JP2000057712A - データ再生装置およびこれを具備した電子機器 - Google Patents

データ再生装置およびこれを具備した電子機器

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JP2000057712A
JP2000057712A JP10228325A JP22832598A JP2000057712A JP 2000057712 A JP2000057712 A JP 2000057712A JP 10228325 A JP10228325 A JP 10228325A JP 22832598 A JP22832598 A JP 22832598A JP 2000057712 A JP2000057712 A JP 2000057712A
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Takahiro Ichikawa
高廣 市川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種類の合成符号化データ系列の誤り訂正
処理を高速で行い、且つ小規模の高速記憶手段で構成し
得る、データ再生装置およびこれを具備した電子機器を
提供することを課題とする。 【解決手段】 小容量ではあるが読み出し/書き込み速
度が速い高速記憶手段1および高速記憶手段2と、大容
量ではあるが読み出し/書き込み速度の遅い低速記憶手
段25とを、それぞれの特徴を活かして連動させ、EF
M復調後の合成符号データ系列の誤り訂正を、高速に処
理し、結果を低速記憶手段25に格納し、後段の信号処
理手段からの要求に応じて低速記憶手段25より出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ再生装置およ
びこれを具備した電子機器に関し、さらに詳しくはDV
D( Digital Versatile Disc )、CD( Compact
Disc )、 およびCD−ROM等の、原情報を構成する
データの系列を所定のデータ数で分割し、分割された複
数のデータの系列から再合成された情報が、誤り訂正符
号を伴った第1および第2の符号化データ系列により構
成されている合成符号化データ系列を一つのデータ再生
装置を用いて再生する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】以下では、合成符号化データ系列を再生
する従来の技術の一例としてDVD/CD/CD−RO
Mのデータ系列を一つのデータ再生装置を用いて再生す
る技術について説明する。まず、DVD、CD、CD−
ROMの記録フォーマットについて概略を述べて背景を
明らかにし、さらに、DVD、CD、CD−ROMの復
調方法について説明し、次に上述の説明を基にして、従
来の技術の一例について説明する。
【0003】「DVDの記録フォーマット」図16はD
VDにデータを記録/再生する際の1セクタの構成を示
すものである。図16に示すように、1セクタは、(1
2行×172バイト)のデータからなる。1セクタの先
頭には、物理的なアドレスを示す4バイトのIDと、こ
のIDに対する2バイトのパリティIECとが設けられ
る。そして、6バイトのリザーブデータRSVの後の、
2048バイトがメインデータエリアとされる。1セク
タの最後には、4バイトの誤り検出コードEDCが設け
られている。
【0004】図17に示すように、1セクタのデータ
(12行×172バイト)が16セクタ分集められ、
(192行×172バイト)に2次元配列されて、誤り
訂正ブロックが構成される。(192行×172バイ
ト)のデータに対して、行方向に10バイトの内符号の
PIパリティ((182,172,11)リードソロモ
ン符号)が設けられ、列方向に16行の外符号のPOパ
リティ((208,192,17)リードソロモン符
号)が設けられる。
【0005】誤り訂正符号化されたデータは、16行あ
るPOパリティが1セクタに1行ずつ配置されるように
インターリーブされ、所定の同期信号が付加されEFM
変調されてDVDに記録される。以下では図17の誤り
訂正ブロックをPI/POデータ系列と呼ぶことにす
る。
【0006】「CDの記録フォーマット」図18はCD
のデータを再生する際のフレームの構成を示すものであ
る。図18に示すように、1フレームは、32シンボル
(1シンボルは1バイトであり、1シンボルのことを1
サンプルともいう)のデータから構成されており、右左
音声(LR音声)信号の奇数番目のサンプル12個と偶
数番目のサンプル12個が離れたところに配置され(こ
れを以下シャフリングという)、長いバースト誤りでも
平均値補正が可能となるようにしている。
【0007】4バイトのパリティC1 とC2 は、それぞ
れ(32,28,5)と(28,24,5)のリードソ
ロモン符号であり、C1 パリティは1フレームデインタ
ーリーブするC1 系列のデータに、C2 パリティは4フ
レームデインターリーブするC2 系列のデータに対して
それぞれ設けられる。短いインタリーブのC1 系列のデ
ータおよびC1 パリティはジッタや符号化干渉によるラ
ンダム誤りに、また、長いインターリーブのC2 系列お
よびC2 パリティはディスク製造上または使用中に発生
した傷によるバースト誤りに対処するためのものであ
る。図18に示された合成符号化データ系列を以下では
CIRCデータ系列と呼ぶことにする。
【0008】図18のフレームには、図19に示すよう
にサブコードと同期信号が付加され、EFM変調された
後、CDの制作過程で記録される。サブコードとは、ト
ラックの番号、アドレス、インデックス、曲中の情報等
を示すデータである。
【0009】「CD−ROMの記録フォーマット」図2
0はCD−ROMのデータを再生する際のセクタ構成を
示すものである。図20に示すように、1セクタは、1
2バイトの同期信号と、モードや絶対時間を示す4バイ
トのヘッダ信号、ユーザーデータ2048バイト、4バ
イトの誤り検出コードEDC、Pパリティ、Qパリティ
から構成されている。
【0010】Pパリティは(26,24,3)、Qパリ
ティは(45,43,3)の2バイトのリードソロモン
符号であり、図20の2048バイトのユーザーデータ
をMSB側8ビットとLSB側8ビットに2分割し、そ
れぞれ1170バイトとした後、図21に示すようなP
系列データおよびQ系列データに対して設けられてい
る。
【0011】CD−ROMデータの場合は、図21に示
したデータ系列にパワースペクトル平均化のため、スク
ランブルがかけられ、その後、図18のようなC1 系列
とC2 系列に変調された後、図19のようにサブコード
と同期信号が加えられ、EFM変調された後、CDの制
作過程で記録される。上述のP/Qの合成符号化データ
系列を以下ではP/Qデータ系列と呼ぶことにする。
【0012】「CD/CD−ROM復調」図22に示す
ように、CDのCIRCデータ系列の復調は、EFM復
調後、C1 系列のフレーム間デインターリーブのための
偶数遅延、C1 系列データの誤り訂正、C2 系列データ
のデインターリーブ、C2 系列データの誤り訂正、デシ
ャフリングによってなされる。CD−ROMの合成符号
化データ系列の復調は、デシャフリングされた上述のC
IRCデータ系列から、さらにセクタを検出し抽出して
デスクランブルを行う。その後、MSBデータ、LSB
データについて、それぞれP系列データ、Q系列データ
の誤り訂正を行い、最後の誤り検出手段EDCにより、
誤りの再確認を行ったあとCD−ROMデータとして出
力される。
【0013】「DVD復調」図23に示すように、EF
M復調されたデータがPI1 訂正、PO訂正、PI2
正をなされ、デスクランブルされ、DVD用の誤り検出
コードEDCによる誤りチェックがなされてAVデコー
ダ−I/F(オーディオ/ビデオデコーダインタフェー
ス)へ復調出力が送られる。ここで、PI1 訂正、PI
2 訂正とはPI系列データのパリティPIによる誤り訂
正を第1回目PI1 と第2回目PI2の2回行うことを
意味している。また、オーディオ/ビデオデコーダと
は、例えばMPEG2のデコーダなどを表す。
【0014】「従来例1」図25は、CDおよびCD−
ROMデータ再生装置の構成を示したもので、CD用の
復調とCD−ROM用の復調が別々になっている。 「従来例2」図26は、CDおよびCD−ROMデータ
再生装置の構成を示したもので、CD用の復調とCD−
ROM用の復調が一体化されたものである。従来例1お
よび2においては、例えば、市販のCXD2500(C
IRCデコーダ)に誤り訂正用バッファメモリとして、
32KビットのSRAMが使用されている。
【0015】「従来例3」図27はCD/CD−ROM
/DVDが一体化された構成を示すもので、より詳しく
は、図28に示されるような構成である。以下図28を
参照して従来例3について詳説する。
【0016】図28で、システム制御手段27は全体の
システムを制御する手段であり、CD/CD−ROM/
DVDのそれぞれの場合について、動作パラメータと動
作プロセスを初期設定し、全体のシステムの制御を行
う。
【0017】光ディスク30からの信号は光ピックアッ
プ31により電気信号に変換され、RF信号処理32
(例えばパーシャルレスポンスを用いたビタビ復号処
理)の後、EFM復調手段33によりEFM復調され
て、光ディスク30がCDとCD−ROMの場合はCI
RCデータ系列となり、光ディスク30がDVDの場合
はPI/POのデータ系列となる。
【0018】また、EFM復調された合成符号化データ
系列のセクタがセクタ検出手段34によって検出され各
セクタ毎に付けられたアドレスが低速記憶制御手段26
に送られるとともに、誤り訂正手段20にセクタの同期
がとれた状態でデータが送られる。誤り訂正手段20は
データの誤りを検出し、誤りのあるデータを前述のパリ
ティで訂正し、低速記憶手段25に送る。さらに、誤り
の訂正ができなかった場合は誤り発生信号をトラックジ
ャンプ判定手段28に送る。
【0019】低速記憶制御手段26は低速記憶手段25
の書き込みと読み出しを制御する以外に、AVデコーダ
−I/F21やCD−I/F(CDオーディオインタフ
ェース)22を介した後段からの、データ送出要求(コ
ードリクエスト)を監視し、リクエストに応じて低速記
憶手段25よりデータを各インタフェースへ送出する。
【0020】トラックジャンプ判定手段28は、システ
ム制御手段27からの低速記憶制御手段26のメモリ異
常信号、セクタ検出手段34のセクタナンバ異常信号、
誤り訂正手段20からの誤り発生信号を検出すると、ト
ラッキングサーボ制御手段29に信号を送り、光ピック
アップ31の再生位置をジャンプさせ再々生を行うな
ど、場合に応じて適切な処置がとられる。
【0021】低速記憶手段25は具体的にはFIFOで
構成されており、模式的には図24のように示される。
図24でWPは書き込みポインタであり、書き込みが終
了したアドレスを示す。また、EPは、誤り訂正ポイン
タであり、誤り訂正が終了したアドレスを示す。RPは
読み出しポインタであり、読み出しが終了したアドレス
を示す。すなわち、図24において、円周に沿ってWP
〜RPにはデータが存在しない。すなわち、これから書
き込める空の領域であることを示し、RP〜EPの部分
は誤り訂正が完了し、読み出しが可能になっているデー
タ領域を示し、EP〜EP’は誤り訂正中のデータ領域
を示し、EP’〜WPは、既に書き込んだデータで、未
だ誤り訂正がなされていないデータ領域を示す。
【0022】上述の低速記憶手段25では、読み出しポ
インタRPが誤り訂正ポインタEPを追い越さない。ま
た、誤り訂正ポインタEPが書き込みポインタWPを追
い越さないようにする必要があり、また、書き込みポイ
ンタWPが読み出しポインタRPに追いついた場合はE
FM復調データの書き込みを一時停止する(オーバーフ
ロー制御)。このように、低速記憶制御手段26で制御
されている。
【0023】前述の低速記憶手段25は4Mビットと大
容量であるため、低速記憶手段25、すなわち、DRA
Mで構成されており、応答には数クロックサイクルを要
する場合がある。特に、次にアクセスするデータがロウ
(列)の違う位置にある場合は、行毎に常時行われてい
るリフレッシュ動作との関係で、非常に応答が遅いとい
う欠点がある。しかし、同じロウであって、違うコラム
(行)にあるデータを次にアクセスする場合は比較的速
い速度でアクセス可能である。例をあげれば、ロウの違
う8バイトのデータをアクセスする場合は、40クロッ
クサイクルが必要であるが、これに対して、同一のロウ
の16バイトのデータをアクセスする場合は19クロッ
クサイクルでよい(8バイトでは11クロックサイク
ル)。上述のように同じロウでコラムを変えてアクセス
することはページアクセスと一般には呼ばれている。本
発明では、後述するように、C2 系列のデータの格納に
この性質が巧みに利用されることになる。
【0024】次に、図29は従来例3の誤り訂正手段2
0を詳しく示したものである。誤り訂正手段20は、誤
り訂正用集積回路51と、エラーバッファ52と、フラ
グメモリ53と、エラーカウンタ54とで構成される。
誤り訂正用集積回路51は、リードソロモン符号の誤り
訂正処理を行う集積回路であり、符号長、パリティ数等
のパラメータがプログラム可能である。誤り訂正用集積
回路51には、低速記憶手段−I/F56を介して、誤
り訂正を行おうとするデータと、フラグメモリ53から
のイレージャ訂正のためのフラグEFLGが入力され
る。イレージャ訂正とは、例えば、C1 系列データで、
訂正できなかったデータの位置をフラグとして記憶して
おき、このフラグを使って、C2 系列データの誤りを訂
正するというものである。
【0025】エラーバッファ52は、FIFOで構成さ
れており、誤り訂正用集積回路51での誤り訂正の結
果、誤りパターンは、エラーバッファ52に蓄積され
る。このエラーバッファ52の誤りパターンは、EX−
OR回路55に供給される。このEX−OR回路55に
は、低速記憶手段−I/F56を介して、低速記憶手段
25からの誤り位置のデータが供給される。誤りを修正
するため、この誤りの位置のデータとエラーバッファ5
2からの誤りのデータとの排他的論理和がとられ誤りが
修正されて、再び、低速記憶手段25に戻される。
【0026】前述の説明を基に、以下では従来例3での
CD、CD−ROM、DVDの各場合について、EFM
復調後の信号処理過程を説明する。
【0027】「CDの場合」 1)EFM復調後のCIRCデータ系列を低速記憶手段
25に送る。 2)低速記憶手段25より、誤り訂正手段20に図18
に示すC1 系列でCIRCデータ系列を送りC1 系列の
データについて誤り訂正を行い、結果を低速記憶手段2
5へ戻す。 3)低速記憶手段25より誤り訂正手段20にC1 系列
のデータの誤り訂正の完了したCIRCデータをC2
列で送り、C2 系列のデータについて誤り訂正を行い、
結果を低速記憶手段25に戻す。 4)低速記憶手段25から誤り訂正の完了したCIRC
データ系列を読み出すとともに、デシャッフルを行い、
奇数サンプルと偶数サンプルの位置を元に戻し、CD−
I/F22へ送る。
【0028】上述の3)の低速記憶手段25からのC2
系列のデータを読み出す場合、CIRCデータ系列が4
フレームでデインターリーブをされなければならない
が、低速記憶手段25中のCIRCデータ系列中のC2
系列データは、低速記憶手段25中のコラムをまたいで
記録されている。このため、C2 系列のデータは全てバ
イト毎のアクセスとなり、前述したリフレッシュの関係
で(40/8=5クロックサイクル)が必要になる。
【0029】また、C2 系列のデータは1フレームあた
り28バイトあり、1セクタは98フレームあるため、
1セクタを読み出すのに必要なクロックサイクルは28
バイト×98フレーム×5サイクル=13270サイク
ルとなる。この数値は後述する本発明のデータ再生装置
およびこれを具備した電子機器との差異についての比較
対象の一つとして使用する。
【0030】上述の4)の誤り訂正の完了したCIRC
データ系列を低速記憶手段25から読み出し、デシャッ
フルを行う場合、1フレームあたり24バイトのデータ
が読みだされるが、この場合も、低速記憶手段25中の
ロウをまたいで記録されている奇数サンプルと偶数サン
プルを読みだす必要があり、データは全てバイト毎のア
クセスとなる。すなわち、98フレームを1バイトあた
り5クロックサイクルで読み出すため、24バイト×9
8フレーム×5クロックサイクル=11760クロック
サイクルが必要になる。この数値も、後述する本発明の
データ再生装置およびこれを具備した電子機器との差異
についての比較対象の一つとして使用する。
【0031】「CD−ROMの場合」 1)前述のCDの場合における1)〜3)までの処理を
行う。 2)低速記憶手段25より誤り訂正の完了したCIRC
データ系列を読み出すとともに、デシャッフルを行い、
奇数サンプルと偶数サンプルの位置を元に戻し、セクタ
を検出し抽出して、デスクランブル/EDC(DVD)
23によりデスクランブルを行い、スクランブルを解除
した後、低速記憶手段25へデータを戻す。 3)低速記憶手段25より誤り訂正手段20へ、図21
で示したP/Qデータ系列のMSB/LSBデータをP
系列で送り、P系列のMSBデータ、について、誤りを
訂正し、結果を低速記憶手段25に戻す。 4)低速記憶手段25より誤り訂正手段20へ、P/Q
データ系列のMSB/LSBデータをP系列で送り、P
系列のLSBデータ、について、誤りを訂正し、結果を
低速記憶手段25に戻す。 5)低速記憶手段25より誤り訂正手段20へ、P/Q
データ系列のMSB/LSBデータをQ系列で送り、Q
系列のMSBデータの誤りを訂正し、結果を低速記憶手
段25に戻す。 6)低速記憶手段25より誤り訂正手段20へ、P/Q
データ系列のMSB/LSBデータをQ系列で送り、Q
系列のLSBデータの誤りを訂正し、結果を低速記憶手
段25に戻す。 7)低速記憶手段25より、EDC24(CD−ROM
誤り検出手段)に誤り訂正の完了したP/Qデータ系列
を送り、誤りの最終確認を行い、結果を低速記憶手段2
5に戻す。 8)低速記憶手段25より、データを読み出し、AVデ
コーダ−I/F21に送り出力とする。
【0032】上述の3)、4)、5)、6)において、
誤り訂正手段20へ低速記憶手段25からP/Qデータ
系列を読み出す場合、PとQのデータ系列の双方におい
てデインターリーブが必要である。従って低速記憶手段
25中でロウをまたいでデータを読み出すことになり、
各データのバイトあたり、5クロックサイクルが必要で
ある。
【0033】Q系列はフレームあたり、45バイトあ
り、1セクタで52フレームある。また、低速記憶手段
25の他に読み出したデータを記録しておくことができ
ないため、この52フレーム中のMSBとLSBを合わ
せた2バイトを1クロックサイクルで一挙に読み出す
が、一方、例えば、LSBは誤り訂正をせずに捨ててし
まい、MSBのみの誤り訂正を行う。この動作を2回繰
り返して52フレームの誤り訂正を行う。
【0034】このため、(45バイト/2バイト)×2
回×52フレーム×5クロックサイクル=11700サ
イクルが必要になる。この数値は後述する本発明のデー
タ再生装置およびこれを具備した電子機器との差異につ
いての比較対象の一つとして使用する。
【0035】また、P系列はフレームあたり、26バイ
トであり、1セクタで86フレームあるので、(26バ
イト/2バイト)×2回×86フレーム×5クロックサ
イクル=11180サイクル必要となる。この数値も後
述する本発明のデータ再生装置およびこれを具備した電
子機器との差異についての比較対象の一つとして使用す
る。
【0036】「DVDの場合」 1)EFM復調データを低速記憶手段25に送る。 2)低速記憶手段25より、誤り訂正手段20に図17
に示すPI/POデータ系列をPI系列で送りPI系列
のデータについて誤り訂正を行い、結果を低速記憶手段
25へ戻す、この誤り訂正をPI1 誤り訂正という。 3)低速記憶手段25より誤り訂正手段20にPI系列
のデータ誤りの訂正が完了したPI/POデータ系列を
PO系列で送り、PO系列の中、LSBデータについて
誤り訂正を行い、結果を低速記憶手段25に戻す。MS
Bデータについては、捨ててしまう。 4)低速記憶手段25より誤り訂正手段20にPO系列
のLSBデータの誤り訂正が完了したPI/POデータ
系列をPO系列で送り、MSBデータについて誤り訂正
を行い、結果を低速記憶手段25に戻す。LSBデータ
は捨ててしまう。 5)低速記憶手段25より誤り訂正手段20にPIとP
O系列の誤り訂正が完了したPI/POデータ系列をP
I系列で送り、PI系列のデータについて再度、誤り訂
正を行い、結果を低速記憶手段25に戻す。この誤り訂
正をPI2 誤り訂正という。 6)低速記憶手段25より誤り訂正の完全に完了したP
I/POデータ系列を読み出すとともに、デスクランブ
ル/EDC(DVD)23によりデスクランブルを行
い、スクランブルを解除し、EDC(DVD誤り検出手
段)で、最終の誤りを確認を行い、結果を低速記憶手段
25へ戻す。 7)低速記憶手段25より、データを読み出し、AVデ
コーダ−I/F21に送り出力とする。
【0037】上述の1)において、低速記憶手段25に
16バイトのデータを転送するためには、19クロック
サイクルが必要であり、1フレーム、182バイトを1
82/16=約12回に分けて転送するとして、1セク
タ、208フレームを低速記憶手段に転送するのに必要
なクロックサイクルは208フレーム×12回×19ク
ロックサイクル=47424クロックサイクルが必要と
なる。この数値も後述する本発明のデータ再生装置およ
びこれを具備した電子機器との差異についての比較対象
の一つとして使用する。
【0038】上述の3)、4)において、PO系列のデ
ータ、208バイト、192フレームを読み出す際に、
16バイトあたり19サイクルで読み出すとすると、1
回の読み出しで、MSBかLSBの中どちらかが誤り訂
正せずに捨てられてしまい(低速記憶手段25以外には
記憶手段がないため)、無効となるため、2回読み出す
必要がある。すなわち、この際の低速記憶手段25の読
み出しに必要なクロックサイクルは192フレーム×
(208バイト/16バイト×2回×19クロックサイ
クル=89908クロックサイクルが必要である。この
数値も後述する本発明のデータ再生装置およびこれを具
備した電子機器との差異についての比較対象の一つとし
て使用する。
【0039】上述の5)において、PI2 の誤り訂正を
するために、低速記憶手段25をアクセスするが、その
クロックサイクルは以下のようになる。すなわち、1バ
イトの誤りを訂正するのに、低速記憶手段25を読み出
しで5クロックサイクル、書き込みで5クロックサイク
ル要するので、フレームあたり、最大10バイトの誤り
訂正ができるとして、192フレーム×10クロックサ
イクル×(10バイト/1バイト)回=19200クロ
ックサイクルが必要である。この数値も後述する本発明
のデータ再生装置およびこれを具備した電子機器との差
異についての比較対象の一つとして使用する。
【0040】上述の6)において、低速記憶手段25か
ら読み出すに必要なクロックサイクルは16バイトで読
み出すとして、16バイトあたり19クロックサイクル
が必要であるとすると、1フレームあたり(172バイ
ト/16バイト)=11回のアクセスとなるから、1セ
クタ、192フレームでは19クロックサイクル×11
回×192フレーム=40128クロックサイクル必要
となる。この数字も後述する本発明のデータ再生装置お
よびこれを具備した電子機器との差異についての比較対
象の一つとして使用する。
【0041】以上、従来例1/2/3について、説明し
たが、近年では、CD/CD−ROM/DVDの一体化
したデータ再生装置がパーソナルコンピュータのATバ
スとATAPI( AT Attachment Packet Interface 1
6.6Mbps ) インタフェースにより接続されるようにな
り、今まで以上に高速で回転する光ディスクの誤り訂正
処理をおこなう必要が生じ、より、高速で、効率よく誤
り訂正が可能なCD/CD−ROM/DVDのデータ再
生装置が求められている。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例1および
2においては、図25、図26に示す誤り訂正用に設け
られた高速記憶手段としての32KbitのSRAM
は、DVDも一体化の考慮にいれた場合、不必要に大き
く、再統合して効率化を図るならば、低容量化が可能で
ある。また、従来例3においては、低速記憶手段であ
る、DRAMで構成された低速記憶手段のみを用いるた
め、動作が極端に遅く、前述のATAPIインタフェー
スと接続するのは困難であるという問題がある。また、
より一般的には、合成符号化データ系列を有する複数の
誤り訂正処理システムが合体する場合に、従来使用して
いた高速記憶手段および低速記憶手段をそのまま使用し
ては、共通化が可能なはずの部分が冗長となり、且つ合
体後の誤り訂正処理速度が遅くなるという問題がしばし
ば生ずる。本発明はこのような点に鑑みてなされたもの
であり、例えば、CD/CD−ROM/DVDの誤り訂
正機能を統合し、効率化を図り、使用されるSRAMの
低容量化を可能とするとともに、誤り訂正処理の速度を
格段向上させて、ATAPIインタフェースとの接続を
も可能とするが、より一般的には、上述の高速記憶手段
がSRAMで、低速記憶手段がDRAMというのは一例
であり、例えば、高速記憶手段としてDRAMを、ま
た、低速記憶手段として、ディスクとしても構わない。
すなわち、このような記憶手段を有する機能装置におい
て、合成符号化データ系列を有する複数の誤り訂正処理
システムが合体する場合に、且つ誤り訂正処理システム
を再統合して、効率化を計り、従来使用していた高速記
憶手段および低速記憶手段を、共通化できる部分は共通
化することで低容量化し、合体後のシステムの誤り訂正
処理速度を向上させたデータ再生装置およびこれを具備
した電子機器を提供することを課題とする。
【0043】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、本発明のデータ再生装置およびこれを具備した電
子機器においては、原情報を構成するデータの系列を所
定のデータの数で分割し、分割された複数のデータの系
列から再合成された情報の中の、第1のデータ系列と第
2のデータ系列に、それぞれのデータ系列の誤り訂正符
号を付加して得られる第1の符号化データ系列および第
2の符号化データ系列からなる合成符号化データ系列を
再生するデータ再生装置において、入力された合成符号
化データ系列の誤りを検出し訂正する誤り訂正手段と、
誤り訂正処理の過程で、合成符号化データ系列を一時的
に格納するとともに、誤りの訂正された合成符号化デー
タ系列を後段の信号処理装置からの要求があるまで記憶
保持し得る低速記憶手段と、誤り訂正処理の過程で、低
速記憶手段より読み出された合成符号化データ系列の
中、第1の符号化データ系列を記憶保持し、且つ、誤り
訂正手段によって高速に誤り訂正処理をするために高速
に読み出し/書き込みが可能な第1の高速記憶手段と、
誤り訂正処理の過程で、低速記憶手段より読み出された
合成符号化データ系列の中、第2の符号化データ系列を
記憶保持し、且つ、誤り訂正手段によって高速に誤り訂
正処理をするために高速に読み出し/書き込みが可能な
第2の高速記憶手段とを具備したことを特徴とする。
【0044】本発明のデータ再生装置およびデータ再生
方法の望ましい実施の形態は、以下に記載する1)から
4)である。
【0045】1)合成符号化データ系列を複数種類と
し、低速記憶手段、第1の高速記憶手段、第2の高速記
憶手段および誤り訂正手段の各動作モードを切り換え、
複数種類の各合成符号化データ系列の誤り訂正に対応し
得る動作モード切換手段を具備したことである。
【0046】2)第1のデータ系列と第2のデータ系列
が、原情報のデータの系列のデータを周期的にインター
リーブしている場合、第1および第2の高速記憶手段の
読み出し順序、記録順序、記録配置のいずれか一つを特
定し、第1および第2の高速記憶手段からの読み出し時
に、第1の符号化データ系列および第2の符号化データ
系列のデインターリーブを行い得ることである。
【0047】3)第1のデータ系列と第2のデータ系列
が、原情報のデータの系列のデータを周期的にインター
リーブしている場合、低速記憶手段への記録時に第1お
よび第2の符号化データ系列を第1および第2の高速記
憶手段からブロック単位でデインターリーブした順序で
読み出し、ブロック単位を低速記憶手段の高速読み出し
が可能な順序に記録配置し、低速記憶手段からの読み出
し時に、第1の符号化データ系列または第2の符号化デ
ータ系列のデインターリーブを可能にし得ることであ
る。
【0048】4)第1のデータ系列と第2のデータ系列
が、原情報の奇数番目のデータと偶数番目のデータを、
シャフリングして構成されている場合、第1および第2
の高速記憶手段の読み出しの順序および記録配置のいず
れか一方を特定して、第1および第2の高速記憶手段の
読み出し時にデシャフリングを行い得ることである。
【0049】前述した手段による作用について以下に記
す。低速記憶手段から、第1の高速記憶手段に第1の符
号化データ系列を読み出し、誤り訂正手段により誤り訂
正を行い、誤り訂正の完了した第1の符号化データ系列
を低速記憶手段に戻し、次に、再び、低速記憶手段よ
り、第2の符号化データ系列を読み出し、誤り訂正手段
により誤り訂正し、低速記憶手段に戻し、後段の信号処
理手段からの要求があり次第、低速記憶手段より合成符
号化データ系列を読み出して供給することで、低速記憶
手段を直接アクセスする回数を減少させ、高速な誤り訂
正処理を合成符号化データ系列に果たすことが可能とな
る。
【0050】
【発明の実施の形態】本発明のデータ再生装置およびこ
れを具備した電子機器は前述した合成符号化データ系列
を有する信号であれば、全ての信号に適用できるが、以
下の説明では、合成符号化データ系列を再生するデータ
再生装置の一例として、CD/CD−ROM/DVDの
データ系列を一つのデータ再生装置で再生する例につい
て、図1〜図15を参照して説明する。なお、従来の技
術と同様の構造をなしているものについては同一の符号
を付するものとする。
【0051】図1は、本発明のデータ再生装置の概略構
成のブロック図を示したものである。図28の従来例3
の概略ブロック図とくらべ、512バイトのSRAM、
すなわち、高速記憶手段1と高速記憶手段2が誤り訂正
手段35とともに用いられる部分が大きな差異である。
まず、従来例3との動作の差異について以下に説明す
る。
【0052】「CDの場合」 1)EFM復調後の図18に示すCIRCデータ系列を
高速記憶手段1に送る。 2)高速記憶手段1より、誤り訂正手段35にCIRC
データ系列をC1 系列で送りつつ、C1 系列のデータに
ついて誤り検出を行うとともに、結果を高速記憶手段1
に格納する。 3)高速記憶手段1からC1 系列でCIRCデータ系列
を読み出しC1 系列の誤り訂正を行い、高速記憶手段1
に格納する。 4)高速記憶手段1より低速記憶手段25にC1 系列の
データの誤り訂正が完了したCIRCデータ系列を4バ
イトのブロック単位で送る。この送り方については、後
に詳述する。 5)低速記憶手段25からC2 系列でCIRCデータ系
列を読み出し、誤り訂正手段35に送りつつ、誤り検出
を行い、高速記憶手段2に格納する。低速記憶手段25
に書き込まれたC2 系列の並び方について後に詳述す
る。 6)高速記憶手段2からC2 系列でCIRCデータ系列
を読みだし、誤り訂正を行い、結果を高速記憶手段2に
格納する。 7)高速記憶手段2から誤り訂正が完了したC2 系列の
データをデシャッフルし(奇数サンプルと偶数サンプル
の位置を元に戻す)、低速記憶手段25へ送る。 8)低速記憶手段25よりデータを読み出しCD−I/
F22へ送る。
【0053】以上の動作において、従来例3との差異
は、従来例3が比較的速度の遅い低速記憶手段25から
1 系列でCIRCデータ系列を読み出し、誤り訂正手
段20により順次誤り訂正を行い、結果を再び、低速記
憶手段25に戻し、次にC2 系列でCIRCデータ系列
を読み出し、誤り訂正し、同様な動作を行っているのに
くらべ、C1 系列のCIRCデータ系列を高速記憶手段
1を用いて、C2 系列のCIRCデータ系列を高速記憶
手段2を用いて誤り訂正を行っており、誤り訂正毎に低
速記憶手段25に戻すものの、誤り訂正処理のための低
速記憶手段25へのアクセス回数は半分になっている。
従って、誤り訂正処理に要する時間は高速記憶手段1/
高速記憶手段2の読み出し/書き込み処理に要する時間
を考慮しても、ほぼ半減する。
【0054】「CD−ROMの場合」 1)前述のCDの場合における1)〜6)項までの処理
を行う。 2)高速記憶手段2より誤り訂正の完了したC2 系列の
データのデシャッフルをした後、デスクランブル/ED
C(DVD)23により、セクタを検出し抽出して、ス
クランブルを解除し、結果を低速記憶手段25へ戻す。 3)低速記憶手段25より、Q系列のデータのMSB、
LSBデータを同時に読み出し、Q系列のデータのLS
Bデータを誤り訂正手段35へ送り、Q系列のデータの
誤りを検出し、結果を低速記憶手段25へ戻すととも
に、Q系列のデータのMSBデータを高速記憶手段2に
格納する。低速記憶手段25中のQ系列データのLSB
データの誤りを訂正し、低速記憶手段25に格納する。 4)高速記憶手段2からQ系列のデータのMSBデータ
を読み出し、誤り訂正手段35へ送り、Q系列のデータ
の誤りを検出し、結果を低速記憶手段25へ戻す。低速
記憶手段25中のQ系列のデータのMSBデータの誤り
訂正を行い、低速記憶手段25に格納する。 5)上述の3)項、4)項を26回繰り返し、全てのQ
系列のデータについて、誤り訂正を完了する。 6)低速記憶手段25より、P系列のデータのMSB、
LSBデータを同時に読み出し、P系列のデータのLS
Bデータを誤り訂正手段35へ送り、P系列のデータの
誤りを検出し、結果を低速記憶手段25へ戻すととも
に、P系列のデータのMSBデータを高速記憶手段2に
格納する。低速記憶手段25中のP系列のデータのLS
Bの誤りを訂正し、低速記憶手段25に格納する。 7)高速記憶手段2からP系列のデータのMSBデータ
を読み出し、誤り訂正手段35へ送り、P系列のデータ
の誤りを検出し、結果を低速記憶手段25へ戻す。低速
記憶手段25中のP系列のデータのMSBデータの誤り
を訂正し、低速記憶手段25に格納する。 8)上述の6)項と7)項を43回繰り返し、全てのP
系列のデータについて、誤り訂正を完了する。 9)低速記憶手段25より、EDC24(CD−ROM
誤り検出手段)にデータを送り、誤りの最終確認を行
う。 10)低速記憶手段25より、データを読み出し、AV
デコーダ−I/F21に送り出力とする。
【0055】以上の動作において、従来例3との差異
は、従来例3が比較的速度の遅い低速記憶手段25から
1 系列でCIRCデータ系列を読み出し、誤り訂正手
段20により順次誤り訂正を行い、結果を再び、低速記
憶手段25に戻し、次にC2 系列でCIRCデータ系列
を読み出し、誤り訂正し、同様な動作を行っているのに
くらべ、C1 系列でCIRCデータ系列を高速記憶手段
1を用いて、C2 系列でCIRCデータ系列を高速記憶
手段2を用いて誤り訂正を行っており、誤り訂正毎に低
速記憶手段25に戻すものの、誤り訂正処理のための低
速記憶手段25へのアクセス回数は半分になっている、
また、P/Qデータ系列の誤り訂正においても、低速記
憶手段25へのアクセス時間は従来例3にくらべ、同様
に、半分になっている。従って、誤り訂正処理に要する
時間は本発明の場合、高速記憶手段1および高速記憶手
段2の読み出し/書き込みに要する時間を考慮に入れた
としても半減させることが可能である。
【0056】「DVDの場合」 1)EFM復調データ、すなわち、図17に示すPI/
POデータ系列を高速記憶手段1に送る。 2)高速記憶手段1より、誤り訂正手段35にPI系列
でPI/POデータを送り、PI系列のデータについて
誤り検出をしつつ、結果を低速記憶手段25へ送る。 3)低速記憶手段25よりPI系列でPI/POデータ
系列を読み出し、誤り訂正手段35によりPI系列の誤
りを訂正し、低速記憶手段25に戻す。これを、PI1
誤り訂正という。 4)低速記憶手段25より、PO系列のデータ2列を同
時に読み出して、これをU1 データ、U2 データとする
と、PO系列のデータのU2 データを誤り訂正手段35
へ送り、PO系列のデータの誤りを検出し、結果を低速
記憶手段25へ戻すとともに、PO系列のデータのU1
データを高速記憶手段2に格納する。低速記憶手段25
で、PO系列のデータのU2 データの誤りを訂正し、低
速記憶手段25に格納する。 5)高速記憶手段2から、PO系列のデータのU1 デー
タを読み出し、誤り訂正手段35へ送り、PO系列のデ
ータの誤り訂正を検出し、結果を低速記憶手段25に戻
す。低速記憶手段25で、PO系列のデータのU1 デー
タの誤りを訂正し、低速記憶手段25に格納する。以降
上述の4)項と本5)項を91回繰り返し、全てのPO
系列のデータについて、誤り訂正を完了する。 6)低速記憶手段25より、誤り訂正手段35にPI系
列でPI/POデータ系列を送り、PI系列の誤りを検
出するとともに、高速記憶手段2へ格納する。 7)高速記憶手段2より、誤りの検出されたPI/PO
データ系列を読み出して、PI系列の誤り訂正し、高速
記憶手段2に格納する。これを、PI2 誤り訂正とい
う。以上、PI系列について2回の誤り訂正を繰り返す
のは、誤り訂正の性能を向上させるためである。 8)高速記憶手段2よりデータを読み出し、デスクラン
ブル/EDC(DVD)23により、スクランブルを解
除した後、EDC(DVD誤り検出手段)により、再度
誤りを確認した後に低速記憶手段25に戻す。 9)低速記憶手段25より、データを読み出し、AVデ
コーダ−I/F21へ出力する。
【0057】以上の動作において、従来例3との差異
は、従来例3が比較的速度の遅い低速記憶手段25から
PI系列でPI/POデータ系列を読み出し、誤り訂正
手段35により順次誤り訂正を行い、結果を再び、低速
記憶手段25に戻し、次にPO系列でPI/POデータ
系列を読み出し、誤り訂正し、同様な動作を行い、さら
に、PI系列について2回目の誤り訂正を行い、同様な
動作を行っているのにくらべ、高速記憶手段1から、P
I系列でPI系列のデータを誤り訂正手段35に送り、
誤りを検出すると同時に、低速記憶手段25に書き込
む。PO系列でPO系列のデータのMSBデータを高速
記憶手段2に書き込んでから、誤り訂正手段35に送
り、誤りを検出する。また、PI系列のデータの第2回
目の誤り訂正、さらに、デスクランブル及びEDCを行
っているため、低速記憶手段25へのアクセス時間は格
段少なくて済む。従って、誤り訂正処理に要する時間は
本発明の場合、高速記憶手段1および高速記憶手段2の
読み出し/書き込みに要する時間を考慮に入れたとして
も、従来例3とくらべ減少する。
【0058】本発明のデータ再生装置およびこれを具備
した電子機器の望ましい形態の一つは、図1のシステム
制御手段27が動作モード切り換え手段36を内蔵し、
上述のDVD/CD/CD−ROMの動作を切り換え可
能とすることである。すなわち、DVDの合成符号化デ
ータ系列を再生する場合、CDの合成符号化データ系列
を再生する場合、およびCD−ROMの合成符号化デー
タ系列を再生する場合に、それぞれに応じて、高速記憶
手段1および2、低速記憶手段25、誤り訂正手段3
5、デスクランブル/EDC(DVD)23、EDC
(CD−ROM)24等をそれぞれの符号化データ系列
に合うようにパラメータおよび動作順序を初期設定でき
ることである。
【0059】次に、図2〜図15を用いて本発明のデー
タ再生装置およびこれを具備した電子機器について、核
心である高速記憶手段1および高速記憶手段2と低速記
憶手段25の関係のより詳しい動作状態について説明す
る。まず、高速記憶手段1および高速記憶手段2を用い
た誤り訂正手段35、低速記憶手段25のマッピング,
高速記憶手段1および高速記憶手段2のマッピングにつ
いて概略を説明し、次に、CIRCデータ系列の誤り訂
正に関して上述の高速記憶手段1および高速記憶手段2
および低速記憶手段25にデータが如何に書き込み/読
み出しされるかについて説明する。
【0060】「高速記憶手段1および高速記憶手段2を
用いた誤り訂正手段35」図2は高速記憶手段1および
高速記憶手段2を用いた誤り訂正手段35の概略を示す
ブロック図である。誤り訂正手段35は、誤り訂正用集
積回路51と、エラーバッファ52と、フラグメモリ5
3と、エラーカウンタ54とで構成される。誤り訂正用
集積回路51は、リードソロモン符号の誤り訂正処理を
行う集積回路であり、符号長、パリティ数等のパラメー
タがプログラム可能である。誤り訂正用集積回路51に
は、低速記憶手段−I/F56を介して、誤り訂正を行
おうとするデータと、フラグメモリ53からのイレージ
ャ訂正のためのフラグEFLGが入力される。
【0061】エラーバッファ52は、FIFOで構成さ
れており、誤り訂正用集積回路51での誤り訂正の結
果、誤り位置と誤りパターンは、エラーバッファ52に
蓄積される。このエラーバッファ52の出力の誤りパタ
ーンは、EX−OR回路55に供給される。このEX−
OR回路55には、高速記憶手段−I/F61を介し
て、高速記憶手段1からの誤り位置のデータが供給され
る。誤りを修正するため、この誤り位置のデータとエラ
ーバッファ52からの誤りパターンのデータとの排他的
論理和がとられて誤りが修正され、再び、高速記憶手段
1に戻される。高速記憶手段1に格納されたデータは、
最終的に低速記憶手段25へ送ることが可能である。
【0062】また、EX−OR回路57には、高速記憶
手段−I/F60を介して、高速記憶手段2からの誤り
位置のデータが読み出され供給される。誤りを修正する
ため、この誤り位置のデータとエラーバッファ52から
の誤りパターンのデータとの排他的論理和がとられて誤
りが修正され、再び、高速記憶手段2に戻される。高速
記憶手段2に格納されたデータは、最終的に低速記憶手
段25へ送ることが可能である。
【0063】また、EX−OR回路58には、低速記憶
手段−I/F56を介して、低速記憶手段25からの誤
り位置のデータが読み出され供給される。誤りを修正す
るため、この誤り位置のデータとエラーバッファ52か
らの誤りパターンのデータとの排他的論理和がとられて
誤りが修正され、再び、低速記憶手段25に戻される。
【0064】「低速記憶手段25のマッピング」図3は
低速記憶手段25のマッピングを示したものである。前
述のように、低速記憶手段25はDRAMで構成されて
おり、CD/CD−ROMの復調の場合、CIRCデー
タ系列の誤り訂正を完了したデータをセクタ単位で記録
しておくためのCD−ROMデータエリアと、C1 系列
のデータの誤り訂正を完了したデータを記録しておくた
めの、CIRCデコードワークエリアが確保される。
【0065】「高速記憶手段1および高速記憶手段2の
マッピング」図4は高速記憶手段1のマッピングを示し
たもので、CD/CD−ROMの場合、高速記憶手段1
には、C1 系列でCIRCデータ系列が16フレーム記
録される。ここで、C1 系列の1フレームは前述のよう
に、32バイトで構成されている。
【0066】また、高速記憶手段2は、図5に示すよう
に、C2 系列のCIRCデータ系列用として4フレーム
を記録でき、この中、フレーム0をC2 系列の誤り訂正
用として、また、フレーム1〜フレーム3が前述のデシ
ャッフル用として確保されている。さらに、P/Qデー
タ系列の誤り訂正用として、フレーム4が確保される。
【0067】「CIRCデータ系列の誤り訂正」次に、
CIRCデータ系列の誤り訂正時に、前述した低速記憶
手段25、高速記憶手段1および高速記憶手段2にデー
タが書き込まれ、読み出される動作について図6〜図1
5を使用して詳しく説明する。
【0068】図6はEFM復調されたCIRCデータ系
列が高速記憶手段1に書き込まれた状態を示したもので
ある。横軸の1〜32までの数はバイトを示し、データ
32バイトが並んで記録されている高速記憶手段1の記
憶領域のロウを示し、縦軸の0〜15までの数はフレー
ムの番号を示し、フレームが並んで記録されている高速
記憶手段1のコラムを示す。
【0069】ここで、Sは前述のサブコードデータ、C
はセクタ情報を示すデータである。また、WはC1 系列
の奇数サンプルのデータを示し、wはC1 系列の偶数サ
ンプルのデータを示す。さらに、+は書き込み済みのサ
ンプルを示し、図6では、第12フレームのWと第13
フレームのwが書き込まれた状態を示している。
【0070】図6の状態からわかるように、第12フレ
ームには、Wで示された奇数サンプルと、+で示された
第11フレームを書き込む時点で、第12フレームに書
き込まれた偶数サンプルwが一つのコラムに一直線上に
ならび、C1 データ系列がデインターリーブされる。こ
れは、本発明のデータ再生装置およびこれを具備した電
子機器の望ましい形態の一つである。上述の例ではC1
データ系列についてのみデインターリーブを行っている
が、より一般的には、第1の符号化データ系列および第
2の符号化データ系列に対して、第1の高速記憶手段お
よび第2の高速記憶手段からの読み出し時にデインター
リーブを行うことが可能である。
【0071】従って、図7に示すように、第12フレー
ムのデータRを読み出すと、そのままデインターリーブ
されたC1 系列のデータが得られるので、これを誤り訂
正手段35の誤り訂正用集積回路51に送り誤りを検出
し、再び高速記憶手段1に戻す。
【0072】図8は誤り訂正用集積回路51により誤り
が第12フレームに検出されたことを文字Eで示してい
る。この誤りEが訂正可能である場合は、誤りEのデー
タのみを高速記憶手段1から読み出し、前述のエラーバ
ッファ52とEX−OR回路55により誤りを訂正し
て、再び、高速記憶手段1の該当アドレスに戻す。
【0073】フレーム毎に、訂正不可能な誤りがあった
かどうかをBフラグとし、誤りがあったが、訂正可能で
あったかをGフラグとして、高速記憶手段1に書き込
む。なお、Bフラグ、Gフラグの書き込みは、8フレー
ムに一度だけ行う。図9はこの状態を示したものであ
り、0〜7フレームのBフラグが第8フレームの終わり
に書き込まれ、0〜7フレームのGフラグが第12フレ
ームの終わりに書き込まれている。
【0074】図10は、以上のようにして誤り訂正の完
了したC1 系列のCIRCデータ系列を高速記憶手段1
から読み出し、低速記憶手段25へ送る状態を示したも
のである。S/C/B/Gは前述したサブコード、セク
タ情報データ、誤りフラグであり、文字a〜$はデータ
を示す。高速記憶手段1からのデータの読み出しはa〜
d〜e〜h〜i〜l〜m〜p〜q〜t〜u〜x〜y〜$
〜S〜Gの順番で行う。
【0075】図11は高速記憶手段1から前述の順番で
読み出されたデータが低速記憶手段25に書き込まれた
状態を示す。横軸の1〜28バイトまではC2 系列のデ
ータを示し、データ32個が並んで記録されている低速
記憶手段25の記録領域のコラムに相当する。図11で
は、煩雑になるため、フレームを8フレーム単位で表示
し、途中のフレームを省略している。
【0076】高速記憶手段1から前述の順番で読み出し
たデータを4バイト毎の単位で低速記憶手段25に書き
込むと、図11で、第112フレームから第224フレ
ームに見られるように、低速記憶手段25の各ロウにS
CBG〜abcdというようにデータが並んで記録され
る。図11で+の記号は書き込まれているSCBG〜a
bcd以外のデータを示しており、高速記憶手段1から
読み出されたデータであり、図10の高速記憶手段1の
フレームでは、煩雑さを避けるために記載を省略したデ
ータである。これらもSCBG〜abcdと同様に並ん
で記録される。
【0077】SCBGが高速記憶手段1で記録されてい
た状態を調べると、図10に示すように、SとCとBと
Gは互いに4フレーム離れた位置関係にあることがわか
る。すなわち、SCBGの系列はC2 系列に等しい。同
様にして、yz%$〜abcdのデータおよび+記号の
データもC2 系列に属する。
【0078】従って低速記憶手段25の各ロウをコラム
を変えながら読み出せば、そのまま、C2 系列のデータ
を読みだすことができる。高速記憶手段1から読み出
し、低速記憶手段25へ書き込むに際し、以上述べたよ
うにする意味というのは、前述したように、低速記憶手
段25が比較的速度の遅いDRAMで構成されており、
ロウの違うデータを続けて読み出す場合は、DRAM特
有のリフレッシュの関係で、読み出し速度が非常に遅く
なるが、同じロウで、違うコラムを続けて読み出す場合
は速度が遅くならないということを考慮したいがためで
ある。
【0079】以上述べた高速記憶手段1からの読み出
し、および低速記憶手段25への記録の仕方は本発明の
データ再生装置およびこれを具備した電子機器の望まし
い形態の一つである。上述の例では、C2 系列のデータ
についてにのみ説明したが、より一般的には、第1の符
号化データ系列および第2の符号化データ系列につい
て、高速記憶手段から読み出して低速記憶手段へ記録す
る場合に適用し得ることである。
【0080】図12は低速記憶手段25から前述したC
2 系列のデータRが読み出される状態を第112フレー
ムについて特に示したものである。このようにコラムに
沿って読むだけでC2 系列のデータを読み出すことがで
きる。すなわち、高速でC2系列のデインターリーブを
行うことできる。
【0081】図13に示すように、低速記憶手段25か
ら読み出されたC2 系列のデータは誤り訂正手段35の
誤り訂正用集積回路51にて誤りを検出されると同時に
高速記憶手段2に格納される。図13は高速記憶手段2
のフレームを示したものであり、前述したように、フレ
ーム0が誤り訂正用にも用いられる。WはC2 系列のデ
ータの1フレーム分が高速記憶手段2のフレーム0に書
き込まれた状態を示している。
【0082】図14は前述の高速記憶手段2に書き込ま
れたC2 系列のデータに誤りがあった場合を示す。誤り
Eのデータのみ高速記憶手段2から読み出して、前述の
エラーバッファ52とEX−OR回路57により誤りを
訂正して、再び、高速記憶手段2の該当アドレスに戻
す。
【0083】図15はデシャッフルの動作を示すための
ものである。誤り訂正されたC2 系列のデータはフレー
ム1から3に格納しておき、特定の順序で読み出すよう
にすればデシャッフルが行われ、奇数サンプルと偶数サ
ンプルがもとの順序にもどされる。図15では、特にフ
レーム0とフレーム2に格納されたC2 系列のデータに
ついて読み出す順序を示している。すなわち、0〜1〜
2〜3〜4〜5〜6〜7〜8〜9〜A〜B〜C〜D〜E
〜F〜G〜H〜I〜J〜K〜L〜M〜Nの順番で読み出
すことにより、デシャッフルされたデータが得られる。
【0084】以上述べた高速記憶手段2からの読み出し
時に、読み出し順序によりデシャッフルを行うことは本
発明のデータ再生装置およびこれを具備した電子機器の
望ましい形態の一つである。上述の例ではC2 系列のデ
ータについて、高速記憶手段2から読み出す場合につい
て説明したが、より一般的には、第1の符号化データ系
列および第2の符号化データ系列について、高速記憶手
段1および高速記憶手段2からの読み出し順序によりデ
シャッフルを行うことが可能である。
【0085】以上で、本発明のデータ再生装置およびこ
れを具備した電子機器についての動作を詳しく説明した
が、従来例3と比べ誤り訂正処理の速度が向上したこと
を数量的に説明し、発明の効果をまとめる上での参考と
したい。そのため、特に従来例3と比べ、特に大きな処
理速度の差異が生ずる部分について以下に計算して説明
する。
【0086】「差異1:」下記5)は、図1の本発明の
データ再生装置の概略構成のブロック図を示し、「CD
の場合」および「CD−ROMの場合」について、従来
例3との動作の差異について述べた部分からそのまま、
抽出した5)項である。 5)低速記憶手段25からC2 系列のデータを読み出
し、誤り訂正手段35に送りつつ、誤り検出を行い、高
速記憶手段2に格納する。これは、従来例3の場合の
「CDの場合」、「CD−ROMの場合」の動作説明の
3)に相当する。すなわち、従来例3の場合は、相当す
る動作に13720クロックサイクルが必要であった。
【0087】これに対して本発明のデータ再生装置およ
びこれを具備した電子機器においては、前述したよう
に、低速記憶手段25中のコラムを順番に読み出してい
けばよく、ロウをまたいで、データを読むことはないの
で、C2 系列のデータを低速記憶手段から読み出す時
は、デインターリーブが不要である。C2 系列のデータ
は1フレームあたり28バイトあり、1フレームを16
バイトづつ2回アクセスしながら読み出すとすると、1
フレームを読み出すのに38クロックサイクルが必要に
なる。従って1セクタ、すなわち、98フレームを読み
出すには38クロックサイクル×98フレーム=372
4クロックサイクルが必要である。
【0088】上述のように、同じ1セクタを読み出すの
に従来例3では13720クロックサイクルであったの
が、本発明のデータ再生装置およびこれを具備した電子
機器によれば、わずか3724クロックサイクルと、2
7%に激減している。
【0089】「差異2:」下記6)および7)は、図1
の本発明のデータ再生装置の概略構成のブロック図を示
し、「CDの場合」および「CD−ROMの場合」につ
いて、従来例3との動作の差異について述べた部分から
そのまま抽出した6)および7)項である。 6)高速記憶手段2からC2 系列でCIRCデータ系列
を読みだし、誤り訂正を行い、結果を高速記憶手段2に
格納する。 7)高速記憶手段2から誤り訂正の完了したCIRCデ
ータ系列をC2 系列で読み出し、デシャッフルを行い、
奇数サンプルと偶数サンプルの位置を元に戻し、低速記
憶手段25へ送る。
【0090】これは、同じく従来例3の「CDの場
合」、「CD−ROMの場合」の動作説明の4)に相当
する。すなわち、従来例3の場合は、相当する動作に1
1760クロックサイクルが必要であった。
【0091】これに対して本発明のデータ再生装置およ
びこれを具備した電子機器においては、前述したよう
に、従来例3のように低速記憶手段25からデシャッフ
ルしながらデータを読み出すのではなく、高速で動作す
る高速記憶手段2からデシャッフルしてデータが読み出
されCD/CD−ROMのインタフェース出力となるた
め、低速記憶手段25へのアクセスはない。高速記憶手
段2でのアクセスは低速記憶手段のアクセスに対して圧
倒的に速いので、本発明のデータ再生装置およびこれを
具備した電子機器によれば、従来例3にくらべ、上述の
11760クロックサイクルの低速記憶手段25へのア
クセス時間だけ速くなっている。
【0092】「差異3:」下記3)〜5)は、図1の本
発明のデータ再生装置の概略構成のブロック図を示し、
「CD−ROMの場合」について、従来例3との動作の
差異について述べた部分からそのまま抽出した3)〜
5)項である。 3)低速記憶手段25より、Q系列のデータのMSB、
LSBデータを同時に読み出し、Q系列のデータのLS
Bデータを誤り訂正手段35へ送り、Q系列のデータの
誤りを検出し、結果を低速記憶手段25へ戻すととも
に、Q系列のデータのMSBデータを高速記憶手段2に
格納する。低速記憶手段25で、Q系列データのLSB
データの誤りを訂正し、低速記憶手段25に格納する。 4)高速記憶手段2からQ系列のデータのMSBデータ
を読み出し、誤り訂正手段35へ送り、Q系列のデータ
の誤りを検出し、結果を低速記憶手段25へ戻す。低速
記憶手段25で、Q系列のデータのMSBデータの誤り
訂正を行い、低速記憶手段25に格納する。 5)上述の3)項、4)項を26回繰り返し、全てのQ
系列のデータについて、誤り訂正を完了する。
【0093】これは、従来例3の「CD−ROMの場
合」の動作のところで説明した5)、6)項に相当す
る。従来例3の場合は、相当する動作に11700クロ
ックサイクルが必要であった。
【0094】これに対して本発明のデータ再生装置およ
びこれを具備した電子機器においては、前述したよう
に、従来例3のように、Q系列の1セクタ、52フレー
ム中のMSBとLSBを合わせた2バイトを1クロック
サイクルで一挙に読み出すのではあるが、そのうちの一
方、例えば、LSBを誤り訂正をせずに捨ててしまうの
ではなく、高速記憶手段2に格納しておき、MSBの誤
り訂正が完了した後に、高速記憶手段2より読み出して
誤り訂正を行うことができるので、低速記憶手段25か
らの読み出しは1回で済むことになる。
【0095】このため、低速記憶手段25へのアクセス
は、(45バイト/2バイト)×1回×52フレーム×
5クロックサイクル=5850サイクルで済むことにな
る。すなわち、従来例3ではQ系列の誤り訂正のため
に、低速記憶手段25のアクセスが11700クロック
サイクル必要であったのに比べ、本発明のデータ再生装
置およびこれを具備した電子機器によれば、わずか58
50クロックサイクルと、半減する。
【0096】「差異4:」下記6)〜8)は、図1の本
発明のデータ再生装置の概略構成のブロック図を示し、
「CD−ROMの場合」について、従来例3との動作の
差異について述べた部分からそのまま抽出した6)〜
8)項である。 6)低速記憶手段25より、P系列のデータのMSB、
LSBデータを同時に読み出し、P系列のデータのLS
Bデータを誤り訂正手段35へ送り、P系列のデータの
誤りを検出し、結果を低速記憶手段25へ戻すととも
に、P系列のデータのMSBデータを高速記憶手段2に
格納する。低速記憶手段25で、P系列のデータのLS
Bの誤りを訂正し、低速記憶手段25に格納する。 7)高速記憶手段2からP系列のデータのMSBデータ
を読み出し、誤り訂正手段35へ送り、P系列のデータ
の誤りを検出し、結果を低速記憶手段25へ戻す。低速
記憶手段25で、P系列のデータのMSBデータの誤り
を訂正し、低速記憶手段25に格納する。 8)上述の6)項と7)項を43回繰り返し、全てのP
系列のデータについて、誤り訂正を完了する。
【0097】これは、従来例3の「CD−ROMの場
合」の動作のところで説明した3)、4)項に相当す
る。従来例3の場合は、相当する動作に11180クロ
ックサイクルが必要であった。
【0098】これに対して本発明のデータ再生装置およ
びこれを具備した電子機器においては、前述したよう
に、従来例3のように、P系列の1セクタ、86フレー
ム中のMSBとLSBを合わせた2バイトを1クロック
サイクルで一挙に読み出すのではあるが、そのうちの一
方、例えば、LSBを誤り訂正をせずに捨ててしまうの
ではなく、高速記憶手段2に格納しておき、MSBの誤
り訂正が完了した後に、高速記憶手段2より読み出して
誤り訂正を行うことができるので、低速記憶手段25か
らの読み出しは1回で済むことになる。
【0099】このため、低速記憶手段25へのアクセス
は、(26バイト/2バイト)×1回×86フレーム×
5クロックサイクル=5590サイクルで済むことにな
る。すなわち、従来例3ではP系列の誤り訂正のため
に、低速記憶手段25のアクセスが11180クロック
サイクル必要であったのに比べ、本発明のデータ再生装
置およびこれを具備した電子機器によれば、わずか55
90クロックサイクルと、半減する。
【0100】「差異5:」下記1)は、図1の本発明の
データ再生装置の概略構成のブロック図を示し、「DV
Dの場合」について、従来例3との動作の差異について
述べた部分からそのまま、抽出した1)項である。 1)EFM復調データ、すなわち、図17に示すPI/
POデータ系列を高速記憶手段1に送る。これは、従来
例3の「DVDの場合」の動作のところで説明した1)
項に相当する。従来例3の場合は、相当する動作に低速
記憶手段25へのアクセスのため、47424クロック
サイクルが必要であった。
【0101】これに対して本発明のデータ再生装置およ
びこれを具備した電子機器においては、前述したよう
に、EFM復調後のデータは高速記憶手段1に送られる
ため、低速記憶手段25へのアクセスは無い。従って、
47424クロックサイクルの時間を節約することが可
能である。
【0102】「差異6:」下記4)、5)は、図1の本
発明のデータ再生装置の概略構成のブロック図を示し、
「DVDの場合」について、従来例3との動作の差異に
ついて述べた部分からそのまま、抽出した4)、5)項
である。 4)低速記憶手段25より、PO系列のデータ2列を同
時に読み出して、これをU1 データ、U2 データとする
と、PO系列のデータのU2 データを誤り訂正手段35
へ送り、PO系列のデータの誤りを検出し、結果を低速
記憶手段25へ戻すとともに、PO系列のデータのU1
データを高速記憶手段2に格納する。低速記憶手段25
で、PO系列のデータのU2 データの誤りを訂正し、低
速記憶手段25に格納する。 5)高速記憶手段2から、PO系列のデータのU1 デー
タを読み出し、誤り訂正手段35へ送り、PO系列のデ
ータの誤り訂正を検出し、結果を低速記憶手段25に戻
す。低速記憶手段25で、PO系列のデータのU1 デー
タの誤りを訂正し、低速記憶手段25に格納する。以降
上述の4)項と本5)項を91回繰り返し、全てのPO
系列のデータについて、誤り訂正を完了する。これは、
従来例3の「DVDの場合」の動作のところで説明した
3)、4)項に相当する。従来例3の場合は、相当する
動作に低速記憶手段25へのアクセスのため、8990
8クロックサイクルが必要であった。
【0103】これに対して本発明のデータ再生装置およ
びこれを具備した電子機器においては、前述したよう
に、従来例3と違い、読み出されたMSB/LSBデー
タの中、一方を高速記憶手段2に格納し、他方の誤り訂
正が完了したら、誤りデータを読み出して誤り訂正を行
うため、低速記憶手段25からの読み出しは1回ですむ
ことになり、192フレーム×(208バイト/16バ
イト)×1回×19クロックサイクル=44954クロ
ックサイクルと半減する。
【0104】「差異7:」下記7)、8)は、図1の本
発明のデータ再生装置の概略構成のブロック図を示し、
「DVDの場合」について、従来例3との動作の差異に
ついて述べた部分からそのまま、抽出した7)、8)項
である。 7)高速記憶手段2より、誤りの検出されたPI/PO
データ系列を読み出して、PI系列の誤り訂正し、高速
記憶手段2に格納する。これを、PI2 誤り訂正とい
う。以上、PI系列について2回の誤り訂正を繰り返す
のは、誤り訂正の性能を向上させるためである。 8)高速記憶手段2よりデータを読み出し、デスクラン
ブル/EDC(DVD)23により、スクランブルを解
除した後、EDC(DVD誤り検出手段)により、再度
誤りを確認した後に低速記憶手段25に戻す。これは、
従来例3の「DVDの場合」の動作のところで説明した
5)、6)項に相当する。従来例3の場合は、相当する
動作に低速記憶手段へのアクセスのため、5)のPI2
誤り訂正のために、19200クロックサイクルを、ま
た、スクランブル/EDCのために、40128クロッ
クサイクルが必要であった。
【0105】これに対して本発明のデータ再生装置およ
びこれを具備した電子機器においては、前述したよう
に、従来例3と違い、PI2 の誤り訂正、デスクランブ
ル/EDCのために、低速記憶手段25をアクセスする
ことはなく、高速記憶手段2からの読み出しによって処
理がなされるため、19200クロックサイクル+40
128クロックサイクル=59328クロックサイクル
に要する時間だけ処理時間が節約される。
【0106】
【発明の効果】本発明のデータ再生装置によれば、従来
例1および2に示したように、CD/CD−ROM用の
誤り訂正用には高速記憶手段として、従来32Kバイト
のSRAMを使用していたが、DVD/CD−ROM/
CDに共通に使用される低速記憶手段を利用することに
より、高速記憶手段として、512バイトのSRAMを
2個で済ませることが可能となり、高速記憶手段の記憶
容量を小さくできる。また、この2個のSRAMによ
り、従来例3に比較し、DVD/CD−ROM/CDの
誤り訂正処理に要する時間を上述の「差異1」〜「差異
7」で数量的に説明したように格段に短くできる。ま
た、DVD/CD/CD−ROMに限らず、合成符号化
データ系列を有する情報に対しては一般的に、高速記憶
手段の記憶容量を減少させ、該合成符号化データ系列の
誤り訂正処理に要する時間を格段に短くすることが可能
である。本発明のデータ再生装置を電子機器に搭載する
ならば、構成規模の小さい、誤り訂正処理速度の高い、
電子機器が得られ、HOSTコンピュータとの高速通信
も可能となり、画像/音声/その他のデータの高速な処
理を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ再生装置の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1中に示した誤り訂正手段の詳細を示す説明
図である。
【図3】図1中に示した低速記憶手段のマッピング図で
ある。
【図4】図1中に示した第1の高速記憶手段のマッピン
グ図である。
【図5】図1中に示した第2の高速記憶手段のマッピン
グ図である。
【図6】図1中に示した第1の高速記憶手段への第1の
符号化データ系列の書き込み状態を示す説明図である。
【図7】図1中に示した第1の高速記憶手段から第1の
符号化データ系列を読み出す状態を示す略線図である。
【図8】図1中に示した第1の高速記憶手段の中に誤り
を含むデータがあることを示す説明図である。
【図9】図1中に示した第1の高速記憶手段の中のデー
タの誤りを訂正した状態を示す説明図である。
【図10】図1中に示した第1の高速記憶手段のデータ
の誤り訂正が完了後、読み出す順序を示した説明図であ
る。
【図11】図1中に示した第1の高速記憶手段より読み
出したデータを、図1中の低速記憶手段に書き込んだ状
態を示す説明図である。
【図12】図1中に示した低速記憶手段より、第2の符
号化データ系列を読み出す状態を示した説明図である。
【図13】図1中に示した第2の高速記憶手段に、低速
記憶手段から読み出した第2の符号化データ系列を書き
込んだ状態を示す説明図である。
【図14】図1中に示した第2の高速記憶手段中に誤り
を含むデータがあることを示す説明図である。
【図15】図1中に示した第2の高速記憶手段より、誤
り訂正後のデータを読み出す順序を示した説明図であ
る。
【図16】DVDの記録/再生フォーマット図である。
【図17】DVDの別の記録/再生フォーマット図であ
る。
【図18】CDの再生フォーマット図である。
【図19】CDの別の再生フォーマット図である。
【図20】CD−ROMの再生フォーマット図である。
【図21】CD−ROMの別の再生フォーマット図であ
る。
【図22】CDおよびCD−ROMのデータの復調プロ
セスを示した説明図である。
【図23】DVDのデータの復調プロセスを示した説明
図である。
【図24】低速記憶手段の模式構造図である。
【図25】従来例1の概略のブロック図である。
【図26】従来例2の概略のブロック図である。
【図27】従来例3の概略のブロック図である。
【図28】従来例3を詳細に示した概略のブロック図で
ある。
【図29】図28中に示した誤り訂正手段の詳細を示し
た説明図である。
【符号の説明】
1,2…高速記憶手段、20,35…誤り訂正手段、2
1…AVデコーダ−I/F、22…CD−I/F、23
…デスクランブル/EDC(DVD)、24…EDC
(CD−ROM)、25…低速記憶手段、26…低速記
憶制御手段、27…システム制御手段、28…トラック
ジャンプ判定手段、29…トラッキングサーボ制御手
段、30…光ディスク、31…光ピックアップ、32…
RF信号処理、33…EFM復調手段、34…セクタ検
出手段、36…動作モード切り換え手段、51…誤り訂
正用集積回路、52…エラーバッファ、53…フラグメ
モリ、54…エラーカウンタ、55,57,58…EX
−OR回路、56…低速記憶手段−I/F、60,61
…高速記憶手段−I/F

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原情報を構成するデータの系列を所定の
    該データの数で分割し、分割された複数の該データの系
    列から再合成された情報の中の、第1のデータ系列と第
    2のデータ系列に、それぞれのデータ系列の誤り訂正符
    号を付加して得られる第1の符号化データ系列および第
    2の符号化データ系列からなる合成符号化データ系列を
    再生するデータ再生装置において、 入力された該合成符号化データ系列の誤りを検出し訂正
    する誤り訂正手段と、 誤り訂正処理の過程で、前記合成符号化データ系列を一
    時的に格納するとともに、誤りの訂正された該合成符号
    化データ系列を後段の信号処理装置からの要求があるま
    で記憶保持し得る低速記憶手段と、 前記誤り訂正処理の過程で、前記低速記憶手段より読み
    出された前記合成符号化データ系列の中、前記第1の符
    号化データ系列を記憶保持し、且つ、前記誤り訂正手段
    によって高速に誤り訂正処理をするために高速に読み出
    し/書き込みが可能な第1の高速記憶手段と、 前記誤り訂正処理の過程で、前記低速記憶手段より読み
    出された前記合成符号化データ系列の中、前記第2の符
    号化データ系列を記憶保持し、且つ、前記誤り訂正手段
    によって高速に誤り訂正処理をするために高速に読み出
    し/書き込みが可能な第2の高速記憶手段とを具備した
    ことを特徴とするデータ再生装置。
  2. 【請求項2】 前記合成符号化データ系列を複数種類と
    し、前記低速記憶手段、前記第1の高速記憶手段、前記
    第2の高速記憶手段および前記誤り訂正手段の各動作モ
    ードを切り換え、前記複数種類の各合成符号化データ系
    列の誤り訂正に対応し得る動作モード切換手段を具備し
    たことを特徴とする請求項1に記載のデータ再生装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のデータ系列と前記第2のデー
    タ系列が、前記原情報のデータの系列の該データを周期
    的にインターリーブしている場合、前記第1および前記
    第2の高速記憶手段の読み出し順序、記録順序、記録配
    置のいずれか一つを特定し、前記第1の高速記憶手段お
    よび前記第2の高速記憶手段からの読み出し時に、前記
    第1の符号化データ系列および前記第2の符号化データ
    系列のデインターリーブを行い得ることを特徴とする請
    求項1に記載のデータ再生装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のデータ系列と前記第2のデー
    タ系列が、前記原情報のデータの系列の該データを周期
    的にインターリーブしている場合、前記低速記憶手段へ
    の記録時に前記第1の符号化データ系列および前記第2
    の符号化データ系列を前記第1の高速記憶手段および前
    記第2の高速記憶手段からブロック単位でデインターリ
    ーブした順序で読み出し、該ブロック単位を前記低速記
    憶手段の高速読み出しが可能な順序に記録配置し、該低
    速記憶手段からの読み出し時に、前記第1の符号化デー
    タ系列または前記第2の符号化データ系列のデインター
    リーブを可能にし得ることを特徴とする請求項1に記載
    のデータ再生装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のデータ系列と前記第2のデー
    タ系列が、前記原情報の奇数番目のデータと偶数番目の
    データを、シャフリングして構成されている場合、前記
    第1の高速記憶手段および前記第2の高速記憶手段の読
    み出しの順序および記録配置のいずれか一方を特定し
    て、該第1の高速記憶手段および該第2の高速記憶手段
    の読み出し時にデシャフリングを行うことを特徴とする
    請求項1に記載のデータ再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のデータ再生装置を具備
    したことを特徴とする電子機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100426408C (zh) * 2005-06-30 2008-10-15 广明光电股份有限公司 盘机读取速度控制方法
US7574116B2 (en) 2002-05-13 2009-08-11 Funai Electric Co., Ltd. Optical disc apparatus

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