JP2004148591A - 液滴噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インクジェットヘッド1は流路ユニット10とアクチュエータユニット20とを接合して構成されている。流路ユニット10にはマニホールド11a,11bと噴射口54との間に圧力室16が配置されている。アクチュエータユニット20は圧電シート21a〜21fとその間に挟まれた個別電極24a,24b及び共通電極25とにより構成されている。個別電極24a,24bは1つの圧力室16に対応した領域内に2つで一対となって配置され、個別電極24a,24bと共通電極25との間には活性部61a,61bが形成されている。アクチュエータユニット20の駆動時には、活性部61a,61b及びそれらの間に形成された領域Lyにおいて圧電シートが厚み方向に伸長し、圧力室16全体の面積を縮小させる。これにより、インクが噴射口54から液滴50として噴射される。
【選択図】 図7
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧力室の容積を変化させることにより噴射口から液滴を噴射させる液滴噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液体を収容する液体供給源と、噴射口と、この噴射口と液体供給源との間に配置された圧力室とから流路ユニットを構成し、圧力室の容積を変化させることで液体供給源に収容されている液体を噴射口から噴射させる液滴噴射装置がある。このような液滴噴射装置は、例えばインクジェット式プリンタのヘッド(特許文献1参照)などに用いられる。
【0003】
ここで、上記文献のヘッドにおける噴射装置(液滴噴射装置)の構成及び動作について、図9及び図10を参照しつつ説明する。図9及び図10に示す液滴噴射装置101は、上記文献で示された噴射装置とほぼ同様のものであり、それぞれ圧電アクチュエータ(アクチュエータユニット)200の非駆動時及び駆動時の状態について、装置の短手方向に沿った部分断面図で示している。
【0004】
図9に示すように、液滴噴射装置101は、図示しないインク供給源と連通してインク流路となるマニホールド111a,112aと、インクが噴射される噴射口154との間に圧力室116を配置して構成される流路ユニット100を備えている。流路ユニット100上には、圧力室116の容積を変化させるために変形可能なアクチュエータユニット200が貼り合わされている。
【0005】
流路ユニット100は、それぞれマニホールド111a,112a、圧力室116などを構成する開口部が形成されたプレート143,111,112,113,114が積層されて構成されている。また、アクチュエータユニット200は、それぞれ交互に配置された個別電極124及び共通電極125間に圧電シート121a,121b,121c,121d,121e,121fが挟まれて構成されている。
【0006】
個別電極124はスルーホール132を介して外部正電極130に接続されており、共通電極125はスルーホール133を介して外部接地電極131により接地されている。圧電シート121a〜121fにおいて個別電極124と共通電極125とで挟まれた部分には、その厚み方向に分極された活性部161が構成されている。この活性部161は、流路ユニット100の圧力室116と対向配置されている。
【0007】
ここで、個別電極124と共通電極125との間に圧電シート121a〜121fの分極方向に平行な電界を発生させると、図10に示すように、圧電効果により活性部161が圧電シート121a〜121fの厚み方向に変位する。このとき圧力室116の容積が変化し、噴射口154から液滴50が噴射される構成である。
【0008】
【特許文献1】
特許3128857号明細書 (第3頁、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
液滴噴射装置101において、アクチュエータユニット200は、個別電極124を圧力室116の平面形状とほぼ同じ大きさに形成し、共通電極125を複数の圧力室116にわたる大きさに形成している。このため、個別電極124と共通電極125との対向部分は圧力室116の平面形状とほぼ同じになり、さらにこの対向部分は圧力室の個数分存在している。この対向部分の面積はアクチュエータユニット200の静電容量と比例関係にあり、また、静電容量はアクチュエータユニット200を駆動するドライバ回路の消費電力と比例関係にある。ドライバ回路の消費電力が大きい場合、ドライバ回路として比較的大規模で高価なものを用いる必要がある。また、ドライバ回路の消費電力が大きくなると発熱量が大きくなり、ヒートシンクなどの放熱装置を大型化する必要が生じ、結果的に液滴噴射装置101の大型化につながってしまう。またさらに、ドライバ回路にて発生した熱がアクチュエータユニット200に伝達されると、各活性部161の動作に影響が及び、所望の噴射動作が得られなくなるという問題もでてくる。
【0010】
そこで、本発明の目的は、アクチュエータユニットの静電容量を小さくし、ドライバ回路の発熱を抑制することができる液滴噴射装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の液滴噴射装置は、一端を噴射口に、他端を液体供給源にそれぞれ接続された圧力室が配置された流路ユニットと、前記圧力室の容積を変化させるために変形可能であって電極間に圧電シートが挟まれてなる活性部を有するアクチュエータユニットとが、前記圧力室と前記活性部とを対向させて相互に接合された液滴噴射装置において、前記アクチュエータユニットの1つの前記圧力室に対応した領域内に複数の前記活性部が設けられていることを特徴とする。
【0012】
上記構成のようにアクチュエータユニットの1つの圧力室に対応した領域内に複数の活性部を設けた場合における静電容量の合計は、当該領域とほぼ同じ大きさの活性部を1つ設けた場合の静電容量よりも小さくなる。これによりドライバ回路の発熱が抑制されることから、アクチュエータユニットを駆動するドライバ回路として比較的小規模で安価なものを使用することができると共に、放熱装置を小型化することが可能となる。
【0013】
請求項2の液滴噴射装置は、請求項1において、前記活性部は、前記圧電シートの厚み方向に分極され、前記電極間の前記圧電シートに前記分極方向と同方向の電界を加えることで前記圧電シートの厚み方向に伸長するものであって、複数の前記活性部の間隔は、隣接する両活性部の伸長にともない、その間の前記圧電シートも同方向に伸長する大きさであることを特徴とする。
【0014】
上記構成によると、1つの圧力室に対応した領域内に当該領域とほぼ同じ大きさの活性部を1つ設けた場合とほぼ同様の圧力室の容積変化を確保することができる。
【0015】
請求項3の液滴噴射装置は、請求項2において、前記アクチュエータユニットの1つの前記圧力室に対応した領域内に設けられた複数の前記活性部のうちで最も外側に配置された前記活性部は、その外側端部が前記圧力室の端部近傍に相当する位置にあるように形成されていることを特徴とする。
【0016】
上記構成によると、活性部に対応する圧力室全体に容積変化を生じさせることができる。これにより、液体に圧力を効果的に与えることができ、液滴噴射を円滑に行うことができる。
【0017】
請求項4の液滴噴射装置は、請求項1〜3のいずれか1項において、1つの前記圧力室の面積に対する、前記アクチュエータユニットの1つの前記圧力室に対応した領域内に設けられた複数の前記活性部の合計面積の割合が0.7以上であることを特徴とする。
【0018】
上記構成によると、噴射口からの液滴噴射速度を一定に保つために印加すべき電圧を比較的小さくすることができる。この場合、アクチュエータユニットを駆動するドライバ回路として、低電圧用の比較的小規模で安価なものを用いることができる。また、駆動電圧が小さいと当該ドライバ回路の発熱も抑制されるため、放熱装置を小型化することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、本発明に係る液滴噴射装置とは後に詳述する相互に接合されたアクチュエータユニットと流路ユニットとを備えたものであり、本実施の形態では当該液滴噴射装置をインクジェット式プリンタのヘッドに用いた場合について述べる。
【0020】
図1は、本実施形態に係る液滴噴射装置を含むインクジェットヘッドの分解斜視図である。インクジェットヘッド1は、ほぼ直方体の流路ユニット10上にこれとほぼ同形状のアクチュエータユニット20が積層され、アクチュエータユニット20上に外部機器との接続のためのフレキシブルフラットケーブル40が貼付されたものである。インクジェットヘッド1は、流路ユニット10の下面側にある噴射口54(図2参照)から下向きにインクを噴射する。
【0021】
図2は、流路ユニット10の分解斜視図である。流路ユニット10は、ノズルプレート43、マニホールドプレート11、12、スペーサプレート13及びキャビティプレート14の5枚の薄板を接着にて重ねて接合して積層したものである。本実施の形態において、ノズルプレート43を除く各プレート11、12、13、14は、42%ニッケル合金鋼板製で、50μm〜150μm程度の厚さである。ノズルプレート43には、微小径の噴射口54が、当該ノズルプレート43における第1の方向(長手方向)に沿って2列の千鳥配列状に設けられている。即ち、ノズルプレート43の長手方向と平行な2つの基準線に沿って、微小ピッチ間隔で千鳥状配列にて多数個の噴射口54がノズルプレート43に穿設されている。
【0022】
マニホールドプレート12には、インク通路としての一対のマニホールド室12a、12aが、噴射口54が配列された2つの基準線の外側に沿って延びるように穿設されている。各マニホールド室12aは、平面視において、キャビティプレート14に形成された圧力室16の列と重なり且つ長手方向について圧力室16の列を跨ぐように延びている。マニホールドプレート12の下側のマニホールドプレート11の上面には、各マニホールド室12aとほぼ同じ位置にて、平面視形状で略同じ形状の上向き開放するようにマニホールド室11aが凹設され、両マニホールド室11a、12aが一体となって1つのマニホールド室を形成している。
【0023】
また、キャビティプレート14には、その長辺に沿う中心線に対して直交する第2の方向(短手方向)に延びる細幅の多数の圧力室16が穿設されている。圧力室16は、キャビティプレート14の長手方向に前記中心線を挟むように、且つ先端部近傍が前記中心線を越えて延在するように、2列に配列されている。したがって、各圧力室16の先端部近傍領域はキャビティプレート14の長手方向について互いに重なり合うと共に、圧力室16の先端は2列に千鳥状配列されている。なお、本実施の形態における圧力室16の長さと幅との比はおよそ8である。
【0024】
このようにして、各圧力室16の先端は、スペーサプレート13及びマニホールドプレート11、12に同じく千鳥状配列にて穿設されている微小径の貫通孔17、17を介して、ノズルプレート43における噴射口54と連通している。一方、各圧力室16の他端は、スペーサプレート13における左右両側部位に穿設された貫通孔18を介して、マニホールドプレート11、12におけるマニホールド室11a、12aに連通している。
【0025】
また、キャビティプレート14及びスペーサプレート13の長手方向についての一端部には、左右両マニホールド室12a、12aにそれぞれ連通した一対の供給孔19a、19bが穿設されている。最上層のキャビティプレート14の一端部に穿設された供給孔19a、19aの上面には、その上方のインクカートリッジ(図示せず)から供給されるインク中の塵除去のためのフィルタ29が張設されている。
【0026】
インクカートリッジから供給孔19a、19bを介して左右両マニホールド室11a、11a、12a、12a内に流入したインクは、各貫通孔18を通って各圧力室16内にそれぞれ分配されたのち、各圧力室16内から貫通孔17を通って、当該圧力室16に対応する噴射口54に至る。
【0027】
図3は、アクチュエータユニット20の部分的な分解斜視図である。アクチュエータユニット20は、6枚の圧電セラミックスシート(以下、単に「圧電シート」という)21a、21b、21c、21d、21e、21fを積層した構造である。各圧電シート21a〜21fは、全圧力室16にわたる大きさを有している。
【0028】
最下層の圧電シート21a及びこれを含めて上方へ数えて奇数番目の圧電シート21c、21eの上面には、常に一定の電位(グランド電位)に保持された共通電極25が形成されている。また、最上層の圧電シート21fを除いた下から偶数番目の各圧電シート21b、21dの上面には、それぞれ独立して電位の制御が可能な多数の個別電極24a,24bが設けられている。本実施の形態において、各シートの厚さは略20μmである。
【0029】
共通電極25は、長手方向に沿って2列に配列された圧力室16、16を平面視で列毎に覆うように、圧電シート21a、21c、21eの長手方向に沿って2列に延びて形成されている。2列に延びた共通電極25のそれぞれは、平面視略矩形状である。共通電極25には、圧電シート21a、21c、21eの長手方向両端近傍において、短手方向全長に形成された引き出し部25aが一体的に設けられている。
【0030】
一方、各個別電極24a,24bは、アクチュエータユニット20の短手方向に延びた細長形状を有している。そして、アクチュエータユニット20の短手方向中央側及び端部側に互いに離隔された2つの個別電極24a,24bが一対となって、流路ユニット10における各圧力室16に対応する領域内に配置されている。各圧力室16に対応する一対の個別電極24a,24bは、圧力室16や噴射口54の配置と同様に、互いに千鳥状配列されている。また、一対の個別電極24a,24bのうちアクチュエータユニット20の短手方向中央側の個別電極24bが、それぞれアクチュエータユニット20の長手方向においてオーバーラップしている。
【0031】
図1及び図3に示すように、最上段の圧電シート21fの上面には、その短手方向両端及び中央近傍に、それぞれ表面電極30a,30bが多数設けられている。これら表面電極30a,30bは、平面視において個別電極24a,24bの端縁部に重なるように形成されている。下側の2層を除く圧電シート21c〜21fのそれぞれには、各表面電極30a,30bと対応する位置において、スルーホール32a,32bが穿設されている。これらスルーホール32a,32b内には導電性材料が充填されており、厚み方向に重なった圧電シート21b,21dの個別電極24a,24bと表面電極30a,30bとが電気的に接続されている。
【0032】
さらに最上段の圧電シート21fの上面には、長手方向両端近傍において、短手方向全長にわたって表面電極31が設けられている。表面電極31は、平面視において、圧電シート21a,21c,21eに形成された共通電極25の引き出し部25aと重なるように形成されている。またこの最上段の圧電シート21fにおける表面電極31が形成された領域内で、シートの短手方向両端近傍には、それぞれスルーホール33が穿設されており、その下側の最下段を除く圧電シート21b〜21eにも、それぞれ対応する位置にスルーホール33が穿設されている。上記スルーホール32a,32bと同様に、スルーホール33内には導電性材料が充填されており、厚み方向に重なった圧電シート21a,21c,21eの共通電極25と表面電極31とが電気的に接続されている。
【0033】
このようなプレート型のアクチュエータユニット20における下面(圧力室16と対向する面)全体には、接着剤層としてのインク非浸透性の合成樹脂材からなる接着剤シート41(図5参照)が貼着されている。また、アクチュエータユニット20は、一対の個別電極24a,24bが各圧力室16に平面視で対応した位置に配置されるように、流路ユニット10に接着及び固定されている。
【0034】
さらに、アクチュエータユニット20の上側面には、図1に示すフレキシブルフラットケーブル40が重ねられることによって、フレキシブルフラットケーブル40に形成された各種の配線パターンが、各表面電極30a,30b,31と電気的に接続されている。
【0035】
なお、接着剤シート41等の接着剤層の材料としては、少なくともインク非浸透性であり、且つ電気絶縁性を備えたものであって、ナイロン系やダイマー酸ベースのポリアミド樹脂を主成分とするポリアミド系ホットメルト形接着剤、ポリエステル系ホットメルト形接着剤のフィルム状のものを使用しても良いが、ポリオレフィン系ホットメルト形接着剤をアクチュエータユニット20に塗布してから、流路ユニット10に接着するようにしてもよい。
【0036】
図4は、本実施の形態に係るインクジェットヘッド1の短手方向(圧力室16の長手方向)に沿った部分断面図である。図5は、図4のX−X線に関する断面図である。図6は、本実施の形態に係るインクジェットヘッド1の平面視における圧力室16と後に詳述するアクチュエータユニット20の活性部61a,61bとの位置関係を示す図である。
【0037】
図4から、上述したように、2つの個別電極24a,24bが一対となって各圧電シート21b,21dにおける圧力室16に対応した領域内に配置されているのがわかる。一方、圧電シート21a,21C,21e上の共通電極25は、図3にも示したように、圧力室16の長さ全体にわたって(図4参照)、且つその幅方向に沿って配列された圧力室16の列毎にわたって(図5参照)形成されている。そしてアクチュエータユニット20内のこれら共通電極25と多数の個別電極24a,24bとによって圧電シートの厚み方向に挟み込まれた領域には、公知のように同方向に高電圧が印加されて分極された活性部61a,61bが形成されている。
【0038】
活性部61a,61bは、それぞれ圧電シートの厚み方向において上下に連続する位置に形成され、本実施の形態ではそれぞれ4段の活性部61a,61bがひとまとまりとなっている。図4及び図6に示すように、活性部61a,61bはそれぞれ圧力室16の長手方向において長さLa,Lbを有しており、活性部61a,61bにおける圧力室16の縁側の端部はそれぞれ対応する圧力室16の端部とほぼ一致すると共に、その反対側端部(即ち圧力室16の中央側端部)において距離Lyだけ離隔されている。一対の活性部61a,61bにおいて、一方の活性部61aにおける他方の活性部61bとは反対側の端部と、他方の活性部61bにおける一方の活性部61aとは反対側の端部との間隔Lxは、圧力室16の長さLcと等しくなっている(La+Ly+Lb=Lx=Lc)。
【0039】
一方、活性部61a,61bの幅wは、図6に示すように、圧力室16の幅より若干狭くなっている。これは、個別電極24a,24bの幅方向両端がキャビティプレート14によって拘束されることにより、個別電極24a,24bの変形が著しく阻害され効率が悪化すること、及び、個別電極24a,24bの幅の増加による面積増加率が長さを増加する場合に比べて大きいために静電容量の増加に伴う消費電力の増加が無視できないことによる。逆に言うと、本実施の形態のインクジェットヘッド1では、活性部61a,61bの幅wが圧力室16の幅よりも小さいので活性部61における圧電シートの厚み方向への変形が拘束されることが少なく、比較的小さな消費電力で圧力室16の有効容積変化量を効率よく大きくすることができる。
【0040】
また本実施の形態では、各圧力室16に対応する一対の活性部61a,61bの平面視における面積Sa,Sb(図6参照)の合計は、同じ幅wで圧力室16の全長Lcにわたって形成された場合における活性部の面積の0.8倍である。
【0041】
次に、図7を参照しつつ、本実施の形態に係るインクジェットヘッド1のアクチュエータユニット20駆動時の状態について説明する。図7は、図4と対応させた、インクジェットヘッド1の短手方向に沿った部分断面図である。本実施の形態において通常の状態では上述したように電圧の印加がなくアクチュエータユニット20は駆動しないが、噴射動作をする際はアクチュエータユニット20を駆動する必要がある。
【0042】
アクチュエータユニット20の駆動は個別電極24a,24bに電圧を選択的に印加することにより行われ、図7に示すように、対応する活性部61a,61bが圧電シートの厚み方向に変位し、圧力室16の容積が縮小する。圧力室16の容積が縮小されると圧力室16内に圧力波が生じ、噴射口54からインクが液滴50として噴射される。
【0043】
より詳細には、図1に示したフレキシブルフラットケーブル40の配線パターンを介して、個別電極24a,24bに選択的に正の電圧を印加し、共通電極25をグランドに接続することで、活性部61a,61bは、その分極方向と同方向の駆動電界の発生によって、圧電効果により、圧電シートの厚み方向に伸長する。
【0044】
また、一対の個別電極24a,24bの間に形成された領域Lyにおける圧電シート21a〜21fは、そのほとんどの領域において、両側の活性部61a,61bの伸長にともなって同方向に伸長する。図7ではLy領域の中央部分のみが若干凹んだ形状であるが、圧力室16の容積変化に対するこの凹みの影響はほとんどない。
【0045】
【実施例】
本実施の形態に係るインクジェットヘッド1において、気温25℃、液体噴射速度9(m/s)という条件の下、実験を行った。実験では、図6の圧力室16の全長Lcにわたって幅wの活性部が存在する場合の活性部の面積をSとし、個別電極24a、24bの長さ(La,Lb)を変えたときの活性部61a,61bの合計面積(Sa+Sb)と前記面積Sとの比((Sa+Sb)/S)を0.5から1.0まで0.1ずつ増加させ、その都度、圧力室16に所定の容積変化を与えるのに必要な印加電圧、及び、静電容量を調べた。表1は、上記の活性部面積比、印加電圧V、及び静電容量Cの他、静電容量Cと印加電圧Vの2乗との積(C×V2)について、それぞれの関係を表したものである。図8は、上記の活性部面積比と、印加電圧との関係を示すグラフである。なお、本実験において、上記圧力室16の全長Lcは1.8mm、幅wは140μmとした。
【0046】
【表1】
【0047】
表1に示すように、上記の活性部面積比と静電容量とは、0.5〜1.0までの各段階において比例関係にあり、活性部の合計面積(Sa+Sb)を低下させると静電容量が低減するのがわかる。一方、圧力室16に所定の容積変化を与えるのに必要な印加電圧の値は、図8によく示されているように、上記活性部面積比が0.7以上では23.0〜24.0の範囲内で急激な変化はないが、上記面積割合が0.7未満では急激に上昇する。つまり、静電容量を低減させるために、活性部の合計面積(Sa+Sb)を低下させすぎると、印加電圧の上昇を招いてしまうことがわかった。
【0048】
また、アクチュエータユニットを駆動するドライバ回路の発熱量、即ち消費電力は、静電容量Cと印加電圧Vの2乗との積(C×V2)に比例することから、上記活性部面積比が0.6〜0.8の範囲において、消費電力を効果的に抑制することができるといえる。したがって、上述した印加電圧との関係から、上記面積Sに対する活性部61a,61bの合計面積(Sa+Sb)は約0.7〜0.8が好ましく、特に約0.8がより好ましいといえる。
【0049】
以上に述べたように、本実施形態に係るインクジェット式プリンタ1によると、アクチュエータユニット20の1つの圧力室16に対応した領域内に、平面視において2つの活性部61a,61bが設けられている。この場合、アクチュエータユニット20に蓄積される静電容量の合計は、圧力室16の領域とほぼ同じ大きさの活性部を1つ設けた場合の静電容量よりも小さくなる。静電容量はアクチュエータユニット20を駆動するドライバ回路の消費電力と比例関係にあることから、当該ドライバ回路の消費電力が小さくなり、ドライバ回路として比較的小規模で安価なものを用いることができる。さらに、ドライバ回路の発熱が抑制されることから、ドライバ回路で発生する熱を放熱するために設けられる放熱装置を小型化することが可能となる。
【0050】
また、活性部61a,61bは圧電シート21a〜21fの厚み方向に分極され、個別電極24a,24bと共通電極25との間に挟まれた圧電シート21a〜21fに分極方向と同方向の電界を加えることで圧電シート21a〜21fの厚み方向に伸長するものであって、平面視において2つの活性部61a,61bの間隔Lyは、隣接する両活性部61a,61bの伸長にともない、その間の圧電シート21a〜21fも同方向に伸長する大きさである(図7参照)。つまり、本実施の形態によると、1つの圧力室16に対応した領域内に当該圧力室16の領域とほぼ同じ大きさの活性部を1つ設けた場合とほぼ同様の圧力室16の容積変化を確保することができる。
【0051】
また、2つの活性部61a,61bにおける圧力室16の縁側の端部は、それぞれ対応する圧力室16の端部とほぼ一致していることにより、活性部61a,61bに対応する圧力室16全体に容積変化を生じさせることができる。これにより、圧力室16内のインクに圧力を効率よく与えることができ、液滴噴射を円滑に行うことができる。
【0052】
また、圧力室16の面積に対する2つの活性部61a,61bの平面視における面積Sa,Sbの合計が、同じ幅wで圧力室16の全長Lcにわたって形成された場合における活性部の面積の0.8倍であることから、噴射口54からの液滴噴射速度を一定に保つために印加すべき電圧を比較的小さくすることができる。この場合、アクチュエータユニット20を駆動するドライバ回路は低電圧用の比較的小規模で安価なものを用いることができることから、経済的に有利である。また、電圧が小さくなると発熱量も小さくなることから、当該ドライバ回路における発熱量をより効果的に抑制することができる。
【0053】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
【0054】
例えば、上述の実施の形態は本発明に係る液滴噴射装置をインクジェットヘッド1として用いた場合であるが、圧電効果を利用して液体をその供給源から噴射口へと噴射するものであれば、プリンタヘッドに限定されず、様々な装置として用いることができる。
【0055】
また、従来の技術の項で説明した特許文献に記載のように、アクチュエータユニット20の上面に、活性部61a,61bが圧力室と反対方向へ変形するのを拘束する拘束層を設け、活性部61a,61b変形のほとんどが圧力室側に向くようにすることが好ましい。
【0056】
また、活性部61a,61bにおける圧力室16の縁側の端部は、それぞれ対応する圧力室16の端部とほぼ一致するのに限定されず、圧力室16の端部より外側又は内側に形成されたりしてよい。
【0057】
また、1つの圧力室16に対して設けられた活性部61a,61b間の間隔Lyは、隣接する両活性部61a,61bの伸長にともないその間の圧電シート21a〜21fも同方向に伸長する大きさであるのに限定されない。つまり、液体噴射を円滑に行うのに十分であれば、活性部61a,61bの間隔Ly全体にわたって圧電シート21a〜21fが伸長しなくてもよい。
【0058】
また、上述の実施形態では、アクチュエータユニット20の1つの圧力室16に対応した領域内に、2つで一対となる個別電極24a,24bが配置され、それに対応して2つで一対となる活性部61a,61bが設けられている構成であるが、アクチュエータユニット20の1つの圧力室16に対応した領域内に3以上の個別電極を配置することにより、3以上で一対となる活性部が設けられる構成でもよい。
【0059】
また、上述の実施形態では、通常の状態において個別電極24a,24bに電圧を印加せず、インク噴射動作の際に個別電極24a,24bに電圧を選択的に印加して圧力室16の容積を縮小し、液滴を噴射する、いわゆる“押し打ち”という噴射方法を採用しているが、これに限定されるものではなく、例えば以下に述べるいわゆる引き打ちにより噴射する構成であってよい。上記引き打ちとは、通常の状態において、全個別電極24a,24bを正の所定電位として当該活性部に電界を印加し、圧力室16の容積を縮小させておき、噴射動作の際、印加しておいた電界を選択的に解除することにより活性部61a,61bを復帰させて圧力室16の容積を拡大してインクに圧力波を発生させ、圧力波が圧力室16の長手方向に伝播させた後、圧力波が正圧となるタイミングで電界を再び印加することにより圧力室16を縮小し、圧力室16内のインクに圧力を付与して液滴50を噴射するものである。このような引き打ちによる液滴噴射では、圧力を重ね合わせることができるので比較的小さなエネルギーで大きな噴射圧をインクに与えることができる。
【0060】
また、上述の実施の形態におけるアクチュエータユニット20は、個別電極24a,24b及び共通電極25の印刷された圧電シートを積層したものであるが、圧力室16の容積を変化させるように変形する活性部を有するものであれば、これに限定されるものではない。
【0061】
また、上述の実施の形態ではアクチュエータユニット20内の一部の圧電シート21b〜21eだけに活性部61a,61bが設けられているが、全圧電シート21に活性部61a,61bを設けてよい。圧電シートを積層する構成の場合、共通電極25及び個別電極24a,24bの配置は様々に変更できる。
【0062】
また、上述の実施の形態では、活性部61a,61bの幅wを圧力室16の幅より若干狭くしているが、活性部部61a,61bの幅wを圧力室16の幅より広くしてもよい。また、圧力室16や活性部部61a,61bなどの形状、圧電シート21a〜21fなどの積層数、圧力室16の配列方向などは、適宜変更してよい。
【0063】
また、上述の実施の形態では、圧電シートの厚み方向に重なった共通電極25の電気的接続が、スルーホール33を介してなされているが、これに限定されず、様々な方法により電気的接続がなされてよい。例えば、アクチュエータユニット20の一側面に全ての共通電極25の引き出し部を露出させ、全ての引き出し部25aに接続する接続電極をアクチュエータユニット20の厚さ方向に延びるように塗布し、この接続電極を最上段の圧電シート21f上の表面電極31に電気的に接続する構成でもよい。
【0064】
また、上述の実施の形態では、圧電シートの厚み方向に重なった個別電極24a,24bの電気的接続が、スルーホール32を介してなされているが、これに限定されず、様々な方法により電気的接続がなされてよい。例えば、個別電極24a,24bのうちシート短手方向端延部側の個別電極24aについて、その端部をアクチュエータユニット20の他側面に露出させ、上下方向に同じ位置の個別電極24aに接続する接続電極をアクチュエータユニット20の側面に塗布し、接続電極を最上段の圧電シート21f上の各対応する表面電極30aに電気的に接続する構成でもよい。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によると、アクチュエータユニットの静電容量が小さくなり、アクチュエータユニットを駆動するドライバ回路の発熱が抑制されることから、ドライバ回路として比較的小規模で安価なものを使用することができると共に、放熱装置を小型化することが可能となる。
【0066】
請求項2によると、1つの圧力室に対応した領域内に当該領域とほぼ同じ大きさの活性部を1つ設けた場合とほぼ同様の圧力室の容積変化を確保することができる。
【0067】
請求項3によると、液体に圧力を効果的に与えることができ、液滴噴射を円滑に行うことができる。
【0068】
請求項4によると、噴射口からの液滴噴射速度を一定に保つために印加すべき電圧を比較的小さくすることができると共に、アクチュエータユニットを駆動するドライバ回路として低電圧用の比較的小規模で安価なものを用いることができ、さらに放熱装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る液滴噴射装置の分解斜視図である。
【図2】図1に示す液滴噴射装置を構成する流路ユニットの分解斜視図である。
【図3】図1に示す液滴噴射装置を構成するアクチュエータユニットの部分的な分解斜視図である。
【図4】図1に示す液滴噴射装置の短手方向に沿った部分断面図である。
【図5】図4のX−X線に関する断面図である。
【図6】図1に示す液滴噴射装置の平面視における圧力室と活性部との位置関係を示す図である。
【図7】アクチュエータ駆動時における図1に示す液滴噴射装置の短手方向に沿った部分断面図である。
【図8】活性部の面積比と印加電圧との関係を示すグラフである。
【図9】従来技術における液滴噴射装置の短手方向に沿った部分断面図である。
【図10】アクチュエータ駆動時における図8に示す液滴噴射装置の短手方向に沿った部分断面図である。
【符号の説明】
1 インクジェットヘッド(液滴噴射装置)
10 流路ユニット
11a,12a マニホールド(液体供給源)
16 圧力室
20 アクチュエータユニット
21a〜21f 圧電シート
24a,24b 個別電極(電極)
25 共通電極(電極)
50 液滴
54 噴射口
61a,61b 活性部
Claims (4)
- 一端を噴射口に、他端を液体供給源にそれぞれ接続された圧力室が配置された流路ユニットと、前記圧力室の容積を変化させるために変形可能であって電極間に圧電シートが挟まれてなる活性部を有するアクチュエータユニットとが、前記圧力室と前記活性部とを対向させて相互に接合された液滴噴射装置において、
前記アクチュエータユニットの1つの前記圧力室に対応した領域内に複数の前記活性部が設けられていることを特徴とする液滴噴射装置。 - 前記活性部は、前記圧電シートの厚み方向に分極され、前記電極間の前記圧電シートに前記分極方向と同方向の電界を加えることで前記圧電シートの厚み方向に伸長するものであって、
複数の前記活性部の間隔は、隣接する両活性部の伸長にともない、その間の前記圧電シートも同方向に伸長する大きさであることを特徴とする請求項1に記載の液滴噴射装置。 - 前記アクチュエータユニットの1つの前記圧力室に対応した領域内に設けられた複数の前記活性部のうちで最も外側に配置された前記活性部は、その外側端部が前記圧力室の端部近傍に相当する位置にあるように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の液滴噴射装置。
- 1つの前記圧力室の面積に対する、前記アクチュエータユニットの1つの前記圧力室に対応した領域内に設けられた複数の前記活性部の合計面積の割合が0.7以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液滴噴射装置。
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