JP2004121306A - 遊技システム - Google Patents

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Makoto Kojima
小島 誠
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Abstract

【課題】遊技機のメンテナンスの際の利便性を向上させることが可能な遊技システムを提供することである。
【解決手段】遊技場100内の遊技機においてエラーが発生したときに、エラーが発生した遊技機の機種およびエラーの種類を特定可能な機種特定エラー情報が管理装置2から遊技機製造元の外部サーバー3へ送信され、それに応じて、メンテナンス対象の遊技機の機種およびメンテナンス情報を特定可能な機種特定メンテナンス情報が外部サーバー3から管理装置2へ返信され、管理装置2において、その機種特定メンテナンス情報に基づいて機種別のメンテナンス情報が表示される。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技システムに関し、詳しくは、遊技場に設けられた遊技機と、遊技場の外部に設けられて該遊技機で発生したエラーに対処するためのメンテナンス情報を提供する外部情報提供装置と、遊技場に設けられて少なくとも前記外部情報提供装置と情報の通信を行なう内部情報処理装置とを備えた遊技システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の遊技システムとして従来から一般的に知られているものとしては、遊技システムのホストコンピュータが、遊技機からエラー情報を受信すると、外部サーバへエラーの種類に応じたエラー情報を送信し、外部サーバが、受信したエラー情報に基づいて、エラーに対する一般的な対処方法を示すメンテナンス情報をホストコンピュータへ返信するシステムがある(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−102508号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の遊技システムでは、エラー情報に対して得られるメンテナンス情報が遊技機の一般的なエラーに対処できる程度のレベルのものであったために、遊技場側にとっては、一般的なエラーについてはメンテナンス情報に基づいて対処できるが、遊技機の機種特有のエラーについては対処できないという問題があった。
【0005】
この発明はかかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、遊技機のメンテナンスの際の利便性を向上させることが可能な遊技システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段の具体例およびその効果】
(1) 遊技場に設けられた遊技機(遊技機1)と、遊技場の外部に設けられて該遊技機で発生したエラーに対処するためのメンテナンス情報を提供する外部情報提供装置(外部サーバー3)と、遊技場に設けられて少なくとも前記外部情報提供装置と情報の通信を行なう内部情報処理装置(管理装置2)とを備えた遊技システムであって、
前記遊技機は、
前記遊技機内で発生したエラーを検出するエラー検出手段(各スイッチ19、S1,S2)と、
該エラー検出手段により検出されたエラーの種類を特定可能なエラー情報を送信(管理装置2を介して機種特定エラー情報として外部サーバー3へ送信される場合と、管理装置2を介さずに直接的に外部サーバー3へ送信される場合との両方の場合の送信を含む)するエラー情報送信手段(エラー情報送信装置101、S7)とを含み、
前記外部情報提供装置は、
前記遊技機で発生するエラーに対処するメンテナンス情報を、遊技機の機種を特定してエラーの種類ごとに記憶する機種特定メンテナンス情報記憶手段(記憶部32、S19)と、
前記エラー情報に基づいて、機種およびエラーの種類に対応するメンテナンス情報を前記機種特定メンテナンス情報記憶手段から読出し、読出したメンテナンス情報に基づき、メンテナンス対象の遊技機の機種およびメンテナンス情報を特定可能な機種特定メンテナンス情報(機種特定メンテナンス情報)を前記内部情報処理装置へ送信する機種特定メンテナンス情報送信手段(通信部35、S35)とを含み、
前記内部情報処理装置は、
前記機種特定メンテナンス情報送信手段からの機種特定メンテナンス情報を受信する機種特定メンテナンス情報受信手段(通信部25)と、
該機種特定メンテナンス情報受信手段により受信された機種特定メンテナンス情報に基づき、機種別のメンテナンス情報を表示する機種特定メンテナンス情報表示手段(表示部23、S20)とをさらに含む。
【0007】
このような構成によれば、遊技機においてエラーが発生したときに、エラーが発生したエラーの種類を特定可能なエラー情報がエラー情報送信手段から送信され、そのエラー情報に基づいて、メンテナンス対象の遊技機の機種およびメンテナンス情報を特定可能な機種特定メンテナンス情報が外部情報提供装置から内部情報処理装置へ送信され、その機種特定メンテナンス情報に基づいて機種別のメンテナンス情報が表示される。このため、遊技機の機種特有のエラーについて対処可能なメンテナンス情報を得ることができ、遊技機のメンテナンスの際の利便性を向上させることができる。
【0008】
(2) 前記外部情報提供装置は、前記遊技機の製造元ごとに複数設けられ(図1参照)、それぞれが対応する製造元における遊技機のメンテナンス情報を前記機種特定メンテナンス情報記憶手段に記憶しており(図7)、
前記遊技システムは、前記複数の外部情報提供装置のうちで、エラーが発生した遊技機の製造元に応じて、前記機種特定メンテナンス情報を前記内部情報処理装置が受ける外部情報提供装置を選択する選択手段(S16)をさらに含む。
【0009】
このような構成によれば、エラーが発生した遊技機の製造元に応じて、メンテナンス情報が記憶された外部情報提供装置が機種特定メンテナンス情報を内部情報処理装置が受ける外部情報提供装置として選択されるので、より一層有効な機種特定メンテナンス情報を通信手段が取得可能となる。
【0010】
(3) 前記外部情報提供装置は、前記エラー情報送信手段によって送信されたエラー情報に基づいて、発生したエラーの種類を前記遊技機の機種ごとに集計するエラー情報集計手段(S36)をさらに含む(図9参照)。
【0011】
このような構成によれば、外部情報提供装置において、遊技機で発生したエラーの種類が機種ごとに集計されるので、その集計情報に基づいて、発生しやすいエラーの種類が機種ごとに特定可能となるため、外部情報提供装置が遊技機で発生したエラー情報に対応する機種特定メンテナンス情報を送信することに対応しやすくなる。
【0012】
(4) 前記内部情報処理装置は、
前記エラー情報送信手段からのエラー情報を受信するエラー情報受信手段(通信部25)と、
該エラー情報受信手段により受信したエラー情報に基づき、エラーが発生した遊技機の機種およびエラーの種類を特定可能な機種特定エラー情報(機種特定エラー情報)を前記外部情報提供装置へ送信する機種特定エラー情報送信手段(通信部25、S17)とを含み、
前記外部情報提供装置は、
前記機種特定エラー情報送信手段からの機種特定エラー情報を受信する機種特定エラー情報受信手段(通信部35)をさらに含み、
前記機種特定メンテナンス情報送信手段は、機種特定エラー情報受信手段によって受信した機種特定エラー情報によって遊技機の機種を特定してエラーの種類に対応するメンテナンス情報を前記機種特定メンテナンス情報記憶手段から読出す(S32,S33)。
【0013】
このような構成によれば、内部情報処理装置において、受信したエラー情報に基づき、エラーが発生した遊技機の機種およびエラーの種類を特定可能な機種特定エラー情報が外部情報提供装置へ送信され、外部情報提供装置において、機種特定エラー情報によって遊技機の機種を特定してエラーの種類に対応するメンテナンス情報が機種特定メンテナンス情報記憶手段から読出されるので、遊技機の機種特有のエラーについて、一元管理ができ、より一層確実なメンテナンス情報を得ることができる。
【0014】
(5) 前記内部情報処理装置は、
受信した前記エラー情報および前記機種特定メンテナンス情報に基づき、機種特定メンテナンス情報をエラー情報と対応付けて記憶する(図6)受信メンテナンス情報記憶手段(記憶部22)と、
前記エラー情報送信手段からのエラー情報を受信したときに、前記受信メンテナンス情報記憶手段に記憶されている前記機種特定メンテナンス情報のうちから、受信したエラー情報に対応する機種特定メンテナンス情報を検索する検索手段(S12)とをさらに含み、
該検索手段での検索により該当するエラー情報に対応する機種特定メンテナンス情報が検出されたときには、該検出された機種特定メンテナンス情報に基づき、前記機種特定メンテナンス情報表示手段による前記メンテナンス情報の表示を行ない、該当するエラー情報に対応する機種特定メンテナンス情報が検出されなかったときには、前記機種特定エラー情報送信手段による前記機種特定エラー情報の送信を行なう(S13,S16,S17)。
【0015】
このような構成によれば、内部情報処理装置が、受信した機種特定メンテナンス情報を受信したエラー情報と対応付けて記憶することにより、その記憶情報に基づいて、発生したエラーに対応するメンテナンス情報を得ることができる。さらに、機種特定メンテナンス情報の検索によりエラー情報に対応する機種特定メンテナンス情報が記憶情報として検出されなかったときに機種特定エラー情報が内部情報処理装置から送信されるので、メンテナンス情報を取得するための情報通信量を低減することができる。これにより、メンテナンス情報の取得に関する通信コストを低減することができる。
【0016】
(6) 前記機種特定メンテナンス情報は、複数のメンテナンス方法を特定可能な情報を含む(図6)。
【0017】
このような構成によれば、機種特定メンテナンス情報が複数のメンテナンス方法を特定可能な情報を含むので、遊技機でのエラーに対するメンテナンスについて、より多くのメンテナンス情報を提供することができる。
【0018】
(7) 前記内部情報処理装置は、
受信した前記機種特定メンテナンス情報に基づいて遊技場で行なわれたメンテナンスの結果を示すメンテナンス結果情報を入力するためのメンテナンス結果入力手段(入力部24)と、
該メンテナンス結果入力手段により入力されたメンテナンス結果情報を前記外部情報管理装置へ送信するメンテナンス結果情報送信手段(通信部24、S22)とをさらに含み、
前記外部情報提供装置は、
前記メンテナンス結果情報送信手段からのメンテナンス結果情報を受信するメンテナンス結果情報受信手段(通信部35)と、
該メンテナンス結果情報受信手段により受信したメンテナンス結果情報に基づいて、行なわれたメンテナンスの結果を機種ごとおよびエラーの種類ごとに集計するメンテナンス結果集計手段(S38)とをさらに含み、
前記機種特定メンテナンス情報送信手段は、前記メンテナンス結果集計手段による集計結果に基づいて、前記機種特定メンテナンス情報をメンテナンス方法の優先順位が特定可能な態様にて送信する(S35)。
【0019】
このような構成によれば、外部情報提供装置において、機種特定メンテナンス情報に基づいて遊技場で行なわれたメンテナンスの結果を示すメンテナンス結果情報が集計され、その集計結果に基づいて、機種特定メンテナンス情報がメンテナンス方法の優先順位が特定可能な態様にて送信されるので、発生したエラーに対して、より最適なメンテナンス情報を提供することができる。
【0020】
(8) 前記機種特定メンテナンス情報送信手段は、受信したエラー情報により特定されるエラーの種類に対応するメンテナンス情報に加えて、該メンテナンス情報に関連するメンテナンス情報を前記機種特定メンテナンス情報記憶手段から読出(S32,S33)し、読出したメンテナンス情報を前記機種特定メンテナンス情報として送信する(S35)。
【0021】
このような構成によれば、外部情報提供装置がエラー情報により特定されるエラーの種類に対応するメンテナンス情報に加えて、該メンテナンス情報に関連するメンテナンス情報を機種特定メンテナンス情報として送信するので、より幅広い技術範囲でのメンテナンス情報を提供することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態では、遊技システムの一例として、パチンコ遊技機、スロットマシン等の遊技機と、遊技機の製造元に設けられて遊技機で発生したエラーに対処するためのメンテナンス情報を提供する外部サーバーと、遊技場に設けられて遊技機および外部サーバーのそれぞれと情報の通信を行なう管理装置とを備えた遊技システムを説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技場に設けられた遊技機と、遊技場の外部に設けられて該遊技機で発生したエラーに対処するためのメンテナンス情報を提供する外部情報提供装置と、遊技場に設けられて少なくとも前記外部情報提供装置と情報の通信を行なう内部情報処理装置とを備えた遊技システムであれば、すべてが本発明の対象となる。
【0023】
第1実施形態
図1は、本発明に係る遊技システムの一例としての遊技システムの構成を示すブロック図である。
【0024】
図1を参照して、遊技場100には、複数台の遊技機1と、遊技機1の稼動状況および遊技場100での売上状況等の遊技場100に関する各種情報を情報処理して管理するホールコンピュータよりなる管理装置2とが設けられている。遊技場100内に設けられた複数の遊技機1は、複数の製造元の会社(遊技機メーカー)から購入した複数種類の機種の遊技機であり、パチンコ遊技機1aおよびスロットマシン1b等を含む。各遊技機1と管理装置2との間は、通信回線L1により接続され、各種データの通信(情報通信)が可能である。
【0025】
また、遊技場100の外部においては、遊技場100に設けられている遊技機1の各製造元に、その製造元で製造された遊技機で発生したエラーに対処するためのメンテナンス情報を、エラーが発生した遊技機1が設けられている遊技場100の管理装置2に提供するための外部情報提供装置としての外部サーバー3が設けられている。具体的に、メンテナンス情報は、エラーに対処するためのメンテナンス方法を示すデータよりなる情報である。なお、図中のSK社、H社、N社という名称は、遊技場の製造元の会社名を示すものである。
【0026】
外部サーバー3は、サーバー機能を有するコンピュータよりなり、自社製品の遊技機について、機種毎に詳細なメンテナンス情報を記憶している。外部サーバー3と管理装置2とは、管理装置2がクライアントコンピュータとして外部サーバー3のメンテナンス情報を利用する関係にある。管理装置2と各外部サーバー3との間は、通信回線L2により通信可能に接続され、前述したメンテナンス情報等の各種データの情報通信が可能である。このような構成により管理装置2が外部サーバー3と接続された遊技場100は、複数ある(図示省略)。このため、この遊技システムにおいては、複数の管理装置2と、複数の外部サーバー3とが通信回線L2により通信可能に接続されていることとなる。
【0027】
このように構成された遊技システムにおいては、遊技機1においてエラーが発生すると、次のようにメンテナンス情報を得る処理が実行される。遊技機1に設けられたエラー検出手段により遊技機1内で発生した各種エラーの発生が検出されると、そのエラーの種類を特定可能なデータよりなるエラー情報が遊技機1から管理装置2に送信される。
【0028】
そして、エラー情報を受信した管理装置2においては、エラー情報の発信源から台番号を特定し、そのエラーに対処するメンテナンス情報を記憶しているときは、その記憶しているメンテナンス情報を表示する。ここで、管理装置2においては、エラー情報等の遊技機からの送信情報の発信源を特定可能な機能を有しており、その機能に基づいて、エラー情報の発信源を特定することが可能である。一方、そのエラーに対処するメンテナンス情報を記憶してないときに、管理装置2においては、エラーが発生した台番号に対応付けられて記憶されている遊技機の機種およびエラーの種類を特定可能なデータよりなる機種特定エラー情報が作成され、その機種特定エラー情報がエラーの発生した遊技機の製造元の外部サーバー3へ送信される。
【0029】
そして、機種特定エラー情報を受信した外部サーバー3においては、遊技機の機種を特定したメンテナンスデータよりなる機種特定メンテナンス情報を多数(複数)記憶しており、記憶している機種特定メンテナンス情報のうちから、機種特定エラー情報により特定される機種およびエラーの種類に対応するメンテナンス情報を読出し、メンテナンス対象の遊技機の機種およびメンテナンス情報を特定可能な機種特定メンテナンス情報を機種特定エラー情報の送信元の管理装置2へ送信(返信)する。
【0030】
そして、機種特定メンテナンス情報を受信した管理装置2においては、受信した機種特定メンテナンス情報に基づき、機種別のメンテナンス情報を表示する。遊技場100では、管理装置2において表示されたメンテナンス情報に基づいて、係員によるエラー対処作業が行なわれる。
【0031】
次に、遊技機1におけるエラー検出およびエラー情報送信を行なうための構成を説明する。図2は、遊技機1におけるエラー検出およびエラー情報送信を行なうための構成を示すブロック図である。
【0032】
遊技機1においては、遊技機1を制御するための制御基板として、遊技制御基板10、払出制御基板11、音制御基板12、ランプ制御基板13、および、表示制御基板14が設けられている。
【0033】
遊技制御基板10は、各種遊技制御を実行するためのマイクロコンピュータ等の回路が設けられた制御基板である。遊技制御基板10では、入賞の検出等の遊技制御に必要となる複数の検出手段としての各スイッチ19から各種の検出信号が入力され、各スイッチ19の状態を監視しながら、各種遊技制御が行なわれる。
【0034】
払出制御基板11は、入賞に応じて払出装置15から遊技媒体(玉、コイン等)を払出す制御を実行するためのマイクロコンピュータ等の回路が設けられた制御基板である。音制御基板12は、遊技の進行に合わせて遊技効果音等の音をスピーカ16から出力する制御を実行するためのマイクロコンピュータ等の回路が設けられた制御基板である。ランプ制御基板13は、遊技の進行に合わせてランプおよびLED(Light Emitting Diode)17を発光させる制御を実行するためのマイクロコンピュータ等の回路が設けられた制御基板である。表示制御基板14は、遊技の進行に合わせて図柄の可変表示等の表示をする可変表示装置としてのLCD(Liquid Crystal Display)18の表示状態の制御を実行するためのマイクロコンピュータ等の回路が設けられた制御基板である。
【0035】
遊技制御基板10から払出制御基板11、音制御基板12、ランプ制御基板13、および、表示制御基板14のそれぞれには、遊技の進行に合わせて、各制御基板が実行する制御内容を指令するコマンドが与えられる。払出制御基板11、音制御基板12、ランプ制御基板13、および、表示制御基板14のそれぞれでは、与えられたコマンドの指令に応じて各種制御が実行される。
【0036】
また、遊技制御基板10、払出制御基板11、音制御基板12、ランプ制御基板13、および、表示制御基板14のそれぞれには、たとえば、所定のエラーを検出するためのスイッチ(前記各スイッチ19も含まれる)等の各種センサからの信号が入力される。各制御基板では、そのようなエラー検出用のセンサからの信号を含む各種入力信号が監視され、エラーが生じたときには、そのエラーが検出され、その検出されたエラーを特定可能なエラー信号をエラー情報送信装置101へ与える。
【0037】
次に、各制御基板におけるエラー検出のための監視対象例を説明する。遊技制御基板10においては、配線の断線および短絡等が監視対象である。払出制御基板11においては、賞球払出数の計数状態、貸球払出数の計数状態、払出装置15を構成する払出モータの駆動状態、および、払出制御コマンドの受信状態等が監視対象である。音制御基板12においては、スピーカ16の駆動装置における駆動信号の出力状態および音制御コマンドの受信状態等が監視対象である。ランプ制御基板13においては、ランプ,LED17の駆動装置における駆動信号の出力状態およびランプ制御コマンドの受信状態等が監視対象である。表示制御基板14においては、LCD18の駆動装置における駆動信号の出力状態および表示制御コマンドの受信状態等が監視対象である。
【0038】
エラー情報送信装置101は、遊技機1で検出されたエラーに関するデータをコード化して送信するための装置であり、マイクロコンピュータにより構成される。このエラー情報送信装置101では、各制御基板からエラー信号を受けたときに、そのエラー信号が示すエラーの種類をコード化したエラー情報を管理装置2へ送信する。このように送信されるエラー情報は、遊技機1において検出されたエラーの種類を特定可能な情報である。
【0039】
次に、管理装置2の構成を説明する。図3は、管理装置2の構成を示すブロック図である。
【0040】
管理装置2は、制御部21、記憶部22、表示部23、入力部24、および、通信部25を含む。制御部21は、制御中枢としてのCPU(Central Processing Unit )、管理用プログラム等の各種プログラムを記憶しているROM(ReadOnly Memory)、CPUのワーキングエリアとしてのRAM(Random Access Memory)、および、外部との入出力信号の整合性をとるためのI/Oポートを含む。制御部21においては、CPUにより、ROMに記憶されたプログラムが実行され、RAMをワーキングエリアとして用いて各種の管理およびデータ通信制御が行なわれる。
【0041】
記憶部22は、ハードディスク装置等の記憶装置よりなり、制御部21によって制御され、各種情報が記憶される。表示部23は、LCD等の表示装置よりなり、制御部21によって制御され、各種情報が表示される。入力部23は、キーボード等のデータの入力操作が可能な入力装置よりなり、入力操作に応じて入力されたデータが制御部21へ与えられる。通信部25は、データの送信をするための送信手段およびデータの受信をするための受信手段が設けられて通信を行なう通信装置よりなり、遊技場100内の遊技機1との間でのデータの通信が行なわれるとともに、遊技場100外の外部サーバー3との間でのデータの通信が行なわれる。
【0042】
このような管理装置2においては、遊技機で発生するエラーに対処するメンテナンス情報が機種ごとに記憶部22に記憶可能である。管理装置2では、遊技機1からエラー情報を受信したときに、エラー情報により特定される機種について、エラー情報により特定される種類のエラーに対処するメンテナンス情報を記憶部22の記憶データの中から検索する。そして、管理装置2では、検索によりメンテナンス情報が検出されれば、その検出されたメンテナンス情報を表示部23に表示させる制御が行なわれる。表示されるメンテナンス情報には、発生したエラーに対処できる複数種類のメンテナンス情報(複数種類のメンテナンス方法を示すデータ)が含まれている。一方、管理装置2では、検索によりメンテナンス情報が検出されなければ、エラーが発生した遊技機の機種およびエラーの種類を特定可能な機種特定エラー情報が、制御部21から通信部25を介し、その遊技機の製造元に設けられている外部サーバー3へ送信される。
【0043】
このように機種特定エラー情報が送信されると、それに応じて、メンテナンス対象の遊技機の機種およびメンテナンス情報を特定可能な機種特定メンテナンス情報が外部サーバー3から管理装置2に返信されてくる。機種特定メンテナンス情報には、複数種類のメンテナンス情報(複数種類のメンテナンス方法を示すデータ)が含まれている。そして、管理装置2では、返信されてきた機種特定メンテナンス情報を通信部25を介して制御部21が受信し、その機種特定メンテナンス情報を表示部23に表示する制御が行なわれる。このように、管理装置2においては、記憶データまたは外部サーバー3から送られてくるデータにより、発生したエラーに対処するメンテナンス情報を取得して表示する。さらに、管理装置2では、返信されてきた機種特定メンテナンス情報が遊技機の機種を特定してエラーの種類ごとに記憶部22に記憶されていく。このように記憶されるメンテナンス情報は、前述したようなエラー情報に応じたメンテナンス情報の検索対象データとなる。
【0044】
前述したように管理装置2においてエラー発生に対応して複数種類のメンテナンス情報が表示されると、遊技場100では、表示されたメンテナンス情報にしたがって、エラーに対処するためのメンテナンス作業が行なわれる。このようなメンテナンス作業の結果、エラーを解消することができた有効なメンテナンス情報については、メンテナンス結果情報として係員が入力部24から入力する。つまり、表示部23に表示された複数のメンテナンス情報に基づいてメンテナンスが行なわれた場合に、表示された複数種類のメンテナンス情報のうち、エラー解消のために有効となったメンテナンスの結果を特定して後のメンテナンス作業に反映するために、メンテナンス結果を特定可能な情報が入力されるのである。具体的に、入力されるメンテナンス結果情報には、メンテナンス情報の他に、メンテナンスが行なわれた遊技機の台番号および機種の情報が含まれる。
【0045】
このようにメンテナンス結果情報が入力されると、管理装置2では、メンテナンスをした機種を特定したメンテナンス結果を示すデータよりなるメンテナンス結果情報を記憶部22に記憶するとともに、入力されたメンテナンス結果情報のうち、受信したメンテナンス情報に対応して行なわれたメンテナンスに関するメンテナンス結果情報を外部サーバー3へ送信する。
【0046】
次に、外部サーバー3の構成を説明する。図4は、外部サーバー3の構成を示すブロック図である。
【0047】
外部サーバー3は、制御部31、記憶部32、表示部33、入力部34、および、通信部35を含む。制御部31は、制御中枢としてのCPU、管理用プログラム等の各種プログラムを記憶しているROM、CPUのワーキングエリアとしてのRAM、および、外部との入出力信号の整合性をとるためのI/Oポートを含む。制御部31においては、CPUにより、ROMに記憶されたプログラムが実行され、RAMをワーキングエリアとして用いて各種の管理およびデータ通信制御が行なわれる。
【0048】
記憶部32は、ハードディスク装置等の記憶装置よりなり、制御部31によって制御され、各種情報が記憶される。表示部33は、LCD等の表示装置よりなり、制御部31によって制御され、各種情報が表示される。入力部33は、キーボード等のデータの入力操作が可能な入力装置よりなり、入力操作に応じて入力されたデータが制御部31へ与えられる。通信部35は、データの送信をするための送信手段およびデータの受信をするための受信手段が設けられて通信を行なう通信装置よりなり、遊技場100内の管理装置2との間でのデータの通信が行なわれる。
【0049】
このような外部サーバー3においては、自社で製造した遊技機で発生するおそれがあるエラーに対処するメンテナンス方法を示すデータよりなるメンテナンス情報が遊技機1の機種ごとに記憶部32に記憶されている。外部サーバー3では、管理装置2からの機種特定エラー情報を通信部35を介して制御部21が受信したときに、機種特定エラー情報により特定される機種およびエラーの種類に対応するメンテナンス情報を制御部31が記憶部32から読出す。そして、読出したメンテナンス情報に基づき、制御部31により、メンテナンス対象の遊技機の機種およびメンテナンス情報を特定可能な機種特定メンテナンス情報を通信部35を介して機種特定エラー情報の送信元の管理装置2へ送信(返信)する制御が行なわれる。
【0050】
また、管理装置2からのメンテナンス結果情報が通信部35を介して受信された場合、外部サーバー3では受信したメンテナンス結果情報に基づいて、行なわれたメンテナンスの結果が機種ごとおよびエラーの種類ごとに集計し、その集計結果を記憶部32に記憶させる制御が、制御部31により行なわれる。そして、外部サーバー3では、制御部31が、メンテナンスの結果集計結果の情報に基づいて、機種特定メンテナンス情報を送信するときのメンテナンス情報の優先順位を決める。具体的には、1つのエラー情報に対して複数の機種特定メンテナンス情報を送信するときにおける情報の優先順位(優先度)が、メンテナンス結果情報として送信されてきた回数が多い順に設定される。
【0051】
次に、管理装置2において記憶部22に記憶されている遊技機についての台番号と機種およびメーカー(製造元)との関係を示すデータである遊技機機種データを説明する。図5は、管理装置2に記憶された遊技機機種データの内容を表形式で示す図である。
【0052】
図5を参照して、遊技機機種データにおいては、遊技場100内のすべての遊技機1について、台番号と、機種名およびメーカー名とが対応付けられている。たとえば、図の例では、1〜15番号のそれぞれの遊技機がSK社というメーカーで製造された「CRF−○○」という機種の遊技機であることが示されている。
【0053】
このような遊技機機種データは、遊技機1からエラー情報が送られてきたとき等に、制御部21において、送信元の遊技機のエラー情報から台番号を特定し、その台番号からその遊技機がどのメーカーのどの機種の遊技機であるかを把握するために用いられる。そして、制御部21では、そのように把握された機種の情報を用いて機種特定エラー情報における機種のデータが作成されるとともに、そのように把握された製造元の情報を用いて機種特定エラー情報の送信先の外部サーバー3が選択される。このような機種特定エラー情報の送信先は、送信先の外部サーバー3を特定するアドレスを指定することにより指定され、その指定の変更は、送信先のアドレスの指定を変更することにより行なわれる。
【0054】
次に、管理装置2において受信され、記憶部22に記憶されている機種別のメンテナンス情報を示すデータである機種別受信メンテナンスデータを説明する。図6は、管理装置2における機種別受信メンテナンスデータの内容を表形式で示す図である。
【0055】
図6を参照して、機種別受信メンテナンスデータにおいては、機種とエラーコードとメンテナンス情報とが対応付けられている。たとえば、「CRF−○○」という機種についての「100372857」というエラーコードについて、「1.主基板との接続確認」および「2.ソレノイド交換」という2つのメンテナンス情報を機種特定メンテナンス情報として受信すると、図中に示すように、これらの機種、エラーコード、および、メンテナンス情報のデータが対応付けられて記憶部22に記憶される。
【0056】
このような構成の機種別受信メンテナンスデータは、遊技機1からエラー情報が送られてきたときに行なわれるメンテナンス情報の検索のために用いられる。その検索の際には、送られてきたエラー情報が示すエラーに対応するエラーコードが検索される。
【0057】
次に、外部サーバー3の記憶部32に機種別メンテナンス情報として記憶されている機種別メンテナンスデータを説明する。図7は、外部サーバー3における機種別メンテナンスデータの内容を表形式で示す図である。
【0058】
図7を参照して、機種別メンテナンスデータにおいては、各外部サーバー3が設置されている製造元で製造された遊技機の複数の機種について、機種とエラーコードとメンテナンス情報とが対応付けられている。たとえば、「CRF−○○」という機種についての「100372857」というエラーコードについては、「1.主基板との接続確認」および「2.ソレノイド交換」という複数のメンテナンス情報(以下、関連メンテナンス情報と区別する際には、主メンテナンス情報と呼ぶ)が定められており、さらに、これらのメンテナンス情報に関連する関連メンテナンス情報としての関連情報「CRF−◎◎(582738957)(2.)」も定められている。
【0059】
ここで、各エラーコードについては、複数のメンテナンス情報が設定されており、それら複数のメンテナンス情報については、メンテナンスが有効なものとなる度合いが大きい順に優先順位が決められており(たとえば、実際に行なわれたメンテナンスの結果に基づいて決定される)、その優先順位に従って「1.・・・」,「2.・・・」というようにメンテナンス情報番号が付される。つまり、優先度が高い順にメンテナンス情報番号が付与される。このようなメンテナンス情報の優先順位は、遊技場100でのメンテナンスの際に、参考データとして利用される。また、関連メンテナンス情報の一例としては、あるスイッチのエラーに対するメンテナンス情報について、メンテナンスの参考にできそうな別のスイッチのエラーに対するメンテナンス情報が該当する。
【0060】
このような構成の機種別メンテナンスデータは、管理装置2からエラー情報が送られてきたときに返信するメンテナンス情報の作成のために用いられるものであり、製造元において、メンテナンス方法を変更する場合、および、新機種追加のために新規データを追加する場合等のデータの変更の必要が生じたときにデータ内容を変更可能である。
【0061】
次に、管理装置2から外部サーバー3が受信したメンテナンス結果情報に基づいて外部サーバー3の記憶部32に記憶されるメンテナンス結果データを説明する。図8は、外部サーバー3におけるメンテナンス結果データの内容を表形式で示す図である。ここで、メンテナンス結果データとは、発生したエラーに対して有効に行なわれたメンテナンス結果を示す履歴データをいう。
【0062】
図8を参照して、メンテナンス結果データにおいては、外部サーバー3が設置されている製造元で製造された遊技機の複数の機種について、データno.(データ受信日時の新しいものから順に付与される通し番号)、発生日時(エラーの発生日時)、ホール名(エラーが発生した遊技場名)、機種名、エラーコード、および、メンテナンス結果(機種別メンテナンス情報として送信したメンテナンス情報のうちのどの情報を用いたかが情報番号により特定される)が対応付けられて記憶される。
【0063】
たとえば、データNo.2のメンテナンス結果データは、2002年8月14日17時15分に、○×ホール渋谷店という遊技場で、「CRF−○○」という機種について、「100372857(表下に示すように「大入賞口ソレノイド動作不良」を特定可能なエラーコードである)」というエラーコードのエラーが発生し、その際に送信した機種特定メンテナンス情報のうちのNO.4のメンテナンスデータによって有効なメンテナンスが行なわれたという情報である。
【0064】
次に、管理装置2から外部サーバー3が受信したメンテナンス結果情報に基づいて作成されて外部サーバー3の記憶部32に記憶されるとともに表示部33に表示されるメンテナンス結果集計データを説明する。このメンテナンス結果集計データは、図8に示されるように記憶されるメンテナンス結果データを機種ごとにエラーコード単位で集計したものである。
【0065】
図9は、外部サーバー3におけるメンテナンス結果集計データの内容を表形式で示す図である。この図9には、機種毎の集計データの一例として、「CRF−○○」という機種についてのメンテナンス結果集計データが示されている。
【0066】
図9を参照して、メンテナンス結果集計データについては、エラーコード、エラー種類、エラー回数(エラーが発生した回数の集計値)、メンテナンス情報、および、メンテ結果集計値(メンテナンスデータごとの有効なメンテナンス(有効メンテナンス)が行なわれた回数の集計値)が対応付けられる。
【0067】
ここで、エラー回数としては、各エラーコードのエラーが発生した回数と、該当する機種において発生したエラーの総数(該当機種で発生した全エラー回数)とが対応付けられる。たとえば、エラーコード「100372857」の「3/108」というエラー回数は、「3」が該当エラーコードのエラーの発生回数であり、「108」がこの機種のすべてのエラー発生回数の総数である。
【0068】
また、メンテ結果集計値としては、各メンテナンス情報に含まれるメンテナンスデータに対応する有効メンテナンス回数と、該当するエラーコードのエラー発生に応じて行なわれた有効メンテナンス回数の総数と対応付けられる。たとえば、エラーコード「100372857」の「1.主基板との接続確認」というメンテナンスデータに対応するメンテ結果集計値の「0/3」という値は、「0」が主基板との接続確認というメンテナンスが有効メンテナンスとなった回数であり、「3」がこのエラーコードのエラーに対する有効メンテナンスの総数である。
【0069】
このようなメンテナンス結果集計データは、外部サーバー3の記憶部32に記憶されるメンテナンス結果データのデータを集計することにより得られ、記憶部32に記憶される。そして、記憶部32に記憶されたメンテナンス結果集計データは、適宜読出されて、図9に示されるような表形式で表示部33に表示される。
【0070】
次に、管理装置2において、遊技機1から受信したエラー情報、外部サーバー3から受信した機種特定メンテナンス情報、および、外部サーバー3へ送信したメンテナンス結果情報に基づいて作成されて管理装置2の記憶部22に記憶されるとともに表示部23に表示されるエラー・メンテナンス履歴データを説明する。ここで、エラー・メンテナンス履歴データとは、発生したエラーに関する情報とエラーに対するメンテナンスに関する情報とを対応付けた履歴データをいう。
【0071】
図10は、管理装置2におけるエラー・メンテナンス履歴データの内容を表形式で示す図である。
【0072】
図10を参照して、データno.(エラー情報受信日時の新しいものから順に付与される通し番号)、発生日時(エラーの発生日時)、機種名、台番号、エラー種類、メーカー(遊技機の製造元)、メンテナンス情報、および、メンテ結果(エラーに対して有効に行なわれたメンテナンス結果)が対応付けられて記憶される。
【0073】
たとえば、データNo.1のデータは、2002年8月14日18時14分に、53番台の「CRF−○○」という機種について、「賞球払出装置スプロケット動作不良」という種類のエラーが発生し、「1.」,「2.」の2つのメンテナンス情報のうちの「1.」のメンテナンス情報に示されるメンテナンスが有効なメンテナンスとして行なわれたという情報である。
【0074】
このようなエラー・メンテナンス履歴データは、遊技機1から受信したエラー情報、外部サーバー3から受信した機種特定メンテナンス情報、および、外部サーバー3へ送信したメンテナンス結果情報を各エラーごとに対応付けて発生日時順に整理することにより得られ、記憶部22に記憶される。そして、記憶部22に記憶されたエラー・メンテナンス履歴データは、入力部24から表示することを要求する情報の入力があったとき等に、適宜読出されて、図10に示されるような表形式で表示部23に表示される。
【0075】
次に、遊技機1、管理装置2、および、外部サーバー3のそれぞれにおいて、遊技機1でのエラーの発生に対処するために行なわれる各種処理を説明する。
【0076】
まず、遊技機1においてエラーの検出のために行なわれるエラー検出処理を説明する。このエラー検出処理は、遊技機1における遊技制御基板10、払出制御基板11、音制御基板12、ランプ制御基板13、および、表示制御基板14のそれぞれに設けられた制御用のマイクロコンピュータにおいて、制御用のメインルーチンの実行に伴って実行されるサブルーチンの1つとして同様に実行される。
【0077】
図11は、遊技機1において実行されるエラー検出処理の処理内容を示すフローチャートである。
【0078】
まず、ステップS(以下、単にSという)1により、各スイッチ9からの入力信号等の前述したようなエラー監視対象の状態が確認される。次に、S2により、S1で確認された状態が予め定められたエラー検出条件を満たすか否かを判別することにより、エラー状態が検出されたか否かが判断される。
【0079】
S2によりエラー状態が検出されていないと判断された場合は、このエラー検出処理が終了し、リターンする。一方、S2によりエラー状態が検出されたと判断された場合は、S3に進み、S1で確認されたエラー監視対象の状態に基づいて、検出されたエラーがどのエラー種類に属するのかが判定される。具体的には、エラー監視対象の状態とエラー種類との関係を示すデータに基づいて、エラーの種類が判断される。そして、S4に進み、S3により判定されたエラーの種類を特定可能なデータであるエラー検出データをエラー情報送信装置101へ向けて出力する処理がされた後、このエラー検出処理が終了し、リターンする。
【0080】
次に、遊技機1においてエラー情報の送信のために行なわれるエラー情報送信処理を説明する。このエラー情報送信処理は、遊技機1におけるエラー情報送信装置101のマイクロコンピュータにおいて、制御用のメインルーチンの実行に伴って実行されるサブルーチンの1つとして同様に実行される。
【0081】
図12は、遊技機1において実行されるエラー情報送信処理の処理内容を示すフローチャートである。
【0082】
まず、S5により、前述したような制御基板のいずれかからのエラー検出データの入力があったか否かが判断される。S5によりエラー検出データの入力がなかったと判断された場合は、このエラー情報送信処理が終了し、リターンする。一方、S5によりエラー検出データの入力があったと判断された場合は、S6に進み、入力されたエラー検出データにより示されるエラーの種類を予め定められたエラー検出データとエラーコードと関係に基づいてコード化し、送信するエラー情報を作成する処理がなされる。S6の後、S7に進み、S6によりコード化されたエラー情報を管理装置2へ向けて送信する処理がなされる。その後、このエラー情報送信処理が終了し、リターンする。
【0083】
次に、管理装置2において、エラーの発生に対処するために行なわれるメンテナンス管理処理を説明する。このメンテナンス管理処理は、管理装置2に設けられた制御用のマイクロコンピュータにおいて、制御用のメインルーチンの実行に伴って実行されるサブルーチンの1つとして実行される。
【0084】
図13は、管理装置2において実行されるメンテナンス管理処理の処理内容を示すフローチャートである。
【0085】
まず、S11により、遊技機1からのエラー情報を受信したか否かが判断される。S11によりエラー情報を受信していないと判断された場合は、後述するS18に進む。一方、S11によりエラー情報を受信したと判断された場合は、S12に進み、受信したエラー情報に対処できる機種特定メンテナンス情報を記憶部22に記憶された機種別受信メンテナンスデータ(図6参照)のうちから検索する処理がなされる。
【0086】
次に、S13により、S12の検索において対応するメンテナンス情報が検出された(ヒットしたこと)か否かが判断される。S13によりメンテナンス情報が検出されたと判断された場合は、S14に進み、検出されたメンテナンス情報を制御部21に読出す処理がなされる。そして、S15により、S14により読出したメンテナンス情報を、遊技機1で発生したエラーに対処する機種特定メンテナンス情報として表示部23に表示する処理がなされる。S15の後、S18に進む。S15により表示される機種特定メンテナンス情報は、たとえば、図10に示されたエラー・メンテナンス履歴データのうちの発生日時およびメンテ結果を除く、機種名、台番号、エラー種類、メーカー、および、メンテナンス情報を示す表示を表示部23において行なうことにより示される。
【0087】
また、前述したS13によりメンテナンス情報が検出されていないと判断されてS16に進んだ場合は、外部サーバー3からメンテナンス情報を取得するための通信を行なうために、複数設けられた外部サーバー3のうち、エラーが発生した遊技機1の製造元に設けられた外部サーバー3を通信相手として選択する処理がなされる。ここで、S16において、エラーが発生した遊技機の製造元は、図5に示した遊技機機種データを用いて、エラー情報が発信された台番号から特定される。これにより、機種特定メンテナンス情報を管理装置2が受ける外部サーバー3が選択される。
【0088】
次に、S17に進み、S16により選択された外部サーバー3へ向けて、エラーが発生した遊技機の機種およびエラーの種類を特定可能な機種特定エラー情報を作成して送信する処理がなされ、その後、S18に進む。ここで、機種特定エラー情報は、エラー情報が発信された台番号に基づき、図5に示した遊技機機種データを用いて、エラーが発生した機種が特定されるとともに、受信したエラー情報により示されるエラーコードをそのまま用いることによりエラーの種類が示される。
【0089】
S18に進んだ場合は、前述したような外部サーバー3からの機種特定メンテナンス情報を受信したか否かが判断される。S18により機種特定メンテナンス情報を受信していないと判断された場合は、後述するS21に進む。一方、S18により機種特定メンテナンス情報を受信したと判断された場合は、S19に進み、受信した機種特定メンテナンス情報を図6に示す機種別受信メンテナンスデータおよび図10に示すエラー・メンテナンス履歴データのデータ形式で記憶部22に記憶させる処理がなされる。そして、S19により記憶された情報に基づいて、受信したメンテナンス情報を、S15により表示される機種特定メンテナンス情報と同様の表示形式で、遊技機1で発生したエラーに対処する機種特定メンテナンス情報として表示部23に表示する処理がなされ、その後、S21に進む。
【0090】
S21では、入力部24からメンテナンス結果情報の入力があったか否かが判断される。S21によりメンテナンス結果情報の入力がなかったと判断された場合は、このメンテナンス管理処理が終了し、リターンする。一方、S21によりメンテナンス結果情報の入力があったと判断された場合は、S22に進み、受信したメンテナンス情報に対して、入力されたメンテナンス結果情報を、図10に示されるエラー・メンテナンス履歴データのメンテ結果のデータとして記憶する処理がなされる。そして、S23に進み、S22により記憶された情報に基づいて、入力されたメンテナンス結果情報をメンテナンスが行なわれた遊技機の機種の製造元の外部サーバー3へ向けて送信するための処理がなされる。ここで、メンテナンスが行なわれた遊技機の機種および製造元の情報は、入力されたメンテナンス結果情報に含まれる台番号の情報に基づいて、図5に示した遊技機機種データを用いて特定される。S23の後、このメンテナンス管理処理が終了し、リターンする。
【0091】
次に、各外部サーバー3において、エラーの発生に対処するために行なわれるメンテナンス情報提供処理を説明する。このメンテナンス情報提供処理は、外部サーバー3に設けられた制御用のマイクロコンピュータにおいて、制御用のメインルーチンの実行に伴って実行されるサブルーチンの1つとして実行される。
【0092】
図14は、外部サーバー3において実行されるメンテナンス情報提供処理の処理内容を示すフローチャートである。
【0093】
まず、S31により、管理装置2からの機種特定エラー情報を受信したか否かが判断される。S31により機種特定エラー情報を受信していないと判断された場合は、後述するS37に進む。一方、S31により機種特定エラー情報を受信したと判断された場合は、S32に進み、受信した機種特定エラー情報に対処できる主メンテナンス情報を、記憶部22に記憶された機種別メンテナンスデータ(図7参照)から読出す処理がなされる。そして、S33に進み、S32により読出した主メンテナンス情報に関連する関連メンテナンス情報を、記憶部32に記憶された機種別メンテナンスデータ(図7参照)から読出す処理がなされる。
【0094】
そして、S34に進み、S32,S33により読出された主メンテナンス情報および関連メンテナンス情報に基づいて、送信する機種特定メンテナンス情報を作成する処理がなされる。具体的に、送信する機種特定メンテナンス情報は、メンテナンス情報として、主メンテナンス情報を最も優先度が高いメンテナンス情報として示し、関連メンテナンス情報を主メンテナンス情報の次に優先度が高いメンテナンス情報として示される。さらに具体的に、主メンテナンス情報が複数ある場合のメンテナンス情報については、図9に示される機種別のメンテナンス結果集計データにおけるメンテ結果集計値について有効なメンテナンスが行なわれた回数が多い順に優先度が高いメンテナンス情報とされる。このように作成される機種特定メンテナンス情報は、メンテナンス方法の優先順位が特定可能な態様で送信できるようなデータとして作成される。
【0095】
メンテナンス情報の優先順位(優先度)は、機種特定メンテナンス情報を送信する際のデータの送信順序(優先度が高いもの、すなわち、メンテナンス情報番号の若い順に送信する)、または、送信するメンテナンス情報の優先度を示すデータを送信するデータに含ませることにより示される。このような機種特定メンテナンス情報を受信した管理装置2側では、メンテナンス情報の優先度に基づいて、メンテナンス情報を順位付けして表示する(たとえば、図10に示されるような形式のメンテナンス情報の欄においては、優先度が高い順に(最も優先度が高いデータを「1.」のデータとする)、データを優先的に表示する)。
【0096】
そして、S35に進み、S34により作成された機種特定メンテナンス情報を、対応する機種特定エラー情報の送信元の管理装置2へ送信(返信)するための処理がなされる。これにより、機種特定メンテナンス情報がメンテナンス方法の優先順位が特定可能な態様で送信される。
【0097】
次に、S36に進み、受信した機種特定エラー情報に基づいて遊技機の機種別にエラー情報を集計するための処理がなされた後S37に進む。このS36により、図9に示される機種別のメンテナンス結果集計データに含まれるエラー情報が集計される。
【0098】
S37に進んだ場合は、管理装置2からのメンテナンス結果情報を受信したか否かが判断される。S37によりメンテナンス結果情報を受信していないと判断された場合は、このメンテナンス情報提供処理が終了し、リターンする。一方、S37によりメンテナンス結果情報を受信したと判断された場合は、S38に進み、受信したメンテナンス結果情報を集計するための処理がなされる。このS38により、図9に示される機種別のメンテナンス結果集計データに含まれるメンテナンス結果情報が集計される。S38の後、このメンテナンス情報提供処理が終了し、リターンする。
【0099】
次に、この第1実施形態により得られる主な効果を列挙して説明する。
遊技機1においてエラーが発生したときに、S7に示すように、エラーの種類を特定可能なエラー情報が送信され、S17に示すように、エラーが発生した遊技機の機種およびエラーの種類を特定可能な機種特定エラー情報が管理装置2から外部サーバー3へ送信される。それに応じて、S35に示すように、メンテナンス対象の遊技機の機種およびメンテナンス情報を特定可能な機種特定メンテナンス情報が外部サーバー3から管理装置2へ返信され、S20に示されるように、その機種特定メンテナンス情報に基づいて機種別のメンテナンス情報が表示される。このため、遊技機の機種特有のエラーについて対処可能なメンテナンス情報を得ることができ、遊技機のメンテナンスの際の利便性を向上させることができる。
【0100】
また、S16に示されるように、エラーが発生した遊技機1の製造元に応じて、製造元に設けられた外部サーバー3が機種特定エラー情報の送信先、言い換えると、機種特定メンテナンス情報を管理装置2が受ける外部サーバー3として選択されるので、より一層有効な機種特定メンテナンス情報を管理装置2が取得可能となる。
【0101】
また、S36に示されるように、外部サーバー3において、遊技機1で発生したエラーの種類が機種ごとに集計されるので、図9に示されるような集計情報に基づいて、発生しやすいエラーの種類が機種ごとに特定可能となるため、外部サーバー3が遊技機1で発生したエラー情報に対応する機種特定メンテナンス情報を送信することに対応しやすくなる。
【0102】
また、管理装置2において、受信したエラー情報に基づき、S17に示されるように、エラーが発生した遊技機の機種およびエラーの種類を特定可能な機種特定エラー情報が外部サーバー3へ送信され、外部サーバー3において、S32,に示されるように、機種特定エラー情報によって遊技機の機種を特定してエラーの種類に対応するメンテナンス情報が記憶部32から読出されるので、遊技機の機種特有のエラーについて、一元管理ができ、より一層確実なメンテナンス情報を得ることができる。
【0103】
また、S19に示されるように、管理装置2において、受信した機種特定メンテナンス情報を受信したエラー情報と対応付けて記憶することにより、その記憶情報に基づいて、発生したエラーに対応するメンテナンス情報を得ることができる。さらに、S13,S16,S17に示されるように、管理装置2において、機種特定メンテナンス情報の検索によりエラー情報に対応する機種特定メンテナンス情報が記憶情報として検出されなかったときに機種特定エラー情報が管理装置2から送信されるので、メンテナンス情報を取得するための情報通信量を低減することができる。これにより、メンテナンス情報の取得に関する通信コストを低減することができる。
【0104】
また、図6に示されるように、機種特定メンテナンス情報が複数のメンテナンス方法を特定可能な情報(すなわち、複数のメンテナンスデータ)を含むので、遊技機1でのエラーに対するメンテナンスについて、より多くのメンテナンス情報を提供することができる。
【0105】
また、S38に示されるように、外部サーバー3において、機種特定メンテナンス情報に基づいて遊技場で行なわれたメンテナンスの結果を示すメンテナンス結果情報が集計され、S34,S35に示されるように、その集計結果に基づいて複数のメンテナンスデータを送信するときのメンテナンスデータの優先順位、すなわち、メンテナンス方法の優先順位が特定可能な態様で送信されるので、発生したエラーに対して、より最適なメンテナンス情報を提供することができる。
【0106】
また、外部サーバー3が、機種特定エラー情報により特定される機種およびエラーの種類に対応するメンテナンス情報に加えて、該メンテナンス情報に関連する関連メンテナンス情報を機種特定メンテナンス情報として送信するので、より幅広い技術範囲でのメンテナンス情報を提供することができる。
【0107】
第2実施形態
次に、第2実施形態を説明する。第2実施形態においては、遊技機1において、第1実施形態で説明したエラー情報送信装置101を用いずにエラー情報を送信する構成を説明する。この第2実施形態では、第1実施形態との相違点を主に説明する。
【0108】
第2実施形態による遊技システムは、遊技機においてエラー情報を送信する構成が第1実施形態の場合と異なる。図15は、第2実施形態による遊技機におけるエラー検出およびエラー情報送信を行なうための構成を示すブロック図である。この図15に関しては、図2と共通する部分について、同一の参照番号を付して重複した説明を繰り返さない。
【0109】
図15を参照して、第2実施形態の場合は、前述したようなエラー情報送信装置101が設けられておらず、遊技制御基板10に設けられた制御用のマイクロコンピュータが、エラー情報送信装置101の代わりに、エラーの種類をコード化し、機種特定エラー情報を送信する。
【0110】
より具体的に、払出制御基板11、音制御基板12、ランプ制御基板13、および、表示制御基板14のそれぞれでは、エラーが生じたときには、そのエラーが検出され、その検出されたエラーを特定可能なエラー信号を遊技制御基板10へ与える。また、遊技制御基板10では、制御用のマイクロコンピュータにより、所定のエラーを検出するための各種センサからの信号を含む各種入力信号が監視され、エラーが生じたときには、そのエラーが検出されたことが記憶される。
【0111】
遊技制御基板10では、制御用のマイクロコンピュータにより、さらに次のような処理が行なわれる。制御用のマイクロコンピュータは、他の制御基板からエラー信号を受けたときに、そのエラー信号が示すエラーの種類をコード化した前述したようなエラーコードデータを作成するとともに、自制御基板がエラーを検出したときにも、そのエラーの種類をコード化した前述したようなエラーコードデータを作成する。そして、そのようなエラーコードデータに遊技機1の台番号(遊技場内の遊技機1台ごとに付与された番号)のデータを加えて構成したエラー情報を管理装置2へ送信する。つまり、第2実施形態の場合、払出制御基板11、音制御基板12、ランプ制御基板13、および、表示制御基板14のそれぞれの制御用のマイクロコンピュータにおいて、図11に示されるエラー検出処理が実行され、遊技制御基板10の制御用のマイクロコンピュータにおいて、図11に示されるエラー検出処理のS1〜S3と、図12のエラー情報送信処理のS5(ただし、S5の判断は、エラー検出データの入力があったこと、または、遊技制御基板10自らがエラーを検出したことがS6へ進む条件となる。)〜S7とが実行されることとなる。
【0112】
このような第2実施形態については、前述した第1実施形態と共通する技術思想による構成について、前述した第1実施形態の場合と同様の技術的効果を得ることができる他、エラー情報送信装置を別個に設ける必要がないので、制御回路の構成を簡略化することができる。
【0113】
次に、本発明の変形例等の特徴点を列挙する。
(1) 前述した実施の形態における管理装置2と外部サーバー3との間の通信のために用いられる通信回線L2は、電話線等の通信線を用いた通信回線、および、光を用いた光通信等の通信回線等のどのような通信回線を用いてもよい。また、そのような通信回線は、電話線等の公衆回線を用いた汎用の通信網に含まれる回線であってもよく、または、複数の管理装置2と複数の外部サーバー3との間に設けられた専用の通信網に含まれる回線であってもよい。また、このような通信回線は、アナログ回線を用いてもよく、ディジタル回線を用いてもよい。また、管理装置2と外部サーバー3との間の通信は、通信回線を用いる有線通信の他に、電波を用いた無線通信により行なうようにしてもよい。
【0114】
(2) 前述した実施の形態においては、機種特定エラー情報を送信する通信手段として、ホールコンピュータよりなる管理装置を示したが、これに限らず、通信手段としては、前述したような各種データの通信機能を有するものであれば、ホールコンピュータ以外の装置を用いてもよい。
【0115】
(3) 前述した実施の形態においては、管理装置2において、発生したエラーに対処できる機種特定メンテナンス情報を記憶していない場合にのみ管理装置2が外部サーバー3からメンテナンス情報の提供を受ける例を示したが、これに限らず、発生したすべてのエラーについて管理装置2が外部サーバー3から機種特定メンテナンス情報の提供を受けるようにしてもよい。
【0116】
(4) 前述した実施の形態においては、S27に具体的に示されるように、管理装置2において、外部サーバー3から受信したメンテナンス情報に対応して行なわれたメンテナンスの結果のみをメンテナンス結果情報として外部サーバー3へ送信する例を示した。しかし、これに限らず、管理装置2において記憶していたメンテナンス情報に対応して行なわれたメンテナンス結果をもメンテナンス結果情報として外部サーバー3へ送信し、外部サーバー3がそのメンテナンス結果情報をメンテナンス結果の集計のために用いてもよい。そのようにすれば、外部サーバー3においてメンテナンス情報に優先順位を決めるために用いられるメンテナンス結果のデータ数が増えるので、より有効なメンテナンス情報を提供することができるようになる。
【0117】
(5) 前述した実施の形態においては、エラーの種類を示す情報としてエラーコードの情報を用いたが、これに限らず、エラーの種類は、特にコード化せず、直接的にエラーの種類を示すデータ(たとえば、エラーの種類名をそのまま文字データにより示すデータ)であってもよい。
【0118】
(6) 前述した実施の形態においては、外部サーバー3を遊技機1のメーカーごとに設ける例を示したが、これに限らず、特定の遊技機修理業者1社に、遊技場に設置されたすべての機種の遊技機についてのすべてのエラーの種類に対処するメンテナンス情報の提供を行なう外部サーバーを設け、メンテナンス情報の提供を請け負わせるようにしてもよい。
【0119】
(7) 前述した実施の形態においては、管理装置2が外部サーバー3へ機種特定エラー情報の送信を行なう例を示したが、これに限らず、遊技機1が直接的に外部サーバー3へ機種特定エラー情報の送信を行なうようにしてもよい。より具体的には、遊技機1に前述した管理装置2が有する通信機能を持たせて(通信部を付加する)遊技機1が遊技機100の外部と情報の通信ができるようにしてもよい。その場合、遊技機1に設けられたエラー検出手段により遊技機1内で発生した各種エラーの発生が検出されると、そのエラーの種類を特定可能なデータよりなるエラー情報が遊技機1から直接的に外部サーバー3へ送信される。そのように送信されるエラー情報には、エラーが発生した機種を特定可能なデータが含まれる。
【0120】
(8) 前述した実施の形態においては、遊技機で発生したエラーに対処するメンテナンス情報を得るための遊技システムを説明したが、前述したようなエラーおよびメンテナンスに関する情報処理は、遊技機以外のカードユニット、および、管理装置(ホール管理コンピュータ)等の遊技場内の設備について適用してもよい。つまり、遊技機以外の遊技場内の設備で遊技場に設けられた遊技機と、遊技場の外部に設けられて該遊技機で発生したエラーに対処するメンテナンス情報を遊技機の場合と同様に得られる処理が行なわれるように構成してもよい。
【0121】
(9) 前述した実施の形態においては、エラー情報送信装置101が送信するエラー情報として、エラーの種類をコード化したものを用いる例を示した。しかし、これに限らず、エラー情報送信装置101が送信するエラー情報は、発生したエラーの種類をコード化したエラーコードデータを作成し、そのエラーコードデータに遊技機1の台番号(遊技場内の遊技機1台ごとに付与された番号)のデータや遊技機の機種を特定可能なデータを加えて構成したものとしてもよい。
【0122】
(10) 前述した実施の形態においては、エラーに関連する情報およびメンテナンスに関連する情報を処理する内部情報処理装置の具体例として、管理装置2を説明したが、これに限らず、内部情報処理装置は、遊技場に設けられたその他の装置により構成されてもよく、遊技場に設けられて少なくとも前記外部情報提供装置と情報の通信を行なうことが可能な装置が対象とされる。
【0123】
(11) 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技システムの一例としての遊技システムの構成を示すブロック図である。
【図2】遊技機におけるエラー検出およびエラー情報送信を行なうための構成を示すブロック図である。
【図3】管理装置の構成を示すブロック図である。
【図4】外部サーバーの構成を示すブロック図である。
【図5】遊技機機種データの内容を表形式で示す図である。
【図6】機種別受信メンテナンスデータの内容を表形式で示す図である。
【図7】外部サーバーにおける機種別メンテナンスデータの内容を表形式で示す図である。
【図8】外部サーバーにおけるメンテナンス結果データの内容を表形式で示す図である。
【図9】外部サーバーにおけるメンテナンス結果集計データの内容を表形式で示す図である。
【図10】管理装置におけるエラー・メンテナンス履歴データの内容を表形式で示す図である。
【図11】遊技機において実行されるエラー検出処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図12】遊技機において実行されるエラー情報送信処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図13】管理装置において実行されるメンテナンス管理処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図14】外部サーバーにおいて実行されるメンテナンス情報提供処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図15】第2実施形態による遊技機におけるエラー検出およびエラー情報送信を行なうための構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 遊技機、3 外部サーバー、2 管理装置、19 スイッチ、101 エラー情報送信装置、25,35 通信部、22 記憶部、24 入力部。

Claims (8)

  1. 遊技場に設けられた遊技機と、遊技場の外部に設けられて該遊技機で発生したエラーに対処するためのメンテナンス情報を提供する外部情報提供装置と、遊技場に設けられて少なくとも前記外部情報提供装置と情報の通信を行なう内部情報処理装置とを備えた遊技システムであって、
    前記遊技機は、
    前記遊技機内で発生したエラーを検出するエラー検出手段と、
    該エラー検出手段により検出されたエラーの種類を特定可能なエラー情報を送信するエラー情報送信手段とを含み、
    前記外部情報提供装置は、
    前記遊技機で発生するエラーに対処するメンテナンス情報を、遊技機の機種を特定してエラーの種類ごとに記憶する機種特定メンテナンス情報記憶手段と、
    前記エラー情報に基づいて、機種およびエラーの種類に対応するメンテナンス情報を前記機種特定メンテナンス情報記憶手段から読出し、読出したメンテナンス情報に基づき、メンテナンス対象の遊技機の機種およびメンテナンス情報を特定可能な機種特定メンテナンス情報を前記内部情報処理装置へ送信する機種特定メンテナンス情報送信手段とを含み、
    前記内部情報処理装置は、
    前記機種特定メンテナンス情報送信手段からの機種特定メンテナンス情報を受信する機種特定メンテナンス情報受信手段と、
    該機種特定メンテナンス情報受信手段により受信された機種特定メンテナンス情報に基づき、機種別のメンテナンス情報を表示する機種特定メンテナンス情報表示手段とをさらに含むことを特徴とする、遊技システム。
  2. 前記外部情報提供装置は、前記遊技機の製造元ごとに複数設けられ、それぞれが対応する製造元における遊技機のメンテナンス情報を前記機種特定メンテナンス情報記憶手段に記憶しており、
    前記遊技システムは、前記複数の外部情報提供装置のうちで、エラーが発生した遊技機の製造元に応じて、前記機種特定メンテナンス情報を前記内部情報処理装置が受ける外部情報提供装置を選択する選択手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の遊技システム。
  3. 前記外部情報提供装置は、前記エラー情報送信手段によって送信されたエラー情報に基づいて、発生したエラーの種類を前記遊技機の機種ごとに集計するエラー情報集計手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の遊技システム。
  4. 前記内部情報処理装置は、
    前記エラー情報送信手段からのエラー情報を受信するエラー情報受信手段と、
    該エラー情報受信手段により受信したエラー情報に基づき、エラーが発生した遊技機の機種およびエラーの種類を特定可能な機種特定エラー情報を前記外部情報提供装置へ送信する機種特定エラー情報送信手段とを含み、
    前記外部情報提供装置は、
    前記機種特定エラー情報送信手段からの機種特定エラー情報を受信する機種特定エラー情報受信手段をさらに含み、
    前記機種特定メンテナンス情報送信手段は、機種特定エラー情報受信手段によって受信した機種特定エラー情報によって遊技機の機種を特定してエラーの種類に対応するメンテナンス情報を前記機種特定メンテナンス情報記憶手段から読出すことを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の遊技システム。
  5. 前記内部情報処理装置は、
    受信した前記エラー情報および前記機種特定メンテナンス情報に基づき、機種特定メンテナンス情報をエラー情報と対応付けて記憶する受信メンテナンス情報記憶手段と、
    前記エラー情報送信手段からのエラー情報を受信したときに、前記受信メンテナンス情報記憶手段に記憶されている前記機種特定メンテナンス情報のうちから、受信したエラー情報に対応する機種特定メンテナンス情報を検索する検索手段とをさらに含み、
    該検索手段での検索により該当するエラー情報に対応する機種特定メンテナンス情報が検出されたときには、該検出された機種特定メンテナンス情報に基づき、前記機種特定メンテナンス情報表示手段による前記メンテナンス情報の表示を行ない、該当するエラー情報に対応する機種特定メンテナンス情報が検出されなかったときには、前記機種特定エラー情報送信手段による前記機種特定エラー情報の送信を行なうことを特徴とする、請求項4に記載の遊技システム。
  6. 前記機種特定メンテナンス情報は、複数のメンテナンス方法を特定可能な情報を含むことを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の遊技システム。
  7. 前記内部情報処理装置は、
    受信した前記機種特定メンテナンス情報に基づいて遊技場で行なわれたメンテナンスの結果を示すメンテナンス結果情報を入力するためのメンテナンス結果入力手段と、
    該メンテナンス結果入力手段により入力されたメンテナンス結果情報を前記外部情報管理装置へ送信するメンテナンス結果情報送信手段とをさらに含み、
    前記外部情報提供装置は、
    前記メンテナンス結果情報送信手段からのメンテナンス結果情報を受信するメンテナンス結果情報受信手段と、
    該メンテナンス結果情報受信手段により受信したメンテナンス結果情報に基づいて、行なわれたメンテナンスの結果を機種ごとおよびエラーの種類ごとに集計するメンテナンス結果集計手段とをさらに含み、
    前記機種特定メンテナンス情報送信手段は、前記メンテナンス結果集計手段による集計結果に基づいて、前記機種特定メンテナンス情報をメンテナンス方法の優先順位が特定可能な態様にて送信することを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の遊技システム。
  8. 前記機種特定メンテナンス情報送信手段は、受信したエラー情報により特定されるエラーの種類に対応するメンテナンス情報に加えて、該メンテナンス情報に関連するメンテナンス情報を前記機種特定メンテナンス情報記憶手段から読出し、読出したメンテナンス情報を前記機種特定メンテナンス情報として送信することを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の遊技システム。
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