JP2002202919A - 誤り訂正符号を用いたデータ処理装置 - Google Patents

誤り訂正符号を用いたデータ処理装置

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JP2002202919A JP2000401172A JP2000401172A JP2002202919A JP 2002202919 A JP2002202919 A JP 2002202919A JP 2000401172 A JP2000401172 A JP 2000401172A JP 2000401172 A JP2000401172 A JP 2000401172A JP 2002202919 A JP2002202919 A JP 2002202919A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリに格納したデータに対して誤り訂正符
号を生成及び付加する際、メモリ上のデータにエラーが
発生してもその影響を無くす。 【解決手段】データをメモリに格納する前に誤り訂正符
号PIを生成し、先のデータと合わせメモリに書き込
む。16セクタ分のデータおよびPIを格納後、データ
とPIに対して誤り訂正符号POの生成及び付加を行
う。メモリよりデータを取り出す際、PI系列を取り出
す毎にPI訂正処理を行う。これにより、メモリ上での
データ破損(エラー)が発生しても修復することが出来
る。メモリ上でメモリエラーが発生する領域を検出した
ら、その領域を使用しないようにメモリ制御手段でコン
トロールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像データ、音声
データ、コンピュータデータなどを媒体(例えば、光デ
ィスク、磁気ディスクなど)上に記録する場合、或は媒
体に記録されたデータを再生する場合に有効な誤り訂正
符号生成処理方法を用いたデータ処理装置に関する。
【0002】またこの発明は、上記の映像データなどを
伝送処理する場合、或は受信処理する場合に有効な誤り
訂正符号生成処理方法を用いたデータ処理装置に関す
る。
【0003】さらにまたこの発明は、上記の誤り訂正符
号処理方法を採用した記録装置、再生装置、伝送装置、
受信装置に有効である。
【0004】そして特にこの発明は、誤り訂正符号処理
を行う場合に、バッファメモリを用いて誤り訂正処理を
行う方法に特徴を備えている。
【0005】
【従来の技術】映像データ、音声データ、コンピュータ
データなどを、例えば、光ディスクや磁気ディスク上に
記録する場合、データブロックに対して誤り訂正符号が
付加される。誤り訂正符号付加処理においては、データ
ブロックを一旦メモリに格納し、そのデータブロックの
行、列に対する誤り訂正符号が生成される。
【0006】行に付加される誤り訂正符号は、通常イン
ナーパリティーと称され、PIと略記され、列に付加さ
れる誤り訂正符号は、通常アウターパリティーと称さ
れ、POと略記される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】誤り訂正符号の付加処
理において、誤り訂正符号を生成する前に、データブロ
ックを一旦メモリに格納した際、メモリ上のデータが一
部破損(エラー発生)することがある。これは、データ
のパターンやメモリの実装状態が起因するものと見られ
る。また外部からの突然のノイズが影響している場合も
ある。
【0008】このときに生じたエラーは、メモリエラー
と称される。このような場合は、メモリエラーが生じて
いるデータブロック(改変データブロックと称すること
にする)に対する誤り訂正符号が生成され、この誤り訂
正符号が改変データブロックに付加されて記録媒体に記
録される。
【0009】記録媒体の再生時には、誤り訂正処理回路
において、上記誤り訂正符号が用いられ改変データブロ
ックに対するエラー訂正処理が実行される。つまり改変
データブロックが正しく再現されることになる。このこ
とは、上記メモリエラーを含むデータブロックを正確に
再生したことを意味する。しかしメモリエラーは、本来
のデータには不要なエラーである。したがって、上記の
メモリエラーが発生した場合、本来の正しいデータを復
元することは不可能である。
【0010】そこで本発明は、メモリ上でデータエラー
(メモリエラー)が生じた場合であっても、本来の正し
いデータを復元することが可能であり、かつメモリの利
用方法を工夫しており、動作上の信頼性を得るデータ処
理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の誤り訂正符号
処理方法の基本的な考え方は、以下の通りである。
【0012】即ち、この発明は、伝送又は記録系におい
て、行列構成のデータブロックの各行に対して誤り訂正
符号PIを生成して、この誤り訂正符号PIと前記デー
タブロックを共にメモリに格納する。次に、誤り訂正符
号PIが付加された情報データブロックが前記メモリか
ら読み出されたときに、その情報データブロックの行に
対して、前記誤り訂正符号PIを用いた誤り訂正処理を
行うことを特徴とする。
【0013】そして誤り訂正符号PIを用いた誤り訂正
処理を行っているときに、訂正不可能なケースを検出し
た場合は、当該行または情報データブロックが格納され
ている前記メモリの領域を変更するようにし、メモリエ
ラーが発生するのを回避できるようにしている。またメ
モリエラーが生じた領域を学習し、以後はその領域を利
用しないようにしている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を用いて説明する。
【0015】まず、図1〜図8を参照して、データ記憶
再生装置における誤り訂正符号付加回路、および誤り訂
正回路の構成をDVD(デジタル・バーサタイル・ディ
スク)の例を用いて説明する。
【0016】はじめに、図1から図6を参照して、DV
Dの記録データの構造を説明する。
【0017】図1は、DVDにおける物理セクタを得る
ためのデータ処理順序を示す図である。セクタは信号処
理の段階に従って“データセクタ”、“記録セクタ”、
および“物理セクタ”と呼ばれる。データセクタには、
図2に示すように、メインデータが2048バイト、識
別データ(ID)が4バイト、ID誤り検出符号(IE
D)(IDのエラーを検出するための符号)が2バイ
ト、著作権管理情報(CPR MAI)が6バイト、お
よび誤り検出信号(EDC)(このデータセクタの誤り
を検出するための信号)が4バイト含まれる。このよう
な、ID,IDE,CPR_MAI、EDCを付加する
工程が図1のステップA1乃至A3である。ステップA
1で、メインデータにIDが付加される。ステップA2
でさらにIEDが付加される。さらにステップA3でC
PR_MAIが付加される。
【0018】次に、メインデータに対するEDCが算出
され、このEDCがメインデータに付加される。次に、
スクランブルデータがデータセクタのメインデータ(2
048バイト)に加えられる(ステップA4,A5、A
6)。その後、スクランブル後の16個のデータセクタ
が集合され、この16個のデータセクタに対して、クロ
スリードソロモン誤り訂正符号が生成及び付加される
(ステップA6)。記録セクタはECCが付加された後
のセクタであり、誤り訂正符号PI、および誤り訂正符
号POが付加されたデータセクタである(ステップA
7)。物理セクタは、記録セクタの91バイトごとの先
頭に同期符号(SYNC符号)を加えた8/16変調後
のセクタである(ステップA8)。
【0019】続いて、DVDのデータセクタの構造につ
いてさらに図2を用いて説明する。
【0020】データセクタは、2048バイトのメイン
データを含む2064バイトすなわち172バイト×1
2行から成る。即ち、データセクタには、メインデータ
が2048バイト、識別データ(ID)が4バイト、I
D誤り検出符号(IED)が2バイト、著作権管理情報
(CPR MAI)が6バイト、および誤り検出符号
(EDC)が4バイト含まれる。
【0021】図3には、ステップA4でメインデータ
(2048バイト)にスクランブルを施すスクランブル
データSkを発生する帰還形シフトレジスタを示してい
る。スクランブルデータSkを発生するための初期値と
しては、例えばデータセクタのIDの一部のデータが用
いられる。スクランブルデータSkは、データセクタの
メインデータ(2048バイト)Dkをスクランブルす
る。これによりスクランブル後のメインデータDk’
は、Dkに対してSk(k=0〜2047)が排他的論
理和処理された結果となる。
【0022】図4を用いてECCブロックの構成につい
て説明する。
【0023】データブロックは、172バイト×12行
のデータセクタが16個集まった172列×192行と
して形成される。この172列×192行に対してリー
ドソロモン誤り訂正符号が生成されて付加される。ま
ず、172列の各列に対して16バイトの誤り訂正符号
POが生成されて付加される。PO系列の各列は、19
2バイト+16バイト、すなわち208バイトで構成さ
れる。次に、誤り訂正符号POの行を含む208行すべ
ての行に対して、10バイトの誤り訂正符号PIが生成
され付加される。誤り訂正符号PI,POが付加された
182列×208行が一つのECCブロックである。な
お、PO,PIの生成順序を逆にしても全く同じ符号パ
ターンが得られる。
【0024】上記ECCブロックの縦方向の1列をPO
系列、横方向の1行をPI系列と呼ぶ。1つのPO系列
は192バイト+16バイト、即ち208バイトで構成
され、1系列内で最大8バイトの誤り訂正が可能であ
る。1つのPI系列は172バイト+10バイト、即ち
182バイトで構成され、1系列内で最大5バイトの誤
り訂正が可能である。
【0025】次に、図5および図6を参照して記録セク
タの構造について説明する。
【0026】208行×182列からなるECCブロッ
クに対して、誤り訂正符号POを構成している16行
が、1行ごとに分離される。そして、分離された各行
は、192行のデータ部の12行ごとの間に1行ずつ挿
入され、図6に示すように再配置された形となる。これ
をPOの行インタ−リーブと言う。したがって、行イン
ターリーブ後のECCブロックは、13行×182バイ
ト(=PIを伴うデータ(12行分)+PO(1行分))
の部分が、16個集まって構成される。
【0027】1つの記録セクタは、図5に示すように、
PIを加えたデータ(12行分)+PO(1行分)、即
ち(13行×182バイト)で構成されたセクタを指
し、行インターリーブ後のECCブロックは、図6に示
すように、16個の記録セクタで構成されることを意味
する。
【0028】物理セクタは、13行×182バイトの記
録セクタ(2366バイト)に対し、各行の91バイト
ごとの先頭に同期(SYNC)符号を加え、かつ、0行
から行ごとに順次変調したものである。91バイトのデ
ータの先頭にSYNCコードを加えたものをSYNCフ
レームと呼ぶ。よって、物理セクタは16組×2SYN
Cフレームから構成される。
【0029】続いて、図7および図8を参照して、デー
タ記録装置における誤り訂正符号付加回路について説明
する。
【0030】図7において、ホストから送信されたユー
ザーデータは、バッファメモリ2に順次格納される。格
納されたユーザデータは、バッファメモリ201から取
り出される際、セクタ情報付加手段202、EDC生成
及び付加手段203、スクランブル手段204により処
理される。この処理は、2048バイトのメインデータ
ごとに処理され、1つのデータセクタに変換される。
【0031】セクタ情報付加手段202は、識別データ
(ID)4バイト、ID誤り検出符号(IED)2バイ
ト、著作権管理情報(CPR_MAI)6バイト、をメ
インデータに付加する。EDC生成及び付加手段203
は、計2060バイトのデータに対して誤り検出符号
(EDC)4バイトを生成して付加し、計2064バイ
トのデータセクタを生成する。スクランブル手段204
は、データセクタ中のメインデータをスクランブルす
る。
【0032】スクランブルされたデータセクタは、EC
Cメモリ205に順次格納される。このECCメモリ2
05内には、172バイト×12行のデータセクタが1
6個集まった172列×192行のデータブロックが形
成される。この172列×192行のデータブロックに
対して、PI生成及び付加手段206、PO生成及び付
加手段207により、誤り訂正符号が生成されて付加さ
れる。これにより、1つのECCブロックが形成され
る。
【0033】前記ECCブロックは、先に説明したよう
に、行インターリーブされた上で、変調・同期付加手段
208に送信される。変調・同期付加手段208は、入
力された行インターリーブされたECCブロックに対
し、8ビットの入力データを16ビットの符号語に変換
する。つまり8/16変調を施す。次に、入力データの
91バイトごとの先頭にSYNC符号を付加して物理セ
クタを形成する。形成された物理セクタは、記録データ
として送信され媒体に記録される。
【0034】ここで、誤り訂正符号の効果について説明
する。
【0035】誤り検出及び訂正手段を含むデータ再生系
は、記録データを再生する。再生処理では、再生された
物理セクタのデータに誤りが発生した場合、誤りを含ん
だECCブロックに対し誤り訂正符号を用いて誤り訂正
を行う。誤り検出及び訂正手段は、その訂正能力の範囲
内においては、本来の誤りを含まないECCブロックを
復元することができる。
【0036】次に図8を参照してデータ再生側における
誤り訂正符号生成処理方式を説明する。記録媒体から読
み込まれた再生データは、同期分離・復調手段221に
より、同期符号と分離された後、さらに8/16変調デ
ータに対する復調が行なわれる。これにより記録セクタ
が取り出される。ただし記録データを記録、及び再生す
る際に、ディスクの欠陥や雑音、ジッタやクロストーク
などが原因となり誤り(再生信号エラー)が発生するた
め、再生データには誤りが含まれる。
【0037】取り出された記録セクタは、ECCメモリ
205に順次格納され、16記録セクタで構成される1
82列×208行のECCブロックが構築される。この
182列×208行のECCブロックに対して、PO訂
正手段222、PI訂正手段223により誤り訂正が行
なわれ、再生信号のエラーが修復される。
【0038】PI訂正手段223は、ECCブロックの
各行に対して誤りパターン検出値シンドロームを計算
し、誤りが検出された場合には、誤り訂正を行う。シン
ドロームは、本来のデータが誤り無く再生された場合に
は0となる。信号の記録や伝送の途中でデータの誤りが
生じたときには、シンドロームは、その誤りが生じた位
置を示す誤り位置と、誤りの状態を示す誤りパターンに
よって決定される値となる。
【0039】PO訂正手段222は、PO系列の208
バイトのデータをメモリ205より取り出し、所定の演
算を施す。この演算により、シンドロームが0でない場
合は、そのPO系列の誤り訂正を行なう。この誤り訂正
処理では、16バイトの誤り訂正符号POにより、系列
内で最大8バイトの誤り訂正が可能である。被訂正デー
タに対して誤り訂正が行なわれ、誤り訂正符号生成時点
のデータが復元された場合には、シンドロームは0とな
る。上記操作がECCブロックの182列の全てについ
て行われる。
【0040】1つのPO系列に対して8バイト以上の誤
りが存在する場合、PO訂正手段222により誤りを訂
正することは不可能となる。しかし、この場合において
も、PI訂正手段223によりPI系列に対して最大5
バイトの誤り訂正が可能であるため、182列に対して
PO訂正を施した時点で1つのPI系列に含まれる誤り
が5バイト以内であれば、その誤りを訂正可能である。
【0041】さらに、PO訂正、PI訂正を繰り返すこ
とで、1回のPO訂正、PI訂正で訂正できなかった誤
りについても訂正できる可能性がある。全てのシンドロ
ームが0となった時点でECCブロックの誤り訂正は終
了する。
【0042】誤り訂正されたECCブロックは、スクラ
ンブル解除手段224に送信される。スクランブル解除
手段224は、スクランブルされたデータセクタのメイ
ンデータ2048バイトにスクランブルデータを加算
(排他的論理和演算)し、メインデータのスクランブル
を解除した上でバッファメモリ201に格納する。
【0043】EDC誤り検出手段225は、データセク
タに含まれている誤り検出符号(EDC)4バイトを基
にデータセクタの誤り検出し、誤りが検出された場合は
そのセクタの再生をやり直す。バッファメモリ201に
格納されたデータセクタは、順次ホストに送信される。
【0044】ところで、バッファメモリ205、201
としては、コストが低く容量が大きなDRAM(Dynami
c-RAM)が使用される。しかし、DRAMの構造上の理
由からデータのパターンやメモリの実装状態によって
は、まれにメモリ上のデータが破損(メモリエラー)す
る場合がある。メモリ上のデータの一部が破損(メモリ
エラー)し、データブロックが改変された状態におい
て、誤り訂正符号PI,POを生成及び付加した場合、
その誤り訂正符号PI,POはメモリエラーによって改
変されたデータに対して正しい、誤り訂正符号となる。
この改変されたデータに対して生成された誤り訂正符号
をもつECCブロックをそのまま記録し、再生するなら
ば、再生後に誤り訂正処理を行ったとしても改変された
データが復元されてしまう。
【0045】ここで、図9を参照して、172バイト×
192行のデータブロック36の一部に対し、メモリエ
ラー32が発生しデータブロックが改変された場合につ
いて説明する。
【0046】まず、172列の各列に対して誤り訂正符
号POがPO生成及び付加手段9により、生成及び付加
されるが、列31の誤り訂正符号PO33(16バイ
ト)はメモリエラー32によって改変されたデータをも
とに生成される。
【0047】次に、誤り訂正符号POを含む208行の
すべての行に対して、PI生成及び付加回路8により1
0バイトの誤り訂正符号PIが生成され付加される。行
34に対して生成される誤り訂正符号PI36(10バ
イト)は、メモリエラー32によって改変されたデータ
をもとに生成される。
【0048】更に、16行の誤り訂正符号POに対して
生成される誤り訂正符号PI37は、メモリエラー32
によって改変されたデータをもとに生成された誤り訂正
符号PO33を含むデータをもとに生成される。
【0049】この結果、メモリエラー32によって改変
されたデータブロックに対して正常な、誤り訂正符号が
付加される。このとき、エラー32が存在する208行
に対するPI系列、および182列に対するPO系列の
誤りパターン検出値シンドロームは全て0であり、EC
Cブロックとしては誤りがないものと見なされる。実際
には、メモリエラー32により、本来のデータは改変さ
れたものである。
【0050】ここで、上記改変されたデータブロックを
もとに生成されたECCブロックを記録媒体に記録し、
この記録媒体から再生した際の再生データについて考え
る。
【0051】再生データは、誤り訂正符号を用いて誤り
訂正処理が施される。ここで、再生されたデータに発生
した誤りは、訂正能力の範囲内において訂正され、再生
データが復元される。しかし記録前に含まれていたメモ
リエラーを訂正することはできない。即ち、誤り訂正符
号PO33を用いてPO系列31の誤り訂正を行ったと
しても、メモリエラー32を含んだデータが再現された
うえで誤り訂正が正常に終了し、本来のユーザーデータ
は復元不可能となってしまう。
【0052】また再生側において、バッファメモリ上の
データにメモリエラーが発生した場合は、メモリエラー
を含んだデータをユーザデータとしてホストに送信して
しまう可能性がある。
【0053】(本発明が着目している点)上記したよう
に、メモリ上のデータが破損(エラー発生)した場合、
メモリエラーにより改変されたデータをもとに誤り訂正
符号を生成し、記録媒体に記録するため、再生時このデ
ータを読み出し誤り訂正処理を行ったとしても、エラー
により改変されたデータは復元されるが、本来の正しい
データを復元することは不可能となる。
【0054】また、再生時に、誤り訂正後のメモリ上の
データが破損(エラー発生)した場合、誤ったデータを
ホストに送信してしまう可能性がある。
【0055】メモリ上のデータ破損(エラー発生)を防
ぐためには、データを保存するメモリをデータ破損が発
生しない構造のメモリ、例えばS−RAM等で実現する
ことが必要となるが、この構成はコストの面で好ましく
ない。
【0056】そこで、本発明では、メモリ上でエラーが
起こった場合においても、本来のデータを損失すること
なく誤り訂正符号生成処理が行えるようにした誤り訂正
符号生成処理方法とその装置、方法を用いた記録装置、
再生装置、伝送装置及び受信装置を提供することであ
る。
【0057】(本発明の基本的概念)本発明における誤
り訂正符号生成処理の基本的な考え方は、複数行のデー
タに対して、各行に誤り訂正符号PIを生成して付加す
るPI生成及び付加手段と、前記PI生成及び付加手段
で得られた、PI誤り訂正符号が付加したデータを格納
するバッファメモリと、前記バッファメモリから前記デ
ータを読み出して、各行に付加された誤り訂正符号PI
を用いて各行の誤り訂正を行なうPI誤り訂正手段と、
このPI誤り訂正手段で誤り訂正が行なわれた結果によ
り、前記バッファメモリの不良領域を判定し、この領域
を別の領域に置き換えるメモリ制御手段とを備える。
【0058】つまり、バッファメモリに格納前のデータ
に対して、誤り訂正符号PIを生成して付加し、この誤
り訂正符号PIが付加されたデータを前記メモリに格納
し、このバッファメモリに格納されたデータに対して誤
り訂正符号POを生成して付加し、このバッファメモリ
から読み出されたデータに対して、前記誤り訂正符号P
Iを用いた誤り訂正処理を施すものである。
【0059】誤り訂正PIを用いた誤り訂正処理におい
て、繰り返しメモリエラーが生じている場合には、前記
バッファメモリの当該エラー発生領域を別の領域に置き
換えるという制御を行なうものである。
【0060】繰り返してメモリエラーが生じていること
の判断基準としては、特定の位置(アドレス)で繰り返
してメモリエラーが発生しているかどうかを判断する。
また特定の領域で訂正不可能なメモリエラー数が繰り返
し発生しているかどうかを判断する。また、誤り訂正符
号POの存在位置において、繰り返してメモリエラーが
発生しているどうかを判断する方法がある。
【0061】エラー発生領域を別の領域に置き換える場
合には、メモリエラーが発生した行を別の領域に置き換
える。つまり行単位の置き換え処理を行なう方法があ
る。またデータブロック単位で置き換え処理を行う方法
がある。
【0062】以下、本発明の特徴部を具体的な実施例に
ついて、図面を用いて詳細に説明する。
【0063】まず、図10を参照して、本発明の第1の
実施形態であるデータ記録装置における誤り訂正符号付
加回路について説明する。
【0064】ホストコンピュータからのユーザデータ
は、セクタ情報付加手段15により、2048バイトの
メインデータごとに1つのデータセクタに変換される。
【0065】セクタ情報付加手段15は、メインデータ
(2048バイト)に対して、識別データ(ID)4バ
イト、ID誤り検出符号(IED)2バイト、著作権管
理情報(CPR_MAI)6バイトを付加する。EDC
生成及び付加手段16は、ID,IED,CPR_MA
Iを含む計2060バイトのデータに対して誤り検出符
号(EDC)4バイトを生成して付加し、計2064バ
イトのデータセクタを生成する。スクランブル手段17
は、スクランブルデータをメインデータ(2048バイ
ト)に加算(排他的論理和演算)し、メインデータをス
クランブルする。
【0066】PI生成及び付加手段8は、スクランブル
されたデータセクタ(又はデータブロック)(172バ
イト×12行=2064バイト)の各行(172バイ
ト)に対して、誤り訂正符号PI(10バイト)を生成
する。そして、生成された誤り訂正符号PIは、メモリ
制御手段20を介してバッファメモリ2に順次格納され
る。また対応する172バイト×12行のデータも順次
メモリ制御手段20を介してバッファメモリ2に格納さ
れる。これにより182バイト×12行のPIが付加し
たデータ(情報データブロック)が生成される。このよ
うなデータ処理が継続され、誤り訂正符号PIが付加さ
れた16個の情報データブロックがバッファメモリ2に
構築される。つまり、バッファメモリ2内では182バ
イト×12行のデータセクタ(PI付加データ)が16
個集合され、182バイト×192行の集合PI付加デ
ータ(または集合情報データブロック)が構築される。
【0067】上記の処理で生成される誤り訂正符号PI
は、本来のデータを元データとする正常な誤り訂正符号
PIである。
【0068】ここでPO生成及び付加手段9は、バッフ
ァメモリ2に格納された集合情報データブロック(18
2バイト×192行)の各列(192バイト)に対し
て、誤り訂正符号PO(16バイト)を生成して付加す
る。この結果、バッファメモリ2に格納された集合情報
データブロックに対して、誤り訂正符号PI,POが付
加されたECCブロックが構築される。
【0069】バッファメモリ2は、ホストコンピュータ
から送信されたデータを記録媒体に記録するまで蓄積す
る機能を持つために、ECCブロックを複数個格納する
に十分な容量を持ち、例えばDRAMで構成されてい
る。DRAMでは、データのパターンやメモリの実装状
態によって、まれにメモリ上のデータが破損する場合が
ある。いわゆるメモリエラーが発生する場合がある。ま
たこのような状態で先の誤り訂正符号POが生成される
と、この誤り訂正符号POは、メモリエラーを含んだデ
ータを元データとする誤り訂正符号となってしまう。
【0070】バッファメモリ2内のECCブロックは、
1行(182バイト)ずつ読み出され、行メモリ3に格
納される。PI訂正手段10は、行メモリ3を用いてP
I訂正処理を行う。ここで先のメモリエラーは訂正さ
れ、本来のデータ(正常なECCブロック)に回復す
る。行メモリ3は、例えばSRAM(Static−RAM)
で構成され、PI系列の1行(182バイト)を格納で
きる容量をもつ。
【0071】行メモリ3から出力された行データは、順
次変調・同期付加手段4に送られ、8/16変調と同期
符号が付加され、記録媒体への記録データとして出力さ
れる。
【0072】図11は、バッファメモリ2から出力され
たECCブロックのデータの一部にエラー(上記したメ
モリエラー、あるいは外部ノイズなどにより生じたエラ
ー42)が生じている様子を示している。
【0073】本発明では、誤り訂正符号PIは、バッフ
ァメモリ2にデータが格納される前にセクタメモリ1を
用いて誤り訂正符号PI生成されている。したがって、
行45を含む192行全体にわたって、誤り訂正符号P
Iは、本来のデータを元とする誤り訂正符号である。つ
まり、図11の誤り訂正符号PIは、エラー42の存在
しないデータに対して作成された誤り訂正符号である。
【0074】一方、PO生成及び付加手段9は、バッフ
ァメモリ2と相俟って各列(192バイト)のデータを
元に誤り訂正符号POを生成する。したがって、列41
に関する誤り訂正符号PO44(16バイト)は、メモ
リエラー42を含むデータを元にして作成された誤り訂
正符号である。
【0075】積符号においては、誤り訂正符号に対する
誤り訂正符号の部分48は、先に符号PIを生成及び付
加し、次に符号POを生成して付加しても、先に符号P
Oを生成付加し、次に符号PIを生成付加しても全く同
じ符号パターンが得られる性質がある。
【0076】ここで、誤り訂正符号PIは、エラー発生
前の本来のデータに対して付加された正しい誤り訂正符
号である。よって、誤り訂正符号PIのブロックに対し
て生成及び付加された誤り訂正符号POは本来のデータ
を元とする正しい誤り訂正符号と言える。また、図11
に示した172列のうち列41を除く他の列(171)
に付加されている誤り訂正符号POも正しい誤り訂正符
号と言える。
【0077】このようなECCブロックがバッファメモ
リ2から行順に読み出され、行メモリ3でPI訂正処理
を施された場合、行45のエラー42は、容易にPI訂
正される。つまり正しいデータの行45が復元される。
また、エラー42を含んだデータに対して作成されたP
O系の各行に対してもPI訂正が施されることにより、
正しいPO系に訂正される。即ち、行46に対してPI
訂正が施されることにより、1バイト43が訂正され
る。同様に他の行(図の三角印の位置)に関しても訂正
が行なわれ、正しいPO系が生成されることになる。
【0078】上記の処理は、行メモリ3を用いて、EC
Cブロックの全ての行に対してPI訂正処理を行うもの
として説明した。しかし、これに限らず、処理時間短縮
のために図の三角印の位置の各行のみに対してPI訂正
処理を行ってもよい。なぜならば、図の三角印の位置の
PO系が正しい誤り訂正符号であれば、メモリエラー4
2は、後で容易に訂正できるからである。
【0079】上記の説明では、POブロックが集合デー
タブロック内に1行ずつ分散されていないECCブロッ
クを用いて説明した。しかし、実際のECCブロック
は、図1、図6で説明したように誤り訂正符号POが、
集合データブロックに1行ずつ分散されている。つまり
12行の集合データブロックに対して誤り訂正符号PO
の1行が存在するように誤り訂正符号POが分散されて
いる。
【0080】上述した図10には再生系統も示している
が、これについては後述することにする。
【0081】次にメモリ制御手段20の機能について説
明する。メモリ制御手段20は、PI生成及び付加手段
8、同期分離・復調手段11、PO生成及び付加手段
9、PO訂正手段9、PI訂正手段10、行メモリ3か
ら、データの格納又は取り出しの要求をうける。この要
求に応じて、メモリ制御手段20は、バッファメモリ2
へのデータの書き込み、またはバッファメモリ2からの
データ読出しを実行する。この場合、メモリ制御手段2
0は、バッファメモリ2の不良メモリ領域を使用しない
ように、データ格納位置を制御することができる。
【0082】いま、PI訂正手段10がメモリ制御手段
20のデータ取り出しを要求し、1行分のデータが行メ
モリ3に格納されたとする。次にPI訂正手段10が行
メモリ3のデータの誤り訂正処理を行ったとする。この
とき誤りが検出されと、PI訂正手段10は、誤りの位
置を示す誤り情報をメモリ制御手段20に送る。
【0083】メモリ制御手段20は、誤りが発生したデ
ータが格納されていたアドレスをエラーアドレスレジス
タ21に登録する。エラーアドレスレジスタ21には、
同じアドレスで誤りが発生した場合、その回数も登録さ
れる。ここでメモリ制御手段20は、同じアドレスにお
いて繰り返して例えば2回メモリエラーが発生した場合
には、そのアドレスを不良アドレスとして判断する。そ
して、メモリ制御手段20は、不良アドレス情報を不良
アドレスレジスタ22に登録する。不良アドレスレジス
タ22に不良アドレス情報を登録する判断基準は、繰り
返し3回、あるいはそれ以上としてもよい。
【0084】不良アドレスレジスタ22に登録された不
良アドレス情報は、データ書き込みアドレス及び読出し
アドレス制御部23に参照され、不良アドレスは、使用
されないようになる。
【0085】例えば、図12(A)のECCブロックの
データ列(B0,0)〜(B207,181)をアドレ
スAより格納する際、アドレス(A+J)が不良アドレ
スレジスタに登録されていたとする。すると図12
(B)に示すように(B0、J)は、アドレス(A+
J)を飛ばしたアドレス(A+J+1)に格納される。
この際、(B0,J)を予め用意さえれた代替領域に格
納してもよい。また、不良メモリ領域を管理する際は、
バイト単位だけでなく、行単位などで管理してもよい。
【0086】次に、PI訂正が失敗した場合(不可能で
あった場合)のデータの再処理について説明する。
【0087】1行に対してメモリエラーが6個以上発生
した場合にはPI訂正は不可能となる。また、1ECC
ブロックのデータに対してメモリエラーが6個以上発生
した場合には、PO(16行)に対するPI訂正が失敗
する場合がある。
【0088】PI訂正処理が行われた際、誤りが訂正可
能な誤り数を超えたことが検出されると、使用するメモ
リ領域を変更して再処理が行われる。再処理の際は、ホ
ストコンピュータにデータの再送を要求する。そして再
び誤り訂正符号PIを付加されたデータが、メモリ制御
手段20を介してバッファメモリ20に格納される。こ
の際、使用するメモリ領域は、さきのエラーが発生され
たエラー領域を置き換えた領域、あるいはエラー領域と
は異なる空き領域である。
【0089】誤り訂正符号POが格納されている領域の
各行において、誤りが訂正可能な誤り数を超えた場合に
は、以下の方法で再処理を行うことができる。
【0090】再処理を行う際には、バッファメモリ2に
おける第1の記憶領域に記憶された192行×182バ
イトの集合情報データブロック(誤り訂正符号PIを含
む)を、バッファメモリ2の第2の記憶領域に移動す
る。そして各行に対してPI訂正処理を行った後、バッ
ファメモリ2における第2の記憶領域を使用して再度P
O生成及び付加処理を行う。このようにした場合、ホス
トコンピュータにデータの再送を要求することなく装置
内部で再処理を行なうことができる。
【0091】図13は、バッファメモリ2上のデータの
移動を説明するための図である。
【0092】アドレスA0から格納されたECCブロッ
ク(n)は、データ移動手段24によりアドレスA3を
先頭とする空き領域に移動される。この際、移動された
データは、アドレスA0の領域に含まれていたメモリエ
ラーを含むが、各行に対してPI訂正処理を行うことに
より、これらのメモリエラーは修復される。PI訂正処
理を実行した後のデータを使用し、PO生成及び付加処
理が実行される。この際に発生するメモリエラーが5個
以内であれば、生成される誤り訂正符号POは、PI訂
正処理により誤り訂正が可能である。
【0093】図10に戻り、データ再生時の動作につい
て説明する。
【0094】記録媒体から光ヘッドにより読み取られた
再生データは、同期分離・復調手段11に導入される。
この同期分離・復調手段11では、再生データから同期
検出及び分離、8/16変調の復調が施される。これに
より記録セクタが得られる。ただし、記録媒体に対して
データを記録、および再生する際に、ディスクの傷やノ
イズなどが原因となりデータに誤りが発生するため、記
録セクタ内のデータには誤りが含まれる場合がある。
【0095】取り出された記録セクタはメモリ手段20
を介して、バッファメモリ2に順次格納され、16記録
セクタが集合され、バッファメモリ2内で208行×1
82列のECCブロックが形成される。この208行×
182列のECCブロックに対して、PO訂正手段1
4、PI訂正手段10により、誤り訂正が行われる。
【0096】誤り訂正されたECCブロックは、バッフ
ァメモリ2から1行(172バイト)ずつデータ伝送順
に読み出され、行メモリ3に格納される。ここでPI訂
正手段10は、行メモリ3を用いて各行の172バイト
に対してPI訂正を行なう。これにより、バッファメモ
リ2において、スクランブルされたデータセクタにメモ
リエラーが生じてもPI訂正により修復される。
【0097】次にスクランブル解除手段13は、スクラ
ンブルされたデータセクタのメインデータ(2048バ
イト)に対してスクランブルデータを換算(排他的論理
和演算)し、スクランブル前のデータセクタを生成す
る。さらにEDC誤り検出手段12は、データセクタに
含まれている誤り検出符号(EDC)4バイトを用い
て、データセクタの誤りを検出する。データセクタに誤
りがないことが検出されると、そのデータセクタはホス
トに送信される。
【0098】上記したように、本発明は、メモリ上でエ
ラーが起こった場合においても、本来のデータを損失す
ることなく誤り訂正符号生成処理が行える信号伝送/記
録及び再生装置に有効である。また、本発明は、バッフ
ァメモリの不良検査を簡略化し歩留まりを上げる代わり
に、メモリエラーの発生率を上げた場合でも、本来のデ
ータを損失することなく記録媒体への記録が可能であ
り、安価な信号伝送/記録及び再生装置に採用して有効
である。伝送受信系としては、デジタル通信分野の種々
の機器に適用可能である。携帯電話器のような無線器、
コンピュータ間の送受信端末、テレビジョン送受信機な
どである。また記録再生系の分野としては、本発明は、
DVD機器、CD機器、さらには通信機能を採用したメ
モリデバイス等に採用されて有効である。
【0099】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明は、メモリ
上でデータエラー(メモリエラー)が生じた場合であっ
ても、本来の正しいデータを復元することが可能な誤り
訂正符号を用いたデータ処理方法、この方法を採用した
記録系或は再生系の装置、伝送系及び受信系の装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVDにおける物理セクタを得るまでのデータ
処理手順を示す説明図。
【図2】DVDにおけるデータセクタの構成を示す説明
図。
【図3】スクランブルデータを発生させる帰還形シフト
レジスタの説明図。
【図4】ECCブロックを示す説明図。
【図5】記録セクタを示す説明図。
【図6】誤り訂正符号POがインターリーブされたEC
Cブロックを示す説明図。
【図7】従来の記録再生装置の記録系における誤り訂正
符号生成方式を説明するために示したブロック図。
【図8】従来の記録再生装置の再生系における誤り訂正
処理方式を説明するために示したブロック図。
【図9】従来の記録再生装置において、DRAMメモリ
エラーが発生した場合の誤り訂正符号を説明するための
図。
【図10】本発明に係る誤り訂正符号生成方法の一実施
例を説明するために示した記録系及び再生系のブロック
図。
【図11】メモリエラーが生じた場合に、本発明に係る
誤り訂正符号生成方法による誤り訂正処理の例を説明す
るために示した説明図。
【図12】メモリエラーが生じた場合に、本発明に係る
誤り訂正符号生成方法によりECCブロックを処理する
例を説明するために示した説明図。
【図13】メモリエラーが生じた場合に、本発明に係る
誤り訂正符号生成方法によりECCブロックを処理する
他の例を説明するために示した説明図。
【符号の説明】
1…セクタメモリ、2…バッファメモリ、3…行メモ
リ、4…変調・同期付加手段、5…セクタ情報付加手
段、6…EDC生成及び付加手段、7…スクランブル手
段、8…PI生成及び付加手段、9…PO生成及び付加
手段、10…PI訂正手段、11…同期分離・復調手
段、12…EDC誤り検出手段、13…スクランブル解
除手段、14…PO訂正手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 11/10 330 G06F 11/10 330S G11B 20/18 512 G11B 20/18 512A 532 532B 544 544A 552 552A 552Z H03M 13/29 H03M 13/29 H04L 1/00 H04L 1/00 B (72)発明者 小島 正 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町事業所内 Fターム(参考) 5B001 AA01 AB02 AC01 AD03 5B018 GA02 HA14 KA12 KA15 MA03 NA02 QA01 QA16 RA02 5J065 AB02 AB05 AC02 AC03 AD03 AD11 AG02 AG04 AG06 AH04 AH06 AH17 AH18 5K014 AA01 AA05 BA08 EA01 EA07 FA16 HA00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1行がNバイトで構成される複数行のデー
    タに対して、各行に誤り訂正符号PI(Pバイト)を生
    成して付加するPI生成及び付加手段と、 前記PI生成及び付加手段で得られた1行がN+Pバイ
    トで構成されるPI誤り訂正符号が付加したデータを格
    納するバッファメモリと、 前記バッファメモリから前記データを読み出して伝送す
    る前に、各行に付加された誤り訂正符号PIを用いて各
    行の誤り訂正を行なうPI誤り訂正手段と、 このPI誤り訂正手段で誤り訂正が行なわれたときに、
    誤りが検出されたデータが格納されている前記バッファ
    メモリのメモリ領域の情報を記憶し、繰り返し誤りが検
    出されたデータが格納されている前記バッファメモリの
    メモリ領域を、別のメモリ領域に置き換えるメモリ制御
    手段とを具備したことを特徴とする誤り訂正符号を用い
    たデータ処理装置。
  2. 【請求項2】ホストコンピュータから送られてくる、1
    行がNバイトで構成される複数行のデータに対して、各
    行に誤り訂正符号PI(Pバイト)を生成して付加する
    PI生成及び付加手段と、 前記PI生成及び付加手段で得られた1行がN+Pバイ
    トで構成されるPI誤り訂正符号が付加したデータを格
    納するバッファメモリと、 M行×(N+P)列の(M×(N+P))バイトで構成
    される、誤り訂正符号PIが付加した情報データブロッ
    クを、K個集合させ、(K×(M×(N+P)))バイ
    トの集合情報データブロックとし、前記バッファメモリ
    を用いて、前記集合情報データブロックの各列に誤り訂
    正符号POのSバイトを生成及び付加した誤り訂正積符
    号ブロック(ECCブロック)とするPO生成及び付加
    手段と、 前記バッファメモリから前記データを読み出して伝送す
    る前に、各行に付加された誤り訂正符号PIを用いて各
    行の誤り訂正を行なうPI誤り訂正手段と、 このPI誤り訂正手段で誤り訂正が行なわれたときに、
    誤り訂正可能な誤り数を超えたことを検出した場合、前
    記誤り訂正符号PIが付加される前のデータを前記ホス
    トコンピュータに再度要求して上記の誤り訂正符号PI
    が付加されたデータとし、このデータを前記バッファメ
    モリに格納する場合には、前回前記データを格納した第
    1の記憶領域とは異なる第2の記憶領域を指定する制御
    手段とを具備したことを特徴とする誤り訂正符号を用い
    たデータ処理装置。
  3. 【請求項3】1行がNバイトで構成される複数行のデー
    タに対して、各行に誤り訂正符号PI(Pバイト)を生
    成して付加するPI生成及び付加手段と、 前記PI生成及び付加手段で得られた1行がN+Pバイ
    トで構成されるPI誤り訂正符号が付加したデータを格
    納するバッファメモリと、 M行×(N+P)列の(M×(N+P))バイトで構成
    される、誤り訂正符号PIが付加した情報データブロッ
    クを、K個集合させ、(K×(M×(N+P)))バイ
    トの集合情報データブロックとし、前記バッファメモリ
    を用いて、前記集合情報データブロックの各列に誤り訂
    正符号POのSバイトを生成及び付加した誤り訂正積符
    号ブロック(ECCブロック)とするPO生成及び付加
    手段と、 前記バッファメモリから前記データを読み出して伝送す
    る前に、各行に付加された誤り訂正符号PIを用いて各
    行の誤り訂正を行なうPI誤り訂正手段と、 このPI誤り訂正手段で、前記誤り訂正符号POが存在
    する行の誤り訂正が行なわれたときに、誤り訂正可能な
    誤り数を超えたことを検出した場合、前記バッファメモ
    リの第1の領域に記憶された前記(K×(M×(N+
    P)))バイトの集合情報データブロックを前記バッフ
    ァメモリの第2の領域に移動し、 前記第2の領域における前記(K×(M×(N+
    P)))バイトの集合情報データブロックに対して、前
    記PO生成及び付加手段を介して各列に誤り訂正符号P
    OのSバイトを生成及び付加する制御手段とをを具備し
    たことを特徴とする誤り訂正符号を用いたデータ処理装
    置。
  4. 【請求項4】 誤り訂正符号PIが付加された(K×M
    ×(N+P)))バイトの集合情報データブロックと、
    (S×(N+P))バイトの誤り訂正符号POブロック
    とが伝送手段あるいは記録媒体から送られて来た場合、 (但し、前記集合情報データブロックは、M行×N列の
    (M×N)バイトで構成されるデータブロックがK個集
    合した(K×(M×N))バイトの集合データブロック
    の各行に誤り訂正符号PIのPバイトが付加されたもの
    であり、また前記誤り訂正符号POブロックは、前記集
    合データブロック及び前記誤り訂正符号PIのブロック
    の各列に誤り訂正符号POのSバイトが生成されたも
    の) バッファメモリを用いて、前記誤り訂正符号PI及びP
    Oにより、前記集合データブロックのエラーデータバイ
    トに対する第1の誤り訂正処理を行う第1の手段と、 前記第1の誤り訂正処理を行った後のデータに対して、
    さらに前記バッファメモリより小さな容量の小メモリを
    用いて、再度前記誤り訂正符号PIにより、行に対する
    第2の誤り訂正処理を行う第2の手段と、 この第2の手段により、PI系の誤り訂正が行なわれた
    ときに、誤りが検出されたデータが格納されている前記
    バッファメモリのメモリ領域の情報を記憶し、繰り返し
    誤りが検出されたデータが格納されている前記バッファ
    メモリのメモリ領域を、別のメモリ領域に置き換えるメ
    モリ制御手段とを具備したことを特徴とする誤り訂正符
    号を用いたデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 誤り訂正積符号ブロック(ECCブロッ
    ク)が伝送手段或いは記録媒体から送られて来た場合、 (但し、前記ECCブロックは、M行×N列の(M×
    N)バイトで構成されるデータブロックの、各行に誤り
    訂正符号PIのPバイトを生成及び付加し、M行×(N
    +P)列の(M×(N+P))バイトで構成される、誤
    り訂正符号PIが付加した情報データブロックをK個集
    合させ、(K×(M×(N+P)))バイトの集合情報
    データブロックとし、前記集合情報データブロックの各
    列に誤り訂正符号POの(S=K×Q)バイトを生成及
    び付加し、前記誤り訂正符号POをQバイト毎に、上記
    誤り訂正符号PIが付加されたK個の各情報データブロ
    ックに分散配置させることで、各情報データブロック
    は、情報データと誤り訂正符号によって構成される、一
    定値(M+Q)×(N+P)バイトになるように構成さ
    れているECCブロック)、 バッファメモリを用いて前記誤り訂正符号PI及びPO
    により、前記データブロックのエラーデータバイトの第
    1の誤り訂正処理を行う第1の手段と、 前記第1の誤り訂正処理を行った後のデータに対して、
    さらに前記バッファメモリより小さな容量の小メモリを
    用いて、再度前記誤り訂正符号PIにより、行に対する
    第2の誤り訂正処理を行う第2の手段と、 この第2の手段によりPI訂正が行なわれたときに、誤
    り訂正可能な誤り数を超えたことを検出した場合、前記
    誤り訂正符号PIが付加される前のデータを前記伝送手
    段或は記録媒体に再度要求して上記の誤り訂正符号PI
    が付加されたデータとし、このデータを前記バッファメ
    モリに格納する場合には、前回前記データを格納した第
    1の記憶領域とは異なる第2の記憶領域を指定する制御
    手段とを具備したことを特徴とする誤り訂正符号を用い
    たデータ処理装置。
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