JP2004154470A - 炊飯器 - Google Patents

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Hiroshi Kitaki
宏 北木
Saori Kako
さおり 加古
Kazuhiro Ukita
和宏 浮田
Masafumi Kubo
雅史 久保
Yukio Hayashida
幸雄 林田
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    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J27/00Cooking-vessels
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J27/00Cooking-vessels
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Abstract

【課題】鍋の内底部にすのこを装着して炊飯する炊飯器において、炊飯時に鍋内に発生する対流を米にうまく伝えて、炊飯性能を向上するとともに飯の炊き上がりの炊きむらをなくす。
【解決手段】炊飯器本体1内に鍋3を着脱自在に収納し、鍋3の内底部にすのこ12を装着する。すのこ12は、脚部15により支持するとともに、米受け部13により鍋3内に収納される米を鍋3の底部から分離する。米受け部13は米が通過できない複数個の孔14を外周部近傍を除く箇所に配設し、鍋3の側面部5と米受け部13の外周部とを当接するよう構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鍋の内底部にすのこを装着して炊飯する炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の炊飯器の炊飯状態を示す鍋の断面図を図11に示す。以下、その構成について説明する。
【0003】
図11に示すように、鍋21は、底部にすのこ22を着脱自在に装着しており、すのこ22は鍋21の底部に置かれる脚部23により支持し、収納される米を鍋21の底部から分離する米受け部24を有している。脚部23は下方に突出し、米受け部24を水平に支持するように構成している。米受け部24の外径は鍋21の内周面と接するように形成し、水の通過は可能であるが、米の通過は不可能であるメッシュの多孔部25を形成している。
【0004】
上記構成において、炊飯時には、すのこ22の米受け部24に米を置き、その下部のすのこ22と鍋21の底部との間の空間部26に水を充填した状態となり、空間部26の水が加熱手段により沸騰され、ご飯の炊き上げを行っている。また、水分がなくなった後にはこの空間部26に空気層ができ、輻射加熱を行なっている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平4−166111号公報(第1−4頁、第1〜4図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の構成では、炊飯時に、すのこ22と鍋21の底部との間の空間部26に充填されている水が沸騰する際に発生する対流が、脚部23により妨げられるという問題があった。このことが原因で、炊飯時、米に対流をうまく伝えることができず、炊飯性能の低下を引き起こし、また、同時にご飯の炊き上がりにむらを引き起こしていた。
【0007】
同時に、メッシュの多孔部25が鍋21の側面部27近傍まで形成されていると、鍋21の側面部27に沿った対流が強くなり過ぎてしまい、鍋21の底部の中央部近傍に発生する対流も鍋21の側面部27に引っ張られてしまい、鍋21の底部から米に対流をうまく伝えることができず、炊飯性能の低下を引き起こし、また、同時にご飯の炊き上がりにむらを引き起こしていた。
【0008】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、炊飯時に鍋内に発生する対流を米にうまく伝えて、炊飯性能を向上するとともに飯の炊き上がりの炊きむらをなくすことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、炊飯器本体内に鍋を着脱自在に収納し、鍋の内底部にすのこを装着し、すのこは、脚部により支持するとともに、米受け部により鍋内に収納される米を鍋の底部から分離し、米受け部は米が通過できない複数個の孔を外周部近傍を除く箇所に配設し、鍋の側面部と米受け部の外周部とを当接するよう構成したものである。
【0010】
これにより、炊飯時に鍋内に発生する対流を米にうまく伝えることができ、炊飯性能を向上することができるとともにご飯の炊き上がりのむらをなくすことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、炊飯器本体と、前記炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋の内底部に装着されるすのことを備え、前記すのこは、前記すのこを支持する脚部と、前記鍋内に収納される米を前記鍋の底部から分離する米受け部とを有し、前記米受け部は米が通過できない複数個の孔を外周部近傍を除く箇所に配設し、前記鍋の側面部と前記米受け部の外周部とを当接するよう構成したものであり、炊飯時に、すのこと鍋の底部との間の空間部に充填されている水が沸騰する際に、鍋の側面部に沿った対流を抑制でき、鍋内に発生する対流を米にうまく伝えることができ、炊飯性能を向上することができるとともにご飯の炊き上がりのむらをなくすことができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、鍋は底部から略垂直に立ち上がる略垂直側面部を有し、すのこの脚部を米受け部の外周部に設けたものであり、炊飯時に、すのこと鍋の底部との間の空間部に充填されている水が沸騰する際に発生する対流が妨げられることなくうまく流動するため、鍋内に発生する対流を米にうまく伝えることができ、炊飯性能を向上することができるとともにご飯の炊き上がりのむらをなくすことができる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、上記請求項2に記載の発明において、すのこの米受け部上面は鍋の略垂直側面部の上端より下側にしたものであり、炊飯時に、すのこと鍋の底部との間の空間部に充填されている水が沸騰する際に発生する対流を安定化させることができ、炊飯性能を向上することができるとともにご飯の炊き上がりのむらをなくすことができる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、炊飯器本体と、前記炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋の内底部に装着されるすのことを備え、前記すのこは、前記鍋内に収納される米を前記鍋の底部から分離する米受け部を有し、前記米受け部は米が通過できない複数個の孔を外周部近傍を除く箇所に配設し、前記鍋の側面部から略水平に外側方向に広がる略水平部に前記米受け部を載置するよう構成したものであり、炊飯時に、すのこと鍋底の空間部に充填されている水が沸騰する際に発生する対流が妨げられることなくうまく流動し、かつ米受け部の外周部近傍を除く箇所に孔を配設していることから、鍋の側面部に沿った対流を抑制でき、炊飯時に鍋内に発生する対流を米にうまく伝えることができ、炊飯性能を向上することができるとともにご飯の炊き上がりのむらをなくすことができる。
【0015】
請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜4に記載の発明において、鍋は磁性を有する材質で形成し、すのこの前記鍋底対向面にマグネット式の固定手段を有し、前記鍋と前記すのこを固定するよう構成したものであり、すのこを鍋底にしっかりと固定することができ、すのこのふれを抑制でき、安定した対流を発生させ、炊飯性能のばらつきを最少限に抑えることができる。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0017】
(実施例1)
図1に示すように、炊飯器本体1は、上面が開口する略円筒状に形成しており、この炊飯器本体1の内部に鍋収納部である保護枠2を配設し、この保護枠2の内部に内周面に描かれた水位線を有する鍋3を着脱自在に配設している。保護枠2の外側には鍋3の底部を加熱する鍋加熱内コイル4と鍋3の底部から側面部5をつなぐ曲面部を加熱する鍋加熱外コイル6を配設している。加熱制御装置7は鍋加熱内コイル4および鍋加熱外コイル6へ供給する高周波電力を制御するものである。
【0018】
蓋体8は、炊飯器本体1の上部に開閉自在に取り付けており、蓋体8の下部に蓋加熱板9を配設し、さらにその上部に蓋加熱板9を加熱する蓋加熱コイル10と鍋3内の蒸気を排出する蒸気口11を配設している。炊飯中に発生する鍋3内の蒸気は蒸気口11を通して外部に排出するようになっており、余分な水分を飛ばしてご飯を炊き上げるとともに、鍋3内の内圧の上昇を防止している。
【0019】
すのこ12は、鍋3の内底部に着脱自在に装着し、鍋3内に収納される米を鍋3の底部から分離する米受け部13を有し、この米受け部13は米の通過できない複数個の孔14を有している。孔14は、米受け部13の外周部近傍を除く箇所に配設し、米受け部13の外周部近傍には配設しておらず、米受け部13の外周部は鍋3の側面部5と当接している。脚15はすのこ12の下方に突出し、すのこ12を支持するもので、米受け部13を水平に支持するように構成している。
【0020】
ここで、図2(a)に示すように、孔14の形状を円形とする場合、その径の最小値は、手入れ性を考慮して、ご飯が孔14の間に入った際に容易に除去できるように、直径2.0mm以上が好ましい。また、図2(b)に示すように、孔14の形状を細長い略小判状とする場合でも、同様に手入れ性を考慮し、略小判状の孔14の幅の最小値は2mm以上が好ましい。
【0021】
上記構成において動作を説明する。すのこ12の米受け部13に米を置き、その下部のすのこ12と鍋3の底部との間の空間部16に水を充填し、炊飯を開始すると、炊飯工程が進むにつれて、空間部16の水が鍋加熱内コイル4および鍋加熱外コイル6により加熱されて沸騰し、図3の矢印でに示すような対流を発生する。
【0022】
図中の米受け部13の外周部と鍋3の側面部5との当接部近傍は、主に鍋加熱外コイル6により加熱され、鍋3中央部近傍は主に鍋加熱内コイル4により加熱され、空間部16に充填された水が沸騰し、対流を発生する。ここで、発生した対流は、上述したように、米受け部13の外周部近傍を除く箇所に孔14を配設し、米受け部13の外周部近傍には配設していないため、鍋3の側面部に沿って上部に抜けることができず、最も近い孔14に方向に導かれる。このため、鍋3の側面部5に沿った対流の勢いは従来の炊飯器より、抑制される。
【0023】
また、鍋加熱内コイル4により加熱され鍋3の底部の中央部近傍に発生する対流は、上記した孔14に導かれる対流と干渉し、強められる。このようにして発生する対流が米の上部までうまく伝わり、炊飯性能を向上することができるとともにご飯の炊き上がりのむらをなくすことができる。なお、経験的に、米受け部13の外周10mm内には孔14を配設しない方が上記効果をより発揮できる。
【0024】
さらに、炊飯が進むと空間部16は水分がなくなり、すのこ12と鍋3の底部との間の空間部16には空気層ができる。このとき、鍋3内の米は、下部からは、この空気層を媒体として、主に鍋加熱内コイル4により輻射加熱され、上部からは、蓋加熱コイル10により米と蓋加熱板9の間の空気層を媒体として輻射加熱される。この上下からの輻射加熱が、米を均質に蒸らし炊き上げる効果をもたらす。
【0025】
また、鍋3内の米は鍋3の内底部と当接しないため、鍋3の内底部に米の焦げ付きを発生することはない。同様に保温時においても、焦げの進行が発生するこことがなく、さらに、保温の温度調整工程においては上下からの輻射加熱の効果として、ご飯の温度むらが発生しないため、保温性能を向上することができる。
【0026】
(実施例2)
図4に示すように、鍋3aは、側面部5に底部から略垂直に立ち上がる略垂直側面部17を有し、すのこ12aを支持する脚部15aを米受け部13の外周部に設け、鍋3aの略垂直側面部17と当接するように構成している。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0027】
上記構成において動作を説明する。なお、鍋3aにすのこ12aを装着し、炊飯、保温するときの動作は上記実施例1の動作と同じであるので説明を省略する。
【0028】
すのこ12aを支持する脚部15aを米受け部13の外周部に設けているので、脚部15aがすのこ12aと鍋3aの底部との間の空間部16に発生する対流の障害になることなく、スムースに対流を流動させることができる。
【0029】
また、すのこ12aの脚部15aを米受け部13の外周部の全周に設けると、脚部15aが鍋3aの略垂直側面部17と全周で全面当接することから、すのこ12aを鍋3aにうまく固定することができ、すのこ12aのふれを最小限にすることができ、安定した対流を発生させることができる。このことにより、鍋3a内の米に対流をうまく伝えることができ、炊飯性能を向上することができるとともにご飯の炊き上がりのむらをなくすことができる。
【0030】
また、図5に示すように、鍋3bの略垂直側面部17の上端から、鍋3bの開口部方向の鍋3bの内周面径を、略垂直側面部17径より大きくする構成にすると、鍋加熱外コイル6の加熱により、米受け部13の上方に、矢印で示すように、鍋3bの側面部から鍋3bの中央部に巻き込むような対流が発生する。この対流が鍋3bの上層部のお米にもうまく伝わり、炊飯性能を向上することができる。
【0031】
(実施例3)
図6に示すように、すのこ12cの米受け部13の上面を鍋3cの略垂直側面部17の上端より下側にしている。他の構成は上記実施例2と同じである。
【0032】
上記構成において動作を説明する。なお、鍋3cにすのこ12cを装着し、炊飯、保温するときの動作は上記実施例1の動作と同じであるので説明を省略する。
【0033】
米受け部13の高さが鍋3cの略垂直側面部17の上端より高い位置にあると、すのこ12cの外周部が壁となり、その近傍の対流がうまく流動しなくなり、このことが炊飯性能の低下を引き起こしてしまう。
【0034】
また、同時に、すのこ12cと鍋3cの底部との間の空間部16の容積が多くなりすぎ、米の上部に水が浸水していない状態で炊飯してしまう場合や、そのような場合を回避するために炊飯器の許容炊飯量を少なく設定しなければならないという問題が発生してしまう。そこで、本実施例では、すのこ12cの米受け部13の高さを鍋3cの略垂直側面部17の上端以下とすることにより、炊飯時に、すのこ12cと鍋3cの底部との間の空間部16に充填されている水が沸騰する際に発生する対流を安定化させることができ、炊飯性能を向上することができるとともにご飯の炊き上がりのむらをなくすことができる。また、炊飯器の許容炊飯量を少なくしないようにできる。
【0035】
(実施例4)
図7に示すように、鍋3dは、鍋3dの側面部5から略水平に外側方向に広がる略水平部18を有し、すのこ12dは、略円板状に形成し、鍋3d内に収納される米を鍋3dの底部から分離する米受け部13を有し、米受け部に米が通過できない複数個の孔14を外周部近傍を除く箇所に配設し、鍋3dの略水平部18にすのこ12dの米受け部13を載置するよう構成している。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0036】
上記構成において動作を説明する。なお、鍋3dにすのこ12dを装着し、炊飯、保温するときの動作は上記実施例1の動作と同じであるので説明を省略する。
【0037】
鍋3dの略水平部18にすのこ12dの米受け部13を載置しているので、すのこ12dは鍋3dの内底部と当接せずに鍋3d内に支持することができることから、炊飯時に、すのこ12dと鍋3dの底部との間の空間部16に充填されている水が沸騰する際に発生する対流は妨げられることなく、スムースに流動する。
【0038】
図中の米受け部13の外周部と鍋3dの略水平部18との当接部近傍は、主に鍋加熱外コイル6により加熱され、鍋3dの中央部近傍は主に鍋加熱内コイル4に加熱され、空間部16の水が沸騰して対流を発生する。
【0039】
一方、米受け部13に米が通過できない複数個の孔14を外周部近傍を除く箇所に配設し、外周部近傍には孔14を配設していないため、この発生した対流は、鍋3dの側面部5に沿って上部に抜けることができず、最も近い孔14k方向に導かれる。このため、鍋3dの側面部5に沿った対流の勢いは、従来の炊飯器より抑制される。
【0040】
また、鍋加熱内コイル4により加熱され、鍋3dの底部の中央部近傍に発生する対流は、上記した孔14に導かれる対流と干渉し、強められる。このようにして、発生する対流が米の上部までうまく伝わり、炊飯性能を向上することができ、かつご飯の炊き上がりのむらをなくすことができる。なお、経験的に、米受け部13の外周10mm内には孔14を配設しない方が、上記効果をより発揮できる。
【0041】
また、図8に示すように、鍋3eとして、略水平部18の最外周部から開口部方向の内周面径を、鍋3eの側面部5の径より大きくする構成にすることにより、鍋加熱外コイル6の加熱により、米受け部13の上方に鍋3eの側面部5から鍋3eの中央部に巻き込むような対流が発生する。この対流が鍋3eの上層部のお米にうまく伝わり、炊飯性能を向上することができる。
【0042】
(実施例5)
図9に示すように、鍋3fは、ステンレン鋼板などの磁性を有する材質で形成し、すのこ12fの鍋底対向面15fにマグネット式の固定手段19を配設し、鍋3fとすのこ12fを固定するよう構成している。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0043】
上記構成において動作を説明する。なお、鍋3fにすのこ12fを装着し、炊飯、保温するときの動作は上記実施例1の動作と同じであるので説明を省略する。
【0044】
すのこ12fの鍋底対向面15fにマグネット式の固定手段19を配設し、鍋3fとすのこ12fを固定することにより、炊飯時に、すのこ12fと鍋3fの底部との間の空間部16に充填されている水が沸騰する際に、すのこ12fを鍋3fの底部にしっかりと固定することができ、すのこ12fのふれを抑制することができ、安定した対流を発生させ、炊飯性能のばらつきを最小限に抑えることができる。
【0045】
また、図10(a)、(b)に示すように、すのこ12fの米受け部13に把手20を配設することにより、すのこ12fと鍋3fの着脱が容易になり、使用性を向上することができる。なお、図10(a)、(b)にて、米受け部に設ける孔の記載を省略している。
【0046】
例えば、図10(a)に示すように、把手20を米受け部13から上方に凸に出るよう一体化したり、または、図10(b)に示すように、把手20を米受け部13の中央に配設し、その把手20の周辺の米受け部13は把手20を掴みやすくするため、凹部を設けることにより、製作時のコストパフォーマンスでは、前者が優れ、ご飯をほぐす際、またはよそおう際には、把手20がしゃもじと当ることがない構成である後者の方が使用性に優れる。
【0047】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、鍋の内底部にすのこを装着し、すのこの米受け部の外周部近傍を除く箇所に米が通過できない複数個の孔を配設し、鍋の側面部と米受け部の外周部とを当接するよう構成することにより、炊飯時に、すのこと鍋の底部との間の空間部に充填されている水が沸騰する際に、鍋の側面部に沿った対流を抑制でき、鍋内に発生する対流を米にうまく伝えることができ、炊飯性能を向上することができるとともにご飯の炊き上がりのむらをなくすことができる。
【0048】
また、請求項2に記載の発明によれば、鍋は底部から略垂直に立ち上がる略垂直側面部を有し、すのこの脚部を米受け部の外周部に設けることにより、炊飯時に、すのこと鍋の底部との間の空間部に充填されている水が沸騰する際に発生する対流が妨げられることなくうまく流動するため、鍋内に発生する対流を米にうまく伝えることができ、炊飯性能を向上することができるとともにご飯の炊き上がりのむらをなくすことができる。
【0049】
また、請求項3に記載の発明によれば、すのこの米受け部上面は鍋の略垂直側面部の上端より下側にすることにより、炊飯時に、すのこと鍋の底部との間の空間部に充填されている水が沸騰する際に発生する対流を安定化させることができ、炊飯性能を向上することができるとともにご飯の炊き上がりのむらをなくすことができる。
【0050】
また、請求項4に記載の発明によれば、鍋の内底部にすのこを装着し、すのこの米受け部の外周部近傍を除く箇所に米が通過できない複数個の孔を配設し、鍋の側面部から略水平に外側方向に広がる略水平部に米受け部を載置するよう構成することにより、炊飯時に、すのこと鍋底の空間部に充填されている水が沸騰する際に発生する対流が妨げられることなくうまく流動し、かつ米受け部の外周部近傍を除く箇所に孔を配設していることから、鍋の側面部に沿った対流を抑制でき、炊飯時に鍋内に発生する対流を米にうまく伝えることができ、炊飯性能を向上することができるとともにご飯の炊き上がりのむらをなくすことができる。
【0051】
また、請求項5に記載の発明によれば、鍋は磁性を有する材質で形成し、すのこの鍋底対向面にマグネット式の固定手段を有し、鍋とすのこを固定するよう構成することにより、すのこを鍋底にしっかりと固定することができ、すのこのふれを抑制でき、安定した対流を発生させ、炊飯性能のばらつきを最少限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の炊飯器の断面図
【図2】(a)同炊飯器の鍋に装着するすのこに設ける孔の一例を示す図
(b)同炊飯器の鍋に装着するすのこに設ける孔の他の例を示す図
【図3】同炊飯器の鍋にすのこを装着した状態の要部断面図
【図4】本発明の第2の実施例の炊飯器の鍋にすのこを装着した状態の要部断面図
【図5】同炊飯器の他の例の鍋にすのこを装着した状態の要部断面図
【図6】本発明の第3の実施例の炊飯器の鍋にすのこを装着した状態の要部断面図
【図7】本発明の第4の実施例の炊飯器の鍋にすのこを装着した状態の要部断面図
【図8】同炊飯器の他の例の鍋にすのこを装着した状態の要部断面図
【図9】本発明の第5の実施例の炊飯器の鍋にすのこを装着した状態の要部断面図
【図10】(a)同炊飯器のすのこの一例の斜視図
(b)同炊飯器のすのこの他の例の斜視図
【図11】従来の炊飯器のすのこを装着した鍋の断面図
【符号の説明】
1 炊飯器本体
3 鍋
5 側面部
12 すのこ
13 米受け部
14 孔
15 脚部

Claims (5)

  1. 炊飯器本体と、前記炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋の内底部に装着されるすのことを備え、前記すのこは、前記すのこを支持する脚部と、前記鍋内に収納される米を前記鍋の底部から分離する米受け部とを有し、前記米受け部は米が通過できない複数個の孔を外周部近傍を除く箇所に配設し、前記鍋の側面部と前記米受け部の外周部とを当接するよう構成した炊飯器。
  2. 鍋は底部から略垂直に立ち上がる略垂直側面部を有し、すのこの脚部を米受け部の外周部に設けた請求項1記載の炊飯器。
  3. すのこの米受け部上面は鍋の略垂直側面部の上端より下側にした請求項2記載の炊飯器。
  4. 炊飯器本体と、前記炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋の内底部に装着されるすのことを備え、前記すのこは、前記鍋内に収納される米を前記鍋の底部から分離する米受け部を有し、前記米受け部は米が通過できない複数個の孔を外周部近傍を除く箇所に配設し、前記鍋の側面部から略水平に外側方向に広がる略水平部に前記米受け部を載置するよう構成した炊飯器。
  5. 鍋は磁性を有する材質で形成し、すのこの前記鍋底対向面にマグネット式の固定手段を有し、前記鍋と前記すのこを固定するよう構成した請求項1〜4のいずれか1項に記載の炊飯器。
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