JP3939354B2 - 抗腫瘍性ペプチド - Google Patents

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Description

下記の本発明は、ドラスタチン−10及び−15(米国特許第4879276及び4816444号明細書)及び国際公開第93/23424号パンフレットに記載された化合物とを比較して、腫瘍性疾患の治療に対する改良された治療学上の有用性を提供する新規ペプチド及びその誘導体を提供する。
本発明の化合物は
式I:
Figure 0003939354
[式中、R1は水素、メチル、又はエチルである;
2はメチル;又はエチル;又は
1-N-R2は−緒になってピロリジン環である;
Aはバリル、イソロイシル、アロ−イソロイシル、2−t−ブチルグリシル、2−エチルグリシル、ノルロイシル又はノルバリル残基である;
BはN−メチル−バリル、N−メチル−ノルバリル、N−メチル−ロイシル、N−メチル−イソロイシル、N−メチル−2−t−ブチルグリシル、N−メチル−2−エチルグリシル、又はN−メチル−ノルロイシル残基である;
Dはプロリル、ホモプロリル、ヒドロキシプロリル、又はチアゾリジン−4−カルボニル残基である;
Eはプロリル、ホモプロリル、ヒドロキシプロリル、チアゾリジン−4−カルボニル、トランス−4−フルオロ−L−プロリル、シス−4−フルオロ−L−プロリル、トランス−4−クロロ−L−プロリル又はシス−4−クロロ−L−プロリル残基である;
Xはエチル、プロピル、ブチル、イソプロピル、s−ブチル、t−ブチル、シクロプロピル、又はシクロペンチルである;
GはL−2−t−ブチルグリシル、D−2−t−ブチルグリシル、D−バリル、D−イソロイシル、D−ロイシル、D−ノルバリル、1−アミノペンチル−1−カルボニル、又は2,2−ジメチルグリシル残基である;
Sは0又は1である:
Kは−NH−C1〜8アルキル、−NH−C3〜8アルケニル、−NH−C3〜8アルキニル、−NH−C6〜8シクロアルキル、−NH−C1〜4アルケン−C3〜8−シクロアルキル、
Figure 0003939354
前記の残基中において1つのCH2基が0又はSによって、1つのHがフェニル又はシアノ、又は1つ、2つ又は3つのHがFによって置換されていてもよい、ただしN−メトキシ−N−メチルアミノ、N−ベンジルアミノ、又はN−メチル−N−ベンジルアミノ残基は省く、又はKは
Figure 0003939354
である]の化合物は式Iの新規ペプチド及びこれらの生理学的に認容性の酸との塩を含む。
特にKは:
Figure 0003939354
又は前記の特定の環系であってもよい。
置換基R1、R2、A、B、D、E、X、G及びSが次の意味を有する式Iの化合物が有利である:
[R1は水素、メチル、又はエチルであり、特にメチルである;
2はメチル又はエチルであり、特にメチルである;
Aはバリル、イソロイシル、2−t−ブチルグリシル、2−エチルグリシル、ノルロイシル又はノルバリルであり、特にバリル、イソロイシル、2−t−ブチルグリシル、2−エチルグリシルである、
BはN−メチル−バリル、N−メチル−ノルバリル、N−メチル−イソロイシル、N−メチル−2−t−ブチルグリシル、N−メチル−2−エチルグリシル又はN−メチル−ノルロイシルであり、特にN−メチル−バリル、N−メチル−2−エチルグリシル、N−メチル−ノルロイシル、N−メチル−イソロイシル、又はN−メチル−2−t−ブチル−グリシルである;
Dはプロリル、ホモプロリル又はチアゾリジン−4−カルボニルであり、特にプロリル又はチアゾリジン−4−カルボニルである;
Eはプロリル、ホモプロリル、チアゾリジン−4−カルボニル、トランス−4−フルオロ−L−プロリル、シス−4−フルオロ−L−プロリル、トランス−4−クロロ−L−プロリル又はシス−4−クロロ−L−プロリルであり、特にプロリル、トランス−4−フルオロ−プロリル、シス−4−フルオロ−プロリル、トランス−4−クロロ−プロリル又はシス−4−クロロ−プロリルである;
Xはエチル、プロピル、イソプロピル、s−ブチル、t−ブチル又はシクロプロピルであり特にエチル、イソプロピル、s−ブチル又はt−ブチルである;
GはL−2−t−ブチルグリシル、D−2−t−ブチルグリシル、D−バリル、D−イソロイシル、D−ロイシル又は2,2−ジメチルグリシル残基である;
Sは0又は1である]。
Kは次の場合に有利である:
−NH−C1〜8アルキル、−NH−C6〜8シクロアルキル、−NH−CH2−シクロヘキシル、
Figure 0003939354
前記の残基中において1つのCH2基がOによって、1つのHがフェニルによって、もしくは1つ又は2つのHがFによって置換されていてもよい、ただしN−メトキシ−N−メチルアミノ、N−ベンジルアミノ、又はN−メチル−N−ベンジルアミノ残基は省く、又はKは
Figure 0003939354
である。
更に有利なKは、
Figure 0003939354
である。
特に式I
[式中、R1及びR2はメチルであり、
Aはバリル、イソロイシル、又は2−t−ブチルグリシル残基であり、
BはN−メチルバリル、N−メチル−イソロイシル、又はN−メチル−2−t−ブチルグリシル残基であり、
Dはプロリル、又はチアゾリジン−4−カルボニル残基であり、
Eはプロリル、シス−4−フルオロ−L−プロリル、又はシス−4−クロロ−L−プロリル残基であり、
Xはイソプロピル、s−ブチル、又はt−ブチル残基であり、
Sは0である、ならびに
Kは
Figure 0003939354
である]の化合物が有利である。
本発明はまた、式Iの化合物の製造方法、このような化合物を製薬学的に認容性の担体と共に含有する医薬組成物、及び哺乳動物の癌を治療するために該医薬組成物を使用する方法を提供している。
この新規化合物は生理学的に認容性の酸、例えば塩酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、リン酸、メタンスルホン酸、酢酸、ギ酸、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、コハク酸、マロン酸、硫酸、L−グルタミン酸、L−アスパラギン酸、ピルビン酸、粘液酸、安息香酸、グルクロン酸、シュウ酸、アスコルビン酸、及びアセチルグリシンとの塩として存在してもよい。
新規化合物はペプチド化学の公知の方法により製造することができる。従って、このペプチドはアミノ酸から連続的に構成することができるし、又は適当な小さなペプチド断片を結合することによって構成することができる。連続的に構成することはC末端で開始し、このペプチド鎖は毎回1アミノ酸ずつ段階的に伸張する。断片の結合においては、異なる長さの断片を共に結合することは可能であり、かつこれらの断片は順次アミノ酸からのの連続的な構成により、又はこの断片自体を断片結合により得ることができる。
連続的な構成及び断片結合の両方で、アミド結合を形成することによりこれらの単位を結合することが必要である。酵素的及び化学的な方法はこれに対して適当である。アミド結合を形成するための化学的な方法は、Mueller,Methoden der organischen Chemie Vol.XV/2,pp 1 to 364,Thieme Verlag,Stuttgart,1974;Stewart,Young,Solid Phase Peptide Synthesis,pp 31 to 34,71 to 82,Pierce Chemical Company,Rockford,1984;Bodanszky,Klausner,Ondetti,Peptide Synthesis,pp 85 to 128,John Wiley and Sons,New York,1976;The Practice of Peptide Synthesis,M.Bodanszky,A.Bodanszky,Springer-Verlag,1994,及びペプチド化学の他の標準的な研究で詳細に記載されている。特に有利であるのはアジド法、対称無水物法及び混合無水物法(The symmetric and mixed anhydride method)、その場で生成するか、又は前もって形成された活性エステル、ウレタンで保護したアミノ酸のN−カルボン酸無水物の使用、及び結合試薬を使用することによるアミド結合の形成、特にジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、ジイソプロピルカルボジイミド(DIC)、1−エトキシカルボニル−2−エトキシ−1,2−ジヒドロキノリン(EEDQ)、ピバロイルクロリド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドヒドロクロリド(EDCI)、n−プロパンリン酸無水物(PPA)、N,N−ビス(2−オキソ−3−オキサゾロジニル)−アミドホスホリルクロリド(BOP−C1)、ブロモ−トリス−ピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスホン酸塩(PyBrop)、ジフェニルホスホリルアジド(DPPA)、カストロ試薬(Castro' s reagent;BOP、PyBOP)、O−ベンゾトリアゾリル−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム塩(HBTU)、O−アザベンゾトリアゾリル−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム塩(HATU)、ジエチルホスホリルシアン化物(DEPCN)、2,5−ジフェニル−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−4−ヒドロキシチオフェンジオキシド(ステグリヒ試薬;HOTDO)、及び1,1’−カルボニルジイミダゾール(CDI)を使用する。この結合試薬は単独で、又は添加物、例えばN,N−ジメチル−4−アミノピリジン(DMAP)、N−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾール(HOBt)、N−ヒドロキシベンゾトリアジン(HOOBt)、アザベンゾトリアゾール、N−ヒドロキシスクシンイミド(HOSu)又は2−ヒドロキシピリジンとの組合せで使用することができる。
ところが通常は、酵素によるペプチド合成では保護基なしですますことが可能であるのに対して、アミド結合の形成に関与しない反応基の可逆的な保護は、化学合成中の両方の反応物に対して必要である。以下の3つの従来の保護基の技術は化学的なペプチド合成にとって有利である:ベンジルオキシカルボニル(Z)技術、t−ブトキシカルボニル(Boc)技術及び9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)技術。
それぞれの場合で同じなのは、鎖伸張単位のα−アミノ基における保護基である。アミノ酸保護基の詳細な概要はMueller,Methoden der organischen Chemie Vol.XV/1,pp 20 to 906,Thieme Verlag,Stuttgart,1974に記載されている。ペプチド鎖を構成するために使用される単位は溶解状態、懸濁状態で、又はMerrifieldによりJ.Amer.Chem.Soc.85(1963)2149に記載されたものと似た方法によって反応させることができる。
溶液状態でのペプチド合成に適当なのは、この反応条件下で不活性である全ての溶媒、特に水、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、アセトニトリル、ジクロロメタン(DCM)、エチルアセテート、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン(THF)、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)及びこれらの溶媒の混合物である。
ポリマー担体でのペプチド合成は、使用するアミノ酸誘導体が可溶である全ての不活性な有機溶媒中で実施することができる。しかしながら、溶媒は更に樹脂を膨潤させる特性を有しているものが有利である、例えばDMF、DCM、NMP、アセトニトリル及びDMSO、ならびにこれらの溶媒の混合物である。合成が完了した後、このペプチドをポリマー担体から切り離す。多様な樹脂の型から切り離すことの条件は文献に記載されている。最も普通に使用される開裂反応は、酸及びパラジウムで触媒される、特に液体無水フッ化水素、無水トリフルオロメタンスルホン酸、希釈又は濃トリフルオロ酢酸溶液中での開裂、弱塩基、例えばモルホリン存在下での、THF又はTHF−DCM中でのパラジウムで触媒される開裂、又は酢酸/ジクロロメタン/トリフルオロエタノール混合物中での開裂である。選択された保護基により、この保護基は開裂条件下で結合が維持する場合、又は切り離される場合もある。
一定の誘導体化反応を実施すべき場合、このペプチドの部分的な脱保護は行う価値があるであろう。
N末端でジアルキル化されたペプチドは溶液中で適当なN,N−ジ−アルキルアミノ酸に、又はポリマー担体上に結合することにより、NaCNBH3及び適当なアルデヒドと共にDMF/酢酸1%中で樹脂結合ペプチドの還元的アルキル化によって、アルデヒド又はケトン及びPd/C存在下の溶液中でのペプチドの水素化によって製造することができる。
ここに示された非アミノ酸部と同様に種々の非天然性のアミノ酸は市販されているものから得てもよく、又この技術において公知の方法を使用して市販の材料から合成してもよい。例えば、R1及びR2部を有するアミノ酸の構成単位はフーベン・ヴァイル(E.Wuensch,Houben Weyl,Meth.d.Org.Chemie,Bd.XV,1,p.306以降,Thieme Verlag Stuttgart,1974)及びその中にある文献により製造することができる。
本発明の化合物は、固形腫瘍(例えば肺、乳房、結腸、前立腺、膀胱、直腸、又は子宮内膜の腫瘍)又は血液学的な悪性腫瘍(例えば、白血病、リンパ腫)は、この化合物を哺乳動物に投与することにより抑制するため、又は他の方法で治療するために使用される。
この新規化合物は酵素分解に対して非常に抵抗性があり、かつ経口で投与することができることも特に有利である。
投与は医薬的、有利に腫瘍学的な作用剤に慣例的な任意の手段であってよく、経口及び非経口の手段、例えば皮下、静脈内、筋肉内、及び腹腔内を含むいずれかによるものでもよい。
この化合物は単独に投与してもよく、又は式Iの化合物と要求される投与経路に適当な製薬的に許容される担体を共に含有する医薬組成物として投与されてもよい。このような医薬組成物は組合せ製剤であってよく、すなわち他の治療学上の活性物質を含有してもよい。
哺乳動物への投与用量は、効果的に腫瘍を抑える活性成分の量を含有する、この量は使用される特別な化合物の生物学的活性、投与方法、年齢、患者の健康状態及び体重、症状の状態及び程度、治療の回数、他の治療の適用、及び要求される効果を含む慣例的な要素に依存する。典型的な1日の投与用量は経口投与で体重1キログラムに対して0.05〜50ミリグラム、非経口投与では体重1キログラムに対して0.01〜20ミリグラムである。
新規化合物は、慣例的な固形又は液状の薬剤投与形状、例えば被覆した又は被覆していないタブレット錠、カプセル、粉末、顆粒、坐剤又は液状で投与することができる。これらは慣例的な手段で製造される。この目的のために、この活性物質は慣例的な医薬助剤、例えば錠剤結合剤、増量剤、防腐剤、錠剤分解物質、流動調節剤、可塑剤、湿潤剤、分散剤、乳化剤、溶媒、放出持続剤、酸化防止剤及び/又は噴射ガスと共に加工することができる(H.Sucker et al.:Phamazeutische Technologie,Thieme-Verlag,Stuttgart,1978参照)。このこのようにして得られた投与剤形は通常、活性物質1〜90重量%を含有している。
次の実施例は本発明を説明するためのものである。タンパク質を生ずるアミノ酸は公知の3文字の記号を使用することで、実施例において省略されている。他の使用した省略は:Me2ValはN,N−ジメチルバリン、MeValはN,N−メチルバリンである。
A.一般的な方法
I.請求項1記載のペプチドは、上記の標準的Z−法及びBoc−法を使用する古典的な溶液合成によって、又はBoc保護基及びFmoc保護基の技術を使用する標準的固相合成法によってのいずれかで合成される。
固相合成の場合、N,N−ジアルキルペンタペプチド酸又はN,N−ジアルキルヘキサペプチド酸は溶液中で固形担体から遊離し、かつ対応するC末端アミンと更に結合する。BOP−Cl及びPyBropを、N−メチルアミノ酸の次のアミノ酸の結合に対する試薬として使用した。この反応時間は相応して増加させた。N末端の還元的アルキル化のために、このペプチド樹脂をN末端で脱保護し、かつその後NaCNBH3の3当量を添加してDMF/1%酢酸中で3倍モル過剰量のアルデヒド又はケトンと反応させた。この反応が完了した後(カイゼルテスト:陰性[Negative Kaisertest])、この樹脂を水、イソプロパノール、DMF及びジクロロメタンで数回洗浄した。
溶液合成において、Bocで保護されたアミノ酸NCAs(N−t−ブチルオキシカルボニル−アミノ酸−N−カルボン酸無水物)、Z−保護したアミノ酸NCAs(N−ベンジルオキシカルボニル−アミノ酸−N−カルボン酸無水物)のいずれかの使用、又は結合試薬としてのピバロイルクロリドの使用はN−メチルアミノ酸の次のアミノ酸の結合に対して最も有利である。N末端の還元的なアルキル化は、例えばN末端の脱保護ペプチド又はアミノ酸を、対応するアルデヒド又はケトンとをNaCNBH3又は水素、Pd/Cを使用して反応させることにより、達成することができる。
II.このペプチドの製造及び特性。
製造はゲルクロマトグラフィー(SEPHADEX G-10,G-15/10% HOAc,SEPHADEX LH20/MeOH)、中圧クロマトグラフィー(固定層:HD-SIL C-18、20〜45ミクロン、100Å;移動層:A=0.1%TFA/MeOH、B=0.1%TFA/水での勾配)、又は分取HPLC(固定層:水Delta-Pak C-18、15ミクロン、100Å;移動層:A=0.1%TFA/MeOH、B=0.1%TFA/水での勾配)によって実施された。
生じた生成物の純度は分析HPLC(固定層:100 2.1mm VYDAC C-18、51,300Å;移動層:40℃,0.1%のTFAによって緩衝したアセトニトリル−水勾配)で測定された。
特性はアミノ酸分析及び高速原子衝撃質量分析去(fast atom bombardment mass spectroscopy)による。
B.特定の手順。
実施例1(SEQ ID NO:1)
Figure 0003939354
a)
Figure 0003939354
Z−MeVal−OH66.25g(250mmol)を無水ジクロロメタン中で溶解した。トリエチルアミン36.41ml(262.5mmol)の添加後、この反応混合物を−25℃に冷却し、かつピバロイルクロリド32.27ml(262.5mmol)を添加した。H−Pro−OMe×HCl41.89g(250mmol)をジクロロメタン250ml中で2.5時間撹拌し、0℃でトリエチルアミン36.41ml(262.5mmol)で中和した後、反応混合物に添加した。撹拌を−25℃で2時間、かつ室温で一夜続けた。この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和NaHCO3水溶液(3×)、水(1×)、5%クエン酸(3×)及び飽和NaCl溶液で徹底的に洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発乾固した。この残分(91.24g)を石油エーテルと一夜撹拌し、かつ濾過した。生成物62・3gが得られた。
b)
Figure 0003939354
Z−MeVal−Pro−OMe48.9g(130mmol)をメタノール490ml中に溶解した。濃塩酸10.9ml(130mmol)及び10%パラジウム/木炭2.43gを添加後、この反応混合物を水素化した。濾過及び蒸発乾固はこの生成物36.43gをもたらした。
c)
Figure 0003939354
H−MeVal−Pro−OMe18.1g(65mmol)、Z−Val−N−カルボン酸無水物21.6g(78mmol)及びジイソプロピルエチルアミン22.8ml(130mmol)をDMF110ml中で40℃で、2時間撹拌した。DMFの蒸発後、ジクロロメタンを添加し、かつ有機相を飽和NaHCO3水溶液(3×)、水(1×)、5%クエン酸(3×)及び飽和NaCl溶液で洗浄した。この有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発乾固した。この生成物(29.3g)は粘性のオイルとして得られた。
d)
Figure 0003939354
Z−Val−MeVal−Pro−OMe29.3g(61.6mmol)をメタノール230ml中に溶解した。10%パラジウム/木炭を1.15g添加後、この反応混合物を水素化した。濾過及び蒸発乾固はこの生成物21.96gをもたらした。
e)
Figure 0003939354
Z−Val−OH15.29g(61mmol)とH−Val−MeVal−Pro−OMe21.96g(61mmol)をジクロロメタン610ml中に溶解し、0℃に冷却した。N−メチルモルホリン8.16ml(73.2mmol)、HOBt2.77g(20.3mmol)及びEDCI11.74g(61mmol)の添加後、この反応混合物を室温で一夜撹拌し、ジクロロメタンで希釈し、飽和NaHCO3水溶液(3×)、水(1×)、5%クエン酸(3×)及び飽和NaCl溶液で徹底的に洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発乾固することにより、生成物31.96gが得られた。
f)
Figure 0003939354
Z−Val−Val−MeVal−Pro−OMe31.96g(57mmol)をメタノール250ml中に溶解した。1NのLiOH溶液102.6mlを添加し、この混合物を室温で一夜撹拌した。水500ml添加後、水相を酢酸エチルで3回洗浄し、0℃でpH2に調節し、かつ酢酸エチルで3回抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発乾固することにより、要求される生成物30.62gが白い固体物質として得られた。
g)
Figure 0003939354
Z−Val−Val−MeVal−Pro−OH2g(3.35mmol)とH−Pro−NHCH(CH320.664g(3.35mmol)を無水ジクロロメタン34ml中に溶解した。0℃に冷却した後、N−メチルモルホリン1.35ml(12.1mmol)、HOBt0.114g(0.84mmol)及びEDCI0.645g(3.35mmol)を添加し、かつこの反応混合物を室温で一夜撹拌した。ジクロロメタン80mlを添加し、かつ有機相を飽和NaHCO3水溶液(3×)、水(1×)、5%クエン酸(3×)及び飽和NaCl溶液で徹底的に洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発乾固することにより、生成物1.96gが得られた、これを次の反応に更なる精製なしに使用した。
h)
Figure 0003939354
Z−Val−Val−MeVal−Pro−Pro−NHCH(CH321.96gをメタノール11ml中に溶解し。10%Pd/C0.054gを窒素雰囲気下に添加し、かつこの反応混合物を室温で4時間水素化した。37%ホルムアルデヒド水溶液0.86ml(11.24mmol)及び10%Pd/C0.281gの添加後、水素化を5時間続けた。濾過及び溶媒の蒸発は粗生成物2.77gをもたらした。更なる製造は水の中にペプチドを溶解し、pHを2に調節し、かつ酢酸エチルで水相を3回抽出することで達成された。次いで水相をpH8〜9に調節し、かつジクロロメタンで4回抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥することにより、要求される製造生成物1.37gが白いフォームとして得られた。この化合物を中圧液体クロマトグラフィー(10〜50%A10分間;50〜90%A320分間)を使用して更に製造した。この生成物を含む分画を一緒にし、凍結乾燥し、水に再溶解し、かつ1NのLiOHでpHを9に調節した。ジクロロメタンで抽出した後、この有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発乾固した。凍結乾燥は純生成物500mgをもたらし、これを高速原子衝撃質量分析法(fast atom bombardment mass spectroscopy)によって特徴付けた([M+H]=593)。
実施例2(SEQ ID NO:1)
Figure 0003939354
i)
Figure 0003939354
Z−Val−Val−MeVal−Pro−OH2g(3.35mmol)とH−Pro−NHC(CH330.692g(3.35mmol)を乾燥ジクロロメタン34ml中に溶解した。0℃に冷却した後、N−メチルモルホリン1.35ml(12.1mmol)、HOBt0.114g(0.84mmol)及びEDCI0.645g(3.35mmol)を添加し、かつこの反応混合物を室温で一夜撹拌した。ジクロロメタン80mlを添加し、かつ有機相を飽和NaHCO3水溶液(3×)、水(1×)、5%クエン酸(3×)及び飽和NaCl溶液(1×)で徹底的に洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発乾固することにより、生成物1.8gが得られた、これを次の反応に更なる精製なしに使用した。
K)
Figure 0003939354
Z−Val−Val−MeVal−Pro−Pro−NHC(CH331.8gをメタノール10ml中に溶解した。10%Pd/C0.049gを窒素雰囲気下に添加し、かつこの反応混合物を4時間、室温で水素化した。37%ホルムアルデヒド水溶液0.86ml(11.24mmol)及び10%Pd/C0.252gの添加後、水素化を5時間続けた。濾過及び溶媒の蒸発乾固は粗生成物1.82gをもたらした。この化合物を中圧液体クロマトグラフィー(10〜50%A10分間;50〜90%A320分間)を使用して更に製造した。この生成物を含む分画を一緒にし、凍結乾燥し、水に再溶解し、かつ1NのLiOHでpHを9に調節した。ジクロロメタンで抽出した後、この有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発乾固した。凍結乾燥は純生成物547mgをもたらす、これを高速原子衝撃質量分析法(fast atom bombardment mass spectroscopy)によって特徴付けた([M+H]=607)。
次の化合物を実施例1及び2により製造したか、又は製造することができる:
Figure 0003939354
Figure 0003939354
Figure 0003939354
Figure 0003939354
合成された新規化合物の質量分析法特性の例を次の表に示す。
Figure 0003939354
Figure 0003939354
Figure 0003939354
Figure 0003939354
略語Xaaは次の意味を有する:
Figure 0003939354
Figure 0003939354
Figure 0003939354
Figure 0003939354
Figure 0003939354
Figure 0003939354
Figure 0003939354
Figure 0003939354
Figure 0003939354
Figure 0003939354
Figure 0003939354
Figure 0003939354
Figure 0003939354
Figure 0003939354
Figure 0003939354
Figure 0003939354
Figure 0003939354
Figure 0003939354
Figure 0003939354
本発明の化合物は、例として下記の方法を含む慣例的な方法により抗癌活性を効力検定できる。
A.試験管内の方法
細胞毒性は粘着細胞系に対する標準的な方法、例えばミクロ培養テトラゾリウム検定(MTT)を使用して測定した。この検定の詳細は(Alley,MC et al,Cancer Research 48:589-601,1988)で公表されている。指数関数的に増殖している培養腫瘍細胞、例えばHT−29結腸癌腫又はLX−1肺腫瘍をマイクロタイタープレート培養をメイクするために使用した。この細胞を96個のくぼみを有するプレートに1つのくぼみにつき3000細胞数をまき、37℃で一夜成長させた。試験化合物を、10-4M〜10-10Mの間を変動する10倍の希釈度で添加する。細胞をその後72時間インキュベートする。それぞれのくぼみ中で生存能力がある細胞数を測定するために、MTT色素を添加する(生理的食塩水中の3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド3mg/mlの溶液を50μl)。この混合物を37℃で5時間インキュベートし、かつその後に25%SDS(pH2)50μlをそれぞれのくぼみに添加する。一夜インキュベートした後に、それぞれのくぼみでの550nmの吸収をELISAリーダーを使用して読みとる。写し取ったくぼみからのデータの平均+/−標準偏差の価を次の式%T/C(%処理した生存能力がある細胞/コントロール)を使用して算出する。
Figure 0003939354
50%T/Cの成長の抑制を与える試験化合物の濃度をIC50として表す。
B.生体内での方法。
本発明の化合物を更に、臨床上の有用性を指示する生体内活性に対する予備的な臨床的検定に関してテストした。この検定はヌードマウスを使用し、このヌードマウスに腫瘍組織、有利にヒト由来の組織をこの分野において公知の方法で移植(Xenografted)することにより実施した。試験化合物をこの移植マウスへの投与により抗腫瘍効果に関して評価した。
より特に、無胸腺症のヌードマウス中で成長したヒトの乳房腫瘍(MX−1)を大きさにおいて約50mgの腫瘍断片を使用し新規の受容マウスに移植した。移植当日を0日として表した。6〜10日後、マウスを静脈注射又は経口で与えられた試験化合物で、5〜10匹のマウスのグループにそれぞれの用量で治療をした。化合物を、体重に対して1〜200mg/kgの用量で隔日で3週間にわたり与えた。
腫瘍の直径及び体重を1週間に2回測定した。腫瘍の体積をバーニヤ測径器(Vernier calipers)で測定した直径、及び次の式:
Figure 0003939354
を使用し算出した。
平均の腫瘍体積をそれぞれの治療グループに関して算出し、かつT/C値を未治療のコントロールの腫瘍に関連させてそれぞれのグループに関して測定した。
新規化合物は良好な腫瘍抑制の特性を有する。
【配列表】
(1)書誌的事項:
(i)出願人:
(A)名称:BASF Aktiengesellschaft
(B)町:Carl-Bosch-Strassse 38
(C)都市:Ludwigshafen
(E)国:Bundesrepublik Deutschland
(F)郵便番号:D-67056
(G)電話番号:0621/6048526
(H)ファックス番号:0621/6043123
(I)テレックス:1762175170
(ii)発明の名称:新規ペプチド、この製造方法及び使用。
(iii)配列の数:4
(iv)記録方式:
(A)媒体の種類:ディスケット、3.5インチ、2DD
(B)コンピューター:IBM AT-compatible,80286 processor
(C)オペレーティングシステム:MS-DOS version 5.0
(D)ソフトウェア:WordPerfect
(2)SEQ ID NO:1に関する情報:
(i)配列の特徴:
(A)長さ:5アミノ酸
(B)型:アミノ酸
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)分子の型:ペプチド
(xi)配列の記載:SEQ ID NO:1:Xaa Val Xaa Pro Xaa
(2)SEQ ID NO:2に関する情報:
(i)配列の特徴:
(A)長さ:6アミノ酸
(B)型:アミノ酸
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)分子の型:ペプチド
(xi)配列の記載:SEQ ID NO:2
Xaa Val Xaa Pro Pro Xaa
(2)SEQ ID NO:3に関する情報:
(i)配列の特徴:
(A)長さ:5アミノ酸
(B)型:アミノ酸
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)分子の型:ペプチド
(xi)配列の記載:SEQ ID NO:3
Xaa Xaa Xaa Pro Xaa
(2)SEQ ID NO:4に関する情報:
(i)配列の特徴:
(A)長さ:5アミノ酸
(B)型:アミノ酸
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)分子の型:ペプチド
(xi)配列の記載;SEQ ID NO:4
Xaa Ile Xaa Pro Xaa

Claims (15)

  1. 式I:
    Figure 0003939354
    [式中、
    1はメチルである;
    2はメチルである;
    Aはバリル残基である;
    BはN−メチル−バリル残基である;
    Dはプロリル残基である;
    Eはプロリル残基である;
    Xはイソプロピルである;
    Sは0である;
    Kは−NHC(CH33、−NHCH(CH2CH3)CH(CH32、−NHCH(CH3)C(CH33、−N(CH3)OCH2CH3、−N(CH3)OCH2CH2CH3、−N(CH3)OCH(CH32、−N(CH3)O(CH23CH3、−N(CH3)OCH265、−NHC(CH3265、−NHC(CH32CH2CH3、−NHC(CH3)(CH2CH32、NHCH[CH(CH322、−NHC(CH32CN、−NHCH(CH3)CH(OH)C65、−NH−C(CH32CH=CH2、−NHC(CH32CCH、−NHC(CH2CH32CCH、−NHC(CH32CH2CH2OH、−NHC(CH32CH(CH32、−NHC(CH32CH2CH2CH3、−NHC(CH32CH265、−N(OCH3)CH(CH32、−N(OCH3)CH2CH3、−N(OCH3)CH2CH2CH3、−N(OCH3)CH265、−N(OCH3)C65、−N(CH3)OC65、−N(OCH3)CH2CH2CH2CH3、−NHCH(CH3)C25、−NH−シクロヘキシル、−NH−シクロヘプチル、−NHCH(C252、−NHCH(C25)CH(CH32、−NHCH(CH3)CH(CH32、−NHC(CH3225、−NHC(CH32CH(CH32、NHCH(C372及びNHCH(C25)C37、NHCH(CH32であるか、又は
    Kは
    Figure 0003939354
    である]のペプチド及び生理学的に認容性の酸とのこれらの塩。
  2. 式Iで示され、その式中、
    1はメチルである;
    2はメチルである;
    Aはバリル残基である;
    BはN−メチル−バリル残基である;
    Dはプロリル残基である;
    Eはプロリル残基である;
    Xはイソプロピルである;
    sは0である;
    Kは−NHC(CH33、−NHCH(CH3)C25、−NHCH(C252、−NHCH(C25)CH(CH32、−NHCH(CH3)CH(CH32、−NHCH(CH3)C(CH33、−NHC(CH3225、−NHCH[CH(CH322、−NHC(CH32CH(CH32、−NHCH(C372、−NHCH(C25)C37、−NH−シクロヘキシル、−NH−シクロヘプチル、−N(CH3)OC37、−NHC(CH32Ph、−NHC(CH3)(C252、−NHC(CH32CCH、−NHC(CH32CH2CH2OH、−NHCH(CH32及び−N(OCH3)CH2Phであるか、又は
    Kは
    Figure 0003939354
    である、請求項1記載のペプチド。
  3. 式Iで示され、その式中、
    1はメチルである;
    2はメチルである;
    Aはバリル残基である;
    BはN−メチル−バリル残基である;
    Dはプロリル残基である;
    Eはプロリルである;
    Xはイソプロピルである;
    sは0である;
    KはNHC(CH33である、請求項1記載のペプチド。
  4. 疾患の治療用医薬品の製造における、請求項1記載の式Iの化合物又は製薬学的に認容性の塩の使用。
  5. 疾患が癌である、請求項4記載の使用。
  6. 疾患が哺乳動物の固形腫瘍である、請求項4記載の使用
  7. 腫瘍が、肺、乳房、結腸、前立腺、膀胱、直腸の腫瘍又は子宮内膜腫瘍である、請求項6記載の使用
  8. 哺乳動物がヒトである、請求項記載の使用
  9. 請求項1記載の式Iのペプチドの製造方法において、R12N−CHX−COを有するペプチドのC末端で開始し、C末端カルボニルとA残基とを、引き続きB残基とを、D残基とを、そしてE残基とを結合させることによって鎖を段階的に伸長させ、その際、E残基のC末端は結合の前又はその後にK基で誘導体化されてよく、又は好適な小さなペプチド断片を結合させることによって(その際、A、B、D、E、K、X、R1及びR2は請求項1に定義したものである)、ペプチドをアミノ酸から連続的に構成する方法。
  10. 溶液合成を含み、かつZ、Boc及びFmocからなる群から選択されるアミノ酸保護基を用いる、請求項記載の方法。
  11. 結合試薬が、EDCI、DCC、DIC、EEDQ、PPA、BOP−Cl、PyBrop、BOP及びPyBop、DPPA、HBTU、HATU、DEPCN、HOTDO、CDI及びピバロイルクロリドからなる群から選択される請求項10記載の方法。
  12. 更に、DMAP、HOBt、HOOBt、アゾベンゾトリアゾールHOSu及び2−ヒドロキシピリジンからなる群から選択される結合試薬を含む、請求項11記載の方法。
  13. 溶相合成を含み、かつZアミノ酸保護基、EDCI及びHOBtを結合試薬として用い、かつ化合物をPd/Cを用いて窒素雰囲気下で脱保護する、請求項10記載の方法。
  14. 固相合成を含み、かつZ、Boc及びFmocからなる群から選択されるアミノ酸保護基を用いる、請求項記載の方法。
  15. 結合試薬が、EDCI、DCC、DIC、EEDQ、PPA、BOP−Cl、PyBrop、BOP及びPyBop、DPPA、HBTU、HATU、DEPCN、HOTDO、CDI及びピバロイルクロリドからなる群から選択される、請求項14記載の方法。
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