JP4216265B2 - 表示システム及び表示装置 - Google Patents
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Description
表示装置は、例えば、台間機や呼出押釦パネルなどに備えられており、遊技装置や管理装置との間で通信を介して接続され、管理装置から送信された遊技に関する情報などを表示する(例えば、特許文献1参照。)。
また、スロットマシンの調整スタート作動回数及び確率設定値の更新については、それを必要とする遊技機番号と調整スタート作動回数及び確率設定更新値とがホール管理者から従業員に指示され、その指示を受けた従業員により調整回数の作動などが行われていた。
このような動作を表示システムで実現可能とすることにより、ホール管理者は、調整スタート回数や確率設定更新値を管理装置に入力しておけば、その後は、従業員による調整回数の作動を管理装置に自動的に管理させることができる。このため、ホール管理者は、従業員によって行われる調整回数の作動や確率設定値の更新が指示通りになされたか否かを、管理装置にて確実に確認することができる。しかも、その確認により安心して次営業日の開店ができる。
しかも、調整スタート回数の減算値が零になると、表示装置には、該特定遊技機の調整スタート動作が終了したことが表示される。このため、従業員は、その調整スタート動作が完了したことを表示装置を見て確認することができる。
しかも、このように従業員自身が調整スタート回数等の表示された表示装置を探して調整遊技機を見つけることが可能となるため、ホール管理者は、その遊技機番号と調整スタート作動回数及び確率設定更新値とを従業員に指示する必要がなくなる。したがって、ホール管理者の作業負担も軽減できる。
表示システムをこのような構成とすると、該特定遊技機の確率設定更新動作が終了したことが表示装置に表示されるため、従業員は、その表示装置を見て、確率設定更新動作が完了したことを確認できる。
表示システムをこのような構成とすれば、次営業日に対する特定遊技機毎の調整スタート回数及び/又は確率設定更新値を決める際に、少なくとも営業開始から最初の大当たりまでのスタート回数と最後の大当たりから営業終了までのスタート回数とを含む過去の遊技データと、営業方針とにもとづいて決定することができる。
また、特定遊技機で従業員により調整スタートの作動が行われると、その都度表示装置に表示された調整スタート回数が減算表示される。このため、従業員は、調整スタート回数を自己管理する必要がなくなり、作業負担を軽減できる。
しかも、特定遊技機の調整スタート動作の終了や確率設定更新動作の終了が表示装置に表示されるため、従業員はそれらが完了したことを表示装置にて確認できる。
しかも、このように従業員自身が特定遊技機を探し出すことができるため、ホール管理者は従業員に対して特定遊技機を指示する必要がなくなる。このため、ホール管理者にとっても、作業負担を軽減できる。
したがって、従業員により行われる調整回数の作動や確率設定値の更新が、表示システムにより管理可能となる。このため、それら調整回数の作動等が指示通りになされたか否かをホール管理者が確実に確認することができる。
しかも、従業員による調整スタートの作動にともなって表示装置に表示されている調整スタート回数が減算されて表示されるため、従業員自身が調整スタート回数を管理する必要がなくなる。したがって、従業員の作業負担を軽減できる。
まず、本発明の表示システム及び表示装置の実施形態について、図1を参照して説明する。
同図は、本実施形態の表示システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、表示システム1は、遊技機10と、台間機20と、呼出押釦パネル30と、台端末40と、表示装置50a,50bと、管理装置60とを備えている。
そして、遊技機10等と管理装置60との間、特に表示装置50と管理装置60との間は、台端末40を介して通信回線70で接続されている。
台間機20は、遊技媒体の貸し出しなどを行う装置であって、通常、各遊技機10ごとに設置されている。
呼出押釦パネル30は、遊技機10の上方に設置されており、遊技に関する情報の表示、ランプの点滅等による演出、従業員の呼び出しなどを行う。
この台端末40は、図2に示すように、管理装置60から送信してきた表示情報を表示装置50へ送り、その情報を表示装置50に表示して遊技者に開示する。
表示情報には、例えば、遊技に関する情報の他、調整スタート回数,確率設定更新値(後述)などが含まれる。
なお、表示装置50は、本実施形態においては、台間機20や呼出押釦パネル30などに備えることとしてあるが、それら台間機20や呼出押釦パネル30に限るものではなく、遊技機10の近傍の任意の箇所に備えることができる。
また、調整スタート回数と確率設定更新値とを表示する(図9、図10参照)。
調整スタート回数とは、調整が必要とされた遊技機10において行うべきスタート回数をいう。
確率設定更新値とは、更新後の設定値をいう。
なお、この表示装置50における調整スタート回数及び確率設定更新値の表示の具体例については、後記の[表示装置における調整スタート回数及び確率設定更新値の表示例]で詳述する。
通信手段61は、遊技機10,台間機20,表示装置50等との間で通信回線70を介して接続されており、所定の情報の送受信を行う。
記憶手段62は、各種データ(遊技に関する情報を含む)や、管理装置60の有する各種機能を実行するためのプログラムを記憶する。
入力手段64は、キーボード等に代表されるユーザインタフェースであって、ホール管理者により、所定のデータや命令等が入力される。特に、ホール管理者により調整スタート回数や確率設定更新値が入力される。
また、制御手段65は、表示装置50から選択データ送信要求信号が送られてくると、この選択データ送信要求信号の示すデータを記憶手段62から取り出し、通信手段61を介して表示装置50へ送信する。
次に、本実施形態の表示システムの動作について、図4を参照して説明する。
同図は、本実施形態の表示システムの動作を示すフローチャートである。
同図に示すように、営業時間中においては、各遊技機10から管理装置60へ、遊技に関する情報が送信される(ステップ10)。管理装置60の通信手段61で受信された遊技に関する情報が記憶手段62へ送られて記憶される。また、その遊技に関する情報が制御手段65で集計され記憶手段62へ送られて記憶される。さらに、遊技に関する情報が、選択的に管理装置60から表示装置50へ送信され表示される(ステップ11〜ステップ13)。
その特定された遊技機10に対応して設置された表示装置50に対し、当該遊技機について入力された調整スタート回数と確率設定更新値が送信され(調整スタート回数等表示要求処理)、その表示装置50にて受信され、表示される(ステップ15、ステップ16)。
ここで、減算の結果、調整スタート回数が「0」でないときは(ステップ19−1)、その減算後の調整スタート回数が管理装置60から表示装置50へ送信されて表示される(ステップ20)。
なお、調整スタート回数減算処理は、調整スタート回数が0になるまで行われる。
例えば、管理装置60の通信手段61で調整スタートに関する信号が受信されると、制御手段65で調整スタート作動回数のカウントアップ(加算処理)が行われる。このカウントアップされた調整スタート作動回数は、表示装置50へ送って表示させることができる(図9、図10参照)。
その後、管理装置60の制御手段65においては、指示したすべての遊技機10について完了したかが確認される。
同図に示すように、営業時間中においては、台端末40を中継して遊技機10から管理装置60へ、遊技に関する情報が送信され、管理装置60の通信手段61で受信されて記憶手段62で記憶される(ステップ30〜ステップ32)。また、その遊技に関する情報が制御手段65で集計され記憶手段62へ送られて記憶される。さらに、遊技に関する情報が、選択的に台端末40を中継して管理装置60から表示装置50へ送信され表示される(ステップ33〜ステップ35)。
なお、図4に示す動作手順においても、台端末40は遊技機10と管理装置60との間の通信の中継を行っているが、この中継以外の動作を行うものではないため、省略してある。
その特定された遊技機10に対応して設置された表示装置50に対し、当該遊技機について入力された調整スタート回数と確率設定更新値が送信され、台端末40を中継して、その表示装置50にて受信され、表示される(ステップ37〜ステップ39)。
ここで、その減算の結果、調整スタート回数が「0」ではないときは、その減算後の調整スタート回数が表示装置50で表示される(ステップ42−1、ステップ43)。
一方、調整スタート回数が「0」になったときは、調整回数作動完了画面が表示装置50で表示される(ステップ42−2、ステップ44)。そして、台端末40から管理装置60へ調整スタート完了通知が送信される(ステップ45、ステップ46)。この調整スタート完了通知を受信することで管理装置60は該遊技機10について調整スタートが完了したことを認識できる。
なお、調整スタート回数減算処理は、調整スタート回数が「0」になるまで行われる。
さらに、台端末40から管理装置60へ確率設定値更新完了通知が送信される(ステップ52、ステップ53)。この確率設定値更新完了通知を受信することで管理装置60は該遊技機10について確率設定値更新が完了したことを認識できる。
次に、調整遊技機の特定処理について、図6を参照して説明する。
同図は、管理装置60の制御手段55における調整遊技機の特定処理の動作手順を示すフローチャートである。
なお、調整遊技機の特定処理は、図4のステップ14又は図5のステップ36で行われる処理である。
集計されたスタート回数が、機種毎に分布にとられる(ステップ61、図8)。この分布から、その最大値又は平均値のスタート回数が求められる(ステップ62)。そして、その最大値又は平均値を含むスタート回数の所定の範囲が、調整遊技機特定範囲とされる(ステップ63)。
この集計されたスタート回数が調整遊技機特定範囲内にある遊技機が抽出され(ステップ65)、その抽出された遊技機の調整スタート回数及び確率設定更新値が入力手段64から入力(設定)される(ステップ66)。この抽出された遊技機が、調整遊技機として特定されマークされる。
この調整遊技機に対応して設置されている表示装置50に対して、当該遊技機の調整スタート回数及び確率設定更新値が送信される(ステップ67)。これにより、それら調整スタート回数及び確率設定更新値が表示装置50で表示される。
指示される調整スタート回転数と確率設定値は、これら大当たりの確率の高い遊技機を、その遊技場の営業方針に沿って如何に次営業日に遊技客に提供するかによって決定される。
次に、表示装置における調整スタート回数及び確率設定更新値の表示の具体例について、図9、図10を参照して説明する。
なお、本実施形態においては、同図(a),(b)に示すように、調整スタート回数と確率設定更新値との両方を同時に表示させる構成としてあるが、調整スタート回数と確率設定更新値とを同時に表示させる構成に限るものではなく、例えば、一方のみ表示させたり交互に表示させたりすることができる。
たとえば、初めに「調整 165回」が表示されると、その後は、「調整 164回」→「調整 163回」→「調整 162回」と表示されていき、最後に「調整 0回」が表示される。
調整回数作動完了画面には、例えば、「調整 0回」や「調整回数の作動完了!」などを表示することができる。
一方、確率設定値更新完了画面には、例えば、「完了!(御苦労さま)」や、図9(b)に示すように確率設定更新値に(( ))を付して表示することができる。
調整スタート作動回数の表示の具体例としては、例えば、同図(a),(b)に示す「調整回数 △△△回」などがある。この場合、調整スタート回数は、同図(a),(b)に示すように、「調整目標 ○○○回」などと表示することができる。
たとえば、初めに「調整回数 0回」が表示されると、その後は、「調整回数 1回」→「調整回数 2回」→「調整回数 3回」と表示されていき、最後に、例えば「調整回数 165回」などと表示される。
この場合も、表示装置50は、調整回数の作動が完了したことや確率設定値の更新が完了したことを、台端末40を介して管理装置60へ報告することができる。
また、調整スタート回数や確率設定更新値が、遊技機の近傍に設置された表示装置に表示されるため、調整遊技機を見つけることが容易となり、これにより従業員の作業負担を軽減できる。
また、記録媒体に記録されたプログラムは、記録媒体を直接コンピュータに装着して当該コンピュータに読み込ませることができ、また、通信回線を介してコンピュータに読み込ませるようにしても良い。
例えば、上述した実施形態では、調整回数の作動が完了すると調整回数作動完了画面を表示装置に表示させることとしていたが、調整回数作動完了画面の表示に限るものではなく、例えば、完了したことを示す音声を出力させたり、ランプを点滅させたりすることもできる。
10 遊技機
20 台間機
30 呼出押釦パネル
40 台端末
50 表示装置
60 管理装置
64 入力手段
65 制御手段
Claims (4)
- 遊技に関する情報を集計管理する管理装置と、遊技機の近傍に設置され前記管理装置から送信された遊技に関する所定の情報を表示する表示装置とを備えた表示システムであって、
前記管理装置は、
所定の入力手段によって入力される、営業終了から営業開始までに特定遊技機をあらかじめ作動させる調整スタート回数を、該特定遊技機毎の表示装置に送信して表示させるとともに、
前記特定遊技機から入力される調整スタートに関する信号に基づいて、前記調整スタート回数を減算して、その減算された調整スタート回数を前記特定遊技機毎の表示装置に送信して表示させ、その減算値が零になったことを判定して、該特定遊技機の調整スタート動作の終了を、該特定遊技機の表示装置に報知する
ことを特徴とする表示システム。 - 前記管理装置は、
所定の入力手段によって入力される特定遊技機の確率設定更新値と、該特定遊技機から入力される確率設定更新動作による確率設定信号とに基づいて、確率設定更新を判定し、該特定遊技機の確率設定更新動作の終了を、該特定遊技機の表示装置に報知する
ことを特徴とする請求項1記載の表示システム。 - 遊技機の近傍に設置されるとともに、遊技に関する情報を集計管理する管理装置から送信された遊技に関する所定の情報を表示する表示装置であって、
所定の入力手段によって前記管理装置に入力される、営業終了から営業開始までに特定遊技機をあらかじめ作動させる調整スタート回数と、
前記管理装置が前記特定遊技機から入力される調整スタートに関する信号に基づいて減算した前記調整スタート回数の減算値と、を表示するとともに、
前記管理装置が前記減算値を零と判定した場合に送信する報知によって、該特定遊技機に対する調整スタート動作の終了を表示する
ことを特徴とする表示装置。 - 所定の入力手段によって前記管理装置に入力される特定遊技機の確率設定更新値と該特定遊技機から前記管理装置に入力される確率設定更新動作による確率設定信号とに基づいて、前記管理装置が確率設定更新を判定した場合に送信する報知によって、該特定遊技機に対する確率設定更新動作の終了を表示する請求項3記載の表示装置。
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