JP2004152337A - 記録再生装置及びコンピュータプログラム並びに送受信システム - Google Patents

記録再生装置及びコンピュータプログラム並びに送受信システム Download PDF

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高朗 森
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Abstract

【課題】第1のデータに対する第1の誤り訂正手段と、スクランブル初期値を含む第2のデータに対する第2の誤り訂正手段とが独立したフォーマットにおいては、誤ったデスクランブルによりユーザデータが誤ってしまうことがある。
【解決手段】バッファメモリ14上に書き込まれたデータは、訂正回路(BIS/LDC/ID訂正)15によって誤り訂正が行われ、最初にBIS訂正が行われる。デスクランブルに先駆けて、ID抽出&補間回路17によって16個のアドレス情報をすべて読み出し、エラー検査も併せて行い、読み出したアドレス情報のうちエラーでないアドレス情報をデスクランブル用の初期値としてデスクランブル回路16に出力する。16個のアドレス情報すべてがエラーと検出された場合には、当該ECCブロックの前ECCブロックのアドレス情報から当該ECCブロックのアドレス情報を補間する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録再生装置及びコンピュータプログラム並びに送受信システムに係り、特に誤り訂正ブロック単位にデータを記録媒体に記録し再生する記録再生装置及びコンピュータプログラム並びにコンピュータプログラムの送受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
大容量な記録媒体として、CD(compact disk)、DVD(digital versatiledisk)などの光ディスクが実用化されている。これらの光ディスクでは再生エラーを訂正するために、誤り訂正符号がデータに付加されて記録される。また、データをランダム化する目的で、データにスクランブルをかけて記録される。
【0003】
これらの誤り訂正符号及びスクランブルに関してDVDの例について説明すると、1セクタあたり2kバイトのユーザデータと、4バイトの検査符号EDCからなる論理セクタが16セクタ分の合計の約32kバイトのデータは、図14に示すように、縦方向192バイト、横方向172バイトの所謂192×172の構成に並べ替えられ、各セクタには物理アドレスに相当する情報(図中ID0〜15)が付加されると共に、各セクタのユーザデータ及びEDCはアドレス情報の一部に基づいたスクランブルが施され、スクランブル後のデータに対して次に述べる誤り訂正符号が付加される。
【0004】
DVDでは誤り訂正符号として図14の横方向にリードソロモン符号RS(182,172,11)を構成するPI訂正符号と、縦方向にRS(208,192,17)を構成するPO訂正符号を付加した積符号による誤り訂正符号構成が採られている。そして、光ディスクに記録するにあたっては、図15に示すように、PO訂正符号が16のセクタにインタリーブされ、図の横方向に順に記録される。すなわち、各々横方向182バイト(182列)、縦方向12バイト(12行)のデータ及びPI訂正符号からなる物理セクタと、横方向182バイト(182列)、縦方向1バイト(1行)からなるPO訂正符号とを一組として、16組の構成が合成されている。
【0005】
再生時においては、再生データは通常、まずPI訂正が行われた後、POイレージャ訂正が行われ、さらにPI訂正が行われて再生データの誤りが訂正される。しかし、極端に再生エラーが多いディスクなどにおいては訂正不能が起こる場合もある。
【0006】
いま、バーストエラーを含む多数のエラーが発生したために、誤り訂正後に訂正不能エラーが残った結果、アドレス情報(ID)にデータ誤りを含んでいる場合を考える。IDのエラーはIDに付加されているエラー検出符号(IED)によって検出することができる。DVDの場合、図14にも示すように、IDはPI訂正符号系列及びPO訂正符号系列の一部となっているので、訂正後にIDないしIEDにエラーを含む場合、PI訂正符号系列とPO訂正符号系列ともに訂正不能であったことになる。
【0007】
この訂正不能状態はID以外のデータ部分にもエラーがあって、訂正能力を超えているためと考えられる。従って、IDとIEDを含むPI訂正符号系列について考えれば、このPI訂正符号系列に属するデータにもエラーを含んでいる可能性が高いといえる。従って、後述する本発明のようなアドレス補間を行ってスクランブル初期値を補間しても、データが依然としてエラーである可能性が高いため、あまり意味がなかった。
【0008】
また、ユーザデータとしてMPEG(Moving Picture Experts Group)データのような圧縮データが記録されている場合、少しのデータエラーも致命的な結果となることがあるため、論理セクタに付加されているEDC等のデータ検査符号によってデータにエラーを含むと判断される場合は、ディスク上のトラックを再度アクセスしデータを読み込み直す、所謂リトライが行われることが多い。
【0009】
また、上記の図14及び図15に示したフォーマット以外のフォーマットで情報信号を記録し再生する装置も知られている(特許文献1参照)。このフォーマットは、記録再生するユーザデータが主の第1のデータに対する第1の誤り訂正手段と、記録再生するアドレス情報やその他の付加情報である第2のデータに対する第2の誤り訂正手段とが重複しないそれぞれ独立したフォーマットである。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−74664号公報(図8、図9)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記の記録再生するユーザデータが主の第1のデータに対する第1の誤り訂正手段と、記録再生するスクランブル初期値を含む第2のデータに対する第2の誤り訂正手段とが重複しないそれぞれ独立したフォーマットにおいては、第1のデータに対して第1の誤り訂正手段によってたとえ誤り訂正が行われても、第2の誤り訂正手段において訂正不能が発生した場合には、デスクランブルの初期値が得られないことになり、正しく訂正された第1のユーザデータに誤りが無いにもかかわらず、誤ったデスクランブルが行われることによってユーザデータが誤ってしまうという不都合がある。
【0012】
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、第1のデータに対して第1の誤り訂正手段によって誤り訂正が行われ、第2の誤り訂正手段において訂正不能が発生した場合でも、ユーザデータを正しく復号し得る記録再生装置及びコンピュータプログラム並びに送受信システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、第1の発明の記録再生装置は、少なくともアドレス及びユーザデータを含む情報に、アドレスの一部に基づいたスクランブル処理を施し、そのスクランブル処理された情報に対して第1の誤り訂正符号と第2の誤り訂正符号とを付加して、所定の誤り訂正ブロック単位に記録媒体に記録する記録手段を記録系に備え、記録媒体に所定の誤り訂正ブロック単位に記録された情報を再生する再生手段と、再生手段により再生された情報を第1及び第2の誤り訂正符号に基づいて誤り訂正する誤り訂正処理手段と、誤り訂正処理手段により誤り訂正処理されたアドレスをすべて抽出する抽出手段と、抽出手段により抽出された複数のアドレスすべてのエラー検査を行うエラー検査手段と、エラー検査の結果、エラー無しとして得られたいずれかのアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で情報をデスクランブル処理する第1のデスクランブル処理手段と、エラー検査の結果、複数のアドレスがすべてエラーであると判別されるときは、当該誤り訂正ブロックより前に再生された誤り訂正ブロックのアドレスから予測した値に基づいた当該誤り訂正ブロックの情報のデスクランブル初期設定値で情報をデスクランブル処理する第2のデスクランブル処理手段とを再生系に備えることを特徴とする。
【0014】
また、上記の目的を達成するため、第2の発明の記録再生装置は、スクランブル処理された第1のデータに誤り訂正処理を施して第1の誤り訂正符号系列を得る第1の誤り訂正手段と、第1のデータに対するスクランブル処理のためのスクランブル初期設定値の基となるアドレスを複数含む第2のデータに誤り訂正処理を施して第2の誤り訂正符号系列を得る第2の誤り訂正手段と、それぞれ独立した第1及び第2の誤り訂正符号系列を所定の誤り訂正ブロック単位に記録媒体に記録する記録手段を記録系に備え、記録媒体に所定の誤り訂正ブロック単位に記録された第1及び第2の誤り訂正符号系列を再生する再生手段と、再生手段により再生された第1及び第2の誤り訂正符号系列に対して別々に誤り訂正処理を行う誤り訂正処理手段と、誤り訂正処理手段により訂正処理された第2のデータ中に含まれる複数のアドレスをすべて抽出する抽出手段と、抽出手段により抽出された複数のアドレスのすべてについてエラー検査を行うエラー検査手段と、エラー検査の結果、複数のアドレスのいずれかがエラー無しと判別されるときは、エラー無しとして得られたいずれかのアドレスに基づいた当該誤り訂正ブロックの第1のデータのデスクランブル初期設定値でデスクランブル処理する第1のデスクランブル処理手段と、エラー検査の結果、複数のアドレスがすべてエラーであると判別されるときは、当該誤り訂正ブロックより前に再生された誤り訂正ブロックの第2のデータから予測した値に基づいた当該誤り訂正ブロックの第1のデータのデスクランブル初期設定値でデスクランブル処理する第2のデスクランブル処理手段とを再生系に備える構成としたものである。
【0015】
ここで、DVDにおいてはデスクランブルの初期値はID32ビットのうちの4ビットのみ用いて初期値が選択されるので、IDエラーであってもその4ビットにエラーがなければ、デスクランブル初期値に影響を及ぼさなかったが、ユーザデータを含む第1のデータに対するスクランブル処理のためのスクランブル初期設定値を複数含むアドレス情報(ID)等の第2のデータに誤り訂正処理を施して第2の誤り訂正符号系列を得て、これら第1及び第2の誤り訂正符号系列をそれぞれ独立したフォーマットの所定の誤り訂正ブロック単位に記録媒体に記録し再生する本発明では、第2のデータの殆どのビットを初期値として用いるので、第2のデータの信頼性をより高めておく必要がある。
【0016】
そこで、本発明では、訂正後に行うデスクランブル処理に先駆けて、第1のデータに対するスクランブル処理のためのスクランブル初期設定値の基となるアドレスを複数含む第2のデータ中に含まれる複数のアドレスをすべて抽出してエラー検査を行い、そのエラー検査の結果、いずれかのアドレスがエラー無しとして得られるときは、エラー無しと判別されたアドレスに基づいた当該誤り訂正ブロックの第1のデータのデスクランブル初期設定値でデスクランブル処理し、複数のアドレスがすべてエラーであると判別されるときは、当該誤り訂正ブロックより前に再生された誤り訂正ブロックの第2のデータから予測した値に基づいた当該誤り訂正ブロックの第1のデータのデスクランブル初期設定値でデスクランブル処理するようにしたため、常にデスクランブル初期設定値を得ることができる。
【0017】
また、上記の目的を達成するため、第3の発明の記録再生装置は、記録媒体の再生開始時、又は記録媒体上不連続なブロックを再生するときは、デスクランブル処理に先駆けて予め先頭の誤り訂正ブロックに対するスクランブル処理の初期設定値を、誤り訂正ブロックより前に再生された誤り訂正ブロックの第2のデータから予測した値として第2のデスクランブル処理手段に設定する初期値設定手段を更に有することを特徴とする。
【0018】
この発明では、記録媒体の再生開始時、又は記録媒体上不連続なブロックを再生するときに、再生される最初の誤り訂正ブロックの複数の初期設定値がすべてエラーであると判別されたときは、当該誤り訂正ブロックより前に再生された誤り訂正ブロックの第2のデータとして、上記のスクランブル処理の初期設定値を用いることができる。
【0019】
また、上記の目的を達成するため、第4の発明の記録再生装置は、1つの誤り訂正ブロックあたりのセクタ数が異なる記録再生領域と再生専用領域が設けられた記録媒体の再生時は、第2のデスクランブル処理手段は、再生する当該誤り訂正ブロックより前に再生された誤り訂正ブロックの第2のデータから予測した値として、当該誤り訂正ブロックの再生領域が記録再生領域又は再生専用領域に応じて選択した、いずれかの上記のセクタ数に対応したアドレス増加数を、当該誤り訂正ブロックより前に再生された誤り訂正ブロックのセクタアドレス値に加算した値とすることを特徴とする。
【0020】
この発明では、1つの誤り訂正ブロックあたりのセクタ数が異なる記録再生領域と再生専用領域が設けられた記録媒体の再生時には、記録再生領域及び再生専用領域のいずれにおいても、正しいデスクランブル処理ができる。
【0021】
また、上記の目的を達成するため、第5乃至第8の発明のコンピュータプログラムは、コンピュータを、第1乃至第4の発明の各手段として機能させることを特徴とする。
【0022】
また、上記の目的を達成するため、第9の発明の送受信システムは、第5乃至第8の発明のうちいずれか一の発明のコンピュータプログラムをパケット化するパケット化手段と、パケット化したコンピュータプログラムを伝送路へ送信する送信手段と、伝送路を経たパケット化したコンピュータプログラムを受信する受信手段と、受信手段により受信されたパケットから元のコンピュータプログラムに復元する復元手段とを有することを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明の記録再生装置の一実施の形態の概略構成図を示す。同図において、画像・音声等の情報信号は入出力信号処理部1によって、MPEGエンコード/デコード等の処理が行われる。記録時には、この入出力信号処理部1によって入力情報信号をMPEGエンコードして得られたユーザデータは、変調・スクランブル処理部2に供給されて誤り検査符号(EDC)の付加やスクランブルが施され、更に誤り訂正符号が付加されることにより、変調されたデータとして生成され、光ディスク等の記録媒体3に公知の手段により記録される。
【0024】
一方、再生時には、光ディスク等の記録媒体3から公知の手段により再生された上記の変調されたデータが、復調・デスクランブル処理部4に供給され、ここで復調して得られたデータの誤り訂正が行われ、更にデスクランブル、データ誤り検査(EDC検査)が行われた後、後段の入出力信号処理部1に供給されてMPEGデコーダで復号され、画像・音声等の情報信号が得られる。
【0025】
図2は本発明になる記録再生装置の再生系の第1の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。図2において、記録媒体3から公知の手段により再生された変調信号は、復調回路11において復調される。復調回路11により復調して得られたデータの中からID抽出部12により物理アドレス情報を含むIDデータ部分が抽出され、システムコントローラ(シスコン)13に出力される。
【0026】
ここで、IDデータにはエラー検出/訂正符号が付加されており、ID抽出部12でのIDデータの検出において、IDデータと共に適宜エラー検出/訂正結果も出力し、更にはディスクの連続性に基づいたアドレス補間処理なども行われてシステムコントローラ13に出力される。システムコントローラ13は入力された物理アドレス情報を用いて記録媒体3上の所望のトラックにアクセスし、後段のMPEGデコーダ19に出力するためトラック上の所望のECCブロックのデータが読み込まれ、復調回路11で復調されたテータが図3(A)に模式的に示すようにブロック(BLK)単位で読み出されてバッファメモリ14に書き込まれる。
【0027】
記録媒体3から再生されたデータはデータ誤りを含むので、バッファメモリ14に書き込まれたデータは、一旦読み出されて誤り訂正回路(図中BIS/LDC/ID訂正)15によって、BIS訂正、LDC訂正、ID訂正されてバッファメモリ14に図3(B)に模式的に示すように書き戻される。
【0028】
ここで、本発明が適用されるECCブロックの構造について図8及び図9を用いて説明する(参考文献:Appl.Phys.vol.39(2000)「Optical Disc system For Digital Video Recording」、ISOM1999 July 「Error Modeling and Performance Analysis of Error−Correcting Code for DVR System」)。
【0029】
本実施の形態において、第1のデータであるユーザデータは、1物理セクタあたり4kバイトであり、16物理セクタで1つのECCブロックを構成する。この1つのECCブロック内の合計64kバイトのユーザデータは、2kバイトを一つの論理セクタとして2kバイト毎に誤り検出符号(EDC)が付加されている。この第1のデータに対して第1の誤り訂正符号が付加される。
【0030】
図9(a)は上記の第1の誤り訂正符号の構成を示す。スクランブル済みの1つのECCブロック内の64kバイトのユーザデータは、インタリーブがかけられて縦方向216バイト(216行)、横方向304バイト(304列)の構成に並べ替えられ、各々縦方向の216バイトのデータに対して、その216バイトを生成要素とする32バイトの訂正符号(パリティ)が生成されて同じ列に付加され、合計304個のリードソロモン符号系列RS(248,216,33)が構成される。
【0031】
このように、第1の誤り訂正符号は前記64kバイトのユーザデータ及びEDCを216バイトずつに分割して、32バイトの訂正符号(パリティ)を付加したものであり、1つのECCブロックあたり304個の第1の誤り訂正符号系列LDC(RS(248,216,33))から構成されている。
【0032】
一方、第2のデータである16物理セクタ分のアドレス情報やその他の付加情報は、第2の誤り訂正符号が付加されたリードソロモン符号系列RS(62,30,33)から構成される。すなわち、図9(b)に示すように、16セクタ分の物理アドレス情報やその他の付加情報は、インタリーブされて縦方向30バイト(30行)、横方向24バイト(24列)のデータに並び替えられ、それぞれ縦方向30バイトのデータを生成要素とする32バイトの訂正符号(パリティ)が縦方向に付加され、合計24個のリードソロモン符号系列RS(62,30,33)から構成される。つまり、1つのECCブロックあたり720バイト分の第2のデータから、24個の第2の誤り訂正符号系列BIS(RS(62,30,33))が構成される。
【0033】
物理アドレス情報は再生のために特に重要なデータであるため、このID用に第3の誤り訂正ないし誤り検出符号が付加されている。従って、前述の第2のデータには前述の16セクタ分の物理アドレス情報やその他の付加情報の他に、ID専用の誤り訂正ないし誤り検出符号も含まれている。
【0034】
上記アドレス情報等の第2のデータを含む第2の誤り訂正符号BIS(62,30,33)×24は、前述のユーザデータである第1のデータを含む第1の誤り訂正符号系列LDC(248,216,33)×304と図8に示すようにインタリーブとマルチプレックスが行われ、3本のBIS領域に分割して配置される。
【0035】
これらのインタリーブとマルチプレックスの結果、16個の物理アドレス情報が図中ID0〜ID15に示すように周期的に配置した形となっており、再生時にはこれらの値が復調回路11によって抽出されてディスクアクセスが行われる。また、記録媒体3に記録されるデータとしては、横方向のデータの先頭にフレーム同期用符号SYNCが付加され、図8の左から右方向に順に記録される。
【0036】
ところで、前記第1のデータに対しては、アドレス情報を基にしたスクランブル処理が施され、ECCブロック内の第1のデータに対して第2のデータに含まれるアドレス情報を基に生成されるスクランブルデータによってスクランブル処理が施される。また、同一ECCブロック内の16物理セクタのユーザデータには同一のスクランブル初期値が設定されて、同じスクランブル処理が施されている。アドレス情報には物理セクタ番号を含んでいるが、そのセクタ番号のビットはデスクランブル初期値の決定にはかかわらず、セクタ番号より上位のビットによってデスクランブル初期値が決定される結果、同一のデスクランブルが施されている。なお、同じECCブロックにおいては、デスクランブル初期設定値はスクランブル初期設定値と同じ値である。
【0037】
上記説明のように、このECCブロック構造は、ユーザデータを含む第1のデータに対する第1の誤り訂正符号と、アドレス情報(スクランブル初期値)を含む第2のデータに対する第2の誤り訂正符号は、それぞれ独立した誤り訂正RS符号系列を構成しており、DVDのような積符号による誤り訂正符号系列とは異なっている。
【0038】
再び図2に戻って説明するに、再生時は、復調回路11で復調された図8及び図9に示したデータがバッファメモリ14に書き込まれる。ただしフレーム先頭のSYNCパターンは復調回路11によって評価されて、本来のパターンと異なるときは、後述するLDC訂正時のイレージャポインタ生成のためのSYNCエラーフラグがバッファメモリ14に書き込まれる。
【0039】
バッファメモリ14上に書き込まれたデータは、図3(C)に模式的に示すように読み出されて、訂正回路(BIS/LDC/ID訂正)15によって誤り訂正が行われ、最初にBIS訂正が行われる。この訂正処理によってBIS内のデータが訂正されると共に、BISデータ中のエラー位置を判別し、後述のLDC訂正時のイレージャポインタ生成のためにBISエラーフラグとして記憶する。
【0040】
BIS訂正の後、引き続いてLDC訂正が行われ、前記SYNCエラーフラグ及びBISエラーフラグによって示されるSYNCエラー及びBISエラーに挟まれたデータをバーストエラーとみなしてイレージャポインタをたて、図9(a)のリードソロモン符号RS(248,218,33)に基づくイレージャ訂正を行う。
【0041】
前述のように、アドレス情報は再生のために特に重要なデータであるため、アドレス情報専用の誤り訂正ないし誤り検出符号が付加されているが、この誤り訂正符号を用いて更にアドレス情報の訂正を行うようにしてもよい。訂正が終了したデータは、バッファメモリ14から論理セクタ毎に読み出されて出力されるが、このとき図2中のデスクランブル回路16によってデスクランブルされて、さらにEDC回路18で論理セクタ毎にEDCによる誤り検査が行われて、図3(D)に示すように後段のMPEGデコーダ19に出力される。
【0042】
また、本実施の形態では、デスクランブルに先駆けて、予め図2中のID抽出&補間回路17によって図8に示した16個のアドレス情報をすべて読み出し、エラー検査も併せて行い、読み出したアドレス情報のうちエラーでないアドレス情報に基づいてデスクランブル用初期値を得てデスクランブル回路16に出力する。
【0043】
ここで、もし16個のアドレス情報すべてがエラーと検出された場合には、当該ECCブロックの前ECCブロックのアドレス情報から当該ECCブロックのアドレス情報を補間する。
【0044】
いま、一例として当該ECCブロックのアドレスの最下位バイトが011xxxx0(xxxxは物理アドレスを示す値で0000〜1111)とすると、前ECCブロックアドレスの最下位バイトは010xxxx0であるが、本願において、ID抽出&補間回路17中のレジスタにこの前ECCブロックアドレスが記憶されており、エラー時にはこの値010xxxx0に100000を加算した011xxxx0を当該ECCブロックのデスクランブル初期値として用いる。
【0045】
上記動作を図10のフローチャートで説明する。同図において、復調から第3の誤り訂正までの処理(S1〜S4)と、ステップS5のID抽出&補間処理後のデスクランブル処理(ステップS6)、EDC回路18によるEDC検査処理(ステップS7)、EDCエラーの有無の判定処理(ステップS8)、EDCエラーが無い時のMPEGデコード処理(ステップS9)は前述の通りであるので、ステップS5のID抽出&補間処理についてのみ説明する。バッファメモリ14から抽出した同一のECCブロック内の16個のID値を読み取り、それらのIDがすべてエラーかどうかのエラー判定が行われる(ステップS51)。エラーでない時はそのIDの値ID(Kは0〜15の値)をデスクランブル用初期値SCRIDとする(ステップS52)。
【0046】
すなわち、前述の例でいえば、読み取ったアドレスA_B_C_01100010が正しいと判定された場合、SCRID=A_B_C_01100010とされ、この値を用いてデスクランブルされる(A_B_Cはアドレス情報の上位3バイトである)。また、次のECCブロックのアドレス情報予測値生成用としてレジスタID−1にこの値IDが保持され、ID−1=A_B_C_01100010と更新される(ステップS53)。
【0047】
一方、16個のID値を読み取った結果、全てのIDがエラーである場合には、前ECCブロックのアドレス保持値ID−1にECCブロックあたりのアドレス増加分を加算することによって当該アドレスとする(ステップS54)。すなわち、SCRID=ID−1+SNrw=A_B_C_010xxxx0+100000=A_B_C_011xxxx0とされる。また、次のECCブロックのアドレス情報予測値生成用としてレジスタID−1にこの値SCRIDが保持され、ID−1=A_B_C_011xxxx0と更新される(ステップS55)。
【0048】
なお、図示しないが、いずれかのIDがエラーなしの場合、アドレスの連続性、すなわちID=ID−1+SNrwとなっているか否かの評価も行われる。
【0049】
次に、上記の動作を図11と共に更に詳述する。図11は図2中のID抽出&補間回路17の一実施の形態の構成を周辺回路と共に示すブロック図である。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付してある。図11において、図2のバッファメモリ14から抽出されたID値は、IDラッチ171で次々と読み取られると共に、IDエラー検査回路172でアドレス情報専用の誤り訂正ないし誤り検査符号を検査し、エラーがないとき(図中OK/Error=OK時)はIDラッチ171内のIDデータがIDレジスタ173に保持される。このようにして16個のID値全てをバッファメモリ14から読み取って、誤り検査する。
【0050】
16個のうちのいずれかのIDがOKであれば、その値がデータセレクタ174を介して後段のデスクランブル回路16内の線形フィードバックレジスタ(LFSR:Linear Feedback Shift Register)28にデスクランブル初期値SCRIDとして出力される。また、このSCRIDは、次のECCブロックのID値予測のためにID−1レジスタ177に保持される。
【0051】
IDエラー検査において16個すべてのIDがエラーと判断されるとき(All Error)は、前述のID−1レジスタ177に保持されている前ECCブロックのID値に、セレクタ175からの1ECCブロックのアドレス増加分SNrwを図中の加算器(Add)176で加算した値が、データセレクタ174で選択されて当該ECCブロックのデスクランブル初期値SCRIDとしてデスクランブル回路16内のLFSR28へ出力される。
【0052】
上記の結果、得られたデスクランブル初期値SCRIDが入力されるLFSR28のデスクランブル出力は、バッファメモリ14から読み出された第1のデータ(ユーザデータとEDC)と加算器29においてモジュロ2加算されることにより、スクランブル前の本来のデータが得られる。
【0053】
ところで、光ディスクではグルーブに記録する記録再生データ以外に、グルーブのウォッブリング等によってアドレス情報やデータを記録する手段を採ることができる。このウォッブルによる記録においては、記録密度を高くとることができないので、図8と同様のデータ構造を用いる場合、1ECCブロックあたりのセクタ数を少なくしたデータ構造にする方法がある。
【0054】
そのように記録した再生専用信号を再生する場合、1ECCブロックごとのアドレスの増加数が前記記録再生信号を再生する場合と異なることになるので、前記記録再生信号を再生する場合で説明したアドレス補間のためのアドレス増加数(SN)は、再生専用信号を再生する場合には変える必要がでてくる。
【0055】
図10及び図11中のSNrwは記録再生信号の場合のアドレス増加数であり、図11中のSNprecは再生専用信号の場合のアドレス増加数を表しており、上記の説明ではSNrw=32であったが、再生専用領域においてはこれより小さな値、例えばSNprec=2という値とする。
【0056】
これによって、再生するトラックが記録再生領域か再生専用領域かによって、図11のセレクタ175によりアドレス増加数をSNrwかSNprecに切り替え、再生専用領域において、すべてのIDがエラーである場合には、図10のステップS54及び図11の加算器176でSCRID=ID−1+SNprecの加算を行うことによって、当該ECCブロックのデスクランブル初期値を求めることができる。
【0057】
ところで、図2のバッファメモリ14には再生開始先頭のECCブロックから書き込まれるため、再生開始先頭のECCブロックに対しては、前ECCブロックのアドレスに相当する値がID抽出&補間回路17には得られていない。このため、再生開始先頭のECCブロックのすべてのIDがエラーである場合には、上述のような方法ではアドレス補間が行えない。そこで、本実施の形態では、再生開始先頭のECCブロックに対しては、予めシステムコントローラ13が前ECCブロックのアドレスに相当する値(ID−1)をID抽出&補間回路17に設定する。図11中のID−1レジスタ177へのシステムコントローラ13からの矢印は上記動作を示したものである。
【0058】
同様なケースとして、ユーザデータが光ディスク上に分散して記録されている場合には、トラックジャンプを伴ったデータ再生が行われる結果、その再生アドレスは飛び飛びの不連続な値をとることになるので、トラックジャンプを伴った先頭ECCブロックの再生では、上記と同様に再生開始先頭アドレスに相当する値を予め設定するようにしている。こうすることによって、仮に再生開始先頭のECCブロックのすべてのIDがエラーであっても、先頭のECCブロックから正しくデスクランブルが可能となる。
【0059】
なお、上記の実施の形態の説明では、アドレス情報専用の誤り訂正であるID訂正を図2中のBIS/LDC/ID訂正部15で行うこととして説明したが、これを図2中のID抽出&補間回路17において行うようにしてもよい。
【0060】
図4は本発明になる記録再生装置の再生系の第2の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図2に示した第1の実施の形態では、デスクランブル処理をMPEGデコーダ19へ出力する際に行うようにしているが、この実施の形態では、デスクランブル回路23で得られた図5(C)に模式的に示すデスクランブル結果を一度バッファメモリ22に書き戻すと共に、ID抽出&補間回路21にIDを供給し、その後、バッファメモリ22から図5(D)に模式的に示すように読み出したデスクランブル結果を、EDC回路18を通してMPEGデコーダ19に出力する。この場合も、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。なお、図5(A)は図4の復調回路11の出力データ、同図(B)はBIS/LDC/ID訂正部15の出力データを模式的に示す。
【0061】
図6は本発明になる記録再生装置の再生系の第3の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図4と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図6に示す第3の実施の形態では、バッファメモリ24とは別に1ECCブロック相当のデータを保持できる作業用メモリ25を設け、誤り訂正やデスクランブル、EDC検査等の処理をこの作業用メモリ25で行うように構成したものである。
【0062】
次に、この第3の実施の形態の動作について説明するに、復調回路11により復調された記録媒体3からのデータは、バッファメモリ24に書き込まれるが、このバッファメモリ24のサイズはECCブロックのデータが複数ブロック分、例えば64ECCブロックのデータを保持できるメモリサイズ(例えば、8MB)とする。
【0063】
バッファメモリ24上の復調データは、1ECCブロック分が作業用メモリ25に転送され、この作業用メモリ25上で図8中のBIS/LDC/ID訂正部15、ID抽出&補間回路17、デスクランブル回路23、EDC回路26によって図10のフローチャートに示した処理が行われる。これら誤り訂正やデスクランブル、EDC検査等の処理が終了したデータは、作業用メモリ25から再びバッファメモリ24に書き戻され、このデータがバッファメモリ24から読み出されて後段のMPEGデコーダ19に転送される。
【0064】
バッファメモリ24のサイズはECCブロックの複数ブロック分の容量をもっているので、MPEGデコーダ19への転送は図7(D)に模式的に示すように、前記誤り訂正やデスクランブルの処理がされて図7(C)に模式的に示すように作業用メモリ25に転送されるデータに対して、所定量のディレーをもって転送することができる。なお、図7(A)は図6の復調回路11の出力データ、同図(B)はBIS/LDC/ID訂正部15の出力データを模式的に示す。
【0065】
これによって、EDC回路26のEDC検査においてユーザデータの訂正不能であったために、EDCエラーが検出された場合には、EDCエラーの通知を受けたシステムコントローラ13はデータエラーを含むECCブロックが記録された光ディスク上のトラックを再度アクセスするように図示しない光ヘッドを制御し、図10のフローチャート中のステップS1〜S8の一連の処理のリトライを実行することによってデータ誤りの回復を図る。
【0066】
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば本発明を実現する方法として、上記の各実施の形態では記録再生装置として説明したが、これを図10のフローチャートで示す各ステップを実行するコンピュータプログラムとして、これを大規模半導体集積回路(LSI)又はコンピュータ用記録媒体等に収納するようにしてもよい。
【0067】
次に、本発明のコンピュータプログラムを伝送する方法について図12のフローチャートと共に説明する。まず、コンピュータプログラムを伝送に適した所定バイト数単位に分割してパケット化し(ステップS11)、そのパケットを所望の伝送路に伝送させる(ステップS12)。そして、上記の処理をコンピュータプログラムの全てのパケットについて行う(ステップS13)。
【0068】
次に、本発明のコンピュータプログラムを伝送する伝送装置の一実施の形態について図13のブロック図と共に説明する。同図において、図10のフローチャートで示す各ステップを実行するコンピュータプログラムは、データ暗号化部31で暗号化された後、送信インタフェース(I/F)部32により伝送に適した前記パケット化等のデータ変換がされた後、ネットワーク33を介して伝送される。受信側ではネットワーク33からのパケットを受信I/F部34で受信し、その受信パケットからデータを取り出し、データ復号部35でデータ暗号の復号化等を行って暗号化前のコンピュータプログラムを復元入手する。
【0069】
なお、以上の実施の形態では、図8に示したような記録再生するユーザデータが主の第1のデータに対する第1の誤り訂正手段と、記録再生するアドレス情報やその他の付加情報である第2のデータに対する第2の誤り訂正手段とが重複しないそれぞれ独立したフォーマットに本発明を適用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図14、図15に示した積符号構造のフォーマットにも適用可能である。
【0070】
図14、図15のフォーマットの場合、IDの評価をセクタ順にシーケンシャルに行ったとき、訂正限界を超えるエラーがあって、あるセクタのIDがエラーであると、そのセクタでは正しい再生データまでもが誤ったデスクランブルによってすべてエラーとなってしまうが、本発明を適用した場合は、どれかのIDが正しければ、IDエラーによるデスクランブルによって正しいデータまで全く違う値になってしまうことを防ぐことができる。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、訂正後に行うデスクランブル処理に先駆けて、訂正処理された第2のデータ中に含まれる複数のスクランブル初期設定値をデスクランブル処理の初期設定値としてすべて抽出してエラー検査を行い、そのエラー検査の結果、いずれかの初期設定値がエラー無しとして得られるときは、その初期設定値を当該誤り訂正ブロックの第1のデータのデスクランブル初期設定値としてデスクランブル処理し、複数の初期設定値がすべてエラーであると判別されるときは、当該誤り訂正ブロックより前に再生された誤り訂正ブロックの第2のデータから予測した値を当該誤り訂正ブロックの第1のデータのデスクランブル初期設定値としてデスクランブル処理することにより、常にデスクランブル初期設定値を得ることができるため、以下の特長を有する。
【0072】
(1)誤り訂正の結果、仮にデータが正しく得られても、デスクランブル初期値を含んでいるすべての第2のデータに含まれるアドレス(ID)が訂正不能であった場合、デスクランブル初期設定値が得られずにデスクランブルが正しく行われないという現象を防止でき、データ誤りを大幅に低減できる。
【0073】
(2)無用なユーザデータエラーを低減できるため、ディスク等の記録媒体を再読込みさせるリトライ動作を減らすことができる。
【0074】
(3)ディスク等の記録媒体上に記録されたデータをトラックジャンプを伴いながら再生する場合において、アドレスが不連続となるが、システムコントローラによる先頭アドレスに相当する値を設定することにより、デスクランブル初期値を得ることができる。
【0075】
(4)処理の殆どがハードウェアによって行われるため、システムコントローラに負荷をかけずに実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録再生装置の一実施の形態の概略構成図である。
【図2】本発明の記録再生装置の再生系の第1の実施の形態のブロック図である。
【図3】図2の要部のタイミングチャートである。
【図4】本発明の記録再生装置の再生系の第2の実施の形態のブロック図である。
【図5】図4の要部のタイミングチャートである。
【図6】本発明の記録再生装置の再生系の第3の実施の形態のブロック図である。
【図7】図6の要部のタイミングチャートである。
【図8】本発明におけるECCブロック構造の一実施の形態を示す図である。
【図9】本発明における誤り訂正符号の一実施の形態の構成を示す図である。
【図10】本発明の一実施の形態の動作説明用フローチャートである。
【図11】本発明の要部のID抽出&補間回路及びデスクランブル回路の一実施の形態の構成を周辺回路と共に示すブロック図である。
【図12】本発明のプログラムの伝送方法を説明するフローチャートである。
【図13】本発明のプログラムの伝送装置の一実施の形態のブロック図である。
【図14】従来の誤り訂正符号構造の一例を示す図である。
【図15】従来のECCブロック構造の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 入出力信号処理部
2 変調・スクランブル処理部
3 光ディスク等の記録媒体
4 復調・デスクランブル処理部
11 復調回路
12 ID抽出部
13 システムコントローラ(シスコン)
14、22、24 バッファメモリ
15 BIS/LDC/ID訂正部
16、23 デスクランブル回路
17 ID抽出&補間回路
18、26 EDC回路
19 MPEGデコーダ
25 作業用メモリ
28 線形フィードバックレジスタ(LFSR)
29、176 加算器
31 データ暗号化部
32 送信I/F部
33 ネットワーク
34 受信I/F部
35 データ復号部
171 IDラッチ
172 IDエラー検査回路
173 IDレジスタ
174、175 セレクタ
177 ID−1レジスタ

Claims (9)

  1. 少なくともアドレス及びユーザデータを含む情報に、前記アドレスの一部に基づいたスクランブル処理を施し、そのスクランブル処理された情報に対して第1の誤り訂正符号と第2の誤り訂正符号とを付加して、所定の誤り訂正ブロック単位に記録媒体に記録する記録手段を記録系に備え、
    前記記録媒体に前記所定の誤り訂正ブロック単位に記録された情報を再生する再生手段と、前記再生手段により再生された情報を前記第1及び第2の誤り訂正符号に基づいて誤り訂正する誤り訂正処理手段と、前記誤り訂正処理手段により誤り訂正処理された前記アドレスをすべて抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された複数の前記アドレスすべてのエラー検査を行うエラー検査手段と、前記エラー検査の結果、エラー無しとして得られたいずれかのアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で前記情報をデスクランブル処理する第1のデスクランブル処理手段と、前記エラー検査の結果、複数の前記アドレスがすべてエラーであると判別されるときは、当該誤り訂正ブロックより前に再生された誤り訂正ブロックの前記アドレスから予測した値に基づいた当該誤り訂正ブロックの前記情報のデスクランブル初期設定値で前記情報をデスクランブル処理する第2のデスクランブル処理手段とを再生系に備えることを特徴とする記録再生装置。
  2. スクランブル処理された第1のデータに誤り訂正処理を施して第1の誤り訂正符号系列を得る第1の誤り訂正手段と、前記第1のデータに対する前記スクランブル処理のためのスクランブル初期設定値の基となるアドレスを複数含む第2のデータに誤り訂正処理を施して第2の誤り訂正符号系列を得る第2の誤り訂正手段と、それぞれ独立した前記第1及び第2の誤り訂正符号系列を所定の誤り訂正ブロック単位に記録媒体に記録する記録手段を記録系に備え、
    前記記録媒体に前記所定の誤り訂正ブロック単位に記録された前記第1及び第2の誤り訂正符号系列を再生する再生手段と、前記再生手段により再生された前記第1及び第2の誤り訂正符号系列に対して別々に誤り訂正処理を行う誤り訂正処理手段と、前記誤り訂正処理手段により訂正処理された前記第2のデータ中に含まれる前記複数のアドレスをすべて抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記複数のアドレスのすべてについてエラー検査を行うエラー検査手段と、前記エラー検査の結果、エラー無しとして得られたいずれかのアドレスに基づいた当該誤り訂正ブロックの前記第1のデータのデスクランブル初期設定値でデスクランブル処理する第1のデスクランブル処理手段と、前記エラー検査の結果、前記複数のアドレスがすべてエラーであると判別されるときは、当該誤り訂正ブロックより前に再生された誤り訂正ブロックの前記第2のデータから予測した値に基づいた当該誤り訂正ブロックの前記第1のデータのデスクランブル初期設定値でデスクランブル処理する第2のデスクランブル処理手段とを再生系に備えることを特徴とする記録再生装置。
  3. 前記記録媒体の再生開始時、又は前記記録媒体上不連続なブロックを再生するときは、前記デスクランブル処理に先駆けて予め先頭の誤り訂正ブロックに対するスクランブル処理の初期設定値を、前記誤り訂正ブロックより前に再生された誤り訂正ブロックの前記第2のデータから予測した値として前記第2のデスクランブル処理手段に設定する初期値設定手段を更に有することを特徴とする請求項2記載の記録再生装置。
  4. 1つの前記誤り訂正ブロックあたりのセクタ数が異なる記録再生領域と再生専用領域が設けられた記録媒体の再生時は、前記第2のデスクランブル処理手段は、再生する当該誤り訂正ブロックより前に再生された誤り訂正ブロックの前記第2のデータから予測した値として、前記当該誤り訂正ブロックの再生領域が前記記録再生領域又は前記再生専用領域に応じて選択した、いずれかの前記セクタ数に対応したアドレス増加数を、当該誤り訂正ブロックより前に再生された誤り訂正ブロックのセクタアドレス値に加算した値とすることを特徴とする請求項2記載の記録再生装置。
  5. 少なくともアドレス及びユーザデータを含む情報を所定の誤り訂正ブロック単位で記録媒体に記録して再生する記録再生装置に用いるコンピュータを、
    記録時は、記録媒体に記録するための信号として、少なくともアドレス及びユーザデータを含む情報に、前記アドレスの一部に基づいたスクランブル処理を施し、そのスクランブル処理された情報に対して第1の誤り訂正符号と第2の誤り訂正符号とを付加して、前記所定の誤り訂正ブロック単位のフォーマットの信号を生成する生成手段として機能させ
    再生時は、前記記録媒体から再生された情報を前記第1及び第2の誤り訂正符号に基づいて誤り訂正する誤り訂正処理手段と、
    前記誤り訂正処理手段により誤り訂正処理された前記アドレスをすべて抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された複数の前記アドレスすべてのエラー検査を行うエラー検査手段と、
    前記エラー検査の結果、複数の前記アドレスのいずれかがエラー無しと判別されるときは、エラー無しとして得られたいずれかのアドレスに基づいたデスクランブル初期設定値で前記情報をデスクランブル処理する第1のデスクランブル処理手段と、
    前記エラー検査の結果、複数の前記アドレスがすべてエラーであると判別されるときは、当該誤り訂正ブロックより前に再生された誤り訂正ブロックの前記アドレスから予測した値に基づいた当該誤り訂正ブロックの前記情報のデスクランブル初期設定値で前記情報をデスクランブル処理する第2のデスクランブル処理手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  6. 第1及び第2のデータを所定の誤り訂正ブロック単位で記録媒体に記録し再生する記録再生装置に用いるコンピュータを、
    記録時は、スクランブル処理された前記第1のデータに誤り訂正処理を施して第1の誤り訂正符号系列を得る第1の誤り訂正手段と、
    前記第1のデータに対する前記スクランブル処理のためのスクランブル初期設定値の基となるアドレスを複数含む前記第2のデータに誤り訂正処理を施して第2の誤り訂正符号系列を得る第2の誤り訂正手段と、
    記録媒体に記録するための信号として、それぞれ独立した前記第1及び第2の誤り訂正符号系列を所定の誤り訂正ブロック単位のフォーマットの信号を生成する生成手段として機能させ、
    再生時は、前記記録媒体から再生された前記第1及び第2の誤り訂正符号系列に対して別々に誤り訂正処理を行う誤り訂正処理手段と、
    前記誤り訂正処理手段により訂正処理された前記第2のデータ中に含まれる前記複数のアドレスをすべて抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記複数のアドレスのすべてについてエラー検査を行うエラー検査手段と、
    前記エラー検査の結果、複数の前記アドレスのいずれかがエラー無しと判別されるときは、エラー無しとして得られたいずれかのアドレスに基づく当該誤り訂正ブロックの前記第1のデータのデスクランブル初期設定値でデスクランブル処理する第1のデスクランブル処理手段と、
    前記エラー検査の結果、前記複数のアドレスがすべてエラーであると判別されるときは、当該誤り訂正ブロックより前に再生された誤り訂正ブロックの前記第2のデータから予測した値に基づく当該誤り訂正ブロックの前記第1のデータのデスクランブル初期設定値でデスクランブル処理する第2のデスクランブル処理手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  7. 前記コンピュータを、前記記録媒体の再生開始時、又は前記記録媒体上不連続なブロックを再生するときは、前記デスクランブル処理に先駆けて予め先頭の誤り訂正ブロックに対するスクランブル処理の初期設定値を、前記誤り訂正ブロックより前に再生された誤り訂正ブロックの前記第2のデータから予測した値として前記第2のデスクランブル処理手段に設定する初期値設定手段として機能させることを特徴とする請求項6記載のコンピュータプログラム。
  8. 1つの前記誤り訂正ブロックあたりのセクタ数が異なる記録再生領域と再生専用領域が設けられた記録媒体の再生時に、前記第2のデスクランブル処理手段は、再生する当該誤り訂正ブロックより前に再生された誤り訂正ブロックの前記第2のデータから予測した値として、前記当該誤り訂正ブロックの再生領域が前記記録再生領域又は前記再生専用領域に応じて選択した、いずれかの前記セクタ数に対応したアドレス増加数を、当該誤り訂正ブロックより前に再生された誤り訂正ブロックのセクタアドレス値に加算した値とすることを特徴とする請求項6記載のコンピュータプログラム。
  9. 請求項5乃至8のうちいずれか一項記載のコンピュータプログラムをパケット化するパケット化手段と、
    前記パケット化した前記コンピュータプログラムを伝送路へ送信する送信手段と、
    前記伝送路を経た前記パケット化したコンピュータプログラムを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記パケットから元の前記コンピュータプログラムに復元する復元手段と
    を有することを特徴とする送受信システム。
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