JPWO2007034947A1 - データデスクランブル装置およびデータデスクランブル方法 - Google Patents

データデスクランブル装置およびデータデスクランブル方法 Download PDF

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Abstract

誤りを含んだデータに対するデータデスクランブルを行なう場合、デスクランブルに必要なシード値を間違うことに対する対策を、CPUが存在しないシステムにおいて実現する。データを保持しておくFIFO装置(202)と、該FIFO装置からデータ内容を受信し誤り検出を行う誤り訂正装置(205)と、該誤り訂正装置の誤り検出の結果正しいデータと判断された場合データデスクランブルに必要なシードもしくはシード生成に必要な情報を保持するID保持レジスタ(204)と、該ID保持レジスタの値を用いて前記FIFO装置からデータを受信しデスクランブルを行うデスクランブル部(203)とを備えることで、転送データを利用する為、CPUがシード値の管理をすることが出来ない状況下においてもデータデスクランブルが可能である。

Description

本発明は、データのデスクランブルに関する技術分野に属するものである。
即ち、ノイズ等に影響を受けた誤りを含む可能性のあるデータ転送におけるデスクランブルを正確に行えるようにデータデスクランブル装置およびデータデスクランブル方法の改良を図ったものに関する。
従来の技術として、光ディスクの一種であるDVD(Digital Versatile Disk;以後、DVDと略す)を例にとって説明する。
DVDに記録されたデータ(以下、DVD記録データと称す)は予めスクランブルされており、このDVD記録データを復調した後のデータフォーマットを図8に示す。
まず、光ディスクから再生されたDVD記録データは、上位1Byteにセクタインフォメーション、下位3Byteにセクタナンバーが付与された、4ByteからなるID(Identifier)情報801がDVDの復調装置の復調処理系に転送される。続いて、ID情報801のパリティ情報に相当する、2ByteのIED(ID Error Detection Code)情報802が転送される。
続いて、6Byteのリザーブ(以下、RSVと称す)領域803が転送され、メインデータの一部である160Byte分のデータ804aが転送される。続いて、横方向の1行分のデータに対するパリティ情報、即ち、前記ID情報801,前記IED情報802,前記RSV領域803およびメインデータの一部804aからなる172Byteのデータに対するパリティ情報として、10ByteのPI(Parity Inner)パリティ805が転送される。
次に、前記メインデータの一部804aに続く、161Byte目〜332Byte目のメインデータの部分804bが転送される。該メインデータの部分は、172Byteが各1行ごとに転送されるが、これらに対してもパリティ情報として、10ByteのPIパリティ805が1行毎に転送される。これを11行目まで繰り返す。
12行目は、メインデータを168Byte転送し、前記ID情報801,前記IED情報802,前記RSV領域803および前記メインデータ804のすべてに対する誤り検出情報である4ByteのEDC(Error Detection Code)情報806が転送される。この行にも10ByteのPIパリティ805が付与され、前述と同様に転送される。
13行目は、縦方向のパリティ情報として172ByteのPO(Parity Outer)パリティ807が転送される。この行についても、POパリティ807に対する10ByteのPIパリティ805が付与され、転送される。
ところで、前記IED情報802,前記PIパリティ805および前記POパリティ806はすべてリードソロモン符号(RS符号ともいう)により作成されており、消失訂正ではIEDが2Byteの訂正能力を、PIパリティが10Byteの訂正能力をそれぞれ有している。
さらに、前記メインデータ804には記録時にデータスクランブルがかかる仕様になっている。
この仕様は、前記ID情報801を構成する4Byte中の1Byteの中の4ビットからなるIDを、図9に示す、予め決まった変換ルールを記述したテーブル、即ちスクランブルSEEDテーブルに基づいてシード情報に変換し、これに一定の演算、即ち、EXOR(Exclusive OR)演算を行うことによりスクランブル後のデータに変換するものとなっている。
しかしながら前記ID情報801は、ディスクノイズ等で誤りを含む可能性がある。このため、誤ったシード値を用いてデスクランブルを行なった場合、メインデータ804は完全に不特定値、即ち、誤った値となる。
こうした不具合を防ぐことが可能なデータデスクランブル装置が本件出願人により既に開発されている。この従来のデータデスクランブル装置を図11に示す。
図11(a)において、DVDディスクから読み出されたデータを復調する復調装置1101が、前記と同様のフォーマットを有するDVDデータとしての復調後データ1111を出力する。このDVDデータ1111は、ノイズ・ディスクの傷等によるランダムもしくはバースト誤りデータを含む可能性があるものとする。
このデータをFIFO装置1102が受信し、DVDデータとしてのFIFO後データ1112を送信する。デスクランブル部1103は前記DVDデータ1112をシード値によってデスクランブルし、主記憶装置1106にDVDデータとしてのデスクランブル後データ1113を送信する。
デスクランブルは図10に示すシフトレジスタSRGおよび排他的論理和回路EXORにより行われる。シフトレジスタSRGはスクランブルSEEDテーブルにより変換された15ビット長のデータが入力され、排他的論理和回路EXORはシフトレジスタSRGの10ビット目のデータと14ビット目のデータとの排他的論理和を0ビット目に帰還して乱数を発生することで、デスクランブルを行う。
即ち、図11(b)に示すように、デスクランブル回路1103aは、図10のシフトレジスタSRGに相当するシフトレジスタ1103cと、図10の排他的論理和回路EXORに相当する排他的論理和回路1103dとからなる。
このデスクランブル回路1103aが出力するシード値とFIFO(First−In First−Out)装置1102からのDVDデータ1112との排他的論理和を排他的論理和回路1103bにより得ることで、デスクランブル後DVDデータ1113を生成する。なおFIFO装置1102に1つデータが入力される毎に、シフトレジスタ1103cはその内部でデータを1ビットずつシフトする。
ここで、前記シード値は本来DVDデータ1111もしくはDVDデータ1112中に転送されるID情報から取得するべきものであるが、ID情報そのものに誤りを含む可能性があるため使用できない。
よって、CPU1105にてあらかじめ転送されるべきセクタID情報としてのセクタナンバーをCPU書き込みパス1115を介してID保持レジスタ1104に設定しておき、その設定されたセクタID情報1114の値をデスクランブル部1103のシード値として使用することで、誤りを含む可能性のあるDVDデータ1111もしくはDVDデータ1112中の誤ったID情報の影響を受けることなくデスクランブルをすることが可能である。
このため、誤りを含まない正しいデータに悪影響を与えることなくデータ転送が可能となっていた(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2005/050909号パンフレット
しかしながら、前記特許文献1に記載された従来例は、CPUが常時転送されているDVD転送データのID情報を常時管理していることが大前提である。このため、CPUがID情報を管理していないシステムや、CPUを使用しないシステムでは、誤ったシード値でデータのデスクランブルを行った場合に、誤りに影響を及ぼさない機構として利用できないという課題を有する。
本発明は、上述のような従来のものの問題点を解決するためになされたもので、CPUがID情報を管理していないシステムや、例えばロジック回路等のみでCPUを含まずに構成したシステムにおいて、誤ったシード値を用いてデスクランブルを行ったとしても、誤りを含まない正しいデータに悪影響を与えることなくデータ転送を行えるデータデスクランブル装置およびデータデスクランブル方法を提供することを目的としている。
以上の課題を解決するために、本発明の請求項1にかかるデータデスクランブル装置は、誤りを含むデータを転送する際にデータのデスクランブルを行うデータデスクランブル装置において、データを保持しておくFIFO装置と、前記FIFO装置からデータ内容を受信し誤り検出を行う誤り訂正装置と、前記誤り訂正装置による誤り検出結果が正しいデータであれば、データデスクランブルに必要なシードもしくはシード生成に必要な情報(以下、シード情報と称す)を保持するID保持レジスタと、前記ID保持レジスタの値を用いて前記FIFO装置からデータを受信しデスクランブルを行うデスクランブル部とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2にかかるデータデスクランブル装置は、請求項1記載のデータデスクランブル装置において、前記誤り訂正装置は、前記データの誤りの有無を検出し、該誤りが訂正可能な範囲であれば、前記シード情報を訂正し前記ID保持レジスタに格納する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3にかかるデータデスクランブル装置は、請求項2記載のデータデスクランブル装置において、前記誤り訂正装置は、誤り検出・訂正結果が訂正不能であり、該誤り訂正装置が用いた転送データ・パリティを包括するさらに上位の誤り訂正によって訂正可能な範囲であれば、前記シード情報を訂正し前記ID保持レジスタに格納する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4にかかるデータデスクランブル装置は、請求項1記載のデータデスクランブル装置において、前記誤り訂正装置は、前記シード情報に誤りが検出されたときに、前回使用したID保持レジスタから算出される次回のID保持レジスタを使用する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5にかかるデータデスクランブル装置は、請求項2または請求項3記載のデータデスクランブル装置において、前記誤り訂正装置は、前記シード情報が誤りを訂正不能であれば、前回使用したID保持レジスタから算出される次回のID保持レジスタを使用する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6にかかるデータデスクランブル装置は、請求項2記載のデータデスクランブル装置において、前記誤り訂正装置は、前記シード情報誤りを訂正して使用するとき、前記FIFOに訂正後のシード情報を送信し、前記FIFO中のシード情報と差し替える、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項7にかかるデータデスクランブル装置は、請求項2記載のデータデスクランブル装置において、前記誤り訂正装置は、前記シード情報誤りを訂正して使用するときに、前記バッファメモリに訂正後のシード情報を送信し、前記バッファメモリ中のシード情報と差し替える、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項8にかかるデータデスクランブル装置は、請求項3ないし請求項5のいずれかに記載のデータデスクランブル装置において、前記ID保持レジスタが算出したシード情報を用いるとき、前記FIFOに訂正後のシード情報を送信し、前記FIFO中のシード情報と差し替える、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項9にかかるデータデスクランブル装置は、請求項3ないし請求項5のいずれかに記載のデータデスクランブル装置において、前記ID保持レジスタが算出したシード情報を用いるときに、前記バッファメモリに訂正後のシード情報を送信し、前記バッファメモリ中のシード情報と差し替える、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項10にかかるデータデスクランブル装置は、請求項2ないし請求項5または請求項7,請求項9のいずれかに記載のデータデスクランブル装置において、前記ID保持レジスタからシード情報を入力して転送中のデータ位置までシード値を補正し、前記デスクランブル部に補正後のシード値を出力するシード補正回路を備えた、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項11にかかるデータデスクランブル方法は、データ中の一部のデータをシード値としてデータスクランブルを行なっているデータフォーマットで、傷などの原因によりデータ中に誤りデータを含む可能性のあるデータを転送するデータデスクランブル方法において、前記シード値に誤りが生じていれば、前記シード値を含んで生成されている第1のパリティ符号を用いて誤り訂正を行い、正しいシード値を得る工程と、該正しいシード値により前記データを正しくデスクランブルしたデータを記憶装置上に保持する工程とを含む、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項12にかかるデータデスクランブル方法は、データ中の一部のデータをシード値としてデータスクランブルを行なっているデータフォーマットで、傷などの原因によりデータ中に誤りデータを含む可能性のあるデータを転送するデータデスクランブル方法において、前記シード値に誤りが生じていれば、前記シード値を含んで生成されている第1のパリティ符号を用いて誤り訂正を行って正しいシード値を得る、あるいはさらに該第1のパリティ符号を用いた誤り訂正が不能であれば、前記シード値、及び第1のパリティを含んだ第2のパリティを用いて誤り訂正を行なって正しいシード値を得る工程と、該正しいシード値により前記データを正しくデスクランブルしたデータを、記憶装置上に保持する工程とを含む、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項13にかかるデータデスクランブル方法は、請求項11記載のデータデスクランブル方法において、前記第1のパリティ符号を用いた誤り訂正において、誤り訂正が不能であれば、前回のデータデスクランブルの結果から推測されるシード値を用いて誤り訂正を行う工程と、該正しいシード値により前記データを正しくデスクランブルしたデータを、記憶装置上に保持する工程とを含む、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項14にかかるデータデスクランブル方法は、請求項12記載のデータデスクランブル方法において、前記第2のパリティ符号を用いた誤り訂正において、訂正不能であれば前回のデータデスクランブルの結果から推測されるシード値を用いる工程と、該正しいシード値により前記データを正しくデスクランブルしたデータを記憶装置上に保持する工程とを含む、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項15にかかるデータデスクランブル方法は、請求項11ないし請求項14のいずれかに記載のデータデスクランブル方法において、前記シード値を正しく訂正した値を、前記記憶装置上に保持する工程を含む、ことを特徴とするものである。
本発明では、データデスクランブル装置が、CPUを代表とする中央演算装置がID情報またはシード情報の管理を行わない装置であっても、データ転送においてシード情報に誤りが生じた場合にIDを修正でき、正確なデスクランブルを実行することが可能である。またIDの訂正が不能であった場合は、前回のシード情報から推測しデスクランブルを行うことが可能である。
また、訂正されたID値を主記憶装置に書き戻すことで、再度スクランブルが必要になった場合に再度誤り訂正を行う必要がない。また、ID値をFIFOに書き戻すことで、主記憶装置へのアクセス回数を増加させることなくID値を書き換え、その誤り訂正を行うことが可能である。
また、シード情報を修正するタイミングを、シード情報を必要とするタイミングよりも後にすることで、FIFOに蓄積すべきデータ量を少なくすることが可能であり、FIFOの回路規模を削減することが可能である。
図1(a)は、本発明の実施の形態1によるデータデスクランブル装置のブロック構成を示す図である。 図1(b)は、本発明の実施の形態1によるデータデスクランブル装置によるIDの誤り検出動作を、DVDデータのフォーマット上で示す図である。 図1(c)は、本発明の実施の形態1によるデータデスクランブル装置における誤り検出装置の制御動作のフローチャートを示す図である。 図2(a)は、本発明の実施の形態2によるデータデスクランブル装置のブロック構成を示す図である。 図2(b)は、本発明の実施の形態2によるデータデスクランブル装置によるIDの誤り検出動作を、DVDデータのフォーマット上で示す図である。 図2(c)は、本発明の実施の形態2によるデータデスクランブル装置における誤り検出装置の制御動作のフローチャートを示す図である。 図3(a)は、本発明の実施の形態3によるデータデスクランブル装置のブロック構成を示す図である。 図3(b)は、本発明の実施の形態3によるデータデスクランブル装置によるIDの誤り検出動作を、DVDデータのフォーマット上で示す図である。 図3(c)は、本発明の実施の形態3によるデータデスクランブル装置における誤り検出装置の制御動作のフローチャートを示す図である。 図4(a)は、本発明の実施の形態4によるデータデスクランブル装置のブロック構成を示す図である。 図4(b)は、本発明の実施の形態4によるデータデスクランブル装置における誤り検出装置の制御動作のフローチャートを示す図である。 図5(a)は、本発明の実施の形態5によるデータデスクランブル装置のブロック構成を示す図である。 図5(b)は、本発明の実施の形態5によるデータデスクランブル装置における誤り検出装置の制御動作のフローチャートを示す図である。 図6(a)は、本発明の実施の形態6によるデータデスクランブル装置のブロック構成を示す図である。 図6(b)は、本発明の実施の形態6によるデータデスクランブル装置における誤り検出装置の制御動作のフローチャートを示す図である。 図7は、実施の形態6におけるDVD復調後のデータフォーマットを示す図である。 図8は、DVD復調後のデータフォーマットを示す図である。 図9は、スクランブルSEEDテーブルを示す図である。 図10は、デスクランブルを行う基本構成を示す図である。 図11(a)は、従来のデータデスクランブル装置のブロック構成を示す図である。 図11(b)は、従来のデータデスクランブル装置のデスクランブル部の構成を示す図である。
符号の説明
101 復調装置
102 FIFO装置
103 デスクランブル部
104 ID保持レジスタ
105 誤り検出装置
106 主記憶装置
107 DVDドライブ
110 読み出しデータ
111 復調後データ
112 FIFO後データ
113 デスクランブル後データ
114 セクタID情報
115 誤り検出後エラーがなかった場合のID情報
116 繰り返し再生コマンド
117 保持コマンド
122 FIFO後データ
201 復調装置
202 FIFO装置
203 デスクランブル部
204 ID保持レジスタ
205 誤り訂正装置
206 主記憶装置
207 DVDドライブ
210 読み出しデータ
211 復調後データ
212 FIFO後データ
213 デスクランブル後データ
214 セクタID情報
215 誤り訂正後のID情報
216 繰り返し再生コマンド
217 保持コマンド
222 FIFO後データ
301 復調装置
302 FIFO装置
303 デスクランブル部
304 ID保持レジスタ
305 誤り訂正装置1
306 主記憶装置
307 誤り訂正装置2
308 DVDドライブ
310 読み出しデータ
311 復調後データ
312 FIFO後データ
313 デスクランブル後データ
314 セクタID情報
315 誤り訂正後のID情報
317 誤り訂正後のID情報
320 繰り返し再生コマンド
321 繰り返し再生コマンド
322 FIFO後データ
323 誤り検出情報
324 保持コマンド
325 保持コマンド
401 復調装置
402 FIFO装置
403 デスクランブル部
404 ID保持レジスタ
405 誤り検出装置
406 主記憶装置
407 DVDドライブ
408 加算器
410 読み出しデータ
411 復調後データ
412 FIFO後データ
413 デスクランブル後データ
414 セクタID情報
415 誤り訂正後のID情報
418 推測されたID情報
420 再生コマンド
421 加算コマンド
422 FIFO後データ
423 出力コマンド
501 復調装置
502 FIFO装置
503 デスクランブル部
504 ID保持レジスタ
505 誤り訂正装置
506 主記憶装置
507 DVDドライブ
510 読み出しデータ
511 復調後データ
512 FIFO後データ
513 デスクランブル後データ
514 セクタID情報
515 誤り訂正後のID情報
520 繰り返し再生コマンド
521 出力コマンド
522 FIFO後データ
601 復調装置
602 FIFO装置
603 デスクランブル部
604 ID保持レジスタ
605 誤り訂正装置
606 主記憶装置
607 シード補正回路
608 DVDドライブ
610 読み出しデータ
611 復調後データ
612 FIFO後データ
613 デスクランブル後データ
614 セクタID情報
615 誤り訂正後のID情報
617 シード補正後のシード情報
620 繰り返し再生コマンド
621 保持コマンド
622 FIFO後データ
623 シード補正コマンド
701 DVDフォーマットID情報
702 DVDフォーマットIED情報
703 DVDフォーマットRSV領域
704 DVDフォーマットメインデータ領域
705 DVDフォーマットPIパリティ情報
706 DVDフォーマットEDC情報
707 DVDフォーマットPOパリティ情報
710 ID情報誤りによって発生するバーストエラー部分
711 データ位置
801 DVDフォーマットID情報
802 DVDフォーマットIED情報
803 DVDフォーマットRSV領域
804 DVDフォーマットメインデータ領域
805 DVDフォーマットPIパリティ情報
806 DVDフォーマットEDC情報
807 DVDフォーマットPOパリティ情報
1101 復調装置
1102 FIFO装置
1103 デスクランブル部
1104 ID保持レジスタ
1105 CPU(中央演算装置)
1106 主記憶装置
1111 復調後データ
1112 FIFO後データ
1113 デスクランブル後データ
1114 セクタID情報
1115 CPU書き込みパス
以下、本発明の実施の形態を図について説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1を、図1に示す。
図1(a)は、本発明の実施の形態1によるデータデスクランブル装置を示す。図において、101は復調装置、102はFIFO装置、103はデスクランブル部、104はID保持レジスタ、105は誤り検出装置、106は主記憶装置、107はDVDドライブである。
図1(b)は、本発明の実施の形態1によるデータデスクランブル装置によるIDの誤り検出動作を、DVDのデータフォーマット上で示す図である。
図1(c)は、本発明の実施の形態1によるデータデスクランブル装置における誤り検出装置の動作を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
DVDドライブ107が再生状態になると、復調装置101から前述したDVDフォーマットを有する復調後データ111が出力される。FIFO装置102は、前記復調後データ111を蓄積し、蓄積されたデータをFIFO後データ112、及び122としてデスクランブル部103、及び誤り検出装置105に出力する。誤り検出装置105は、前記FIFO後データ122に対し、該FIFO後データ122中のID情報801の誤り検出を、該FIFO後データ122中のDVDフォーマットの一部であるIED情報802を用いて行なう。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出された場合(ステップ131)、DVDドライブ107は誤り検出装置105からの繰り返し再生コマンド116により再度DVD再生を行い(ステップ132)、読み出しデータ110として同じ情報を得て、前記復調装置101から復調後データ111を送信させる。そしてこの操作を誤りが検出されなくなるまで行なう。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出されなかった場合、ID保持レジスタ104に対してシード情報として誤り検出後エラーがなかった場合のID情報115を出力する(ステップ133)。ID保持レジスタ104は、誤り検出装置105からの保持コマンド117によりシード情報115を保持するとともにデスクランブルするためのフィルタ情報としてセクタID情報114を作成し、前記デスクランブル部103に出力する。
前記デスクランブル部103は、デスクランブルフィルタ情報114及び前記FIFO蓄積データ112を受信しこれらのEXOR演算を実行することでデスクランブルを実施した後、デスクランブル後データ113を主記憶装置106に出力し、蓄積することで、メインデータのデスクランブルが可能となる。
以上の構成から、CPUが仲介することなく、誤りを含む転送中データにおけるデスクランブルが可能となる。
また、図1(c)に示す誤り検出装置の動作は、CPUを用いることなく、簡単なロジックにより実現可能である。
このように、本実施の形態1によるデータデスクランブル装置によれば、IED情報を用いてID情報の誤り検出を行なうようにしたので、CPUが存在しなくても正しいID情報を得ることが可能となり、CPUを含まずに構成したシステムにおいても、あるいはさらに、CPUがID情報を管理していないシステムにおいても、正しいデスクランブル結果が得られる。
なお、本実施の形態1ではIED情報を用いてID情報に対する誤り検出を行なったが、IED情報に代えて、ID情報に対するパリティを含む情報を用いて検出を行うようにしてもよく、同様に実施が可能である。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2を、図2に示す。
図2(a)は、本発明の実施の形態2によるデータデスクランブル装置を示す。図において、201は復調装置、202はFIFO装置、203はデスクランブル部、204はID保持レジスタ、205は誤り訂正装置、206は主記憶装置、207はDVDドライブである。
図2(b)は、本発明の実施の形態2によるデータデスクランブル装置によるIDの誤り検出,訂正動作を、DVDのデータフォーマット上で示す図である。
図2(c)は、本発明の実施の形態2によるデータデスクランブル装置における誤り訂正装置の動作を示すフローチャートである。
この実施の形態2は、実施の形態1における誤り検出装置105に代えて誤り訂正装置205を設けるようにしたものである。従って、他の構成要素である復調装置201,FIFO装置202,デスクランブル部203,ID保持レジスタ204,主記憶装置206はそれぞれ実施の形態1における復調装置101,FIFO装置102,デスクランブル部103,ID保持レジスタ104,主記憶装置106に相当する。
次に、動作について説明する。誤り検出装置205からの再生コマンド216によりDVDドライブ207が読み出しデータ210を出力し、復調装置201から前述したDVDフォーマットを有する復調後データ211が出力される。FIFO装置202は、前記復調後データ211を蓄積し、蓄積されたデータであるFIFO後データ212及び222をデスクランブル部203及び誤り訂正装置205に出力する。誤り訂正装置205は、前記蓄積データ222に対しDVDフォーマットの一部であるIED情報802を使用して、まずID情報801に対する誤り検出を行なう。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出され(ステップ231)、かつ訂正不能であった場合(ステップ232)、DVDドライブ207は誤り訂正装置205からの繰り返し再生コマンド216により再度DVD再生を行い(ステップ233)、同じ読み出しデータ210を得て復調後データ211を前記復調装置201から送信させる。そしてこの操作を誤りが検出されなくなるまで行なう。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出され(ステップ231)、かつ訂正可能である場合(ステップ232)、誤り訂正装置205は、誤り訂正を行い、ID保持レジスタ204に対して誤り訂正後のシード情報として誤り訂正後のID情報215を出力する(ステップ234)。
また、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出されなかった場合、誤り訂正装置205は前記ID保持レジスタ204に対して前記蓄積データ222から得られるシード情報と等価な、即ち、シード情報とみなせる信号をシード情報215として出力する(ステップ235)。前記ID保持レジスタ204は、誤り訂正装置205からの保持コマンド217によりシード情報215を保持するとともにデスクランブルするためのフィルタ情報を作成し、前記デスクランブル部203に出力する。
前記デスクランブル部203は、デスクランブルフィルタ情報としてのセクタID情報214及び前記FIFO蓄積データ212を受信しこれらにEXOR演算を実施することでデスクランブルを行った後、デスクランブル後データ213を主記憶装置206に出力し、蓄積することでメインデータのデスクランブルが可能となる。
以上の構成から、CPUが仲介することなく、誤りを含む転送中データにおけるデスクランブルが可能となる。また、本発明の実施の形態1と比べて誤り訂正能力が付加され再度同じ情報を送信させる回数が減少することから、転送終了までの時間を高速化できる効果がある。
また、図2(c)に示す誤り訂正装置の動作は、CPUを用いることなく、簡単なロジックにより実現可能である。
このように、本実施の形態2によるデータデスクランブル装置によれば、IED情報を用いてID情報の誤り検出を行い、訂正可能であれば誤り訂正装置により訂正を行なうようにしたので、CPUが存在しなくても、正しいID情報を得ることが可能となり、CPUを含まずに構成したシステムにおいても、あるいはさらにCPUがID情報を管理していないシステムにおいても、正しいデスクランブル結果が得られる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3を、図3に示す。
図3(a)は本発明の実施の形態3によるデータデスクランブル装置を示す。図において、301は復調装置、302はFIFO装置、303はデスクランブル部、304はID保持レジスタ、305は誤り訂正装置1、306は主記憶装置、307は誤り訂正装置2、308はDVDドライブである。
図3(b)は、本発明の実施の形態3によるデータデスクランブル装置によるIDの誤り検出,訂正動作を、DVDのデータフォーマット上で示す図である。
図3(c)は、本発明の実施の形態3によるデータデスクランブル装置における誤り訂正装置の動作を示すフローチャートである。
この実施の形態3は誤り訂正装置2 307を追加し、誤り訂正装置を2系統にしたものである。従って、他の構成要素である復調装置301,FIFO装置302,デスクランブル部303,ID保持レジスタ304,誤り訂正装置1 305,主記憶装置306はそれぞれ実施の形態2における復調装置201,FIFO装置202,デスクランブル部203,ID保持レジスタ204,誤り訂正装置205,主記憶装置206に相当する。
次に動作について説明する。誤り訂正装置1(305)からの再生コマンド320によりDVDドライブ308が読み出しデータ310を出力し、復調装置301から前述したDVDフォーマットを有する復調後データ311が出力される。FIFO装置302は、前記復調後データ311を蓄積し、蓄積されたデータであるFIFO後データ312及び322をデスクランブル部303及び誤り訂正装置1(305),誤り訂正装置2(307)に出力する。誤り訂正装置1(305)は、前記蓄積データ322に対しDVDフォーマットの一部であるIED情報802を使用して、まずID情報801に対する誤り検出を行なう。
誤り訂正装置2(307)は、前記蓄積データ322に対し、DVDフォーマットの一部であるID情報801及びIED情報802、さらにRSV情報803・メインデータ情報804に対するパリティ情報であるPI−Parity805を使用して、ID情報801に対する誤り訂正を行なう。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出され(ステップ331)、かつ誤り訂正装置1(305)及び誤り訂正装置2(307)共に訂正不能であった場合は(ステップ332),(ステップ333)、DVDドライブ308は誤り訂正装置1(305)及び誤り訂正装置2(307)からの繰り返し再生コマンド320及び321により再度DVD再生を行い(ステップ334)、同じ読み出しデータ310による復調後データ311を前記復調装置301から送信させて誤りが検出しなくなるまで行なう。
誤り訂正装置1(305)からの誤り検出情報323が、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出された旨を示し、かつ誤り訂正装置1(305)が訂正可能である場合は、ID保持レジスタ304に対して誤り訂正後のシード情報としての誤り訂正後のID情報315を出力し(ステップ336)、ID保持レジスタ304は誤り訂正装置1(305)からの保持コマンド325によりこれを保持する。また、誤り訂正装置1(305)が訂正不能である場合であって誤り訂正装置2(307)が訂正可能である場合、ID保持レジスタ304に対して誤り訂正後のシード情報としての誤り訂正後のID情報317を出力し(ステップ335)、ID保持レジスタ304は誤り訂正装置2(307)からの保持コマンド324によりこれを保持する。
また、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出されなかった場合は、前記ID保持レジスタ304に対して蓄積データ322から得られるシード情報と等価であるシード情報315又は317を出力する(ステップ337)。この場合は誤り訂正を行っていない為、シード情報は315、317どちらを用いても同じである。
前記ID保持レジスタ304は、シード情報315からデスクランブルするためのフィルタ情報としてのセクタID情報314を作成し、前記デスクランブル部303に出力する。前記デスクランブル部303は、デスクランブルフィルタ情報314及び前記FIFO蓄積データとしてのFIFO後データ312を受信しEXOR演算を実施することでデスクランブルを実行した後、デスクランブル後データ313を主記憶装置306に出力し、蓄積することでデスクランブルが可能となる。
以上の構成から、CPUが仲介することなく、誤りを含む転送中データにおけるデスクランブルが可能となる。また、本発明の実施の形態2に対してさらに誤り訂正能力が向上しており、再度同じ情報を送信させる回数が減少することから、転送終了までの時間を高速化できる効果がある。
また、図3(c)に示す誤り訂正装置の動作は、CPUを用いることなく、簡単なロジックにより実現可能である。
このように、本実施の形態3によるデータデスクランブル装置によれば、IED情報を用いてID情報の誤り検出を行い、訂正可能であれば訂正を行い、訂正不可能であればPI−Parityを使用して誤り訂正を行うようにしたので、CPUが存在しなくても、正しいID情報を得ることが可能となり、CPUを含まずに構成したシステムにおいても、あるいはさらにCPUがID情報を管理していないシステムにおいても、正しいデスクランブル結果が得られる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4を、図4に示す。
図4(a)は、本発明の実施の形態4によるデータデスクランブル装置を示す。図において、401は復調装置、402はFIFO装置、403はデスクランブル部、404はID保持レジスタ、405は誤り検出装置、406は主記憶装置、407はDVDドライブ、408は加算器である。
図4(b)は、本発明の実施の形態4によるデータデスクランブル装置における誤り検出装置の動作を示すフローチャートである。
なお、本実施の形態4におけるIDの誤り検出動作を、DVDのデータフォーマット上で示す図は、図1(b)と同様である。
この実施の形態4は実施の形態1に加算器408を追加したものである。従って、他の構成要素である復調装置401,FIFO装置402,デスクランブル部403,ID保持レジスタ404,誤り検出装置405,主記憶装置406はそれぞれ実施の形態1における復調装置101,FIFO装置102,デスクランブル部103,ID保持レジスタ104,誤り検出装置105,主記憶装置106に相当する。
次に動作について説明する。誤り検出装置405からの再生コマンド420によりDVDドライブ407が読み出しデータ410を出力し、復調装置401から前述したDVDフォーマットを有する復調後データ411が出力される。
FIFO装置402は、前記復調後データ411を蓄積し、蓄積されたデータ412及び422をFIFO後データ412及び422としてデスクランブル部403及び誤り検出装置405に出力する。誤り検出装置405は、前記蓄積データ422に対し、DVDフォーマットの一部であるIED情報802を使用して、ID情報801に対する誤り検出を行なう(ステップ431)。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出された場合、誤り検出装置405は出力コマンド423によりID保持レジスタ404に保持されている前回のシード情報414を加算器408に入力し(ステップ432)、加算コマンド421により加算器408により得られる、ID保持レジスタ404に対して「1」を加算した値を出力結果、即ち、推測されたID情報418として出力する(ステップ433)。
シード情報として利用しているID情報はセクタナンバーがデータとして記載されており、通常1ずつ加算された値が格納されている。よって、前セクタから「1」を加算した値が本セクタのセクタナンバーであると推測される。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出されなかった場合、ID保持レジスタ404に対してシード情報、即ち、誤り訂正後のID情報415を出力する(ステップ434)。
ID保持レジスタ404は、誤り検出の結果によってシード情報415及び418を選択し、シード情報415からデスクランブルするためのフィルタ情報を前記デスクランブル部403に出力する。前記デスクランブル部403は、デスクランブルフィルタ情報としてのセクタID情報414及び前記FIFO後データ412を受信しEXOR演算を実施することでデスクランブルを行った後、デスクランブル後データ413を主記憶装置406に出力し、蓄積することでデスクランブルが可能となる。
また、図4(b)に示す誤り訂正装置の動作は、CPUを用いることなく、簡単なロジックにより実現可能である。
このように、本実施の形態4によるデータデスクランブル装置によれば、IED情報を用いてID情報の誤り検出を行うようにしたので、CPUが存在しなくても、正しいID情報を得ることが可能となり、CPUを含まずに構成したシステムにおいても、あるいはさらにCPUがID情報を管理していないシステムにおいても、誤りを含む転送中データに対する正しいデスクランブル結果が得られる。
また、誤りが検出された場合、前回ID保持レジスタに保持されている値に「1」を加算した値をセクタナンバーとして使用するようにしたので、再度同じ情報を送信させる必要がなく、転送終了までの時間を高速化できる効果がある。
なお、本実施の形態4における、加算器が前回ID保持レジスタに保持されている値に「1」を加算した値をセクタナンバーとして使用する構成は、実施の形態2、実施の形態3においても同様に実施できる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5を、図5に示す。
図5(a)は、本発明の実施の形態5によるデータデスクランブル装置を示す。図において、501は復調装置、502はFIFO装置、503はデスクランブル部、504はID保持レジスタ、505は誤り訂正装置、506は主記憶装置、507はDVDドライブである。
図5(b)は、本発明の実施の形態5によるデータデスクランブル装置における誤り訂正装置の動作を示すフローチャートである。
なお、本実施の形態5におけるIDの誤り検出,訂正動作を、DVDのデータフォーマット上で示す図は、図2(b)と同様である。
この実施の形態5は実施の形態2と同様のブロック構成を有するとともに、ID保持レジスタの出力を直接、主記憶装置にも入力するようにしたものである。
次に動作について説明する。誤り訂正装置505からの再生コマンド520によりDVDドライブ507が読み出しデータ510を出力し、復調装置501から前述したDVDフォーマットを有する復調後データ511が出力される。FIFO装置502は、前記復調後データ511を蓄積し、蓄積されたデータであるFIFO後データ512及び522をデスクランブル部503及び誤り訂正装置505に出力する。誤り訂正装置505は、前記蓄積データ522に対しDVDフォーマットの一部であるIED情報802を使用して、まずID情報801に対する誤り検出を行なう。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出され(ステップ531)、かつ訂正不能であった場合は(ステップ532)、誤り訂正装置505は繰り返し再生コマンド520により、DVDドライブ507に再度DVD再生を行わせ(ステップ533)、同じ情報の読み出しデータ510を前記復調装置501から送信させて誤りが検出しなくなるまで行なう。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出され、かつ訂正可能である場合は、誤り訂正装置505は、ID保持レジスタ504に対して誤り訂正後のシード情報としての誤り訂正後のID情報515を出力する(ステップ534)。また、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出されなかった場合は前記ID保持レジスタ504に対して前記蓄積データ522から得られるシード情報と等価な信号をシード情報515を出力する(ステップ535)。
前記ID保持レジスタ504は、シード情報515からデスクランブルするためのフィルタ情報を作成し、前記デスクランブル部503に出力する。また、前記ID保持レジスタ504は、誤り訂正装置505からの出力コマンド521により主記憶装置に対し正しいID情報514を出力し(ステップ536)、主記憶装置上で置き換えることを特徴とする。
前記デスクランブル部503は、デスクランブルフィルタ情報としてのセクタID情報514及び前記FIFO蓄積データ512を受信しこれらにEXOR演算を実施してデスクランブルした後、デスクランブルデータ513を主記憶装置506に出力し、蓄積することでデスクランブルが可能となる。
また、図5(b)に示す誤り訂正装置の動作は、CPUを用いることなく、簡単なロジックにより実現可能である。
このように、本実施の形態5によるデータデスクランブル装置によれば、IED情報を用いてID情報の誤り検出を行い、訂正可能であれば誤り訂正装置により訂正を行なうようにしたので、CPUが存在しなくても、正しいID情報を得ることが可能となり、CPUを含まずに構成したシステムにおいても、あるいはさらにCPUがID情報を管理していないシステムにおいても、正しいデスクランブル結果が得られる。
また、転送終了後に、正しいID情報が主記憶装置上に残るようにしたので、以後の処理に再度デスクランブルを行なう場合、再度誤り訂正を行う必要がない、という効果も得られる。
なお、本実施の形態5における、ID保持レジスタの出力を直接、主記憶装置にも入力する構成は、実施の形態3、実施の形態4においても同様に実施できる。
また、本実施の形態5では前記ID保持レジスタ504における正しいID値を主記憶装置706にて書き換えているが、この書き換えをFIFO装置502により実行することにより実施してもよく、この場合、主記憶装置706により書き換えを実行するよりも、主記憶装置へのアクセス回数を増加させない分、有利である。
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6を、図6に示す。
図6(a)は、本発明の実施の形態6によるデータデスクランブル装置を示す。図において、601は復調装置、602はFIFO装置、603はデスクランブル部、604はID保持レジスタ、605は誤り訂正装置、606は主記憶装置、607はシード補正回路、608はDVDドライブである。
図6(b)は、本発明の実施の形態6によるデータデスクランブル装置における誤り訂正装置の動作を示すフローチャートである。
図7は本発明の実施の形態6によるデータデスクランブル装置におけるシード補正装置の役割を、DVDフォーマット上に模式的に示すものである。
誤り訂正装置605からの再生コマンド620によりDVDドライブ608が読み出しデータ610を出力し、復調装置601から前述したDVDフォーマットを有する復調後データ611が出力される。FIFO装置602は、前記復調後データ611を蓄積する。この時、前記FIFO装置602の蓄積量を4Byteであるとする。蓄積されたデータであるFIFO後データ612、及び622をデスクランブル部603、及び誤り訂正装置605に出力する。
誤り訂正装置605は、前記蓄積データ622からDVDフォーマットの一部であるID情報701、及びIED情報702及びRSV情報703情報、及びデータ情報704に対するパリティ情報であるPIパリティ情報705を使用して、まずID情報701に対する誤り検出を行なう。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出され(ステップ631)、かつ訂正不能であった場合(ステップ632)、誤り訂正装置605は繰り返し再生コマンド620によりDVDドライブ608に再度DVD再生を行わせ(ステップ633)、同じ情報の読み出しデータ610を前記復調装置601から送信させて誤りが検出しなくなるまで行なう。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出され、かつ訂正可能である場合は、誤り訂正装置605は、ID保持レジスタ604に対して誤り訂正後のシード情報としての誤り訂正後のID情報615を出力する(ステップ634)。また、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出されなかった場合は、前記ID保持レジスタ604に対して前記蓄積データ622から得られるシード情報と等価な信号を、シード情報615として出力する(ステップ635)。
前記ID保持レジスタ604は、誤り訂正装置605からの保持コマンド621によりシード情報615を保持するとともに、該シード情報615からデスクランブルするためのフィルタ情報としてのセクタID情報614を作成し、シード補正回路607に出力する(ステップ636)。
ここで、前記FIFO装置602の蓄積量は、誤り訂正を正しく行おうとすれば、ID701の4Byte+IED702の2Byte+RSV703の6Byte+メインデータ704の一部の160Byte+PI−Parity705の10Byte=182Byteが必要であるが、FIFO装置602の回路規模を抑えるために上述のように4Byteに設定しているため、正しいシード値が得られるタイミングでは、すでにデータは主記憶装置606に格納されていることになる。
よって、誤ったシードによるデータ化け、即ちデータの消失が発生したデータ領域710がメインデータ704の一部に発生する。そこで、誤り訂正装置605からのシード補正コマンド623により前記シード補正回路607が、データ領域であるID情報誤りによって発生するバーストエラー部分710のByte長に相当する172−12=160Byte分進めたデータ位置711を算出し、前記デスクランブル部603に出力する。これは図7におけるメインデータ704の第2行目の先頭に位置する。
前記デスクランブル部603は、デスクランブルフィルタ情報614、及び前記FIFO蓄積データ612を受信し、図7におけるメインデータ704の第2行目の先頭に位置するデータ位置711からEXOR演算を行ってデスクランブルを実施した後、デスクランブル後データ613を主記憶装置606に出力し、蓄積することでデスクランブルが可能となる。
一方、データ化け、即ちデータの消失が発生したデータ領域710は、POパリティ等、他の誤り訂正による訂正能力の範囲内であり、他の誤り訂正により正常なデータに戻せるため、問題は発生しない。
以上の構成から、CPUが仲介することなく、誤りを含む転送中データにおけるデスクランブルが可能となる。
このように、本実施の形態6によるデータデスクランブル装置によれば、IED情報を用いてID情報の誤り検出を行い、訂正可能であれば誤り訂正装置により訂正を行なうようにしたので、CPUが存在しなくても、正しいID情報を得ることが可能となり、CPUを含まずに構成したシステムにおいても、あるいはさらにCPUがID情報を管理していないシステムにおいても、正しいデスクランブル結果が得られる。
また、シード値が、転送中のデータ位置に一致する位置となるよう、該シード値を補正するようにしたので、FIFO蓄積容量を削減できる効果が得られ、データ領域、及びパリティを含めたデータ量が多いシステムにおいて、大幅な回路削減が可能となる。
なお、上記各実施の形態では、スクランブルされたデータはDVDドライブによりDVDから読み出されたものとしたが、他の情報源から得られるものであってもよく、上記各実施の形態と同様の効果を奏する。
本発明は、光ディスクをはじめとする、誤りを含み、パリティによる誤り検出・訂正が可能なデータ転送におけるデータデスクランブルを行なうシステムに対し、幅広く利用可能である。
【0005】
[0027]
また、本発明の請求項4にかかるデータデスクランブル装置は、請求項1記載のデータデスクランブル装置において、前記誤り訂正装置は、前記シード情報に誤りが検出されたときに、前回使用したID保持レジスタから算出される次回のID保持レジスタを使用する、ことを特徴とするものである。
[0028]
また、本発明の請求項5にかかるデータデスクランブル装置は、請求項2または請求項3記載のデータデスクランブル装置において、前記誤り訂正装置は、前記シード情報が誤りを訂正不能であれば、前回使用したID保持レジスタから算出される次回のID保持レジスタを使用する、ことを特徴とするものである。
[0029]
また、本発明の請求項6にかかるデータデスクランブル装置は、請求項2記載のデータデスクランブル装置において、前記誤り訂正装置は、前記シード情報誤りを訂正して使用するとき、前記FIFO装置に訂正後のシード情報を送信し、前記FIFO装置中のシード情報と差し替える、ことを特徴とするものである。
[0030]
また、本発明の請求項7にかかるデータデスクランブル装置は、請求項2記載のデータデスクランブル装置において、前記誤り訂正装置は、前記シード情報誤りを訂正して使用するときに、前記FIFO装置に訂正後のシード情報を送信し、前記FIFO装置中のシード情報と差し替える、ことを特徴とするものである。
[0031]
また、本発明の請求項8にかかるデータデスクランブル装置は、請求項3ないし請求項5のいずれかに記載のデータデスクランブル装置において、前記ID保持レジスタが算出したシード情報を用いるとき、前記FIFO装置に訂正後のシード情報を送信し、前記FIFO装置中のシード情報と差し替える、ことを特徴とするものである。
[0032]
また、本発明の請求項9にかかるデータデスクランブル装置は、請求項3ないし請求項5のいずれかに記載のデータデスクランブル装置において、前記ID保持レジスタが算出したシード情報を用いるときに、前記FIFO装置に訂正後のシード情報を送信し、前記FIFO装置中のシード情報と差し替える、ことを特徴とするものである。
[0033]
また、本発明の請求項10にかかるデータデスクランブル装置は、請求項2ないし請求項5または請求項7,請求項9のいずれかに記載のデータデスクランブル装置において、前記ID保持レジスタからシード情報を入力して転送中のデータ位置までシー
本発明は、データのデスクランブルに関する技術分野に属するものである。
即ち、ノイズ等に影響を受けた誤りを含む可能性のあるデータ転送におけるデスクランブルを正確に行えるようにデータデスクランブル装置およびデータデスクランブル方法の改良を図ったものに関する。
従来の技術として、光ディスクの一種であるDVD(Digital Versatile Disk;以後、DVDと略す)を例にとって説明する。
DVDに記録されたデータ(以下、DVD記録データと称す)は予めスクランブルされており、このDVD記録データを復調した後のデータフォーマットを図8に示す。
まず、光ディスクから再生されたDVD記録データは、上位1Byteにセクタインフォメーション、下位3Byteにセクタナンバーが付与された、4ByteからなるID(Identifier)情報801がDVDの復調装置の復調処理系に転送される。続いて、ID情報801のパリティ情報に相当する、2ByteのIED(ID Error Detection Code)情報802が転送される。
続いて、6Byteのリザーブ(以下、RSVと称す)領域803が転送され、メインデータの一部である160Byte分のデータ804aが転送される。続いて、横方向の1行分のデータに対するパリティ情報、即ち、前記ID情報801,前記IED情報802,前記RSV領域803およびメインデータの一部804aからなる172Byteのデータに対するパリティ情報として、10ByteのPI(Parity Inner)パリティ805が転送される。
次に、前記メインデータの一部804aに続く、161Byte目〜332Byte目のメインデータの部分804bが転送される。該メインデータの部分は、172Byteが各1行ごとに転送されるが、これらに対してもパリティ情報として、10ByteのPIパリティ805が1行毎に転送される。これを11行目まで繰り返す。
12行目は、メインデータを168Byte転送し、前記ID情報801,前記IED情報802,前記RSV領域803および前記メインデータ804のすべてに対する誤り検出情報である4ByteのEDC(Error Detection Code)情報806が転送される。この行にも10ByteのPIパリティ805が付与され、前述と同様に転送される。
13行目は、縦方向のパリティ情報として172ByteのPO(Parity Outer)パリティ807が転送される。この行についても、POパリティ807に対する10ByteのPIパリティ805が付与され、転送される。
ところで、前記IED情報802,前記PIパリティ805および前記POパリティ806はすべてリードソロモン符号(RS符号ともいう)により作成されており、消失訂正ではIEDが2Byteの訂正能力を、PIパリティが10Byteの訂正能力をそれぞれ有している。
さらに、前記メインデータ804には記録時にデータスクランブルがかかる仕様になっている。
この仕様は、前記ID情報801を構成する4Byte中の1Byteの中の4ビットからなるIDを、図9に示す、予め決まった変換ルールを記述したテーブル、即ちスクランブルSEEDテーブルに基づいてシード情報に変換し、これに一定の演算、即ち、EXOR(Exclusive OR)演算を行うことによりスクランブル後のデータに変換するものとなっている。
しかしながら前記ID情報801は、ディスクノイズ等で誤りを含む可能性がある。このため、誤ったシード値を用いてデスクランブルを行なった場合、メインデータ804は完全に不特定値、即ち、誤った値となる。
こうした不具合を防ぐことが可能なデータデスクランブル装置が本件出願人により既に開発されている。この従来のデータデスクランブル装置を図11に示す。
図11(a)において、DVDディスクから読み出されたデータを復調する復調装置1101が、前記と同様のフォーマットを有するDVDデータとしての復調後データ1111を出力する。このDVDデータ1111は、ノイズ・ディスクの傷等によるランダムもしくはバースト誤りデータを含む可能性があるものとする。
このデータをFIFO装置1102が受信し、DVDデータとしてのFIFO後データ1112を送信する。デスクランブル部1103は前記DVDデータ1112をシード値によってデスクランブルし、主記憶装置1106にDVDデータとしてのデスクランブル後データ1113を送信する。
デスクランブルは図10に示すシフトレジスタSRGおよび排他的論理和回路EXORにより行われる。シフトレジスタSRGはスクランブルSEEDテーブルにより変換された15ビット長のデータが入力され、排他的論理和回路EXORはシフトレジスタSRGの10ビット目のデータと14ビット目のデータとの排他的論理和を0ビット目に帰還して乱数を発生することで、デスクランブルを行う。
即ち、図11(b)に示すように、デスクランブル回路1103aは、図10のシフトレジスタSRGに相当するシフトレジスタ1103cと、図10の排他的論理和回路EXORに相当する排他的論理和回路1103dとからなる。
このデスクランブル回路1103aが出力するシード値とFIFO(First−In First−Out)装置1102からのDVDデータ1112との排他的論理和を排他的論理和回路1103bにより得ることで、デスクランブル後DVDデータ1113を生成する。なおFIFO装置1102に1つデータが入力される毎に、シフトレジスタ1103cはその内部でデータを1ビットずつシフトする。
ここで、前記シード値は本来DVDデータ1111もしくはDVDデータ1112中に転送されるID情報から取得するべきものであるが、ID情報そのものに誤りを含む可能性があるため使用できない。
よって、CPU1105にてあらかじめ転送されるべきセクタID情報としてのセクタナンバーをCPU書き込みパス1115を介してID保持レジスタ1104に設定しておき、その設定されたセクタID情報1114の値をデスクランブル部1103のシード値として使用することで、誤りを含む可能性のあるDVDデータ1111もしくはDVDデータ1112中の誤ったID情報の影響を受けることなくデスクランブルをすることが可能である。
このため、誤りを含まない正しいデータに悪影響を与えることなくデータ転送が可能となっていた(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2005/050909号パンフレット
しかしながら、前記特許文献1に記載された従来例は、CPUが常時転送されているDVD転送データのID情報を常時管理していることが大前提である。このため、CPUがID情報を管理していないシステムや、CPUを使用しないシステムでは、誤ったシード値でデータのデスクランブルを行った場合に、誤りに影響を及ぼさない機構として利用できないという課題を有する。
本発明は、上述のような従来のものの問題点を解決するためになされたもので、CPUがID情報を管理していないシステムや、例えばロジック回路等のみでCPUを含まずに構成したシステムにおいて、誤ったシード値を用いてデスクランブルを行ったとしても、誤りを含まない正しいデータに悪影響を与えることなくデータ転送を行えるデータデスクランブル装置およびデータデスクランブル方法を提供することを目的としている。
以上の課題を解決するために、本発明の請求項1にかかるデータデスクランブル装置は、誤りを含むデータを転送する際にデータのデスクランブルを行うデータデスクランブル装置において、データを保持しておくFIFO装置と、前記FIFO装置からデータ内容を受信し誤り検出を行う誤り訂正装置と、前記誤り訂正装置による誤り検出結果が正しいデータであれば、データデスクランブルに必要なシードもしくはシード生成に必要な情報(以下、シード情報と称す)を保持するID保持レジスタと、前記ID保持レジスタの値を用いて前記FIFO装置からデータを受信しデスクランブルを行うデスクランブル部とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2にかかるデータデスクランブル装置は、請求項1記載のデータデスクランブル装置において、前記誤り訂正装置は、前記データの誤りの有無を検出し、該誤りが訂正可能な範囲であれば、前記シード情報を訂正し前記ID保持レジスタに格納する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3にかかるデータデスクランブル装置は、請求項2記載のデータデスクランブル装置において、前記誤り訂正装置は、誤り検出・訂正結果が訂正不能であり、該誤り訂正装置が用いた転送データ・パリティを包括するさらに上位の誤り訂正によって訂正可能な範囲であれば、前記シード情報を訂正し前記ID保持レジスタに格納する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4にかかるデータデスクランブル装置は、請求項1記載のデータデスクランブル装置において、前記誤り訂正装置は、前記シード情報に誤りが検出されたときに、前回使用したID保持レジスタから算出される次回のID保持レジスタを使用する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5にかかるデータデスクランブル装置は、請求項2または請求項3記載のデータデスクランブル装置において、前記誤り訂正装置は、前記シード情報が誤りを訂正不能であれば、前回使用したID保持レジスタから算出される次回のID保持レジスタを使用する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6にかかるデータデスクランブル装置は、請求項2記載のデータデスクランブル装置において、前記誤り訂正装置は、前記シード情報誤りを訂正して使用するとき、前記FIFO装置に訂正後のシード情報を送信し、前記FIFO装置中のシード情報と差し替える、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項7にかかるデータデスクランブル装置は、請求項3ないし請求項5のいずれかに記載のデータデスクランブル装置において、前記ID保持レジスタが算出したシード情報を用いるとき、前記FIFO装置に訂正後のシード情報を送信し、前記FIFO装置中のシード情報と差し替える、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項8にかかるデータデスクランブル装置は、請求項2ないし請求項5または請求項6,請求項7のいずれかに記載のデータデスクランブル装置において、前記ID保持レジスタからシード情報を入力して転送中のデータ位置までシード値を補正し、前記デスクランブル部に補正後のシード値を出力するシード補正回路を備えた、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項9にかかるデータデスクランブル方法は、データ中の一部のデータをシード値としてデータスクランブルを行なっているデータフォーマットで、傷などの原因によりデータ中に誤りデータを含む可能性のあるデータを転送するデータデスクランブル方法において、前記シード値に誤りが生じていれば、前記シード値を含んで生成されている第1のパリティ符号を用いて誤り訂正を行い、正しいシード値を得る工程と、該正しいシード値により前記データを正しくデスクランブルしたデータを記憶装置上に保持する工程とを含む、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項10にかかるデータデスクランブル方法は、データ中の一部のデータをシード値としてデータスクランブルを行なっているデータフォーマットで、傷などの原因によりデータ中に誤りデータを含む可能性のあるデータを転送するデータデスクランブル方法において、前記シード値に誤りが生じていれば、前記シード値を含んで生成されている第1のパリティ符号を用いて誤り訂正を行って正しいシード値を得る、あるいはさらに該第1のパリティ符号を用いた誤り訂正が不能であれば、前記シード値、及び第1のパリティを含んだ第2のパリティを用いて誤り訂正を行なって正しいシード値を得る工程と、該正しいシード値により前記データを正しくデスクランブルしたデータを、記憶装置上に保持する工程とを含む、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項11にかかるデータデスクランブル方法は、請求項9記載のデータデスクランブル方法において、前記第1のパリティ符号を用いた誤り訂正において、誤り訂正が不能であれば、前回のデータデスクランブルの結果から推測されるシード値を用いて誤り訂正を行う工程と、該正しいシード値により前記データを正しくデスクランブルしたデータを、記憶装置上に保持する工程とを含む、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項12にかかるデータデスクランブル方法は、請求項10記載のデータデスクランブル方法において、前記第2のパリティ符号を用いた誤り訂正において、訂正不能であれば前回のデータデスクランブルの結果から推測されるシード値を用いる工程と、該正しいシード値により前記データを正しくデスクランブルしたデータを記憶装置上に保持する工程とを含む、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項13にかかるデータデスクランブル方法は、請求項9ないし請求項12のいずれかに記載のデータデスクランブル方法において、前記シード値を正しく訂正した値を、前記記憶装置上に保持する工程を含む、ことを特徴とするものである。
本発明では、データデスクランブル装置が、CPUを代表とする中央演算装置がID情報またはシード情報の管理を行わない装置であっても、データ転送においてシード情報に誤りが生じた場合にIDを修正でき、正確なデスクランブルを実行することが可能である。またIDの訂正が不能であった場合は、前回のシード情報から推測しデスクランブルを行うことが可能である。
また、訂正されたID値を主記憶装置に書き戻すことで、再度スクランブルが必要になった場合に再度誤り訂正を行う必要がない。また、ID値をFIFOに書き戻すことで、主記憶装置へのアクセス回数を増加させることなくID値を書き換え、その誤り訂正を行うことが可能である。
また、シード情報を修正するタイミングを、シード情報を必要とするタイミングよりも後にすることで、FIFOに蓄積すべきデータ量を少なくすることが可能であり、FIFOの回路規模を削減することが可能である。
以下、本発明の実施の形態を図について説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1を、図1に示す。
図1(a)は、本発明の実施の形態1によるデータデスクランブル装置を示す。図において、101は復調装置、102はFIFO装置、103はデスクランブル部、104はID保持レジスタ、105は誤り検出装置、106は主記憶装置、107はDVDドライブである。
図1(b)は、本発明の実施の形態1によるデータデスクランブル装置によるIDの誤り検出動作を、DVDのデータフォーマット上で示す図である。
図1(c)は、本発明の実施の形態1によるデータデスクランブル装置における誤り検出装置の動作を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
DVDドライブ107が再生状態になると、復調装置101から前述したDVDフォーマットを有する復調後データ111が出力される。FIFO装置102は、前記復調後データ111を蓄積し、蓄積されたデータをFIFO後データ112、及び122としてデスクランブル部103、及び誤り検出装置105に出力する。誤り検出装置105は、前記FIFO後データ122に対し、該FIFO後データ122中のID情報801の誤り検出を、該FIFO後データ122中のDVDフォーマットの一部であるIED情報802を用いて行なう。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出された場合(ステップ131)、DVDドライブ107は誤り検出装置105からの繰り返し再生コマンド116により再度DVD再生を行い(ステップ132)、読み出しデータ110として同じ情報を得て、前記復調装置101から復調後データ111を送信させる。そしてこの操作を誤りが検出されなくなるまで行なう。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出されなかった場合、ID保持レジスタ104に対してシード情報として誤り検出後エラーがなかった場合のID情報115を出力する(ステップ133)。ID保持レジスタ104は、誤り検出装置105からの保持コマンド117によりシード情報115を保持するとともにデスクランブルするためのフィルタ情報としてセクタID情報114を作成し、前記デスクランブル部103に出力する。
前記デスクランブル部103は、デスクランブルフィルタ情報114及び前記FIFO蓄積データ112を受信しこれらのEXOR演算を実行することでデスクランブルを実施した後、デスクランブル後データ113を主記憶装置106に出力し、蓄積することで、メインデータのデスクランブルが可能となる。
以上の構成から、CPUが仲介することなく、誤りを含む転送中データにおけるデスクランブルが可能となる。
また、図1(c)に示す誤り検出装置の動作は、CPUを用いることなく、簡単なロジックにより実現可能である。
このように、本実施の形態1によるデータデスクランブル装置によれば、IED情報を用いてID情報の誤り検出を行なうようにしたので、CPUが存在しなくても正しいID情報を得ることが可能となり、CPUを含まずに構成したシステムにおいても、あるいはさらに、CPUがID情報を管理していないシステムにおいても、正しいデスクランブル結果が得られる。
なお、本実施の形態1ではIED情報を用いてID情報に対する誤り検出を行なったが、IED情報に代えて、ID情報に対するパリティを含む情報を用いて検出を行うようにしてもよく、同様に実施が可能である。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2を、図2に示す。
図2(a)は、本発明の実施の形態2によるデータデスクランブル装置を示す。図において、201は復調装置、202はFIFO装置、203はデスクランブル部、204はID保持レジスタ、205は誤り訂正装置、206は主記憶装置、207はDVDドライブである。
図2(b)は、本発明の実施の形態2によるデータデスクランブル装置によるIDの誤り検出,訂正動作を、DVDのデータフォーマット上で示す図である。
図2(c)は、本発明の実施の形態2によるデータデスクランブル装置における誤り訂正装置の動作を示すフローチャートである。
この実施の形態2は、実施の形態1における誤り検出装置105に代えて誤り訂正装置205を設けるようにしたものである。従って、他の構成要素である復調装置201,FIFO装置202,デスクランブル部203,ID保持レジスタ204,主記憶装置206はそれぞれ実施の形態1における復調装置101,FIFO装置102,デスクランブル部103,ID保持レジスタ104,主記憶装置106に相当する。
次に、動作について説明する。誤り検出装置205からの再生コマンド216によりDVDドライブ207が読み出しデータ210を出力し、復調装置201から前述したDVDフォーマットを有する復調後データ211が出力される。FIFO装置202は、前記復調後データ211を蓄積し、蓄積されたデータであるFIFO後データ212及び222をデスクランブル部203及び誤り訂正装置205に出力する。誤り訂正装置205は、前記蓄積データ222に対しDVDフォーマットの一部であるIED情報802を使用して、まずID情報801に対する誤り検出を行なう。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出され(ステップ231)、かつ訂正不能であった場合(ステップ232)、DVDドライブ207は誤り訂正装置205からの繰り返し再生コマンド216により再度DVD再生を行い(ステップ233)、同じ読み出しデータ210を得て復調後データ211を前記復調装置201から送信させる。そしてこの操作を誤りが検出されなくなるまで行なう。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出され(ステップ231)、かつ訂正可能である場合(ステップ232)、誤り訂正装置205は、誤り訂正を行い、ID保持レジスタ204に対して誤り訂正後のシード情報として誤り訂正後のID情報215を出力する(ステップ234)。
また、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出されなかった場合、誤り訂正装置205は前記ID保持レジスタ204に対して前記蓄積データ222から得られるシード情報と等価な、即ち、シード情報とみなせる信号をシード情報215として出力する(ステップ235)。前記ID保持レジスタ204は、誤り訂正装置205からの保持コマンド217によりシード情報215を保持するとともにデスクランブルするためのフィルタ情報を作成し、前記デスクランブル部203に出力する。
前記デスクランブル部203は、デスクランブルフィルタ情報としてのセクタID情報214及び前記FIFO蓄積データ212を受信しこれらにEXOR演算を実施することでデスクランブルを行った後、デスクランブル後データ213を主記憶装置206に出力し、蓄積することでメインデータのデスクランブルが可能となる。
以上の構成から、CPUが仲介することなく、誤りを含む転送中データにおけるデスクランブルが可能となる。また、本発明の実施の形態1と比べて誤り訂正能力が付加され再度同じ情報を送信させる回数が減少することから、転送終了までの時間を高速化できる効果がある。
また、図2(c)に示す誤り訂正装置の動作は、CPUを用いることなく、簡単なロジックにより実現可能である。
このように、本実施の形態2によるデータデスクランブル装置によれば、IED情報を用いてID情報の誤り検出を行い、訂正可能であれば誤り訂正装置により訂正を行なうようにしたので、CPUが存在しなくても、正しいID情報を得ることが可能となり、CPUを含まずに構成したシステムにおいても、あるいはさらにCPUがID情報を管理していないシステムにおいても、正しいデスクランブル結果が得られる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3を、図3に示す。
図3(a)は本発明の実施の形態3によるデータデスクランブル装置を示す。図において、301は復調装置、302はFIFO装置、303はデスクランブル部、304はID保持レジスタ、305は誤り訂正装置1、306は主記憶装置、307は誤り訂正装置2、308はDVDドライブである。
図3(b)は、本発明の実施の形態3によるデータデスクランブル装置によるIDの誤り検出,訂正動作を、DVDのデータフォーマット上で示す図である。
図3(c)は、本発明の実施の形態3によるデータデスクランブル装置における誤り訂正装置の動作を示すフローチャートである。
この実施の形態3は誤り訂正装置2 307を追加し、誤り訂正装置を2系統にしたものである。従って、他の構成要素である復調装置301,FIFO装置302,デスクランブル部303,ID保持レジスタ304,誤り訂正装置1 305,主記憶装置306はそれぞれ実施の形態2における復調装置201,FIFO装置202,デスクランブル部203,ID保持レジスタ204,誤り訂正装置205,主記憶装置206に相当する。
次に動作について説明する。誤り訂正装置1(305)からの再生コマンド320によりDVDドライブ308が読み出しデータ310を出力し、復調装置301から前述したDVDフォーマットを有する復調後データ311が出力される。FIFO装置302は、前記復調後データ311を蓄積し、蓄積されたデータであるFIFO後データ312及び322をデスクランブル部303及び誤り訂正装置1(305),誤り訂正装置2(307)に出力する。誤り訂正装置1(305)は、前記蓄積データ322に対しDVDフォーマットの一部であるIED情報802を使用して、まずID情報801に対する誤り検出を行なう。
誤り訂正装置2(307)は、前記蓄積データ322に対し、DVDフォーマットの一部であるID情報801及びIED情報802、さらにRSV情報803・メインデータ情報804に対するパリティ情報であるPI−Parity805を使用して、ID情報801に対する誤り訂正を行なう。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出され(ステップ331)、かつ誤り訂正装置1(305)及び誤り訂正装置2(307)共に訂正不能であった場合は(ステップ332),(ステップ333)、DVDドライブ308は誤り訂正装置1(305)及び誤り訂正装置2(307)からの繰り返し再生コマンド320及び321により再度DVD再生を行い(ステップ334)、同じ読み出しデータ310による復調後データ311を前記復調装置301から送信させて誤りが検出しなくなるまで行なう。
誤り訂正装置1(305)からの誤り検出情報323が、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出された旨を示し、かつ誤り訂正装置1(305)が訂正可能である場合は、ID保持レジスタ304に対して誤り訂正後のシード情報としての誤り訂正後のID情報315を出力し(ステップ336)、ID保持レジスタ304は誤り訂正装置1(305)からの保持コマンド325によりこれを保持する。また、誤り訂正装置1(305)が訂正不能である場合であって誤り訂正装置2(307)が訂正可能である場合、ID保持レジスタ304に対して誤り訂正後のシード情報としての誤り訂正後のID情報317を出力し(ステップ335)、ID保持レジスタ304は誤り訂正装置2(307)からの保持コマンド324によりこれを保持する。
また、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出されなかった場合は、前記ID保持レジスタ304に対して蓄積データ322から得られるシード情報と等価であるシード情報315又は317を出力する(ステップ337)。この場合は誤り訂正を行っていない為、シード情報は315、317どちらを用いても同じである。
前記ID保持レジスタ304は、シード情報315からデスクランブルするためのフィルタ情報としてのセクタID情報314を作成し、前記デスクランブル部303に出力する。前記デスクランブル部303は、デスクランブルフィルタ情報314及び前記FIFO蓄積データとしてのFIFO後データ312を受信しEXOR演算を実施することでデスクランブルを実行した後、デスクランブル後データ313を主記憶装置306に出力し、蓄積することでデスクランブルが可能となる。
以上の構成から、CPUが仲介することなく、誤りを含む転送中データにおけるデスクランブルが可能となる。また、本発明の実施の形態2に対してさらに誤り訂正能力が向上しており、再度同じ情報を送信させる回数が減少することから、転送終了までの時間を高速化できる効果がある。
また、図3(c)に示す誤り訂正装置の動作は、CPUを用いることなく、簡単なロジックにより実現可能である。
このように、本実施の形態3によるデータデスクランブル装置によれば、IED情報を用いてID情報の誤り検出を行い、訂正可能であれば訂正を行い、訂正不可能であればPI−Parityを使用して誤り訂正を行うようにしたので、CPUが存在しなくても、正しいID情報を得ることが可能となり、CPUを含まずに構成したシステムにおいても、あるいはさらにCPUがID情報を管理していないシステムにおいても、正しいデスクランブル結果が得られる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4を、図4に示す。
図4(a)は、本発明の実施の形態4によるデータデスクランブル装置を示す。図において、401は復調装置、402はFIFO装置、403はデスクランブル部、404はID保持レジスタ、405は誤り検出装置、406は主記憶装置、407はDVDドライブ、408は加算器である。
図4(b)は、本発明の実施の形態4によるデータデスクランブル装置における誤り検出装置の動作を示すフローチャートである。
なお、本実施の形態4におけるIDの誤り検出動作を、DVDのデータフォーマット上で示す図は、図1(b)と同様である。
この実施の形態4は実施の形態1に加算器408を追加したものである。従って、他の構成要素である復調装置401,FIFO装置402,デスクランブル部403,ID保持レジスタ404,誤り検出装置405,主記憶装置406はそれぞれ実施の形態1における復調装置101,FIFO装置102,デスクランブル部103,ID保持レジスタ104,誤り検出装置105,主記憶装置106に相当する。
次に動作について説明する。誤り検出装置405からの再生コマンド420によりDVDドライブ407が読み出しデータ410を出力し、復調装置401から前述したDVDフォーマットを有する復調後データ411が出力される。
FIFO装置402は、前記復調後データ411を蓄積し、蓄積されたデータ412及び422をFIFO後データ412及び422としてデスクランブル部403及び誤り検出装置405に出力する。誤り検出装置405は、前記蓄積データ422に対し、DVDフォーマットの一部であるIED情報802を使用して、ID情報801に対する誤り検出を行なう(ステップ431)。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出された場合、誤り検出装置405は出力コマンド423によりID保持レジスタ404に保持されている前回のシード情報414を加算器408に入力し(ステップ432)、加算コマンド421により加算器408により得られる、ID保持レジスタ404に対して「1」を加算した値を出力結果、即ち、推測されたID情報418として出力する(ステップ433)。
シード情報として利用しているID情報はセクタナンバーがデータとして記載されており、通常1ずつ加算された値が格納されている。よって、前セクタから「1」を加算した値が本セクタのセクタナンバーであると推測される。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出されなかった場合、ID保持レジスタ404に対してシード情報、即ち、誤り訂正後のID情報415を出力する(ステップ434)。
ID保持レジスタ404は、誤り検出の結果によってシード情報415及び418を選択し、シード情報415からデスクランブルするためのフィルタ情報を前記デスクランブル部403に出力する。前記デスクランブル部403は、デスクランブルフィルタ情報としてのセクタID情報414及び前記FIFO後データ412を受信しEXOR演算を実施することでデスクランブルを行った後、デスクランブル後データ413を主記憶装置406に出力し、蓄積することでデスクランブルが可能となる。
また、図4(b)に示す誤り訂正装置の動作は、CPUを用いることなく、簡単なロジックにより実現可能である。
このように、本実施の形態4によるデータデスクランブル装置によれば、IED情報を用いてID情報の誤り検出を行うようにしたので、CPUが存在しなくても、正しいID情報を得ることが可能となり、CPUを含まずに構成したシステムにおいても、あるいはさらにCPUがID情報を管理していないシステムにおいても、誤りを含む転送中データに対する正しいデスクランブル結果が得られる。
また、誤りが検出された場合、前回ID保持レジスタに保持されている値に「1」を加算した値をセクタナンバーとして使用するようにしたので、再度同じ情報を送信させる必要がなく、転送終了までの時間を高速化できる効果がある。
なお、本実施の形態4における、加算器が前回ID保持レジスタに保持されている値に「1」を加算した値をセクタナンバーとして使用する構成は、実施の形態2、実施の形態3においても同様に実施できる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5を、図5に示す。
図5(a)は、本発明の実施の形態5によるデータデスクランブル装置を示す。図において、501は復調装置、502はFIFO装置、503はデスクランブル部、504はID保持レジスタ、505は誤り訂正装置、506は主記憶装置、507はDVDドライブである。
図5(b)は、本発明の実施の形態5によるデータデスクランブル装置における誤り訂正装置の動作を示すフローチャートである。
なお、本実施の形態5におけるIDの誤り検出,訂正動作を、DVDのデータフォーマット上で示す図は、図2(b)と同様である。
この実施の形態5は実施の形態2と同様のブロック構成を有するとともに、ID保持レジスタの出力を直接、主記憶装置にも入力するようにしたものである。
次に動作について説明する。誤り訂正装置505からの再生コマンド520によりDVDドライブ507が読み出しデータ510を出力し、復調装置501から前述したDVDフォーマットを有する復調後データ511が出力される。FIFO装置502は、前記復調後データ511を蓄積し、蓄積されたデータであるFIFO後データ512及び522をデスクランブル部503及び誤り訂正装置505に出力する。誤り訂正装置505は、前記蓄積データ522に対しDVDフォーマットの一部であるIED情報802を使用して、まずID情報801に対する誤り検出を行なう。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出され(ステップ531)、かつ訂正不能であった場合は(ステップ532)、誤り訂正装置505は繰り返し再生コマンド520により、DVDドライブ507に再度DVD再生を行わせ(ステップ533)、同じ情報の読み出しデータ510を前記復調装置501から送信させて誤りが検出しなくなるまで行なう。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出され、かつ訂正可能である場合は、誤り訂正装置505は、ID保持レジスタ504に対して誤り訂正後のシード情報としての誤り訂正後のID情報515を出力する(ステップ534)。また、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出されなかった場合は前記ID保持レジスタ504に対して前記蓄積データ522から得られるシード情報と等価な信号をシード情報515を出力する(ステップ535)。
前記ID保持レジスタ504は、シード情報515からデスクランブルするためのフィルタ情報を作成し、前記デスクランブル部503に出力する。また、前記ID保持レジスタ504は、誤り訂正装置505からの出力コマンド521により主記憶装置に対し正しいID情報514を出力し(ステップ536)、主記憶装置上で置き換えることを特徴とする。
前記デスクランブル部503は、デスクランブルフィルタ情報としてのセクタID情報514及び前記FIFO蓄積データ512を受信しこれらにEXOR演算を実施してデスクランブルした後、デスクランブルデータ513を主記憶装置506に出力し、蓄積することでデスクランブルが可能となる。
また、図5(b)に示す誤り訂正装置の動作は、CPUを用いることなく、簡単なロジックにより実現可能である。
このように、本実施の形態5によるデータデスクランブル装置によれば、IED情報を用いてID情報の誤り検出を行い、訂正可能であれば誤り訂正装置により訂正を行なうようにしたので、CPUが存在しなくても、正しいID情報を得ることが可能となり、CPUを含まずに構成したシステムにおいても、あるいはさらにCPUがID情報を管理していないシステムにおいても、正しいデスクランブル結果が得られる。
また、転送終了後に、正しいID情報が主記憶装置上に残るようにしたので、以後の処理に再度デスクランブルを行なう場合、再度誤り訂正を行う必要がない、という効果も得られる。
なお、本実施の形態5における、ID保持レジスタの出力を直接、主記憶装置にも入力する構成は、実施の形態3、実施の形態4においても同様に実施できる。
また、本実施の形態5では前記ID保持レジスタ504における正しいID値を主記憶装置706にて書き換えているが、この書き換えをFIFO装置502により実行することにより実施してもよく、この場合、主記憶装置706により書き換えを実行するよりも、主記憶装置へのアクセス回数を増加させない分、有利である。
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6を、図6に示す。
図6(a)は、本発明の実施の形態6によるデータデスクランブル装置を示す。図において、601は復調装置、602はFIFO装置、603はデスクランブル部、604はID保持レジスタ、605は誤り訂正装置、606は主記憶装置、607はシード補正回路、608はDVDドライブである。
図6(b)は、本発明の実施の形態6によるデータデスクランブル装置における誤り訂正装置の動作を示すフローチャートである。
図7は本発明の実施の形態6によるデータデスクランブル装置におけるシード補正装置の役割を、DVDフォーマット上に模式的に示すものである。
誤り訂正装置605からの再生コマンド620によりDVDドライブ608が読み出しデータ610を出力し、復調装置601から前述したDVDフォーマットを有する復調後データ611が出力される。FIFO装置602は、前記復調後データ611を蓄積する。この時、前記FIFO装置602の蓄積量を4Byteであるとする。蓄積されたデータであるFIFO後データ612、及び622をデスクランブル部603、及び誤り訂正装置605に出力する。
誤り訂正装置605は、前記蓄積データ622からDVDフォーマットの一部であるID情報701、及びIED情報702及びRSV情報703情報、及びデータ情報704に対するパリティ情報であるPIパリティ情報705を使用して、まずID情報701に対する誤り検出を行なう。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出され(ステップ631)、かつ訂正不能であった場合(ステップ632)、誤り訂正装置605は繰り返し再生コマンド620によりDVDドライブ608に再度DVD再生を行わせ(ステップ633)、同じ情報の読み出しデータ610を前記復調装置601から送信させて誤りが検出しなくなるまで行なう。
誤り検出の結果、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出され、かつ訂正可能である場合は、誤り訂正装置605は、ID保持レジスタ604に対して誤り訂正後のシード情報としての誤り訂正後のID情報615を出力する(ステップ634)。また、シード情報に必要なID情報部分に誤りが検出されなかった場合は、前記ID保持レジスタ604に対して前記蓄積データ622から得られるシード情報と等価な信号を、シード情報615として出力する(ステップ635)。
前記ID保持レジスタ604は、誤り訂正装置605からの保持コマンド621によりシード情報615を保持するとともに、該シード情報615からデスクランブルするためのフィルタ情報としてのセクタID情報614を作成し、シード補正回路607に出力する(ステップ636)。
ここで、前記FIFO装置602の蓄積量は、誤り訂正を正しく行おうとすれば、ID701の4Byte+IED702の2Byte+RSV703の6Byte+メインデータ704の一部の160Byte+PI−Parity705の10Byte=182Byteが必要であるが、FIFO装置602の回路規模を抑えるために上述のように4Byteに設定しているため、正しいシード値が得られるタイミングでは、すでにデータは主記憶装置606に格納されていることになる。
よって、誤ったシードによるデータ化け、即ちデータの消失が発生したデータ領域710がメインデータ704の一部に発生する。そこで、誤り訂正装置605からのシード補正コマンド623により前記シード補正回路607が、データ領域であるID情報誤りによって発生するバーストエラー部分710のByte長に相当する172−12=160Byte分進めたデータ位置711を算出し、前記デスクランブル部603に出力する。これは図7におけるメインデータ704の第2行目の先頭に位置する。
前記デスクランブル部603は、デスクランブルフィルタ情報614、及び前記FIFO蓄積データ612を受信し、図7におけるメインデータ704の第2行目の先頭に位置するデータ位置711からEXOR演算を行ってデスクランブルを実施した後、デスクランブル後データ613を主記憶装置606に出力し、蓄積することでデスクランブルが可能となる。
一方、データ化け、即ちデータの消失が発生したデータ領域710は、POパリティ等、他の誤り訂正による訂正能力の範囲内であり、他の誤り訂正により正常なデータに戻せるため、問題は発生しない。
以上の構成から、CPUが仲介することなく、誤りを含む転送中データにおけるデスクランブルが可能となる。
このように、本実施の形態6によるデータデスクランブル装置によれば、IED情報を用いてID情報の誤り検出を行い、訂正可能であれば誤り訂正装置により訂正を行なうようにしたので、CPUが存在しなくても、正しいID情報を得ることが可能となり、CPUを含まずに構成したシステムにおいても、あるいはさらにCPUがID情報を管理していないシステムにおいても、正しいデスクランブル結果が得られる。
また、シード値が、転送中のデータ位置に一致する位置となるよう、該シード値を補正するようにしたので、FIFO蓄積容量を削減できる効果が得られ、データ領域、及びパリティを含めたデータ量が多いシステムにおいて、大幅な回路削減が可能となる。
なお、上記各実施の形態では、スクランブルされたデータはDVDドライブによりDVDから読み出されたものとしたが、他の情報源から得られるものであってもよく、上記各実施の形態と同様の効果を奏する。
本発明は、光ディスクをはじめとする、誤りを含み、パリティによる誤り検出・訂正が可能なデータ転送におけるデータデスクランブルを行なうシステムに対し、幅広く利用可能である。
図1(a)は、本発明の実施の形態1によるデータデスクランブル装置のブロック構成を示す図である。 図1(b)は、本発明の実施の形態1によるデータデスクランブル装置によるIDの誤り検出動作を、DVDデータのフォーマット上で示す図である。 図1(c)は、本発明の実施の形態1によるデータデスクランブル装置における誤り検出装置の制御動作のフローチャートを示す図である。 図2(a)は、本発明の実施の形態2によるデータデスクランブル装置のブロック構成を示す図である。 図2(b)は、本発明の実施の形態2によるデータデスクランブル装置によるIDの誤り検出動作を、DVDデータのフォーマット上で示す図である。 図2(c)は、本発明の実施の形態2によるデータデスクランブル装置における誤り検出装置の制御動作のフローチャートを示す図である。 図3(a)は、本発明の実施の形態3によるデータデスクランブル装置のブロック構成を示す図である。 図3(b)は、本発明の実施の形態3によるデータデスクランブル装置によるIDの誤り検出動作を、DVDデータのフォーマット上で示す図である。 図3(c)は、本発明の実施の形態3によるデータデスクランブル装置における誤り検出装置の制御動作のフローチャートを示す図である。 図4(a)は、本発明の実施の形態4によるデータデスクランブル装置のブロック構成を示す図である。 図4(b)は、本発明の実施の形態4によるデータデスクランブル装置における誤り検出装置の制御動作のフローチャートを示す図である。 図5(a)は、本発明の実施の形態5によるデータデスクランブル装置のブロック構成を示す図である。 図5(b)は、本発明の実施の形態5によるデータデスクランブル装置における誤り検出装置の制御動作のフローチャートを示す図である。 図6(a)は、本発明の実施の形態6によるデータデスクランブル装置のブロック構成を示す図である。 図6(b)は、本発明の実施の形態6によるデータデスクランブル装置における誤り検出装置の制御動作のフローチャートを示す図である。 図7は、実施の形態6におけるDVD復調後のデータフォーマットを示す図である。 図8は、DVD復調後のデータフォーマットを示す図である。 図9は、スクランブルSEEDテーブルを示す図である。 図10は、デスクランブルを行う基本構成を示す図である。 図11(a)は、従来のデータデスクランブル装置のブロック構成を示す図である。 図11(b)は、従来のデータデスクランブル装置のデスクランブル部の構成を示す図である。
符号の説明
101 復調装置
102 FIFO装置
103 デスクランブル部
104 ID保持レジスタ
105 誤り検出装置
106 主記憶装置
107 DVDドライブ
110 読み出しデータ
111 復調後データ
112 FIFO後データ
113 デスクランブル後データ
114 セクタID情報
115 誤り検出後エラーがなかった場合のID情報
116 繰り返し再生コマンド
117 保持コマンド
122 FIFO後データ
201 復調装置
202 FIFO装置
203 デスクランブル部
204 ID保持レジスタ
205 誤り訂正装置
206 主記憶装置
207 DVDドライブ
210 読み出しデータ
211 復調後データ
212 FIFO後データ
213 デスクランブル後データ
214 セクタID情報
215 誤り訂正後のID情報
216 繰り返し再生コマンド
217 保持コマンド
222 FIFO後データ
301 復調装置
302 FIFO装置
303 デスクランブル部
304 ID保持レジスタ
305 誤り訂正装置1
306 主記憶装置
307 誤り訂正装置2
308 DVDドライブ
310 読み出しデータ
311 復調後データ
312 FIFO後データ
313 デスクランブル後データ
314 セクタID情報
315 誤り訂正後のID情報
317 誤り訂正後のID情報
320 繰り返し再生コマンド
321 繰り返し再生コマンド
322 FIFO後データ
323 誤り検出情報
324 保持コマンド
325 保持コマンド
401 復調装置
402 FIFO装置
403 デスクランブル部
404 ID保持レジスタ
405 誤り検出装置
406 主記憶装置
407 DVDドライブ
408 加算器
410 読み出しデータ
411 復調後データ
412 FIFO後データ
413 デスクランブル後データ
414 セクタID情報
415 誤り訂正後のID情報
418 推測されたID情報
420 再生コマンド
421 加算コマンド
422 FIFO後データ
423 出力コマンド
501 復調装置
502 FIFO装置
503 デスクランブル部
504 ID保持レジスタ
505 誤り訂正装置
506 主記憶装置
507 DVDドライブ
510 読み出しデータ
511 復調後データ
512 FIFO後データ
513 デスクランブル後データ
514 セクタID情報
515 誤り訂正後のID情報
520 繰り返し再生コマンド
521 出力コマンド
522 FIFO後データ
601 復調装置
602 FIFO装置
603 デスクランブル部
604 ID保持レジスタ
605 誤り訂正装置
606 主記憶装置
607 シード補正回路
608 DVDドライブ
610 読み出しデータ
611 復調後データ
612 FIFO後データ
613 デスクランブル後データ
614 セクタID情報
615 誤り訂正後のID情報
617 シード補正後のシード情報
620 繰り返し再生コマンド
621 保持コマンド
622 FIFO後データ
623 シード補正コマンド
701 DVDフォーマットID情報
702 DVDフォーマットIED情報
703 DVDフォーマットRSV領域
704 DVDフォーマットメインデータ領域
705 DVDフォーマットPIパリティ情報
706 DVDフォーマットEDC情報
707 DVDフォーマットPOパリティ情報
710 ID情報誤りによって発生するバーストエラー部分
711 データ位置
801 DVDフォーマットID情報
802 DVDフォーマットIED情報
803 DVDフォーマットRSV領域
804 DVDフォーマットメインデータ領域
805 DVDフォーマットPIパリティ情報
806 DVDフォーマットEDC情報
807 DVDフォーマットPOパリティ情報
1101 復調装置
1102 FIFO装置
1103 デスクランブル部
1104 ID保持レジスタ
1105 CPU(中央演算装置)
1106 主記憶装置
1111 復調後データ
1112 FIFO後データ
1113 デスクランブル後データ
1114 セクタID情報
1115 CPU書き込みパス

Claims (15)

  1. 誤りを含むデータを転送する際にデータのデスクランブルを行うデータデスクランブル装置において、
    データを保持しておくFIFO装置と、
    前記FIFO装置からデータ内容を受信し誤り検出を行う誤り訂正装置と、
    前記誤り訂正装置による誤り検出結果が正しいデータであれば、データデスクランブルに必要なシードもしくはシード生成に必要な情報(以下、シード情報と称す)を保持するID保持レジスタと、
    前記ID保持レジスタの値を用いて前記FIFO装置からデータを受信しデスクランブルを行うデスクランブル部とを備えた、
    ことを特徴とするデータデスクランブル装置。
  2. 請求項1記載のデータデスクランブル装置において、
    前記誤り訂正装置は、
    前記データの誤りの有無を検出し、該誤りが訂正可能な範囲であれば、前記シード情報を訂正し前記ID保持レジスタに格納する、
    ことを特徴とするデータデスクランブル装置。
  3. 請求項2記載のデータデスクランブル装置において、
    前記誤り訂正装置は、
    誤り検出・訂正結果が訂正不能であり、該誤り訂正装置が用いた転送データ・パリティを包括するさらに上位の誤り訂正によって訂正可能な範囲であれば、前記シード情報を訂正し前記ID保持レジスタに格納する、
    ことを特徴とするデータデスクランブル装置。
  4. 請求項1記載のデータデスクランブル装置において、
    前記誤り訂正装置は、
    前記シード情報に誤りが検出されたときに、前回使用したID保持レジスタから算出される次回のID保持レジスタを使用する、
    ことを特徴とするデータデスクランブル装置。
  5. 請求項2または請求項3記載のデータデスクランブル装置において、
    前記誤り訂正装置は、
    前記シード情報が誤りを訂正不能であれば、前回使用したID保持レジスタから算出される次回のID保持レジスタを使用する、
    ことを特徴とするデータデスクランブル装置。
  6. 請求項2記載のデータデスクランブル装置において、
    前記誤り訂正装置は、
    前記シード情報誤りを訂正して使用するとき、前記FIFOに訂正後のシード情報を送信し、前記FIFO中のシード情報と差し替える、
    ことを特徴とするデータデスクランブル装置。
  7. 請求項2記載のデータデスクランブル装置において、
    前記誤り訂正装置は、
    前記シード情報誤りを訂正して使用するときに、前記バッファメモリに訂正後のシード情報を送信し、前記バッファメモリ中のシード情報と差し替える、
    ことを特徴とするデータデスクランブル装置。
  8. 請求項3ないし請求項5のいずれかに記載のデータデスクランブル装置において、
    前記ID保持レジスタが算出したシード情報を用いるとき、前記FIFOに訂正後のシード情報を送信し、前記FIFO中のシード情報と差し替える、
    ことを特徴とするデータデスクランブル装置。
  9. 請求項3ないし請求項5のいずれかに記載のデータデスクランブル装置において、
    前記ID保持レジスタが算出したシード情報を用いるときに、前記バッファメモリに訂正後のシード情報を送信し、前記バッファメモリ中のシード情報と差し替える、
    ことを特徴とするデータデスクランブル装置。
  10. 請求項2ないし請求項5または請求項7,請求項9のいずれかに記載のデータデスクランブル装置において、
    前記ID保持レジスタからシード情報を入力して転送中のデータ位置までシード値を補正し、前記デスクランブル部に補正後のシード値を出力するシード補正回路を備えた、
    ことを特徴とするデータデスクランブル装置。
  11. データ中の一部のデータをシード値としてデータスクランブルを行なっているデータフォーマットで、傷などの原因によりデータ中に誤りデータを含む可能性のあるデータを転送するデータデスクランブル方法において、
    前記シード値に誤りが生じていれば、前記シード値を含んで生成されている第1のパリティ符号を用いて誤り訂正を行い、正しいシード値を得る工程と、
    該正しいシード値により前記データを正しくデスクランブルしたデータを記憶装置上に保持する工程とを含む、
    ことを特徴とするデータデスクランブル方法。
  12. データ中の一部のデータをシード値としてデータスクランブルを行なっているデータフォーマットで、傷などの原因によりデータ中に誤りデータを含む可能性のあるデータを転送するデータデスクランブル方法において、
    前記シード値に誤りが生じていれば、前記シード値を含んで生成されている第1のパリティ符号を用いて誤り訂正を行って正しいシード値を得る、あるいはさらに該第1のパリティ符号を用いた誤り訂正が不能であれば、前記シード値、及び第1のパリティを含んだ第2のパリティを用いて誤り訂正を行なって正しいシード値を得る工程と、
    該正しいシード値により前記データを正しくデスクランブルしたデータを、記憶装置上に保持する工程とを含む、
    ことを特徴とするデータデスクランブル方法。
  13. 請求項11記載のデータデスクランブル方法において、
    前記第1のパリティ符号を用いた誤り訂正において、誤り訂正が不能であれば、前回のデータデスクランブルの結果から推測されるシード値を用いて誤り訂正を行う工程と、
    該正しいシード値により前記データを正しくデスクランブルしたデータを、記憶装置上に保持する工程とを含む、
    ことを特徴とするデータデスクランブル方法。
  14. 請求項12記載のデータデスクランブル方法において、
    前記第2のパリティ符号を用いた誤り訂正において、該誤り訂正が不能であれば、前回のデータデスクランブルの結果から推測されるシード値を用いて誤り訂正を行う工程と、
    該正しいシード値により前記データを正しくデスクランブルしたデータを、記憶装置上に保持する工程とを含む、
    ことを特徴とするデータデスクランブル方法。
  15. 請求項11ないし請求項14のいずれかに記載のデータデスクランブル方法において、
    前記シード値を正しく訂正した値を、前記記憶装置上に保持する工程を含む、
    ことを特徴とするデータデスクランブル方法。
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