
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1〜図5に示す。第1実施形態は、本発明の軽量構成要素をフロントエンドモジュールのフロントエンドパネル100に適用したものとしている。
【0018】
フロントエンドモジュールは、周知のようにラジエータやエアコン用のコンデンサ、更には送風機等がフロントエンドパネル100に一体化されたものであり、車両の前方に装着される。フロントエンドパネル100は、図1に示すように、矩形状の枠体101に車両への取付け部102、103が設けられたものであり、枠体101は上記ラジエータ、コンデンサ、送風機等を支持するための支持部となっており、また取付け部102、103はフロントエンドモジュール自身を車両に支持するための支持部となっている。
【0019】
枠体101および取付け部102、103には車両から受ける振動負荷に耐え得る強度が要求され、ここでは、枠体101のうち横方向に延びる上側梁部101a、下側梁部101bおよび取付け部102に本発明を適用しており、以下、上側梁部101aを代表部位としてその詳細について図2〜図5を用いて説明する。尚、図2はフロントエンドパネル100を構成する金属部材110の単体状態を示す斜視図、図3はフロントエンドパネル100の正面図、図4、図5は図3における各部位(A、B)の断面図である。
【0020】
フロントエンドパネル100(上側梁部101a)は、金属部材110と樹脂部材120とから成る。
【0021】
金属部材110は、図2に示すように、一方向に延びて断面がコの字状を成しており、平板部材からプレス加工によって形成されている。コの字状の各面は、開口方向に沿う2つの側壁111および底壁112から成り、側壁111にはコの字状の外側に向けて突出し(内側面においては凹状と成る)、この金属部材110の長手方向に連続的に延びる凸状部(第1の凸状部)114が形成されている。
【0022】
また、側壁111と底壁112とが繋がる角部113には、コの字状の内側に向けて突出する凸状部(第2の凸状部)115が、この金属部材110の長手方向に所定間隔で(離散的に)複数形成されている。
【0023】
一方、樹脂部材120は、ガラス繊維あるいは炭素繊維等にて機械的強度が向上された樹脂材から成り、図3〜図5に示すように、射出成形によって金属部材110のコの字状の内側に設けられている。ここでは樹脂部材120は、側壁111間を繋ぐ補強リブ120としている。この補強リブ120は、具体的には側壁111を起点部121として、対向する側の側壁111の起点部121との中間部122で、隣接する補強リブ120が交差するような斜め格子状のものとしている。また、補強リブ120の肉部(実態部分)としては、金属部材110の底壁112からコの字状開口側端部まで設けられている。
【0024】
そして、補強リブ120の起点部121が凸状部115の位置に対応するようにしており、起点部121は凸状部115に係合し(起点部121の樹脂材に凸状部115が食い込む)、また、金属部材110のコの字状開口方向に延びる途中部位においては、凸状部114と係合している(凸状部114のへこみ側に起点部121の樹脂材が廻り込む)。
【0025】
以上のように構成されるフロントエンドパネル100(上側梁部101a)において、補強リブ120は、凸状部114との係合によって金属部材110のコの字状開口方向に対して係止され、且つ、凸状部115との係合によって金属部材110の長手方向に対して係止される。
【0026】
よって、特許文献1で示した従来技術のように、金属部材110に穴を設ける事無く、金属部材110と補強リブ120との結合を可能とし、金属部材110自身の強度を向上することができる。
【0027】
ここでは、補強リブ120と係合するための金属部材110側の凸状部として、側壁111の長手方向に沿う凸状部114と角部113に離散的に配置される凸状部115とを設けているので、断面がコの字状を成して延びる金属部材110に見合った効果的な剛性アップを図りつつ、補強リブ120の係止を可能としている。
【0028】
また、樹脂部材として補強リブ120の形で対応することで、金属部材110に対する効果的な補強を可能とすると共に、補強リブ120の起点部121を凸状部114、115の位置に対応するようにしているので、不要に補強リブ120の材料を増やす事無く、補強リブ120をより強固に金属部材110に結合でき、軽量で高強度のフロントエンドモジュール100とすることができる。
【0029】
(その他の実施形態)
上記第1実施形態に対する変形例1を図6〜図9に示し、変形例2を図10〜図13に示す。
【0030】
変形例1は、上記第1実施形態における凸状部115を底壁112に設けた底壁凸状部115aに変更し、補強リブ120の中間部122の位置を底壁凸状部115aに合わせたものとしている。
【0031】
また、変形例2は、変形例1における凸状部114を長手方向に離散的に設けられた側壁凸状部114aに変更し、補強リブ120の起点部121の位置を側壁凸状部114aに合わせたものとしている。
【0032】
この変形例1、変形例2によれば、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0033】
尚、凸状部114、115、114a、115aは、上記実施形態で示したものに対して、その突出方向を逆にしても良い。
【0034】
また、補強リブ120は斜め格子状のものに限らず、縦横の格子状のものや縦方向のみのもの等としても良い。更に、補強リブ120に対して単に樹脂部材として金属部材110の外側あるいは内側の表面に沿うような断面コの字状のものとしても良い。
【0035】
更に、本発明の軽量構成要素をフロントエンドパネル100に適用したものとして説明したが、これに限らず、熱交換器や送風機等の支持部や車両バンパーの支持部等に広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態におけるフロントエンドパネル全体の外観を示す正面図である。
【図2】第1実施形態における金属部材の外観を示す斜視図である。
【図3】第1実施形態におけるフロントエンドパネルを部分的に示す正面図である。
【図4】図3におけるA−A部を示す断面図である。
【図5】図3におけるB−B部を示す断面図である。
【図6】変形例1における金属部材の外観を示す斜視図である。
【図7】変形例1におけるフロントエンドパネルを部分的に示す正面図である。
【図8】図7におけるC−C部を示す断面図である。
【図9】図7におけるD−D部を示す断面図である。
【図10】変形例2における金属部材の外観を示す斜視図である。
【図11】変形例2におけるフロントエンドパネルを部分的に示す正面図である。
【図12】図11におけるE−E部を示す断面図である。
【図13】図11におけるF−F部を示す断面図である。
【符号の説明】
100 フロントエンドパネル(軽量構成要素)
101a 上側梁部(支持部)
110 金属部材
111 側壁
113 角部
114 凸状部(第1の凸状部)
115 凸状部(第2の凸状部)
120 補強リブ(樹脂部材)
121 起点部
122 中間部

Claims (5)

  1. 断面がコの字状を成して延びる金属部材(110)の表面に、射出成形により樹脂部材(120)が設けられる軽量構成要素において、
    前記金属部材(110)の表面には、前記コの字状の外側あるいは内側に突出する凸状部(114、115)が形成され、
    前記樹脂部材(120)は、その一部が前記凸状部(114、115)に係合することによって、前記金属部材(110)のコの字状開口方向および長手方向に対して共に係止されることを特徴とする軽量構成要素。
  2. 前記凸状部(114、115)は、前記金属部材(110)のコの字状開口方向に沿う側壁(111)において、前記金属部材(110)の長手方向に連続的に延びるように形成された第1の凸状部(114)と、
    前記金属部材(110)のコの字状の角部(113)において、前記金属部材(110)の長手方向に離散的に形成された第2の凸状部(115)とから成ることを特徴とする請求項1に記載の軽量構成要素。
  3. 前記樹脂部材(120)は、前記金属部材(110)のコの字状開口方向に沿う側壁(111)間を繋ぐ補強リブ(120)として形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の軽量構成要素。
  4. 前記補強リブ(122)の前記側壁(111)に対する起点部(121)あるいは前記側壁(111)間の中間部(122)の少なくとも一方は、前記凸状部(114、115)の位置に対応して形成されたことを特徴とする請求項3に記載の軽量構成要素。
  5. 前記樹脂部材(120)は、フロントエンドモジュールを構成するフロントエンドパネル(100)の少なくとも支持部(101a)であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の軽量構成要素。
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JP2018026299A (ja) * 2016-08-12 2018-02-15 トヨタ自動車株式会社 燃料電池スタック
JP2020085429A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 ダイキン工業株式会社 冷凍装置ユニット

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