JP2004160544A - ストリップ形状ブランクをプレス機へ間歇的に供給するための装置及び方法 - Google Patents

ストリップ形状ブランクをプレス機へ間歇的に供給するための装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ストリッブ形状ブランクを間歇的に供給するための装置を提供する。
【解決手段】 細長のロッカー14は、その第1の端部63がフォーク状になっており、2本のフォーク歯88;89を有している。これらは、ロッカー14の対称面に対して左右対称にデザインされている。長手方向に中心軸を有する制御ロッドは、その下端でロッカー14の第2の端部64に旋回可能に取り付けられている。長手方向に中心軸を有する螺旋状加圧バネは、ロッカー14上で機能する。上部供給ローラー8は、その長手方向の中心軸87に対して垂直に伸びる平面で左右対称にデザインされている。制御ロッドの長手方向の中心軸は、加圧バネの長手方向の中心軸91とで幾何平面を画定している。この平面は、ロッカー14の対称面と一致しており、さらに、長手方向の中心軸87に対して垂直に伸びる幾何平面とも一致している。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ストリップ形状ブランクの間歇的加工に適合する工具を備えたプレス機に、ストリップ形状ブランクを間歇的に供給するための装置に関する。
前記供給装置は、ハウジング、第1の供給ローラー及び第2の供給ローラーを有し、該供給ローラーは、該ローラー間に配置され供給されるストリップ形状ブランクを取り込むために取り付けられ、少なくとも前記第1の供給ローラーに駆動可能に接続されている第1の間歇的に作動する電動サーボモーターを有し、該第1の供給ローラーは、長手方向に中心軸を有し、かつ前記中心軸に垂直に伸びる対称面に対して左右対称に設計されている。さらに、第1及び第2の端部を持つ細長のロッカーを有し、該第2の端部は前記第1の端部の反対側に位置している。該第1の供給ローラーは、前記ロッカー内で回転可能に支持されている。該第2の供給ローラーは、ローラーシャフトに取り付けられ、かつそれに固く接続されている。該ロッカーは、その第1の端部で、ロッカーシャフトの第1の端部領域に取り付けられ且つそれに固く接続されている。該ロッカーシャフトは、前記ハウジング内において、第1の端部領域の反対側の第2の端部領域で回転可能に組込まれ、その結果、前記ロッカーは宙吊り状態で支持されている。さらに供給ローラーの持上げを解放する手段を有し、該手段は、前記ロッカーの前記第2の端部に旋回可能に取り付けられている制御ロッドを有し、該制御ロッドは、長手方向に中心軸を有している。さらに、前記ロッカー上に一方の端部で載置されている螺旋状バネを有する装置によって加圧する供給ローラーを有している。該螺旋状加圧バネは、さらに長手方向に中心軸を有している。
本発明は、上記した供給装置の操作方法にも係り、前記供給装置は、ハウジング及び該ハウジング上に設置されたネジスピンドルハウジングを有している。さらに、調節モーターを有し、該調節モーターは、ネジスピンドル及び制御装置、前記ネジスピンドル上に配置され該ネジスピンドルの回転によりこれに沿って移動可能な調節ナットを備えている。さらに、電動モーターにより駆動される偏芯ディスクを有し、該偏芯ディスクに連結ロッドが支持され、該連結ロッドは、前記偏芯ディスクから離れた端部に、少なくとも前記ネジスピンドルにほぼ平行に延びる長孔を有している。さらに、前記調節ナットに支持された第1のダブルアームレバー装置、及び前記ネジスピンドルハウジングに支持されたシャフトに支持されている第2のダブルアームレバー装置を有している。該第1のダブルアームレバー装置は、前記連結ロッドに拘束されている第1のアーム及び継目板(fishplate)に旋回可能に取り付けられている第2のアームを有し、それらは、順に、前記ダブルアームレバー装置の第1のアームに旋回可能に取り付けられ、前記第2のダブルアームレバー装置の第2のアームに制御ロッドユニットが前記ロッカーに旋回可能に取り付けられている。さらに、前記ロッカーと前記ネジスピンドルハウジングとの間に位置する加圧バネを有し、該加圧バネは、上部ローラーシャフトとその第1の上部供給ローラーを備えた前記ロッカーを、第2の下部供給ローラーを備えた前記下部ローラーシャフトに向かって加圧するために取り付けられている。さらに、前記供給装置は、制御装置を有し、可動上部工具と固定下部工具を有するプレス機と協働し、該上部工具は、上死点位置と下死点位置との間で可動なパンチに取り付けられている。かつ、供給装置の前記制御装置と協働するブレス制御装置を有している。そしてそれには、上死点位置と下死点位置との間で可動な連結ロッドが設けられ、該連結ロッドには上端と下端を有する長孔が設けられている。さらにそれには、前記第1のダブルアームレバー装置の第1のアームが前記長孔に挿通されたボルトを介して前記連結ロッドに拘束され、前記上部供給ローラーと前記下部供給ローラーとの間に新しいストリップ形状ブランクを差し込むために、上部供給ローラーは、上部供給ローラーと下部供給ローラーとの間に予め設定した距離をこの位置にセットするために高リフト位置へと移動する。
さらに、本発明は、上述した部類の供給装置を操作する方法に係り、前記供給装置は、ハウジング及び該ハウジング上に設置されたネジスピンドルハウジングを有している。さらに、調節モーターを有し、該調節モーターは、ネジスピンドル及び制御装置、前記ネジスピンドル上に配置され該ネジスピンドルの回転によりこれに沿って移動可能な調節ナットを備えている。さらに、電動モーターにより駆動される偏芯ディスクを有し、該偏芯ディスクに連結ロッドが支持され、該連結ロッドは、前記偏芯ディスクから離れた端部に、少なくとも前記ネジスピンドルにほぼ平行に延びる長孔を有している。さらに、前記調節ナットに支持された第1のダブルアームレバー装置、及び前記ネジスピンドルハウジングに支持されたシャフトに支持されている第2のダブルアームレバー装置を有している。該第1のダブルアームレバー装置は、前記連結ロッドに拘束されている第1のアーム及び継目板(fishplate)に旋回可能に取り付けられている第2のアームを有し、それらは、順に、前記ダブルアームレバー装置の第1のアームに旋回可能に取り付けられ、前記第2のダブルアームレバー装置の第2のアームに制御ロッドユニットが前記ロッカーに旋回可能に取り付けられている。さらに、前記ロッカーと前記ネジスピンドルハウジングとの間に位置する加圧バネを有し、該加圧バネは、上部ローラーシャフトとその第1の上部供給ローラーを備えた前記ロッカーを、第2の下部供給ローラーを備えた前記下部ローラーシャフトに向かって加圧するために取り付けられている。前記供給装置は、制御装置を有し、可動上部工具と固定下部工具を有するプレス機と協働し、該上部工具は、上死点位置と下死点位置との間で可動なパンチに取り付けられている。かつ、供給装置の前記制御装置と協働するブレス制御装置を有している。そしてそれには、上死点位置と下死点位置との間で可動な連結ロッドが設けられ、該連結ロッドには上端と下端を有する長孔が設けられている。さらにそれには、前記第1のダブルアームレバー装置の第1のアームが前記長孔に挿通されたボルトを介して前記連結ロッドに拘束されている。
また、本発明は、上述したような供給装置を操作する方法に係り、前記供給装置は、ハウジング及び該ハウジング上に設置されたネジスピンドルハウジングを有している。さらに、調節モーターを有し、該調節モーターは、ネジスピンドル及び制御装置、前記ネジスピンドル上に配置され該ネジスピンドルの回転によりこれに沿って移動可能な調節ナットを備えている。さらに、電動モーターにより駆動される偏芯ディスクを有し、該偏芯ディスクに連結ロッドが支持され、該連結ロッドは、前記偏芯ディスクから離れた端部に、少なくとも前記ネジスピンドルにほぼ平行に延びる長孔を有している。さらに、前記調節ナットに支持された第1のダブルアームレバー装置、及び前記ネジスピンドルハウジングに支持されたシャフトに支持されている第2のダブルアームレバー装置を有している。該第1のダブルアームレバー装置は、前記連結ロッドに拘束されている第1のアーム及び継目板に旋回可能に取り付けられている第2のアームを有し、それらは、順に、前記ダブルアームレバー装置の第1のアームに旋回可能に取り付けられ、前記第2のダブルアームレバー装置の第2のアームに制御ロッドユニットが前記ロッカーに旋回可能に取り付けられている。さらに、前記ロッカーと前記ネジスピンドルハウジングとの間に位置する加圧バネを有し、該加圧バネは、上部ローラーシャフトとその第1の上部供給ローラーを備えた前記ロッカーを、第2の下部供給ローラーを備えた前記下部ローラーシャフトに向かって加圧するために取り付けられている。前記供給装置は、制御装置を有し、可動上部工具と固定下部工具を有するプレス機と協働し、該上部工具は、上死点位置と下死点位置との間で可動なパンチに取り付けられている。かつ、供給装置の前記制御装置と協働するブレス制御装置を有している。そしてそれには、上死点位置と下死点位置との間で可動な連結ロッドが設けられ、該連結ロッドには上端と下端を有する長孔が設けられている。さらにそれには、前記第1のダブルアームレバー装置の第1のアームが前記長孔に挿通されたボルトを介して前記連結ロッドに拘束され、前記パンチは、回転駆動によって駆動され、連結ロッドの偏芯ディスクが電動モーターによって駆動される。前記上部工具は、ストリップ上で様々な加工ステップが遂行される間、プレス機に前記ストリップ形状ブランクを正確に位置取りさせるために、位置決めピンを有している。該位置決めピンは、前記ストリップ形状ブランクの予め開けられた孔に挿入され、そして、前記ピンの円錐頭部が位置決め孔中にその一部が進入するやいなや、前記第1の上部供給ローラーが前記第2の下部供給ローラーから離れて、中間リフト位置へと移動し、その後、該円錐頭部が位置決め孔の外にその一部が持ち上げられると直ちに、再び移動してストリップ形状ブランク上に載置される。
ここで言及するプレス機は、特に、ストローク数が毎分2000に達するような高速パンチプレス機である。これらのプレス機は、このプレス機に供給された一つ(または幾つか)のストリップ形状ブランクを加工又は処理するための工具を備えており、それにより、打抜き、打出し、曲げ、鋲打ち、ネジ切り等の加工が行われる。
プレス機において加工されるストリップ形状ブランクの動きは、間歇的に、すなわちステップ状に進む。ある加工ステップ、例えば、パンチング加工中、ストリップ形状ブランクの供給運動が起こらないのは極めて明らかである。ブランクは、正確に位置決めされ、工具に配設された位置決めピンによって拘束されている。加工ステップが終了した後、例えばパンチング工具が、孔開けされたパンチ孔から引っ込められた後、ストリップ形状ブランクは、所定の距離進み、すなわち供給され、そして再び停止する。その結果、次の加工ステップの遂行が可能となる。
ストリップ形状ブランクの供給または前進の動きは、ストリップ形状ブランクを配給スプールから断続的に引っ張り出し、プレス機に断続的に供給するため、一つ(または、プレス機の入口及び出口に位置する、幾つかの)供給または前進装置により行われる。
供給装置は、一般に、ストリップ形状ブランクを前進させるための供給部材を有している。その結果、ブランクは、これらの供給部材によって拘束(クランプ)され且つ前進させられる。供給部材がそれらの初期位置に戻ると、拘束状態から解放される。さらに、特に位置決めピンのケースにおいて、拘束状態は、工具がストリップ形状ブランク上で加工ステップを行っているタイムスパンの間、一時的に解放される。
これらの供給装置のデザインは、基本的に3つの主な機能を満たしている。すなわち、高リフト(ストリップが差し込まれている)、ストリップの厚さに基づいたセッティング(上部供給ローラーがストリップ上に載置され、連結ロッドの長孔中の移動)、及び中間リフト(各加工ステップに先立つストリップの解放)である。
さらに、電動サーボモーターを備えた供給装置が知られている。第1のサーボモーターは、クランピング部材の供給駆動を行なうように配設され、さらに、第2の電動サーボモーターが、クランピング部材を間歇的に持ち上げストリップ形状ブランクを解放するように配設されている。その様なサーボモーターは、複数社から製造販売されている。これらのサーボモーターの操作は、電子的に制御される。これらの新しい供給装置は、常に同じ向きに間歇的に回転するシャフトに組み込まれた完全な円筒形状を有する供給ローラーの形をした供給部材を有している。これらの供給ローラーの一つは、他のサーボモーターに駆動可能に接続された構造部材に支持されており、この構造部材の操作に基づいて、この供給ローラーは、ストリップ形状ブランクを拘束するために、ストリップ形状ブランクに向かって移動し、かつこれを解放するために、ストリップ形状ブランクから離れるように動く。
現在の非常に高いストローク数のせいで、供給装置の可動部の質量は、慣性力及び慣性モーメントによって大きな役割を演じる。かつ、さらに、製造された製品の精度に対して大きな影響を有している。さらに、これらの可動部材の配置は、運動の加速と減速に要するタイムスパンを考慮して、高ストローク数での運転が安全に行なえるようにデザインされなければならない。
さらに、供給ローラーを傾斜した位置に導くような、力の影響によるねじりモーメントが、個々の構造部材に生じ、その結果、さらに、最終製品の精度を減じる負の影響が生じる。
よって、最少の可動部材からなり、大きな加速と減速を受ける部材は可能な限り小さな容量を有し、揺動運動する駆動モーターを有さず、供給ローラーの正確な位置に影響を及ぼす力が作用する位置が、ローラーに傾きを生じないように選択される、ストリッブ形状ブランクを間歇的に供給するための装置を提供することが、本発明の主題である。
本発明の供給装置によれば、ロッカーに旋回可能に取り付けられている制御ロッド、ロッカー上に載置された螺旋状バネ及び第1の供給ローラーが、その位置で互いに関連して配設されており、螺旋状加圧バネの長手方向への中心軸が、第1の供給ローラーの対称面と一致した幾何平面を画定している。
さらに、本発明の供給装置によれば、細長のロッカーの第1の端部は、2本の歯を有するフォーク状にデザインされ、フォーク状歯が細長のロッカーの対称面に対して左右対称にデザインされており、そして、細長のロッカーには、制御ロッド、螺旋状加圧バネ及び第1の供給ローラーが同様にして配設され、その対称面が第1の供給ローラーの対称面とも一致している。
さらに本発明の別の目的は、上述した部類の供給装置を2台有する対の供給装置を提供することにあり、本発明の装置は、第1と第2の供給ローラーを有するそれらの側面で互いに対面している。
なお、さらなる別の目的は、上述した部類の供給装置の操作方法を提供することにあり、本発明においては、上部供給ローラーの高リフト位置をセットするために、2つの制御装置によってパンチがその上死点位置へと制御され、またその下死点位置へと制御される。
さらなる本発明の目的は、上述した供給装置の操作方法を提供することにあり、本発明によれば、パンチはその上死点位置から離れた位置へと移動し、調節ナットは、第1の上部供給ローラーがロッカー上の加圧バネによる圧力によってストリップ形状ブランク上に載るまで、ネジスピンドルの回転によって下方に移動し、その位置で、ボルトは、長孔の両端からある距離離れ、連結ロッドのストローク運動がボルトの静止状態で可能となる。
また、上述した部類の供給装置の操作方法を提供することが本発明の目的であり、本発明によれば、中間リフト位置をセットするために、パンチは、その下死点位置に先立って、その回転駆動によって角位置へと移動し、その角位置において、位置決めピンの円錐頭部が位置決め孔にほんの一部が挿入され、その状態において、連結ロッドの偏芯ディスクが、その上死点位置に先立つ角位置へと移動し、それにより、上述した角位置と下死点位置との間でパンチの角距離は、その前記角位置と上死点位置との間で偏芯ディスクの角距離に等しく、その後さらに、調節ナットが下方に移動し、ボルトが長孔の下端に載り、そして、調節ナットは、レバー装置、制御ロッド及びロッカーを介して伝達された運動により、ストリップ形状ブランクが第1の上部供給ローラーから解放されるまで、下方への移動が続き、そして到達した偏芯ディスクの上述した角位置に代えて、調節ナットの位置がその制御装置に記憶される。
本発明の供給装置によれば、駆動部材がシンプルかつ比較的小さな質量からなるため運動質量が小さく、供給ローラーの加減速及び上下運動時の慣性力が極めて小さいため、高速パンチプレス機にその加工速度に適応した速度で、ストリップ形状ブランクを間歇的に供給することができる。
上部供給ローラーを支持するロッカーは、その長手方向に垂直な幾何平面(対称面)で左右対称に形成され、ロッカーに駆動力を伝達する部材の中心軸線がロッカーの前記対称面内にあるため、ロッカーの宙吊り状態での運動時、上部供給ローラーが下部供給ローラーに対して傾斜することはなく、供給ローラーはいずれもその全面でストリップ形状ブランクと接触することができ、該ブランクを正しい位置に正確に供給することができる。
さらに、本発明によれば、2つのストリップ形状ブランクを平行かつ同時に供給することで、パンチプレス機の生産量を倍にすることができ、あるいは2つの異なる製品を同時に製造することができる。さらに、幅広のストリップ形状ブランクの供給を可能とすることで、今までのものと比べてより大きな製品及びより複雑な製品の製造を可能とする。
該装置は、ハウジング1を有している。第1の電動サーボモーター2は、そのフランジ4でネジボルト5によりハウジング1に取り付けられており、その電子制御装置3は簡略化して示されている、
この第1の電動サーボモーター2は、ステップ状に間歇回転運動を行なうように、当業者には公知の方法で制御される。回転運動の各ステップにおける間隔と大きさは、隣接して接続されたパンチプレス機により遂行される作業に依存して制御される。このサーボモーター2は、駆動シャフト6を有している。
供給装置は、さらに、第1の上部供給ローラー8が取り付けられている上部ローラーシャフト7を有し、且つ第2の下部供給ローラー10が取り付けられている下部ローラーシャフト9を有している。間歇的に供給されるストリップ状ブランク、通常、金属ストリップは、符号11で示されている。供給運動のために、このストリップ状ブランクは、第1の上部供給ローラー8と第2の下部供給ローラー10との間にクランプされた状態で位置している。第1の上部供給ローラー8は、図14に見られるように、長手方向に中心軸87を有している。
上部シャフト7は、ローラーベアリング12,13を介してロッカー14内に支持されている。ロッカー14については、以下に詳述する。
下部シャフト9は、ローラーベアリング95,96を介してハウジング1内に支持されている。
図示した好ましい態様によれば、上部シャフト7は、第1の電動サーボモーター2に駆動可能に接続されている。
上部シャフト7は、オルドハム型継手15に連結されている。このオルドハム型継手15は、以下に述べるように、上部シャフト7が第1の電動サーボモーター2の固定駆動シャフト6のようなものに対して横運動(lateral movements)を行なうために必要とされる。
オルドハム型継手15には、下部シャフト9に接続された下部平歯車17と噛み合っている上部平歯車16が取り付けられている。
上部平歯車16と第1の電動サーボモーター2の駆動シャフト6との接続は、第1のクランピングスリーブ18と第2のクランピングスリーブ19を有するマルチパーツクランピングスリーブによって行なわれる。
クランピングスリーブ18,19間の協働(作用)は、環状クランピング部材20により行なわれる。引張ボルトは、符号21で示されている。
上部平歯車16は、第1のクランピングスリーブ18と一体的に作られており、それによりかなり部品が節約されている。
別の態様によれば(図示していない)、第1の電動モーター2は、第2の下部供給ローラーに直接接続され、第1の上部供給ローラー8は、摩擦連結により回転する。
さらに別の電動サーボモーター28、すなわち、調節モーターが、ハウジング1の上面に設置されたネジスピンドルハウジング27に取り付けられている。その電子制御装置、すなわち、そのハウジングが符号29で示されている。
この電動サーボモーター28は、ネジスピンドル30の駆動を担っている。
電動サーボモーター28は、単にネジスピンドル30の駆動の一例を示しているにすぎない。また、電動サーボモーター28とは異なる駆動装置を設けることも可能である。電動サーボモーター28の駆動シャフトは、符号31で示されている。電動サーボモーター28の駆動シャフト31とネジスピンドル30との間の接続は、第1のクランピングスリーブ32、第2のクランピングスリーブ33及び環状クランピング部材34を有するマルチパーツクランピングスリーブによって行なわれる。クランピングスリーブ32,33は、引張ボルト35により互いに対向してクランプされている。
第2のクランピングスリーブ33は、ジョークラッチ継手36を介してネジスピンドル30に連結されている。ネジスピンドル30は、ネジスピンドルハウジング27内のローラーベアリング37,38を介して、ハウジング1に、それぞれ順に支持されている。
その結果、ネジスピンドル30は、電動サーボモーター28から独立して運動可能に支持されている。
環状クランピング部材は、滑らかなモーターシャフト、すなわち標準的電動サーボモーターとの接続を担い、かくして、何ら特別仕様のものを必要としない。
ネジスピンドル30には、調節ナット39が設置されている。
ダブルアームレバー40は、第1のアーム41と第2のアーム42を有し、調節ナット39に支持されている。このレバー40は、ここでは第1のダブルアームレバー40と称している。
図3に見られるように、調節ナット39は、直角断面形状を有し、同じような直角断面形状を有する第1のダブルアームレバー40の内部にセットされている。その結果、調節ナット39は回転しない。
第1のダブルアームレバー40の第1のアーム41には、ボルト43が挿通され、このボルト43は連結ロッド45の長孔44に挿通されている。
この連結ロッド45は、偏芯ディスク46上に配設され、シャフト47を介して第3の駆動モーター48、例えば、サーボモーターに駆動可能に接続されている。駆動モーター48の制御装置は、符号49で示されている。
第1のダブルアームレバー40の第2のアーム42は、第2のダブルアームレバー52の第1のアーム51に継目板を介して旋回可能に取り付けられている。第2のダブルアームレバー52はシャフト53により支持されている。第2のダブルアームレバー52の第2のアーム54は、シャフト53に横方向に取り付けられている。
シャフト53は、シール55,56により油漏れしないようにネジスピンドルハウジング27内に密閉され、これにより、ネジスピンドルハウジング27は、密閉された潤滑油室として存在し、該密閉室内にネジスピンドル30と上記構造部材がメンテナンスを必要としないように配設されている。
図3に明らかに認められるように、シャフト53は、ネジスピンドルハウジング27の一端から突出している。そしてこの突出端に、第2のアーム54がクランプされた状態で取り付けられている。
この第2のアーム54は、下部ロッド部分59にネジで取り付けられた制御ロッド58の上部ロッド部分57に旋回可能に連結されている。上述のロッド部分は、それぞれロックナット60と61によって回転しないように固定されている。
上述した部材は、ローラーリフト装置を形成している。その機能については、以下に詳述する。
制御ロッド58は、その下端でロッカー14に旋回可能に取り付けられ、ここでは、ロッカー14の旋回結合点が、ロッカー14の第2の端部64として設計されている。この制御ロッド58は、長手方向への中心軸71と一致している(図13参照)。
ロッカー14は、第1の端部63と第2の端部64を有している。ロッカー14は、ロッカーシャフト62の第1の端部領域65にその第1の端部63が配設され、同様に固く取り付けられている。このロッカーシャフト62は、第1の端部領域65の反対側に位置するその第2の端部領域66で、ハウジング1に支持されている。この第2の端部領域66は収斂するように設計され、それにより、大径部分が第1の端部領域65と直接隣接している。ロッカーシャフト62は、大径部分に位置する第1のローラーベアリング67を介してハウジング1に支持され、小径部分では、別のローラーベアリング68を介して、ロッカーシャフト62がハウジング1にその第2の端部領域で支持されている。第1のローラーベアリング67の径は、別のローラーベアリング68の径よりも明らかに大きい。
従って、ロッカー14は、明白に認められるように、それぞれ、宙吊り状乃至宙吊り状態でハウジングに支えられている。
この長尺に設計されたロッカー14の第1の端部63は、フォーク状にデザインされ、2本のフォーク状の歯88,89が設けられ、明らかに認められるように、ロッカー14は、これらの2本のフォーク状の歯88,89でロッカーシャフト62に載っており、かつロッカーシャフトにクランプされている。
これらの2本のフォーク状の歯88,89は、長く伸びたロッカー14の対称面90に対して左右対称にデザインされている。この対称面90は、ロッカー14に支持された上部供給ローラー8の長手方向への中心軸87に対して垂直に伸びている。特に図4において明白に認められるように、ロッカーは、互いにほぼ完全に左右対称にデザインされた2つの半体からなり、互いに接して、それらの接触平面領域がロッカー14の長さ方向に伸びている。対称面90は、この接触領域と一致している。接触領域を画定している仕切線92は、図13及び16に示されている。
かくして、図から明らかなように、同じように支持された上部供給ローラー8を有するロッカー14は、シャフト62の回りに旋回運動を行なうことができる。従って、第1の上部供給ローラー8は、第2の下部供給ローラー10に向かって運動することができ、その上に位置する金属ストリップ11が矢印Bの方向に供給され(図10参照)、そして金属ストリップから離れる。
図2において、ストリップ進入テーブル70及びストリップ出側テーブル69が付随して描かれており、テーブル上で、金属ストリップは、下部供給ローラー10の両サイドに載っかっている。
加圧バネ72の加圧力は、ネジスピンドルハウジング27内のネジスピンドルによって設定される。
加圧力の設定は、ディスク74の位置をスケール75で読み取ることにより行なわれるが、ディスクは加圧バネ72上に載っている。
加圧バネ72は、螺旋状にデザインされ、図13乃至16に示されている長手方向に中心軸91と一致するように構成されている。
図13は、上述の仕切線92を有するロッカー14を概略的に示している。さらに、第2の端部64に旋回可能に取り付けられた、長手方向に中心軸71を有する制御ロッド58が示されている。また、長手方向に中心軸91を有する加圧バネ72を概略的に示している。制御ロッド58の長手方向への中心軸71及び加圧バネの長手方向への中心軸91は、仕切線92と交差している。以上から明らかに認められるように、これらの2つの長手方向への中心軸71及び91は、符号93で示された幾何平面を画定している。
図14は、第1の上部供給ローラー8を概略的に示している。この第1の上部供給ローラー8は、長手方向に中心軸87を有し、その長手方向への中心軸に対して垂直に伸びる対称面により左右対称にデザインされている。
図15は、フォーク状の歯88及び89を有するロッカー14の第1の端部63を示している。フォーク状の歯88及び89は、ロッカー14の対称面90に対してそれぞれ左右対称にデザインされている。
そのため図16に示されているように、長手方向に中心軸71及び91によって画定された幾何平面93は、上部供給ローラー8の対称面94と一致している。
これらの2つの面は、さらに、図16に示されているように、対称面90と一致している。
かくして、ロッカー14に作用する全ての力点は、垂直な一平面上にある。このような状態の結果として、下部供給ローラー10に対して上部供給ローラー8を斜めにずれさせるねじり応力は、ロッカー14に全く作用しない。それ故に、これらのローラー8と10は、正確に互いに平行な位置取りで留まり、それぞれ、ストリップ形状ブランク11又は金属ストリップの正確な供給が保証される。
上述の供給装置は、ストリップ状ブランクを間欠的に加工する工具が取り付けられたプレス機に、ストリップ状ブランク、例えば、金属ストリップの供給に適合するようデザインされている。
図10に、この供給装置及びプレス機76、即ち、供給装置を備えたパンチプレス機を概略的に示した。
パンチプレス機76は、駆動部77を有している。この駆動部77は、当業者には周知の、クランクシャフト又は偏芯ディスクを備えたシャフトを駆動する電動モーターを有している。このクランクシャフト又は偏芯ディスクは、連結ロッド78に駆動可能に連結されている。パンチ79は、連結ロッド78に旋回可能に取り付けられ、よってパンチプレス機76の運転中、上方及び下方に移動する上部工具80を運ぶ。上部工具80には、加工工具、例えば、パンチ81が取り付けられている。上部工具80は、さらに、円錐頭部83を有する位置決めピン82が装着されている。
よく知られているように、これらの位置決めピン82は、操作上、工具がストリップに接触するのに先立って、例えば、実際に加工がなされるストリップ状ブランク11に、パンチ81が接触するのに先立って動作し、ブランク11を正確に位置取りさせるために設けられたブランク11のプリパンチ孔に挿入される。これにより、上部供給ローラーは、クランピング力がストリップ形状ブランクに全く作用しないように、僅かな距離、下部供給ローラー10から瞬間的に持ち上げられる。上部供給ローラー8のこの位置は、この分野では中間リフト位置と称されている。
さらに、図10は、固定下部工具84及びパンチプレス機の制御装置85を示している。このように供給装置の全ての駆動を制御する供給装置の制御装置は、符号86によって一般に示される。
認められるように、供給装置の操作は、パンチプレス機76の操作に依存してなされねばならないため、供給装置及びパンチプレス機76の制御装置85,86は互いに協働する。
図7において、連続運転中の供給装置の各部材の位置が概略的に示されている。連続運転中、第1の上部供給ローラー8及び第2の下部供給ローラー10は、電動サーボモーター2によって駆動され、間歇的に回転して、よく知られているように、ストリップ形状ブランク11が間歇的に寸刻みに供給される。それにより供給装置の(電子)制御装置は、パンチプレス機76の(電子)制御装置と協働する(図10参照)。パンチプレス機76は、可動上部工具80及び固定下部工具84を有している。上部工具80は、パンチ79に結合されている。パンチ79は、連結ロッド78を介して回転駆動装置77、例えば、電気モーター及びクランクシャフト又は偏芯シャフトによって駆動される。連結ロッド78による、回転駆動装置77とパンチ79との間の駆動連結が概略的に図示されている。
かくして、パンチは、上死点位置と下死点位置間で可動となる。
第1の上部供給ローラー8と第2の下部供給ローラー10がストリップ形状ブランク11に接触したときの、ブランクの厚さ及び両ローラー間の距離の測定が、図7において、符号Eで示されている。
新しいストリップ形状ブランク、例えば、第1の上部供給ローラー8と第2の下部供給ローラー10との間に金属ストリップを差し込むためには、下部供給ローラー10の上方に、予め設定された距離D離れるように上部供給ローラー8を持ち上げる必要がある。この距離Dは、距離Eよりも大きい。この距離Dと上部供給ローラー8を持ち上げるリフト位置が図8に示されている。
この第1の上部供給ローラー8の位置を当業者は、高リフト位置と称している(図8参照)。
この高リフト位置にセットするためには、供給装置とパンチプレス機76の制御装置86及び85は、次ぎのように操作される。すなわち、パンチプレス機のパンチ79は、その下死点位置から離れた位置にあり、連結ロッド(図2参照)は、その上死点位置から離れた位置にある。パンチ79と連結ロッド45が位置しているその特定の配置は、パンチがその下死点位置にない限り重要ではない。一般的に、かつ当業者にはよく知られてはいるが、供給装置及びパンチプレス機の制御装置86及び85は、次ぎのように操作される。すなわち、パンチプレス機76のパンチ79が上死点位置にあるとき、連結ロッド45は下死点位置にある。
次の説明がこれらの後者の死点位置から続く。前記死点位置に達すると、調節ナット39が、ネジスピンドル30の対応した回転によって下げられる。
ボルト43は、ロッカー14及びレバー装置40、52を介して、加圧バネ72によって作用された力により、長孔44の下端で支持される。
調節ナット39の下方への運動によって、第1のダブルアームレバー装置40の第1のアーム41が上方に旋回し、その第2のアームは下方に旋回する。この第2のアーム42は、第2のダブルアームレバー装置52の第1のアーム51を下方に引っ張る。その結果、第2のダブルアームレバー装置52の第2のアーム54が上方に旋回する。かくして、制御ロッドユニット57−59が上方に引き上げられ、それにより第1の上部供給ローラー8を支持しているロッカー14が、第1の上部供給ローラー8の高リフト位置へと旋回し、その位置は、第2の下部供給ローラー10からある距離のところ上記距離Dにあり、よって新しいストリップ状ブランク11が差し込まれる。
連続運転により、上部供給ローラー8がストリップ形状ブランク上にもたらされ、よってストリップ形状ブランクを摩擦係合する拘束力が、第1の上部供給ローラー8と第2の下部供給ローラー10とによって作用する。
この拘束力は、加圧バネ72によって生じる。したがって、ボルト43は、長孔44の下端では最早支持されていない。この状態にするには、調節ナット39は、第1の上部供給ローラー8がストリップ形状ブランク11上に載るまで高リフト位置から押し下げられる。調節ナット39の連続した下方への運動により、第1の上部供給ローラー8が加圧バネ72の作用によってストリップ形状ブランク11上で保持されると、それ以後ロッカーは停止しているために、第1のダブルアームレバー40には、旋回運動をなす力が作用している。この旋回運動は、ボルト43と共に第1のアーム41の上方への旋回を生じ、よってボルト43は、長孔44の端部間のある位置に達する。これは、連結ロッド45がボルト43に何ら影響を及ぼすことなく、基本的にリフト運動を行なうことができることを意味している。
パンチプレス機を伴った供給装置の運転中、さらに別の運動、すなわち中間リフト運動がある(図9参照)。
パンチプレス機の上部工具80には、ストリップ形状ブランクの正確な位置取りのために、位置決めピン82が取り付けられていることを先に述べた。
そのような位置決めを可能とするために、ストリップ形状ブランク11は、完全に自由となる短い時間スパンの間停止していなければならない。これは、第1の上部供給ローラー8が、短い時間スパンの間ストリップ形状ブランクから、中間リフト位置に持ち上げられねばならないことを意味している。
中間リフト位置は、連結ロッド45によって得られる。
先ず、パンチプレス機76は、ストローク位置へと運転され、中間リフト位置で位置決めピン82の円錐頭部83が、位置決め孔に一部挿入される。この位置は、図10に示されている。
この位置において、パンチプレス機76のパンチ79は、下死点位置に先立つ角位置(angular position)にある。従って、角距離(angular distance)は、この角位置と下死点位置との間に存在する。
パンチプレス機との関係において述べた角距離は、供給装置に存在する角距離と等しい。
さて、調節ナット39は、ネジスピンドル30の回転によって下方に移動する。これによりボルト43は、長孔44の下端に向かって移動し留まる。次ぎに、調節ナット39は、さらに下方に移動し、これによってレバー装置とロッカー14の旋回運動を生じ、第1の上部供給ローラー8がストリップ形状ブランクから離れる。この解放状態において、ストリップ形状ブランクは、手で動かすことのできる状態にある。調節ナット39のこの位置は、制御装置85及び86にそれぞれの角位置と共に記憶される。
これは、連続運転中、長孔44を有する連結ロッド45は、次ぎの場合を除いて、ボルト43に何らの影響も与えることなくボルトに対して自由に運動することができる。すなわち、連結ロッド45が、その上死点位置に先立つ上述した角位置に達すると、長孔44の下端にボルト43が接して上方へ持ち上げ、そして上死点位置に達した後、ボルト43が再び解放される。
ロッカー14が宙吊り状態でその一端でのみ支持されているために、上述した供給装置を2台備えた対をなす供給装置を製作することができ、2台のそのような供給装置においては、互いに対面して、すなわち互いに隣接して供給ローラーが配置されている。
対をなす供給装置の一例が図11に示されている。
2台の個々の供給装置のデザインは、初めの方の図、特に図1を参照して説明した供給装置のデザインと同じであり、よって図11の左側に示された供給装置の対応する構造ユニットには、符号Aが同一のものに対して付され、右側に示された供給装置のものには、符号Bが同一のものに対して付されている。
よって、この対の供給装置によって2本のストリップ形状ブランク(11A,11B,例えば金属ストリップ)を供給することが可能である。かくして、2本の金属ストリップが互いに完全に独立して供給される。さらに、これらの金属ストリップ11A,11Bは、厚さ、幅、供給ステップの長さ及びその材料に関しても互いに全く異なったものとすることができる。2台の個々の供給装置の供給ローラーで、金属ストリップの縁を両方からそれぞれ拘束することにより、1つの金属ストリップのみを加工することも可能である。
図12は、極めて幅広のストリップのケースに適用される対の供給装置の例を示している。これも図1の装置に対応する構造ユニットは、符号A及びBで示した。
幅広の金属ストリップ11は、互いに対面して設置された供給装置の対応する供給ローラーによってその長手方向の両縁で拘束される。そして供給装置は、明らかに同期して運転される。
これらは、本発明の好ましい例を示しかつ説明したものであるが、本発明はこれらに何ら限定されることなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で様々な態様を取り得ることは明白である。
厚さ、幅、供給ステップの長さや材料の異なるストリップ形状ブランク、例えば金属ストリップをプレス機等の加工機に供給することができる。
下記の詳細な説明により、本発明が良く理解され、上記以外の目的が明らかになる。以下、添付した図面に基づいて詳細に説明する。
図2の線I−Iに沿った断面で部分的に示された供給装置の側断面図である。 図1の線II−IIに沿った断面図である。 図1の線III−IIIに沿った断面図である。 図1の線IV−IVに沿った断面図である。 図2の一部、特には、ロッカーと該ロッカーに接続された構造部材を拡大して示した図である。 図4の一部を拡大して示した図である。 図2を単純化した図であり、供給装置は、中間リフト位置を除く、連続運転中の供給位置を示している。 図2を単純化した図であり、供給装置は、高リフト位置を示してすいる。 図2を単純化した図であり、供給装置は、中間リフト位置を示している。 パンチプレス機と協働する本発明の供給装置を示す概略図である。 2本のストリップ状ブランクを供給するためのツイン設計装置を示している。 極めて幅広のストリップ状ブランクを供給するためのツイン設計装置を示している。 制御ロッドとその長手方向への中心軸、及び加圧バネとその長手方向に中心軸を有する供給装置のロッカーを示す概略図である。 長手方向に中心軸を有する上部供給ローラーを示す概略図である。 2つの左右対称に配置されたフォーク状歯を有するロッカーの第1の端部を示す概略図である。 制御ロッド、加圧バネ、制御ロッドの第1の端部及び第1の上部供給ローラーを有するロッカーを概略的に示す図である。
符号の説明
1…ハウジング、
2…電動サーボモーター、
3…電子制御装置、
4…フランジ、
5…ネジボルト、
6…駆動シャフト、
7,9…上部、下部ローラーシャフト、
8,10…上部、下部供給ローラー、
11…ストリップ形状ブランク、
14…ロッカー、
58…制御ロッド、
62…ロッカーシャフト、
63,64…第1、第2の端部、
65…ロッカーシャフトの第1の端部領域、
72…螺旋状加圧バネ、
80,84…上部、下部工具、
87,71,91…中心軸、
93…幾何平面、
94…対称面。

Claims (16)

  1. ストリップ形状ブランク(11;11A,11B)の間歇的工作に適合する工具(80;84)を備えたプレス機に、ストリップ形状ブランク(11;11A,11B)を間歇的に供給するための装置であって、前記供給装置は、ハウジング(1)、第1の供給ローラー(8)及び第2の供給ローラー(10)を有し、該供給ローラー(8;10)は、同一部材間に配置され供給されるストリップ形状ブランク(11;11A,11B)を取り込むために取り付けられ、少なくとも前記第1の供給ローラー(8)に駆動可能に接続されている第1の間歇的作動電動サーボモータ(2;2A,2B)を有し、該供給ローラー(8)は、長手方向に中心軸(87)を有し且つ前記長手方向への中心軸(87)に垂直に伸びる対称面(94)に関して左右対称にデザインされている;かつ、さらに第1の端部(63)とこれとは反対側に位置する第2の端部(64)を有する細長のロッカー(14)を有し;該第1の供給ローラー(8)は前記ロッカー(14)内で回転可能に支持され;該第2の供給ローラー(10)はローラーシャフト(9)に取り付けられ且つそれに固く接続されており;該ロッカー(14)は、その第1の端部(63)で、ロッカーシャフト(62)の第1の端部領域(65)に取り付けられ且つそれに固く接続されており;該ロッカーシャフト(62)は、前記ハウジング(1;1A,1B)内に第1の端部領域(65)の反対側の第2の端部領域(66)で回転可能に組み込まれ、その結果、前記ロッカー(14)は宙吊り状態で支持され;さらに供給ローラーの持上げを解放する手段を有し、該手段は、前記ロッカー(14)の前記第2の端部(64)に旋回可能に取り付けられている制御ロッド(58)を有し、該制御ロッド(58)は長手方向に中心軸(71)を有し;さらに、前記ロッカー(14)上に一方の端部で載置されている螺旋状加圧バネ(72)を有する装置によって押圧する供給ローラーを有し;前記螺旋状加圧バネ(72)は、さらに長手方向に中心軸(91)を有する;
    上記において、前記ロッカー(14)に旋回可能に取り付けられている前記制御ロッド(58)及び前記ロッカー(14)上に載置されている前記螺旋状加圧バネ(72)及び前記第1の供給ローラー(8)は、その位置で互いに連携して配置され、前記制御ロッド(58)の前記長手方向への中心軸(71)及び前記螺旋状加圧バネ(72)の前記長手方向への中心軸(91)は、前記第1の供給ローラー(8)の前記対称面(94)と一致する幾何平面(93)を画定している、ことを特徴とするプレス機へのストリップ形状ブランクの間歇的供給装置。
  2. 請求項1に記載の供給装置において、前記細長のロッカー(14)の前記第1の端部(63)は、フォーク状にデザインされた2本の歯(88;89)を有し、該フォーク状の歯(88;89)は、前記細長のロッカー(14)の長手方向の対称面(90)に対して左右対称にデザインされ、かつそこで前記細長のロッカー(14)は、前記制御ロッド(58)、前記螺旋状加圧バネ(72)及び前記第1の供給ローラー(8)に同じ様に関連して配設され、その対称面(90)は、前記第1の供給ローラー(8)の前記対称面(94)と一致する前記幾何平面(93)とも一致する。
  3. 請求項1に記載の供給装置において、前記ハウジング(1;1A,1B)上に位置するネジスピンドルハウジング(27)を有し;さらに、調節モーター(28)、ネジスピンドル(30)、制御装置(29)及び前記ネジスピンドル(30)上に配設されかつ前記ネジスピンドル(30)の回転によって前記ネジスピンドル(30)に沿って移動するように取り付けられた調節ナット(39)を有し;及び電動モーター(48)によって駆動される偏芯ディスク(46)、及び該偏芯ディスク(46)に支持された連結ロッド(45)を有し、該連結ロッド(45)は、前記偏芯ディスク(46)から離れた端部に、少なくとも前記ネジスピンドル(30)にほぼ平行に伸びる長孔(44)を有し;さらに、前記調節ナット(39)に支持されている第1のダブルアームレバー装置(40)、及び前記ネジスピンドルハウジング(27)に支持されているシャフト(53)に順に支持された第2のダブルアームレバー装置(52)を有し;該第1のダブルアームレバー装置(40)は、第1のアーム(41)及び第2のアーム(42)を有し、該第1のアーム(41)は前記連結ロッド(45)に取り付けられ、該第2のアーム(42)は、前記ロッカー(14)に旋回可能に取り付けられている制御ロッドユニット(57−59)に旋回可能に取り付けられている第2のアーム(54)を有する前記第2のダブルアームレバー装置(52)の第1のアーム(51)に旋回可能に順次取り付けられている継目板(50)に旋回可能に取り付けられ;及び前記ロッカー(14)と前記ネジスピンドルハウジング(27)との間に位置する加圧バネ(72)を有し、該加圧バネ(72)は、前記第2の下部供給ローラー(10)を備えた前記下部供給ローラーシャフト(9)に対して、上部供給ローラーシャフト(7)を備えかつ前記上部供給ローラー(8)を支持している前記ロッカー(14)を加圧するために設けられている。
  4. 請求項3に記載の供給装置において、前記ネジスピンドル(30)は、前記ネジスピンドルハウジング(27)及び前記ハウジング(1;1A,1B)内においてローラーベアリング(37;38)を介して自由に動き得るように支持され、それにより前記ネジスピンドル(30)が正確に位置決めされる。
  5. 請求項4に記載の供給装置において、前記調節モーター(28)が、マルチパーツクランピングスリーブ(32,33,34)を介してジョウクラッチカップリング(36)により前記ネジスピンドル(30)に駆動可能に連結されている。
  6. 請求項3に記載の供給装置において、前記第2のダブルアームレバー装置(52)の前記第2のアーム(54)が、前記制御ロッドユニット(57−59)を構成している前記制御ロッド(58)に、ボールエンド結合を介して旋回可能に取り付けられている。
  7. 請求項6に記載の供給装置において、前記ネジスピンドルハウジング(27)に支持された前記第2のダブルアームレバー装置(52)のシャフト(53)が、シールリング(55,56)により、前記ネジスピンドルハウジング(27)に潤滑油漏れしないように密閉状態で支持されている。
  8. 請求項7に記載の供給装置において、前記制御ロッドユニット(57−59)が、該制御ロッドユニット(57−59)の長さ調節を可能とする、ネジ結合されているロッド部分を有する。
  9. 請求項3に記載の供給装置において、前記第1のダブルアームレバー装置(40)の前記第1のアーム(41)が、前記長孔(44)に挿通されたボルト(43)を介して前記連結ロッド(45)に取り付けられている。
  10. 請求項1に記載の供給装置において、前記ロッカーシャフト(62)の前記第2の端部領域(66)は、1点に収斂した形状をなし、前記第1の端部領域(65)と対面している第1の部分及びその反対側に第2の部分を有し、該第1の部分は、第2の部分よりも大きな直径を有し、かつ該第1の部分が第1のローラーベアリング(67)により前記ハウジング内に支持され、かつ前記第2の部分が第2のローラーベアリング(68)により前記ハウジング内に支持されている。
  11. 請求項2に記載の供給装置において、前記ロッカー(14)は、前記ロッカーシャフト(62)の第1の端部領域(65)に、そのフオーク状歯のところで取り付けクランプ手段によって取り付けられ、そのために各フオーク状歯(88,89)は、ネジボルト(97;98)を受け入れる端部領域を有している。
  12. 請求項1に記載の供給装置2台からなり、該装置が、第1と第2の供給ローラー(8;10)を有するそれぞれの側で互いに対面している、ことを特徴とするツイン供給装置。
  13. 請求項1に記載の供給装置の操作方法であって、前記供給装置は、ハウジング(1;1A,1B)及び該ハウジング上に配設されたネジスピンドルハウジング(27)を有し;ネジスピンドル(30)を備えた調節モーター(28)及び制御装置(29)、前記ネジスピンドル(30)上に配設されかつ前記ネジスピンドル(30)の回転によって前記ネジスピンドル(30)に沿って移動するように取り付けられた調節ナット(39)を有し;さらに、電動モーター(48)によって駆動される偏芯ディスク(46)を有し、該偏芯ディスク(46)上に連結ロッド(45)が支持され、該連結ロッド(45)は、前記偏芯ディスク(46)から離れた端部に、少なくとも前記ネジスピンドル(30)にほぼ平行に伸びる長孔(44)を有し;さらに、前記調節ナット(39)に支持されたダブルアームレバー装置(40)、及び前記ネジスピンドルハウジング(27)に支持されているシャフト(53)に支持された第2のダブルアームレバー装置(52)を有し;該第1のダブルアームレバー装置(40)は、前記連結ロッド(45)に取り付けられている第1のアーム(41)及び継目板(50)に旋回可能に取り付けられている第2のアーム(42)を有し、前記第2のダブルアームレバー装置(52)の第1のアーム(51)に順に旋回可能に取り付けられ、その第2のアーム(54)には、旋回可能に取り付けられている制御ロッドユニット(57−59)が前記ロッカー(14)に順に旋回可能に取り付けられている;さらに、前記ロッカー(14)と前記ネジスピンドルハウジング(27)との間に位置する加圧バネ(72)を有し、該加圧バネ(72)は、第2の下部供給ローラー(10)を備えた前記下部供給ローラーシャフト(9)に対して、上部供給ローラー(8)及びその内部に支持された上部供給ローラーシャフト(7)を備えた前記ロッカー(14)を加圧するために設けられている;前記供給装置は、制御装置(86)を有し、かつ移動可能な上部工具(80)と固定下部工具(84)を有するプレス機(76)と協働し、該上部工具(80)は、上死点位置と下死点位置との間で移動可能なパンチ(79)に取り付けられ;及び供給装置の前記制御装置(86)と協働する加圧制御装置(85)有し;及び上死点位置と下死点位置との間で移動可能な連結ロッド(45)の長孔(44)は上端と下端を有し;及びそこには、前記第1のダブルアームレバー装置(40)の第1のアーム(41)が、前記長孔(44)に挿通されているボルト(43)を介して、前記連結ロッド(45)に取り付けられ、前記上部供給ローラー(8)と前記下部供給ローラー(10)との間に新しいストリッブ形状ブランク(11;11A;11B)を挿入するために、上部供給ローラー(8)が、上部供給ローラー(8)と下部供給ローラー(10)との間に予め設定された距離(D)をこの位置にセットするために、高リフト位置へと移される;
    上記において、前記上部供給ローラー(8)の高リフト位置をセットするために、2つの前記制御装置(85;86)が制御され、パンチ(79)は、その上死点位置へ、次いで下死点位置へと制御される、ことを特徴とする供給装置の操作方法。
  14. 請求項13に記載の操作方法であって、前記パンチ(79)は静止状態で保たれ、かつ前記調節ナット(39)は、前記ネジスピンドル(30)の回転により前記パンチ(79)が静止状態にある間は下げられ、それでもって、前記ボルト(43)は、前記加圧バネ(72)によって与えられ、かつ前記ロッカー(14)及びアーム(41,42及び51,54)を備えたダブルアームレバー装置(40;52)を介して伝えられた力により、前記長孔(44)の下端で支持され、その結果、第1のダブルアームレバー装置(40;41,42)の第1のアーム(41)は上方に向かって、第2のアーム(42)は下方に向かって旋回し、第2のダブルアームレバー装置(52;51,54)の第1のアーム(51)は下方に向かって旋回し、その結果、制御ロッドユニット(57−59)がこれらの旋回運動により持ち上げられ、従って、上部供給ローラー(8)をその内部に支持している前記ロッカー(14)が、前記上部供給ローラー(8)の高リフト位置に向かって旋回する、ことを特徴とする供給装置の操作方法。
  15. 請求項1に記載の供給装置の操作方法であって、前記供給装置は、ハウジング(1;1A,1B)及び該ハウジング上に配設されたネジスピンドルハウジング(27)を有し;ネジスピンドル(30)を備えた調節モーター(28)及び制御装置(29)、前記ネジスピンドル(30)上に配設されかつ前記ネジスピンドル(30)の回転によって前記ネジスピンドル(30)に沿って移動するように取り付けられた調節ナット(39)を有し;さらに、電動モーター(48)によって駆動される偏芯ディスク(46)を有し、該偏芯ディスク(46)上に連結ロッド(45)が支持され、該連結ロッド(45)は、前記偏芯ディスク(46)から離れた端部に、少なくとも前記ネジスピンドル(30)にほぼ平行に伸びる長孔(44)を有し;さらに、前記調節ナット(39)に支持されたダブルアームレバー装置(40)、及び前記ネジスピンドルハウジング(27)に支持されているシャフト(53)に支持された第2のダブルアームレバー装置(52)を有し;該第1のダブルアームレバー装置(40)は、前記連結ロッド(45)に取り付けられている第1のアーム(41)及び継目板(50)に旋回可能に取り付けられている第2のアーム(42)を有し、前記第2のダブルアームレバー装置(52)の第1のアーム(51)に順に旋回可能に取り付けられ、その第2のアーム(54)には、旋回可能に取り付けられている制御ロッドユニット(57−59)が前記ロッカー(14)に順に旋回可能に取り付けられている;さらに、前記ロッカー(14)と前記ネジスピンドルハウジング(27)との間に位置する加圧バネ(72)を有し、該加圧バネ(72)は、第2の下部供給ローラー(10)を備えた前記下部供給ローラーシャフト(9)に対して、上部供給ローラー(8)及びその内部に支持された上部供給ローラーシャフト(7)を備えた前記ロッカー(14)を加圧するために設けられている;前記供給装置は、制御装置(86)を有し、かつ移動可能な上部工具(80)と固定下部工具(84)を有するプレス機(76)と協働し、該上部工具(80)は、上死点位置と下死点位置との間で移動可能なパンチ(79)に取り付けられ;及び供給装置の前記制御装置(86)と協働する加圧制御装置(85)有し;及び上死点位置と下死点位置との間で移動可能な連結ロッド(45)の長孔(44)は上端と下端を有し;及びそこには、前記第1のダブルアームレバー装置(40)の第1のアーム(41)が、前記長孔(44)に挿通されているボルト(43)を介して、前記連結ロッド(45)に取り付けられている;
    上記において、前記連結ロッド(45)は、その上死点位置から離れた位置へと移動し;調節ナット(39)は、前記上部供給ローラー(8)が前記ロッカー(14)上の前記加圧バネ(72)による圧力により前記ストリップ形状ブランク(11;11A;11B)上に載っかるまで、前記ネジスピンドル(30)の回転により下方に移動し、該位置において、ボルト(43)は、前記長孔(44)の両端から離れた位置にあり、それにより、前記ボルト(43)が静止状態にある間前記連結ロッド(45)のリフト運動が可能となる、ことを特徴とする供給装置の操作方法。
  16. 請求項1に記載の供給装置の操作方法であって、前記供給装置は、ハウジング(1;1A,1B)及び該ハウジング上に配設されたネジスピンドルハウジング(27)を有し;ネジスピンドル(30)を備えた調節モーター(28)及び制御装置(29)、前記ネジスピンドル(30)上に配設されかつ前記ネジスピンドル(30)の回転によって前記ネジスピンドル(30)に沿って移動するように取り付けられた調節ナット(39)を有し;さらに、電動モーター(48)によって駆動される偏芯ディスク(46)を有し、該偏芯ディスク(46)上に連結ロッド(45)が支持され、該連結ロッド(45)は、前記偏芯ディスク(46)から離れた端部に、少なくとも前記ネジスピンドル(30)にほぼ平行に伸びる長孔(44)を有し;さらに、前記調節ナット(39)に支持されたダブルアームレバー装置(40)、及び前記ネジスピンドルハウジング(27)に支持されているシャフト(53)に支持された第2のダブルアームレバー装置(52)を有し;該第1のダブルアームレバー装置(40)は、前記連結ロッド(45)に取り付けられている第1のアーム(41)及び継目板(50)に旋回可能に取り付けられている第2のアーム(42)を有し、前記第2のダブルアームレバー装置(52)の第1のアーム(51)に順に旋回可能に取り付けられ、その第2のアーム(54)には、旋回可能に取り付けられている制御ロッドユニット(57−59)が前記ロッカー(14)に順に旋回可能に取り付けられている;さらに、前記ロッカー(14)と前記ネジスピンドルハウジング(27)との間に位置する加圧バネ(72)を有し、該加圧バネ(72)は、第2の下部供給ローラー(10)を備えた前記下部供給ローラーシャフト(9)に対して、上部供給ローラー(8)及びその内部に支持された上部供給ローラーシャフト(7)を備えた前記ロッカー(14)を加圧するために設けられている;前記供給装置は、制御装置(86)を有し、かつ移動可能な上部工具(80)と固定下部工具(84)を有するプレス機(76)と協働し、該上部工具(80)は、上死点位置と下死点位置との間で移動可能なパンチ(79)に取り付けられ;及び供給装置の前記制御装置(86)と協働する加圧制御装置(85)有し;及び上死点位置と下死点位置との間で移動可能な連結ロッド(45)の長孔(44)は上端と下端を有し;及びそこには、前記第1のダブルアームレバー装置(40)の第1のアーム(41)が、前記長孔(44)に挿通されているボルト(43)を介して、前記連結ロッド(45)に取り付けられ;該パンチ(79)は、回転駆動部(77)によって駆動され、かつ連結ロッド(45)の偏芯ディスク(46)が電動モーター(48)によって駆動され;該上部工具(80)は、ストリップ上で行なわれるあらゆる加工手順ステップを通じて、プレス機(76)に前記ストリップ形状ブランク(11,11A,11B)を正確な位置に取り付ける位置決めピン(82,83)を有し;該位置決めピン(82,83)は、前記ストリップ形状ブランク(11,11A,11B)に予め開けられた位置決め孔に挿入され、該位置決めピン(82,83)は円錐頭部(83)を有し、前記円錐頭部(83)の一部が位置決め孔中に入るやいなや、前記第1の上部供給ローラー(8)は、前記第2の下部供給ローラー(10)から離れて中間リフト位置へと移動し、その後、前記円錐頭部(83)の一部が位置決め孔から持ち上げられるやいなや、該ストリップ形状ブランク(11,11A,11B)上に再び載置される;
    上記において、前記中間リフト位置のその位置をセットするために、前記パンチ(79)は、その回転駆動部(77)によりその下死点位置に先立つ角位置へと移動され、その角位置において、前記位置決めピン(82,83)の前記円錐頭部(83)はそのほんの一部が位置決め孔に挿入され、その状態において、連結ロッド(45)の偏芯ディスク(46)がその上死点位置に先立つ位置にあり、その状態において、前記その角位置とその下死点位置との間のパンチ(79)の角距離は、前記その角位置とその上死点位置との間の偏芯ディスク(46)の角距離に等しい;その後、前記調節ナット(39)が下方に移動し、それにより前記ストリップ形状ブランク(11;11A;11B)が、ダブルアームレバー装置(40;41,42及び52;51,54)及び前記制御ロッドユニット(57−59)及び前記ロッカー(14)を介して伝達された運動による第1の上部供給ローラー(8)の持ち上げで解放されるまで、前記ボルト(43)が前記長孔(44)の下端に向かって移動しそこで支持され、かつ前記調節ナット(39)がさらに下方へ移動し、そこで、偏芯ディスク(46)の前記角位置の代わりに前記調節ナット(39)のそれによる到達位置及びラム(79)の対応する角位置がそれぞれの制御装置(85;86)に記憶される、ことを特徴とする供給装置の操作方法。
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