JP2000090595A - デ・スクランブル装置 - Google Patents

デ・スクランブル装置

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JP2000090595A
JP2000090595A JP10272571A JP27257198A JP2000090595A JP 2000090595 A JP2000090595 A JP 2000090595A JP 10272571 A JP10272571 A JP 10272571A JP 27257198 A JP27257198 A JP 27257198A JP 2000090595 A JP2000090595 A JP 2000090595A
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Kazumi Iwata
和己 岩田
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小容量のROMを備え、デ・スクランブルさ
れたデータをすばやく得ることができるデ・スクランブ
ル装置を提供する。 【解決手段】 スクランブルデータの初期値及びスクラ
ンブルデータの初期値からnデータ間隔(n:整数)の
スクランブルデータをあらかじめROM21に格納し、
スクランブルデータの初期値をアクセスして所望のスク
ランブルデータを得るまでダミーシフト動作し、所望の
スクランブルデータを得た場合に、そのときのスクラン
ブルデータとDRAM8から入力されたスクランブルデ
ータとの排他的論理和を取りデ・スクランブルすること
により、DVDデコーダを1DRAMで構成した場合、
CPU10からのDRAM8のアクセスの際必要とされ
るデ・スクランブル回路のスクランブルデータを適当な
間隔でROMに格納しておくことで、小容量のROM2
1でCPU10によるアクセス時間の短縮が可能とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報再生装置のデ
・スクランブル装置に関するもので、例えばDVD(デ
ジタル・ビデオ・ディスク)のデ・スクランブルに好適
ならしめるものである。
【0002】
【従来の技術】通常、DVDの再生時に用いられるデ・
スクランブルのドライバの構成としては、ECC(エラ
ー・コレクション・コード)のワークRAMと可変転送
レート用のバッファRAMとの2個のRAMを使用する
が、このドライバのコストを押さえるため両者の機能を
1個のバッファRAMで共用することも行われている。
【0003】一般に、バッファRAMは4Mbit(ビ
ット)と容量が大きいためDRAMが用いられる。DV
Dは、符号化時にメインデータにスクランブルが施され
ていて、スクランブルを施したデータにECC符号化を
行っており、復号化はECCによるエラー訂正を行った
後、デ・スクランブルする。
【0004】ECCのワークRAMと可変転送レート用
のバッファRAMとを1個のバッファRAMで共用した
場合には、ECCによるエラー訂正を行った後、デ・ス
クランブルを行うため、このバッファRAMから一度デ
ータを全て読み出し、デ・スクランブルした後にデータ
をこのバッファRAMに全て書き込めばよいが、デ・ス
クランブルを行うためのバッファRAMへのアクセスが
極端に増えるため高速なDRAMが必要となる。
【0005】そのため、DRAM内には、常にスクラン
ブルされたメインデータをデ・スクランブルすることな
く保持し、ECC手段やHOST(MPEGデコータな
ど)からの呼び出し毎にメインデータをデ・スクランブ
ルを行う方法を取ることによってDRAMへのアクセス
を減らすことができる。
【0006】DVDのスクランブル方法は、セクタアド
レスを基にスクランブルの初期値が決められていてセク
タ単位でスクランブルが施されている。通常のデ・スク
ランブル回路、例えば図4に示すM系列発生回路は、E
CC手段やHOST(ホスト)などへのデ・スクランブ
ルされたメインデータの転送時には、DRAM内の1セ
クタの先頭又はメインデータの先頭からデータを読み出
し、デ・スクランブル回路を通してメインデータを出力
している。そのため、デ・スクランブル回路は後述する
図5に示すスクランブルデータの初期値のみをROMな
どに保持しておけばよい。図5中、「セクタID(アド
レスb23〜b0)の上位アドレスb7〜b4」はそれ
ぞれヘクサデシマル(hで表示)で示されている。例え
ば、「IDb7〜b4」が「0h」の場合は、「000
1」を示している。また、同図中「スクランブルデータ
の初期値」は、図4に示した左シフトのシフトレジスタ
kにメモリされるスクランブルデータの初期値のデー
タをヘクサデシマルで表示したものであり、例えば「初
期値」が「0001h」の場合は「0000 0000
0000 0001」を示している。
【0007】しかし、DVDでは、CPUがナビゲーシ
ョン情報をDRAMから読み出す場合、1セクタの先頭
からデータを読み出すとは限らず、セクタ中に含まれる
必要な情報バイトのみを読み出すことが行われるため、
従来では、図4に示すデ・スクランブル回路のシフトレ
ジスタBkにまず、スクランブルデータの初期値(図5
に図示)をロードし、1をセクタの先頭から読み取り対
象の情報バイトまでシフト動作(空回し:ダミーシフ
ト)をさせてから読み取り対象の情報バイトをデ・スク
ランブルする方法を取っていた。
【0008】図4に示すデ・スクランブル回路におい
て、Bk(k=0〜14)は左シフトのシフトレジスタ
を、Sk(k=0〜14)はスクランブルデータを、
D’k(k=0〜7)はDRAMから読み出されたデ・
スクランブル前の8ビットデータを、Dk(k=0〜
7)はデ・スクランブル後のデータをそれぞれ示す。こ
のデ・スクランブル回路は、まず、図5に示すスクラン
ブルデータの初期値をシフトレジスタBk(B0〜B1
4)にロードし、最初のスクランブルデータSk(S0
〜S14)は初期値をそのまま出力し、この出力S0〜
S14とデ・スクランブル前のデータD’k(D’0〜
D’7)とをEX−OR演算してデ・スクランブル後の
データDk(D0〜D7)を得る。以後、デ・スクラン
ブル前のデータD’kの各1バイトにつきシフトレジス
タBkは8回左シフトしてスクランブルデータSkを出力
し、デ・スクランブル前のデータD’kとEX−OR演
算してデ・スクランブル後のデータDkを得る。
【0009】なお、一般に、デ・スクランブル回路はス
クランブル回路と同じであり、スクランブル時とデ・ス
クランブル時とでは次の関係を有する。 スクランブル時(エンコード時) Dk=D’k+Sk ただし、+はEX OR(排他的論理和)を示す。 デ・スクランブル時(デコード時:再生時) 上式の両辺にSkを加算すると Dk+Sk=D’k+Sk+Sk =D’k ゆえに、スクランブル時には、図4のD’kをDkとし、
kをD’kすればよく、デ・スクランブル時とスクラン
ブル時の回路は同じになる。
【0010】DVDでは、画像音声データがディスク上
に間欠的に、つまりインターリーブに記録されている。
ここで言うインターリーブとは、ECCの訂正能力を上
げるためのインターリーブではなく、画像音声が再生で
きるVOBU(ビデオ・オブジェクト・ユニット)単位
のものである。以後、このインターリーブをビデオイン
ターリーブと称し、ECCでのインターリーブをチャン
ネルインターリーブと称す。
【0011】1VOBUの先頭には制御情報セクタであ
るナビゲーションパック(Navigation pack)が挿入さ
れている。ナビゲーションパックは、システムヘッダ
(System header)やPCI(プレゼンテーション・コ
ントロール・インフォメーション)パケットやDSI
(ディスク・サーチ・インフォメーション)パケットな
どで構成され、DSIパケットには、物理的にビデオイ
ンターリーブされた画像音声データを連続的につなぎ合
わせる(シームレス再生)ために必要な次のセクタアド
レスなどの情報が記録されている。
【0012】通常、ドライブのCPUは、状況に応じて
ナビゲーションパックから必要な情報のみを読み出し、
ドライブを制御する。ここで、DSIパケットのデータ
が早く読み出せないと、ドライブは次の再生データをシ
ークできないため、シームレス再生が行えなくなること
もある。逆に、DSIパケットのデータを早く読み出す
ことは、DRAM内に早期にデータを蓄積でき耐振動衝
撃に対しても強くなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述したような従来の
デ・スクランブル回路では、スクランブルデータをセク
タの先頭から読み取り対象までシフト動作(空回し:ダ
ミーシフト)をさせる必要があるため、DSIパケット
のデータを早期に読み取ることができない。逆に、スク
ランブルデータの全てをROMに記憶させることによっ
てデ・スクランブルを即座に行うこともできるが、RO
M容量が大きいため、外部ROMを使用するにせよ、L
SIにROMを内蔵するにせよ、コストアップにつなが
る。
【0014】本発明はかかる点に鑑み、スクランブルデ
ータを適当な間隔でROMメモリにあらかじめ格納して
おくことにより小容量のROMで、かつデ・スクランブ
ルされたデータをすばやく得ることができるデ・スクラ
ンブル装置を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るデ・スクランブル装置は、スクランブ
ルが施されたデータを記録した情報記録媒体を再生する
情報再生装置に用いられるデ・スクランブル装置であっ
て、スクランブルデータの初期値及びスクランブルデー
タの初期値からnデータ間隔(n:整数)のスクランブ
ルデータをあらかじめ格納するメモリと、当該メモリに
対して、直前のスクランブルデータをアクセスして所望
のスクランブルデータを得るまでダミーシフト動作し、
所望のスクランブルデータを得た場合に、そのときのス
クランブルデータと上記情報記録媒体に記録されたスク
ランブルデータを蓄積する蓄積手段と、この蓄積手段か
ら入力されたスクランブルデータとの排他的論理和を取
りデ・スクランブルするデ・スクランブル手段とを備え
たことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明のデ・スクランブル装置
は、特にDVDに有効であり、DVDデコーダを1DR
AMで構成した場合、CPUからのDRAMアクセスの
際必要とされるデ・スクランブル回路のスクランブルデ
ータの初期値を適当な間隔でROMに格納しておくこと
で、小容量のROMでCPUによるアクセス時間の短縮
を可能とするものである。
【0017】本発明をDVDに応用した場合の信号処理
ブロックを図1に、DVDのデータ構成を図2に、さら
に、図1のROM21に格納されているスクランブルデ
ータのROMテーブル内容を図3に示す。DVDのスク
ランブルは、データのメインデータ部分のみについて行
われており、図3に示すように、セクタIDに含まれる
セクタアドレスb23〜b0のうちの上位アドレスb7
〜b4(図3の表の縦方向の0h〜Fh)によってスク
ランブルデータの各初期値が16通り(図3の表の横方
向の0h〜Fh、h:ヘクサデシマル表示)に決められ
ている。この例では、メインデータの先頭から128バ
イト間隔にスクランブルデータを用いた場合である。
【0018】次に、図1に示す信号処理ブロックの動作
を説明しつつデ・スクランブル装置を説明する。ピック
アップ1で読み取られたディスクDの信号は、RFAM
P2,EQ(イコライザ)/スライサ3を経てBit
(ビット)PLL4でビットクロックが抽出される。処
理回路5によりそのビットクロックを用いデータをNR
Z変換しフレームシンクの検出、保護を行った後、8/
16復調回路6によりデータの8/16復調を行い、デ
ータ入出力制御部7により、フレームシンクを除くデー
タをデ・インターリーブしながら一度DRAM8に格納
する。同時に、ID検出訂正回路9により、セクタアド
レスなどの書かれたIDを検出し、そのIDは、CPU
10に送られ、シーク制御部11、スレッドモータ12
を介してピックアップ1のシークなどに用いられる。
【0019】DRAM8に蓄積された復調データは、水
晶発振器によってつくられた安定したクロックにより読
み出され、データ入出力制御部7を介して第1のデ・ス
クランブル手段13でデ・スクランブルされ、またこの
デ・スクランブル出力はEDC(エラー・ディテクショ
ン・コード:通常CRCと呼ばれる)手段14によって
ECC誤訂正の確認が行われる。
【0020】EDCは、符号化時にはメインデータがス
クランブルされた後、データセクタの先頭からメインデ
ータの終わりまで2064バイトに対して行われてお
り、復号時には、デ・スクランブルされた後、データセ
クタの先頭バイトの最上位ビットをx16511 とし、ED
Cパリティの最下位ビットをx0(=1)として、各ビ
ットが“1”に対応する場所のみの方程式を生成多項式
gで割ることにより行われる。
【0021】その余りが0であればエラー無し、すなわ
ちECC誤訂正なしと判断する。この例では、EDC手
段14による処理がECC手段15での読み出し時に同
時に行われるので、得られたEDCの結果は、ECC訂
正前のデータに対する結果であるため、ECCからの誤
りの場所を表すエラーロケーションと誤りの大きさ(差
分値)を表すエラーベクトルより、EDCデータ列のエ
ラーベクトルe1に換算し、e1÷gの余りを求め、エ
ラーが有る状態(ECC訂正前)で求めたEDCの余り
に加算すればECC処理後のEDCの余りを得ることが
できる。
【0022】本発明とは特に関連は無いが簡単にこの動
作を説明する。正常なEDCデータ列をA、間違ったE
DCデータ列をA’とし、EDCデータ列のエラーベク
トルをeとし、EDCの生成多項式をgとし、さらにス
クランブルデータをSとすれば、エラーが無い場合、E
CC訂正前に求めたEDCの余り(A+S)/gの余り
は0である。エラーが有る場合は、 (A’十S)/g=(A+e+S)/g =(A+S)/g+e/g となり、(A+S)/gの余りは0よりe/gに余りが
生じる。
【0023】ここでエラーベクトルeと、ECCの結果
から求めたエラーベクトルe1が等しい場合、前式にe
1/gを加算すると、 (A+S)/g+e/g+e1/g=(A+S)/g (e/g=e1/g) となり、余りは0でECCによる誤訂正が無いと判断で
きる。等しくなければ、余りは0にならずECCの結果
から求めたEDCデータ列のエラーベクトルe1は実際
のエラーベクトルeではなく、ECCにより誤訂正され
たことになる。
【0024】ナビゲーションパック検出手段16も、E
CC手段15でのデータ呼び出し時に行うことができ
る。図2に示すデータ構成において、ナビゲーションパ
ック内のシステムヘッダの先頭には、画像音声データに
は含まれないユニークなデータパターン000001B
Bh(h:ヘクサデシマル)が記録され、PCIパケッ
ト、DSIパケットの先頭にもそれぞれユニークなデー
タパターンであるパケットヘッダ000001BF03
D4h,000001BF03FAhが記録されてい
る。
【0025】ナビゲーションパックセクタの検出は、そ
れらの何れかを検出することにより行うことができる。
ナビゲーションパックの検出は、図示しないが、まず、
第1のデ・スクランブル手段13の出力のうちセクタの
決まった場所のデータをレジスタに保持する。このデー
タは、ECC手段15による訂正が行われていないの
で、ECC手段15からのエラーロケーションとエラー
ベクトルより保持したレジスタ内のデータを訂正する。
訂正したデータと規格で決められたユニークなデータパ
ターンの既定値を比較し、一致していれば、ナビゲーシ
ョンパックであると判断できる。
【0026】ナビゲーションパック検出手段16は、ナ
ビゲーションパックが検出されたとき、そのときのセク
タアドレスを第3のデ・スクランブル手段17へ、その
セクタのメインデータの先頭DRAMアドレスをCPU
アクセス管理手段18へ、検出信号をCPU10へ出力
する。CPU10は、ナビゲーションパック検出手段1
6からの検出信号を受けると、アクセス要求とアクセス
したい情報の書かれた場所を示すオフセットアドレス
(メインデータの何番目のデータ)をCPUアクセス管
理手段18へ送る。また、オフセットアドレスは、第3
のデ・スクランブル手段17へ送られる。
【0027】CPUアクセス管理手段18は、CPU1
0からのアクセス要求を受けると、CPU10からのオ
フセットアドレス及びナビゲーションパック検出手段1
6からの先頭DRAMアドレスなどからDRAM8のア
クセスアドレスを計算し、CPUアクセスアドレスとC
PUリードリクエスト信号をメモリ制御部19へ送る。
メモリ制御部19は、ECC手段15のDRAMリード
ライトやHostリードなどのDRAM8への各種アク
セスアドレスの生成及び各手段からのアクセス要求を管
理し、メモリアクセスが重ならないようにする。
【0028】メモリ制御部19がCPUアクセス管理手
段18からのCPUリードリクエストを選択した場合、
各種アドレスの中からCPUアクセスアドレスを選び、
DRAM8をアクセスする。また、メモリ制御部19
は、DRAM8のデータ出力がデータ入出力制御部7を
介して第2のデ・スクランブル手段20へ送られるよう
に、データ入出力制御部7ヘデータ入出力制御信号を出
すと同時に、DRAM8からのデータをデ・スクランブ
ルした後のデータをラッチするためのラッチクロック
を、第3のデ・スクランブル手段17へ送出する。DR
AM8からの出力データは、第3のデ・スクランブル手
段17に送られる。
【0029】第3のデ・スクランブル手段17は、ナビ
ゲーションパック検出手段16からのセクタアドレスの
b7〜b4及びCPU10からのオフセットアドレスよ
りROMアドレスを求めて、ROM21をアクセスし、
ROMデータを第3のデ・スクランブル手段17の初期
値としてロードし、DRAM8からの出力データをデ・
スクランブルした後、メモリ制御部19からのラッチク
ロックによってラッチされ、CPU10へ送られる。
【0030】以上の作業を終えた後、DRAM8内のデ
ータは、MPEGデコーダからのHostデータリクエ
スト信号を受けて第2のデ・スクランブル手段20にお
いてデ・スクランブルされ、さらにCSS(コンテント
・スクランブル・システム)デコード手段22を介して
MPEGデコーダへ送られる。
【0031】ここで、図1に示す構成において、第1と
第2のデ・スクランブル手段13と20は、ECC手段
15及びMPEGデコーダへ全てのメインデータをDR
AM8から読み出すため、図4に示す構成のデ・スクラ
ンブル回路で十分である。従来、図1に示す第3のデ・
スクランブル手段17は、オフセット値がある場合、図
4に示す構成の回路を用いてシフトレジスタにまずスク
ランブルデータの初期値をロードし、オフセット分、空
回し(ダミーシフト)すればよいが、例えばメインデー
タの最後のデータが必要な場合は、2047×8回もの
空回し(ダミーシフト)が必要となり、CPU10への
転送に遅延時間を要する。
【0032】また、スクランブルデータを全てROM2
1に記憶させておいた場合は、DVDではセクタアドレ
スのb7〜b4によってスクランブルの16ビットの初
期値が16通り決められており、スクランブルされてい
るデータはメインデータ2048バイトであるため、3
2768ワード(2048×16words,words:16bi
t)ものROM容量が必要となり、遅延時間は小さく収
まるがコストアップにつながる。
【0033】本発明では、ROM容量の小さいものを用
い、かつ遅延量を小さくすることを目的としている。以
下に、第3のデ・スクランブル手段17についての詳細
な説明をする。あらかじめ、メインデータの先頭から1
28バイト間隔にあらかじめ計算したスクランブルデー
タをROM21に図3に示すようにROMテーブルとし
て記憶させておく。ROM容量は、1セクタに16ワー
ド(2048÷128)、16セクタでそれぞれ初期値
が異なるため、合計で256ワード(16×16)あれ
ばよい。
【0034】CPU10からアクセス要求があると、C
PUアクセス管理手段18は、先頭DRAMアドレスと
オフセットアドレスからターゲットのDRAMアドレス
(CPUアクセスアドレス)を計算し、CPUリードリ
クエストとともに、メモリ制御部19へ送る。このと
き、CPUアクセスアドレスの計算は、メインデータ以
外のデータ(ID,IEC,パリティーなど)を飛ばし
て計算する。
【0035】メモリ制御部19は、CPUアクセス管理
手段18からのCPUリードリクエストを選択したと
き、DRAM8をアクセスする。また、第3のデ・スク
ランブル手段17ヘデ・スクランブル後のデータをラッ
チさせるラッチクロックを送出する。
【0036】第3のデ・スクランブル手段17は、ナビ
ゲーションパック検出手段16からのセクタアドレスの
b7〜b4及びCPU10からのオフセットアドレスよ
りROMアドレスを求めて、ROM21をアクセスし、
ROM21の出力データをデ・スクランブル回路の初期
値とする。
【0037】この例では、第3のデ・スクランブル手段
17は、ROMアドレスのb7〜b4を上位アドレスと
し、オフセットアドレスを128で割りその商を下位ア
ドレスとした。例えば、セクタアドレス000125h
(h:HEX)でメインデータの先頭から数えてオフセ
ットアドレス130のアクセス要求があった場合、上位
アドレスは2h、下位アドレスは1hであるから、21
hをアクセスすれば所望のデータの最も手前の初期値が
アクセスできる。
【0038】次に、オフセットアドレスより所望のデー
タのスクランブルデータを得るまでデ・スクランブル回
路のシフトレジスタの空回し回数を計算して、空回し
(ダミーシフト)する。空回し回数の計算は、オフセッ
トアドレスを128で割りその余りのバイト数だけ空回
しすればよい。この例では、余りは2hであるので、2
バイト分空回しする。図4に示す回路では16回のシフ
ト動作を行えばよい。
【0039】所望のスクランブルデータを得たならば、
そのときのスクランブルデータとDRAM8から入力し
たデータとEX−ORを取りデ・スクランブルする。デ
・スクランブルされたデータは、ラッチされた後、CP
U10に送られる。本実施の形態では、所望のデータを
1バイトのみアクセスする例で示したが、連続する数デ
ータをアクセスする場合は、CPU10はセクタアドレ
スとオフセットアドレスに加えて連続バイト数を用いれ
ばよい。このとき、ROM21へのアクセスアドレスの
計算及びデ・スクランブル回路の空回し回数の計算は前
例と同じで良く、デ・スクランブル回路は、所望の最初
のスクランブルデータを得た後、順次シフトレジスタを
1バイト(8回)分のシフト動作を行えばよい。
【0040】以上により、容量の小さいROM21を用
いて、所望のデータをアクセスするのに要する遅延時間
を短縮することができる。例えば、従来ではメインデー
タの最後のデータが必要な場合は、2047×8回もの
空回しが必要となるが、本実施の形態では、127回
(2047÷128の余り)の空回し(ダミーシフト)
でよい。また、オフセットアドレスが128で割り切れ
れば、空回しの必要はなく即座にアクセス可能となる。
この場合のROM容量は256ワードしか必要とせず、
コストアップが小さく収まる。特に、LSIにROMを
内蔵した場合ほとんどコストアップすることなく有効で
ある。
【0041】本発明は、情報再生装置のデ・スクランブ
ル装置において、特にDVDに有効であり、DVDデコ
ーダを1DRAMで構成した場合、CPUからのDRA
Mアクセスの際必要とされるデ・スクランブル回路のス
クランブルデータを適当な間隔でROMに格納しておく
ことで、小容量のROMでCPUによるアクセス時間の
短縮が可能とするものであるが、上述した実施の形態に
限定されるものではなく、スクランブルを行っている全
ての情報再生装置に適用可能なものである。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、DVD
デコーダのエラー訂正用のワークRAMと可変転送レー
ト用のバッファRAMを1個のバッファRAMで共用し
た場合、CPUによるバッファRAMアクセスの際に必
要となるデ・スクランブル回路において、スクランブル
データを適当な間隔でROMメモリにあらかじめ格納し
ておくことにより、小容量のROMでバッファRAMア
クセス時間の短縮が可能となり、高速化及び耐振動衝撃
に有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデ・スクランブル装置をDVDに応用
した場合の信号処理ブロック図である。
【図2】DVDのデータ構成図である。
【図3】スクランブルデータを格納するROMテーブル
の内容図である。
【図4】一般的なデ・スクランブル回路を示す回路図で
ある。
【図5】スクランブルデータの初期値を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
8 DRAM(蓄積手段) 17 第3のデ・スクランブル手段 21 ROM(メモリ) D ディスク(情報記録媒体)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクランブルが施されたデータを記録し
    た情報記録媒体を再生する情報再生装置に用いられるデ
    ・スクランブル装置であって、スクランブルデータの初
    期値及びスクランブルデータの初期値からnデータ間隔
    (n:整数)のスクランブルデータをあらかじめ格納す
    るメモリと、当該メモリに対して、直前のスクランブル
    データをアクセスして所望のスクランブルデータを得る
    までダミーシフト動作し、所望のスクランブルデータを
    得た場合に、そのときのスクランブルデータと上記情報
    記録媒体に記録されたスクランブルデータを蓄積する蓄
    積手段と、この蓄積手段から入力されたスクランブルデ
    ータとの排他的論理和を取りデ・スクランブルするデ・
    スクランブル手段とを備えたことを特徴とするデ・スク
    ランブル装置。
JP10272571A 1998-09-09 1998-09-09 デ・スクランブル装置 Withdrawn JP2000090595A (ja)

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