JP2003173633A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2003173633A
JP2003173633A JP2001369652A JP2001369652A JP2003173633A JP 2003173633 A JP2003173633 A JP 2003173633A JP 2001369652 A JP2001369652 A JP 2001369652A JP 2001369652 A JP2001369652 A JP 2001369652A JP 2003173633 A JP2003173633 A JP 2003173633A
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JP2001369652A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kakuno
剛 覚野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクからのデータ読み出し時における
データ再生不能率を低減する。 【解決手段】 光ディスク101から読み出したECC
ブロックに対し誤り訂正処理部106により誤り訂正処
理を行った結果、誤り訂正ができなかった場合、ECC
ブロックデータを記憶媒体105に記憶する。また、E
DC処理部107でECCブロックに含まれる各セクタ
に対してEDC処理を行った結果についても同様に記憶
する。リトライにより再度同一の光ディスク上の位置か
らデータを読み出し、ECCブロックに対して誤り訂正
処理、EDC処理を行い、この時読み出し処理にて誤り
訂正ができなかった場合は、各セクタ毎のEDC処理結
果を判別する。ここで、リトライ前とリトライ後に読み
出されたECCブロックの各セクタに対するEDC結果
を互いに比較し、誤りデータが存在しないセクタに置き
換え、再度誤り訂正処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの記録
データを再生する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アプリケーション用データや音楽、映像
情報が記録された記録媒体から、必要な情報を読みだ
し、再生する装置の一例として光ディスク装置がある。
光ディスク装置では、光ディスク媒体に発生した傷や汚
れ等の影響で、読み出しデータに誤りが発生すると、誤
りデータを検出もしくは正しいデータへ回復させること
ができる。
【0003】図1は光ディスク装置(DVD装置)の構
成図である。図1を参照しながら、従来の光ディスク装
置におけるデータ再生の方法について説明する。光ピッ
クアップ102は光ディスク101へレーザービームを
照射し、光ディスク101から反射光を受光し電気信号
に変換する。A/D変換回路103では、光ピックアッ
プからの電気信号をアナログ信号からデジタル信号であ
る2値信号に変換する。図2に示す通り、変換されたデ
ジタル信号は、1456チャネルデータ202を1フレ
ームとし、フレームには、そのフレームの先頭を識別す
るため個別に同期信号(SY)201が付加されてい
る。また、SYにはSY0からSY7があり、それぞれ
異なる同期信号が割り振られている。この中でSY0に
ついては、後で説明するセクタデータの先頭を示す重要
な同期信号である。
【0004】DEMOD処理部104では、同期信号
(SY)を検出する機能を持ち、SY0の同期信号を検
出すると、これを基準にフレームデータ203をDVD
規格書で規定する8−16復調を行い順次送出して、所
定の記憶媒体105に記憶する。復調を繰り返し記憶媒
体105に記憶されたデータは、図3に示すとおり、D
VDでの訂正単位となるECCブロック301を構成す
る。ECCブロック301は、行方向(PI)へは17
2バイトに対して誤り訂正を可能にする10バイトのパ
リティが付加されたPI符号語302が構成され、列方
向(PO)へは192バイトに対して誤り訂正を可能に
する16バイトのパリティが付加されたPO符号語30
3が構成され、ECCブロックは208行×182列で
1ECCブロック301が構成されている。
【0005】ECCブロック301のPI符号語302
およびPO符号語303は順次誤り訂正処理部106へ
送出され、誤り訂正処理が行われる。誤り訂正処理部1
06では、ECCブロック301に対してPI方向へは
182バイトで構成されるPI符号語302を1単位と
して208行すべてに誤り訂正が行われ、PO方向へは
208バイトで構成されるPO符号語303を1単位と
して182列すべてに誤り訂正が行われる。この時PI
方向への誤り訂正処理では、PI符号語302に誤りデ
ータの発生数が5バイト以下であれば、誤りが発生した
位置のデータすべてに訂正を行い、正しいデータへ回復
する事が可能であるが、PI符号語302に5バイトよ
り多い誤りデータが発生すると誤り訂正は行えず、PI
符号語302には誤り訂正が不可能である訂正不能検出
(消失情報)を行う。また、PO方向への誤り訂正処理
では、PO符号語303に誤りデータの発生数が8バイ
ト以下であれば、誤りが発生した位置のデータすべてに
訂正を行い、正しいデータへ回復が可能であり、さらに
PI方向へのPI符号語302で誤り訂正が不可能であ
った時に付加される消失情報を用いると、消失情報の位
置のデータを含む最大16バイトまでの誤り訂正が可能
であるが、PO符号語303に誤り訂正能力を超える誤
りデータが発生すると誤り訂正処理は行えず、PO符号
語303は訂正不可能と検出される。
【0006】ECCブロック301はセクタの集合体で
あり、ECCブロック301は16セクタから構成され
ており、図4はECCブロックに含まれるセクタデータ
の構成図を示したものである。セクタデータ401は、
4バイトのセクタID402、2バイトのIED40
3、6バイトのリザーブデータ404、2048バイト
のメインデータ405、4バイトのEDC(Error
Detection Check Code)406で
形成されている。セクタID402は光ディスク上の物
理的位置情報を示し、IED403はセクタID402
の信頼性を判定するためパリティデータである。リザー
ブデータ404は光ディスクに記録されているデータの
コンテンツを解読するために使用される場合もある。メ
インデータ405は、アプリケーションデータや画像デ
ータである。EDC406は、ECCブロック301に
誤り訂正処理を実施後、メインデータ405に誤りデー
タが残存するかを判別するために使用するパリティデー
タである。
【0007】次に誤り訂正処理が行われたECCブロッ
ク301は、セクタデータ単位でデスクランブル/ED
C処理部107へ送出し、16セクタすべてに対してE
DC処理をおこなう。EDC処理とは、図4で示すセク
タ内に含まれるEDC(4B)406を使用し、メイン
データ405(2048B)のデータ信頼性を判断する
ための、パリティであり、メインデータ405の204
8バイトに対して、誤りデータや誤訂正がないかを検出
する処理である。
【0008】このEDC処理が完了すると、データ再生
手段100の制御部109からコントロールマイコン1
08へデータ読み出し完了ステータスが報告される。こ
こで、コントロールマイコン108は、ステータス内容
を判断し、ディスクから読み出したデータに対して、エ
ラーが存在しないことを確認すると、所定の記憶媒体1
05から、後段の画像処理部111とのデータ受け渡し
を担うHOST I/F部110へデータ送出命令を出
し、後段の画像処理部111(画像復号処理部やアプリ
ケーションデータ処理部)へデータ転送する。一方、コ
ントロールマイコン108にてステータスを解読した結
果、光ディスク101から読み出されたデータに対して
エラーの回復ができず残留のエラーデータがあれば、光
ディスク101からデータ読み出し処理を繰り返すよう
にコントロールする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、読み出し処理
を繰り返したとしても、光ディスクの汚れや傷の度合で
誤り訂正能力を超える誤りが発生した場合は、リトライ
によるデータ読み出し処理を繰り返してもデータ回復を
行うことができないため、データを読み出すことができ
なかった。このようにデータ読み出し時の再生不能率が
高いという問題があった。
【0010】本発明の目的は、光ディスクからのデータ
読み出し時、データ再生不能率を低減することができる
光ディスク装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
光ディスク装置は、光ディスクからデータを読み出すデ
ータ読み出し手段と、データ読み出し手段により光ディ
スクの任意の位置から読み出されたデータから所定数の
セクタで構成されるデータブロックを作成し記憶手段に
記憶させるデータブロック作成手段と、記憶手段に記憶
されたデータブロックに対して誤り訂正処理を行う誤り
訂正手段と、誤り訂正手段により誤り訂正処理が行われ
たデータブロック内の各セクタについて誤りデータが含
まれるか否かを判定するセクタデータ判定手段と、デー
タ読み出し手段,データブロック作成手段,誤り訂正手
段およびセクタデータ判定手段を制御する制御手段とを
備え、制御手段は、データ読み出し手段,データブロッ
ク作成手段,誤り訂正手段およびセクタデータ判定手段
による第1の一連の処理を行わせる機能と、第1の一連
の処理によるセクタデータ判定手段の判定結果がデータ
ブロック内の1つ以上のセクタに誤りデータが含まれる
場合にデータ読み出し手段による光ディスクの読み出し
位置を第1の一連の処理と同一にしてデータ読み出し手
段,データブロック作成手段,誤り訂正手段およびセク
タデータ判定手段による第2の一連の処理を行わせる機
能と、第2の一連の処理によるセクタデータ判定手段の
判定結果がデータブロック内の1つ以上のセクタに誤り
データが含まれる場合に、第1と第2の一連の処理のセ
クタデータ判定手段の判定結果に基づいて第1の一連の
処理において誤り訂正処理が行われたデータブロックの
誤りデータが含まれるセクタに、このセクタに対応する
第2の一連の処理において誤り訂正処理が行われたデー
タブロックの誤りデータが含まれないセクタを記憶手段
に書き換えさせて新データブロックを作成させる機能
と、新データブロックに対し誤り訂正手段による誤り訂
正処理を行わせる機能とを有している。
【0012】この請求項1記載の構成によれば、一度読
み出されたデータに対して誤り訂正処理が不可能である
場合、例えば記憶手段に一時的に記憶されたデータブロ
ックに対して、リトライにより読み出されたデータブロ
ック内で誤りデータが存在しないセクタデータを上書き
して新データブロックを作成することにより、データブ
ロック内の誤りデータを除去することができる。また、
データブロック内で発生した誤りデータを完全に除去で
きなかった場合でも、新データブロックに対し誤り訂正
処理を実施する事で、残存の誤りデータが訂正される確
立が向上し、データ再生不能率を低減することができる
とともに、リトライによる再読み出し処理回数を減らす
ことができる。
【0013】本発明の請求項2記載の光ディスク装置
は、光ディスクからデータを読み出すデータ読み出し手
段と、データ読み出し手段により光ディスクの任意の位
置から読み出されたデータから所定数のセクタで構成さ
れるデータブロックを作成し記憶手段に記憶させるデー
タブロック作成手段と、記憶手段に記憶されたデータブ
ロックの列方向に並んだ符号語行のそれぞれおよび行方
向に並んだ符号語列のそれぞれに対して誤り訂正処理を
行い、各符号語行に対する誤り訂正処理結果を求める誤
り訂正手段と、データ読み出し手段,データブロック作
成手段および誤り訂正手段を制御する制御手段とを備
え、制御手段は、データ読み出し手段,データブロック
作成手段および誤り訂正手段による第1の一連の処理を
行わせる機能と、第1の一連の処理による誤り訂正手段
の誤り訂正処理結果がデータブロック内の1つ以上の符
号語行が誤り訂正不可能である場合にデータ読み出し手
段による光ディスクの読み出し位置を第1の一連の処理
と同一にしてデータ読み出し手段,データブロック作成
手段および誤り訂正手段による第2の一連の処理を行わ
せる機能と、第2の一連の処理による誤り訂正手段の誤
り訂正処理結果がデータブロック内の1つ以上の符号語
行が誤り訂正不可能である場合に、第1と第2の一連の
処理の誤り訂正手段の誤り訂正処理結果に基づいて第1
の一連の処理において誤り訂正処理が行われたデータブ
ロックの誤り訂正不可能である符号語行に、この符号語
行に対応する第2の一連の処理において誤り訂正処理が
行われたデータブロックの誤りデータが含まれない正常
な符号語行を記憶手段に書き換えさせて新データブロッ
クを作成させる機能と、新データブロックに対し誤り訂
正手段による誤り訂正処理を行わせる機能とを有してい
る。
【0014】この請求項2記載の構成によれば、一度読
み出されたデータに対して誤り訂正処理が不可能である
場合、例えば記憶手段に一時的に記憶されたデータブロ
ックに対して、リトライにより読み出されたデータブロ
ック内で誤りデータが存在しない符号語行を上書きして
新データブロックを作成することにより、データブロッ
ク内の誤りデータを除去することができる。また、デー
タブロック内で発生した誤りデータを完全に除去できな
かった場合でも、新データブロックに対し誤り訂正処理
を実施する事で、残存の誤りデータが訂正される確立が
向上し、データ再生不能率を低減することができるとと
もに、リトライによる再読み出し処理回数を減らすこと
ができる。
【0015】本発明の請求項3記載の光ディスク装置
は、光ディスクからデータを読み出すデータ読み出し手
段と、データ読み出し手段により光ディスクの任意の位
置から読み出されたデータから所定数のセクタで構成さ
れるデータブロックを作成し記憶手段に記憶させるデー
タブロック作成手段と、記憶手段に記憶されたデータブ
ロックの列方向に並んだ符号語行のそれぞれおよび行方
向に並んだ符号語列のそれぞれに対して誤り訂正処理を
行い、各符号語列に対する誤り訂正処理結果を求める誤
り訂正手段と、データ読み出し手段,データブロック作
成手段および誤り訂正手段を制御する制御手段とを備
え、制御手段は、データ読み出し手段,データブロック
作成手段および誤り訂正手段による第1の一連の処理を
行わせる機能と、第1の一連の処理による誤り訂正手段
の誤り訂正処理結果がデータブロック内の1つ以上の符
号語列が誤り訂正不可能である場合にデータ読み出し手
段による光ディスクの読み出し位置を第1の一連の処理
と同一にしてデータ読み出し手段,データブロック作成
手段および誤り訂正手段による第2の一連の処理を行わ
せる機能と、第2の一連の処理による誤り訂正手段の誤
り訂正処理結果がデータブロック内の1つ以上の符号語
列が誤り訂正不可能である場合に、第1と第2の一連の
処理の誤り訂正手段の誤り訂正処理結果に基づいて第1
の一連の処理において誤り訂正処理が行われたデータブ
ロックの誤り訂正不可能である符号語列に、この符号語
列に対応する第2の一連の処理において誤り訂正処理が
行われたデータブロックの誤りデータが含まれない正常
な符号語列を記憶手段に書き換えさせて新データブロッ
クを作成させる機能と、新データブロックに対し誤り訂
正手段による誤り訂正処理を行わせる機能とを有してい
る。
【0016】この請求項3記載の構成によれば、一度読
み出されたデータに対して誤り訂正処理が不可能である
場合、例えば記憶手段に一時的に記憶されたデータブロ
ックに対して、リトライにより読み出されたデータブロ
ック内で誤りデータが存在しない符号語列を上書きして
新データブロックを作成することにより、データブロッ
ク内の誤りデータを除去することができる。また、デー
タブロック内で発生した誤りデータを完全に除去できな
かった場合でも、新データブロックに対し誤り訂正処理
を実施する事で、残存の誤りデータが訂正される確立が
向上し、データ再生不能率を低減することができるとと
もに、リトライによる再読み出し処理回数を減らすこと
ができる。
【0017】本発明の請求項4記載の光ディスク装置
は、光ディスクからデータを読み出すデータ読み出し手
段と、データ読み出し手段により光ディスクの任意の位
置から読み出されたデータから所定数のセクタで構成さ
れるデータブロックを作成し記憶手段に記憶させるデー
タブロック作成手段と、記憶手段に記憶されたデータブ
ロックの列方向に並んだ符号語行のそれぞれおよび行方
向に並んだ符号語列のそれぞれに対して誤り訂正処理を
行い、各符号語行および各符号列に対する誤り訂正処理
結果を求める誤り訂正手段と、誤り訂正手段により誤り
訂正処理が行われたデータブロック内の各セクタについ
て誤りデータが含まれるか否かを判定するセクタデータ
判定手段と、データ読み出し手段,データブロック作成
手段,誤り訂正手段およびセクタデータ判定手段を制御
する制御手段とを備え、制御手段は、データ読み出し手
段,データブロック作成手段,誤り訂正手段およびセク
タデータ判定手段による第1の一連の処理を行わせる機
能と、第1の一連の処理によるセクタデータ判定手段の
判定結果がデータブロック内の1つ以上のセクタに誤り
データが含まれる場合、および第1の一連の処理による
誤り訂正手段の誤り訂正処理結果がデータブロック内の
1つ以上の符号語行または符号語列が誤り訂正不可能で
ある場合に、データ読み出し手段による光ディスクの読
み出し位置を第1の一連の処理と同一にしてデータ読み
出し手段,データブロック作成手段,誤り訂正手段およ
びセクタデータ判定手段による第2の一連の処理を行わ
せる機能と、第2の一連の処理によるセクタデータ判定
手段の判定結果がデータブロック内の1つ以上のセクタ
に誤りデータが含まれる場合に、第1と第2の一連の処
理のセクタデータ判定手段の判定結果に基づいて第1の
一連の処理において誤り訂正処理が行われたデータブロ
ックの誤りデータが含まれるセクタに、このセクタに対
応する第2の一連の処理において誤り訂正処理が行われ
たデータブロックの誤りデータが含まれないセクタを記
憶手段に書き換えさせるとともに、第2の一連の処理に
よる誤り訂正手段の誤り訂正処理結果がデータブロック
内の1つ以上の符号語行または符号語列が誤り訂正不可
能である場合に、第1と第2の一連の処理の誤り訂正手
段の誤り訂正処理結果に基づいて第1の一連の処理にお
いて誤り訂正処理が行われたデータブロックの誤り訂正
不可能である符号語行または符号語列に、この符号語行
または符号語列に対応する第2の一連の処理において誤
り訂正処理が行われたデータブロックの誤りデータが含
まれない正常な符号語行または符号語列を記憶手段に書
き換えさせて新データブロックを作成させる機能と、新
データブロックに対し誤り訂正手段による誤り訂正処理
を行わせる機能とを有している。
【0018】この請求項4記載の構成によれば、請求項
1,2,3におけるデータの上書き(書き換え)処理を
組み合わせて行う構成であり、このように組み合わせて
処理を行い新データブロックを作成することにより、デ
ータブロック内の誤りデータをより除去することがで
き、完全に除去できなかった場合でも、新データブロッ
クに対し誤り訂正処理を実施する事で、残存の誤りデー
タが訂正される確立がより向上し、データ再生不能率を
より低減することができるとともに、リトライによる再
読み出し処理回数をより減らすことができる。
【0019】本発明の請求項5記載の光ディスク装置
は、光ディスクからデータを読み出すデータ読み出し手
段と、データ読み出し手段により光ディスクの任意の位
置から読み出されたデータから所定数のセクタで構成さ
れるデータブロックを作成し記憶手段に記憶させるデー
タブロック作成手段と、記憶手段に記憶されたデータブ
ロックの列方向に並んだ符号語行のそれぞれおよび行方
向に並んだ符号語列のそれぞれに対して誤り訂正処理を
行い、各符号語行および各符号列に対する誤り訂正処理
結果を求める誤り訂正手段と、誤り訂正手段により誤り
訂正処理が行われたデータブロック内の各セクタについ
て誤りデータが含まれるか否かを判定するセクタデータ
判定手段と、データ読み出し手段,データブロック作成
手段,誤り訂正手段およびセクタデータ判定手段を制御
する制御手段とを備え、制御手段は、データ読み出し手
段,データブロック作成手段,誤り訂正手段およびセク
タデータ判定手段による第1の一連の処理を行わせる機
能と、第1の一連の処理によるセクタデータ判定手段の
判定結果がデータブロック内の1つ以上のセクタに誤り
データが含まれる場合、および第1の一連の処理による
誤り訂正手段の誤り訂正処理結果がデータブロック内の
1つ以上の符号語行または符号語列が誤り訂正不可能で
ある場合に、データ読み出し手段による光ディスクの読
み出し位置を第1の一連の処理と同一にしてデータ読み
出し手段,データブロック作成手段,誤り訂正手段およ
びセクタデータ判定手段による第2の一連の処理を行わ
せる機能と、第2の一連の処理によるセクタデータ判定
手段の判定結果がデータブロック内の1つ以上のセクタ
に誤りデータが含まれる場合に、第1と第2の一連の処
理のセクタデータ判定手段の判定結果に基づいて第1の
一連の処理において誤り訂正処理が行われたデータブロ
ックの誤りデータが含まれるセクタに、このセクタに対
応する第2の一連の処理において誤り訂正処理が行われ
たデータブロックの誤りデータが含まれないセクタを記
憶手段に書き換えさせて第1の新データブロックを作成
させる機能と、第1の新データブロック内の1つ以上の
符号語行が誤り訂正不可能である場合に、第1と第2の
一連の処理の誤り訂正手段の誤り訂正処理結果に基づい
て第1の新データブロックの誤り訂正不可能である符号
語行に、この符号語行に対応する第2の一連の処理にお
いて誤り訂正処理が行われたデータブロックの誤りデー
タが含まれない正常な符号語行を記憶手段に書き換えさ
せて第2の新データブロックを作成させる機能と、第2
の新データブロック内の1つ以上の符号語列が誤り訂正
不可能である場合に、第1と第2の一連の処理の誤り訂
正手段の誤り訂正処理結果に基づいて第2の新データブ
ロックの誤り訂正不可能である符号語列に、この符号語
列に対応する第2の一連の処理において誤り訂正処理が
行われたデータブロックの誤りデータが含まれない正常
な符号語列を記憶手段に書き換えさせて第3の新データ
ブロックを作成させる機能と、第1、第2または第3の
新データブロックに対し誤り訂正手段による誤り訂正処
理を行わせる機能とを有している。
【0020】この請求項5記載の構成によれば、請求項
1,2,3と同様の効果が得られる他、請求項1,2,
3におけるデータの上書き(書き換え)処理を時系列に
行うため、オーバヘッドが少なく誤りデータの上書き処
理が可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下図面を参照
しながら本発明の実施の形態1における光ディスク装置
を説明する。本実施の形態の光ディスク装置の概略構成
は、従来例で用いた図1と同様である。なお、図1にお
ける光ピックアップ102が請求項に記載のデータ読み
出し手段であり、DEMOD処理部104がデータブロ
ック作成手段であり、誤り訂正処理部106が誤り訂正
手段であり、デスクランブル/EDC処理部107(デ
スクランブル処理部+EDC処理部)内のEDC処理部
がセクタデータ判定手段である。また、コントロールマ
イコン108および制御部109が制御手段である。
【0022】本実施の形態の概略については、図5で示
すフローチャートの流れに基づくものである。
【0023】光ディスク101から所定のデータを読み
出すために、光ピックアップ102から光ディスク10
1へレーザー光を照射し、光ディスク101から反射さ
れる反射光を受光し電気信号に変換する。電気信号はA
/D変換回路103に送出されアナログ信号からデジタ
ル信号に変換する。このデジタル信号は図2に示され
る。次にデジタル信号をDEMOD処理部104に送出
し、フレームデータをDVD規格に則した8−16復調
を行い、所定の記憶媒体105へ送出し記憶する。記憶
媒体105に記憶されたデータは図3に示すように20
8行×182列のECCブロック301を形成してい
る。記憶媒体105に記憶されたECCブロック301
は、208行のPI符号語302と182列のPO符号
語303が順次誤り訂正(ECC)処理部106へ送出
される。
【0024】誤り訂正処理部106では、PI符号語を
受信するとPI符号語に5バイト以下の誤りデータがあ
れば、誤りデータをすべて訂正し、5バイトより多い誤
りデータがある場合は、訂正は行わず訂正不能となる。
また、PO符号語を受信すると、PO符号語に8バイト
以下の誤りデータがあれば誤りデータをすべて訂正し、
8バイトより多い誤りデータがある場合は訂正を行わず
訂正不能となる。
【0025】ここで、記憶媒体105に記憶されたEC
Cブロックに対して誤り訂正処理が行われた後、ECC
ブロックに対して訂正不可能である符号語がある場合
は、図6に示すとおり、不完全に誤り訂正処理が行われ
た、あるいは全く訂正処理がなされなかったECCブロ
ックデータ503を、コントロールマイコン108が記
憶媒体105へ一時的に記憶する。
【0026】次にECCブロック内のセクタデータ(図
4参照)をデスクランブル/EDC処理部107内のデ
スクランブル処理部へ送出し、メインデータをデスクラ
ンブルしながら、さらにEDC処理部へと送出する。こ
こで、EDC処理ではセクタデータ内のメインデータ2
048バイトに続くEDC4バイトを使用し、メインデ
ータに誤りデータが含まれるかを判定する。EDC処理
ではセクタデータ内のメインデータに誤りデータが存在
しなければOK、誤りデータが存在すればNGと判定さ
れる。すなわち、EDC処理におけるEDC結果がOK
であれば、セクタ内のメインデータ部には誤りデータが
存在しないことが判明する。このEDC処理によるED
C判定結果504については、図6に示すように記憶媒
体105に記憶する。このように、ECCブロック50
3の0セクタ目から15セクタ目まで全てに対してED
C処理を行い、各セクタのメインデータに誤りデータが
含まれるかを判定し、各セクタに対するEDC結果をE
DC結果フラグ504として記憶媒体105に記憶す
る。
【0027】次に、読み出されたECCブロックが誤り
訂正処理部106,EDC処理部(107)によって誤
り訂正処理,EDC処理を行った結果をコントロールマ
イコン108へステータスとして返却し、コントロール
マイコン108がステータス受理内容から、読み出され
たECCブロックが訂正不可能もしくは誤訂正などで誤
りデータが残存していると判断すれば、再度リトライに
より同一の光ディスク101上の任意の指定位置からデ
ータ読み出し処理をおこない、ECCブロックに対し
て、誤り訂正処理及びEDC処理を行う。この時、EC
Cブロック501に対して誤り訂正が不可能である場
合、上記処理と同様にECCブロック501の0セクタ
目から15セクタ目までの各セクタに対するメインデー
タのEDC結果をEDC結果フラグ502として記憶媒
体105に記憶する。
【0028】次に、コントロールマイコン108は、記
憶媒体105に記憶されているリトライ前のEDC結果
の判別処理として、0セクタ目に対するEDC結果フラ
グ504を判別する。リトライ前の0セクタ目のEDC
結果フラグ504がNGである時は、リトライ後に読み
出された0セクタ目のEDC結果フラグ502を判別す
る。ここで、EDC結果フラグ502がOKとなってい
る場合は、リトライ後に読み出された0セクタ目のメイ
ンデータ2048バイトとEDC4バイトを、リトライ
前に読み出され記憶媒体105に記憶されているECC
ブロックの0セクタ目のメインデータ2048バイトと
EDC4バイトに上書きし再記憶する上書き処理を行
う。このようにリトライ前とリトライ後のセクタデータ
に対して、順次0セクタ目から15セクタ目までEDC
結果を判定し、リトライ前のEDC結果がNGかつリト
ライ後のEDC結果がOKである場合は、リトライ後の
セクタ内のメインデータ2048バイトとEDC4バイ
トをリトライ前のEDC結果がNGであるセクタ内のメ
インデータ2048バイトとEDC4バイトに上書きし
再記憶する上書き処理505を行う。また、リトライ前
のEDC結果がNGかつリトライ後のEDC結果がOK
である条件以外では、上書き処理は行わない。
【0029】このように、リトライ前に読み出されたE
CCブロックに対して、リトライ後に読みだされたEC
Cブロックの正常セクタデータを置き換えた後、再度リ
トライ前に記憶されているECCブロックに対して、誤
り訂正処理およびEDC処理を実施する。ここで、上書
き処理にて正常セクタデータのみを置き換えかえられた
ECCブロックに対して誤り訂正を行った結果、誤り訂
正によるデータ回復が不可能であれば、ECCブロック
を記憶媒体105に保持しておき、さらにECCブロッ
クに含まれる各セクタのEDC処理の結果を記憶する。
この後、再度、同一光ディスク101上の位置からデー
タ読み出し処理をおこない、リトライ処理を繰り返す。
しかし、リトライ処理を複数回繰り返した結果、残存エ
ラーデータを除去できない場合は、リトライ処理を停止
する。
【0030】以上のように実施の形態1によれば、一度
読み出されたデータに対して誤り訂正処理が不可能であ
る場合、記憶媒体105に一時的に記憶されたECCブ
ロックに対して、リトライにより読み出されたECCブ
ロック内で誤りデータが存在しないセクタデータを上書
きするため、記憶媒体105に一時的に記憶されたEC
Cブロック内のエラーを除去することができる。また、
ECCブロック内で発生した誤りデータを完全に除去で
きなかった場合でも、記憶媒体105に一時的に記憶さ
れたECCブロックに誤り訂正処理を実施する事で、残
存エラーデータが訂正される確立が向上し、データ再生
不能率を低減することができるとともに、リトライによ
る再読み出し処理回数を減らすことができる。
【0031】また、EDC結果を判定した後、メインデ
ータおよびEDCデータを置き換える処理においては、
16セクタ分すなわち16個のEDC結果を判定するだ
けでよく、EDC結果を判定する処理と上書き処理につ
いてはオーバヘッドの少ない処理時間となるため、リト
ライによるデータ再読み出し処理に時間を要してはいけ
ない場合に有効である。
【0032】(実施の形態2)以下図面を参照しながら
本発明の実施の形態2における光ディスク装置を説明す
る。本実施の形態の光ディスク装置の概略構成は、従来
例で用いた図1と同様である。また、本実施の形態の概
略については、図7で示すフローチャートの流れに基づ
くものである。
【0033】光ディスク101から所定のデータを読み
出すために、光ピックアップ102から光ディスク10
1へレーザー光を照射し、光ディスク101から反射さ
れる反射光を受光し電気信号に変換する。電気信号はA
/D変換回路103に送出されアナログ信号からデジタ
ル信号に変換する。このデジタル信号は図2に示され
る。次にデジタル信号をDEMOD処理部104に送出
し、フレームデータをDVD規格に則した8−16復調
を行い、所定の記憶媒体105へ送出し記憶する。記憶
媒体105に記憶されたデータは図3に示すように20
8行×182列のECCブロック301を形成してい
る。記憶媒体105に記憶されたECCブロック301
は、208行のPI符号語302と182列のPO符号
語303が順次誤り訂正処理部106へ送出される。
【0034】誤り訂正処理部106では、PI符号語を
受信するとPI符号語に5バイト以下の誤りデータがあ
れば、誤りデータをすべて訂正し、5バイトより多い誤
りデータがある場合は、訂正は行わず訂正不能となる。
また、PO符号語を受信すると、PO符号語に8バイト
以下の誤りデータがあれば誤りデータをすべて訂正し、
8バイトより多い誤りデータがある場合は訂正を行わず
訂正不能となる。
【0035】ここで、記憶媒体105に記憶されたEC
Cブロックに対して誤り訂正処理が行われた後、ECC
ブロックに対して訂正不可能である符号語がある場合
は、図8に示すとおりECCブロックを記憶媒体105
へ一時的に記憶する。
【0036】上記の誤り訂正処理では、208行すべて
のPI方向の各符号語603に対して誤り訂正処理が行
われる。この時、PI方向1符号語に対して訂正できた
場合には、符号語に誤りデータが含まれず、訂正不可能
である場合は、その符号語内に誤りデータが存在するこ
とが判定できる。このECCブロックの208行の符号
語603各々の訂正結果をPI訂正結果フラグ604と
して図8に示すように記憶媒体105に記憶する。PI
訂正結果フラグ604がOKであれば、その符号語には
誤りデータが存在しないことを判別できる。
【0037】次に、読み出されたECCブロックが訂正
不可能で誤りデータが残存すれば、リトライにより同一
光ディスク101上の任意の位置からデータを読み出
し、ECCブロックに対して、誤り訂正処理を行う。こ
の時、ECCブロックに対して誤り訂正が不可能である
場合、上記処理と同様にECCブロックを記憶媒体10
5へ一時的に記憶するとともに、ECCブロックの20
8行の符号語601すべてのPI訂正結果をPI訂正結
果フラグ602として図8に示すように記憶媒体105
に記憶する。
【0038】次に、記憶媒体105に記憶されているリ
トライ前のPI訂正結果フラグ604の判別処理とし
て、ECCブロックの0行目に位置する符号語に対する
PI訂正結果を判別する。0行目に位置するPI符号語
の訂正結果フラグ604がNGである時は、リトライ後
に読み出されたECCブロックの0行目に位置する符号
語のPI訂正結果フラグ602を判別する。ここで、P
I訂正結果フラグ602がOKである場合は、リトライ
後に読み出されたECCブロックの0行目に位置する符
号語182バイトをリトライ前に読み出され記憶されて
いるECCブロックの0行目に位置するPI符号語18
2バイトに記憶媒体105に上書き処理を行う。このよ
うに順次ECCブロックの0行目から207行目までの
PO方向へのPI符号語に対して、リトライ前とリトラ
イ後に読み出されたECCブロックのPI訂正結果フラ
グを判定し、リトライ前のPI訂正結果フラグがNGか
つリトライ後のPI訂正結果フラグがOKの場合にはリ
トライ後のPI訂正結果がOKである符号語182バイ
トをリトライ前のPI訂正結果がNGであるPI符号語
182バイトの位置に記憶しなおす(上書き処理60
5)。また、リトライ前のPI訂正結果フラグがNGか
つリトライ後のPI訂正結果フラグがOK以外である条
件においては、上書き処理605は行わない。
【0039】このように、リトライ前のECCブロック
に対して、リトライ後に読みだされたECCブロックの
正常なPI方向へのPI符号語を置き換えた後、再度リ
トライ前の記憶媒体105に記憶されているECCブロ
ックに対して、誤り訂正処理を実施する。また、リトラ
イにより行われた正常なPI符号語を上書き後、記憶さ
れているECCブロックに対して誤り訂正が不可能であ
れば、ECCブロックデータを記憶媒体105に保持し
ておき、これと同時に、ECCブロックに含まれるPI
方向へのPI符号語を訂正した時に判定されたPI訂正
結果フラグを記憶媒体105に記憶する。この後、再度
光ディスク101から同一光ディスク上の任意の位置か
らデータ読み出し処理をおこない、リトライ処理を繰り
返す。しかし、リトライ処理を複数回繰り返した結果、
残存エラーデータを除去できない場合は、リトライ処理
を停止する。
【0040】以上のように実施の形態2によれば、一度
読み出されたデータに対して誤り訂正処理が不可能であ
る場合、記憶媒体105に一時的に記憶されたECCブ
ロックに対して、リトライにより読み出されたECCブ
ロック内で誤りデータが存在しないPI符号語データを
上書きするため、記憶媒体105に一時的に記憶された
ECCブロック内のエラーを除去することができる。ま
た、ECCブロック内で発生した誤りデータを完全に除
去できなかった場合でも、記憶媒体105に一時的に記
憶されたECCブロックに誤り訂正処理を実施する事
で、残存エラーデータが訂正される確立が向上し、デー
タ再生不能率を低減することができるとともに、リトラ
イによる再読み出し処理回数を減らすことができる。
【0041】また、PI符号語を判定した後、PI符号
語データを上書きする処理においては、PI符号語18
2バイト単位でデータを上書き処理が行えることから、
ECCブロックに含まれる局所的な誤りデータやランダ
ムエラーが発生した場合においては、リトライによるデ
ータ再読み出し処理でデータの上書き処理が効果的に行
えることができ、リトライ時にデータの再生率を高める
上で有効である。
【0042】(実施の形態3)以下図面を参照しながら
本発明の実施の形態3における光ディスク装置を説明す
る。本実施の形態の光ディスク装置の概略構成は、従来
例で用いた図1と同様である。また、本実施の形態の概
略については、図9で示すフローチャートの流れに基づ
くものである。
【0043】光ディスク101から所定のデータを読み
出すために、光ピックアップ102から光ディスク10
1へレーザー光を照射し、光ディスク101から反射さ
れる反射光を受光し電気信号に変換する。電気信号はA
/D変換回路103に送出されアナログ信号からデジタ
ル信号に変換する。このデジタル信号は図2に示され
る。次にデジタル信号をDEMOD処理部104に送出
し、フレームデータをDVD規格に則した8−16復調
を行い、所定の記憶媒体105へ送出し記憶する。記憶
媒体105に記憶されたデータは図3に示すように20
8行×182列のECCブロック301を形成してい
る。記憶媒体105に記憶されたECCブロック301
は、208行のPI符号語302と182列のPO符号
語303が順次誤り訂正処理部106へ送出される。
【0044】誤り訂正処理部106では、PI符号語を
受信するとPI符号語に5バイト以下の誤りデータがあ
れば、誤りデータをすべて訂正し、5バイトより多い誤
りデータがある場合は、訂正は行わず訂正不能となる。
また、PO符号語を受信すると、PO符号語に8バイト
以下の誤りデータがあれば誤りデータをすべて訂正し、
8バイトより多い誤りデータがある場合は訂正を行わず
訂正不能となる。
【0045】ここで、記憶媒体105に記憶されたEC
Cブロックに対して誤り訂正処理が行われた後、ECC
ブロックに対して訂正不可能である符号語がある場合
は、図10に示すとおりECCブロックを記憶媒体10
5へ一時的に記憶する。
【0046】上記の誤り訂正処理では、182列すべて
のPO方向の各符号語703に対して誤り訂正処理が行
われる。この時、PO方向1符号語に対して訂正できた
場合には、符号語に誤りデータが含まれず、訂正不可能
である場合は、その符号語内に誤りデータが存在するこ
とが判定できる。このECCブロックの182列の符号
語703各々の訂正結果をPO訂正結果フラグ704と
して記憶媒体105に記録する。このPO訂正結果フラ
グ704がOKであれば、その符号語には誤りデータが
存在しないことを判別できる。
【0047】次に、読み出されたECCブロックが訂正
不可能で誤りデータが残存すれば、リトライにより同一
光ディスク101上の任意の位置からデータを読み出
し、ECCブロックに対して、誤り訂正処理を行う。こ
の時、ECCブロックに対して誤り訂正が不可能である
場合、上記処理と同様にECCブロックを記憶媒体10
5へ一時的に記憶するとともに、ECCブロックの18
2列の符号語701すべての訂正結果をPO訂正結果フ
ラグ702として記憶媒体105に記憶する。
【0048】次に、記憶媒体105に記憶されているリ
トライ前のPO訂正結果フラグ704の判別処理とし
て、ECCブロックの0列目に位置する符号語に対する
PO訂正結果を判別する。0列目に位置する符号語のP
O訂正結果フラグがNGである時は、リトライ後に読み
出されたECCブロックの0列目に位置する符号語のP
O訂正結果フラグ702を判別する。ここで、PO訂正
結果フラグがOKである場合は、リトライ後に読み出さ
れたECCブロックの0列目に位置する符号語をリトラ
イ前に読み出され記憶されているECCブロックの0列
目に位置する符号語に上書きし、再記憶する上書き処理
を行う。このように順次ECCブロックの0列目から1
82列目までのPO方向への符号語に対して、リトライ
前とリトライ後に読み出されるECCブロックのPO訂
正結果フラグを判定し、リトライ前のPO訂正結果フラ
グがNGかつリトライ後のPO訂正結果フラグがOKの
場合にはリトライ後のPO訂正結果フラグがOKである
符号語208バイトをリトライ前のPO訂正結果フラグ
がNGである符号語208バイトの位置に記憶しなおす
(上書き処理705)。また、リトライ前のPO訂正結
果フラグがNGかつリトライ後のPO訂正結果フラグが
OKである以外の条件においては、上書き処理705は
行わない。
【0049】このように、リトライ前のECCブロック
に対して、リトライ後に読みだされたECCブロックの
正常なPO方向へのPO符号語を置き換えた後、再度リ
トライ前に記憶されているECCブロックに対して、誤
り訂正処理を実施する。また、リトライにより行われた
正常PO符号語データを交換後、記憶されているECC
ブロックに対して誤り訂正が不可能であれば、再度EC
Cブロックデータを記憶媒体105に記憶しておき、こ
れと同時に、ECCブロックに含まれる各符号語のPO
訂正結果フラグを記憶媒体105に記憶する。この後、
再度、同一光ディスク101上の任意の位置からデータ
読み出し処理をおこない、リトライ処理を繰り返す。し
かし、リトライ処理を複数回繰り返した結果、残存エラ
ーデータを除去できない場合は、リトライ処理を停止す
る。
【0050】以上のように実施の形態3によれば、一度
読み出されたデータに対して誤り訂正処理が不可能であ
る場合、記憶媒体105に一時的に記憶されたECCブ
ロックに対して、リトライにより読み出されたECCブ
ロック内で誤りデータが存在しないPO符号語データを
上書きするため、記憶媒体105に一時的に記憶された
ECCブロック内のエラーを除去することができる。ま
た、ECCブロック内で発生した誤りデータを完全に除
去できなかった場合でも、記憶媒体105に一時的に記
憶されたECCブロックに誤り訂正処理を実施する事
で、残存エラーデータが訂正される確立が向上し、デー
タ再生不能率を低減することができるとともに、リトラ
イによる再読み出し処理回数を減らすことができる。
【0051】また、PO符号語を判定した後、PO符号
語データを上書きする処理においては、PO方向へはイ
ンターリブ方向への訂正が行われることから、バースト
エラーの訂正が行われた後のランダムエラーに変化した
ECCブロックにおけるPO符号語208バイト単位で
のデータを上書き処理が行えることから、ECCブロッ
クに含まれる局所的な誤りデータやバーストエラーデー
タの発生においては、リトライによるデータ再読み出し
処理でデータの上書き処理が効果的に行えることがで
き、リトライ時にデータの再生率を高める上で有効であ
る。
【0052】(実施の形態4)本実施の形態の概略は、
図11のフローチャートの流れに基づくものである。
【0053】前述の実施の形態1によれば、リトライ時
に正しく読み出されたセクタデータ内のメインデータ2
048バイトとEDC4バイトのみを再記憶する上書き
処理505を行っている。また、実施の形態2によれ
ば、リトライ時にPI方向へのPI符号語を訂正後、P
I符号語に誤りが含まれない場合に限りPI符号語18
2バイトを再記憶する上書き処理605を行っている。
さらに、実施の形態3においては、リトライ時にPO方
向へのPO符号語を訂正後、PO符号語に誤りが含まれ
ない場合に限りPO符号語208バイトを再記憶する上
書き処理705を行っている。このように、リトライ時
に再読み出しを行いデータの上書き処理を行う場合は、
実施の形態1、2、3のいずれかの手段を選択して実施
されるものであるが、この実施の形態4では、さらに読
み出し効率を高めるために、実施の形態1、2、3を組
み合わせてリトライをおこない、同一光ディスクの任意
の位置からデータ読み出し処理を行い、データの上書き
処理を行うものである。
【0054】この実施の形態4では、実施の形態1、
2、3を組み合わせてリトライを行う事で、実施の形態
1を適用した処理においては、セクタデータ内のメイン
データ部2048バイトとEDC部4バイトのデータを
記憶媒体105へ上書きし正常なデータへ置き換えが可
能となり、実施の形態2を適用した処理では誤りデータ
が含まれないPI符号語182バイトを記憶媒体105
に上書きし正常なPI符号語へ置き換えが可能となるこ
とで、実施の形態1を適用した処理では上書きが行えな
かったPIパリティ部においても正常なデータの上書き
処理が可能となる。さらに実施の形態3を適用した処理
では誤りデータが含まれないPO符号語208バイトを
記憶媒体105に上書きし正常なPO符号語への置き換
えがなされることで、PI方向で上書き処理が不可能で
あった場合に対しても、データの上書き処理が可能とな
る。
【0055】すなわち、実施の形態1、2、3の処理を
一度に実施する事で、ECCブロック全てのデータに対
して正しいデータを上書きされる事が可能となり、EC
Cブロックに含まれる誤りデータを最小限に抑える事が
できる。これにより、正常なデータの上書き処理が行な
われたECCブロックに対して、再度誤り訂正処理を行
う事で、ECCブロックは訂正可能となる確率が高くな
る効果が得られる。
【0056】(実施の形態5)以下、本発明の実施の形
態5における光ディスク装置を説明する。本実施の形態
の概略については、図12で示すフローチャートに基づ
いたものであり、EDC結果を比較し、セクタデータを
上書き処理し誤り訂正を行う手段と、PI方向へのPI
訂正不能語の位置を比較し、訂正不能語を上書き処理し
誤り訂正を行う手段と、PO方向へのPO訂正不能語の
位置を比較し、訂正不能語を上書き処理し誤り訂正を行
う手段の動作は実施の形態1、2、3と同様であるため
説明は省略する。
【0057】ここで、リトライにより行われた正常なデ
ータを上書きする手順は、最初は実施の形態1の処理を
適用する。実施の形態1ではEDC結果を判定した後、
メインデータおよびEDCデータを置き換える処理50
5においては、16セクタ分すなわち16個のEDC結
果を判定するだけでよく、EDC結果を判定する処理に
ついてはオーバヘッドの少ない処理時間となる。
【0058】次に、実施の形態1の処理で誤り訂正が不
可能である時には、実施の形態2を適用する。実施の形
態2においては、EDC結果を判定し誤り訂正を行う手
段で訂正が不可能である場合は、また、PI符号語を判
定した後、PI符号語データを上書きする処理605に
おいては、208個のPI訂正結果フラグを判定しなけ
ればならず、実施の形態1のEDC結果を判定する処理
と比較すると、208個/16個=13倍のオーバヘッ
ドの処理時間となる。
【0059】次に、実施の形態2の処理で誤り訂正が不
可能である時には、さらに実施の形態3を適用する。実
施の形態3においては、PO符号語を判定した後、PO
符号語データを上書きする処理705においては、18
2個のPO訂正結果フラグを判定しなければならず、実
施の形態1のEDC結果を判定する処理と比較すると、
182個/16個=11倍のオーバヘッドの処理時間と
なるが、記憶媒体105に記憶されているPO符号語デ
ータは連続アドレスとはなっていないため、記憶媒体1
05へのデータ上書き処理は連続アドレスとして処理が
できず、PI符号語のデータ上書き処理に比べて記憶媒
体105へのアクセス処理時間が長くなる。
【0060】以上のように、リトライにより再読み出し
が行われた正常なデータを上書きするには、実施の形態
1、2、3の処理を時系列に行う事でオーバヘッドが少
なく誤りデータの上書き処理が可能となる。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、一度読み
出されたデータに対して誤り訂正処理が不可能である場
合、例えば記憶手段に一時的に記憶されたデータブロッ
クに対して、リトライにより読み出されたデータブロッ
ク内で誤りデータが存在しないセクタデータ、符号語
行、符号語列を上書きして新データブロックを作成する
ことにより、データブロック内の誤りデータを除去する
ことができる。また、データブロック内で発生した誤り
データを完全に除去できなかった場合でも、新データブ
ロックに対し誤り訂正処理を実施する事で、残存の誤り
データが訂正される確立が向上し、データ再生不能率を
低減することができるとともに、リトライによる再読み
出し処理回数を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における光ディスク装置の
構成図
【図2】DVDの物理セクタデータの形態を示す図
【図3】DVDのECCブロック構成を示す図
【図4】DVD論理セクタデータ構成を示す図
【図5】本発明の実施の形態1におけるフローチャート
【図6】本発明の実施の形態1において記憶されたEC
CブロックとEDC結果フラグの構成図
【図7】本発明の実施の形態2におけるフローチャート
【図8】本発明の実施の形態2において記憶されたEC
CブロックとPI訂正結果フラグの構成図
【図9】本発明の実施の形態3におけるフローチャート
【図10】本発明の実施の形態3において記憶されたE
CCブロックとPO訂正結果フラグの構成図
【図11】本発明の実施の形態4におけるフローチャー
【図12】本発明の実施の形態5におけるフローチャー
【符号の説明】
100 データ再生手段 101 光ディスク 102 光ピックアップ 104 8−16復調処理部(DEMOD処理部) 105 記憶媒体 106 誤り訂正処理部 107 デスクランブル/EDC処理部 108 コントロールマイコン 109 制御部 201 同期信号 203 フレームデータ 301 ECCブロック 302 PI符号語 303 PO符号語 401 セクタデータ 405 メインデータ 406 EDC(Error Detection Ch
eck Code) 502 リトライ後に記憶されたEDC結果を示すフラ
グ 504 リトライ前に記憶されたEDC結果を示すフラ
グ 602 リトライ後に記憶されたPI符号語誤り訂正結
果を示すフラグ 604 リトライ前に記憶されたPI符号語誤り訂正結
果を示すフラグ 702 リトライ後に記憶されたPO符号語誤り訂正結
果を示すフラグ 704 リトライ前に記憶されたPO符号語誤り訂正結
果を示すフラグ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクからデータを読み出すデータ
    読み出し手段と、前記データ読み出し手段により前記光
    ディスクの任意の位置から読み出されたデータから所定
    数のセクタで構成されるデータブロックを作成し記憶手
    段に記憶させるデータブロック作成手段と、前記記憶手
    段に記憶されたデータブロックに対して誤り訂正処理を
    行う誤り訂正手段と、前記誤り訂正手段により前記誤り
    訂正処理が行われたデータブロック内の各セクタについ
    て誤りデータが含まれるか否かを判定するセクタデータ
    判定手段と、前記データ読み出し手段,データブロック
    作成手段,誤り訂正手段およびセクタデータ判定手段を
    制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、 前記データ読み出し手段,データブロック作成手段,誤
    り訂正手段およびセクタデータ判定手段による第1の一
    連の処理を行わせる機能と、 前記第1の一連の処理による前記セクタデータ判定手段
    の判定結果が前記データブロック内の1つ以上のセクタ
    に誤りデータが含まれる場合に前記データ読み出し手段
    による前記光ディスクの読み出し位置を前記第1の一連
    の処理と同一にして前記データ読み出し手段,データブ
    ロック作成手段,誤り訂正手段およびセクタデータ判定
    手段による第2の一連の処理を行わせる機能と、 前記第2の一連の処理による前記セクタデータ判定手段
    の判定結果が前記データブロック内の1つ以上のセクタ
    に誤りデータが含まれる場合に、前記第1と第2の一連
    の処理の前記セクタデータ判定手段の判定結果に基づい
    て前記第1の一連の処理において前記誤り訂正処理が行
    われたデータブロックの誤りデータが含まれるセクタ
    に、このセクタに対応する前記第2の一連の処理におい
    て前記誤り訂正処理が行われたデータブロックの誤りデ
    ータが含まれないセクタを前記記憶手段に書き換えさせ
    て新データブロックを作成させる機能と、 前記新データブロックに対し前記誤り訂正手段による誤
    り訂正処理を行わせる機能とを有した光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクからデータを読み出すデータ
    読み出し手段と、前記データ読み出し手段により前記光
    ディスクの任意の位置から読み出されたデータから所定
    数のセクタで構成されるデータブロックを作成し記憶手
    段に記憶させるデータブロック作成手段と、前記記憶手
    段に記憶されたデータブロックの列方向に並んだ符号語
    行のそれぞれおよび行方向に並んだ符号語列のそれぞれ
    に対して誤り訂正処理を行い、各符号語行に対する誤り
    訂正処理結果を求める誤り訂正手段と、前記データ読み
    出し手段,データブロック作成手段および誤り訂正手段
    を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、 前記データ読み出し手段,データブロック作成手段およ
    び誤り訂正手段による第1の一連の処理を行わせる機能
    と、 前記第1の一連の処理による前記誤り訂正手段の誤り訂
    正処理結果が前記データブロック内の1つ以上の符号語
    行が誤り訂正不可能である場合に前記データ読み出し手
    段による前記光ディスクの読み出し位置を前記第1の一
    連の処理と同一にして前記データ読み出し手段,データ
    ブロック作成手段および誤り訂正手段による第2の一連
    の処理を行わせる機能と、 前記第2の一連の処理による前記誤り訂正手段の誤り訂
    正処理結果が前記データブロック内の1つ以上の符号語
    行が誤り訂正不可能である場合に、前記第1と第2の一
    連の処理の前記誤り訂正手段の誤り訂正処理結果に基づ
    いて前記第1の一連の処理において前記誤り訂正処理が
    行われたデータブロックの誤り訂正不可能である符号語
    行に、この符号語行に対応する前記第2の一連の処理に
    おいて前記誤り訂正処理が行われたデータブロックの誤
    りデータが含まれない正常な符号語行を前記記憶手段に
    書き換えさせて新データブロックを作成させる機能と、 前記新データブロックに対し前記誤り訂正手段による誤
    り訂正処理を行わせる機能とを有した光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 光ディスクからデータを読み出すデータ
    読み出し手段と、前記データ読み出し手段により前記光
    ディスクの任意の位置から読み出されたデータから所定
    数のセクタで構成されるデータブロックを作成し記憶手
    段に記憶させるデータブロック作成手段と、前記記憶手
    段に記憶されたデータブロックの列方向に並んだ符号語
    行のそれぞれおよび行方向に並んだ符号語列のそれぞれ
    に対して誤り訂正処理を行い、各符号語列に対する誤り
    訂正処理結果を求める誤り訂正手段と、前記データ読み
    出し手段,データブロック作成手段および誤り訂正手段
    を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、 前記データ読み出し手段,データブロック作成手段およ
    び誤り訂正手段による第1の一連の処理を行わせる機能
    と、 前記第1の一連の処理による前記誤り訂正手段の誤り訂
    正処理結果が前記データブロック内の1つ以上の符号語
    列が誤り訂正不可能である場合に前記データ読み出し手
    段による前記光ディスクの読み出し位置を前記第1の一
    連の処理と同一にして前記データ読み出し手段,データ
    ブロック作成手段および誤り訂正手段による第2の一連
    の処理を行わせる機能と、 前記第2の一連の処理による前記誤り訂正手段の誤り訂
    正処理結果が前記データブロック内の1つ以上の符号語
    列が誤り訂正不可能である場合に、前記第1と第2の一
    連の処理の前記誤り訂正手段の誤り訂正処理結果に基づ
    いて前記第1の一連の処理において前記誤り訂正処理が
    行われたデータブロックの誤り訂正不可能である符号語
    列に、この符号語列に対応する前記第2の一連の処理に
    おいて前記誤り訂正処理が行われたデータブロックの誤
    りデータが含まれない正常な符号語列を前記記憶手段に
    書き換えさせて新データブロックを作成させる機能と、 前記新データブロックに対し前記誤り訂正手段による誤
    り訂正処理を行わせる機能とを有した光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 光ディスクからデータを読み出すデータ
    読み出し手段と、前記データ読み出し手段により前記光
    ディスクの任意の位置から読み出されたデータから所定
    数のセクタで構成されるデータブロックを作成し記憶手
    段に記憶させるデータブロック作成手段と、前記記憶手
    段に記憶されたデータブロックの列方向に並んだ符号語
    行のそれぞれおよび行方向に並んだ符号語列のそれぞれ
    に対して誤り訂正処理を行い、各符号語行および各符号
    列に対する誤り訂正処理結果を求める誤り訂正手段と、
    前記誤り訂正手段により前記誤り訂正処理が行われたデ
    ータブロック内の各セクタについて誤りデータが含まれ
    るか否かを判定するセクタデータ判定手段と、前記デー
    タ読み出し手段,データブロック作成手段,誤り訂正手
    段およびセクタデータ判定手段を制御する制御手段とを
    備え、 前記制御手段は、 前記データ読み出し手段,データブロック作成手段,誤
    り訂正手段およびセクタデータ判定手段による第1の一
    連の処理を行わせる機能と、 前記第1の一連の処理による前記セクタデータ判定手段
    の判定結果が前記データブロック内の1つ以上のセクタ
    に誤りデータが含まれる場合、および前記第1の一連の
    処理による前記誤り訂正手段の誤り訂正処理結果が前記
    データブロック内の1つ以上の符号語行または符号語列
    が誤り訂正不可能である場合に、前記データ読み出し手
    段による前記光ディスクの読み出し位置を前記第1の一
    連の処理と同一にして前記データ読み出し手段,データ
    ブロック作成手段,誤り訂正手段およびセクタデータ判
    定手段による第2の一連の処理を行わせる機能と、 前記第2の一連の処理による前記セクタデータ判定手段
    の判定結果が前記データブロック内の1つ以上のセクタ
    に誤りデータが含まれる場合に、前記第1と第2の一連
    の処理の前記セクタデータ判定手段の判定結果に基づい
    て前記第1の一連の処理において前記誤り訂正処理が行
    われたデータブロックの誤りデータが含まれるセクタ
    に、このセクタに対応する前記第2の一連の処理におい
    て前記誤り訂正処理が行われたデータブロックの誤りデ
    ータが含まれないセクタを前記記憶手段に書き換えさせ
    るとともに、前記第2の一連の処理による前記誤り訂正
    手段の誤り訂正処理結果が前記データブロック内の1つ
    以上の符号語行または符号語列が誤り訂正不可能である
    場合に、前記第1と第2の一連の処理の前記誤り訂正手
    段の誤り訂正処理結果に基づいて前記第1の一連の処理
    において前記誤り訂正処理が行われたデータブロックの
    誤り訂正不可能である符号語行または符号語列に、この
    符号語行または符号語列に対応する前記第2の一連の処
    理において前記誤り訂正処理が行われたデータブロック
    の誤りデータが含まれない正常な符号語行または符号語
    列を前記記憶手段に書き換えさせて新データブロックを
    作成させる機能と、 前記新データブロックに対し前記誤り訂正手段による誤
    り訂正処理を行わせる機能とを有した光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 光ディスクからデータを読み出すデータ
    読み出し手段と、前記データ読み出し手段により前記光
    ディスクの任意の位置から読み出されたデータから所定
    数のセクタで構成されるデータブロックを作成し記憶手
    段に記憶させるデータブロック作成手段と、前記記憶手
    段に記憶されたデータブロックの列方向に並んだ符号語
    行のそれぞれおよび行方向に並んだ符号語列のそれぞれ
    に対して誤り訂正処理を行い、各符号語行および各符号
    列に対する誤り訂正処理結果を求める誤り訂正手段と、
    前記誤り訂正手段により前記誤り訂正処理が行われたデ
    ータブロック内の各セクタについて誤りデータが含まれ
    るか否かを判定するセクタデータ判定手段と、前記デー
    タ読み出し手段,データブロック作成手段,誤り訂正手
    段およびセクタデータ判定手段を制御する制御手段とを
    備え、 前記制御手段は、 前記データ読み出し手段,データブロック作成手段,誤
    り訂正手段およびセクタデータ判定手段による第1の一
    連の処理を行わせる機能と、 前記第1の一連の処理による前記セクタデータ判定手段
    の判定結果が前記データブロック内の1つ以上のセクタ
    に誤りデータが含まれる場合、および前記第1の一連の
    処理による前記誤り訂正手段の誤り訂正処理結果が前記
    データブロック内の1つ以上の符号語行または符号語列
    が誤り訂正不可能である場合に、前記データ読み出し手
    段による前記光ディスクの読み出し位置を前記第1の一
    連の処理と同一にして前記データ読み出し手段,データ
    ブロック作成手段,誤り訂正手段およびセクタデータ判
    定手段による第2の一連の処理を行わせる機能と、 前記第2の一連の処理による前記セクタデータ判定手段
    の判定結果が前記データブロック内の1つ以上のセクタ
    に誤りデータが含まれる場合に、前記第1と第2の一連
    の処理の前記セクタデータ判定手段の判定結果に基づい
    て前記第1の一連の処理において前記誤り訂正処理が行
    われたデータブロックの誤りデータが含まれるセクタ
    に、このセクタに対応する前記第2の一連の処理におい
    て前記誤り訂正処理が行われたデータブロックの誤りデ
    ータが含まれないセクタを前記記憶手段に書き換えさせ
    て第1の新データブロックを作成させる機能と、 前記第1の新データブロック内の1つ以上の符号語行が
    誤り訂正不可能である場合に、前記第1と第2の一連の
    処理の前記誤り訂正手段の誤り訂正処理結果に基づいて
    前記第1の新データブロックの誤り訂正不可能である符
    号語行に、この符号語行に対応する前記第2の一連の処
    理において前記誤り訂正処理が行われたデータブロック
    の誤りデータが含まれない正常な符号語行を前記記憶手
    段に書き換えさせて第2の新データブロックを作成させ
    る機能と、 前記第2の新データブロック内の1つ以上の符号語列が
    誤り訂正不可能である場合に、前記第1と第2の一連の
    処理の前記誤り訂正手段の誤り訂正処理結果に基づいて
    前記第2の新データブロックの誤り訂正不可能である符
    号語列に、この符号語列に対応する前記第2の一連の処
    理において前記誤り訂正処理が行われたデータブロック
    の誤りデータが含まれない正常な符号語列を前記記憶手
    段に書き換えさせて第3の新データブロックを作成させ
    る機能と、 前記第1、第2または第3の新データブロックに対し前
    記誤り訂正手段による誤り訂正処理を行わせる機能とを
    有した光ディスク装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011227985A (ja) * 2010-04-21 2011-11-10 General Electric Co <Ge> データ保存向けのエネルギー及び空間効率のよい検出
US8185793B2 (en) 2007-04-25 2012-05-22 Hitachi, Ltd. Data reproducing apparatus

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