JP3651332B2 - データ処理方法およびデータ処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク装置などの情報記録装置に関し、特に連続記録中に記録エラーが発生した場合やスクランブルを施されたユーザデータを新規のスクランブルパターンで再スクランブルする際、デスクランブルを施した後、再スクランブルすること無く新規にスクランブルデータを生成する装置およびその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、光ディスク装置や情報送信装置は、ユーザデータを光ディスク媒体あるいは通信記録媒体に送出する場合、通常は媒体の特性や利用形態に応じて、エネルギー拡散や情報保護のためのデータスクランブル処理、ECC(エラー訂正符号)の符号化処理、変調処理からなる一連のエンコード動作を行っている。
【0003】
図5に示したデータフォーマットに沿ってシステムコントローラから付与されたデータID(4バイト)のビット7からビット4の情報をスクランブルキーとして取り出し、1セクタ(2064バイト)中の記録データ(2048バイト)に対しスクランブル処理を行う。また媒体へ記録する際、エラー訂正能力の効率を高めるために、16セクタを1ECCブロックとしてECC符号化処理を行い記録する。従って、1ECCブロック単位のデータを同一キーでスクランブルしバッファに格納する必要がある。このとき、記録時のエネルギー拡散や情報保護の効果を高めるために、スクランブルキーは1ECCブロック毎に異なる値を用いる。
【0004】
次に媒体の欠陥や傷、繰り返し書き換え時の劣化が発生した場合でもデータの信頼性を保障するため、欠陥管理方式を採用しているシステムでは、ディスク上に欠陥が生じたとき、あらかじめ設けてあるスペア領域で代替する。
【0005】
例えばDVD−RAMでは、16セクタで構成された32Kバイトの1ECCブロック毎に行う。1ECCブロックのなかに、規定数以上の誤りのある行を発見すると、そのブロックは欠陥と判定し、使用しない。これの代わりにスペア領域にあるブロックを使用する。交替を施した上記部分では、欠陥セクタを通るたびにスペア領域へアクセスし、データの記録再生作業を進めることとなる。このため頻繁に交替を行うとデータの平均転送速度が低下する。これに対し、DVD−RAMでは2次欠陥を補償するときに、2Kバイトのセクタ毎ではなく、32kバイトごとの1ECCブロック単位で交替を行うことにしている。こうした技術については、例えば日経エレクトロニクス1997年10月20日号に開示されている。
【0006】
しかし、映像情報など連続再生を要するAV再生時、スループットを損なわずにデータ再生を行うには、物理的に不連続なスペア領域を再生する為、再生時のデータ転送速度が遅くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明では、データ転送速度を向上させるため、特にAVデータ記録時、上記欠陥管理方式を用いるのではなく、ディスク上の欠陥をスキップし次の1ECCブロックセクタへ記録する方法を用いる。ここで、ディスクのアドレスを物理アドレス、ホスト装置の記録データアドレスを論理アドレスとする。
【0008】
従来方式では例えば、スクランブルされた5ECCブロックの記録データの論理アドレスをE1,E2,E3,E4,E5とし、記録データをD1,D2,D3,D4,D5として記録を行う。この時、物理アドレスをP1,P2,P3,P4,P5とする。P1,P2へE1,E2のデータD1,D2を記録し、P3領域への記録時に欠陥セクタが発見された場合、つまりE3アドレスのD3データ記録時にP3への記録エラー検出する。従来方式では、P3に記録するデータD3をスペア領域の物理アドレスS1に記録する。そしてP4,P5には、E4,E5に対応したD4,D5データを記録する。
【0009】
次にディスク上の欠陥をスキップする方式の場合について記載する。上記のようにP3領域記録時に欠陥セクタが発見された場合、E3アドレスのD3データ記録時に記録エラー検出する。この時、P3に記録するデータD3をスペア領域の物理アドレスS1に記録するのでは無く、P3をスキップしデータD3の論理アドレスE3を論理アドレスE4と変換し、物理アドレスP4の領域へD3データの記録を行う必要がある。同様にD4,D5データも論理アドレスE4,E5をE5,E6とシフトさせP5,P6へD4,D5を記録する。この時、D3,D4,D5は論理アドレスE3,E4,E5をキーとしたスクランブルが施されているため、一旦デスクランブルした後、再度論理アドレスE4,E5,E6を再付与しスクランブルする必要がある。
【0010】
このように、先行してスクランブルされたデータを記録するにはデスクランブル後、再スクランブルするという2パスの処理が必要となり、記録エラーが発生する毎に光ディスク媒体への記録データ生成処理のオーバヘッド処理時間が大きくなるという課題がある。またバッファメモリアクセスのバンド幅の占有率が増加するため、処理性能が悪くなる。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、ディスクに記録されたデータが正しく記録されていないと判断された場合に、最初に用いた鍵と次のECCブロック位置に対応する鍵との排他的論理和で鍵を生成する手段と、生成された鍵を用いて、ディスクに記録された前記データをデスクランブルすることなしに再度スクランブルする手段と、を有する。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図1から図6を用いて説明する。
【0016】
(実施の形態1)
(スクランブル装置を構成する各ブロックについて)
図1は本発明の実施の形態1に関わるデータスクランブル装置のブロック図である。各ブロックについて説明する。
【0017】
100はスクランブル装置本体で、記録データS101を入力し、データIDS118を用いてスクランブルを施したバッファデータS116を生成し、光ディスク104に情報を書き込む。光ディスク104に書き込みができない時は、スクランブルデータを次のセクタに対応する新データID S118をもとに、再スクランブルを行う。
【0018】
101は記録データを送信するホスト装置であり、光ディスク104に書き込む記録データS101を出力する。記録データは図5に示すようにメインデータ(2048バイト)、その他データID(4バイト)、データIDのパリティであるIED(2バイト)、予約領域(6バイト)、メインデータのパリティとしてEDC(4バイト)を有し、これらをまとめて1セクタとする。特に記録データS101が映像音声データなどの高ビットレートなデータで連続的に光ディスクへ書き込みを行う必要がある場合、光ディスク104からの読み出し時に途切れの影響を少なくするため、記録時光ディスク104への記録データは光ディスク上連続性を保持した形態に書き込むことが望まれる。
【0019】
103はECC符号化手段であり、スクランブル装置100によって1セクタ毎にデータS101から生成されたスクランブルされたバッファデータS116、16セクタ分を1ECCブロックとして扱い、誤り訂正を行い、変調後、光ディスク104への記録データS103を生成する。
【0020】
104は光ディスクであり、例えばDVD−RAM、DVD−R、CD−Rなどである。傷などの原因で光ディスク104に書き込みができない時は、記録エラー信号S104を記録エラー検出手段110によって検出し、スクランブル装置100に書き込み失敗を通知する。
【0021】
112はシステムコントロール手段であり、情報記録再生に関わる各ブロック間の制御およびデータフローの調停などを行う。
【0022】
114はバッファ選択手段であり、ホスト装置101から出力されるスクランブルされてない記録データS101とスクランブルされたスクランブルデータS136の一方を選択する。記録データS101は、転送効率を向上させるため16セクタを1ECCブロックとしてバッファ選択手段114に書き込まれる。その時は、バッファ選択手段114はデータS101の方を選択する。記録データS101はバッファ手段116に格納し、バッファデータS116として読み出し、スクランブル装置100でスクランブルされてスクランブルデータS136となる。スクランブルデータS136はバッファ手段116のメモリ領域を効率的に利用するため、バッファ手段116上のスクランブル前のデータが格納された場所に上書きされる。この時、バッファ選択手段114はスクランブルデータS136を選択する。なおスクランブルデータS136は、光ディスクに書き込みエラーが発生した時、エラーの起こったセクタ以降のスクランブルデータをデスクランブル、再スクランブルしたデータであることもあり、これについては後述する。
【0023】
116はバッファ手段であり、バッファ選択手段114によって出力されるデータS114を図5に示した一定のデータフォーマットに沿って格納する。図5について説明する。初期状態として、システムコントローラ112から付与されるデータID S118(4バイト)、IED発生手段で算出するS126(2バイト)、予約データ領域S128(6バイト)、データIDとIEDと予約データとメインデータから生成するEDCデータS134(4バイト)領域にはダミーのデータが書き込んである。メインデータ領域(2048バイト)にはユーザデータを配置し、バッファ選択手段114から出力されるデータS114がバッファ手段116から出力後、スクランブル装置100のスクランブル処理を行った後にスクランブルデータS136がバッファ手段に格納、バッファ選択手段114のバッファ選択データS114の配置はバッファデータS116と同一位置に再度配置する。
【0024】
110は記録エラー検出手段であり、光ディスク104へ記録データS103の記録エラーを検出し、記録エラー検出信号S110によりシステムコントロール112へ通知を行う。また記録エラー検出信号S110は、シード処理手段122、EDC処理手段134に対して、記録エラーが発生したことを通知する。
【0025】
118はデータID発生手段であり、バッファ手段116から出力されたデータフォーマットに沿ったバッファデータS116を記録するため、システムコントローラ112からIDが与えられデータID S118を生成する。データID S118は、スクランブル装置100のシード発生手段120、データID用のパリティを生成するIED発生手段126、付加データ選択手段130、メインデータのEDCを算出するEDC処理手段134へ入力される。
【0026】
120はシード処理手段であり、データID S118のビット7からビット4の1バイトのデータを用い、表1に示した16パターンの中からシード120を選択し、スクランブル手段124へ入力する。
【0027】
【表1】
Figure 0003651332
【0028】
122はシード処理手段であり、詳細について図2を用いて説明する。
【0029】
122aはバッファデータS116からデータIDを抜き取るデータ抜き取り手段であり、S122aはS116のデータIDである。
【0030】
122bはシード発生手段であり、バッファデータS116を用いて生成したS122aのデータIDのビット7からビット4のデータを用いて、スクランブル手段124に必要なシードS122bを発生させる。このシードS122bはシードデータS120生成時に用いたものと同様の表1に示した16パターンの中から選択する。
【0031】
122cはリセット手段であり、通常記録時はS122cは0を出力をする。しかし、光ディスク104でデータ記録エラーが発生した場合、記録エラー検出信号S110が入力される。シード発生手段122bで記録エラー時にバッファリングされ、データIDS118が付与される。次にスクランブルが施されたデータS116から算出したシードS122bをS122cとして出力する。
【0032】
122dは排他的論理和生成手段であり、シード発生手段120から生成したシードデータS120とリセット手段122cから出力されるS122cとを排他的論理和演算を行い、S122を生成する。通常、記録エラー検出信号S110がシード処理手段122に入力された場合、バッファデータS116を連続して光ディスク104に記録するため、スクランブルデータであるバッファデータS116をデスクランブルした後に再度スクランブルするという2パスの処理を行う。しかし、本発明ではS122cとS120とを排他的論理和を行うことで、1パスでデスクランブルとスクランブルを可能とする。以後、スクランブルデータをデスクランブルの後、再スクランブルするスクランブルを差分スクランブルと呼ぶ。シード処理手段122は通常記録時のシードと差分スクランブル時のシードをS122としてスクランブル手段124へ出力する。
【0033】
124はスクランブル手段であり、シードデータS122を初期値とし、バッファ手段116に格納されているデータS116に対して、124で生成したスクランブルデータとS116を排他的論理和演算を行いS124を生成する。
【0034】
(DVDスクランブル値生成回路の詳細について)
図6に示す701はDVDスクランブル値生成回路であり、フィードバックレジスタ701aと排他的論理和回路701bから構成されるM系列の乱数発生器である。DVDでは各セクタ毎に、スクランブル状態値を保持するフィードバックレジスタ701aにおけるs[0]からs[7]までの1バイトのスクランブル値を、ユーザデータに排他的論理和することによって、データスクランブルを施し、その後でECC符号化を行う。DVDスクランブル生成回路701は、1バイトのスクランブル値を求める毎にフィードバックレジスタを8ビット左にシフトする。8ビットシフト後のフィードバックレジスタの値s'[0]からs'[14]は、シフト前のフィードバックレジスタの値s[0]からs[14]を用いて以下の式であらわせる。
【0035】
Figure 0003651332
ただし、式中の記号「^」は排他的論理和を表し、以後も同様の意味で使用する。また、各セクタにおけるユーザデータの系列をD[0]からD[2063]で表すと、D[0]からD[11]までヘッダ情報領域、D[2060]からD[2063]までエラー検出符号のパリティ領域であり、データスクランブルの対象はD「12]からD[2059]までである。フィードバックレジスタ701aにおけるS[0]からS[14]までの15ビットの初期値S[0]は、D[3]のビット位置4からビット位置7の4ビットの値(以後スクランブルキー値と呼ぶ)であり、これをもとに表1に表す値をキーとする。また、DVDのECCを構成する16セクタに関して、各セクタにおけるスクランブルキーは同一である。
【0036】
126はIED発生手段であり、データIDS118のIEDデータS126を生成する。
【0037】
128は予約データ発生手段であり、図5に示すデータフォーマットに沿った予約データS128を生成する。
【0038】
130は付加データ選択手段であり、バッファに格納されたメインデータS116、データID S118、IEDデータS126、予約データS128を入力とし、図5に示すデータフォーマットに沿って選択され、順次S130として出力される。
【0039】
132はEDC発生手段でありS130を入力データとし、図5のデータID、IED、予約データ、メインデータのパリティS132を生成する。
【0040】
134はEDC処理手段であり、詳細について図3を用いて説明する。
【0041】
(EDC演算について)
EDC処理について数式を用いて表す。
【0042】
図5より、データフォーマットをDTID(x)はD[0]からD[7]、IED(x)はD[8]からD[9]、RSV(x)はD[10]からD[15]、DATA(x)はD[16]からD[2063]、EDC(x)はD[2060]からD[2063]である。
EDC演算は以下の式で与えられ、
Figure 0003651332
で求められる。G(x)はガロア体GF(2)上のX32+X31+X4+1である。
先行EDCの値をEDC_OLD(x)として求めると、
Figure 0003651332
これにスクランブルデータSCR_OLD(x)がDATA(x)に対して施され、スクランブル後データをDATA_SCR(x)とすると、
Figure 0003651332
となる。
【0043】
SCR_OLD(x)はDTID(x)からシードを表1から選出し、図6のシフトレジスタによって生成されるスクランブルデータである。
【0044】
これより、
Figure 0003651332
として得られる。
【0045】
次に、デスクランブル後、再スクランブルをする場合、DTID(x)を付与し、IED(x)を計算した後、上記演算にてEDC(x)が算出できる。しかし、スクランブルされたデータをデスクランブルすること無しにEDCを求める方法を以下に示す。
【0046】
Figure 0003651332
となるので、あらかじめ表1にあるスクランブル初期値SCR(x)からSCR(x)mod G(x)のEDC計算を行う。これを補正EDCデータとしてテーブルに保持し、上記式6の手法を用いれば、スクランブル後データをデスクランブルすること無しにEDC(x)を計算できる。
【0047】
S134aは補正EDCデータであり、表1のデータスクランブルのシードより得られる16通りのスクランブルデータをそれぞれEDC演算結果を表2に示すデータとして保有し、S118に応じて表2から補正EDCデータS134aを選択する。
【0048】
【表2】
Figure 0003651332
【0049】
134bはリセット手段であり、通常記録時はS134bは0を出力する。しかし、光ディスク104へのデータ記録エラーが発生した場合、記録エラー検出信号S110が入力され、EDC格納手段134aでデータIDに付与されているデータに対し、差分スクランブルを行う時データID S118から選択した補正EDCデータS134aをS134bとして出力する。
【0050】
134cは排他的論理和生成手段であり、EDC発生データS132とリセット手段134bから出力されるS134bとの排他的論理和演算を行い、S134cを生成する。バッファデータS116を再度連続して光ディスク104に記録する際、EDC格納手段134aを保有し差分スクランブルに応じて補正EDCデータS134aを選択し、S134bとS132との排他的論理和を行うことで、1パスでEDC演算を可能とする。このときEDC処理手段134は、通常記録時のEDCと差分スクランブル時のEDCをS134cとしてスクランブルデータ生成手段136へ出力する。
【0051】
136は記録データ選択手段であり、非スクランブルデータであるS130と、バッファ116に格納されたメインデータのスクランブルデータS124と、EDC生成手段134より生成されたEDCデータS134を図5のデータフォーマットに沿ってS136としてスクランブルデータを出力する。
【0052】
よって、光ディスク104にデータが書き込めない場合でも、デスクランブル、再スクランブルを1回のフィードバックループで演算でき、従来2回のフィードバックループで演算していた場合に比べ、ステップ数を削減できるという作用がある。その効果として、映像情報など連続再生を要するAVデータの記録時にスループットを損なうことなく同一トラック上に連続的にデータの書き込み行うことが可能となる。
【0053】
(スクランブル装置についての動作の説明)
以上のように構成されたスクランブル装置について、その動作を説明する。図4は、図1に示すスクランブル装置100の動作を説明するフロー図である。
以下、ステップ番号順に説明する。
【0054】
500は基本スクランブルステップであり、ステップ502からステップ505で構成される。このステップは従来どおりのステップで行うことができる。
【0055】
ステップ501はホスト装置101から出力される記録データS101をバッファ116に格納するステップである。
【0056】
ステップ502はスクランブル前のバッファ116内データS116を光ディスク104に記録するため、データスクランブルを行うバッファデータS116の読み出しステップである。
【0057】
ステップ503はスクランブル処理、EDC処理を行うステップである。
【0058】
ステップ504はステップ503によって生成されたスクランブルデータS136を格納する際、S101をバッファ116に格納したのと同様のバッファ位置に上書きするステップである。
【0059】
ステップ505はスクランブルデータが格納されたバッファデータS116を光ディスク104に記録するため、103のECC処理・変調処理へデータを読み出すステップである。
【0060】
ステップ506はスクランブルデータが格納されたバッファデータS116を光ディスク104へ記録時、記録エラー検出判定を行う。記録エラー検出がない場合は507をスキップし、ステップ512を処理する。また記録エラー検出がある場合は、507差分スクランブルステップを行う。
【0061】
507は差分スクランブルステップであり、ステップ508から511で構成される。本発明においては、従来に比べ、デスクランブル、再スクランブルというステップを行うのではなく、差分スクランブルステップ507を行うだけでデスクランブルと再スクランブルを実現している。このため処理ステップ数は削減される。
【0062】
ステップ508はデータID発生手段118で再スクランブルのデータID S118を取得した後、シード発生手段120を用いて表1からシードデータS120を生成する。スクランブルデータが格納されたバッファデータS116をシード処理手段122、スクランブル手段124へ入力を行うとともに、付加データ生成手段S130へ入力を行いEDC手段発生132にてEDC演算を行い、EDC結果S132を出力する。
【0063】
ステップ509はスクランブルデータが格納されているバッファデータS116から記録エラーが発生したバッファデータS116のデータID S122aを取得する。表1からシードS122bを生成した後、記録エラー検出信号S110により、リセット手段122cからS122bを出力する。そして、排他的論理和生成手段122dへS120とS122cを入力し、スクランブル手段124のシードデータS122を生成、差分スクランブルを行う。差分スクランブルに用いるデータID S118とステップ508にて算出したEDC結果S132をEDC処理手段134に入力する。EDC処理手段134ではS118から補足EDCデータS134aを生成した後、リセット手段134bからS134aを出力する。そして、排他的論理和生成手段134cへS132とS134bを入力し、演算することでEDC処理を行う。
【0064】
ステップ510はスクランブルデータ生成手段136から出力される差分スクランブルデータS136を格納する際、ステップ509によって生成された差分スクランブルデータS136をスクランブルデータが格納されていたバッファ116の同様のバッファ位置に上書きする。
【0065】
ステップ511は差分スクランブルデータが格納されているバッファデータS116を連続して光ディスク104に記録するため、103のECC処理・変調処理へ記録データを読み出す。
【0066】
ステップ512は、ステップ505もしくはステップ511で呼び出されたスクランブル後データS116をECC処理・変調処理103で処理を行い、光ディスク104に書き込みを行う。
【0067】
以上のように、従来のスクランブルデータをデスクランブル、再スクランブルという別々の2パスで行っていたものを、本記載の発明は、シードデータS120に工夫を施すことにより2パス分の処理を1パスで行い、またEDCデータS132に表2のテーブルを持ち工夫を施すことで、結果として光ディスク104にデータが書き込めない場合でもステップ数を通常の記録処理と同様に処理することが可能となる。
【0068】
なお、記録メディアとして光ディスクの例を用いて説明したが、MDや、DVD−Rなど、書き込みエラー信号に対応してスクランブルを変更するメディアであれば同様に実施することが可能である。
【0069】
【発明の効果】
本発明は、先行スクランブルキーと新スクランブルキーの排他的論理和を取り、差分スクランブルのキーを生成しスクランブルを行い、かつ差分スクランブル用にパリティテーブルを持つことで、差分スクランブルで得られたパリティと排他的論理和を行い新スクランブルデータのパリティ生成を可能とするものであり、すなわち記録データエラーが発生した場合でも、2パス分の処理を1パスで行い、ステップ数を通常の記録処理と同様に処理することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係わるデータスクランブル装置のブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係わるデータスクランブル装置のシード処理のブロック図
【図3】本発明の実施の形態1に係わるデータスクランブル装置のEDC処理のブロック図
【図4】本発明の実施の形態1に係わるデータスクランブル装置のステップフロー図
【図5】1データセクタのデータ構造の説明図
【図6】DVDスクランブル値生成回路図
【符号の説明】
100 スクランブル装置本体
101 ホスト装置
103 ECC符号化手段、変調手段
104 光ディスク
110 記録エラー検出手段
112 システムコントローラ手段
114 バッファ選択手段
116 バッファ手段
118 データID発生手段
120 シード発生手段
122 シード処理手段
122a データID抜き取り手段
122b シード発生手段
122c リセット手段
122d 排他的論理和生成手段
124 スクランブル手段
126 IED発生手段
128 予約データ発生手段
130 付加データ選択手段
132 EDC発生手段
134 EDC処理手段
134a EDC格納手段
134b リセット手段
134c 排他的論理和生成手段
136 記録データ選択手段
701 DVDスクランブル値生成回路
701a フィードバックシフトレジスタ
701b 排他的論理和回路

Claims (4)

  1. シフトレジスタにおける複数のタップ値の排他的論理和の結果を巡回させる巡回型シフトレジスタから出力される数列をもとに生成される乱数系列を用いるスクランブル処理と、前記スクランブル処理と対をなすデスクランブル処理においてはスクランブル時と同じ鍵を前記シフトレジスタの初期値として用いるデータ処理方法であって、
    第1の鍵と、第1の鍵と異なる第2の鍵との排他的論理和を演算して第3の鍵を生成する工程と、
    第1の鍵によって第1のデータをスクランブルした結果である第2のデータを第3の鍵を用いてスクランブルする工程と、
    を含むデータ処理方法。
  2. シフトレジスタにおける複数のタップ値の排他的論理和の結果を巡回させる巡回型シフトレジスタから出力される数列をもとに生成される乱数系列を用いるスクランブル処理と、前記スクランブル処理と対をなすデスクランブル処理においてはスクランブル時と同じ鍵を前記シフトレジスタの初期値として用いるデータ処理方法であって、
    第1のECCブロックデータに対して、第1の鍵を用いてスクランブルをして第2のデータとする工程と、
    前記第2のデータをDVDに記録する工程と、
    前記記録された第2のデータが正しく記録されていないと判断された場合に、前記第1の鍵と次のECCブロック位置に対応する第2の鍵との排他的論理和で第3の鍵を生成する工程と、
    第2のデータに対して、第3の鍵を用いてスクランブルをして第3のデータとする工程と、
    第3のデータをDVDに記録する工程と、
    を含むデータ処理方法。
  3. シフトレジスタにおける複数のタップ値の排他的論理和の結果を巡回させる巡回型シフトレジスタから出力される数列をもとに生成される乱数系列を用いるスクランブル処理と、前記スクランブル処理と対をなすデスクランブル処理においてはスクランブル時と同じ鍵を前記シフトレジスタの初期値として用いるデータ処理装置であって、
    第1の鍵と、第1の鍵と異なる第2の鍵との排他的論理和を演算して第3の鍵を生成する手段と、
    第1の鍵によって第1のデータをスクランブルした結果である第2のデータを第3の鍵を用いてスクランブルする手段と、
    を含むデータ処理装置。
  4. シフトレジスタにおける複数のタップ値の排他的論理和の結果を巡回させる巡回型シフトレジスタから出力される数列をもとに生成される乱数系列を用いるスクランブル処理と、前記スクランブル処理と対をなすデスクランブル処理においてはスクランブル時と同じ鍵を前記シフトレジスタの初期値として用いるデータ処理装置であって、
    第1のECCブロックデータに対して、第1の鍵を用いてスクランブルをして第2のデータとする手段と、
    前記第2のデータをDVDに記録する手段と、
    前記記録された第2のデータが正しく記録されていないと判断された場合に、前記第1の鍵と次のECCブロック位置に対応する第2の鍵との排他的論理和で第3の鍵を生成する手段と、
    第2のデータに対して、第3の鍵を用いてスクランブルをして第3のデータとする手段と、
    第3のデータをDVDに記録する手段と、
    を含むデータ処理装置。
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