JP2004149538A - ドラスタチン誘導体 - Google Patents

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JP2004149538A JP2003384393A JP2003384393A JP2004149538A JP 2004149538 A JP2004149538 A JP 2004149538A JP 2003384393 A JP2003384393 A JP 2003384393A JP 2003384393 A JP2003384393 A JP 2003384393A JP 2004149538 A JP2004149538 A JP 2004149538A
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Abstract

【課題】 充実性腫瘍または血液の悪性腫瘍の阻止または他の治療のために有用な,ドラスチン誘導体を提供する。
【解決手段】 化学式1
Figure 2004149538

[式中、RはC〜Cアルコキシ基等を,Rは水素原子,C〜Cアルキル基等を,R−N−Rは一緒になって、フタルイミド基等を,Aはバリル残基,イソロイシル残基,ロイシル残基等を,BはN−アルキル等を,D,E,F,Gはプロリル残基,ホモ−プロリル残基等を,Xは水素原子,アルキル基等を,t,u,v,wは独立に0または1を,Kはヒドロキシ部分,アルコキシ部分等を示す]で示される新規ペプチドおよび生理的に認容される酸との塩を包含する。
【選択図】 なし

Description

本明細書中に記載された発明は、ドラスタチン−10およびドラスタチン−15(米国特許第4879278号明細書、1989年11月7日;米国特許第4816444号明細書、1989年3月28日)と比較して、新生組織による疾患のために潜在的に改善された治療的有用性を示す新規ペプチドおよびその誘導体を提供するものである。更に、乏しい天然源から実験により生成されなければならないドラスタチン−10およびドラスタチン−15とは異なり、本発明による化合物は、以下に詳細に記載されているように有利に合成させることができる。更に、ドラスタチン−10は、酸に対して不安定である。構造体内での変化が僅かであっても、活性の損失が完全に生じうることが記載されている(Biochemical Pharmacology,第40巻,No.8,第1859〜1864頁,1990)。
本発明による化合物は、式I:
Figure 2004149538
〔式中、
は、アルコキシ基、有利にC〜Cアルコキシ基;アルキル基、有利にC〜Cアルキル基;シクロアルキル基、有利にC〜Cシクロアルキル基;アルキルスルホニル基、有利にC〜Cアルキルスルホニル基;フルオロアルキル基、有利にフルオロエチル基、ジフルオロエチル基、トリフルオロエチル基、フルオロイソプロピル基、トリフルオロイソプロピル基;トリフロロアセチル基;アミジノ基;ウレイル基;ピペリジノスルホニル基;モルホリノスルホニル基;ベンジルオキシカルボニル基;アルキルオキシカルボニル基、有利にC〜Cアルキルオキシカルボニル基;アルキル、有利にC〜Cアルキルによって置換されていてもよいアミノスルホニル基;ヒドロキシ基;アルキル(有利にC〜C)、−N(CH、ニトロ、ハロゲンおよびCFから独立に選択された1個またはそれ以上の置換基によって置換されていてもよいアリールスルホニル基;アルキル(有利にC〜Cアルキル)、アルコキシ(有利にC〜Cアルコキシ)、ニトロ、ハロゲンおよびCFから独立に選択された3個までの置換基によって置換されていてもよいベンジル基;またはRおよびRがそれぞれ水素原子またはアルキル基、有利にC〜Cアルキル基であることができるNRであり、
は水素原子;アルキル基、有利にC〜Cアルキル基;フルオロアルキル基、有利にフルオロエチル基、ジフルオロエチル基、トリフルオロエチル基、フルオロイソプロピル基、トリフルオロイソプロピル基;シクロアルキル基、有利にC〜Cシクロアルキル基;アシル基、有利にC〜Cシクロアルキル基;ニトロ、ハロゲン、CF、アルキル(有利にC〜Cアルキル)およびアルコキシ(C〜Cアルコキシ)から独立に選択された3個までの置換基によって次の双方が置換されていてもよいベンゾイル基またはベンジル基であり;
−N−Rは一緒になって、フタルイミド基であることができるか、または置換されていなくともよいかまたはフェニル、ベンジル、アルキル(有利にC〜Cアルキル)、N(CH、ニトロ、チエニル、CONHおよびCOOEtから独立に選択された1個またはそれ以上の置換基によって置換されていてもよい5または6員の複素環式基であることができ;
Aはバリル残基、イソロイシル残基、ロイシル残基、アロ−イソロイシル残基、α−アミノイソブタノイル残基、3−第三ブチルアラニル残基、2−第三ブチルグリシル残基、3−シクロヘキシルアラニル残基、2,4−ジアミノブタノイル残基、オルニチル残基、リシル残基、2−エチルグリシル残基、2−シクロヘキシルグリシル残基、リシル残基またはアルギニル残基であり;
BはN−アルキルが有利にN−メチルまたはN−メチルであるようなN−アルキル−バリル残基、N−アルキル−ロイシル残基、N−アルキル−イソロイシル残基、N−アルキル−2−第三ブチルグリシル残基、N−アルキル−3−第三ブチルアラニル残基、N−アルキル−3−シクロヘキシルアラニル残基、N−アルキル−フェニルアラニル残基、N−アルキル−2−エチルグリシル残基、N−アルキル−ノルロイシル残基またはN−アルキル−2−シクロヘキシルグリシル残基であり;
D、E、FおよびGは、プロリル残基、ホモ−プロリル残基、ヒドロキシプロリル残基、チアゾリジニル−4−カルボニル残基、1−アミノペンチル−1−カルボニル残基、バリル残基、2−第三ブチルグリシル残基、イソロイシル残基、ロイシル残基、3−シクロヘキシルアラニル残基、フェニルアラニル残基、N−メチルフェニルアラニル残基、テトラヒドロイソキノリル−2−カルボニル残基、3−チアゾリルアラニル残基、3−チエニルアラニル残基、ヒスチジル残基、1−アミノインジル−1−カルボニル残基、2,4−ジアミノブタノイル残基、アルギニル残基、3−ピリジルアラニル残基、3−第三ブチルアラニル残基、2−シクロヘキシルグリシル残基、リシル残基、ノルロイシル残基および3−ナフチルアラニル残基から構成されている群から独立に選択されたものであり;
Xは水素原子、アルキル基(有利に線状または分子鎖状C〜Cアルキル基)、シクロアルキル基(有利にシクロヘキシル基)、−CH−シクロヘキシル基またはアリールアルキル基(有利にベンジル基またはフェニルエチル基)であり;
一緒のAおよびB、一緒のFおよびG、一緒のRN−CHX−COおよびA、一緒のEおよびFは、単独でかまたは対になって、
Figure 2004149538
(この場合、Yは水素原子または低級アルキル基(有利にメチル基またはエチル基)であり;Zは水素原子または低級アルキル基(有利にC〜Cアルキル基)であり;nは1、2または3であり;Vは酸素原子または硫黄原子であり;Mは水素原子、低級アルキル基(有利にC〜Cアルキル基)、アリールアルキル基(有利にベンジル基またはフェネチル基)、シクロヘキシル基または−CH−シクロヘキシル基であり;Qは水素原子であり;Rは水素原子または低級アルキル基(C〜Cアルキル基)であり;或いはRおよびQは一緒になって1個の結合を形成し;Uは水素原子、低級アルキル基(有利にC〜Cアルキル基)、フェニル基またはシクロアルキル基(有利にシクロアルキル基)であり;Wは水素原子、低級アルキル基(有利にC〜Cアルキル基)またはフェニル基である)であることができ;
t、u、vおよびwは独立に0または1であり;かつ
Kはヒドロキシ部分、アルコキシ部分(有利にC〜Cアルコキシ部分)、フェノキシ部分、ベンジルオキシ部分または置換されたかまたは置換されていないアミノ部分であり;
但し、t、u、vおよびwが0である場合には、Kはヒドロキシ部分、アルコキシ部分、ベンゾキシ部分またはフェノキシ部分ではないものとし;さらにt、uおよびvが0でえある場合には、Kはヒドロキシ部分またはアルコキシ部分ではないものとする〕で示される新規ペプチドおよびその生理的に認容される酸との塩を包含する。
また、本発明は、式Iの化合物の製造法、このような化合物を製薬学的に認容性の担持剤と一緒に含有する医薬調剤およびこの医薬調剤を哺乳動物において腫瘍を治療するために使用する方法を提供する。
本発明による化合物の1つの二次的種類は、R−N−Rがフタルイミド基であるか、或いは置換されていないか、またはフェニル、ベンジル、アルキル(有利にC〜Cアルキル)、N(CH、ニトロ、チエニル、オキソ、CONHおよびCOOEtから独立に選択することができる1個またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい式:
Figure 2004149538
で示される5または6員の複素環式基であるような式Iの化合物を包含する。
本発明による化合物の別の二次的種類は、Kが式:R−N−Rで示されるアミノ部分であるような式Iの化合物を包含し、この場合
は水素原子であるか、ヒドロキシ基であるか、C〜Cアルコキシ基であるか、ベンジルオキシ基であるか、1個またはそれ以上の弗素原子によって置換されていてもよいC〜Cアルキル基であるか、C〜Cシクロアルキル基であるか、または独立にCF、ニトロ、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシ、ハロゲンまたはC〜Cアルキルであってもよい3個までの置換基によって置換されていてもよいベンジル基であり、
は水素原子であるか、1個またはそれ以上の弗素原子によって置換されていてもよいC〜Cアルキル基であるか、C〜Cシクロアルキル基であるか、フェニル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、環式系を形成することができるC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる3個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、ベンジル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、環式系を形成することができるC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる3個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、ナフチル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ベンゾキシ、フェノキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
ベンズヒドリル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
ビフェニル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
トリフェニルメチル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる3個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
ベンズヒドリルエチル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
ベンズヒドリルメチル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
ナフチルメチル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
アセナフチル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
アセナフチルメチル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
ピリジル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
ピコリル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
ベンゾチアゾリル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
ベンズイソチアゾリル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
ベンゾピラゾリル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
ベンゾオキサゾリル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
フルオレニル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
アミノフルオレニル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
ピリミジニル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、COOEt、CONHBzl、CON(Bzl)、環式系を形成させることができるC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
5員のヘテロアリール基[この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、シアノ、COOMe、COOEt、チオメチル、チオエチル、チオフェニル、ピコリル、アセチル、−CH−COOEt、CONH、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、複素環式基と一緒になって二環式系を形成させるC〜Cアルキレン基、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシ、フェニル(この場合、この基は独立にニトロ、CF、ハロゲン、C〜Cアルキルであることができる4個までの置換基によって置換されていてもよい)、ベンジル(この場合、この基は独立にニトロ、CF、ハロゲン、C〜Cアルキル、ナフチル、C〜Cアルキル−スルホニル、フェニルスルホニルまたはC〜Cジアルキルアミノであることができる4個までの置換基によって置換されていてもよい)]であるか、または
−CHR−5員のヘテロアリール基(この場合、この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、COOMe、COOEt、COOCH(CH、CONH、COOBzl、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシ、フェニル、ベンジル、ナフチルまたはC〜Cアルキル−スルホニル[R=水素原子、線状または分子鎖状C〜Cアルキル、ベンジル;またはRおよびRは一緒になって−(CH−または−(CH−を形成する]であることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)である。
この二次的種類は、t、u、vおよびwが独立に0または1であり;R、RおよびXが低級アルキル基であり、AおよびFが低級アルキルアミノ酸であり、BがN−低級アルキル化された低級アルキルアミノ酸であり;D、E、GおよびKが前記のものを表わすような式Iの化合物を包含する。従って、前記のものを考慮した場合には、このような化合物の1組は、次のII:
N−CXH−CO−A−B−Pro−Pro−(F)v−(G)w−K II
によって表わすことができ、別のものは、次の式III:
N−CXH−CO−A−B−Pro−(F)v−(G)w−K III
によって表わすことができる。
本発明による化合物の別の二次的種類の場合には、R−N−Rは一緒になって、置換されていないかまたは独立にCF、ニトロ、ハロゲン、オキソ、シアノ、N,N,−ジメチルアミノ、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、二環式系を複素環式基と一緒になって形成させるC〜Cアルキレン、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシ、ナフチル、ピリミジル、COOEt、COOBzl、C〜Cシクロアルキル、ピロリジニル、ピペリジニル、チエニル、ピロリル、−CH−CO−NCH(CH、−CH−CO−N(CH、−CH−CO−N(CHO、ベンジル(この場合、この基は独立にニトロ、ハロゲン、CF、チオメチルまたは相応するスルホキシドもしくはスルホン、チオエチルまたは相応するスルホキシドもしくはスルホン、C〜CアルキルおよびC〜Cアルコキシから構成されている群から選択された3個までの置換基によって置換されていてもよい)およびフェニル(この場合この基は独立にニトロ、ハロゲン、CF、チオメチル、チオエチル、C〜Cアルキルおよび
〜Cアルコキシから構成されている群から選択された3個までの置換基によって置換されていてもよい)から構成されている群から選択された1個またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい、
Figure 2004149538
から構成されている群から選択された構造を形成させることができる。
本発明による化合物の別の二次的種類は、例えばt、u、vおよびwが0であり、かつKがヒドロキシ部分、ベンゾキシ部分、フェノキシ部分またはアルコキシ部分ではないような式Iの化合物を包含する。
本発明による化合物の別の二次的種類は、例えばt、uおよびvが0であり、かつKがヒドロキシ部分またはアルコキシ部分ではないような式Iの化合物を包含する。
また、本発明による化合物の別の二次的種類は、例えばt、u、vおよびwが1であり、かつKがヒドロキシ部分、アルコキシ部分、フェノキシ部分またはベンジルオキシ部分であるような式Iの化合物を包含する。
本発明による化合物の別の二次的種類は、例えばtおよびuが1であり、vおよびwが0であり、かつKがヒドロキシ部分、アルコキシ部分、フェノキシ部分またはベンジルオキシ部分であるような式Iの化合物を包含する。
置換基が次のものを有する式Iの化合物が有利である:
は、エチル、メチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−フルオロイソプロピル、トリフルオロイソプロピル、イソプロピル、プロピル、ブチル、ペンチル、シクロプロピル、シクロペンチル、ウレイル、メシル、トシル、ナフチルスルホニル、フェニルスルホニル、2,4,6−トリメチルスルホニル、ベンジルオキシカルボニル、t−ブチルオキシカルボニル、メチルオキシカルボニル、モルホリンスルホニル、t−ブチルアミノスルホニル、メチルアミノスルホニル、ラクチル、トリフルオロアセチル、NH、N(CH、N(CHCH、N[CH(CH、アミジノ、CHO−、または次の残基のひとつを表す:
Figure 2004149538
は水素、メチル、エチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−フルオロイソプロピル、トリフルオロイソプロピル、イソプロピル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、ホルミル、アセチル、プロピオニル、(CHCHCO−、ピバロイル、ベンゾイルまたは次の残基のひとつを表す:
Figure 2004149538
またはR−N−Rは一緒になって、次の残基のひとつを表す:
Figure 2004149538
Figure 2004149538
A、B、D、E、F、GおよびXは前記したものを表す;
t、u、vおよびwは無関係に0または1をあらわす;
AおよびBは一緒になって次のものを表す:
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Figure 2004149538
FおよびGは一緒になって次のものを表し:
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Figure 2004149538
EおよびFは一緒になって次のものを表す:
Figure 2004149538
N−CHX−COおよびAは一緒になって次のものを表す:
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Figure 2004149538
は水素、メチル、エチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、トリフルオロイソプロピル、プロピル、イソプロピル、または次のものを表す:
Figure 2004149538
は水素、メチル、エチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、トリフルオロイソプロピル、プロピル、イソプロピル、t−ブチル、または次のものを表す:
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Figure 2004149538
−N−CHR−5員のヘテロアリールは次のものを表す:
Figure 2004149538
−N−Rは一緒になって次のものを表す:
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Kはヒドロキシ、アルコキシ(有利にC〜C)、フェノキシまたはベンズオキシ基を表す。
置換基が次のものを表す化合物はさらに有利である:
はエチル、メチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−フルオロイソプロピル、トリフルオロイソプロピル、イソプロピル、プロピル、シクロプロピル、ベンジルオキシカルボニル、メチルオキシカルボニル、ラクチル、メチルアミノスルホニル、トシル、ウレイル、メシル、N(CH、アミジノ、メトキシ、ベンジル、4−フェノキシベンジル、4−ベンジルオキシベンジル、または3,4,5−トリメトキシベンジルを表し、
は水素、メチル、エチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、イソプロピル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル、ベンゾイルまたはベンジルを表し、
−N−Rは一緒になって次のものを表し:
Figure 2004149538
A、B、D、E、F、GおよびXは前記したものを表し;
t、u、vおよびwは無関係に0または1を表し;
AおよびBは一緒になって次のものを表し:
Figure 2004149538
FおよびGは一緒になって次のものを表し:
Figure 2004149538
Figure 2004149538
EおよびFは一緒になって次のものを表し:
Figure 2004149538
N−CHX−COおよびAは一緒になって次のものを表し:
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Kはヒドロキシ、C〜Cアルコキシまたはベンジルオキシ基を表し;
は水素、メチル、エチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ベンジル、4−フェノキシベンジル、4−ベンジルオキシベンジルまたは3,4,5−トリメトキシベンジルを表し、
は水素、メチル、エチル、2−フルオロエチル、2,2−トリフルオロエチル、プロピル、イソプロピル、t−ブチル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ベンジル、4−フェノキシベンジル、4−ベンジルオキシベンジル、3,4,5−トリメトキシベンジル、フェニル、4−フェノキシフェニル、4−ベンジルオキシフェニル、3,4,5−トリメトキシフェニルまたは次のものを表す:
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Figure 2004149538
−N−CHR−5員のヘテロアリールは次のものを表し:
Figure 2004149538
−N−Rは一緒になって次のものを表す:
Figure 2004149538
Figure 2004149538
これらの例は、本発明の範囲を制限するものではない。
式Iのペプチドは、有利にL−アミノ酸から構成されるが、1種以上のD−アミノ酸を含有していてもよい。
新規の化合物は、生理的に認容性の酸:たとえば塩酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、リン酸、メタンスルホン酸、酢酸、ギ酸、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、コハク酸、マロン酸、硫酸、L−グルタミン酸、L−アスパラギン酸、ピルビン酸、粘液酸、安息香酸、グルコン酸、シュウ酸、アスコルビン酸およびアセチルグリセリンとの塩として存在することができる。
新規化合物は、ペプチド化学の公知の方法で製造することができる。このように、ペプチドはアミノ酸からまたは適当な小さなペプチド断片の連結により順次組み立てることができる。順次組立において、C末端で始まり、ペプチド鎖はその都度アミノ酸1個により少しずつ伸びる。フラグメントの連結においては、異なる長さのフラグメントを一緒に連結することができ、このフラグメントは、順番に、アミノ酸から順次組立によりまたはそれ自体フラグメント連結により得ることができる。
順次組み立て、およびフラグメント連結において両方とも、アミド結合の形成によるユニットが連結するために必要である。酵素的または化学的方法がこのために適している。
アミド結合の形成のための化学的方法は、Mueller, Methoden der ormanischen Chemie Vol. XV/2, pp 1 - 346, Thieme Verlag, Stuttgart, 1974; Stewart, Young, Solid Phase Peptide Synthesis, pp 31 - 34, 71 - 82, Pierce Chemical Company, Rockford, 1984; Bodanszky, Klausner, Ondetti, Peptide Synthesis, pp 85 - 128, John Wiley & Sons, New York, 1976 およびペプチド化学に関する他の標準的研究に詳細に記載されている。特に有利なのはアジド法、対称および混合無水物法(symmetric and mixed anhydride method)、インサイトゥ生成または形成活性エステル(in situ generated or preformed active esters)、アミノ酸のウレタン保護N−カルボキシ無水物の使用および連結試薬(活性剤、特にジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、ジイソプロピルカルボジイミド(DIC)、1−エトキシカルボニル−2−エトキシ−1,2−ジヒドロキノリン(EEDQ)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドヒドロクロリド(EDCI)、n−プロパンホスホン酸無水物(PPA)、N,N−ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)−イミドホスホリルクロリド(BOP−Cl)、ブロモ−トリス−ピロリジノホスホニウムヘキサ−フルオロホスフェート(PyBrop)、ジフェニルホスホリルアジド(DPPA)、カストロ試薬(Castro's reagent ;BOP、PyBop)O−ベンゾトリアゾリル−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウム塩(HBTU)、ジエチルホスホリルシアニド(DEPCN)、2,5−ジフェニル−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−4−ヒドロキシチオフェンジオキシド(ステグリッヒ試薬(Steglich's reagent);HOTDO)および1,1′−カルボニルジイミダゾール(CDI))を用いるアミド連結の形成が有利である。連結試薬は単独でまたは添加剤、たとえばN,N−ジメチル−4−アミノピリジン(DMAP)、N−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾール(HOBt)、N−ヒドロキシベンゾトリアジン(HOOBt)、N−ヒドロキシスクシンイミド(HOSu)または2−ヒドロキシピリジンと組み合わせて使用することができる。
酵素的ペプチド合成において、通常保護基なしで行うことができるが、アミド連結の形成に関連のない反応基の可逆保護は、化学合成における両方の反応体に必要である。3つの通常の保護基技術は、化学的ペプチド合成のために有利である:ベンジルオキシカルボニル(Z)、t−ブトキシカルボニル(Boc)および9−フルオロエチルメトキシカルボニル(Fmoc)技術。それぞれの場合に、保護基は鎖伸張ユニットのα−アミノ基で確認される。アミノ酸保護基の詳細な評論は、Mueller, Methoden der organischen Chemie Vol. XV/1, pp 20 to 906, Thieme Verlag, Stuttgart, 1974に記載されている。ペプチド鎖の組立のために使用される単位は、溶液中で、懸濁液中でまたはMerrifield in J. Amer. Chem. Soc. 85 (1963) 2149に記載された方法と同様に反応させることができる。特に有利な方法は、ペプチドを順次組み立てるか、またはZ、BocまたはFmoc保護基技術を用いてフラグメントを連結することにより組み立て、反応体の一方を前記のメリフィールド技術で不溶性のポリマー支持体(以後樹脂とよぶ)と結合させることである。このことはBocまたはFmoc保護基技術を用いてポリマー支持体に順次組み立てられるペプチドに課せられ、成長するペプチド鎖は不溶性樹脂粒子へ通常C末端で結合されている(図1および2参照)。この方法は、試薬および副生成物を濾過により除去することができ、中間体の再結晶は必要ない。
保護されたアミノ酸は、単に使用した溶剤中に不溶性であり、簡単に濾過することができるような安定な物理的形態を有する適当なポリマーと連結させることができる。このポリマーは、第1の保護されたアミノ酸が共有結合により強固に結合することができる官能基を有していなければならない。この目的のために適当なのは、広範囲のポリマー、たとえばセルロース、ポリビニルアルコール、ポリメタクリレート、スルホン化されたポリスチレン、クロロメチル化されたスチレン/ジビニルベンゼンコポリマー(メリフィールド樹脂)、4−メチルベンズヒドリルアミン樹脂(MBHA−樹脂)、フェニルアセトアミドメチル樹脂(Pam−樹脂)、p−ベンジルオキシ−ベンジル−アルコール−樹脂、ベンズヒドリル−アミン−樹脂(BHA−樹脂)、4−(ヒドロキシメチル)ベンゾイルオキシ−メチル−樹脂、Breipohl et al. (Tetrahedron Letters 28 (1987) 565; 供給元:BACHEMの樹脂、4−(2,4−ジメトキシフェニルアミノメチル)フェノキシ−樹脂(Novabiochemにより供給)またはo−クロロトリチル−樹脂(Biohellasにより供給)である。
溶液中でのペプチド合成のために適当なのは、反応条件下で不活性である全ての溶剤であり、特に、水、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、アセトニトリル、ジクロロメタン(DCM)、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン(THF)、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)および前記した溶剤の混合物である。ポリマー支持体でのペプチド合成は、使用するアミノ酸誘導体が溶解する全ての不活性な有機溶剤中で実施することができるが、有利な溶剤は、付加的に樹脂膨潤特性を有する、たとえばDMF、DCM、NMP、アセトニトリルおよびDMSO、およびこれらの溶剤の混合物である。合成の完了の後に、ペプチドをポリマー支持体から分離される。多様な樹脂を分離することができる条件は、文献中に記載されている。最も一般的に使用されるこの分離反応は、酸−およびパラジウム接触による、特に液体の無水フッ化水素、無水トリフルオロメタンスルホン酸、希釈されたまたは濃縮されたトリフルオロ酢酸中での分離、THFまたはTHF−DCM混合物中でモルホリンのような弱塩基の存在でパラジウム接触による分離または酢酸/ジクロロメタン/トリフルオロエタノール混合物中での分離である。保護基の選択に依存して、これらは残すこともできまたは同様に分離条件下で分離される。ペプチドの部分的脱保護は、特定の誘導化反応を実施する場合にも有効でもある。N−末端でジアルキル化されたペプチドは、溶液中での適当なN,N−ジアルキルアミノ酸でのまたはポリマー支持体との連結により、またはDMF/1%酢酸中でのNaCNBHおよび適当なアルデヒドを用いた樹脂結合ペプチドの還元性アルキル化により製造することができる。多数の非天然起源のアミノ酸およびここに開示された多数の非アミノ酸基は、市販のものから得ることができるかまたはこの分野で公知の方法を用いて市販の有効な材料から合成することができる。たとえば、RおよびR基を有するブロックを構成するアミノ酸は、E. Wuensch, Houben Weyl, Meth. d. Org. Chemie, Bd. XV, 1, p. 306以降, Thieme Verlag Stuttgart 1974 およびここに引用された文献に従って製造することができる。γ−またはδ−ラクタムブリッジを有するペプチドは、適当なラクタム架橋ジペプチド単位をペプチド鎖中へ取込むことにより製造することができる(R. Freidinger, J. Org. Chem. (1982) 104-109)。ブロックを形成するチアゾール−、オキサゾール−、チアゾリン−またはオキサゾリン−含有ジペプチドを有するペプチドは、適当なジペプチド単位をペプチド鎖中へ組込むことにより製造することができる(P. Jouin et al., Tetrahedron Letters (1992), 2807-2810; P. Wipf et al., Tetrahedron Letters (1992), 907-910; W. R. Tully, J. Med. Chem. (1991), 2065; Synthesis (1987), 235)。
本発明の化合物は、哺乳動物にこの化合物を投与することにより、充実性腫瘍(たとえば、肺、乳、結腸、前立腺、膀胱、直腸または子宮の腫瘍)または血液の悪性腫瘍(たとえば白血病、リンパ腫)の阻止、または他の治療のために使用することができる。投与は調剤学的、有利に腫瘍学的薬剤のために通常の全ての手段(経口および腸管外の手段、たとえば皮下、静脈内、筋肉内および腹膜腔内を含めた手段)により行うことができる。この化合物は、単独でまたは投与の所望の経路に適当な調剤学的に認容性の担持剤と一緒に式Iの化合物を含有する調剤学的組成物の形で投与することができる。このような調剤学的組成物は、たとえば他の治療的活性成分を含有することができる組合せ製品であることができる。
哺乳動物への投与のための用量は、活性成分の有効な腫瘍阻害量を含有し、この活性成分は使用する特別な化合物の生物学的活性を含めた通常のファクター;投与の手段;患者の年齢、治癒力および体重;症状の種類および広がり;治療の周期;他の治療法の投薬;所望の効果に依存する。典型的な毎日の投与量は、経口投与の場合、体重1kgあたり5〜250ミリグラムであり、腸管外投与の場合、体重1kgあたり1〜100ミリグラムである。
この新規の化合物は、通常固体または液体の調剤学的投与形態、たとえば非被覆または(フィルム−)被覆錠剤、カプセル剤、粉剤、顆粒剤、坐剤または溶液で投与することができる。これらは通常の方法で製造される。活性物質は、このために通常の調剤学的助剤、たとえば錠剤結合剤、充填剤、保存剤、錠剤崩壊剤、流動調節剤、軟化剤、湿潤剤、分散剤、乳化剤、溶剤、放出保持成分、酸化防止剤および/または噴射ガスと一緒に製造することができる(H. Sucker et al.: Pharmazeutische Technologie, Thieme-Verlag, Stuttgart, 1978参照)。この方法により得られた投与形は、通常活性物質1〜90重量%を含有する。
次の実施例につき本発明を詳説する。タンパク質を構成するアミノ酸は、実施例中において公知の三文字記号を用いて省略して表される。他のものは次の意味である:TFA=トリフルオロ酢酸、Ac=酢酸、Bu=ブチル、Et=エチル、Me=メチル、Bzl=ベンジル。
A. 総合的方法
I. 請求項1で請求したペプチドは、前記したような標準的なZ−およびBoc−法を用いて古典的な溶液合成により合成されるか、またはAPPLIED BIOSYSTEMSにより提供される完全自動モデル431A合成装置を用いて固相合成の標準的方法により合成される。この装置はBocおよびFmoc保護基技術のための異なる合成サイクルを使用する。
a) Boc保護基技術のための合成サイクル
1. DCM中30%のトリフルオロ酢酸 1×3分
2. DCM中50%のトリフルオロ酢酸 1×1分
3. DCM洗浄 5×1分
4. DCM中5%のジイソプロピルエチルアミン 1×1分
5. NMP中5%のジイソプロピルエチルアミン 1×1分
6. NMP洗浄 5×1分
7. 予備活性化した保護されたアミノ酸の付加
(NMP/DCM中DCC1当量およびHOBt1当量を用いて活性化)
ペプチド連結(第1部分) 1×30分
8. 20用量%のDMSOを含有するまでの反応混合物へのDMSOの添加
9. ペプチド連結(第2部分) 1×16分
10.反応混合物へのジイソプロピルエチルアミン3.8当量の添加
11.ペプチド連結(第3部分) 1×7分
12.DCM洗浄 3×1分
13.変換が不完全な場合にはカプリングを繰返す(5.に戻る)
14.DCM中無水酢酸10%、ジイソプロピルエチルアミン5%
1×2分
15.DCM中無水酢酸10% 1×4分
16.DCM洗浄 4×1分
17.1に戻る
BOP−ClおよびPyBropは、次のN−メチルアミノ酸に引続くアミノ酸への連結のための試薬として使用された。反応時間は相応して増大した。溶液合成において、Boc保護したアミノ酸NCAs(N−t−ブチルオキシカルボニル−アミノ酸−N−カルボニル−無水物)またはZ保護したアミノ酸NCAs(N−ベンジルオキシカルボニル−アミノ酸−N−カルボニル−無水物)の使用は、それぞれこのタイプの連結のために最も適している。
b) Fmoc保護基技術の合成サイクル
1. DMF洗浄 1×1分
2. DMF中20%のピペリジン 1×4分
3. DMF中20%のピペリジン 1×16分
4. DMF洗浄 5×1分
5. 予備活性した保護されたアミノ酸の添加
(DMF中、TBTU1当量およびDIPEA1.5当量による活性化)
ペプチド連結 1×61分
6. DMF洗浄 3×1分
7. 変換が完了していない場合に、連結を繰返す(5.に戻る)
8. DMF中10%無水酢酸 1×8分
9. DMF洗浄 3×1分
10.2に戻る
BOP−ClおよびPyBropはN−メチルアミノ酸に引続くアミノ酸への連結のための試薬として使用された。反応時間は相応して増大した。
II. N末端の還元的アルキル化
AIaまたはAIbにおいてと同様に製造したペプチド樹脂を、N末端で脱保護し(AIb中の工程2〜4またはAIa中の1〜6)、次いで、NaCNBH3当量の添加と共にDMF/1%酢酸中のアルデヒドまたはケトンの3倍のモル過剰量と反応させた。反応が完了した後(ネガティブカイザー試験(negative Kaiser test))この樹脂を水、イソプロパノール、DMFおよびジクロロメタンで数回洗浄した。
III. IaおよびIIにおいてと同様に得られたペプチド樹脂の後処理
ペプチド樹脂を減圧下で乾燥させ、TEFLON HF装置の反応容器(PENINSULAにより供給)中へ移した。スカベンジャー、有利にアニソール(1ml/g樹脂)の添加、およびトリプトファン含有ペプチドの場合、インドリックホルミル基(indolic formyl group)の除去のためにチオール、有利にエタンジチオール(0.5ml/g樹脂)の添加に引続き、液体Nで冷却しながらフッ化水素中でフッ化水素(10ml/g樹脂)中で濃縮(condensing)させた。この混合物を0℃に温め、この温度で45時間撹拌した。次いでフッ化水素を減圧下でストリッピングし、残分を残留したスカベンジャーの除去のために酢酸エチルを用いて洗浄した。このペプチドを30%の濃度の酢酸を用いて抽出し、濾過し、濾液を凍結乾燥させた。
IV. IbおよびIIにおけると同様に得られたペプチド樹脂の後処理
ペプチド樹脂を減圧下で乾燥させ、次いで、アミノ酸成分に依存して引続く分離方法の一つにかけた(Wade, Tregear, Howard Florey Fmoc Workshop Manual, Melbourene 1985)。
Figure 2004149538
適当なTFA混合物中でのペプチド樹脂の懸濁液を室温で一定時間撹拌し、次いでこの樹脂を濾別し、TFAおよびDCMで洗浄した。濾液および洗浄液を濃縮し、ペプチドをジエチルエーテルの添加により沈殿させた。氷浴中で冷却した後、沈殿物を濾別し、30%の酢酸中に収容し、凍結乾燥させた。
V. o−クロロトリチル樹脂(Biohellasにより供給)を使用した場合、酢酸/トリフルオロエタノール/ジクロロメタン混合物(1:1:3)中のペプチド樹脂の懸濁液を室温で1時間撹拌した。次いで、この樹脂を吸引濾過し、分離溶液を用いて完全に洗浄した。合わせた濾液を真空中で濃縮し、水で処理した。沈殿した固体を濾過または遠心分離により除去し、ジエチルエーテルで洗浄し減圧下で乾燥した。
VI. ペプチドの精製および特性決定
精製は、ゲルクロマトグラフィー(SEPHADEX G-10, G-15/ 10% HOAc, SEPHADEX LH 20/MeOH)により、および場合により引続く中圧クロマトグラフィー(固定相:HD-SIL C-18, 20-45μ、100オングストローム;可動相:A=0.1%TFA/MeOH、B=0.1TFA/HOの勾配)により実施した。
生じた生成物の純度は、分析的HPLCにより測定した(固定相:100 2.1mmVYDAC C−18、5l、300オングストローム;可動相:CHCN/HO勾配、0.1%TFAで緩衝、40℃)。特性決定はアミノ酸分析および高速原子衝撃質量スペクトル分析により行った。
B. 特定の方法
例1(配列番号:1)
Figure 2004149538
Fmoc−RINK−樹脂(置換0.46mmol/g)1.98g(0.84mmolのバッチサイズに相当)を、AIbと同じようにそれぞれ次のもの:
Figure 2004149538
1.26mmolと反応させた。
N−メチルアミノ酸に引続くアミノ酸を、連結試薬としてPyBropを用いて連結させた。反復合成サイクルが完了した後、ペプチド−樹脂はN−末端脱保護され(AIb中の工程2〜4)、さらにAII中と同様のホルムアルデヒド水溶液と反応させ、次いで、減圧下で乾燥させた。生じた樹脂をAIVと同様にTFA開裂にかけた。粗製生成物(590mg)をゲル濾過(SEPHADEX-LH-20)により精製した。収量は295mgであった。
例2(配列番号:2)
Figure 2004149538
Fmoc−Pro−p−アルコキシベンジル−アルコール−樹脂(置換0.73mmol/g)(3mmolのバッチサイズに相当)4.11gを、AIbと同様にそれぞれ次のもの:
Figure 2004149538
4.5mmolと反応させた。
N−メチルアミノ酸に引続くアミノ酸を、この場合、増大する反応時間と共にPyBropまたはBop−Clを用いて二重連結で反応させた。合成が完了した後、ペプチド樹脂をN末端脱保護し(AIbにおける工程2〜4)、さらに、AIIと同様にホルムアルデヒド水溶液と反応させ、次いで減圧下で乾燥させた。このように得られた樹脂をAIVと同様にTFA分離にかけた。粗製生成物(750mg)を直接次の連結に使用した。この化合物100mgを、2日間室温でDMF中のDIPEA192μlの添加と共に、(S)−2−[1−アミノ−2−フェニルエチル]チアゾール45mgおよびPyBop230mgと反応させた。この反応混合物をゲルクロマトグラフィー(Sephadex LH-20,メタノール)により精製し、この生成物フラクションを合わせた。生成物83mgが得られた。
次の化合物が製造され、例1および2に従って製造することができた:
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Figure 2004149538
Figure 2004149538
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合成された新規の化合物のMS−特性決定のための例は次の表に示した。
Figure 2004149538
表1−例1および2により製造された化合物の配列同定
Figure 2004149538
Figure 2004149538
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末端の−NHは、C末端アミノ酸がそのアミド形であることを意味する。
本発明の化合物は、たとえば次に記載の方法を含めた通常の方法により抗ガン活性について分析することができる。
A. 試験管内方法
細胞毒性は付着細胞系のための標準的方法、たとえばマイクロカルチャーテトラゾリウムアッセイ(microculture tetrazolium assay)(MTT)を用いて測定することができる。このアッセイの詳細は出版されている(Alley, MC et al, Cancer Research 48:589-601, 1988)。腫瘍細胞、たとえばHT−29結腸ガンまたはLX−1肺腫瘍の指数的に成長する培養を、微量滴定プレート培養つくるために使用した。細胞は96個のくぼみを有するプレート中で1個のくぼみあたり5000〜20000個の細胞を接種し(媒体150μl中)、37℃で一晩中成長させた。試験化合物を10−4M〜10−10Mの間で変動する10倍の希釈液の形で添加した。次いで、細胞を48時間インキュベートした。それぞれのくぼみ中の変動可能な細胞数の測定のために、MTT染料を添加した(生理食塩水中3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミドの3mg/ml溶液50μl)。この混合物を37℃で5日間インキュベートし、次いで25%SDS(pH2)50μlをそれぞれのくぼみに添加した。一晩中インキュベートした後、550nmでのそれぞれのくぼみの吸光度を、ELISAリーダーを使用して読取った。複製されたくぼみ(replicated wells)からのデーターの平均+/−SDについての値を、%T/Cの式を用いて計算した(処理/対照の生存細胞の%)。
Figure 2004149538
50%の成長阻害のT/Cを生じる試験化合物の濃度がIC50である。
B. 生体内方法
本発明の化合物は、さらに臨床的有用性を示す生体内活性のための多様な前臨床アッセイを試験することができた。このようなアッセイは、この分野で公知のように、有利にヒト起源の腫瘍組織を移植(異種移植)したヌードマウスを用いて行った。試験化合物を異種移植を行ったマウスに投与することによりその抗腫瘍効果について評価した。
特に、無胸腺ヌードマウス中で成長させたヒト腫瘍を、約50mgのサイズの腫瘍断片を用いて新規の受容動物中へ移植した。移植した日を0日とした。6日後に、マウスを、それぞれの投与で5〜10匹のマウスのグループに静脈内または腹膜腔内注射で与える試験化合物で治療した。この化合物を、10〜100mg/kg体重の投与量で毎日5日間、10日間、15日間与えた。腫瘍の直径および体重を週2回測定した。腫瘍容量をノギス(Vernier calipers)で測定した直径および次の式を用いて計算した:
(長さ × 幅)/2=腫瘍重量mg
平均腫瘍重量はそれぞれの治療グループについて計算され、T/C値は未処理の対照腫瘍に関してそれぞれのグループについて測定された。
本発明による新規の化合物は、前記したアッセイ系において試験管内での良好な活性および前記した生体内系で抗腫瘍活性を示した。
Figure 2004149538
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Figure 2004149538
Figure 2004149538
ポリマー支持体上でのBoc保護基技術を示す略図。 ポリマー支持体上でのFmoc保護基技術を示す略図。

Claims (7)

  1. 式I:
    [RN-CHX-CO]- A - B -[D] -[E] -[F] -[G] - K I
    〔式中、
    −N−Rがフタルイミド基であるか、或いは
    置換されていないか、またはフェニル、ベンジル、アルキル、N(CH、ニトロ、チエニル、オキソ、CONHおよびCOOEtから独立に選択することができる1個またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい式:
    Figure 2004149538
    で示される5または6員の複素環式基であり、
    Aはバリル残基、イソロイシル残基、ロイシル残基、アロ−イソロイシル残基、α−アミノイソブタノイル残基、3−第三ブチルアラニル残基、2−第三ブチルグリシル残基、3−シクロヘキシルアラニル残基、2,4−ジアミノブタノイル残基、オルニチル残基、リシル残基、2−エチルグリシル残基、2−シクロヘキシルグリシル残基、ノルロイシル残基、ノルバリル残基またはアルギニル残基であり;
    BはN−アルキル−バリル残基、N−アルキル−ノルバリル残基、N−アルキル−ロイシル残基、N−アルキル−イソロイシル残基、N−アルキル−2−第三ブチルグリシル残基、N−アルキル−3−第三ブチルアラニル残基、N−アルキル−3−シクロヘキシルアラニル残基、N−アルキル−フェニルアラニル残基またはN−アルキル−2−シクロヘキシルグリシル残基であり;
    D、E、FおよびGは、プロリル残基、ホモ−プロリル残基、ヒドロキシプロリル残基、チアゾリジニル−4−カルボニル残基、1−アミノペンチル−1−カルボニル残基、バリル残基、2−第三ブチルグリシル残基、イソロイシル残基、ロイシル残基、3−シクロヘキシルアラニル残基、フェニルアラニル残基、N−メチルフェニルアラニル残基、テトラヒドロイソキノリル−2−カルボニル残基、3−チアゾリルアラニル残基、3−チエニルアラニル残基、ヒスチジル残基、1−アミノインジル−1−カルボニル残基、2,4−ジアミノブタノイル残基、アルギニル残基、3−ピリジルアラニル残基、3−第三ブチルアラニル残基、2−シクロヘキシルグリシル残基、リシル残基、ノルバリル残基、ノルロイシル残基および3−ナフチルアラニル残基から構成されている群から独立に選択されたものであり;
    Xは水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、−CH−シクロヘキシル基またはアリールアルキル基であり;
    一緒のAおよびB、一緒のFおよびG、一緒のRN−CHX−COおよびA、一緒のEおよびFは、単独でかまたは対になって、
    Figure 2004149538
    (この場合、Yは水素原子または低級アルキル基であり;Zは水素原子または低級アルキル基であり;nは1、2または3であり;Vは酸素原子または硫黄原子であり;Mは水素原子、低級アルキル基、アリールアルキル基、シクロヘキシル基または−CH−シクロヘキシル基であり;Qは水素原子であり;Rは水素原子または低級アルキル基であり;或いはRおよびQは一緒になって1個の結合を形成し;Uは水素原子、低級アルキル基、フェニル基またはシクロアルキル基であり;Wは水素原子、低級アルキル基またはフェニル基である)であることができ;
    t、u、vおよびwは独立に0または1であり;かつ
    Kが式:R−N−Rで示されるアミノ部分であり、この場合
    は水素原子であるか、ヒドロキシ基であるか、C〜Cアルコキシ基であるか、ベンジルオキシ基であるか、C〜Cアルキル基であるか、フルオロアルキル基であるか、C〜Cシクロアルキル基であるか、または独立にCF、ニトロ、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシ、ハロゲンまたはC〜Cアルキルであることができる3個までの置換基によって置換されていてもよいベンジル基であり、
    は水素原子であるか、C〜Cアルキル基であるか、C〜Cシクロアルキル基であるか、フルオロアルキル基であるか、フェニル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、環式系を形成することができるC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる3個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
    ベンジル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、環式系を形成することができるC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる3個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
    ナフチル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ベンゾキシ、フェノキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
    ベンズヒドリル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
    ビフェニル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
    トリフェニルメチル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる3個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
    ベンズヒドリルエチル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
    ベンズヒドリルメチル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
    ナフチルメチル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
    アセナフチル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
    アセナフチルメチル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
    ピリジル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
    ピコリル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
    ベンゾチアゾリル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
    ベンズイソチアゾリル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
    ベンゾピラゾリル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C1〜C4アルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
    ベンゾオキサゾリル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
    フルオレニル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
    アミノフルオレニル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
    ピリミジニル基(この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、COOEt、CONHBzl、CON(Bzl)、環式系を形成させることができるC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシまたはC〜Cアルキル−スルホニルであることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)であるか、
    5員のヘテロアリール基[この場合この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、シアノ、COOMe、COOEt、チオメチル、チオエチル、チオフェニル、ピコリル、アセチル、−CH−COOEt、CONH、CONHBzl、CON(Bzl)、環式系を形成させることができるC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシ、フェニル(この場合、この基は独立にニトロ、CF、ハロゲン、C〜Cアルキルであることができる4個までの置換基によって置換されていてもよい)、ベンジル(この場合この基は独立にニトロ、CF、ハロゲン、C〜Cアルキル、ナフチル、C〜Cアルキル−スルホニル、フェニルスルホニルまたはC〜Cジアルキルアミノであることができる4個までの置換基によって置換されていてもよい)]であるか、または
    −CHR−5員のヘテロアリール基(この場合、この基は、独立にCF、ニトロ、ハロゲン、CONHBzl、CON(Bzl)、COOMe、COOEt、COOCH(CH、CONH、COOBzl、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシ、フェニル、ベンジル、ナフチルまたはC〜Cアルキル−スルホニル[R=水素原子、線状または分子鎖状C〜Cアルキル、ベンジル;またはRおよびRは一緒になって−(CH−または−(CH−を形成する]であることができる2個までの置換基によって置換されていてもよい)である〕で示されるペプチドおよびその生理的に認容される酸との塩。
  2. Kが、置換されていないかまたは独立にCF、ニトロ、ハロゲン、オキソ、シアノ、N,N,−ジメチルアミノ、CONHBzl、CON(Bzl)、C〜Cアルキル、縮合環化された環系を形成させるC〜Cアルキレン、C〜Cアルコキシ、フェノキシ、ベンゾキシ、ナフチル、ピリミジル、COOEt、COOBzl、C〜Cシクロアルキル、ピロリジニル、ピペリジニル、チエニル、ピロリル、−CH−CO−NCH(CH、−CH−CO−N(CH、−CH−CO−N(CHO、ベンジル(この場合、この基は独立にニトロ、ハロゲン、CF、チオメチルまたは相応するスルホキシドもしくはスルホン、チオエチルまたは相応するスルホキシドもしくはスルホン、C〜CアルキルおよびC〜Cアルコキシから構成されている群から選択された3個までの置換基によって置換されていてもよい)およびフェニル(この場合、この基は独立にニトロ、ハロゲン、CF、チオメチル、チオエチル、C〜CアルキルおよびC〜Cアルコキシから構成されている群から選択された3個までの置換基によって置換されていてもよい)から構成されている群から選択された1個またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい、
    Figure 2004149538
    Figure 2004149538
    から構成されている群から選択された構造を形成させることができる一緒になったR−N−Rである、請求項1記載の式Iの化合物。
  3. t、u、vおよびwが0であり、かつKがヒドロキシ部分、ベンゾキシ部分、フェノキシ部分またはアルコキシ部分ではない、請求項1記載の式Iの化合物。
  4. t、uおよびvが0であり、かつKがヒドロキシ部分またはアルコキシ部分ではない、請求項1記載の式Iの化合物。
  5. t、u、vおよびwが1であり、かつKがヒドロキシ部分、アルコキシ部分、フェノキシ部分またはベンジルオキシ部分である、請求項1記載の式Iの化合物。
  6. t、uおよびvが1であり、wが0であり、かつKがヒドロキシ部分、アルコキシ部分、フェノキシ部分またはベンジルオキシ部分である、請求項1記載の式Iの化合物。
  7. tおよびuが1であり、vおよびwが0であり、かつKがヒドロキシ部分、アルコキシ部分、フェノキシ部分またはベンジルオキシ部分であるような式Iの化合物を包含する。
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