JP2004147854A - 遊技情報提供装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】管理装置は、受信端末装置から遊技機指示情報、遊技情報指示情報、期間指示情報または設定値指示情報を受信すると、各遊技機の遊技機情報の履歴に基づいて、遊技機指示情報で指示されている遊技機の、遊技情報指示情報で指示されている遊技情報の予測開始時点の値を算出する。そして、指示されている遊技機に設定されている設定情報あるいは指示されている遊技機の遊技情報の履歴に基づいて、期間指示情報で指示されている期間経過後の値の予測範囲を算出する。あるいは、設定値指示情報で指示されている設定値になるまでの期間の予測範囲を算出する。算出した予測範囲は、受信端末装置に送信され、受信端末装置の表示装置に表示される。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技店に設けられている遊技機の遊技情報を提供する遊技情報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ店等の遊技店では、集客効率を高めるために、例えば、遊技店の会員に対して、遊技店に設けられている各遊技機の遊技情報(例えば、出玉数、大当たり発生回数)を管理して遊技者等に提供する遊技情報提供装置を設けている。遊技情報提供装置は、例えば、店舗サーバーと遊技端末装置により構成されている。遊技端末装置は、遊技店に設置されている各遊技機に対応して設けられており、対応する遊技機の遊技情報(例えば、投入された遊技玉の数を示すアウト玉数、投入された遊技玉が入賞口に入賞することによって遊技者に払い出された遊技玉の数を示すセーフ玉数、大当たり発生状態であることを示す大当たり発生情報)を適宜の時期に店舗サーバーに送信する。店舗サーバーは、遊技端末装置から送信された遊技情報を受信して管理する(例えば、受信した遊技情報を記憶装置に記憶する、あるいは受信した遊技情報に基づいて他の遊技情報を算出して記憶装置に記憶する、あるいは記憶装置に記憶している遊技情報にもとづいて他の遊技情報を算出する)。
遊技店の会員等が任意の遊技機の遊技情報を得る場合には、例えば、各遊技機に対応して設けられている遊技端末装置あるいは遊技情報提供用の店舗端末装置を操作することによって、遊技機指示情報(例えば、遊技店内での遊技機の設置位置を示す台番号)及び遊技情報指示情報(例えば、出玉数)を含む遊技情報送信要求信号を店舗サーバーに送信する。
店舗サーバーは、遊技端末装置から送信された遊技情報送信要求信号を受信すると、遊技情報送信要求信号に含まれている遊技機指示情報で指示されている遊技機の、遊技情報指示情報で指示されている遊技情報を遊技端末装置に送信する。例えば、指示された遊技機の遊技情報(例えば、アウト玉数とセーフ玉数)の履歴に基づいて、他の遊技情報(例えば、出玉数=セーフ玉数―アウト玉数)の履歴(例えば、1時間毎の履歴)を算出し、算出した遊技情報の履歴を遊技端末装置に送信する。
遊技端末装置は、店舗サーバーから送信された遊技情報の履歴を受信し、表示装置等に出力する。
【0003】
ところで、遊技店では、遊技者が遊技機を選択する場合、遊技機の今後の動向(例えば、次に大当たりが発生する時期)を予想して選択することが多い。
しかしながら、前記した遊技情報提供装置では、遊技者は、過去の遊技情報しか得ることができない。このため、前記した遊技情報提供装置では、各遊技機の今後の動向を予想するのが非常に困難である。
そこで、遊技機の遊技機情報及び遊技機に設定されている設定情報に基づいて、次に大当たりが発生するまでに必要な遊技玉の数の予測値を算出し、算出した遊技球の数の予測値を出玉数の履歴に続けて表示する遊技情報提供装置が提案されている(特許文献1参照)。
この従来の遊技情報提供装置では、受信端末装置は、例えば、図6に示す折れ線グラフで出玉数を表示する。図6の縦軸は出玉数を示し、横軸は時間を示している。図6に示す折れ線グラフでは、現時点t20(出玉数x20)までの出玉数の履歴が折れ線グラフで表示されているとともに、次の大当たり発生予測時点t21までの出玉数予測値がx21であることが表示されている。これにより、現時点t20から大当たり発生予測時点t21までに、[x20−x21]個の遊技玉が必要である(消費される)ことが分かる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−11216号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記した従来の遊技情報提供装置を用いることにより、遊技者は、次に大当たりが発生するまでに必要な遊技玉の数の予測値を参考にして遊技機を決定することができる。
しかしながら、例えば、遊技者によっては、所定の遊技時間だけ遊技を行いたい場合や、所定数の遊技玉を獲得したい場合がある。このような遊技者にとっては、次に大当たりが発生するまでに必要な遊技玉の数よりも、例えば、所定期間経過後の出玉数の予測値や、出玉数が所定の値に達するまでの期間の予測値あるいは出玉数が所定の値に達する確率等の方が有用である。
そこで、本発明は、所定の条件が満足されるまで遊技を行った時点における遊技情報の予測値、遊技情報が所定の値に達するまでの期間の予測値あるいは遊技情報が所定の値に達する確率等の情報を提供することにより、遊技者等に対して適切な遊技情報を提供することができ、もって集客効率を向上させることができる遊技情報提供装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの遊技情報提供装置である。
請求項1に記載の遊技情報提供装置では、管理装置は、予測開始時点から所定の期間経過後における所定の遊技機の所定の遊技情報の予測範囲を出力する。これにより、遊技者等は、例えば、所定期間だけ遊技を行う場合に、適切な遊技機を容易に決定することができる。特に、本発明では、所定期間遊技を行った時点における遊技情報の予測範囲を提供するため、より適切な遊技機を決定することができる。
なお、本明細書では、「所定」という記載は、予め定められている(例えば、プログラムにより定められている)という意味と、指示されている(例えば、入力装置や通信端末装置から指示される)という意味で用いられている。管理装置に所定の遊技機、所定の遊技情報、所定の期間、所定の値等を指示する場合には、管理装置に接続されている入力装置や通信端末装置を用いて指示することができる。管理装置から予測範囲を出力する場合には、管理装置に接続されている出力装置(表示装置等)や出力装置(表示装置等)を備えている端末装置等に出力することができる。また、予測開始時点としては、種々の時点を用いることができる。例えば、プログラムに設定されている予測開始時点を用いてもよいし、管理装置が入力装置や通信端末装置から送信された指示情報を受信した時点を用いてもよいし、管理装置が受信した指示情報で指示されている時点を用いることができる。
また、本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの遊技情報提供装置である。
請求項2に記載の遊技情報提供装置では、管理装置は、予測開始時点から所定数の遊技媒体を使用した時点における所定の遊技機の所定の遊技情報の予測範囲を判別して出力する。これにより、遊技者等は、例えば、所定数の遊技媒体を用いて遊技を行う場合に、適切な遊技機を容易に決定することができる。特に、本発明では、所定数の遊技媒体を用いて遊技を行った時点における遊技情報の予測範囲を提供するため、より適切な遊技機を決定することができる。
また、本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの遊技情報提供装置である。
請求項3に記載の遊技情報提供装置では、管理装置は、所定の遊技機の所定の遊技情報の値が予測開始時点における値から所定の値となるまでの期間の予測範囲を判別して出力する。これにより、遊技者等は、例えば、所定数の遊技玉を獲得したい場合に、適切な遊技機を容易に決定することができる。特に、本発明では、所定の値となるまでの期間の予測範囲を提供するため、より適切な遊技機を決定することができる。
また、本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの遊技情報提供装置である。
請求項4に記載の遊技情報提供装置では、管理装置は、所定の遊技機の所定の遊技情報の履歴に基づいて予測範囲を判別する。例えば、管理装置は、所定の遊技機の所定の遊技情報の履歴に基づいて、現在の遊技状態と同じような遊技状態の時点から、所定の期間経過後の遊技情報を抽出し、抽出した遊技情報に基づいて予測範囲を算出する。これにより、予測範囲を正確に判別することができる。また、本発明の第5発明は、請求項5に記載されたとおりの遊技情報提供装置である。
請求項5に記載の遊技情報提供装置では、管理装置は、所定の遊技機と同じ機種の遊技機の所定の遊技情報の履歴に基づいて予測範囲を判別する。同じ機種の遊技機を判別する方法としては、例えば、遊技機の動作仕様(例えば、大当たり発生確率)を用いて判別することができる。動作仕様が1つしか用意されていない(動作仕様が予め設定されている)種類の遊技機が所定の遊技機である場合には、所定の遊技機と同じ種類の遊技機を同じ機種の遊技機として判別する。一方、動作仕様が複数用意されており、遊技店側で複数の動作仕様の中から1つの動作仕様を選択して設定する種類の遊技機が所定の遊技機である場合には、所定の遊技機と同じ種類の遊技機であって、所定の遊技機に設定されている動作仕様と同じ動作仕様が設定されている遊技機を同じ機種の遊技機として判別する。このように、同じ機種の遊技機(同じ種類の遊技機あるいは同じ種類であって同じ動作仕様が設定されている遊技機)の遊技情報の履歴に基づいて予測範囲を判別することにより、予測範囲をより正確に判別することができる。なお、同じ機種の遊技機の遊技情報の履歴としては、例えば、同じ機種の各遊技機の遊技情報の最大値の中の最も大きいもの、最小値の中の最も小さいもの、最大値あるいは最小値の平均値等を用いることができる。
また、本発明の第6発明は、請求項6に記載されたとおりの遊技情報提供装置である。
請求項6に記載の遊技情報提供装置では、管理装置は、所定の遊技機の動作仕様(例えば、大当たり発生確率)に基づいて予測範囲を判別する。これにより、予測範囲を正確に算出することができる。所定の遊技機の動作仕様としては、前記したように、動作仕様が1つしか用意されていない場合には用意されている動作仕様を用い、動作仕様が複数用意されており、遊技店側で複数の動作仕様の中から1つの動作仕様を選択して設定する場合には、選択して設定された動作仕様を用いる。なお、遊技情報の履歴と遊技機の動作仕様に基づいて予測範囲を算出すると、より正確に予測範囲を算出することができる。
また、本発明の第7発明は、請求項7に記載されたとおりの遊技情報提供装置である。
請求項7に記載の遊技情報提供装置では、管理装置は、所定の遊技機の現在の遊技状態に基づいて予測範囲を判別する。例えば、所定の遊技機の現在の遊技状態が所定遊技状態である場合には、所定遊技状態の予測終了時以降の予測範囲を判別する。例えば、遊技機が大当たり発生状態にある場合には、大当たり発生中における出玉数や大当たり発生状態が終了する時期は大きく変化しない。このため、大当たり発生状態が終了するまでは予測値を出力し、大当たり発生状態の予測終了時以降については予測範囲を出力することにより、より正確に予測範囲を判別することができる。
また、本発明の第8発明は、請求項8に記載されたとおりの遊技情報提供装置である。
請求項8に記載の遊技情報提供装置では、管理装置は、予測範囲の上限値と下限値の少なくとも一方を判別して出力する。例えば、出玉数の予測範囲の上限値が出力される場合には、遊技者等は、どのくらいの遊技玉を獲得する可能性があるかという情報(いわゆる、リターン情報)を得ることができる。また、例えば、出玉数の下限値が出力される場合には、遊技者等は、どのくらいの遊技玉を投入(使用)する可能性があるかという情報(いわゆる、リスク情報)を得ることができる。さらに、上限値と下限値を出力する場合には、遊技者等は、リターン情報とリスク情報の双方を得ることができる。これにより、遊技店側は、遊技者に過度の期待を持たせたりする射幸心をあおることなく、適切な遊技情報を提供することができる。遊技者側も、過度に期待することなく適切に遊技を行うことができる。
また、本発明の第9発明は、請求項9に記載されたとおりの遊技情報提供装置である。
請求項9に記載の遊技情報提供装置では、管理装置は、所定の遊技機の所定の遊技情報の値が所定の値となるまでの確率を判別して出力する。これにより、遊技者等は、例えば、所定数の遊技玉を獲得したい場合に、適切な遊技機を容易に決定することができる。
また、本発明の第10発明は、請求項10に記載されたとおりの遊技情報提供装置である。
請求項10に記載の遊技情報管理装置では、管理装置は、遊技機に対応して設けられており、対応する遊技機を所定の遊技機として予測範囲や予測値を判別する。本発明では、管理装置は、対応する遊技機の遊技情報の予測範囲や予測値を判別するため、複数の遊技機の遊技情報の予測範囲や予測値を判別する場合に比べて処理負担を軽減することができ、処理時間を短縮することができる。また、遊技者が遊技を行っている遊技機の遊技情報の予測範囲や予測値を、遊技中に、常時、容易に確認することができる。例えば、遊技者が遊技を行っている遊技機が大当たり状態や高確率状態となった場合、その後の遊技情報の予測範囲や予測値を遊技を続行しながら確認することができる。ここで、管理装置に、所定の期間毎に遊技情報の予測範囲や予測値を出力するモードを選択可能に構成することにより、より容易に、遊技を続行しながら遊技情報の予測範囲や予測値を確認することができる。なお、管理装置により、対応する遊技機の遊技情報の履歴や動作仕様と、対応する遊技機と同じ機種の遊技機の遊技情報の履歴や動作仕様に基づいて対応する遊技機の遊技情報の予測範囲や予測値を判別することにより、予測範囲や予測値をより正確に判別することができる。この場合には、管理装置は、当該管理装置に対応する遊技機と同じ機種の遊技機の遊技情報の履歴を、例えば、同じ機種の遊技機に対応する管理装置から入力して管理する。
また、本発明の第11発明は、請求項11に記載されたとおりの遊技情報提供装置である。
請求項11に記載の遊技情報提供装置では、管理装置は、対応する遊技機の遊技情報のみを管理すればよいため、より処理負担を軽減することができ、処理時間もより短縮することができる。さらに、管理装置と複数の遊技機とを接続する必要がないので配線の引き回しが少なくなり、管理装置の入れ替え作業も容易である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態の概略構成図である。本実施の形態は、本発明の遊技情報提供装置をパチンコ店等の遊技店に設けた場合のものである。
遊技店Aには、遊技機11A1〜11A3、11A11〜11A13(以下では、「11A1」で代表する)が、例えば、島毎に設けられている。
各遊技機11A1〜11A3、11A11〜11A13には、遊技端末装置12A1〜12A3、12A11〜12A13(以下では、「12A1」で代表する)が対応して設けられている。
また、各遊技機11A1の遊技機情報を管理する店舗サーバー13Aが設けられている。遊技端末装置12A1は、LAN等の通信回線15Aを介して店舗サーバー13Aに接続されている。遊技端末装置12A1は、対応する遊技機の遊技機情報を店舗サーバー13Aに送信する機能と、店舗サーバー13Aに遊技情報送信要求信号を送信して遊技情報の予測情報を受信する機能を有している。
また、各遊技機11A1の遊技情報を受信するための通信端末装置30が設けられている。通信端末装置30は、インターネット等の通信回線40を介して店舗サーバー13Aに接続可能である。通信端末装置30としては、例えば、携帯電話等の携帯端末装置やパソコン等が用いられる。さらに、図示していないが、通信回線15Aを介して店舗サーバー13Aに接続される店舗端末装置が設けられる場合もある。
本実施の形態の遊技情報提供装置は、遊技端末装置12A1〜12A3、12A11〜12A13と店舗サーバー13Aにより構成されている。
【0008】
本実施の形態では、店舗サーバー13Aが本発明の管理装置に対応し、遊技端末装置12A1〜12A3、12A11〜12A13が本発明の遊技端末装置に対応し、遊技端末装置12A1〜12A3、12A11〜12A13、通信端末装置30及び店舗端末装置が本発明の受信端末装置に対応する。
なお、本実施の形態では、遊技端末装置12A1〜12A3、12A11〜12A13に、遊技機の遊技情報を店舗サーバー13Aに送信する遊技情報処理装置としての機能と、玉貸処理や情報提供処理等を実行する情報端末装置としての機能を持たせたが、遊技情報処理装置としての機能を有する遊技端末装置と、情報端末装置としての機能を有する受信端末装置を別個に設けることもできる。
【0009】
遊技端末装置12A1は、CPU等の処理装置、液晶表示装置等の表示装置、入力装置(いずれも図示省略)を有している。入力装置としては、表示画面を指等でタッチするタッチ式入力装置や操作キーを用いるキー式入力装置等が用いられる。
遊技端末装置12A1は、対応する遊技機11A1の遊技情報(例えば、アウト玉数、セーフ玉数、大当たり発生状態情報、抽選結果が大当たりとなる確率が通常より高い高確率状態にあることを示す高確率状態情報、抽選結果を表示する時間が通常より短縮された時短状態にあることを示す時短状態情報等)を適宜の時期(例えば、遊技情報が変化した時、所定時間毎、予め定められた時点)に店舗サーバー13Aに送信する。この時、遊技情報とともに遊技機を識別する遊技機識別情報を送信するのが好ましい。遊技機識別情報としては、例えば、遊技機11A1あるいは遊技機11A1に対応する遊技端末装置12A1の設置位置を示す台番号、遊技機あるいは遊技端末装置に固有の製造番号等の遊技機固有情報あるいは遊技端末装置固有情報等が用いられる。
また、遊技端末装置12A1は、例えば、表示装置の表示画面に遊技情報提供メニュー画面が表示されている状態で、入力装置により遊技機、遊技情報、期間、設置値等が入力された場合、遊技情報送信要求信号を店舗サーバー13Aに送信する。遊技機、遊技情報、期間、設定値等を入力する方法としては、表示装置に表示されている候補の中から選択する方法や、キーを操作して入力する方法等を用いることができる。遊技情報送信要求信号には、入力された遊技機を指示する遊技機指示情報、入力された遊技情報を指示する遊技情報指示情報、入力された期間を指示する期間指示情報、入力された設定値を指示する設定値指示情報等が含まれる。これらの指示情報は、同時に送信してもよいし、個別に送信してもよい。
【0010】
店舗サーバー13Aは、遊技端末装置12A1から送信された遊技情報を受信し、遊技機識別情報に対応させて管理する。
店舗サーバー13Aでの遊技情報の管理方法としては、後述する、遊技端末装置12A1、通信端末装置30や店舗端末装置から要求された遊技情報の予測範囲を送信することができればよく、種々の管理方法を用いることができる。
例えば、遊技情報として出玉数(=セーフ玉数−アウト玉数)あるいは出玉率(=セーフ玉数/アウト玉数×100%)を提供する場合には、遊技端末装置12A1から送信された各遊技機のアウト玉数とセーフ玉数(遊技情報)を受信して記憶装置(図示省略)に記憶しておき、出玉数あるいは出玉率の送信が要求された時に、記憶装置に記憶されているアウト玉数とセーフ玉数(遊技情報)に基づいて出玉数や出玉率の履歴(遊技情報の履歴)を算出する方法を用いる。
あるいは、遊技端末装置12A1から送信された各遊技機のアウト玉数とセーフ玉数(遊技情報)を受信して記憶装置に記憶するとともに、適宜の時期(例えば、所定時間毎)に各遊技機のアウト玉数とセーフ玉数(遊技情報)に基づいて出玉数や出玉率(遊技情報)を算出し出玉数や出玉率の履歴(遊技情報の履歴)として記憶装置に記憶し、出玉数あるいは出玉率の送信が要求された時に記憶装置に記憶されている出玉数や出玉率の履歴(遊技情報の履歴)を読み出す方法を用いる。
なお、遊技情報に基づいて受信端末装置に送信する遊技情報を算出する処理を遊技端末装置12A1で行う場合には、店舗サーバー13Aは、遊技端末装置12Aから送信された遊技情報を記憶装置に記憶する方法を用いて管理する。また、この場合には、遊技端末装置12A1から店舗サーバー13Aに送信する遊技情報は受信端末装置に送信する遊技情報と同じ情報である。
【0011】
また、店舗サーバー13Aは、各遊技機11A1の遊技状態に影響する動作仕様(例えば、大当たり発生確率)を記憶装置に記憶している。遊技機の動作仕様は、動作仕様が1つしか用意されていない場合には用意されている動作仕様を、動作仕様が複数用意されており、遊技店側で複数の動作仕様の中から1つの動作仕様を選択して設定する場合には、選択して設定された動作仕様を記憶する。動作仕様の記憶方法としては、例えば、動作仕様を各遊技機を示す遊技機識別情報に対応させて記憶してもよい。あるいは、動作仕様を、その動作仕様の遊技機の機種を示す機種識別情報に対応させて記憶するとともに、各遊技機識別情報に対応させて機種識別情報を記憶させてもよい。
店舗サーバー13Aは、遊技端末装置12A1、通信端末装置30あるいは店舗端末装置等の受信端末装置から送信された遊技情報送信要求信号(遊技機指示情報、遊技情報指示情報、期間指示情報、設定値指示情報)を受信すると、受信した遊技情報送信要求信号で指示されている所定の遊技機の所定の遊技情報の履歴と、所定の遊技機の動作仕様等に基づいて、所定の遊技機の所定の遊技情報の予測開始時点(例えば、店舗サーバー13Aが受信端末装置から送信された遊技情報送信要求信号を受信した時点)における値を判別し、予測範囲を判別する。例えば、予測開始時点から所定の期間経過後における、所定の遊技機の所定の遊技情報の予測範囲、あるいは所定の遊技機の所定の遊技情報の値が予測開始時点における値から所定の設定値となるまでの期間の予測範囲を判別する。そして、判別した予測範囲を示す予測情報を遊技端末装置12A1、通信端末装置30あるいは店舗端末装置等の受信端末装置に送信する。
遊技端末装置12A1、通信端末装置30あるいは店舗端末装置等の受信端末装置は、店舗サーバー20から送信された予測情報を受信すると、予測情報で示されている遊技情報の予測開始時点の値と予測範囲を表示装置等に出力する。
【0012】
遊技情報の予測範囲を算出する方法としては種々の方法を用いることができる。例えば、所定の遊技機の所定の遊技情報の予測開始時点の値と各遊技機の遊技情報の履歴に基づいて算出する方法、所定の遊技機の所定の遊技情報の予測開始時点の値と所定の遊技機の動作仕様(例えば、大当たり発生確率)に基づいて算出する方法、所定の遊技機の所定の遊技情報の予測開始時点の値と各遊技機の遊技情報の履歴及び所定の遊技機の動作仕様に基づいて算出する方法等を用いることができる。
【0013】
各遊技機の遊技情報の履歴に基づいて予測範囲を算出する場合には、例えば、所定の遊技機の現時点の遊技状態(例えば、大当たりが発生しているか否か、大当たりが発生してからの経過時間、前回大当たりが発生してからの経過時間、高確率状態であるか否か、高確率状態になってからの経過時間、時短状態であるか否か、時短状態になってからの経過時間、現時点の遊技情報の値等)とほぼ同じ遊技状態である時点を、各遊技機の遊技情報の履歴等に基づいて抽出する。そして、例えば、抽出した時点から所定の期間経過後の遊技情報の中から最大値と最小値を選択し、選択した最大値と最小値により予測範囲を算出する。
あるいは、抽出した時点における遊技情報の値から所定の設定値となるまでの経過期間の中から最大値と最小値を選択し、選択した最大値と最小値により予測範囲を算出する。
遊技機の遊技情報の履歴に基づいて予測範囲を算出する場合には、所定の遊技機と同じ機種の遊技機の所定の遊技情報の履歴に基づいて予測範囲を判別することもできる。同じ機種の遊技機は、例えば、遊技機の動作仕様(例えば、大当たり発生確率)を用いて判別することができる。ここで、動作仕様が1つしか用意されていない場合には、所定の遊技機と同じ種類の遊技機を同じ機種の遊技機として判別する。一方、動作仕様が複数用意されており、遊技店側で複数の動作仕様の中から1つの動作仕様を選択して設定する場合には、所定の遊技機と同じ種類の遊技機であって、所定の遊技機に設定されている動作仕様と同じ動作仕様が設定されている遊技機を同じ機種の遊技機として判別する。このように、同じ動作仕様である同じ機種の遊技機の遊技情報の履歴(例えば、同じ機種の各遊技機の遊技情報の最大値の中の最も大きいもの、最小値の中の最も小さいもの、最大値あるいは最小値の平均値等)に基づいて予測範囲を判別することにより、予測範囲をより正確に判別することができる。
【0014】
所定の遊技機の動作仕様に基づいて予測範囲を算出する場合には、例えば、所定の遊技機の動作仕様(例えば、大当たり発生確率や、高確率状態への移行確率等)に基づいて所定の期間内の遊技情報の変化値の最大値と最小値を算出する。そして、算出した最大値と最小値を所定の遊技機の所定の遊技情報の現時点(予測開始時点)の値に加算することによって、遊技情報の予測範囲の最大値と最小値を算出する。
あるいは、所定の遊技機の所定の遊技情報の現時点の値から、所定の設定値になるまでの期間の最大値と最小値を算出する。
【0015】
各遊技機の遊技情報の履歴と所定の遊技機の動作仕様に基づいて予測範囲を算出する場合には、例えば、所定の遊技機の動作仕様(例えば、大当たり発生確率)と、所定の遊技機の所定の遊技情報の履歴(例えば、遊技機の現時点(予測開始時点)における遊技状態と同じ遊技状態の時点あるいは任意の時点から所定の期間内の始動数の最大値と最小値)に基づいて、所定の期間内における遊技情報の変化値の最大値と最小値を算出する。そして、算出した変化値の最大値と最小値を、所定の遊技機の所定の遊技情報の現時点の値に加算することによって、遊技情報の予測範囲の最大値と最小値を算出する。
あるいは、所定の遊技機の所定の遊技情報の現時点の値と、所定の遊技機の動作仕様と、各遊技機の遊技情報の履歴に基づいて、所定の遊技機の所定の遊技情報の値が、現時点(予測開始時点)の値から所定の値となるまでの期間の最大値と最小値を算出する。
【0016】
なお、現時点の遊技機の遊技状態が所定遊技状態(例えば、大当たり発生状態、高確率状態、時短状態等)である場合には、所定遊技状態の終了時期、所定遊技状態時における遊技情報の変化値は大きく変化しない。例えば、大当たりが発生した場合には、同じ機種であれば、大当たり発生状態が終了するまでの期間、大当たりが発生してから終了するまでの出玉数等は大きく変化しない。
したがって、所定の遊技機の現時点での遊技状態が所定遊技状態である場合には、所定遊技状態が終了する時期を予測し、現時点から所定遊技状態の予測終了時期までの所定の遊技情報の変化値を算出する。そして、所定遊技状態の予測終了時期以降については、前記した方法を用いて、所定遊技状態の予測終了時における所定の遊技情報の予測値からの予測範囲を算出する。
【0017】
次に、本実施の形態を用いて店舗サーバー13Aから遊技端末装置12A1等の受信端末装置に遊技情報の予測範囲を示す予測情報を送信した場合における、受信端末装置の表示装置の表示態様の例を図3〜図5により説明する。
図3〜図5において、右上がりの直線は、例えば、アウト玉数よりセーフ玉数の方が多い(投入した遊技玉の数より払い出された遊技玉の数が多い)ことを示し、一方、右下がりの直線は、アウト玉数よりセーフ玉数の方が少ない(投入さされた遊技玉の数の方が払い出された遊技玉の数より多い)ことを示している。また、遊技情報が「負」の場合には、例えば、玉貸機から貸し出された遊技玉を遊技機に投入したことを示している。
なお、図3〜図5では、予測範囲をハッチングを付して表示しているが、予測範囲の表示方法は、これに限定されず、背景と異なる色を用いて予測範囲を表示する方法、予測範囲の最大値(上限値)と最小値(下限値)の少なくとも一方を表示する方法等種々の方法を用いることができる。
例えば、出玉数の予測範囲の最大値(上限値)を出力する場合には、遊技者等は、どのくらいの遊技玉を獲得する可能性があるかという情報(いわゆる、リターン情報)を得ることができる。また、例えば、出玉数の最小値(下限値)を出力する場合には、遊技者等は、どのくらいの遊技玉を投入(使用)する可能性があるかという情報(いわゆる、リスク情報)を得ることができる。さらに、上限値と下限値を出力する場合には、遊技者等は、リターン情報とリスク情報の双方を得ることができる。このように遊技情報の予測範囲の最大値(上限値)や最小値(下限値)を出力することにより、遊技者等は、過度に期待することなく適切に遊技を行うことができる。
【0018】
図3は、時点t1で、例えば、遊技端末装置12A1から店舗サーバー13Aに、遊技店Aの1番台の遊技機11A1を指示する遊技機指示情報、出玉数を指示する遊技情報指示情報、期間T1を指示する期間指示情報を含む遊技情報送信要求信号が送信された場合に、遊技端末装置12A1の表示装置に表示される出玉数の変化状態を示したものである。
図3に示す例では、現時点t1では、遊技機11A1は通常の遊技状態であり(大当たり発生状態等の所定遊技状態ではない)、出玉数がx1である。したがって、時点t1からの出玉数の予測範囲が表示されている。すなわち、時点t1から、期間指示情報で指示された期間T1経過後の時点t2における出玉数の予測範囲が、最大値x2と最小値x3の範囲であることが表示されている。
ここで、出玉数x3は負である。したがって、遊技機11A1で時点t1から遊技を行った場合、期間T1経過後の時点t2では、最大x2個の遊技玉を獲得することができる可能性があるが、玉貸機から貸し出された遊技玉を使い切る(消費する)可能性もあることが表示されている。
【0019】
図4は、時点t6で、例えば、遊技端末装置12A1から店舗サーバー13Aに、遊技店Aの1番台の遊技機11A1を指示する遊技機指示情報、出玉数を指示する遊技情報指示情報、期間T6を指示する期間指示情報を含む遊技情報送信要求信号が送信された場合に、遊技端末装置12A1の表示装置に表示される出玉数の変化状態を示したものである。
図4に示す例では、時点t5で遊技機11A1に大当たりが発生し、時点t6では、大当たり発生状態(所定遊技状態)にあり、出玉数がx6である。したがって、時点t6から大当たり発生状態の予測終了時点t7までは予測値を表示する。例えば、大当たりが発生した時点t5から、遊技機11A1に設定されている大当たり発生時の遊技内容等に予よって定まる大当たり継続期間T5が経過した時点t7に大当たり状態が終了すると予測する。また、大当たりが発生した時点t5での出玉数x5に、遊技機11A1に設定されている大当たり発生時の遊技内容によって定まる出玉数を加算した値x7を、大当たり状態の予測終了時点t7での予測出玉数とする。
そして、大当たり状態の予測終了時点t7から、時点t6から指示された期間T5経過した時点t8までの間の出玉数の予測範囲を算出する。図4では。時点t8での出玉数の予測範囲が、最大値x8と最小値x9の範囲であることが表示されている。
【0020】
図5は、時点t10で、例えば、遊技端末装置12A1から店舗サーバー13Aに、遊技店Aの1番台の遊技機11A1を指示する遊技機指示情報、出玉数を指示する遊技情報指示情報、設定値X11を指示する設定値指示情報を含む遊技情報送信要求信号が送信された場合に、遊技端末装置12A1の表示装置に表示される出玉数の変化状態を示したものである。
図5に示す例では、現時点t10では、遊技機11A1は通常の遊技状態であり(大当たり発生状態等の所定遊技状態ではない)、出玉数がx10である。したがって、時点t10からの出玉数の予測範囲が表示されている。すなわち、遊技機11A1の出玉数が、時点t10での出玉数x10から指示された設定値X11となるまでの期間の予測範囲が、最小値T10と最大値T11の範囲であることが表示されている。
【0021】
以上の実施の形態では、各遊技店毎に遊技情報提供装置を構成する場合について説明したが、複数の遊技店共通に遊技情報提供装置を構成することもできる。複数の遊技店共通に遊技情報提供装置を構成した第2の実施の形態の概略構成図を図2に示す。
本実施の形態では、各遊技店に対応して遊技端末装置と店舗サーバーが設けられている。例えば、遊技店10Aには、各遊技機に対応する遊技端末装置12A1〜12A3と店舗サーバー13Aが設けられ、遊技店10Bには、各遊技機に対応する遊技端末装置12B1〜12B3と店舗サーバー13bが設けられている。
各遊技店10A、10Bの店舗サーバー13A、13Bは、インターネット等の通信回線40を介してセンターサーバー20に接続されている。
また、通信端末装置30は、センターサーバー20に遊技情報送信要求信号を送信する。
【0022】
本実施の形態では、センターサーバー20が本発明の管理装置に対応し、遊技端末装置12A1〜12A3、12B1〜12B3、受信端末装置30、店舗端末装置(図示省略)等が受信端末装置に対応する。
【0023】
店舗サーバー13A、13Bは、各遊技店10A、10Bの遊技端末装置から送信される各遊技機の遊技情報を受信し、適宜の時期にセンターサーバー20に送信する。
センターサーバー20は、店舗サーバー13A、13Bから送信された各遊技店10A、10Bに設置されている各遊技機の遊技情報を受信して管理する。センターサーバー20での遊技情報の管理方法は、第1の実施の形態で説明した店舗サーバー13Aでの管理方法と同じ方法を用いることができる。
なお、店舗サーバー13A、13Bが遊技端末装置から送信された遊技情報に基づいて受信端末装置に送信する遊技情報を算出する場合、あるいは受信端末装置に送信する遊技情報と同じ情報が遊技端末装置から送信される場合には、センターサーバー20は、店舗サーバー13A、13Bから送信された遊技情報を受信して記憶する。
通信端末装置30は、遊技機指示情報、遊技情報指示情報、期間指示情報、設定値指示情報を含む遊技情報送信要求信号をセンターサーバー20に送信する。センターサーバー20は、通信端末装置20から送信された遊技情報送信要求信号を受信すると、受信した遊技情報送信要求信号で指示されている遊技機の遊技情報の予測範囲を示す予測情報を通信端末装置30に送信する。
通信端末装置30からセンターサーバー20への遊技情報送信要求信号の送信方法は、遊技機が設置されている遊技店の店舗識別情報(例えば、店舗名、店舗コード)を含んだ遊技機指示情報を送信することを除いて、前記した方法と同様である。また、センターサーバー20から通信端末装置30に遊技情報の予測情報を送信する方法も、前記した店舗サーバー13Aから受信端末装置に送信する方法と同様である。
なお、センターサーバー20及び店舗サーバー13A、13Bに、遊技情報の予測情報を算出して送信する機能を持たせてもよい。この場合には、遊技店10A、10Bに設けられている遊技端末装置12A1〜12A3、12B1〜12B3や店舗端末装置、通信端末装置30は、店舗サーバー13A、13Bあるいはセンターサーバー20のいずれかに遊技情報送信要求信号を送信すればよい。また、各遊技店10A、10Bの遊技端末装置12A1〜12A3、12B1〜12B3を、直接に通信回線40を介してセンターサーバー20に接続してもよい。例えば、各遊技機の遊技情報や遊技情報送信信号を、遊技端末装置12A1〜12A3、13A1〜13A3からセンターサーバー20に直接送信してもよい。
【0024】
本発明は、実施の形態で説明した構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、受信端末装置から管理装置に遊技機指示情報、遊技情報指示情報、期間指示情報あるいは設定値指示情報を送信したが、受信端末装置から管理装置に送信する情報の種類はこれに限定されない。例えば、遊技機指示情報のみ、あるいは遊技機指示情報と遊技情報指示情報のみ、あるいは遊技機指示情報と設定値情報のみを送信してもよい。この場合には、例えば、管理装置側が、遊技機指示情報のみを受信した場合には遊技情報及び期間として予め設定されているものを選択し、あるいは遊技機指示情報と遊技情報指示情報のみを受信した場合には期間として予め設定されている期間を選択し、あるいは遊技機指示情報と設定値情報のみを受信した場合には遊技情報として予め設定されているものを選択するように構成する。その他の情報についても同様に、管理装置側で予め定めておいてもよいし、受信端末装置から管理装置に指示してもよい。
【0025】
また、予測開始時点から所定の期間経過後の遊技情報の予測範囲を判別して出力したが、遊技条件としては期間に限定されず、例えば、所定数の遊技媒体(例えば、パチンコ玉)あるいは所定の金額で貸し出される数の遊技媒体を使用した時点における遊技情報の予測範囲を判別して出力してもよい。
また、遊技情報が所定の値(設定値)になるまでの期間の予測範囲を判別して出力したが、遊技情報が所定の値になるまでの確率を判別して出力してもよい。確率は、例えば、所定の遊技情報の履歴や所定の遊技機の動作仕様等に基づいて判別することができる。
また、受信端末装置から遊技情報送信要求信号が送信された時に、所定期間経過後の遊技情報の予測範囲を判別して受信端末装置に送信したが、受信端末装置から遊技情報送信要求信号が送信された時、所定時間経過後の遊技情報の予測範囲を所定期間経過毎に判別して受信端末装置に送信してもよい。
また、所定条件で遊技を行った時点の遊技情報の予測範囲あるいは遊技情報が所定の値になるまでの期間の予測範囲を判別して出力したが、所定条件で遊技を行った時点の遊技情報の予測値あるいは遊技情報が所定の値になるまでの期間の予測値を判別して出力してもよい。
また、遊技端末装置から店舗サーバーあるいは(直接または店舗サーバーを介して)センターサーバーに送信する遊技情報と、受信端末装置に送信する遊技情報が異なる場合、受信端末装置に送信する遊技情報を算出する処理は、遊技端末装置、店舗サーバー、センターサーバーのいずれで行ってもよい。
【0026】
また、店舗サーバーまたはセンターサーバーを管理装置として用いたが、例えば、各遊技機に対応して設けられている遊技端末装置に管理装置の機能を持たせることもできる。この場合には、管理装置(遊技端末装置)は、管理装置に設けられている入力装置(例えば、表示装置の画面をタッチするタッチ式入力装置、キーを操作するキー式入力装置)によって所定の遊技情報の送信が要求されると、管理装置に設けられている表示装置に、対応する遊技機の所定の遊技情報の予測範囲や予測値を表示する。管理装置は、対応する遊技機の遊技情報の予測範囲や予測値を判別するため、所定の遊技機を指示する遊技機指示情報は入力する必要がない。
この場合の管理装置における遊技情報の管理方法としては種々の方法を用いることができる。例えば、対応する遊技機の遊技情報の履歴あるいは動作仕様のみを管理する方法、対応する遊技機の遊技情報の履歴あるいは動作仕様と、対応する遊技機と同じ機種の他の遊技機の遊技情報の履歴あるいは動作仕様を管理する方法を用いることができる。対応する遊技機と同じ機種の他の遊技機の動作仕様は対応する遊技機と同じであるため対応する遊技機の動作仕様を用いることできるが、対応する遊技機と同じ機種の他の遊技機の遊技情報の履歴は他の装置から得る必要がある。例えば、対応する遊技機と同じ機種の他の遊技機に対応する管理装置から他の遊技機の遊技情報の履歴を入力して管理する。あるいは、各遊技機の遊技情報を管理する店舗サーバーが設けられている場合には、店舗サーバーから他の遊技機の遊技情報の履歴を入力して管理してもよい。
このような構成を用いた場合には、管理装置は、対応する遊技機の遊技情報の予測範囲や予測値を判別するだけでよいため、複数の遊技機の遊技情報の予測範囲や予測値を判別する場合に比べて処理負担を軽減することができ、処理時間を短縮することができる。これにより、遊技者は、遊技者が遊技を行っている遊技機の遊技情報の予測範囲や予測値を、遊技中に、常時、容易に確認することができる。特に、対応する遊技機の遊技情報のみを管理する場合には、より処理負担を軽減することができ、処理時間もより短縮することができる。さらに、管理装置と複数の遊技機とを接続する必要がないので配線の引き回しが少なくなり(配線作業が容易となり)、管理装置の入れ替え作業も容易となる。
【0027】
また、予測範囲の算出方法としては種々の方法を用いることができる。
また、予測情報を受信する受信端末装置としては、管理装置に接続可能であれば種々の端末装置を用いることができる。
また、パチンコ店における遊技情報提供装置について説明したが、本発明は、パチンコ店以外の種々の遊技店に適用することができる。この場合、受信端末装置に提供する遊技情報の種類、遊技情報の予測範囲の算出方法等は、本発明を適用した遊技店における遊技機の種類等に応じて適宜変更される。
【0028】
また、本発明は、「遊技機に対応して設けられた遊技端末装置と管理装置を備え、遊技端末装置は、対応する遊技機の遊技情報を送信し、管理装置は、遊技端末装置から送信された各遊技機の遊技情報を管理し、受信端末装置から送信された遊技情報送信要求信号を受信すると、管理している各遊技機の遊技情報に基づいて、遊技情報送信要求信号で示されている所定の遊技機の所定の遊技情報の予測開始時点の値を判別し、所定の期間経過後の予測値または予測範囲を示す予測情報を受信端末装置に送信する遊技情報提供装置。」(遊技情報送信要求信号で遊技機、遊技情報、期間が指示されていない場合には、予め定められている遊技機、遊技情報、期間が示されているものとする)、「遊技機に対応して設けられた遊技端末装置と管理装置と備え、遊技端末装置は、対応する遊技機の遊技情報を送信し、管理装置は、遊技端末装置から送信された各遊技機の遊技情報を管理し、受信端末装置から送信された遊技情報送信要求信号を受信すると、管理している各遊技機の遊技情報に基づいて、遊技情報送信要求信号で示されている所定の遊技機の所定の遊技情報の予測開始時点の値を判別し、予測開始時点から所定数の遊技媒体を使用した時点における予測値または予測範囲を示す予測情報を受信端末装置に送信する遊技情報提供装置。」、「遊技機に対応して設けられた遊技端末装置と管理装置と備え、遊技端末装置は、対応する遊技機の遊技情報を送信し、管理装置は、遊技端末装置から送信された各遊技機の遊技情報を管理し、受信端末装置から送信された遊技情報送信要求信号を受信すると、管理している各遊技機の遊技情報に基づいて、遊技情報送信要求信号で示されている所定の遊技機の所定の遊技情報の予測開始時点の値を判別し、予測開始時点の値から所定の値になるまでの期間の予測値または予測範囲を示す予測情報を受信端末装置に送信する遊技情報提供装置。」として構成することもできる。さらに、本発明は、管理装置が実行する前記した処理からなる遊技情報提供方法として構成することもできる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1〜請求項11に記載された遊技情報提供装置を用いれば、遊技者等に対して適切な遊技情報を提供することができ、もって集客効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の概略構成図である。
【図2】本発明の他の実施の形態の概略構成図である。
【図3】本発明を用いた場合の遊技情報の表示態様の1例を示す図である。
【図4】本発明を用いた場合の遊技情報の表示態様の他の例を示す図である。
【図5】本発明を用いた場合の遊技情報の表示態様の他の例を示す図である。
【図6】従来技術を用いた場合の遊技情報の表示態様の1例を示す図である。
【符号の説明】
10A、10B 遊技店
11A1〜11A3、11A11〜11A13 遊技機
12A1〜12A3、12A11〜12A13、12B1〜12B3 遊技端末装置
13A、13B 店舗サーバー
20 センターサーバー
30 通信端末装置
Claims (11)
- 遊技機の遊技情報を管理する管理装置を備え、管理装置は、管理している遊技情報に基づいて、予測開始時点における所定の遊技機の所定の遊技情報の値を判別し、予測開始時点から所定の期間経過後における所定の遊技機の所定の遊技情報の予測範囲を判別して出力する遊技情報提供装置。
- 遊技機の遊技情報を管理する管理装置を備え、管理装置は、管理している遊技情報に基づいて、予測開始時点における所定の遊技機の所定の遊技情報の値を判別し、予測開始時点から所定数の遊技媒体を使用した時点における所定の遊技機の所定の遊技情報の予測範囲を判別して出力する遊技情報提供装置。
- 遊技機の遊技情報を管理する管理装置を備え、管理装置は、管理している遊技情報に基づいて、予測開始時点における所定の遊技機の所定の遊技情報の値を判別し、所定の遊技機の所定の遊技情報の値が予測開始時点における値から所定の値となるまでの期間の予測範囲を判別して出力する遊技情報提供装置。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の遊技情報提供装置であって、管理装置は、所定の遊技機の所定の遊技情報の履歴に基づいて予測範囲を判別する遊技情報提供装置。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の遊技情報提供装置であって、管理装置は、各遊技機の機種情報と遊技情報を管理し、所定の遊技機と同じ機種の遊技機の所定の遊技情報の履歴に基づいて予測範囲を判別する遊技情報提供装置。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の遊技情報提供装置であって、管理装置は、所定の遊技機の動作仕様に基づいて予測範囲を判別する遊技情報提供装置。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の遊技情報提供装置であって、管理装置は、所定の遊技機の現在の遊技状態に基づいて予測範囲を判別する遊技情報提供装置。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の遊技情報提供装置であって、管理装置は、予測範囲の上限値と下限値の少なくとも一方を判別して出力する遊技情報提供装置。
- 遊技機の遊技情報を管理する管理装置を備え、管理装置は、管理している遊技情報に基づいて、予測開始時点における所定の遊技機の所定の遊技情報の値を判別し、所定の遊技機の所定の遊技情報の値が予測開始時点における値から所定の値となるまでの確率を判別して出力する遊技情報提供装置。
- 請求項1〜4または6〜9のいずれかに記載の遊技情報管理装置であって、管理装置は、遊技機に対応して設けられており、対応する遊技機の遊技情報を管理し、対応する遊技機を所定の遊技機とする遊技情報提供装置。
- 請求項10に記載の遊技情報提供装置であって、管理装置は、対応する遊技機の遊技情報のみを管理する遊技情報提供装置。
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