JP2004152409A - 復号化装置及びコンピュータプログラム並びにコンピュータプログラム送受信システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ID抽出部102は、誤り訂正処理された第2のデータ中に含まれる複数のセクタアドレスをすべて抽出してエラー検査を行い、エラー検査の結果、いずれか一つでもセクタアドレスにエラーが無ければ、それから当該誤り訂正ブロックのデスクランブル初期設定値を得てデスクランブル処理を行い、仮にすべてのセクタアドレスがエラーであっても、ID抽出部82によって誤り訂正又はアドレス補間されてバッファメモリ15に書き込まれているセクタアドレスに基づいてデスクランブル初期設定値を得て第1のデータのデスクランブル処理を行う。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は復号化装置及びコンピュータプログラム並びにコンピュータプログラム送受信システムに係り、特に記録媒体から再生されたデータの誤り訂正とデスクランブル処理を行う復号化装置及びコンピュータプログラム並びにコンピュータプログラム送受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
大容量な記録媒体として、CD(compact disk)、DVD(digital versatiledisk)などの光ディスクが実用化されている。これらの光ディスクでは再生エラーを訂正するために、誤り訂正符号がデータに付加されて記録される。また、データをランダム化する目的で、データにスクランブルをかけて記録される。
【0003】
これらの誤り訂正符号及びスクランブルに関してDVDの例について説明すると、1セクタあたり2kバイトのユーザデータと、4バイトの検査符号EDCからなる論理セクタが16セクタ分の合計の約32kバイトのデータは、図15に示すように、縦方向192バイト、横方向172バイトの所謂192×172の構成に並べ替えられ、各セクタには物理アドレスに相当する情報(図中ID0〜15)が付加されると共に、各セクタのユーザデータ及びEDCはアドレス情報の一部に基づいたスクランブルが施され、スクランブル後のデータに対して次に述べる誤り訂正符号が付加される。
【0004】
DVDでは誤り訂正符号として図15の横方向にリードソロモン符号RS(182,172,11)を構成するPI訂正符号と、縦方向にリードソロモン符号RS(208,192,17)を構成するPO訂正符号を付加した積符号による誤り訂正符号構成が採られている。そして、光ディスクに記録するにあたっては、図16に示すように、PO訂正符号が16のセクタにインタリーブされ、図の横方向に順に記録される。すなわち、各々横方向182バイト(182列)、縦方向12バイト(12行)のデータ及びPI訂正符号からなる物理セクタと、横方向182バイト(182列)、縦方向1バイト(1行)からなるPO訂正符号とを一組として、16組の構成が合成されている。
【0005】
再生時においては、再生データは通常、まずPI訂正が行われた後、POイレージャ訂正が行われ、さらにPI訂正が行われて再生データの誤りが訂正される。しかし、極端に再生エラーが多いディスクなどにおいては訂正不能が起こる場合もある。
【0006】
いま、バーストエラーを含む多数のエラーが発生したために、誤り訂正後に訂正不能エラーが残った結果、アドレス情報(ID)にデータ誤りを含んでいる場合を考える。IDのエラーはIDに付加されているエラー検出符号(IED)によって検出することができる。DVDの場合、図15にも示すように、IDはPI訂正符号系列及びPO訂正符号系列の一部となっているので、訂正後にIDないしIEDにエラーを含む場合、PI訂正符号系列とPO訂正符号系列ともに訂正不能であったことになる。
【0007】
この訂正不能状態はID以外のデータ部分にもエラーがあって、訂正能力を超えているためと考えられる。従って、IDとIEDを含むPI訂正符号系列について考えれば、このPI訂正符号系列に属するデータにもエラーを含んでいる可能性が高いといえる。従って、後述する本発明のようなアドレス補間を行ってスクランブル初期値を補間しても、データが依然としてエラーである可能性が高いため、あまり意味がなかった。
【0008】
また、ユーザデータとしてMPEG(Moving Picture Experts Group)データのような圧縮データが記録されている場合、少しのデータエラーも致命的な結果となることがあるため、論理セクタに付加されているEDC等のデータ検査符号によってデータにエラーを含むと判断される場合は、ディスク上のトラックを再度アクセスしデータを読み込み直す、所謂リトライが行われることが多い。
【0009】
また、上記の図15及び図16に示したフォーマット以外のフォーマットで情報信号を記録し再生する装置も知られている(特許文献1参照)。このフォーマットは、記録再生するユーザデータが主の第1のデータに対する第1の誤り訂正手段と、記録再生するアドレス情報やその他の付加情報である第2のデータに対する第2の誤り訂正手段とが重複しないそれぞれ独立したフォーマットであり、例えば、図17及び図18に示される。
【0010】
図17及び図18は記録再生用レーザに青色レーザを使用し、DVDより更に高密度・大容量化を実現する光ディスクの誤り訂正ブロック構造の一例を示す。図17において、誤り訂正ブロックは後述する第1のデータであるユーザデータと誤り検出符号(EDC)とこの第1のデータに対する第1の誤り訂正符号や、第2のデータであるアドレス情報やその他の付加情報と、この第2のデータに対する第2の誤り訂正符号が含まれているのであるが、誤り訂正ブロックは図17に示すように、16物理セクタの構造となっている。
【0011】
誤り訂正ブロックに含まれる第1のデータとして、32論理セクタ分のユーザデータ及び各論理セクタの誤り検出符号(EDC)を含み、各セクタのユーザデータは2048バイト、EDCは4バイトとなっている。この第1のデータに対して第1の誤り訂正符号が付加される。
【0012】
図18(a)はこの第1の誤り訂正符号の構成を示す。同図(a)に示すように、32論理セクタ第1のデータは、インタリーブがかけられて縦方向216バイト、横方向304バイトの構成に並べ替えられ、縦方向の216バイトのデータに対して32バイトのパリティが生成・付加され、合計304個のリードソロモン符号RS(248,216,33)の符号系列が構成される。上述したように、この第1の誤り訂正符号は、前記64kバイトのユーザデータ及びEDCを216バイトずつに分割し、216バイトのデータに対して32バイトの第1の誤り訂正符号のパリティを付加したものである。1つの誤り訂正(ECC)ブロックは、304個の第1の誤り訂正符号系列LDC(248,216,33)を含んでいる。
【0013】
一方、16物理セクタ分の物理アドレス情報や各論理セクタに付随した付加情報を第2のデータとして、これに第2の誤り訂正符号を付加したリードソロモン符号RS(62,30,33)の符号系列を構成する。すなわち、図18(b)に示すように、16セクタ分の物理アドレス情報と後述するアドレス情報用の誤り訂正符号(図中AF)や、各論理セクタに付随した付加情報はインタリーブされて縦方向30バイト、横方向24バイトのデータに並び替えられた後、24個の縦方向30バイトのデータに対してそれぞれ32バイトの訂正符号(パリティ)が付加されることにより、計24個のリードソロモン符号RS(62,30,33)から構成される。
【0014】
つまり、1つのECCブロックあたり720(=30×24)バイトの第2のデータと、768(=32×24)バイトの第2の誤り訂正符号(図中パリティ)とを含んだ24個の第2の誤り訂正符号系列BIS(62,30,33)が構成される。
【0015】
また、物理アドレス情報は再生のために特に重要なデータであるため、図18(c)に示すように各5バイトのアドレス情報ID0〜ID15それぞれに、4バイトの誤り訂正ないし誤り検出を目的としたパリティが付加された16物理セクタ分、16個の第3の誤り訂正符号系列RS(9,5,5)構成になっている。従って、前記の第2のデータとしては、これら16個の第3の誤り訂正符号系列を構成するデータや各論理セクタに付随した付加データを含んだものとなる。
【0016】
上記アドレス情報等の第2のデータを含む第2の誤り訂正符号系列BIS(62,30,33)×24は、前記のユーザデータである第1のデータを含む第1の誤り訂正符号系列LDC(248,218,33)×304と図17に示すようにインタリーブとマルチプレックスが行われ、同図のように3本のBIS領域に分割して配置される。
【0017】
これらのインタリーブとマルチプレックスの結果、図18(c)に示した物理アドレス情報とその誤り訂正符号計9バイトは16個の物理セクタそれぞれの最初の3行のSyncフレーム中のBIS部分に配置(図17中ID0〜ID15)されており、再生時にはこれらの値が復調回路によって抽出されてディスクアクセスが行われる。また、ディスクに記録されるデータとしては、横方向のデータの先頭にフレーム同期用符号SYNCが付加され、図17の左から右方向に順に記録される。
【0018】
上記説明のように、図17に示したECCブロック構造では、ユーザデータを含む第1のデータに対する第1の誤り訂正符号(LDC)と、アドレス情報(スクランブル初期値)を含む第2のデータに対する第2の誤り訂正符号(BIS)は、それぞれ独立した誤り訂正RS符号系列を構成しており、DVDのような積符号による誤り訂正符号系列とは異なっている。
【0019】
【特許文献1】
特開2002−74664号公報(図8、図9)
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記第1のデータに対しては、アドレス情報を基にしたスクランブル処理が施され、ECCブロック内の第1のデータに対して第2のデータに含まれるアドレス情報を基に生成されるスクランブルデータによってスクランブル処理が施される。スクランブル処理は図19に示す線形フィードバックシフトレジスタ(LFSR:Linear Feedback Shift Register)1から出力されるスクランブルデータを、加算器2においてユーザデータ及びEDCにモジュロ2加算することによって行われる。
【0021】
また、スクランブル処理は論理セクタ毎にLFSR1の初期値をアドレス情報のうちのPS5〜PS19の値としてスタートするので、セクタ番号にあたるPS0〜PS4は初期値設定にはかかわらず、したがって同一ECCブロック内の各論理セクタのデータには同一のスクランブル処理が施されることになる。なお、同じECCブロックにおいては、デスクランブル初期設定値はスクランブル初期設定値と同じ値である。
【0022】
ここで、図17、図18のようなユーザデータとEDCを含む第1のデータに対する第1の誤り訂正手段と、スクランブル初期値となるアドレス情報を含む第2のデータに対する第2の誤り訂正手段とが重複せずにそれぞれ独立したフォーマットにおいては、第1のデータを含む第1の誤り訂正手段によってたとえ誤り訂正が行われても、第2の誤り訂正手段において訂正不能が発生した場合には、デスクランブルの初期値が得られないことになり、正しく訂正された第1のユーザデータに誤りがないにもかかわらず、誤ったデスクランブルが行われることによってユーザデータが誤ってしまうという不都合がある。
【0023】
このため、DVDにおいてはデスクランブルの初期値はID32ビットのうちの4ビットのみ用いて初期値が選択されるので、IDエラーであってもその4ビットにエラーがなければ、デスクランブル初期値に影響を及ぼさなかったが、例えば、IDの大半のビットをデスクランブル初期値として用いる方法では、IDの信頼性をより高めておく必要がある。
【0024】
本発明は、以上の点に鑑みなされたもので、第1のデータに対する第1の誤り訂正手段と、スクランブル初期値となるアドレス情報を含む第2のデータに対する第2の誤り訂正手段とが重複せずにそれぞれ独立したフォーマットにおいて、誤り訂正後、デスクランブル初期値となるアドレス情報(ID)のすべてが訂正不能であった場合にデスクランブルが正しく行われないことを防止し得る復号化装置及びコンピュータプログラム並びにコンピュータプログラム送受信システムを提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、第1の発明の復号化装置は、少なくともアドレス及びユーザデータを含む情報に、アドレスの一部に基づいたスクランブル処理を施し、そのスクランブル処理された情報に対して複数の誤り訂正符号が付加されて、所定の誤り訂正ブロック単位で多重された後に変調されて記録されている記録媒体から、情報を再生して復調すると共に、復調された情報から抽出して誤り訂正し又はアドレスの連続性に基づいて補間したアドレスを出力する復調手段と、復調手段から出力された情報を、複数の誤り訂正符号に基づいて誤り訂正処理を行う誤り訂正処理手段と、誤り訂正処理手段により訂正処理された誤り訂正ブロック内のアドレスをすべて抽出する抽出手段と、抽出手段により抽出された複数のアドレスのすべてについてエラー検査を行うエラー検査手段と、エラー検査の結果、エラー無しとして得られたいずれかのアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で、当該誤り訂正ブロックの情報をデスクランブル処理する第1のデスクランブル処理手段と、エラー検査の結果、複数のアドレスのすべてがエラーであると判別されるときは、復調手段からの誤り訂正したアドレス又は補間したアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で当該誤り訂正ブロックの情報をデスクランブル処理する第2のデスクランブル処理手段とを有する構成としたものである。
【0026】
この発明では、誤り訂正処理手段により訂正処理された誤り訂正ブロック内の複数のアドレスをすべて抽出してエラー検査を行い、エラー検査の結果、いずれかのアドレスにエラーが無ければ、それから当該誤り訂正ブロックのデスクランブル初期設定値を得て誤り訂正後の情報のデスクランブル処理を行い、仮にすべてのアドレスがエラーであっても、誤り訂正又はアドレス補間されたアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で誤り訂正後の情報をデスクランブル処理することができる。
【0027】
また、上記の目的を達成するため、第2の発明の復号化装置は、スクランブル処理された第1のデータに誤り訂正処理を施した第1の誤り訂正符号系列と、第1のデータに対するスクランブル処理のためのスクランブル初期設定値にその一部が用いられるセクタアドレスを含む第2のデータに誤り訂正処理を施した第2の誤り訂正符号系列とが、それぞれ独立して所定の誤り訂正ブロック単位に多重された後に変調されて記録されている記録媒体から、第1及び第2の誤り訂正符号系列を再生して復調すると共に、復調された第2のデータから抽出し、更に誤り訂正したセクタアドレス又はセクタアドレスの連続性に基づいて補間したセクタアドレスを出力する復調手段と、復調手段から出力された第1及び第2の誤り訂正符号系列に対して別々に誤り訂正処理を行う誤り訂正処理手段と、誤り訂正処理手段により訂正処理された第2のデータ中に含まれる複数のセクタアドレスのすべてを抽出する抽出手段と、抽出手段により抽出された複数のセクタアドレスのすべてのエラー検査を行うエラー検査手段と、エラー検査の結果、エラー無しとして得られたいずれかのセクタアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で、当該誤り訂正ブロックの第1のデータをデスクランブル処理する第1のデスクランブル処理手段と、エラー検査の結果、複数のセクタアドレスがすべてエラーであると判別されるときは、復調手段からの誤り訂正したセクタアドレス又は補間したセクタアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で、当該誤り訂正ブロックの第1のデータをデスクランブル処理する第2のデスクランブル処理手段とを有する構成としたものである。
【0028】
この発明では、誤り訂正処理手段により訂正処理された誤り訂正ブロック内の第2のデータ中に含まれる複数のセクタアドレスのすべてを抽出してエラー検査を行い、エラー検査の結果、いずれかのセクタアドレスにエラーが無ければ、それから当該誤り訂正ブロックのデスクランブル初期設定値を得て第1のデータのデスクランブル処理を行い、仮にすべてのセクタアドレスがエラーであっても、復調手段によって誤り訂正又はアドレス補間されたセクタアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で第1のデータをデスクランブル処理することができる。
【0029】
また、上記の目的を達成するため、第3の発明の復号化装置は、復調手段から出力された第1及び第2の誤り訂正符号系列の復調データと、復調データに続いて誤り訂正したセクタアドレス又は補間したセクタアドレスとを順次に誤り訂正ブロック単位で書き込むバッファメモリを有し、第2のデスクランブル処理手段は、エラー検査の結果、複数のセクタアドレスがすべてエラーであると判別されるときは、バッファメモリから読み出した誤り訂正したセクタアドレス又は補間したセクタアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で当該誤り訂正ブロックの第1のデータをデスクランブル処理することを特徴とする。
【0030】
この発明では、バッファメモリに復調手段から出力された第1及び第2の誤り訂正符号系列の復調データと、復調データに続いて誤り訂正したセクタアドレス又は補間したセクタアドレスとを順次に誤り訂正ブロック単位で書き込んでおき、エラー検査の結果、複数のセクタアドレスがすべてエラーであると判別されるときは、バッファメモリに書き込んでおいた誤り訂正したセクタアドレス又は補間したセクタアドレスを用いたデスクランブル初期設定値で当該誤り訂正ブロックの第1のデータをデスクランブル処理することができる。
【0031】
また、上記の目的を達成するため、第4の発明のコンピュータプログラムは、少なくともアドレス及びユーザデータを含む情報に、アドレスの一部に基づいたスクランブル処理を施し、そのスクランブル処理された情報に対して第1の誤り訂正符号と第2の誤り訂正符号とが付加されて、所定の誤り訂正ブロック単位で多重された後に変調されて記録されている記録媒体から、情報を再生して復号化する復号化装置に用いるコンピュータのプログラムであって、コンピュータを、第1の発明の各手段として機能させることを特徴とする。
【0032】
また、上記の目的を達成するため、第5の発明のコンピュータプログラムは、スクランブル処理された第1のデータに誤り訂正処理を施した第1の誤り訂正符号系列と、第1のデータに対するスクランブル処理のためのスクランブル初期設定値にその一部が用いられるセクタアドレスを含む第2のデータに誤り訂正処理を施した第2の誤り訂正符号系列とが、所定の誤り訂正ブロック単位に多重された後に変調されて記録されている記録媒体から、第1及び第2の誤り訂正符号系列を再生して復号化する復号化装置に用いるコンピュータのプログラムであって、コンピュータを、第2の発明の各手段として機能させることを特徴とする。
【0033】
また、上記の目的を達成するため、第6の発明のコンピュータプログラムは、第5の発明の復調手段から出力された第1及び第2の誤り訂正符号系列の復調データと、該復調データに続いて誤り訂正したセクタアドレス又は補間したセクタアドレスとを順次に誤り訂正ブロック単位で書き込むバッファメモリを有する復号化装置に用いるコンピュータを、第2のデスクランブル処理手段として、エラー検査の結果、複数のセクタアドレスがすべてエラーであると判別されるときは、バッファメモリから読み出した誤り訂正したセクタアドレス又は補間したセクタアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で、当該誤り訂正ブロックの第1のデータをデスクランブル処理するよう機能させることを特徴とする。
【0034】
また、上記の目的を達成するため、第7の発明のコンピュータプログラム送受信システムは、第4乃至第6の発明のうちいずれか一の発明のコンピュータプログラムをパケット化するパケット化手段と、パケット化したコンピュータプログラムを伝送路へ送信する送信手段と、伝送路を経たパケット化したコンピュータプログラムを受信する受信手段と、受信手段により受信されたパケットから元のコンピュータプログラムに復元する復元手段とを有することを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明が適用される記録再生装置の一例のブロック図を示す。同図において、画像・音声等の信号は入出力信号処理部3によって、MPEGエンコード/デコード等の処理が行われる。記録時には、この入出力信号処理部3によってMPEGエンコードされたユーザデータは、誤り検査符号(EDC)が付加された後、スクランブル回路4によりスクランブル処理が施され、更にユーザデータが記録される物理アドレス情報IDも付加されてECCエンコーダ5に供給される。
【0036】
スクランブル回路4によるスクランブル処理は、図19に示したように、ユーザデータとEDCに対して、LFSR(Linear Feedback Shift Register)1から出力されるスクランブルデータを加算器2でモジュロ2加算することで行われ、LFSR1の初期設定値として物理アドレス値またはその一部の値を用いる。
【0037】
ECCエンコーダ5は、入力データや物理アドレス情報に対して誤り訂正符号を付加して誤り訂正ブロック(ECCブロック)データを生成し、この誤り訂正ブロックを変調回路6に供給して変調した後、光ディスク等の記録媒体7に公知の手段で記録させる。
【0038】
一方、再生時には、光ディスク等の記録媒体7から公知の手段により再生された信号が図1の復調回路8に供給されて復調され、これにより得られた誤り訂正ブロックデータはECCデコーダ9で光ディスク7の記録再生に伴うデータ誤りが訂正され、その後デスクランブル回路10でデスクランブルされ、更にデータ誤り検査(EDC検査)が行われて、後段の入出力信号処理部3内のMPEGデコーダに送られ、画像・音声等の信号に復号される。
【0039】
復調回路8は誤り訂正ブロックデータを後段のECCブロックに出力すると共に、復調データから物理アドレス情報を抽出してシステムコントローラ(シスコン)11に出力する。システムコントローラ11は、この復調回路8から供給されるアドレス情報をもとに、後段の入出力信号処理部(MPEGエンコーダ/デコーダ)3が指定する論理アドレスに該当する物理アドレスをアクセスし、誤り訂正ブロックデータの記録または再生を行う。
【0040】
アドレス情報は記録再生のために特に重要なデータであるため、一般にアドレス情報等用の誤り訂正ないし誤り検出符号が付加されている。復調回路8では物理アドレス情報を抽出する際、アドレス情報の誤り訂正または誤り検出を行う他、光ディスク7のトラックに沿って記録再生する場合には、アドレスは連続した値をとるので、アドレスデータの誤りが訂正できない場合及び誤りが検出される場合は、アドレスの連続性に基づいた補間も行ってシステムコントローラ11に出力する。
【0041】
本発明においては、この復調回路8によって訂正又は補間されたアドレス値を後段のデスクランブル回路10に出力するようにしている。デスクランブルはECCデコーダ9で訂正したデータに対して、デスクランブル回路10内のLFSRから出力されるスクランブルデータをモジュロ2加算することで行うが、LFSRの初期設定値(デスクランブル初期設定値)は、再生データから得られた物理アドレス値又はその一部の値を用いる。
【0042】
本発明ではこのデスクランブルの初期値としてECCデコーダ9による誤り訂正後のアドレス値または復調回路8によって訂正または補間されたアドレス値を用い、ECCデコーダ9による誤り訂正後のアドレス値及びアドレス情報専用の誤り訂正ないし誤り検出符号からその誤りを検査して、誤りがなければそのアドレス値を用い、検査結果が誤りの場合は復調回路8によって訂正又は補間されたアドレス値を用いるようにしている。
【0043】
こうすることによって、ECCデコーダ9によってアドレス値が訂正できない場合があっても、復調回路8によって訂正又は補間されたアドレス値を用いてデスクランブルするので、記録時とは異なった初期値でデスクランブルすることによってユーザデータのすべてが誤るということが低減できる。
【0044】
図2は本発明を適用し得る他の記録再生装置ブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。図2に示す記録再生装置は、システムコントローラ17の制御の下、バッファメモリ13、15を介して入出力信号処理部(MPEGエンコーダ/デコーダ)3へのデータ入出力やECCエンコード/デコードや変調/復調処理を行う構成となっているものである。このバッファメモリ13、15はMPEGエンコーダ/デコーダ間との転送速度とディスク記録再生転送速度の差を吸収したり、後述するリトライ動作を行う時間的余裕を設けたり、記録再生が光ディスク7上に分散していても連続記録再生できるようにする目的で挿入されるものである。
【0045】
また、図2に示す記録再生装置は、復調回路8によって復調されたデータをバッファメモリ15に書き込むと共に、復調回路8によって訂正または補間されたアドレス値もバッファメモリ15に書き込む構成としたものである。
【0046】
ECCデコーダ16は、バッファメモリ15内のデータに対して誤り訂正を行って、バッファメモリ15に書き戻し、その後バッファメモリ15から訂正済みのデータを読み出してデスクランブル回路10にてデスクランブル処理を行う。このとき、デスクランブル回路10は、バッファメモリ15から読み出した誤り訂正後のアドレス値及びアドレス情報専用の誤り訂正ないし誤り検出符号からその誤りを検査して、誤りがなければそのアドレス値を用い、検査結果が誤りの場合は復調回路8によって訂正または補間されてバッファメモリ15に書き込まれたアドレス値を用いるようにしている。
【0047】
こうすることによって、ECCデコーダ16によってアドレス値が訂正できない場合があっても、復調回路8によって訂正または補間されたアドレス値を用いてデスクランブルするので、記録時とは異なった初期値でデスクランブルすることに起因するユーザデータのすべての誤りを低減できる。復調回路8によって訂正または補間されたアドレス値は、ECCブロック内のデータと同一ページのバッファメモリ15に書き込まれるので、バッファメモリ15に多数の誤り訂正ブロックデータが収容されていても、それぞれの誤り訂正ブロックデータと訂正または補間されたアドレス値との対応が混乱がなくタイミング合せも確実に行うことができる。
【0048】
次に、本発明になる復号化装置の各実施の形態について説明する。図3は本発明になる復号化装置の第1の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付してある。図3に示す復号化装置の第1の実施の形態は、復調回路8、バッファメモリ15、ECCエンコーダ16、システムコントローラ17およびデスクランブル回路10aからなり、図17及び図18の誤り訂正ブロック構造に対応した実施の形態である。
【0049】
復調回路8は復調部81、ID抽出部82及びマルチプレクス(MUX)83からなる。また、デスクランブル回路10aは図1、図2のデスクランブル回路10に相当する回路で、デスクランブル部101、ID抽出部102及びEDC回路103からなる。なお、図3中のMPEGデコーダ31は、図1、図2の入出力信号部3内のMPEGデコーダである。
【0050】
この実施の形態の動作について説明するに、図3において、光ディスク7から公知の手段で再生された信号は、復調部81において復調され、その復調されたデータの中から物理アドレス情報を含むIDデータ部分がID抽出部82で抽出されてシステムコントロトーラ17に出力される。本実施の形態においては、図18(c)の16個の物理アドレスが1つのECCブロックに含まれており、それぞれにリードソロモン符号RS(9,5,5)の4バイトのパリティが付加されている。
【0051】
ID抽出部82は、抽出したIDデータを上記RS(9,5,5)のパリティに基づいて誤り訂正してシステムコントローラ17にIDデータ部分を出力し、訂正不能のときはセクタドレスの連続性に基づいて補間したセクタアドレス値を含むIDデータ部分IDdemをシステムコントローラ17に出力する。
【0052】
また、ID抽出部82は、ECCブロック中に含まれるIDの抽出にあたっては、この誤り訂正ないし誤り検出符号によってIDのエラー訂正ないし誤り検出を行うと共に、光ディスク7の記録信号をトラックに沿って再生する場合、アドレスが連続した値をとるので、IDが誤り訂正できないときは、アドレスの連続性に基づいた補間も行って、当該ECCブロックをサーチする。
【0053】
システムコントローラ17は後段のMPEGデコーダ31から読み込みが要求されると、ID抽出部82から入力されたIDデータ部分IDdemに含まれる物理アドレス情報を用いて図示しない光ヘッドを制御して、光ディスク7上の所望のトラックにアクセスし、要求されたECCブロックの復調データを復調部81より取り出し、図4(A)に模式的に示すように、この復調データとID抽出部82からのIDデータ部分IDdemとをECCブロック(BLK)単位で多重してから図3のバッファメモリ15に書き込ませる。
【0054】
本実施の形態のバッファメモリ15のメモリマップの一例を図9に示す。図9に示した誤り訂正ブロックのデータ配置と同様に復調データをバッファメモリ15に書き込む配置としている。
【0055】
フレーム先頭のSYNCパターンについては復調回路8によってSYNCパターンが評価されて、本来のパターンと異なるときは、後述するLDC訂正時のイレージャポインタ生成のためのSYNCエラーフラグとして図9に示すようにバッファメモリ15に書き込まれる。
【0056】
図9中のID0〜ID15には、ID0〜ID15に相当する再生信号を復調して得られたデータをそのまま書き込む。前述したように、これらのID0〜ID15は第2の誤り訂正符号系列BIS(62,30,33)の一部となっており、バッファメモリ15上のこれらのID0〜ID15部分に訂正または補間したID値を書き込むと、後述するIDC訂正のためのイレージャポインタの生成ができなくなってしまうので、復調した結果をそのまま書き込まなければならない。
【0057】
また、前述したように復調回路8によってECCブロック中に含まれるIDデータの誤り訂正符号によってIDのエラー訂正が行われ、IDが誤り訂正できないときは、アドレスの連続性に基づいた補間を行ってシステムコントローラ17に出力するが、本実施の形態ではこの復調回路8によって誤り訂正ないしアドレス補間されたアドレス値IDdem0〜IDdem15もバッファメモリ15に書き込むようにしている。なお、復調回路8には元々ID補間機能は備わっており、本実施の形態ではそれを利用している。
【0058】
図3中のマルチプレクサ83は、再生信号を復調部81で復調して得られた復調データをそのままバッファメモリ15に書き込んだ後に、ID抽出部82によって誤り訂正ないしアドレス補間されたセクタアドレス値をバッファメモリ15に書き込むことを表したものである。図9中のIDdem0〜IDdem15はID抽出部82によって誤り訂正ないしアドレス補間されたセクタアドレス値が書き込まれた位置を示すもので、バッファメモリ15上の適当な空きエリアを使って書き込むようにした。
【0059】
前述のように、バッファメモリ15上に書き込まれたデータは、一旦読み出されて図3のECCデコーダ16内の誤り訂正回路(BIS/LDC/ID訂正部)161によって、図4(B)に模式的に示す期間で光ディスクの記録再生に伴うデータ誤りが訂正される。すなわち、バッファメモリ15上に書き込まれたデータに対して、BIS/LDC/ID訂正部161は最初にBIS訂正を行い、この訂正処理によってBIS内のデータが訂正されると共に、BISデータ中のエラー位置を判別し、後述のLDC訂正時のイレージャポインタ生成のためにBISエラーフラグとして記憶する。
【0060】
BIS訂正の後、引き続いてLDC訂正を行い、前記SYNCエラーフラグ及びBISエラーフラグによって示されるSYNCエラー及びBISのエラーに挟まれたデータを、バーストエラーとみなしてイレージャポインタをたて、図18(a)のリードソロモン符号RS(248,216,33)に基づくイレージャ訂正を行う。
【0061】
前述のように、アドレス情報にはアドレス情報専用の誤り訂正ないし誤り検出符号が付加されているので、上述のBIS訂正及びLDC訂正に引き続いて、このアドレス情報専用の訂正符号RS(9,5,5)を用いてアドレス情報の訂正を行う。この訂正は省略することも可能である。
【0062】
訂正が終了したデータは、バッファメモリ15から論理セクタごとに読み出されて出力され、図4(C)に模式的に示す期間でID抽出部102によるID抽出と図3中のデスクランブル回路10a内のデスクランブル部101によるデスクランブル処理が行われた後EDC回路103に入力されて、ここで論理セクタ毎にEDCによる誤り検査を行った上で、図4(D)に模式的に示すように出力され、後段のMPEGデコーダ31によりデコードされる。
【0063】
このとき、本実施の形態においては、デスクランブル部101によるデスクランブルに先駆けて、予め図3中のID抽出部102によって図9に示した16個のアドレス情報をすべて読み出し、RS(9,5,5)であるパリティによるエラー検査も合わせて行い、読み出したアドレス情報のうちエラーでないアドレス情報をデスクランブル用の初期値としてデスクランブル部101に出力する。
【0064】
ここで、もし16個のアドレス情報すべてがエラーと検出された場合には、復調回路8によって誤り訂正、または補間されたアドレス値(図9中IDdem0〜IDdem15)のいずれかを読み出した値をデスクランブル用の初期値としてデスクランブル部101に出力する。あるいはデスクランブル部101に出力するアドレス値としてIDdem0〜IDdem15の多数決をとった値としてもよい。
【0065】
上記動作を図10のフローチャートで説明する。図10において、前述したように、図3の復調回路8で復調が行われた後(ステップS1)、BIS/LDC/ID訂正部161により最初にBIS訂正が行われ(ステップS2)、続いてLDC訂正が行われ(ステップS3)、最後にアドレス情報専用の訂正符号RS(9,5,5)を用いてアドレス情報IDの訂正を行う(ステップS4)。続いて、ID抽出部102による上記のID抽出が行われる(ステップS5)。
【0066】
このステップS5のID抽出について更に詳細に説明するに、ID抽出部102は、まず、バッファメモリ15から抽出した同一ECCブロック内の16個すべてのID値を読み取り、それらのID値がすべてエラーであるか否かの判定を行う(ステップS51)。16個のID値のうちどれか1つでもエラーでない時は、エラーでないアドレス情報IDk(ただし、kは0〜15の値でエラーでないID)をデスクランブル用初期値SCRIDとする(ステップS52)。
【0067】
他方、ステップS51で16個のID値すべてがエラーと判定された場合には、復調回路8によってバッファメモリ15に書き込まれたIDdem0〜IDdem15のいずれか(図10では一例としてIDdem15)の値をデスクランブル用初期値SCRIDとする(ステップS53)。
【0068】
デスクランブル部101はこのデスクランブル用初期値SCRIDを用いてデスクランブル処理を行い(ステップS6)、得られた各論理セクタのデータをEDC回路103においてEDCによる誤り検査を行わせる(ステップS7)。EDC回路103はEDCエラーがあるかどうか判定し(ステップS8)、EDCエラーがあると判定された時には、訂正不能や誤訂正によるデータ誤りを含んでいると判断されるので、再度同一の誤り訂正ブロックを含むトラックをアクセスしデータの再読込み、所謂リトライ動作を行うようにする。このリトライ動作により再びステップS1の処理から再度開始される。他方、EDCエラーがないと判定された時には、データがMPEGデコーダ31に送られてデコードされる(ステップS9)。
【0069】
図11は上記のID抽出とデスクランブル動作を行う回路101及び102の一実施の形態のブロック図を示す。同図中、図3と同一構成部分には同一符号を付してある。図11において、BIS訂正及びIDC訂正後のバッファメモリ15から抽出されたID値は、IDラッチ1021で次々と読み取られると共に、IDエラー検査回路1022でアドレスを含むRS(9,5,5)の誤り検査を行い、エラーがないとき(図中OK/Error=OK時)はIDラッチ1021内のIDデータがIDレジスタ1023に保持される。
【0070】
このようにして、16個のID値全てをバッファメモリ15から読み取って、誤り検査する。16個いずれかのIDがOKであれば、その値がデータセレクタ1026を介して後段のデスクランブル部101内の線形フィードバックシフトレジスタ(LFSR)1011にデスクランブル初期値SCRIDとして出力される。
【0071】
一方、復調回路8によってバッファメモリ15に書き込まれたアドレス値(図9中IDdem0〜IDdem15)もバッファメモリ15から読み出され、図11中のIDdemkレジスタ1024に保持された後、多数決回路1025によりIDdem0〜IDdem15のデスクランブル初期値となるビット部分の多数決がとられる。上記IDエラー検査において、16個すべてのIDがエラーと判断されるとき(All Error)は、この多数決回路1025で多数決をとられたIDdemkレジスタ1024の値がセレクタ1026により選択されてデスクランブル初期値SCRIDとしてLFSR1011へ出力される。
【0072】
上記の結果、LFSR101からは上記SCRIDをデスクランブル初期値としたデスクランブル処理されたデータが出力されて加算器1012に供給され、ここでバッファメモリ15から読み出された第1のデータ(ユーザデータとEDC)とモジュロ2加算されることによって、スクランブル前の本来のデータが得られる。
【0073】
次に、本発明になる復号化装置の第2の実施の形態について説明する。図5は本発明になる復号化装置の第2の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図5に示す復号化装置の第2の実施の形態は、図17及び図18の誤り訂正ブロック構造に対応した実施の形態である。図5に示すデスクランブル回路10bは、図2に示したデスクランブル回路10に相当する回路で、デスクランブル部104、ID抽出部105及びEDC回路106よりなる。
【0074】
図3に示した第1の実施の形態では、デスクランブル処理をMPEGデコーダへ出力する際に行うようにしているが、図5に示す実施の形態では、デスクランブル部104によるデスクランブル処理結果を一度バッファメモリ15に書き戻し、その後MPEGデコーダ106に出力する。
【0075】
すなわち、図5において、復調回路8から図6(A)に模式的に示すようにデータ及びアドレス値が書き込まれた後、BIS/LDC/ID訂正部161によりBIS訂正、LDC訂正及びID訂正が順次に行われる。訂正が終了したデータは図6(B)に模式的に示すように、バッファメモリ15から論理セクタごとに読み出されて出力され、ID抽出部105による前記ID抽出部102と同様のID抽出と図5中のデスクランブル回路10b内のデスクランブル部104によるデスクランブル処理が行われる。
【0076】
続いて、デスクランブル部104によるデスクランブル処理結果が図6(C)に模式的に示すように一度バッファメモリ15に書き戻され、その後バッファメモリ15からデスクランブル処理結果を読み出し、EDC回路106によって論理セクタ毎にEDCによる誤り検査を行った上で、図6(D)に模式的に示すように後段のMPEGデコーダ31に出力されてデコードされる。
【0077】
次に、本発明になる復号化装置の第3の実施の形態について説明する。図7は本発明になる復号化装置の第3の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図7と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図7に示す復号化装置の第3の実施の形態は、図17及び図18の誤り訂正ブロック構造に対応した実施の形態である。図7に示すデスクランブル回路10cは、図2に示したデスクランブル回路10に相当する回路で、デスクランブル部107、ID抽出部108及びEDC回路109よりなる。
【0078】
また、本実施の形態ではバッファメモリ15は、バッファメモリ151と1ECCブロック相当のデータを保持できる作業用メモリ152とからなり、誤り訂正やデスクランブル、EDC検査等の処理をこの作業用メモリ152で行うように構成されている。
【0079】
次に、本実施の形態の動作について説明する。光ディスク7から公知の手段により再生された信号は、図8(A)に模式的に示すように、各ECCブロック毎に、図7の復調部81で復調された復調データがそのままバッファメモリ151に書き込まれた後に、図8(A)にハッチングを付して示すように図7のID抽出部82によって誤り訂正ないしアドレス補間されたアドレス値IDdem0〜IDdem15がバッファメモリ151に書き込まれる。これにより、メモリバッファ151のメモリマップの配置は前記図9と同様となる。ただし、このバッファメモリ151のサイズはECCブロックのデータを複数ブロック分、例えば64ECCブロックのデータを保持できるメモリサイズである。
【0080】
バッファメモリ151上の復調データは、1ECCブロック分が作業用メモリ152に転送される。一例として図12のようなメモリマップの配置で、LDC、BIS、Syncエラーフラグ及びIDdem0〜IDdem15が作業メモリ152に転送される。
【0081】
この作業用メモリ152上で図7中のBIS/LDC/ID訂正部161、ID抽出部108、デスクランブル部107、EDC回路109によって図10のフローチャートに示した処理が行われる。図8(B)、(C)はメモリ152上の処理時間を模式的に示す。例えば、図8(A)に示すように、ECCブロックBLK3の復調データが得られる期間では、図8(B)に示すように、ECCブロックBLK1の復調データに対して図7中のBIS/LDC/ID訂正部161による訂正が行われる。図8(B)に示す期間で、作業用メモリ152上のデータに対して訂正が行われた後、図8(C)に示すように、作業用メモリ152上の訂正済みのデータに対して、図7中のID抽出部108及びデスクランブル部107によるID抽出とデスクランブル処理が行われる。
【0082】
これら誤り訂正やデスクランブル、EDC検査等の処理が終了した作業メモリ152上のデータは、再びバッファメモリ151に転送されて戻され、このデータがバッファメモリ151から読み出されて後段のMPEGデコーダ31に図8(D)に模式的に示すように転送され、MPEGデコーダ31で元のデータにデコードされる。
【0083】
このように、本実施の形態では、バッファメモリ151のサイズはECCブロックの複数ブロック分の容量をもっているので、MPEGデコーダ31への出力は図8(D)に示すように、前記誤り訂正やデスクランブルの処理とは所定量のディレーをもって転送することができる。これにより、EDC検査においてユーザデータが訂正不能であったためにEDCエラーが検出された場合には、EDCエラーの通知を受けたシステムコントローラ17はデータエラーを含むECCブロックが記録された光ディスク7上のトラックを再度アクセスし、図10のフローチャートの一連の処理のリトライを実行することによってデータ誤りの回復を図る。
【0084】
なお、図3〜図8中の説明では、アドレス情報専用の誤り訂正であるID訂正をBIS/LDC/ID訂正部161で行うこととして説明したが、これを図3〜図8中のID抽出部102、105、108において行うようにしてもよい。
【0085】
また、本発明を実現する方法は、実施の形態で示したような記録再生装置に限定されるものではなく、これを本発明の処理を実行するコンピュータプログラムとして、以下説明する図10のフローチャートで示す各ステップで構成し、これを大規模半導体集積回路(LSI)またはコンピュータ用記録媒体等に収納するようにしてもよい。
【0086】
次に、本発明のコンピュータプログラムを伝送する方法について図13のフローチャートと共に説明する。まず、図13に示したようにコンピュータプログラムを伝送に適した所定バイト数単位に分割してパケット化し(ステップS11)、そのパケットを所望の伝送路に伝送させる(ステップS12)。そして、上記の処理をコンピュータプログラムの全てのパケットについて行う(ステップS13)。
【0087】
次に、本発明のコンピュータプログラムを伝送する伝送装置の一実施の形態について図14のブロック図と共に説明する。同図において、図13のフローチャートで示す各ステップを実行するコンピュータプログラムは、データ暗号化部21で暗号化された後、送信インタフェース(I/F)部22により伝送に適した前記パケット化等のデータ変換がされた後、ネットワーク23を介して伝送される。受信側ではネットワーク23からのパケットを受信I/F部24で受信し、その受信パケットからデータを取り出し、データ復号部25でデータ暗号の復号化等を行って暗号化前のコンピュータプログラムを復元入手する。
【0088】
なお、以上の実施の形態では、図17に示したような記録再生するユーザデータが主の第1のデータに対する第1の誤り訂正手段と、記録再生するアドレス情報やその他の付加情報である第2のデータに対する第2の誤り訂正手段とが重複しないそれぞれ独立したフォーマットに本発明を適用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図15、図16に示した積符号構造のフォーマットにも適用可能である。
【0089】
図15、図16のフォーマットの場合、IDの評価をセクタ順にシーケンシャルに行ったとき、訂正限界を超えるエラーがあって、あるセクタのIDがエラーであると、そのセクタでは正しい再生データまでもが誤ったデスクランブルによってすべてエラーとなってしまうが、本発明を適用した場合は、どれかのIDが正しければ、IDエラーによるデスクランブルによって正しいデータまで全く違う値になってしまうことを防ぐことができる。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、誤り訂正処理手段により訂正処理された誤り訂正ブロック内の複数のアドレスをすべて抽出してエラー検査を行い、エラー検査の結果、いずれかのアドレスにエラーが無ければ、それから当該誤り訂正ブロックのデスクランブル初期設定値を得て誤り訂正後の情報のデスクランブル処理を行い、仮にすべてのアドレスがエラーであっても、誤り訂正又はアドレス補間されたアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で誤り訂正後の情報をデスクランブル処理するようにしたため、以下の特長を有する。
【0091】
(1)ユーザデータに対する第1の誤り訂正符号系列とアドレス(ID)に対する第2の誤り訂正符号系列がそれぞれ独立している誤り訂正ブロック構造において、誤り訂正の結果、アドレスが正しく得られるため、仮にデータが正しく得られても、アドレス(ID)が訂正不能であった場合、デスクランブルが正しく行われず、その結果データ誤りが発生するという従来の問題を大幅に低減することができる。
【0092】
(2)上記の状況での無用なユーザデータエラーを低減できる結果、ディスクを再読込みさせるリトライ動作を減らすことができる。
【0093】
(3)上記の処理のほとんどがハードウェアによって行われるため、システムコントローラに負荷をかけずに実行できる。
【0094】
(4)エラー検査の結果、当該誤り訂正ブロックの複数のアドレスがすべてエラーであると判別されるときに、誤り訂正ブロックより前に再生された誤り訂正ブロックのアドレスから予測した値に基づいたデスクランブル初期設定値で当該誤り訂正ブロックの第1のデータをデスクランブル処理するようにした場合は、記録媒体の再生開始時、又は記録媒体上不連続なブロックを再生するときは、デスクランブル処理に先駆けて予め先頭の誤り訂正ブロックに対するスクランブル処理の初期設定値を、上記の誤り訂正ブロックより前に再生された誤り訂正ブロックの第2のデータから予測した値として、CPUが第2のデスクランブル処理手段に設定する必要があるが、本発明ではMPEGデコーダから要求されたセクタよりずっと前のセクタから復調を始めている復調手段からの誤り訂正又は補間された第2のデータを利用しているので、上記の先頭の誤り訂正ブロックに対するデスクランブル処理の初期設定値の設定を不要にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用し得る記録再生装置の一例のブロック図である。
【図2】本発明を適用し得る記録再生装置の他の例のブロック図である。
【図3】本発明の復号化装置の第1の実施の形態のブロック図である。
【図4】図3の一例のタイミングチャートである。
【図5】本発明の復号化装置の第2の実施の形態のブロック図である。
【図6】図5の一例のタイミングチャートである。
【図7】本発明の復号化装置の第3の実施の形態のブロック図である。
【図8】図7の一例のタイミングチャートである。
【図9】本発明の実施の形態のバッファメモリのメモリマップである。
【図10】本発明の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図11】本発明におけるデスクランブル回路内のID抽出部及びデスクランブル回路の詳細構成の一例を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態の作業メモリのメモリマップである。
【図13】本発明のコンピュータプログラムの伝送の処理を説明するフローチャートである。
【図14】本発明のコンピュータプログラムの伝送システムの一実施の形態のシステム構成図である。
【図15】従来の誤り訂正符号構造を説明する図である。
【図16】従来のECCブロック構造を説明する図である。
【図17】本発明の実施の形態のECCブロック構造である。
【図18】本発明の実施の形態の誤り訂正符号の構成である。
【図19】本発明のスクランブル回路の一例の説明図である。
【符号の説明】
3 入出力信号処理部
4 スクランブル回路
5、14 ECCエンコーダ
6 変調回路
7 光ディスク
8 復調回路
9 ECCデコーダ
10、10a、10b、10c、16 デスクランブル回路
11、17 システムコントローラ(シスコン)
13、15、151 バッファメモリ
16 BIS/LDC/ID訂正回路
81 復調部
82 ID抽出部
83 マルチプレクサ(MUX)
101、104、107 デスクランブル部
102、105、108 ID抽出部
103、106、109 EDC回路
152 作業用メモリ
161 BIS/LDC/ID訂正部
Claims (7)
- 少なくともアドレス及びユーザデータを含む情報に、前記アドレスの一部に基づいたスクランブル処理を施し、そのスクランブル処理された情報に対して複数の誤り訂正符号が付加されて、所定の誤り訂正ブロック単位で多重された後に変調されて記録されている記録媒体から、前記情報を再生して復調すると共に、復調された前記情報から抽出して誤り訂正し又は前記アドレスの連続性に基づいて補間したアドレスを出力する復調手段と、
前記復調手段から出力された前記情報を、前記複数の誤り訂正符号に基づいて誤り訂正処理を行う誤り訂正処理手段と、
前記誤り訂正処理手段により訂正処理された前記誤り訂正ブロック内の前記アドレスをすべて抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された複数の前記アドレスのすべてについてエラー検査を行うエラー検査手段と、
前記エラー検査の結果、エラー無しとして得られたいずれかのアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で、当該誤り訂正ブロックの前記情報をデスクランブル処理する第1のデスクランブル処理手段と、
前記エラー検査の結果、複数の前記アドレスのすべてがエラーであると判別されるときは、前記復調手段からの前記誤り訂正したアドレス又は前記補間したアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で当該誤り訂正ブロックの前記情報をデスクランブル処理する第2のデスクランブル処理手段と
を有することを特徴とする復号化装置。 - スクランブル処理された第1のデータに誤り訂正処理を施した第1の誤り訂正符号系列と、前記第1のデータに対する前記スクランブル処理のためのスクランブル初期設定値にその一部が用いられるセクタアドレスを含む第2のデータに誤り訂正処理を施した第2の誤り訂正符号系列とが、それぞれ独立して所定の誤り訂正ブロック単位に多重された後に変調されて記録されている記録媒体から、前記第1及び第2の誤り訂正符号系列を再生して復調すると共に、復調された前記第2のデータから抽出し、更に誤り訂正した前記セクタアドレス又は前記セクタアドレスの連続性に基づいて補間したセクタアドレスを出力する復調手段と、
前記復調手段から出力された前記第1及び第2の誤り訂正符号系列に対して別々に誤り訂正処理を行う誤り訂正処理手段と、
前記誤り訂正処理手段により訂正処理された前記第2のデータ中に含まれる前記複数のセクタアドレスのすべてを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記複数のセクタアドレスのすべてのエラー検査を行うエラー検査手段と、
前記エラー検査の結果、エラー無しとして得られたいずれかのセクタアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で、当該誤り訂正ブロックの前記第1のデータをデスクランブル処理する第1のデスクランブル処理手段と、
前記エラー検査の結果、前記複数のセクタアドレスがすべてエラーであると判別されるときは、前記復調手段からの前記誤り訂正したセクタアドレス又は前記補間したセクタアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で、当該誤り訂正ブロックの前記第1のデータをデスクランブル処理する第2のデスクランブル処理手段と
を有することを特徴とする復号化装置。 - 前記復調手段から出力された前記第1及び第2の誤り訂正符号系列の復調データと、該復調データに続いて前記誤り訂正したセクタアドレス又は前記補間したセクタアドレスとを順次に前記誤り訂正ブロック単位で書き込むバッファメモリを有し、前記第2のデスクランブル処理手段は、前記エラー検査の結果、前記複数のセクタアドレスがすべてエラーであると判別されるときは、前記バッファメモリから読み出した前記誤り訂正したセクタアドレス又は前記補間したセクタアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で当該誤り訂正ブロックの前記第1のデータをデスクランブル処理することを特徴とする請求項2記載の復号化装置。
- 少なくともアドレス及びユーザデータを含む情報に、前記アドレスの一部に基づいたスクランブル処理を施し、そのスクランブル処理された情報に対して複数の誤り訂正符号が付加されて、所定の誤り訂正ブロック単位で多重された後に変調されて記録されている記録媒体から、前記情報を再生して復号化する復号化装置に用いるコンピュータのプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記記録媒体から再生された前記情報を復調すると共に、復調された前記情報から抽出して誤り訂正し又は前記アドレスの連続性に基づいて補間したアドレスを出力する復調手段と、
前記復調手段から出力された前記情報を、前記複数の誤り訂正符号に基づいて誤り訂正処理を行う誤り訂正処理手段と、
前記誤り訂正処理手段により訂正処理された前記誤り訂正ブロック内の前記アドレスをすべて抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された複数の前記アドレスのすべてについてエラー検査を行うエラー検査手段と、
前記エラー検査の結果、エラー無しとして得られたいずれかのアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で、当該誤り訂正ブロックの前記情報をデスクランブル処理する第1のデスクランブル処理手段と、
前記エラー検査の結果、複数の前記アドレスのすべてがエラーであると判別されるときは、前記復調手段からの前記誤り訂正したアドレス又は前記補間したアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で、当該誤り訂正ブロックの前記情報をデスクランブル処理する第2のデスクランブル処理手段と
して機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - スクランブル処理された第1のデータに誤り訂正処理を施した第1の誤り訂正符号系列と、前記第1のデータに対する前記スクランブル処理のためのスクランブル初期設定値にその一部が用いられるセクタアドレスを含む第2のデータに誤り訂正処理を施した第2の誤り訂正符号系列とが、それぞれ独立して所定の誤り訂正ブロック単位に多重された後に変調されて記録されている記録媒体から、前記第1及び第2の誤り訂正符号系列を再生して復号化する復号化装置に用いるコンピュータのプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記記録媒体から再生された前記第1及び第2の誤り訂正符号系列を再生して復調すると共に、復調された前記第2のデータから抽出し、更に誤り訂正した前記セクタアドレス又は前記セクタアドレスの連続性に基づいて補間したセクタアドレスを出力する復調手段と、
前記復調手段から出力された前記第1及び第2の誤り訂正符号系列に対して別々に誤り訂正処理を行う誤り訂正処理手段と、
前記誤り訂正処理手段により訂正処理された前記第2のデータ中に含まれる前記複数のセクタアドレスのすべてを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記複数のセクタアドレスのすべてのエラー検査を行うエラー検査手段と、
前記エラー検査の結果、エラー無しとして得られたいずれかのセクタアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で、当該誤り訂正ブロックの前記第1のデータをデスクランブル処理する第1のデスクランブル処理手段と、
前記エラー検査の結果、前記複数のセクタアドレスがすべてエラーであると判別されるときは、前記復調手段からの前記誤り訂正したセクタアドレス又は前記補間したセクタアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で、当該誤り訂正ブロックの前記第1のデータをデスクランブル処理する第2のデスクランブル処理手段と
して機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 前記復調手段から出力された前記第1及び第2の誤り訂正符号系列の復調データと、該復調データに続いて前記誤り訂正したセクタアドレス又は前記補間したセクタアドレスとを順次に前記誤り訂正ブロック単位で書き込むバッファメモリを有する復号化装置に用いるコンピュータを、前記第2のデスクランブル処理手段として、前記エラー検査の結果、前記複数のセクタアドレスがすべてエラーであると判別されるときは、前記バッファメモリから読み出した前記誤り訂正したセクタアドレス又は前記補間したセクタアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で、当該誤り訂正ブロックの前記第1のデータをデスクランブル処理するよう機能させることを特徴とする請求項5記載のコンピュータプログラム。
- 請求項4乃至6のうちいずれか一項記載のコンピュータプログラムをパケット化するパケット化手段と、
前記パケット化した前記コンピュータプログラムを伝送路へ送信する送信手段と、
前記伝送路を経た前記パケット化したコンピュータプログラムを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記パケットから元の前記コンピュータプログラムに復元する復元手段と
を有することを特徴とするコンピュータプログラム送受信システム。
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