JP2004158496A - 希土類マグネットブロック、マグネットブロックの製造方法及び製造装置 - Google Patents

希土類マグネットブロック、マグネットブロックの製造方法及び製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数個のマグネットブロックを同時に成形することができ、かつ、溝部への磁性粉の供給が容易で低コストに希土類マグネットブロックを製造する。
【解決手段】マグネットブロックを圧縮成形するための上パンチ5と下パンチ6を、プレス時に互いに入れ違いとなるように複数本対向配置する。そして、定規13の磁性粉充填部に希土類マグネット粉を供給し、スクレーパ(図示せず)等で平滑化した後、コイル7,8にAC又はDC電力を投入しながら図示しないプレス機により矢印の方向に荷重をかける。上パンチ5と下パンチ6が入れ違って噛み合い、希土類マグネット粉が圧縮されながら切断されて、最終的に所望の希土類マグネットブロック17aが17個同時に成形される。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に装着される現像装置のマグネットローラに用いられる希土類マグネットブロックの製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開2001−192705号公報
電子写真その他の、粉体トナーを用いた画像形成方法において、二成分現像剤を用いた磁気ブラシ現像は周知であり、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において広く利用されている。
【0003】
磁気ブラシ現像では、現像剤担持体の表面に現像剤を搬送し、現像剤をブラシ状(磁気ブラシ)に保持させて像担持体に接触させ、静電潜像が形成された像担持体と電気的バイアスが印加されたスリーブとの間の電界によってトナーが潜像面に選択的に付着することにより、現像が行われる。
【0004】
上記現像剤担持体は、通常、円筒状のスリーブ(現像スリーブ)として構成され、このスリーブ表面に現像剤の穂立ちを生じさせるように磁界を形成する磁石体(磁石ローラ)をスリーブ内部に備えている。穂立ちの際、キャリアが磁石ローラで生じる磁力線に沿うようにスリーブ上に穂立ちすると共に、この穂立ちに係るキャリアに対して帯電トナーが付着している。上記磁石ローラは、複数の磁極を有し、それぞれの磁極を形成する磁石が棒状などに構成されている。
【0005】
全濃度域にわたって良質な画像を得るためには、現像主極部の半値幅(半値幅については図10参照)としては、従来の約50度に対して20度以下が要求される。また、磁束密度(図10におけるBrの値)は80〜120mTが必要である。さらに、主極部の精度が従来の現像ローラに比べて高い精度(従来の±2度に対して±1度程度)が要求される。
【0006】
しかし、現像ローラ主極部の高い磁気特性と高精度を達成するためには、従来用いられていた材料やローラ構成では実現が困難である。特に、マグネット材料については従来一般的に用いられているフェライト系マグネットでは要求の達成が困難なため、現像ローラの主極部にNe−Fe−B等のいわゆる希土類磁石を用いる必要が生じる。
【0007】
希土類磁石の製造方法としては、例えば上記特許文献1に、磁性粉末粒子を適切な方位に配向させた成形体を作成するための粉体プレス方法(粉体成形装置)が開示されている。しかし、特許文献1に記載のものは空芯コイル内に挿入された円筒状パンチを用いて成形体を作成するものであり、現像ローラ主極部に用いる棒状のマグネットブロックの成形に適したものではない。
【0008】
棒状のマグネットブロックの製造装置としては、従来、図6に例示するような構成のものが使用されてきた。
図6において、上ダイセット部材21にパンチホルダ24が取り付けられ、そのパンチホルダ24にパンチ25が装着固定されている。下ダイセット部材22上には空芯コイル27が配置され、そのコイル内にダイ23が配置されている。ダイ23の上面には、磁性粉を充填するための溝部が形成されており、ここに希土類マグネット粉17を充填する。ガイドポスト26にガイドされた上ダイセット部材21を、図示しないプレス機等により下方に押圧し、パンチ25をダイ23に嵌合させて希土類マグネット粉17を圧縮して希土類マグネットブロックを成形する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6のような構成においては、空芯コイル()内に磁性粉圧縮成形部を装備しなければならず、複数個のブロックを同時に成形することができなかった。また、希土類マグネット粉を充填する溝部の幅が狭いため、溝部にマグネット粉を供給するのが困難であった。さらに、マグネット粉の供給装置が複雑で製造装置が高価であった。
【0010】
本発明は、従来の希土類マグネットブロックの製造方法及び製造装置における上述の問題を解決し、複数個のマグネットブロックを同時に成形することができ、かつ、溝部への磁性粉の供給が容易で低コストに希土類マグネットブロックを製造することのできる製造方法及び製造装置を提供することを課題とする。
【0011】
また、高い磁気特性を有し且つ安価な希土類マグネットブロックを提供することも本発明の課題である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記の課題は、本発明により、磁性粉充填部内に進入可能に設けられプレス時に互いに入れ違って噛み合うように対向配置された複数個のパンチにより、前記充填部に充填した磁性粉を圧縮切断して複数個のマグネットブロックを同時成形することを特徴とするマグネットブロック製造方法により解決される。
【0013】
また、前記の課題は、本発明により、磁性粉充填部に充填した磁性粉に磁界を印加する磁界発生手段を備え、前記磁性粉を磁界中で圧縮してマグネットブロックを成形するマグネットブロックの製造装置において、プレス時に互いに入れ違って噛み合うように対向配置された複数個のパンチと、該パンチを保持するパンチ保持部材を移動可能に支持する支持機構とを有し、前記対向配置された複数個のパンチのそれぞれ一方側端部をプレス時に前記磁性粉充填部内に進入させ、前記充填部に充填した磁性粉を前記パンチにより圧縮切断して複数個のマグネットブロックを同時成形することにより解決される。
【0014】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記磁界発生手段により発生される磁界中に配置される部材を磁性金属とし、前記磁界の外に延出する部材を非磁性金属としたことを提案する。
【0015】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記磁界発生手段が、前記対向配置された複数個のパンチの両外側に配置して設けられることを提案する。
また、前記の課題は、本発明により、画像形成装置に装着される現像装置のマグネットローラの現像磁極を構成するための希土類マグネットブロックにおいて、圧縮切断された剪断面を有することにより解決される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明による希土類マグネットブロック製造装置の一例を示す断面構成図である。また、図2は、プレス時の製造装置の様子を示す断面図である。
【0017】
これらの図に示すように、本実施形態のマグネットブロック製造装置は、上下ダイセット部材1,2、上下パンチホルダ3,4、上下パンチ5,6、上下空芯コイル7,8、上下鉄芯9,10、パンチガイド11、ノックアウト枠12、定規13、ガイドポスト14,14等から構成されている。
【0018】
なお、符号15は、ガイドポスト14が挿入されるガイドホール。また、符号16は、下ダイセット部材2とノックアウト枠12間に介在して設けられたスプリングである。そして、符号17は、定規13に設けられた空間部に充填された希土類マグネット粉末である。
【0019】
本例の装置においては、上パンチ5は8本、下パンチ6は9本備えられている。各パンチは、それぞれ上下パンチホルダ3,4に位置決め固定され、プレス時に互いに入れ違いとなるように対向配置されている。上下パンチホルダ3,4はそれぞれ上下のダイセット部材1,2に装着固定されている。また、着磁磁場を発生させるための上下空芯コイル7,8もそれぞれ上下のダイセット部材1,2に固定設置されている。
【0020】
9本の下パンチ6の間に配されたパンチガイド11はノックアウト枠12に装着支持されており、プレス時にはノックアウト枠12と共に下方に移動するようになっている。非プレス時、ノックアウト枠12はスプリング16により、下ダイセット部材1との間に空間を有するように保持されている。希土類マグネット粉末17を充填する空間部を有する定規13は、ノックアウト枠12の上に配置され、プレス時には上ダイセット部材1に押されてノックアウト枠12と共に下方に移動する。
【0021】
ガイドポスト14は、下ダイセット部材2,ノックアウト枠12,定規13を貫通して設けられたガイドホール15に挿入されることでプレス時における上下パンチ5,6の位置合せを行う。鉄芯9,10は、空芯コイル7,8で発生させた磁場を誘導する役目をなす。
【0022】
本例の装置では、パンチ5,6、パンチホルダ3,4、パンチガイド11及び鉄芯9,10は磁性金属であり、ダイセット部材1,2、ノックアウト枠12、定規13及びガイドポスト14は非磁性金属である。
【0023】
さて、上記のように構成されたマグネットブロック製造装置において、希土類マグネットブロックを製造する場合、定規13の磁性粉充填部に希土類マグネット粉17を供給し、スクレーパ(図示せず)等で平滑化した後、空芯コイル7,8にAC又はDC電力を投入しながら図示しない圧縮駆動機(例えばプレス機)により、図2に示す矢印の方向に荷重をかける。
【0024】
すると、上ダイセット部材1に保持されている上パンチホルダ3及び上パンチ5等が一体的に下降し、上ダイセット部材1及び上パンチホルダ3の下面が定規13に当接する。そして、定規13及びノックアウト枠12ならびにパンチガイド11が、上側部材に押されて下降し、スプリング16を圧縮しながらノックアウト枠12の下面が下ダイセット部材2の上面に当接するまで移動する。
【0025】
ここで、下パンチ6はパンチホルダ4に固定されており、下パンチ6間のパンチガイド11がノックアウト枠12と共に下降することにより、プレス時には下パンチ6の上部所定範囲が定規13の磁性粉充填部内に、すなわち充填部内に充填された希土類マグネット粉17の中に突出することになる。いっぽう、上パンチ5は、その下部所定範囲をパンチホルダ3の下面から突出させてパンチホルダ3に固定保持されているので、プレス時には上パンチ5の下部所定範囲も定規13の磁性粉充填部内に、すなわち充填部内に充填された希土類マグネット粉17の中に突出する。
【0026】
上パンチ5と下パンチ6は、プレス時に互いに入れ違いとなるように対向配置されており、図2のようにプレスを行った場合、希土類マグネット粉17は圧縮されながら切断され、計17個の部分(ブロック)が形成される。引き続き17個のブロックは上パンチ5,下パンチ6,パンチホルダ3及び定規13に囲まれた空間内で圧縮され、最終的に所望の希土類マグネットブロック17aが17個同時に成形される。プレス終了後、上側の金型部分を上方に移動させ、成形された希土類マグネットブロックを取り出す。
【0027】
このように本例のマグネットブロック製造装置においては、複数個のパンチを入れ違うように対向配置して設けたことにより、複数個(本例では17個)の希土類マグネットブロックを同時に成形することができる。
【0028】
また、磁場を発生させるコイルの軸方向(図1の上下方向)から見た時に、コイルのループ内に(図1に空芯コイル7又は8の断面を示す×入り四角形が4つ示されているが、その左右のコイル断面の間に)位置する部材であるパンチ5,6、パンチホルダ3,4、パンチガイド11及び鉄芯9,10を磁性金属とし、コイルのループ外に位置する部材であるダイセット部材1,2、ノックアウト枠12、定規13及びガイドポスト14を非磁性金属としたことにより、コイル(空芯コイル7,8)で発生させた着磁磁場を収束させることができ、高磁力の希土類マグネットブロックを製造することができる。
【0029】
さらに、マグネットブロックを圧縮成形するパンチ5,6の両側(本例では上下)に磁場発生コイルを配置したことによっても、高磁力の希土類マグネットブロックを得ることができる。
【0030】
次に、本発明の第2の実施形態について図3を参照して説明する。なお、図3に示すマグネットブロック製造装置において、前記実施形態のものと同等の部材には同じ符号を用いて説明する。また、重複する説明は省略する。なお、図3は、プレス時の状態で示している。
【0031】
図3に示すように、第2実施形態のマグネットブロック製造装置は、ダイセット部材2、パンチホルダ3、上下パンチ5,6、空芯コイル7,8、鉄芯9,10、パンチガイド11、ノックアウト枠12、定規13等から構成されている。空芯コイル7,8及び鉄芯9,10は、本例ではプレス金型部分の左右両側に配置されている。8本の上パンチ5と9本の下パンチ6が互いに入れ違うように備えられている点は前記実施形態と同様である。また、各下パンチ6間にはパンチガイド11がそれぞれ設けられている。本例の装置では、定規13及び鉄芯9,10が磁性金属であり、その他の部品は全て非磁性金属となっている。
【0032】
非プレス時には、前記実施形態と同様、ノックアウト枠12及びパンチガイド11の上面と下パンチ6の上面が同じ位置となるように、ノックアウト枠12及びパンチガイド11が上昇しており、もちろん、上パンチ5もパンチホルダ3に保持されて上昇しており、定規13に設けられた磁性粉充填部に希土類マグネット粉末を充填することができる。
【0033】
そして、図示しない圧縮駆動機(例えばプレス機)によりパンチホルダ3を下方に移動させることで、8本の上パンチ5と9本の下パンチ6が互いに入れ違うように噛み合い、希土類マグネット粉が圧縮されながら切断されて、最終的に所望の希土類マグネットブロック17aが17個同時に成形される。プレス終了後、上側の金型部分を上方に移動させ、成形された希土類マグネットブロックを取り出す。
【0034】
なお、希土類マグネットブロックの材料としては、例えば、Ne系(Ne・Fe・B等)又はSm系(Sm・Co、Sm・Fe・N等)の希土類マグネット粉を使用することができる。
【0035】
次に、上記各実施形態のマグネットブロック製造装置により製造した希土類マグネットブロックを備える現像装置及び画像形成装置について説明する。
図4に示す現像装置105において、現像剤担持体である現像ローラ31が画像形成装置の感光体ドラム101に近接するように配置されていて、双方の対向部分には、感光体ドラムと磁気ブラシが接触する現像領域が形成されている。現像ローラ31においては、スリーブ32が不図示の回転駆動機構によって図中時計回りに回転されるようになっている。本例においては、感光体ドラム101と現像スリーブ32との間隔である現像ギャップは0.4mmに設定されている。スリーブ32内には磁石ローラ33が配置されている。この磁石ローラ33の現像主極位置には、上記のようにして製造された希土類マグネットブロック17aが配設されている。現像主極以外の磁極は、この磁石ローラ33においてはマグネットロール自体に着磁したものである。
【0036】
現像剤の搬送方向(図4では時計回り方向)における現像領域の上流側部分には、現像剤チェーン穂の穂高さ、即ち、現像スリーブ32上の現像剤量を規制するドクタブレード34が設置されている。このドクタブレード34と現像スリーブ32との間隔であるドクタギャップは0.4mmに設定されている。更に現像ローラの感光体ドラムとは反対側領域には、現像装置ケーシング内の現像剤を攪拌しながら現像ローラ31へ汲み上げるためのスクリュー35が設置されている。
【0037】
現像ローラのスリーブ32内には、当該現像スリーブ32の周表面に現像剤の穂立ちを生じるように磁界を形成する磁石ローラ体(磁石ローラ)33が固定状態で備えられる。この磁石ローラ体から発せられる法線方向磁力線に沿うように、現像剤のキャリアが現像スリーブ11上にチェーン状に穂立ちを起こし、このチェーン状に穂立ちを生じたキャリアに帯電トナーが付着されて、磁気ブラシが構成される。当該磁気ブラシは現像スリーブ32の回転によって現像スリーブ32と同方向(図で見て時計回り方向)に移送されることとなる。
【0038】
本例の現像装置105においては、現像主極の半値幅が21°で105mTの磁束密度が得られるように構成されている。このような高い磁気特性を備えることにより、全濃度域にわたって良質な画像を得ることができる。なお、半値幅とは、法線方向の磁力分布曲線の最高法線磁力(頂点)の半分の値を指す部分の角度幅のことである。
【0039】
図5に示す複写装置100は、装置本体のほぼ中央部に感光体ドラム101を中心とする作像部を配し、下部には4段の給紙段102a〜dからなる給紙部2を配置している。装置上部には原稿画像を読み取る読取部103が配設され、装置上部に自動原稿給送装置(ADF)110を装着している。
【0040】
複写装置100の作像部において、静電潜像担持体である感光体ドラム101の周囲には、帯電装置104、上述の現像装置105、転写搬送装置106、クリーニング装置107等が配設されている。これらの上方には光書込み装置108が設けられている。光書込み装置108より発せられるレーザ光は、帯電装置104と現像装置105の間の書き込み位置にて感光体ドラム101に照射される。そして、クリーニング装置107の図において左方には定着装置109が設けられている。また、その下方には両面トレイ111が設けられている。
【0041】
このような構成において、帯電装置104によって表面を一様に帯電された感光体ドラム101には、光書込み装置107からのレーザ光によって静電潜像が形成され、現像装置105によってトナー像を形成される。当該トナー像は、転写ベルトなどで構成された転写搬送装置106によって、感光体ドラム101から、給紙部102より搬送された記録紙上へ転写される。そして、未定着トナー像を転写された記録紙は定着装置109へ搬送され、トナー像が記録紙に定着される。一方、転写されずに感光体ドラム上に残留したトナーは、クリーニング装置107によって除去され回収される。残留トナーを除去された感光体ドラム101は図示しない除電手段で初期化され、次回の画像形成プロセスに供される。トナー像が定着された記録紙は、図示しない排紙トレイに排出される。両面記録を行う場合、記録紙は両面トレイ111へ搬送され、ここから再度作像部に給送されて記録紙裏面への記録が行われた後、図示しない排紙トレイに排出される。
【0042】
以上、本発明を図示例により説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、製造装置におけるパンチ(対向して配置されるパンチ)の数は任意である。また、パンチの支持方法やパンチホルダあるいはパンチガイドなどの構成も適宜設定できるものである。また、希土類マグネットブロックの材料も例示したものに限定されない。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のマグネットブロック製造方法によれば、磁性粉充填部内に進入可能に設けられプレス時に互いに入れ違って噛み合うように対向配置された複数個のパンチにより、前記充填部に充填した磁性粉を圧縮切断して複数個のマグネットブロックを同時成形するので、複数個のマグネットブロックを一度に製造することができ、マグネットブロックの製造コストを下げることができる。
【0044】
請求項2のマグネットブロック製造装置によれば、プレス時に互いに入れ違って噛み合うように対向配置された複数個のパンチと、該パンチを保持するパンチ保持部材を移動可能に支持する支持機構とを有し、前記対向配置された複数個のパンチのそれぞれ一方側端部をプレス時に前記磁性粉充填部内に進入させ、前記充填部に充填した磁性粉を前記パンチにより圧縮切断して複数個のマグネットブロックを同時成形するので、複数個のマグネットブロックを一度に製造することができ、マグネットブロックを短時間で安価に製造することができる。
【0045】
請求項3の構成により、磁界発生手段により発生される磁界中に配置される部材を磁性金属とし、前記磁界の外に延出する部材を非磁性金属としたので、磁界を収束させて高磁力のマグネットブロックを得ることができる。
【0046】
請求項4の構成により、磁界発生手段が、対向配置された複数個のパンチの両外側に配置して設けられるので、高磁力のマグネットブロックを得ることができる。
【0047】
請求項5の希土類マグネットブロックによれば、素材である希土類マグネット粉を圧縮切断することで希土類マグネットブロックを得ることができるので、高磁力のマグネットブロックを安価に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマグネットブロック製造装置の一例を示す断面構成図である。
【図2】その製造装置におけるプレス時の様子を示す断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態のマグネットブロック製造装置を示す断面構成図である。
【図4】本発明によるマグネットブロック製造装置で製造した希土類マグネットブロックを備える現像装置の一例を示す断面構成図である。
【図5】その現像装置を備える画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
【図6】従来のマグネットブロック製造装置の一例を示す断面構成図である。
【符号の説明】
1,2 ダイセット部材
3,4 パンチホルダ
5,6 パンチ
7,8 空芯コイル
9,10 鉄芯
11 パンチガイド
12 ノックアウト枠
13 定規
14 ガイドポスト
17 希土類マグネット粉
17a 希土類マグネットブロック
31 現像ローラ
32 スリーブ
33 磁石ローラ
100 複写装置
105 現像装置

Claims (5)

  1. 磁性粉充填部内に進入可能に設けられプレス時に互いに入れ違って噛み合うように対向配置された複数個のパンチにより、前記充填部に充填した磁性粉を圧縮切断して複数個のマグネットブロックを同時成形することを特徴とするマグネットブロック製造方法。
  2. 磁性粉充填部に充填した磁性粉に磁界を印加する磁界発生手段を備え、前記磁性粉を磁界中で圧縮してマグネットブロックを成形するマグネットブロックの製造装置において、
    プレス時に互いに入れ違って噛み合うように対向配置された複数個のパンチと、該パンチを保持するパンチ保持部材を移動可能に支持する支持機構とを有し、前記対向配置された複数個のパンチのそれぞれ一方側端部をプレス時に前記磁性粉充填部内に進入させ、前記充填部に充填した磁性粉を前記パンチにより圧縮切断して複数個のマグネットブロックを同時成形することを特徴とするマグネットブロック製造装置。
  3. 前記磁界発生手段により発生される磁界中に配置される部材を磁性金属とし、前記磁界の外に延出する部材を非磁性金属としたことを特徴とする、請求項2に記載のマグネットブロック製造装置。
  4. 前記磁界発生手段が、前記対向配置された複数個のパンチの両外側に配置して設けられることを特徴とする、請求項2又は3に記載のマグネットブロック製造装置。
  5. 画像形成装置に装着される現像装置のマグネットローラの現像磁極を構成するための希土類マグネットブロックにおいて、
    圧縮切断された剪断面を有することを特徴とする希土類マグネットブロック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102376413A (zh) * 2010-08-07 2012-03-14 李新成 一种无限长n极s极的磁铁阵列排列方法

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