JP2006269036A - 復号化回路およびデータ再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 誤り訂正能力を低下させることなく、簡易な構成にて、誤り訂正時におけるメモリアクセス回数を抑制できる復号化回路およびデータ再生装置を提供する。
【解決手段】 復調回路300によって復調された1ECCブロック分のデータは、メモリ101に書き込まれるに並行して、PIライン誤り検出回路110に入力される。PIライン誤り検出回路110は、PI方向の各ラインに誤りが含まれているかを検出し、誤りが含まれているラインの番号とその総数を当該ECCブロックのエラー情報として記憶する。ECCデコードPO演算回路111は、消失訂正モードと検出訂正モードの2つの誤り訂正モードを備え、ECCブロックのエラーライン数が閾値Ns未満であれば消失訂正、閾値Ns以上であれば検出訂正を設定する。そして、設定した訂正モードに従って、メモリ101上の1ECCブロック分のデータに対し、PO方向の誤り訂正処理を施す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、復号化回路およびデータ再生装置に関し、特に、積符号を用いて誤り訂正処理を行う復号化回路およびデータ再生装置に用いて好適なものである。
デジタルデータを記録メディアに記録する場合、通常、記録データに誤り訂正符号が付加されて記録される。たとえば、DVD(Digital Versatile Disc)にデジタルデータを記録する場合、1ECCブロック分のデータに誤り訂正符号が付加される。かかる誤り訂正符号は、積符号を利用したものとなっている。メモリ上に展開された1ECCブロック分のデータに対し、行方向(PI方向)および列方向(PO方向)に誤り訂正符号が付加される。
図5に、誤り訂正符号が付加された1ECCブロックのデータ構成を示す。
図示の如く、1ECCブロックは208行×181列のデータ単位から構成されている。192行目〜208行目と、172列目〜181列目には、それぞれPO符号とPI符号が付加される。このうち、PI符号は各行のデータに対して付加され、PO符号は各列のデータに対して付加される。すなわち、各行のデータに対しPI符号が演算され、また、各列のデータに対しPO符号が演算される。演算されたPI符号、PO符号はそれぞれ、対応するデータに付加されるようにしてメモリ上に格納される。
図6に、ユーザデータからECCブロックが構成されるまでの流れを示す。
まず、1ECCブロック分のデータ(ユーザデータ)がホストからメモリに書き込まれる(図6(a)参照)。次に、1セクタ分のデータに対してセクタIDを含むヘッダが付加され、さらに、誤り検出符号(EDC)が演算されて各セクタに付加される(図6(b)参照)。そして、EDCが付加された各セクタのデータに対し、ヘッダに続くデータから所定データ単位ずつ順番に、セクタIDを用いてスクランブル処理が施される(図6(c)参照)。しかる後、1ラインずつPI符号が演算され、得られたPI符号が対応するデータに付加される(図6(d)参照)。全ラインについてPI符号の演算・付加が終了すると、次に、1列ずつPO符号が演算され、得られたPO符号が対応するデータに付加される(図6(e)参照)。これにより、メモリ101上に、図5に示すECCブロックが構成される。
このようにして構成された1ECCブロック分のデータは、先頭ラインから順に変調されディスク上に記録される(図6(f)参照)。再生時には、これとは逆に、ディスクから1ECCブロック分のデータが読み出されメモリに格納される。そして、PI符号とPO符号を用いた誤り訂正が行われる。
図7に、ECCブロックを扱う復号化回路100の構成例(従来例)を示す。
図において、101はSDRAM等によって構成されるメモリ、102はディスクからメモリ101に読み出された1ECCブロック分のデータに対しPO方向(列方向)の誤り訂正処理を施すECCデコードPO演算回路、103は1ECCブロック分のデータに対しPI方向(行方向)の誤り訂正処理を施すECCデコードPI演算回路、104はECCデコード処理が施されたデータにデスクランブル処理を施すデスクランブル演算回路、105はデスクランブル処理が施されたデータに対し誤り検出符号を用いて誤り検出処理を施すEDCデコード演算回路、105はEDCデコード処理が施されたデータにデスクランブル処理を施してホストに出力するデスクランブル演算回路である。
データ再生時には、光ピックアップ300によって読み出された信号が復調回路400にて順次復調され、1ECCブロック分のデータがメモリ101上に展開される。そして、メモリ101上のデータがPI方向に1ラインずつ順次ECCデコードPI演算回路103に読み出され、PI符号を用いた誤り訂正処理(PI方向)が行われる。誤り訂正されたデータはメモリ101に書き戻される。さらに、メモリ101上のデータがPO方向に1ラインずつ順次ECCデコードPO演算回路102に読み出され、PO符号を用いた誤り訂正処理(PO方向)が行われる。誤り訂正されたデータはメモリ101に書き戻される。
しかる後、再び、メモリ101上のデータがPI方向に1ラインずつ順次ECCデコードPI演算回路103に読み出され、PI符号を用いた誤り訂正処理(PI方向)が行われる。誤り訂正されたデータはメモリ101に書き戻されるとともに、誤り訂正後の1ライン分のデータが順次、デスクランブル演算回路104に出力される。デスクランブル演算回路104は、ヘッダに続くデータから所定データ単位ずつ順番に、セクタIDを用いてデスクランブル処理を行い、デスクランブル後のデータを順次EDCデコード演算回路105に出力する。EDCデコード演算回路105は、デスクランブル後のデータに対し、EDCを用いた誤り検出処理を行う。
かかる誤り検出処理にて誤りが検出されれば、当該ECCブロックのデータが再度ディスクから読み出され、上記と同様の処理が再度実行される。他方、1ECCブロック分の全データに誤りが検出されなければ、メモリ101上のデータが各セクタの先頭から、デスクランブル演算回路106に読み出される。デスクランブル演算回路106は、ヘッダに続くデータから所定データ単位ずつ順番に、セクタIDを用いてデスクランブル処理を行い、デスクランブル後のデータ(ユーザデータ)を順次、ホストに出力する。
図8に、ECC処理の流れを示す。
ECC処理は、シンドローム計算と、多項式演算と、訂正処理の3つの工程から構成されている。まず、シンドローム計算によって、その行または列のデータに誤りが存在するかが判別される。これにより、誤りが存在するとされると、次に、多項式を用いた演算が行われ誤り位置と誤り量が検出される。そして、誤り位置に誤り量を加算する処理が行われ、これによりその行または列のデータの誤りが訂正される。
なお、かかるECC処理には、消失訂正と検出訂正の2つが準備されている(非特許文献1)。このうち、消失訂正は予め誤り位置が分かっているとしてECC処理を行うものであり、検出訂正は誤り位置が分かっていないとしてECC処理を行うものである。これらの処理は、図8の工程において、多項式演算にて用いる演算式が相違している。なお、消失訂正によれば、理論上PI符号またはPO符号のビット数と同じ数の誤りを訂正でき、検出訂正によれば、理論上PI符号またはPO符号のビット数の半分の誤りを訂正できる。
特開2002ー260347号公報 (株)トリケップス発行「実践 誤り訂正技術」86〜97頁
上記従来技術によれば、誤り訂正時に、PI演算処理→PO演算処理→PI演算処理の3回の誤り訂正処理が行われる。このため、メモリに対して6回のリード/ライトが行われることとなるが、処理の迅速化を図るためには、誤り訂正時のメモリアクセスを極力抑制したい。
これに対し、最近では、PI演算処理を省略し、PO演算処理→PI演算処理の2回の誤り訂正処理のみに抑えることも行われている。しかし、バースト状の誤りは通常PI方向に生じるため、PO方向の演算処理にてある程度誤りを訂正しておかないと、その後に行われるPI方向の演算処理にてこれを訂正するのが難しくなる。ところが、PO演算処理→PI演算処理の2回の誤り訂正処理のみの場合は、PO演算処理が検出訂正となるため、効果的な誤り訂正を行い難い。したがって、その後に行われるPI演算処理にてバースト状の誤りを訂正するのは難しくなる。
また、倍速再生等を行う場合には、再生データの誤り率が上昇するため、PO演算処理→PI演算処理の2回の誤り訂正処理のみにて誤りを訂正し切るのは困難である。クロック周波数の関係上、倍速再生時には特にメモリアクセスを抑制したい。しかし、そのために上記のように誤り訂正処理の回数を抑えると、倍速再生時のデータ誤り率上昇との関係から、データ中に含まれる誤りを訂正し切れず、データの信頼性が損なわれるとの問題が生じる。
そこで、本発明は、誤り訂正能力を低下させることなく、簡易な構成にて、誤り訂正時におけるメモリアクセス回数を抑制できる復号化回路およびデータ再生装置を提供することを課題とする。
上記課題に鑑み本発明は、以下の特徴を有する。
請求項1の発明は、メモリ上に展開されたECCブロックのデータにPI符号およびPO符号を用いて誤り訂正処理を施す復号化回路において、前記メモリへの書き込みと並行してデータが入力されると共に前記ECCブロックに含まれるPI方向ラインのうち誤りデータを含むエラーラインの位置を検出するライン誤り検出部と、前記ライン誤り検出部によって検出されたエラーラインの位置をもとにPO符号を用いてPO方向の誤り訂正処理を行うECCデコードPO演算部とを有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の復号化回路において、前記ライン誤り検出部は、前記ECCブロック中に含まれる各PI方向ラインに対してシンドローム計算を行い、その計算結果をもとに、各PI方向ラインに誤りデータが含まれるかを検出することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の復号化回路において、前記ライン誤り検出部は、前記エラーラインの位置を検出するとともに、前記エラーラインの個数を前記ECCブロックに対して検出し、前記ECCデコードPO演算部は、前記ライン誤り検出部によって検出されたエラーラインの個数が閾値未満の場合に、前記ライン誤り検出部によって検出されたエラーラインの位置をもとにPO符号を用いてPO方向の消失訂正処理を行うことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の復号化回路において、前記ECCデコードPO演算部は、前記ライン誤り検出部によって検出されたエラーラインの個数が前記閾以上の場合、前記PO符号を用いてPO方向の検出訂正処理を行うことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3または4に記載の復号化回路において、前記閾値は、前記ECCデコードPO演算部によってPO方向の消失訂正を行える最大エラー個数以下に設定されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、記録媒体からメモリ上に読み出したECCブロックのデータにPI符号およびPO符号を用いて誤り訂正処理を施す復号化回路を有するデータ再生装置において、前記復号化回路は、前記メモリへの書き込みと並行してデータが入力されると共に前記ECCブロックに含まれるPI方向ラインのうち誤りデータを含むエラーラインの位置を検出するライン誤り検出部と、前記ライン誤り検出部によって検出されたエラーラインの位置をもとにPO符号を用いてPO方向の誤り訂正処理を行うECCデコードPO演算部とを有することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6に記載のデータ再生装置において、前記ライン誤り検出部は、前記ECCブロック中に含まれる各PI方向ラインに対してシンドローム計算を行い、その計算結果をもとに、各PI方向ラインに誤りデータが含まれるかを検出することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項6または7に記載のデータ再生装置において、前記ライン誤り検出部は、前記エラーラインの位置を検出するとともに、前記エラーラインの個数を前記ECCブロックに対して検出し、前記ECCデコードPO演算部は、前記ライン誤り検出部によって検出されたエラーラインの個数が閾値未満の場合に、前記ライン誤り検出部によって検出されたエラーラインの位置をもとにPO符号を用いてPO方向の消失訂正処理を行うことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8に記載のデータ再生装置において、前記ECCデコードPO演算部は、前記ライン誤り検出部によって検出されたエラーラインの個数が前記閾以上の場合、前記PO符号を用いてPO方向の検出訂正処理を行うことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項8または9に記載のデータ再生装置において、前記閾値は、前記ECCデコードPO演算部によってPO方向の消失訂正を行える最大エラー個数以下に設定されていることを特徴とする。
本発明においては、ライン誤り検出部によって検出されたエラーライン位置をもとにPO符号を用いたPO方向の誤り訂正処理が行われる。このため、従来PO方向の誤り訂正処理に先立って行われていたPI方向の誤り訂正処理と同等の効果を、ライン誤り検出部による処理によって達成することができる。このため、かかるPI方向の誤り訂正処理を省略しても、これを行ったと同等の誤り訂正効果を達成することができる。
したがって、本発明によれば、従来PO方向の誤り訂正処理に先立って行われていたPI方向の誤り訂正処理を省略することにより、ECC処理時におけるメモリへのアクセス回数を抑制することができ、さらに、このようにPI方向の誤り訂正を省略しても、従来と同様の誤り訂正能力を発揮させることができる。
また、請求項2または7のように、エラーラインの位置をシンドローム計算のみにて検出するようにすれば、ライン誤り検出部における処理を簡素化することができ、処理の迅速化を図ることができる。
さらに、請求項3、4、5または8、9、10のように、エラーライン数に応じて消失訂正と検出訂正の何れかを用いるようにすれば、円滑かつ効果的な誤り訂正を行うことができる。
本発明の特徴は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明の一つの実施形態であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。
図1に、実施の形態に係るデータ再生装置の構成を示す。なお、図7に示す構成と同一部分には同一符号を付し、説明を省略する。
図示の如く、本実施の形態では、図7に示す構成に比べ、PIライン誤り検出回路110およびECCデコードPO演算回路111の構成が相違している。
復調回路300によって復調された1ECCブロック分のデータは、メモリ101に書き込まれるに並行して、PIライン誤り検出回路110に入力される。PIライン誤り検出回路110は、PI方向の各ラインに誤りが含まれているかを検出し、誤りが含まれているラインの番号と、誤りが含まれているラインの総数を当該ECCブロックのエラー情報として記憶する。ECCデコードPO演算回路111は、消失訂正モードと検出訂正モードの2つの誤り訂正モードを備えており、PIライン誤り検出回路110から供給される当該ECCブロックのエラーライン数に応じて、何れかの訂正モードを設定する。そして、設定した訂正モードに従って、メモリ101上の1ECCブロック分のデータに対し、PO方向の誤り訂正処理を施す。
図2ないし図5に、データ再生時の処理フローを示す。
まず、図2を参照して、再生処理が開始されると、ディスクから1ECCブロック分のデータが順次読み出され(S101)、復調回路300によって復調される(S102)。復調されたデータは、順次、メモリ101に書き込まれるとともに(S104)、PIライン誤り検出回路110に入力され、PI方向の1ライン分のデータに対するシンドローム計算が行われる(S103、S105)。そして、その計算結果から、計算対象ラインに誤りが含まれているか(シンドローム計算値が0以外であるか)が判別され(S106)、誤りが含まれていれば、当該ラインのライン番号がPIライン誤り検出回路110内のレジスタに格納される(S107)。さらに、PIライン誤り検出回路110内に配されたラインエラー個数カウンターが1カウントアップされ、それまでに検出されたエラーライン数の総数が更新される(S108)。
かかる処理は、1ECCブロック分の全てのPI方向ラインデータに対して行われる(S109)。そして、全ラインのデータに対する処理が終了すると、PO方向のラインデータに対するECC処理が実行される。
図3を参照して、PO方向のECC処理においては、まず、当該ECCブロックに対して保持されているPI方向ラインのエラーライン数とエラーライン位置がPIライン誤り検出回路110内のレジスタおよびラインエラー個数カウンターからECCデコードPO演算回路111に読み出される(S110)。そして、読み出されたエラーライン数が、予め設定された消失訂正移行設定値Nsと比較され(S111)、これ未満であれば、ECCデコードPO演算回路111の訂正モードが消失訂正モードに設定される(S112)。一方、読み出されたエラーライン数が消失訂正移行設定値Ns以上であれば、ECCデコードPO演算回路111の訂正モードが検出訂正モードに設定される(S117)。
なお、S111における消失訂正移行設定値Nsは、PO方向の消失訂正処理にて訂正可能なエラー数に設定される。すなわち、上記の如く消失訂正においては、理論上、PO方向1ラインに含まれるPO符号のビット数までのエラー箇所を訂正することができる。したがって、消失訂正移行設定値Nsは、PO方向1ラインに含まれるPO符号のビット数と同じとしても良いが、エラー訂正の確実性を期すためには、これよりも小さな値に設定するのが好ましい。
S112にて消失訂正モードが設定されると、メモリ101からECCデコードPO演算回路111にPO方向1ライン分のデータが読み出され、シンドローム計算が行われる(S113)。そして、計算されたシンドロームの値と、PIライン誤り検出回路110から読み出されたエラーライン位置をもとに、消失訂正に従う位置多項式演算と数値多項式演算が行われる(S114)。すなわち、PIライン誤り検出回路110から読み出されたエラーライン位置を、計算対象とされるPO方向ライン上のエラーライン位置として設定して、位置多項式演算と数値多項式演算が行われる。そして、かかる多項式演算の結果に基づき、メモリ101上のデータが訂正される(S115)。
かかる訂正処理は、1ECCブロック分の全てのPO方向ラインデータに対して行われる(S116)。そして、全ラインのデータに対する処理が終了すると、PI方向のラインデータに対するECC処理とEDC処理が実行される。
一方、S117にて検出訂正モードが設定されると、メモリ101からECCデコードPO演算回路111にPO方向1ライン分のデータが読み出され、シンドローム計算が行われる(S118)。そして、計算されたシンドロームの値をもとに、検出訂正に従う位置多項式演算と数値多項式演算が行われる(S119)。そして、かかる多項式演算の結果に基づき、メモリ101上のデータが訂正される(S120)。
かかる訂正処理は、1ECCブロック分の全てのPO方向ラインデータに対して行われる(S121)。そして、全ラインのデータに対する処理が終了すると、PI方向のラインデータに対するECC処理とEDC処理が実行される。
図4を参照して、PI方向のラインデータに対するECC処理とEDC処理においては、まず、メモリ101からECCデコードPI演算回路103にPI方向1ライン分のデータが読み出され、シンドローム計算が行われる(S130)。そして、計算されたシンドロームの値をもとに、検出訂正に従う位置多項式演算と数値多項式演算が行われる(S131)。そして、かかる多項式演算の結果に基づき、メモリ101上のデータが訂正される(S132)。さらに、誤り訂正後のPI方向1ライン分のデータがデスクランブル回路104に読み出される。
デスクランブル演算回路104は、ヘッダに続くデータから所定データ単位ずつ順番に、セクタIDを用いてデスクランブル処理を行い、デスクランブル後のデータを順次EDCデコード演算回路105に出力する。EDCデコード演算回路105は、デスクランブル後のデータに対し、EDCを用いた誤り検出処理を行う(S133)。すなわち、ヘッダに続くデータから順番にEDC演算を実行し、セクタの最後尾に付されたEDCまで演算を実行したときの演算結果から、当該セクタ内のデータ中に誤りが存在するかの検出を行う。
この処理は、当該ECCブロック内の全てのPI方向ラインについて繰り返し行われる(S135)。このとき、ECCブロック内の全PI方向ラインに誤りが検出されなければ、メモリ101上に格納されているECCデコード済みのデータがデスクランブル演算回路106に読み出され、上記と同様のデスクランブル処理が行われる(S136)。そして、ヘッダおよびEDCを取り除いたユーザデータが順次、ホストに転送される(S137)。
他方、S134にて誤りが検出されれば(S134:YES)、S101に戻り、そのECCブロックのデータが再度ディスクから読み出される。そして、S101以降の処理が再度実行される。
本実施の形態によれば、ECC処理時に、PO演算処理とPI演算処理のみしか行われないため、かかるECC処理時におけるメモリへのアクセス回数を抑制することができる。また、このとき、PIライン誤り検出回路110にてPI方向の誤りライン位置を検出し、この検出結果をもとに、ECCデコードPO演算回路111にて消失訂正を行うようにしたため、PO演算処理とPI演算処理のみしか行わずとも、PI演算処理→PO演算処理→PI演算処理を行ったと同等の誤り訂正能力を発揮させることができる。さらに、本実施の形態によれば、PIライン誤り検出回路110においてシンドローム計算のみを行うようにしたため、処理の簡素化および迅速化を図ることができる。
このように、本実施の形態によれば、処理の簡素化および迅速化を図りながら、メモリへのアクセス回数を低減でき、且つ、PI演算処理→PO演算処理→PI演算処理を行ったと同等の誤り訂正能力を発揮させることができる復号化回路100を実現することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この他にも種々の変更が可能なものである。本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜変更が可能である。
実施の形態に係るデータ再生装置の構成を示す図 実施の形態に係るデータ再生時の処理フロー(エラーライン検出) 実施の形態に係るデータ再生時の処理フロー(POデコード) 実施の形態に係るデータ再生時の処理フロー(PIデコード&EDC) ECCブロックの構成を示す図 ECCブロックの生成手順を示す図 ECC処理の流れを示す図 従来例に係るデータ再生装置の構成を示す図
符号の説明
101 メモリ
110 PIライン誤り検出回路
111 ECCデコードPO演算回路

Claims (10)

  1. メモリ上に展開されたECCブロックのデータにPI符号およびPO符号を用いて誤り訂正処理を施す復号化回路において、
    前記メモリへの書き込みと並行してデータが入力されると共に前記ECCブロックに含まれるPI方向ラインのうち誤りデータを含むエラーラインの位置を検出するライン誤り検出部と、
    前記ライン誤り検出部によって検出されたエラーラインの位置をもとにPO符号を用いてPO方向の誤り訂正処理を行うECCデコードPO演算部とを有する、
    ことを特徴とする復号化回路。
  2. 請求項1において、
    前記ライン誤り検出部は、前記ECCブロック中に含まれる各PI方向ラインに対してシンドローム計算を行い、その計算結果をもとに、各PI方向ラインに誤りデータが含まれるかを検出する、
    ことを特徴とする復号化回路。
  3. 請求項1または2において、
    前記ライン誤り検出部は、前記エラーラインの位置を検出するとともに、前記エラーラインの個数を前記ECCブロックに対して検出し、
    前記ECCデコードPO演算部は、前記ライン誤り検出部によって検出されたエラーラインの個数が閾値未満の場合に、前記ライン誤り検出部によって検出されたエラーラインの位置をもとにPO符号を用いてPO方向の消失訂正処理を行う、
    ことを特徴とする復号化回路。
  4. 請求項3において、
    前記ECCデコードPO演算部は、前記ライン誤り検出部によって検出されたエラーラインの個数が前記閾以上の場合、前記PO符号を用いてPO方向の検出訂正処理を行う、
    ことを特徴とする復号化回路。
  5. 請求項3または4において、
    前記閾値は、前記ECCデコードPO演算部によってPO方向の消失訂正を行える最大エラー個数以下に設定されている、
    ことを特徴とする復号化回路。
  6. 記録媒体からメモリ上に読み出したECCブロックのデータにPI符号およびPO符号を用いて誤り訂正処理を施す復号化回路を有するデータ再生装置において、
    前記復号化回路は;
    前記メモリへの書き込みと並行してデータが入力されると共に前記ECCブロックに含まれるPI方向ラインのうち誤りデータを含むエラーラインの位置を検出するライン誤り検出部と、
    前記ライン誤り検出部によって検出されたエラーラインの位置をもとにPO符号を用いてPO方向の誤り訂正処理を行うECCデコードPO演算部とを有する、
    ことを特徴とするデータ再生装置。
  7. 請求項6において、
    前記ライン誤り検出部は、前記ECCブロック中に含まれる各PI方向ラインに対してシンドローム計算を行い、その計算結果をもとに、各PI方向ラインに誤りデータが含まれるかを検出する、
    ことを特徴とするデータ再生装置。
  8. 請求項6または7において、
    前記ライン誤り検出部は、前記エラーラインの位置を検出するとともに、前記エラーラインの個数を前記ECCブロックに対して検出し、
    前記ECCデコードPO演算部は、前記ライン誤り検出部によって検出されたエラーラインの個数が閾値未満の場合に、前記ライン誤り検出部によって検出されたエラーラインの位置をもとにPO符号を用いてPO方向の消失訂正処理を行う、
    ことを特徴とするデータ再生装置。
  9. 請求項8において、
    前記ECCデコードPO演算部は、前記ライン誤り検出部によって検出されたエラーラインの個数が前記閾以上の場合、前記PO符号を用いてPO方向の検出訂正処理を行う、
    ことを特徴とするデータ再生装置。
  10. 請求項8または9において、
    前記閾値は、前記ECCデコードPO演算部によってPO方向の消失訂正を行える最大エラー個数以下に設定されている、
    ことを特徴とするデータ再生装置。
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